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元スレ八幡「俺ガイルRPG?」

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751 :

乙乙
熱い王道展開すわー

752 :

もう出番がないと思ってためぐりんとあーしさんがまさかの敵役で復活とは

753 :

ケンタウロスが途中からミノになってやがる

754 :

美味しそうだな
食テロか

755 :

王道を往く展開ほんますこ

756 :



   ×  ×  ×


めぐり「強そうな人たちだね……でも、負けないよっ!」

三浦「こんな奴らにあーしらが負けるわけないでしょ」

八幡「城廻先輩……」

結衣「優美子……」

二人の反応を見る限り、どうやら俺たちのことを知っているようには見えない。どうやら記憶までは引き継いでいるわけではなさそうだ。

しかし、その見た目や声、雰囲気などは全く元の姿と同じであるように見える。

757 = 1 :

めぐり「あはは、お手柔らかにね」

ほんわか笑顔を浮かべるのは水の国の女王、城廻めぐり。

少し飾りがついたドレス型の鎧を身に纏っており、その手には身長近くもある大きな杖を持っている。

三浦「ふん……」

不機嫌そうにこちらを睨みつけてくるのは火の国の女王、三浦優美子。

装備している鎧や剣は前にダンジョンで同行した時と全く同じものだったが、あの時と違って今回は敵側の存在だ。

シャドウ「さぁ行けい影よ、奴らを駆逐するのだ」

空に浮かんだままのシャドウがそう告げると、三浦が地面を勢いよく蹴り飛ばしてこちらに突撃し、めぐり先輩は呪文の詠唱を唱え始めた。

くそっ、肝心の術者は空で文字通り高みの見物ってやつか。

758 = 1 :

三浦「しゃらあああああっ!!」ゴゴゴゴゴゴ

ユミコは ほのおのとつげきを つかった!▼

轟っ! と炎が燃え上がる音と、気合いの入った叫び声が広場に響き渡った。

その身に激しい炎を纏った三浦が、剣を構えながら物凄い勢いで俺たちの方に突撃してくる。あんな技は前回同行した際には見た覚えがないが、そんな大技を隠し持っていたのか。

本人のイメージ通りに堂々と燃え盛る真っ直ぐな突撃に対して、雪ノ下と平塚先生がそれぞれの武器を構えながら一歩前に出た。

雪乃「私と先生で三浦さんを止めるわ、援護をお願い」

平塚「生徒を殴るのは気が引けるが、今回ばかりは仕方があるまい」

いや、あんたいつも俺のこと殴ってるだろ。

そんな俺の心の中のツッコミに対しては当然何の返答もなく、そのまま雪ノ下と平塚先生の二人は燃える三浦に向かって真正面から立ち向かっていく。

759 = 1 :

言いたいことはあるが今はその時ではない。俺も素早く呪文の詠唱を唱え始め、手に持つ木の棒の切っ先を三浦に向ける。いくら激しく燃え上がる炎の女王と言えども、鈍化魔法さえ当ててしまえば楽に対処することが出来るだろう。

しかし、その三浦の勢いは想像をはるかに超えていた。

三浦「どきなっ!!」ゴゥッ!!

ユミコの かえんぎり!▼

雪乃「なっ!?」

瞬間、三浦の振るった剣に、爆発したかのような激しい炎が広がった。その炎は雪ノ下と平塚先生を巻き込み、その熱風の余波が後衛にいる俺たちのところにまで届いた。

雪乃「ううっ!!」

平塚「うおっ!?」

結衣「ゆきのん!!」

小町「先生!!」

760 = 1 :

爆発のような衝撃を真正面から受けた雪ノ下が後ろの方にまで飛ばされ、そのHPを半分近くにまで減らした。

このパーティ内でもっともHPが低い雪ノ下とはいえ、まさか一撃でHPの六割を持っていかれるとは思わなかった……三浦の攻撃力は、おそらく想像をはるかに上回っている。

平塚「うおおおおおっ!!」

三浦「えっ!?」

だがしかし、雪ノ下と同じように爆発に巻き込まれたはずの平塚先生は、そのままその炎の中をかいくぐり、三浦に向けて拳を振るった。

平塚「だああああっ!!」

三浦「ちっ!!」

しかしその渾身の拳はギリギリで三浦の剣に阻まれ、メリケンサックと剣が打ち合い、金属と金属がぶつかり合う音が響く。

761 = 1 :

雪ノ下は吹き飛ばされたということは、今の三浦の攻撃には吹き飛ばし判定があるはず。ならば何故平塚先生は吹き飛ばされることなく、炎の中を突き進めたのか。

──シズカは スキル『スーパーアーマー』が はつどうした!▼

そこで、先ほどここに来る前の部屋で平塚先生が食べた肉まんで発動したスキルのことを思い出した。

なるほど、もしかしたらあのスキルのおかげで平塚先生にはそういった判定が無効になっているのかもしれない。

もちろん無効になっているのは吹き飛ばされたというところだけであって、HPはキッチリ減ってはいたが、そこはさすがパーティ内最もHPと防御力が高い格闘家だ。全体の3割も減っていなかった。

平塚「勇気の力……その目に焼き付けろ! このぉぉっ!」

拳で直接刃と打ち合ったのにも関わらず、平塚先生はそれを意にも介さず再び拳を三浦に向かって打つ。

平塚「ブロウクン! マグナァム!!」ゴウ!!!

材木座「へっ!?」

ちょっ、それは中の人的に材木座が叫ぶべき技じゃ……ていうかロケットパンチじゃなくて普通に殴ってるだけだし。人の身でロケットパンチ打たれても嫌だけど。

762 = 1 :

三浦「はあっ!!」

だが燃えているのは平塚先生だけでなく、対峙している三浦もであった。平塚先生のパンチに対して、真っ向から剣を振るう。

しかしそうやって平塚先生が三浦と打ち合ってくれているのは俺としては都合がいい。

この隙に、三浦に対して鈍化魔法を当てに行く!

八幡「グラビティ!!」モワーン

黒い重力の塊が放たれ、そしてそれは三浦に向かって真っ直ぐに飛んでいった。

平塚先生の体を貫通し、俺の重力の魔法はそのまま三浦に直撃し──

たかに思われた。

ゴウ!!

八幡「何っ!?」

しかし俺の魔法は、三浦の纏っている炎に触れるとじゅうと音を立てながら燃えて消えてなくなってしまったのであった。まさかあの炎はデバフ無効まで兼ねているのだろうか。それともドリームオーラか何か?

763 = 1 :

ならばあの炎を消して貰うしかあるまい。そう考えた瞬間に、後ろの方で詠唱を終えた一色と戸塚の魔法陣が広がる音が聞こえてきた。

いろは「火に対しては水ですよ、いろはスプラッシュ!!」

いろはは いろはスプラッシュを となえた!▼

戸塚「風よ起これ、ウィンドカッター!!」

サイカは ウィンドカッターを となえた!▼

一色の魔方陣から水の放流が、戸塚の魔方陣から風の刃が巻き起こり、それらは三浦に向かって襲い掛かる。

現在、三浦は平塚先生と激しい打ち合いをしており、それらの魔法を避けられる状態ではない。味方の魔法攻撃は当たり判定がないので、このまま行けば三浦だけが一方的に魔法攻撃に巻き込まれる。

しかし魔法を唱えていたのは、何もこちらの後衛組だけではなかったことを、三浦の後ろで光る水色の魔方陣を見るまで忘れてしまっていたのだ。

764 = 1 :

めぐり「水の精霊さん、お願い! ハイドロポンプ!!」ドドドドドド

めぐりは ハイドロポンプを となえた!▼

ドドドと激しい音と同時に、めぐりさんの魔方陣から水のビームのようなものが勢いよく放たれた。

その勢いは凄まじく、対峙した一色の水魔法、戸塚の風魔法をたちまち蹴散らす。そしてそのまま真っ直ぐに放たれたその水のビームは仲間である三浦を貫通して平塚先生を巻き込んだ。

平塚「ぐぼあっ!!!」

だが、問題はそれだけでなかった。その水のビームはそのまま勢いを落とさずに後ろの方向──すなわち俺たち後衛組が固まっているところにまで突き抜けてきたのだった。

八幡「ぐあああああああっ!!」

いろは「きゃあああああっ!!」

戸塚「うわあああああああっ!!」

結衣「みんな!!」

雪ノ下の回復のために離れていた由比ヶ浜を除き、スーパーアーマーを持っているわけでもない俺たちは全員その水の魔法に吹き飛ばされる。端の壁に叩きつけられると、がはっと肺の中の空気が全て外に漏れた。

765 = 1 :

八幡「……おいおいマジかよ」

今、めぐりさんの水魔法は、同じ水魔法である一色、そして戸塚の風魔法の両方を吹き飛ばした挙句、そのまま後ろの俺たち3人をまとめて吹き飛ばすほどの威力を誇っていた。

これはラスボス査定によって威力が上がっているのか、それとも単純に水の国の女王が誇る実力なのか。

結衣「みんな待ってて、ハートレスサークル!!」

ユイは ハートレスサークルを となえた!▼

由比ヶ浜が魔法を唱えると、地面に大きな魔法陣が広がる。それと同時に、その上にいる俺たちのHPが少し回復した。

しかし、めぐり先輩の水魔法によって貰ったダメージは思いの他大きい。戸塚はともかく、完全に後衛装備の俺と一色のHPはもう少し余裕を持ちたいところだ。

八幡「すまん、少し離脱する!」

由比ヶ浜の回復呪文は前衛で戦い続けている平塚先生と、先ほど戦線に戻った雪ノ下に当てるべきだ。そう考えた俺は一色を連れて少し離れてアイテムでの回復に頼ることにした。

766 = 1 :

八幡「結構手痛いの貰ったな……」

いろは「うう、あんなに簡単に破られるとは思ってなかったですよー……」

同じ水の魔法を使ったのにも関わらず簡単に打ち破られた一色の表情は暗い。気持ちは察するが落ち込んでいる暇はない。

相変わらず三浦の激しい炎は留まるところを知らない。あれにめぐり先輩の強烈な水魔法のバックアップがついているから厄介だ。どうにかして、あれを崩さなければならない。

八幡「……」

どうすれば、この状況を打開できるのか。

そのためにもまず状況を正しく把握する必要がある。

767 = 1 :

俺は一つ深呼吸をしてから、落ち着いて周りを見渡した。

まず俺と一色は、広場の少し離れたところで回復に努めている。

広場の真ん中では炎を纏っている三浦と、雪ノ下、平塚先生、小町、材木座(いたのか……)の4人が激しい戦闘を繰り広げている。だが三浦の猛攻を前に、雪ノ下たちは上手く攻め時を見つけられていないようだ。

雪ノ下たちの後ろでは由比ヶ浜、戸塚がそれぞれ魔法で援護しており、三浦の後ろではめぐり先輩が魔法の詠唱に入っている。どうもめぐり先輩の魔法は一撃の威力は高いものの、相応に詠唱に掛かる時間も長いらしい。

さて、俺は何をすべきか。

俺の鈍化魔法は三浦の炎に対しては効果がない。

一方で、後ろに控えているめぐり先輩は詠唱時間が長く、身動きが取りづらそうだ。ならば俺はめぐり先輩の無力化に向かうべきだろう。

768 = 1 :

八幡「一色、お前は戸塚たちからは別の所から三浦に向かって魔法を唱えろ」

いろは「えっちょっ、先輩どこ行くんですか!」

それだけ一色に伝えると、俺は遠回りをしながらめぐり先輩のところへ向かう。ちなみに一色に戸塚たちと離れた所で魔法を唱えるように指示した理由は、単に一回の魔法で巻き込まれないようにするためだ。

めぐり「……む、誰かなそこにいるのは」

さりげなくステルスヒッキーを使用しながらめぐり先輩を鈍化魔法で狙えるポジションにまで向かっていたつもりだったが、そこへ辿り着く前にめぐり先輩に見つかってしまう。

俺の方を見ためぐり先輩は、にこりと、ほんわかとした笑みをその顔に浮かべた。その雰囲気は完全に俺の知る元のめぐり先輩と同じであったが──しかし、あれはシャドウの生み出した影でしかない。決して、本物じゃない。

めぐり「悪戯をしようとしてる悪い子には、お仕置きしなきゃいけないね?」

八幡「ははっ、勘弁してください」

めぐり先輩の言葉を受けて、思わず引きつった笑いが漏れてしまった。まるで出来の悪い子どもを躾けるような可愛らしい姿は見ていて思わずめぐりっしゅされてしまいそうになるが、今はそれどころではない。

ここでめぐり先輩を止めなければ、再びあの超弩級水魔法が放たれてしまう。それを阻止するためにも、どうにかしてめぐり先輩を止めなければならない。

比企谷八幡、ここが正念場だ。


769 = 1 :

>>753
申し訳御座いません、気が付きませんでした。
御指摘ありがとうございます。


小話。
この前投稿された某俺ガイルクロスオーバーSSの文章量が全部で804kbとのことでしたが、
あれがどんくらいヤバいかっていうと、この俺ガイルRPGが全部含めて約450kb、めぐりバレンタインデーが220kbくらいです。ヤバい。


それでは書き溜めしてから、また来ます。

771 :

乙乙
こっちのめぐりんはおそろしすなあ

772 :

あっちの腹いせだな ボソッ

773 :

グラビティって材木座に使った感じでは速度以外にも筋力とかのデバフ効果を持ってそうな気はするんだよな。
成長で新しい呪文を覚えない代わりに効果が拡張・上昇してるのかしらん。

774 :

他のスレでヒッキー誘い受けって海老名さんに言わせてたけど誘い受けの意味わかってる?
自分から誘うけどいざという時は受けみたいな感じだからヒッキーには合わないかな?って。
むしろガハマさんのが誘い受けかと。

775 :

某クロス作品のタイトル教えてくれませんか?
いま色々読み漁ってて気になります

776 :

>>774
大体お察しの通りその場のノリで出しただけです……

>>775
比企谷八幡「雪と」 渋谷凛「賢者の」 絢瀬絵里「贈り物」

777 :



   ×  ×  ×


八幡「グラビティ!!」モワーン

詠唱を続けていためぐり先輩に向けて、俺は素早く木の棒を向け、そして呪文を唱える。

鈍化魔法、グラビティ。

この世界に来てから最初に覚え、そしてサブレ召喚を除けば俺の使える唯一の魔法。

黒い重力の塊を放ち、当たった相手の動きを鈍くするというデバフ系の呪文である。

778 = 1 :

雪乃「はあっ!!」シュッ

俺は、前線に立って剣を振るうことは出来ない。

結衣「今回復するね、ヒール!!」パアッ

俺は、その前衛を回復魔法で支援してやることは出来ない。

いろは「吹っ飛んでください、いろはストーム!!」ゴオオオオオ

俺は、派手な攻撃魔法を扱うことは出来ない。

それでも。

それでも、俺にしか出来ないことがある。

例えそれが地味なことであっても、相手の足を引っ張るような行為であっても。

構わない、それが俺にしか出来ないことなら。

あんなゲームのような、ピカピカと光り輝く剣と魔法の戦いは彼女らに任せておこう。

代わりに、彼女らが満足に戦えるようにそのお膳立てをするのが我が道。

比企谷八幡の歩む道だ。

779 = 1 :

めぐり「!!」

俺の手に持つ木の棒から黒い重力の塊が放たれたのを見ると、めぐり先輩は己の詠唱をキャンセルし、素早くそこから飛び退いた。

判断が早い。

めぐり先輩は時間の掛かる大規模水魔法の準備をしていたのだ。

それを一瞬で取りやめ、回避行動に移るとはなかなかやる。一瞬でも躊躇ってくれれば俺の魔法が直撃してくれたものの。

残念ながら俺の魔法こそは当たらなかったが、それでもいい。

あくまで俺の目的は、めぐり先輩の魔法の詠唱を止めることだ。

たとえ俺の魔法が当たらずとも、俺一人でめぐり先輩の行動を止めることが出来れば、あとの三浦に残りの7人で当たることが出来る。

いくら三浦の攻勢が激しいものであろうとも、めぐり先輩のバックアップが無ければ止められないほどではない。

少しでもこうやって時間を稼ぎ、他のメンバーが三浦への戦いに集中出来るようにしよう。

780 = 1 :

めぐり「うーん、君は私の邪魔をするつもりなんだね」

君、と呼ばれたことに少し引っ掛かりを覚える。

──比企谷くんね。うん、ちゃんと覚えた。

今、俺の目の前にいるめぐり先輩は、俺の知るめぐり先輩ではない。あくまであのシャドウとかいう奴が生み出した影でしかないのだ。

だから、見た目が一緒なだけの別人物。

それは分かっているはずなのに、少しだけ心の中に影が差す。

シャドウ「クックック……」

空に浮かんで高みの見物をしているだけの術者、シャドウの笑いが上から聞こえてきた。野郎、人の知り合いの姿で好き勝手遊びやがって……。

めぐり「じゃあ、まずは君から止めようか!」

ぱあっ、とめぐり先輩の周りに魔法陣が広がった。いかんとすぐにシャドウからめぐり先輩に目線を戻す。

781 = 1 :

遅れて、俺も呪文の詠唱に入る。めぐり先輩の詠唱には時間が掛かるが、俺の魔法は詠唱を始めてから発射までのタイムラグが小さい。おそらく俺の方が早く魔法を使えるだろう。

が、俺はそこで勘違いをしていた。

一体いつから、めぐり先輩の呪文がハイドロポンプひとつだと錯覚していた?

めぐり「スロウ・シャワー!!」

めぐりは スロウ・シャワーを となえた!▼

うけたあいての うごきをおそくする!▼

めぐり先輩は詠唱を素早く終えると、持っていた身長ほどある大きな杖をくるんと振るう。

すると、小さい魔法陣が空に浮かび、そこからシャワーのように流れる水が俺に対して襲い掛かってきた。

八幡「うわっ!?」

本当にシャワーみたいな勢いの水であり、特に吹き飛ばされたり、ダメージを受けた感じはしない。

ただ水を掛けられただけのようだ。相手を濡らすだけの魔法? んなわけがない、一体今のシャワーに何の……意味……が……!?

782 = 1 :

八幡「あ……れ……?」

瞬間、自分の体が思ったように動かないことに気が付いた。

手や足が重く、すぐに行動をしようとしても、頭で思い浮かぶ動きと、現実の自分の体の動きが噛み合わない。

……これはまさか。

八幡「デバフ……!?」

めぐり「あはは、思ったように動けないでしょ」

まさか、めぐり先輩も──鈍化魔法を使えるなんて。

俺の動きは遅くなり、素早く体を動かそうとしても全く思うように動かせない。俺の魔法を受けた奴はいつもこんな感じだったのだろうか。

八幡「くっ……」

めぐり「じゃ、詠唱を再開しよっか」

俺が自分の体を動かすのに戸惑っていると、めぐり先輩が再び大規模水魔法の詠唱に取り掛かった。

783 = 1 :

マズイ、このままでは再び先の魔法を放たれてしまう。あれを撃たれてしまえば体勢を立て直すのは難しい。

なんとかしなければ……。

戸塚「八幡!!」

八幡「とつ……か……!?」

そう思っていたところに、戸塚が剣を構えながらこちらの方に駆けつけてきた。

三浦と戦いながらもこちらの状況を見ていたのだろう。助かる。

めぐり先輩は再び詠唱をキャンセルすると、その大きな杖を構え、突進してくる戸塚の前に対峙した。

戸塚「城廻先輩、ごめんなさい!」ヒュッ

めぐり「なんで、謝るのかなっ!?」カキンッ!!

戸塚が勢い良く剣を振り下ろしたが、めぐり先輩はそれを杖で受け止める。キィンと剣と杖の激突が生み出した火花が散り、その戸塚とめぐり先輩の戦いに彩りをもたらす。

自分の振るった刃が受け止められたと見るや、戸塚は無理につば競り合いに持ち込むことはせず、すぐに剣を引いた。

784 = 1 :

戸塚「やあああっ!」

叫びながら、めぐり先輩の空いたところへその剣を振るう。

だが、めぐり先輩は戸塚の斬撃に対し、器用にその大きな杖を回し、その剣を再び受け止めた。

めぐり「やあっ!!」キンッ

戸塚「うわっ!」

一体その細身にそんな力があるのだろうか──めぐり先輩がその大きな杖をそのまま力任せに振るうと、戸塚を剣ごと無理矢理押し返した。そして素早く詠唱を始めると、魔方陣が浮かぶ。

めぐり「スロウ・シャワー!!」

先ほどと同じく、魔法陣からシャワーのように水が降ってきた。それは戸塚の体に直撃し、その動きを鈍くさせる。

戸塚「はち……まん……!」

八幡「とつ……か!!」

俺の動きも未だに鈍い。この鈍化状態は一体どれくらいで解ける? 30秒? 1分? そして戸塚が稼いでくれた時間はどれくらい?

785 = 1 :

それを計算し終える前に、めぐり先輩は素早く次の呪文の詠唱に入っていた。くそ、まだか、早く解けろ……!!

遅くなってはいても、決して動けないわけではない。ノロノロとしながらも、俺は木の棒を構え、それをめぐり先輩に向ける。

八幡「グ……ラ……ビ……」

めぐり「水の精霊さん、もう一回お願い! ハイドロポンプ!!」ドドドドドド

俺の魔法が発動しきる前に、めぐり先輩の詠唱が終わってしまった。

瞬間、水色の魔方陣が大きく広がり、そこから水のビームのようなものがドドドと轟音と共に放たれる。

八幡「……ティッ!!」モワーン

と同時に、俺の鈍化状態が解け、重力の魔法がめぐり先輩の方に飛んでいく。大型魔法を唱えた後の硬直時間でもあるのか、今度はその魔法は避けられずに、めぐり先輩に直撃した。

めぐり「きゃあっ!!」

だが、時は既に遅し。めぐり先輩が放った水のビームはすでに三浦たちが戦っている広場の中心に向かっている。

786 = 1 :

雪乃「きゃああああっ!!」

小町「うわああああっ!!」

平塚「ぐあああああっ!!」

材木座「ぐぼおおおおおおっ!!」

結衣「みんな!!」

その大規模水魔法、ハイドロポンプは三浦と戦っていた前衛組全員を巻き込んだ。

その場からは少し離れていた後衛の由比ヶ浜と一色はそれに巻き込まれずに済んだようだが、事態は深刻だ。

前衛組はスーパーアーマーを持っている平塚先生以外全員が吹き飛ばされ、またそのHPを大きく減らしている。特にHPの低い雪ノ下は再び一撃でレッドゾーンにまで陥っており、由比ヶ浜が素早くその側へ駆けつけた。

だが、それを三浦が黙って見過ごすはずがなかった。

787 = 1 :

三浦「回復なんてさせるわけないっしょ」

結衣「優美子!?」

ダッと地面を蹴り、由比ヶ浜に向かって走り出す三浦。マズい、由比ヶ浜は近接戦闘の心得があるわけでもないし、相手は雪ノ下たちが複数で掛かってすら手こずっていた炎を纏う三浦だ。

一度近付かれてしまえば、由比ヶ浜では一瞬で焼ききられてしまう恐れすらある。

平塚「おっと、その前に私を倒してもらってからにしようか」

三浦「!?」

が、その三浦の前に、スキル『スーパーアーマー』のおかげで吹き飛ばずに済んでいた平塚先生が立ちはだかった。

ふっと口元に笑みを浮かべると、白衣のポケットからタバコを一本取り出す。

平塚「丁度、タバコの火が欲しかったところだ。君の火を分けてくれないか」

三浦「ふん、なら望み通りに分けてあげる……体ごと燃え尽きな!!」

ドン、と力強く地面を踏み込む音が聞こえた。同時に三浦が炎の剣を振りかぶり、平塚先生を言葉通り燃やし尽くさんと弾丸のように駆け出す。

788 = 1 :

そんな炎の塊の突撃に対し、平塚先生は一瞬足りとも臆することなく、拳を構えて三浦の元へ走り出した。

いくらパーティ内で最もHPと防御力の高い平塚先生と言えども、先のめぐり先輩のハイドロポンプのダメージはそれなりに効いているようで、そのHPは半分ちょいほどにまで落ち込んでいる。

そんな状態でボス補正を受けている三浦と真正面からサシでの勝負を引き受ければ、無事で済むとは限らない。

戸塚「八幡!」

八幡「戸塚、すぐに行くぞ」

めぐり先輩の鈍化魔法の効力が切れた戸塚が、素早く平塚先生と三浦の元へ向かう。

本当ならばまだ鈍化状態が続いているめぐり先輩のHPを少しでも減らしておきたいところだったが、今はそれどころではない。

三浦「大人しくそこどいてくんない?」

平塚「それは出来ない相談だな──あいにく、背に生徒を預かっている身なのでね」

口にタバコを加えたままニヒルに笑う平塚先生の瞳に、一切の恐怖や怯えといった感情は見えなかった。

相手は真っ赤に燃え盛る炎の弾丸、そして平塚先生自体は手負いの身。決して、笑える状況ではないはずなのに。

789 = 1 :

三浦「なら、そのまま燃え尽きて欲しいんだけどっ!!」ゴオオオオオ

ユミコは レーヴァテインを つかった!▼

平塚「燃えるのはハートだけで十分だ! 撃滅のッ、セカンドブリットォォォオオオ!!」ドドドドドド

シズカは シェルブリットをはつどうした!▼

三浦の炎の剣と、平塚先生の熱い拳が交錯する。瞬間、ドガン! と激しい爆音が鳴り響き、両者の得物が弾かれる。

近くにまでやってきた俺のところにまでその衝撃が伝わり、思わず全身の毛が逆立ってしまったような感覚になった。

三浦「はあああああっ!!」

気合いの込められた叫び声と共に、三浦が再びその炎の剣を平塚先生に向かって勢いよく振り下ろす。

平塚先生は当然退かず、その刃をメリケンサックの嵌った拳で真正面から受け止めた。二度目の衝撃音が鳴る。

三浦「はっ、そんな拳であーしの剣を受け続けることなんて出来ないし!」

平塚「できるできないが問題じゃない、やるんだよ」

そして、三度、四度と、剣と拳が打ち合う音が鳴り、その度に激しい火花を散らす。

五度目はなかった。

790 = 1 :

いろは「いろはスプラッシュ!!」ゴゴゴゴ

ようやく後衛にいた一色の詠唱が終わり、魔法陣から放たれた水の魔法が三浦に襲い掛かる。

今度ばかりはめぐり先輩の魔法も間に合うことは無く、その水の魔法はそのまま三浦に直撃した。

三浦「きゃっ!」

意外と可愛らしい悲鳴と同時に、三浦の纏っていた炎がふっとその姿を消した。

今ならば──俺の魔法も届くかもしれない!

八幡「グラビティ!!」モワーン

素早く唱えた俺の重力の魔法が、三浦に直撃する。いくら炎の女王と言えども動きを遅くしてしまえば怖くは無い。

三浦「こ……の……」

平塚「ふぅ、助かったよ」

八幡「平塚先生は、早く回復してください」

ステータスを見れば、平塚先生の体力はもうレッドゾーンだ。スーパーアーマーのおかげで誤魔化せてはいたのだろうが、やはり炎を纏う三浦と0距離で戦い続けるというのはHPを減らし続ける行為だったのだろう。

791 = 1 :

雪乃「待たせたわね」

結衣「平塚先生、大丈夫ですか!?」

激しい戦闘を行なって平塚先生が稼いでくれた時間は、数値にしてみれば1分にも満たない時間だったろう。しかしパーティが体勢を立て直すには十分、そして本当に大切な時間だった。

雪ノ下、小町、材木座がそれぞれHPをマックスに戻し、戦線に復帰したのだ。

材木座「うむんむ、軍師八幡よ。我に策を与えよ」

八幡「誰が軍師だ……雪ノ下、小町は今三浦と戦っている戸塚、一色の援護、材木座は俺と一緒に城廻先輩の足止めだ」

雪乃「分かったわ」

小町「よし、じゃあ行きましょう、雪乃さん!」

そう言うと、全員が各地の持ち場に移動する。

戸塚「やぁっ!」

三浦「このっ……!」

現在戸塚と一色は鈍化状態の三浦を攻撃しており、由比ヶ浜は平塚先生の回復をしている。

三浦の方はこのまま任せるとして、俺は材木座を連れて再びめぐり先輩の方へと戻った。

792 = 1 :

とうに鈍化状態は解けていためぐり先輩は頬をぷくーっと膨らませ、やや怒りをこめた、それでもどこかほんわかした目線をこちらに向けている。

めぐり「む、よくもやってくれたね」

八幡「お互い様でしょう」

軽口もそこそこに、再び俺とめぐり先輩は呪文を唱えあう。先ほどは遅れを取ったが、今度は一人じゃない。

めぐり「スロウ・シャワー!!」

めぐり先輩の放つ水の鈍化魔法が魔方陣から放たれる。だがしかし、その水は俺にまで届くことは無かった。

材木座「ぬおおっ!!」

材木座の巨体が、その水を全て受け止める。ナイス盾。

瞬間、材木座が鈍化状態となり、その動きが非常に鈍くなるが、盾となっている現状はむしろ好都合だ。

八幡「グラビティ!!」モワーン

数秒遅れて、俺は材木座の後ろから鈍化魔法を唱える。呪文を打ち終わったばかりのめぐり先輩はそれを避けられず、そちらもまた鈍化状態となり、その行動が著しく重くなった。

793 = 1 :

めぐり「う、うう……」

めぐり先輩の脅威となる大規模水魔法はただでさえ詠唱に時間を取るため、一度鈍化状態にしてしまえばそれなりに長い時間を稼げる。

残念ながら俺はダメージを与える手段を持っておらず、ダメージソースになりそうな材木座がこれなので、せっかく遅くなっているめぐり先輩に対して攻撃を仕掛けることは出来ない。

だが、それでもいい。めぐり先輩さえ止めることが出来れば、前衛組が三浦をなんとかしてくれるだろうから。

ちらとそちらの方に視線をやれば、めぐり先輩の邪魔が入らなくなったことによって一色が水魔法による支援を存分に行なえるようになったおかげで、雪ノ下たちが優位に戦闘を進めているようであった。

雪乃「散りなさい」ヒュッ ズバズバズバッ

ユキノは ソードダンスをつかった!▼

三浦「ちっ!」カキカキカキン!!

雪ノ下の舞うような剣技を三浦は辛くも剣で受け止める。しかし三浦の周りにいるのは雪ノ下一人ではなく、その横を小町が狙い打つ。

794 = 1 :

小町「やっ!」

三浦「あっ!」

小町が文字通り横槍を刺し、三浦を仰け反らせる。三浦の纏う火のオーラが無くなり、こうやって囲んでしまえばあとは多対一の利を活かして、このまま三浦を倒すことが出来るだろう。

一方で俺は材木座を盾にしつつ、めぐり先輩の動きを止め続ければいい。雪ノ下たちが三浦を倒し次第、めぐり先輩のHPを削り切ってもらおう。

平塚「よし、私も出るぞ!」

そしてこの状況を作り出した張本人、平塚先生が由比ヶ浜の治癒魔法を受け終わったのか、そう宣言しながら前線に戻っていった。後はハメゲーだ。ここから三浦たちがひっくり返す手段は無い。

三浦「ちっ……」

めぐり「あはは、力及ばず、だったね……」

それから三浦とめぐり先輩のHPを0にするまでにそう時間は要らなかった。


795 = 1 :



   ×  ×  ×


シャドウ「ほほう、見事だ」

三浦とめぐり先輩を倒した後、上を見上げてみればシャドウはまだふわふわと浮かんでいた。

雪乃「いい加減に降りてきなさい」

雪ノ下が怒気を込めて、シャドウに向かってそう言う。

だがシャドウはおかしそうに笑い、雪ノ下の言葉をまともに受け取らなかった。

シャドウ「クックック、まだ終わりではない。次の影を用意しようではないか」

八幡「まだあんのかよ……」

どうやら、今の三浦とめぐり先輩だけがラスボスというわけではなさそうだった。

マジかよ、あの二人でも十分ボス級の強さだったっていうのに、今度は誰が出てくるんだ……。

シャドウ「過去、貴様らを苦しめた奴を呼び出してやる。クックック……!!」

八幡「俺たちを苦しめた……?」

シャドウはそう高笑いしながら呪文を唱えると、影が人の形に変わり、そして再び俺たちの知る人間と全く同じように変化していった。

その人間とは……。

796 = 1 :

相模「えぇ? うちぃ? うちにできるかなぁ。ぜーったい無理だぁってぇっ!」

玉縄「やぁ、僕は玉縄。このバトルを通じて人間的にグローアップ出来たらいいなって思ってるんだ。正々堂々、フェアなバトルをしよう!」

八幡「……」

雪乃「……」

結衣「……」

いろは「……」

戸塚「……?」

小町「誰?」

平塚「……」

材木座「けぷこんけぷこん、相手が誰であろうと変わりは無い! いざ尋常に勝負!!」

シャドウ「クハハ、貴様らの記憶から呼び出させてもらった。因縁とも呼べる相手であろう。さぁ、どう出る?」

797 = 1 :

相模「うちは『ハチマンは グラビティをとなえた!▼』『ユキノの はやぶさぎり!▼』『コマチの ブレイブスピア!▼』『えっと、これぼくも行った方がいいのかな……?』『ユキノの ソードダンス!▼』『ハチマンは グラビティをとなえた!▼』『サイカは ウィンドカッターをとなえた!▼』『ユキノの しっぷうぎり!▼』『あの、雪乃さん? なんだか怖いですよ?』『察してやれ小町』『ユキノの ひょうけつぎり!▼』『コマチの れんぞくづき!▼』『サイカは エアスラストをとなえた!▼』『ユキノの ブリザーラッシュ!▼』『ユキノの れんぞくぎり!▼』『ユキノの さみだれぎり!▼』『ユキノの だいせつだん!▼』きゃあああああああっ!!『ミナミは たおれた!▼』」


玉縄「それじゃあ僕が『シズカの きあいパンチ!▼』『ヨシテルの れんぞくぎり!▼』『いろはは いろはスプラッシュを となえた!▼』『ユイは ユイファイアーを となえた!▼』『君がッ、泣くまで、殴るのをやめないッ!』『光になれー!』『いろはは いろはスラッシュを となえた!』『[ピーーー]ぇ!!』『あ、あの、いろはちゃん?』『いろはは いろはストームをとなえた!▼』『いろはは いろはすビームを となえた!▼』『う、うむ……生徒会長殿に一体何が……?』『あはは、色々あってね……』『シズカの ばくれつパンチ!▼』『我は放つ光の白刃!』『いろはは いろはスパイラルを となえた!▼』『ユイは ユイサンダーを となえた!▼』『いろはは いろはスパークを となえた!▼』うああああああああっ!!『タマナワは たおれた!▼』」

798 = 1 :

シャドウ「なっ、瞬殺だと……!?」

あー、うん。呼び出す相手が悪かったと思うよ。特に雪ノ下と一色がなんか死ぬほど怖かったし。

さすがにこれは誤算だったのか、シャドウの声には焦りが含まれている。

シャドウ「く、くそう、ならば次の影が最後だ! 現れよ!!」

わざわざ次で最後だと教えてくれる辺りがRPGのやられ役っぽい。そうか、次で最後なのか。いやー二戦目がほとんどボーナスステージだったし、あとひとふんばりで終えられそうだ。

MPを回復するアイテムを口に含みながら、シャドウの影が実体化するのを眺める。さてはて、次は一体どんな奴が出てくるのやら……。

その影が具現化し、人の形を取る。

影の姿を見た瞬間、思わず口の中のアイテムを噴き出しそうになってしまった。

八幡「なっ……!?」

雪乃「あら」

結衣「うそ……」

いろは「ちょっ、ええっ!?」

俺だけではなく、パーティメンバー全員の顔が驚愕の色に染まっていく。それは、めぐり先輩と三浦が出てきたときの比ではないほどに。

シャドウが繰り出した、最後の影とは。

799 = 1 :

影八幡「俺は悪くない、社会が悪い」

影雪乃「真実から目を背けないで。現実を知りなさい」

結衣「やっはろー!」

影いろは「よく言われるからわかるんですよ~。トロそうとか鈍そうとかー」

影葉山「やぁ、よろしくお願いするよ」

八幡「──!!」

そこに現れたのは、俺たちがよく知る顔。

俺、雪ノ下、由比ヶ浜、一色、あと何故か葉山。

影が姿を変えたのは、俺たち自身の姿であった。

シャドウ「さぁ、己自身を越えられるか? この私が試してやろう!」


800 = 1 :

金色のガッシュと俺ガイルのクロスオーバー書こうかなーとか思ったんですけど、あまりに大変そうで挫折しました。
八幡とガッシュのぼっちコンビとか凄い楽しそうなんですけどね。誰か書いてくれませんかね。

それでは書き溜めしてから、また来ます。


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