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    元スレ八幡「もしもボックス?」

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    1 :

    八幡「『もしもボックスです。ご自由にお使いください』……」

    八幡「なにこれすげえ怪しい」

    八幡(つうかいつの間にこんな所に空き地が?朝通った時はなかったはず)

    八幡(そのど真ん中に鎮座するもしもボックス(仮)は、確かにアニメや漫画で見たあのもしもボックスに酷似している)

    八幡(今やもうこの辺に設置されているはずもない、古い電話ボックスだ)

    八幡(もしもボックスか……確か、電話をかけてもしも、の後に体験してみたい事柄を言えば、それが常識になっているパラレルワールドに行けるんだったな)

    八幡「……」

    八幡(はは、もしもボックスなんてあるわけがない。いきなり空き地ができてこんなのが設置されているということは、一般人を巻き込むどっきりかなにかか)

    八幡(……でも今時そういうのやらないよな、テレビ)

    八幡(もしも……か。もしも……)


    もしも、↓2だったら

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1445635208

    2 :

    戸塚が女だったら

    3 :

    目が腐っていなかったら

    4 = 1 :

    八幡「もしも俺の目が、腐っていなかったら……」

    ガチャン

    八幡(は、俺は何言ってんだ。こんなの、本物のはずがない)

    八幡(もしこれがどっきりだとしたら、今の恥ずかしい発言がお茶の間に……死ねるわ)

    ジリリリリリリ

    八幡「え、鳴ってる?……止まった。なんだったんだ」

    八幡「いいや、とにかく帰るか」

    八幡(なんかすごい時間を無駄にした気がするわ)

    5 = 1 :

    八幡(だいたい、目付きが違ったくらいでそうそう変わらんだろ)キコキコ

    八幡(俺はそんな程度のことで人生変わるほどやわなぼっちではない)キコキコ

    八幡(か、悲しくなんてないんだかねっ!でも、涙が出ちゃう。男の子だもん)キッ

    八幡(さーて、ついたっと)

    ガチャッ

    小町「お帰りお兄ちゃん!遅かったじゃんもー!」

    八幡「お、おう?え、どうしたんだわざわざ出迎えなんて」

    小町「え?出迎えなら毎日してるでしょ」

    八幡(なん……だと……?そんなはずはない。だが、冗談で言っている雰囲気でもない……)

    八幡(まさかこれは……本当に、さっきのもしもボックスで世界が変わった!?)

    小町「まったくもう、こんな遅くまで寒い中外にいてー」

    八幡(なにこれ。すっごい俺気遣われてる。まさか、目付きが変わっただけでこんな……)

    小町「お兄ちゃんの目が乾燥しちゃったらどうするの!?お兄ちゃんのばか!」

    八幡「は?」

    小町「ほら、目薬するから!」

    八幡「いや、いいよ別に」

    小町「何言ってるの!お兄ちゃんは良くてもお兄ちゃんの目が大変だって言ってんの!」

    八幡「……んん?」

    八幡(え、なに?俺の目だけ大事にされてるの?どういう世界だよ)

    6 = 1 :

    八幡「目薬さしたぞ」

    小町「よろしい。じゃあ後はアイマスクつけて、目暖めて休んでて。ごはんできるまで」

    八幡「えっと、その前に顔と手、洗ってきたいんだが」

    小町「そのくらいならいいけど……早くしてよね」

    八幡「おう」

    八幡(どんな目になったんだ俺)


    『ぺっかー』

    八幡(うわ俺の目めっさキラキラしてる!なにこれキモいよ!)

    八幡(え、腐らなかっただけでこんなキラキラアイズになるの?マジで?腐ってなかったら最強とか巨神兵かよ)

    八幡(ていうかマジで宝石みたいな目してるジュエルペットなの?ってくらい)

    八幡(いやでもだからって小町のあの入れ込み用はわからんが)バシャッ

    八幡(この世界にいたらずっとあの調子で俺の目を守ろうとするんだろうか)

    小町「遅い!」

    八幡「あ、ああ。悪い」

    小町「もうすぐアイマスクつけて!」

    八幡「目隠したら歩けないんですけど」

    小町「小町がつれてくからいいの」ギュッ

    八幡(やだ!いきなり手を繋ぐなんて小町くんったら大胆!そんなことされたら八幡どきっとしちゃうよぉぉ)

    八幡(……まあ大事にはされるみたいだし、もう少し様子を見るか。だが嫌になったらすぐ戻しに行こう)

    7 = 1 :

    この話のヒロイン↓1

    8 :

    陽乃様

    9 :

    ゆきの

    10 :

    >>8有能有能アン有能

    11 :

    このヒロインだと最後は目を刳り抜かれる猟奇ENDしか想像できんのだが……

    12 :

    ベタ惚れはるのんはよ

    13 :

    魔王……

    14 :

    おい

    15 :

    小町が八幡の目を奪い永遠の輝きを手に入れようとしてる可能性も(NARUTO感)

    16 = 1 :

    小町「はーいお兄ちゃんご飯できましたよー」

    八幡「おう」


    八幡「……で」

    八幡(なんかいつもより野菜多いなーといった夕食。おそらく目にいいものを選んでいるのだろう)

    八幡(だがしかし。食卓の中央に鎮座する、己がメインディッシュであると主張をこれでもかとしている存在には目を瞑れなかった)

    八幡「目玉じゃね?これ」

    八幡(そう、目玉だけに)

    小町「うんそうだよ。マグロの目玉の煮物。どうしたの?お兄ちゃんの好物じゃん」

    八幡(マジかよ……)

    小町「あ!お兄ちゃん今の表情やめて!目が曇ってた!」

    八幡「あ、ああ。悪い……」

    小町「ほら、早く食べよ」

    八幡「はい……」

    17 = 1 :

    八幡(意外とうまかったけど、やっぱ目玉の形がまんま残ってるのはどうかと思うんですよ……)

    八幡(おかげで食感もやたら気になったわ)

    小町「ほらお兄ちゃん、あとこれ」

    八幡(え、ご飯は全部食べましたよ残さずってこれは!)

    八幡(ブルベリアイアイ!ブルベリアイ!わかさ生活!じゃないか!!)

    小町「忘れるなんてお兄ちゃんらしくないね。なんか変だよ今日のお兄ちゃん」

    八幡「疲れてんのかもな……」

    小町「じゃあ早くお風呂入って寝たほうがいいよ」

    八幡「そうだな……」


    小町「あー!!なにゲームなんてやってんの!」

    八幡「いや、眠れなくて」

    小町「様子を見に来てみればもー!ゲームなんてやったら目が悪くなるでしょ!」

    18 = 1 :

    小町「ぼっしゅー!そして早く寝る!」

    八幡「はいはい……なあ小町」

    小町「あによ」

    八幡「なんでそんなに俺の目を大事にするんだ?」

    小町「なんでってきれいだからに決まってるでしょ」

    小町「その目は我が家の、ううん千葉の宝だってお兄ちゃんも言ってたじゃない」

    八幡(すげえな俺の目)


    八幡「この時俺はまだ、己の目がどれだけの価値を持つものになったのか、まだ完全に把握できていなかった」

    八幡「翌日学校に行った俺は、そのことを嫌というほど思いしらされたのであった」

    19 :

    世にも奇妙な物語

    20 :

    >>15
    写輪眼なのか白眼なのか…

    あの世界って眼球の脱着が容易だからな

    21 = 1 :

    次の日

    小町「疲れがたまってるなら休んだ方がいいよお兄ちゃん」

    八幡「いや大丈夫だ。行ってくる」

    小町「でもさあ」

    八幡「問題ないって」

    八幡(今日の学校の様子次第では、この世界を元に戻さなきゃいけないしな)



    八幡(で、登校したわけだが。俺は多くの視線が自分に突き刺さるのを感じた)


    八幡(しかもつきささってくるのはただ一ヶ所。そう、目だ)

    八幡(目に死線が突き刺さるとかだと怖すぎである)

    八幡(俺が通ればみな一様に目を見る。通常目を見るというのは相手の心情をはかるとか、逆に自分の本気度を訴えるとか)

    八幡(そういった心理的な意味もあったりするのだが、彼ら彼女たちの視線は目の前で見て、目の前のままぴったりストップする)

    八幡(目の後ろについている俺の顔形はもちろん、さらにその奥にある脳、つまり俺の性格人格人物像はまるで無視なのだ)

    八幡(なぜそれが分かるかと言うと、前述したように目からは実に様々な相手の心情を推し量れるからだ)

    八幡(目は口ほどにものを言う。まさにその通り。ぶつかるEYES!で全てを見通すことができる)

    八幡(一流の忍同士は拳を合わせるだけで一流空間と呼ばれる謎の精神世界で語り合える。だがぼっちの超一流たる俺は相手の視線で相手の語る言葉を理解する)

    八幡(うぜえとか。邪魔とか。なんでいんのとかが主だ)

    22 :

    この世界でわざといつもの死んだ目に戻していったら、元居た世界より八幡の扱いが酷くなるんだろうか…

    23 :

    もともとの国宝級な目を知ってるならみんな心配して余計過保護になるんじゃ

    24 = 1 :

    八幡(その俺の八幡眼で理解した。確かにみな俺を見るようになったが、結局俺の人となりは無視されていると)

    八幡(その実例と言える事柄が先程あったので紹介しよう)

    八幡(登校した俺は誰に声をかけることもなく席についた。いつものことだ)

    八幡(すると視線を感じた。どうやら隣の席のなんとかさんが俺を見ていると感じた。正確には俺の目をだったが)

    八幡(だが初めての体験にちょっとびっくりしてしまった俺は、思わず俺からも視線を送ってしまった)

    八幡(重なる視線。相手は俺が見ても視線を反らさない。危ないところだった。俺でなければ惚れていただろう)

    八幡(だがちょっと見つめ合ってるだけで間をもたすとか俺には無理すぎだったので、つい声をかけてしまった?)

    八幡「何か用っすか?」

    八幡(と。しかしこれは俺の記憶なので相手には「な、なんか用っすか?ふひひこぽぉ」とか聞こえたかもしれない)

    八幡(というかむしろそうであって欲しい。だってそのあと)

    「あ、ごめんしゃべるのやめて」

    八幡(とめっちゃしかめっ面で言われました。ぐすん)

    八幡(うんまあね。きれいなものを見てるときに俺の声なんて聞きたくなかったんだろうね。うん)

    八幡(大丈夫。うん。よくあるよくある。こんな扱いくらい八幡気にしないから。うん)

    25 = 1 :

    八幡(まあそんな感じで朝から放課後までを過ごした)

    八幡(クラスメイトや教師までもが俺の目に注目していたが、それだけで俺の元の生活とあんま大差ない一日を)

    八幡(にしてもあれだよね。やっぱり俺のぼっちぶりは腐った目を治したくらいじゃ変わらないんだなー)

    八幡(なんて思う分けねーだろ!なんだよこの異常な世界は!)

    八幡(俺は目が腐ってなかったらって言っただけなのに、目だけ扱いよくなりすぎだろ!)

    八幡(あまりにも極端な世界で逆に草生えるわ!腐った目だけに!)

    八幡(ああもうこんな世界嫌だわ。部活終わったらとっとと元に戻す)

    八幡(とか考えながら部室に向かう。ところで俺は、朝から再び目を腐らすくらいわけない量の陰気な思考をしてるはずなんだが)

    八幡(俺の目だけはらんらんと輝き青春を感じさせる光を今も放ち続けてるのかな?気になるわー。鏡みたい)

    八幡(昼間から鏡が見たいとか人生で初よ初。昔、夜中に鏡の前でポーズ取った黒歴史はあるけど)

    「ヒッキー!」

    八幡(不意に呼び掛けられた。相手は誰だかはすぐに分かったが……振り替えるのが怖かった)

    八幡(彼女にまで、ほかの奴等と同じように、目の後ろに興味がないような視線を向けられたら。それが怖かった)

    由比ヶ浜「もー、勝手に先行かないでよ!」

    八幡「ああ、悪い……あれ、一緒に行く約束なんてしてたか」

    由比ヶ浜「約束っていつものことでしょ。一人で行ったら危ないじゃん」

    八幡(危ない、という意味はわからなかったが、とりあえず由比ヶ浜の表面上の態度に変化が見られなかったことで)

    八幡(俺はほっとしていた)

    26 = 1 :

    八幡(由比ヶ浜と来れば次は雪ノ下である。まあ、雪ノ下は俺の目がどうにかなったくらいで、そんな変わるとも思えないが)

    八幡(そして当然のように、やってきた俺に雪ノ下はこう挨拶をした)

    雪ノ下「いらっしゃい、由比ヶ浜さん。比企谷くん」

    雪ノ下「比企谷くんは今日も目以外は全く冴えないわね」

    八幡「俺の頭脳でも冴え渡ったりしたら殺人事件でも起きそうで嫌だからな」

    八幡(どうやら、雪ノ下も問題ないようだ。安心する俺)

    八幡(しかし、狂気というものはパッと見でわからないものもあると俺は後で思いしらされた)


    コンコン


    八幡(しばらくして、ノックが部室に響き渡った)

    八幡(誰の手もが止まる)

    八幡(この後、いつも通りなら雪ノ下が来訪者に入室を薦める)

    八幡(だが、いつも通りとはいかなかった)

    由比ヶ浜・雪ノ下「……」

    八幡(二人とも、完全にノックを無視した。返事をしない。別に依頼人に積極的に来て欲しいわけではなかったが)

    八幡(わけがわからなかったので俺は二人に視線で何故かと問いかけた)

    27 = 1 :

    この後キャラ崩壊しますが、もしもボックスによる
    パラレルワールドの住人たちなので許してください

    29 :

    異常性が際立っててよい。

    30 = 1 :

    八幡(雪ノ下から反ってきたのは、否定の首横振り。由比ヶ浜はしーっとポーズを取っている)

    八幡(相手にしたくない人でも来たのかしらんととりあえず俺も無視)

    八幡(しーんとした空気が流れたが、不意に扉は開かれた)

    葉山「なんだ、いるじゃないか」

    八幡(なんや葉山やんけ!確かに俺も別に会いたい相手ではなかったが)

    雪ノ下「勝手に開けるなんてマナー違反よ」

    葉山「居留守を使う相手にマナー違反もないんじゃないかな」

    雪ノ下「別にわたしたちにはあなたをもてなす理由もないのだから、構わないでしょう」

    雪ノ下「でもあなたはそんなわたしたちの部室に邪魔をする側。マナーを守るのは当然だわ」

    葉山「ではマナーを守って諦めて帰れと?」

    雪ノ下「そういうことになるわね。分かったら、帰ってちょうだい」

    葉山「悪いけど、俺もそういうわけにはいかないんでね。比企谷」

    八幡「え、は?」

    31 :

    またホモかよぉ!

    32 = 28 :

    ホモォ

    33 = 1 :

    八幡(いきなり呼び掛けられて、ぼけっと見ていた俺は変な返事をしてしまった。いや、でも、なんだよ。葉山が俺に用事?)

    葉山「この間の頼み、聞いてくれないか」

    八幡「頼み……?」

    葉山「そうだ」

    雪ノ下「それは断ったでしょう」

    葉山「君はね。でも俺が聞いているのは比企谷だ」

    八幡「えっと……なんの話だ」

    葉山「次の日曜、サッカー部の練習試合を応援に来て欲しいって言ったじゃないか!」

    八幡「俺がサッカー部の応援に?なんでだよ」

    八幡(わっかんねー。マジ意味わっかんねー)

    八幡(つうかまず日曜とか無理だわ。午前中いっぱいニチアサだから)

    葉山「比企谷、君の目は君には見えないから分かりづらいかもしれないが……」

    八幡(うん、当然だよね。なに重々しい表情と口調でアホなこと言ってんのこいつ)

    葉山「君の瞳に見つめられてやる気が出ない人間はいない!!」

    葉山「君に見つめてもらえれば俺たち勝てるというのが、サッカー部の総意なんだ!!」

    八幡(絶句しました。いやていうかなにそれ。サッカー部が俄然ホモの集団に見えてきて怖いんですが)

    34 :

    そのうち八幡の瞳に映る自分の姿に恋する変態が出てきそうだな

    35 :

    先に海老名さんが使っていたようだな

    36 = 29 :

    ちょっと海老名さんの影響力
    大き過ぎませんかね

    37 :

    海老名さんがアレを設置したまでありそう・・・・

    38 = 1 :

    葉山「比企谷はただその場に居て見ててくれさえすればいい。声援はいらない。だから、頼む」

    八幡「いや、日曜は予定あるし……」

    八幡(プリキュアという大事な用がな!)

    雪ノ下「そうよ。彼には大事な用があるの。この間もそう言ったでしょう」

    八幡(なんだ雪ノ下。お前もプリキュア見んのか)

    葉山「あんなの、用じゃない」

    八幡(なんだとお前。プリキュアバカにするならボーダーとダンサーと忍者とゴーストで総攻撃するぞ)

    雪ノ下「いいえ大切な用よ。彼の瞳の観賞会はね」

    八幡「待ておい」

    雪ノ下「どうしたの?」

    八幡「観賞会ってなんだよ」

    雪ノ下「毎週末行っているでしょう?わたしと由比ヶ浜さんと小町さんであなたの瞳を一日中目で愛でるの」

    八幡(初耳だよ!そんなアホなイベント企画したの誰だよ!!)

    八幡「まじか由比ヶ浜」

    由比ヶ浜「え、あ、うん。いつもじゃん」

    八幡(ちょっとこの世界の俺、されるがまますぎませんかねぇ……)

    39 :

    海老名さん最近スレ立てすぎじゃね?

    40 = 29 :

    これだけ周りが狂ってるのに
    その上陽乃がヒロインという絶望感

    41 :

    観賞会よりはサッカーの応援のほうがまだ精神が持ちそう

    42 :

    サッカーの応援席居て、スマホとかでプリキュア視てれば良いんじゃね?

    43 = 1 :

    雪ノ下「それに比企谷くん。サッカー部の練習試合は当然外出しなければならないわ」

    雪ノ下「でもわたしたちの観賞会は、あなたができるだけ目を開いてさえいてくれれば、あなたの家で大丈夫なのよ」

    雪ノ下「当然プリキュアとかも見ていいの。いつも通りね」

    由比ヶ浜「ヒッキー、一緒にプリキュア見ようパフー」

    八幡(く、だ、騙されんぞ!一瞬プリキュア見れるで傾きかけたが、それはつまりプリキュアを見ている俺も見られるということ!)

    八幡(耐えられるか・・!そんな羞恥プレイ・・!)

    「先輩練習試合に来てくれないってほんとですか!!?」

    八幡(俺がどうどっちの案件も断ろうかと考えていると、そいつは突然部室に入ってきた)

    いろは「先輩が来るっていうからわたしも行くって言っちゃったのに!!」

    八幡「お前元々マネージャーだろ」

    44 = 1 :

    八幡(一色いろは、ここに見参!おそれ多くもわが校の生徒会長である)

    いろは「最近は生徒会で忙しいからって断ってたんですよー」

    いろは「って、ちょ、葉山先輩いるじゃないですか!先に言ってくださいよ!」

    葉山「いろは」

    いろは「は、はい?なんですかぁ?」

    八幡(お前今さら愛想振り撒いても意味ないと思うぞ)

    葉山「比企谷を練習試合に連れてくることができたら、さっきの発言は聞かなかったことにしよう」

    いろは「え、ほんとですか!よーし!」

    八幡(よーし!じゃねえ、お前憧れの先輩相手にそれでいいのか)

    いろは「せんぱぁーい、わたしと一緒にぃ、サッカー部の応援しましょうよぉ」

    45 = 1 :

    いろは「先輩が応援してるとこ、わたしも隣でずーっと見たいなー」

    八幡(お前それ試合の応援してねえじゃん。俺の目見てるじゃん、ずっと)

    八幡「いや、行かない」

    いろは「えー!?なんでですかあ?日曜日もわたしと会えるんですよ!」

    八幡「なおさら行かない」

    いろは「……分かりました。では、応援に来てくれたら、試合のあとわたしとデートができるということで」

    雪ノ下「それはわたしたちが許さないわ」

    由比ヶ浜「そ、そうだよ!ダメ!」

    雪ノ下「それにサッカー部の応援は、わたしたちの観賞会があるからダメだと言っているのだけれど」

    いろは「観賞会ってなんですか?」

    雪ノ下「彼の瞳を一日中鑑賞する会よ。今のところの参加者はわたしと由比ヶ浜さんと彼の妹の小町さん」

    いろは「……それって、わたしは参加しても?」

    雪ノ下「……もちろんいいわよ」ニコッ

    雪ノ下「でも、彼がサッカー部の練習に行くなら、中止にしないといけないわね」

    いろは「……」

    葉山「い、いろは?」

    いろは「ごめんなさい、葉山先輩……わたし、やっぱり練習試合の日は生徒会で行けません!って言っておいてください!」

    八幡(いや、今の流れでそれは無理だろう)

    八幡(あと、俺がサッカー部の練習を応援に行って、その場で観賞会すればいいんじゃねえ?という案も浮かんだが)

    八幡(俺に都合が悪すぎるので黙殺しよう)

    46 = 1 :

    葉山「頼む比企谷!俺たちには!いや、俺にはお前が必要なんだ!」

    八幡(おいやめろ。頼むからちゃんと俺の目って言え。海老名さんが召喚されちゃうだろ)

    葉山「お前がいてくれたら……俺はどんな相手だって勝てるんだ……」

    八幡(だからぁ!やめてって言ってるでしょう!?)

    雪ノ下「往生際の悪い男ね」

    葉山「君たちこそ、いまだ奉仕部を名乗っているなら、少しは協力してくれてもいいんじゃないかな」

    雪ノ下「悪いけれど、わたしたちはもう奉仕部ではないの」

    八幡「え」

    雪ノ下「彼の視線を奉る、奉視部になったのよ!」

    八幡(……だせぇ)

    八幡(その後葉山はまだ諦めきれないようだったが、今日はもう無理だと悟ったのか、しぶしぶ帰っていった)

    八幡(帰り際、必ずお前を奪って見せるとか言ってた気がするが……あーあーきこえなーい)

    八幡(とりあえず今日一日過ごして見思った)

    八幡(この世界の住人は頭悪すぎだと思います)

    47 = 29 :

    鑑賞会とか八幡の目を見開かせるために
    時計仕掛けのオレンジで出てきた
    機械付けさせられそう

    48 :

    そのうち殺されて眼だけオークションに出されそうだな

    49 = 8 :

    >>47
    ネジ曲がった更正されちゃう…

    50 :

    由比ヶ浜「ヒッキー、一緒にプリキュア見ようパフー」


    可愛い


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