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    元スレ八幡「俺ガイルRPG?」

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    601 :

    第4章 4の国編


    NPC「ここは4の国なんだよ!」

    いつもの国の入り口に立っている国の名前を言うだけのNPCのセリフを聞きながら、俺たち勇者パーティは4の国の門をくぐった。

    中には非常に緑が多く、爽やかな風が吹いている。

    あまりに暑かった3の国に比べると、非常に過ごしやすい気候だといえるだろう。

    雪乃「自然が多い国のようね」

    結衣「わー、すっごい風が気持ち良い!」

    ふわっと涼しい風が吹き、肌を撫でる。ゲームの中とは思えないほどに心地良い。

    緑を基調とした町並みと合わせて、とても落ち着いた雰囲気を感じる国だ。思わず感嘆のため息が漏れてしまう。

    八幡「へぇ、なんていうか落ち着くなここは」

    戸塚「なんか良い雰囲気の国だね」

    そう言ってにぱっと戸塚が笑う。

    うむ、緑の自然、心地良い風、そして戸塚の笑顔。もう最高の組み合わせだな。

    602 = 1 :

    そんな町並みを眺めながら、大通りを真っ直ぐに進んでいく。

    自然に合わせてなのか、中の建物も緑色や黄緑色のものが多く、そして町の人の雰囲気まで落ち着いているように感じる。

    町も女王も建物も燃えていた3の国と比べると、まさに真反対といった感じだ。

    雪乃「さて、この国の長を探しに行きましょう」

    雪ノ下を先頭に、俺たちはぞろぞろ道を進んでいく。

    国柄なのか、自然を扱っている店が多いようだ。

    それらに目をやりながら歩いていると、由比ヶ浜がそういえばさーと話を切り出してきた。

    603 = 1 :

    結衣「この国の一番偉い人もやっぱりあたし達の知り合いなのかな?」

    いろは「今のところ城廻先輩、三浦先輩と来てますもんねー」

    3の国のときと同じように、王様誰だ予想ゲームが始まっていた。

    確かにこれまでの傾向から察するに、ここの王もまた総武高校の面子である可能性はかなり高い。

    とは言っても、俺の知り合いと呼べる知り合いってほとんど今までに出てるんだよな……。

    クラスの面子で言えば葉山グループは全員3の国で出ていたし、戸塚は今ここにいる。あとは誰か忘れているような気がするが……川……川……相模川……?

    ああ、相模か。しかしこの落ち着いた雰囲気の国の長として相模はさすがに合わないような気がする。

    この雰囲気に合っている長といえばまさにめぐり先輩であろうが、彼女は2の国の女王として既に登場している。いや、まさかのダブルキャスト説あるんじゃない?

    604 = 1 :

    結衣「うーん、誰だろうねー」

    いろは「ぱっと思いつきませんね」

    俺なんかよりはるかに人脈が広いであろう由比ヶ浜や一色たちでも、これといった候補が出てきていないようだ。

    これ以上考えていてもおそらく出てきそうになかったので、NPCの会話に聞き耳を立てることにした。

    3の国のときはNPCの発言で誰だか予想がついたしな。

    NPC1「この風の国の女王はとても幼い、大丈夫だろうか」

    NPC2「部下にえらく面倒見のいい人がいるらしい、なんとかなっていると聞くが」

    NPC3「城の門番、いつも暑そうなコートを着ているが平気なのだろうか……」

    八幡「……」

    今のNPCの会話から分かったことがいくつかある。

    とりあえずこの4の国は風の国とも呼ばれるらしい。それはこの心地良く流れる風を感じれば納得出来る。

    そしてここの長も女王らしい。女王率高くね? RPGの王様らしい王様だった1の国ってまさか稀少なんじゃないの?

    面倒見のいい部下ってのは、それだけだと何も分からないな……だが暑そうなコートを着ているというのは、もしや……。

    3の国に比べると分かったことは少なかったが、とりあえず門番に絡まれないように城に入れるルートを捜さないといけないなって思いました。

    605 = 1 :

    それからしばらく歩くと、女王のいる城──というより屋敷のような建物のところに辿りついた。

    周りをきょろきょろと見渡してみるが、どうもこの正門以外からは入れそうにない。

    えーマジかーあいつと会うじゃんーと思っていると、どこからか聞いたことのある声が響き渡った。

    材木座「ハーッハッハッハッハッハ八幡」

    八幡「高笑いと俺の名前を繋げるのはやめろ」

    思わず突っ込んでしまうと、その先にいたのは予想通りの野郎だった。

    材木座義輝。中二病患者。説明終わり。

    その材木座は俺の顔を見るやいなや気持ち悪い高笑いを周囲に響かせた。いや、見てるこっちが恥ずかしくなるからやめてねそういうの。

    材木座「待っていたぞ八幡! 突然ゲームみたいな世界に飛ばされてwktkしてたのに友達はいないわ門番という役割上やることが少なかったりで寂しかったぞ!」

    八幡「あっそう……」

    このRPG世界に来て一番喜びそうなのが材木座であるとばかり思っていたが、まさかのロールプレイの残酷さを一番に受けている身だった。

    確かに町の中央にある屋敷の門番って冷静に考えて見たらやること少なそうだな……是非俺と代わってほしい。

    606 = 1 :

    材木座「さぁ、八幡! ここを通りたくば我を倒してから行けい!!」

    八幡「や、そういうの面倒だからやめてくんない?」

    本当に面倒だったのでさっさと門を開けてほしかったのだが、材木座は門の前で仁王立ちしたままで動こうとはしない。

    よく見るとウィンドウにテキストが更新されていた。

    もんばんの ヨシテルが しょうぶを しかけてきた!▼

    ええー、これマジでバトル展開なのーと呆れたため息をつくと、雪ノ下が一歩前に踏み出ながら剣を鞘から抜いた。

    雪乃「……倒してしまって構わないのかしら?」

    八幡「いいんじゃねぇの、あっちから喧嘩売ってきたんだし」

    適当にそう返すと、雪ノ下がそのまま材木座に向かって駆け出す。

    当の材木座は一瞬戸惑ったように体を震えさせたが、すぐに剣を抜き放つと雪ノ下と対峙した。

    これ、一応イベント戦闘扱いなのかぁと思いつつ俺も木の棒を取り出す。そしてその先を材木座に向けて呪文を唱え始めた。

    材木座「さぁかかってこい勇者共! この剣豪将軍が相手を『グラビティ!』む、体が重くなっ『ユキノは れんぞくぎりをつかった!▼』ぐはげぶごはっ! ぐっ、まだまだぁ!『グラビティ!』ちょまっ、八幡? それ重ね掛けしても意味がな『ユキノは れんぞくぎりをつかった!▼』ごばっ! ぬぅぅ、やるな『これあたしも入った方が良いのかな……ユイファイアー!』熱い! あつーい! お、おのれ『ユキノは れんぞくぎりをつかった!▼』ぐぶごぼかはっ、体が重くて力が『ざ、材木座くん、頑張ってー』『てめぇ戸塚に声援貰うとか羨ましいじゃねぇかこの野郎!!』ぐはっ! 八幡、グーはやめてグーは『ユキノは れんぞくぎりをつかった!▼』ぐああああああっ!!」

    ヨシテルは たおれた!▼

    いやぁ、いい勝負でしたね。


    607 = 1 :



         ×  ×  ×


    材木座を倒して門を開けさせ、屋敷の中に入ると、その中も緑を基調とした柔らかい印象を受ける空間が広がっていた。

    建物の中なのにどこからから心地良い風が吹き、俺の制服のブレザーがふわっと広がる。

    平塚「ふむ、ここの屋敷を作った人は良いセンスをしているな」

    平塚先生が周りを見渡すと、うんうんと頷いていた。

    確かに建物内で緑を使うというのは結構珍しいと思うが、この屋敷内はその緑色が自然と合っているように感じられる。

    雪ノ下や由比ヶ浜たちも、屋敷内を眺めては感嘆の声をあげている。

    雪乃「落ち着いた雰囲気ね、3の国の炎の城よりは私好みだわ」

    いろは「えー、ここもいいですけどー、うちの2の国の水の城の方がいいですってー」

    結衣「確かに水の国の城も凄かったよねー、優美子たちの炎のあれも凄かったけどー」

    608 = 1 :

    そんなこんなで感想を言い合いながら(俺は特に何も言ってないけど)歩いていると、突き当たりに大きい扉が見えた。

    おそらく、あの扉の向こうに女王とやらがいるのだろう。

    小町「結局、誰が女王なのか予想できませんでしたねー」

    雪乃「開ければ分かることよ」

    そう言いながら雪ノ下が扉をぎいぃと音を立てながら開く。

    その先にあったのは今までの玉座の間のような大仰な広場ではなく、小洒落た部屋だった。

    めぐり先輩や三浦がいた広場のような豪華さとはベクトルが違うものの、まるで映画に出てくる貴族のような落ち着いた雰囲気のある部屋だ。

    辺りには柔らかそうなソファーや大きい机、本棚などが並んでいる。

    そして、その部屋の奥にある机の向こう側に小さな女の子が一人座っているのが見えた。

    609 = 1 :

    八幡「あ……」

    小さな女の子ではあったが、見た目に反して少々大人びているような雰囲気を醸し出している。そしてその女の子の長く艶やかな黒髪には見覚えがあった。

    留美「八幡……」

    八幡「よ、よう……」

    そこに座っていた少女──鶴見留美は俺の顔を見つけると、やや驚いた表情になる。

    そして俺も同じように驚いている。てっきりこれまで通り総武高校関係の面子が来ると思っていたのだが……。

    まさか、そこで総武高校とは一切関係のない留美が現れたものだから、俺の頭の中は少々混乱気味だ。

    どう反応すればいいか考えていると、一色がとんとん俺の肩を叩いてきたのでそちらの方に振り返った。

    610 = 1 :

    八幡「なんだよ」

    いろは「いや、先輩あの子とお知り合いですか? 年下好きだとは思ってましたけど、まさかそこまで手を出してるなんて……」

    八幡「いやちげぇよ、そんなんじゃねぇよ」

    なんかあらぬ誤解を受けていたので、速攻で否定を返す。

    や、本当にそんなんじゃないからね? ただちょっと夜の山道で脅してグループを分散させようとしただけ──あれっ、これもしかしてロリコンと思われた方がまだマシなんじゃねぇの?

    ていうか一色も留美とはクリスマスイベントで会ってるはずなのだが、どうやら覚えていないようだ。

    まぁあそこでちらっと見ただけの小学生の顔をいちいち覚えてはいないか。

    否定しても一色が疑うようなジト目でこちらを見てきていたので、誤魔化すように咳払いをしながら留美の方を見た。

    611 = 1 :

    八幡「お前がここの女王なのか?」

    留美「……お前じゃない」

    俺の疑問に対して返ってきたのは、疑問に対する返答ではなく、睨むような視線と冷たい言葉であった。

    そこで、去年のクリスマスイベントでも似たようなやり取りをしたことを思い出す。

    そういやこいつ、名前で呼ばないと妙に不機嫌になるんだよな……。

    今でも女の子を下の名前で呼ぶのは抵抗があるが、名前を呼ばないと話が進まなさそうなので、仕方なくそう呼ぶことにした。

    八幡「なぁ、留美」

    呼ぶと、留美はこくんと頷いてくれた。そのまま話を続けることにする。

    八幡「留美がこの4の国の女王ってことでいいのか?」

    留美「うん」

    再び留美がこくんと頷く。どうやらマジで小学生がこの国の女王らしい。平気なのかここ。

    612 = 1 :

    さて、留美が女王なのが確定したところで、次は何を質問しようかなんて考えていると、ぎいぃと後ろの扉が開かれる音がした。

    その音に、俺たち全員が振り返る。

    一体誰が入ってきたのだろうかと見てみれば、そこには青みがかった黒髪の少女が立っていた。

    川崎「るーちゃん、ご飯どうす──あ、あんた達なんでここに!!?」

    その少女は俺たちを見ると、目をくわっと見開き、表情には驚愕の色が浮かび上がっていた。

    あれ、こいつなんか見たことあるような。名前なんだったっけな──川越? 川島? 川原……?

    名前を思い出そうとあれこれ考えていると、また机の方からガタッと揺れる音がした。見れば留美が立ち上がっている。

    留美「あ、沙希お姉ちゃん」

    八幡「沙希お姉ちゃん!?」

    川崎「はぁ!? な、なんであんたに沙希お姉ちゃんって呼ばれっ、ちょっ、ていうかなんでここに」

    俺も、そして今のやり取りで名前思い出したけど川崎沙希も、この状況が上手く把握出来ず、互いの顔を見合わせることしか出来なかった。

    何もかもが良く分からんが、とりあえず分かったことが一つ。

    川崎、お前この世界でもシスコンやってるんだな。


    613 = 1 :

    6日も空くとは思わなかった……。
    しばらくちょっと更新速度が落ちるかもしれません、申し訳ありません。

    それでは書き溜めしてから、また来ます。

    614 :

    おつおつ 幼い女王でルミルミ思い浮かんだけど面倒見のいい人で
    ああさーちゃんとけーちゃんペアかと思いきやルミルミとさーちゃんか 最高か

    615 :

    4の国はルミルミ&サキサキのダブルネームコンビか……材木座? 誰それ?

    616 :

    ルミルミとサキサキの組み合わせ……完全に盲点だった……

    617 :

    材木座が倒されたということは……誰が復活させたのか?

    618 :

    まあ材木座だしへーきへーき

    619 :

    そいえば、1の国王だけモブかー気になるww

    乙乙

    620 :

    乙です
    妹がいなければ幼女を捕まえればいいのよ!ってか、川原さんマジパネェ

    621 :

    >>619
    せ、世界観の都合上のあれだから

    622 :

    千葉村の時に川崎さんがいたらどうなったかなとか思った

    623 :

    ビビらせる役が川崎さんになってたんじゃないですかね……

    624 :

    ザキザキ

    625 :

    ここの作者も中々来ないな、

    626 :

    >>625
    他のやってるから
    やる気ないんよここは

    627 :

    めぐりスレの方が楽しいんだろ

    628 :



       ×  ×  ×


    川崎「はぁ……」

    留美の後ろに立った川崎がえらく不機嫌そうに息を吐く。

    あれからとりあえず川崎を落ち着かせ、それから俺たちがこの世界に来てからこの国に来るまでの経緯について、そして留美と知り合いであった理由など諸々を説明していた。

    川崎「なんであんた達とるーちゃ……留美が知り合いなのか分からなかったけど、そういうことか」

    八幡「まぁ、そういうわけだ。ところでお前はなんで留美にお姉ちゃんなんて呼ばせてるんだ」

    川崎「えっ!? いや、ちょっとそれは」

    留美「私がこの世界に来たとき、沙希お姉ちゃんが助けてくれたの」

    川崎「留美!?」

    川崎が慌てたように留美の口を抑えようとするが、留美はそれに構わず言葉を続けた。

    留美「私、この世界のことよく分からなくて。いきなりこの屋敷にいて困ってたら、一緒にいた沙希お姉ちゃんが色々やってくれて……」

    八幡「はぁ、なるほどねぇ」

    いきなりこのRPG世界に飛ばされた留美を、同じく飛ばされた川崎が世話を焼いていたということだろう。多分、そういうしてるうちにお姉ちゃん意識が芽生えたんだろうな。さすがブラコンにしてシスコン。相手が年下だったらなんでもいいのか。

    一方、当の川崎は顔を朱に染めながらそわそわと落ち着きのなさそうにしている。

    629 = 1 :

    川崎「いや、その、たまたま偶然いただけっていうか……あたしは昔、弟の付き添いで少しだけゲームやってたことあるから、この世界のこともなんとなく分かってたってだけで」

    八幡「そういや、大志とかけーちゃんとかは来てねぇのか」

    川崎「いや、この世界に来てるのは、あたしの知る限りだとあたしとるーちゃ……留美と……、あと外にいる暑苦しいのしか」

    暑苦しいのって。まぁ誰のことを言ってるのか分かるからいいけどさ。

    川崎「大志たちも心配だし、早く元の世界に戻りたいんだけど……」

    雪乃「安心して川崎さん、私たちは元の世界に帰る為にこうやって来ているの」

    八幡「ああ、だから何か魔王を倒すための情報とか知らないか?」

    川崎「魔王……」

    川崎は手を顎に当てしばらく何か考えていると、はっと何かに気が付いたような表情になって留美の顔を見た。

    留美も同時に何かを思い出したのか、川崎と目を合わせている。

    川崎「確かこの国から少し離れたところに遺跡があるんだけど、その奥に魔王城への鍵があるらしいって国の人が言ってたのを聞いたことがある……」

    八幡「魔王城への鍵……?」

    もしもそれが本当なのだとすれば、それを手に入れなければ魔王城に入ることすら出来ないのではないか?

    ならば、この国での目的はおそらくその鍵の入手なのだろう。

    630 = 1 :

    そう納得していると、留美が言葉を続けた。

    留美「でも、その鍵は普通にやっても手に入らないの」

    結衣「えっ? それってどういう意味?」

    留美「その鍵は遺跡の奥に封じられている……その封印を開けるには風の国の女王の力が必要だって、城の人が言ってた」

    川崎「そして風の国の女王はるーちゃん。多分、遺跡の奥にまでるーちゃんを連れて行く必要がある……」

    ああ、とうとうるーちゃん呼びを言い直さなくなったよこの人。全然良いと思うんですけどね。

    それはさておき、今知ったことはなかなかに重大な情報だ。

    前回は葉山たちとダンジョンに向かって対魔王アイテムを回収しにいったものだが、その情報が正しいのであれば今回は留美を連れて遺跡とやらに向かう必要がある。

    しかし、留美を遺跡に連れて行っても大丈夫なのだろうか。

    不安気な視線をやると、川崎がキッと睨み付けてきた。こえぇ……。

    しかしその顔もすぐに不安な表情に切り替わる。

    川崎「るーちゃんは戦うことは出来ない……本当は危ないからやめてほしいんだけど、でもそうしないと元の世界に戻れないのなら……」

    留美「沙希お姉ちゃん、わたしは平気だよ」

    川崎「るーちゃん……」

    そんな川崎の手を引っ張り、優しい顔で声を掛けたのは留美であった。俺は特に声を掛けることもなく、そのやり取りを見守ることにした。

    留美「わたしが行かないと駄目なんだから、私も行く。そうしないと、沙希お姉ちゃんも本当の妹と弟に会えないんでしょ?」

    川崎「……分かった。るーちゃんがそう言うなら……」

    そうぽつりと呟いた後、ちらっとこちらを向いてきた。

    631 = 1 :

    川崎「そういうわけなんだけど……あたしも行くからさ、るーちゃんのことを、守って欲しい」

    八幡「むしろ俺たちが頼む側だろ。留美に来てもらいたいってな」

    雪乃「ええ。鶴見さん、あなたの力を貸していただけないかしら」

    留美「うん……わたしでいいなら」

    雪ノ下が留美のところまで歩み寄ると、手を差し伸べる。それに対して、留美は握手で応えた。

    雪乃「それならよろしく頼むわ、鶴見さん」

    留美「うん、こっちもよろしく」

    サキが いちじてきに なかまになった!▼

    ルミが いちじてきに なかまになった!▼


    632 = 1 :



       ×  ×  ×


    八幡「で、お前は魔物とかと戦ったことはあんのか?」

    留美と川崎の協力を取り付けた後、戦闘用の装備に着替えて戻ってきた川崎に話しかけた。

    ちなみに川崎の装備は黒みがかった銀色の鎧であり、普通にファンタジー系ゲームでよく見るようなオーソドックスなものであった。いいなぁ、俺もこんな制服なんかよりそういうのが欲しかったなぁ。

    川崎「一応、外を巡回した時にそれなりに魔物とは戦ったことはあるけど」

    そう言う川崎のステータス画面を見てみると、俺たちと同じ12であった。ていうか俺たちもいつの間にこんなにレベル上がってたんだな……多分モンスターボックスとボス戦のせいだと思うんですけど。

    しかしここまで旅をしてきたはずの俺たちと、この国にずっといたはずの川崎のレベルが同じなのは何故なのかは引っ掛かるが、RPGあるあるの「途中参加のメンバーはパーティメンバーと同じレベルになる」法則が発動しているのだろう。俺も楽してレベル上げしたかったです。

    川崎「あたしより、あんたこそ戦えるの? 制服だし」

    八幡「この制服に関してはほっとけ」

    もう何度目になるか分からないが、やはりこの制服に突っ込まれてしまった。

    まぁ周りの奴らはみんな鎧とかファンタジーっぽい装備の奴らばかりだし、唯一現実世界と同じ服装である俺が浮くのは仕方がない。

    平塚先生のみは現実世界と同じような白衣をタイツのようなものの上に羽織っているが、あれでも何故かこの世界に馴染んでいるように見えるからあの人は凄いよなぁ……。

    633 = 1 :

    留美「八幡」

    八幡「おう」

    川崎の後に続いて、留美もやってきていた。先ほどのドレス姿とは違い、動きやすくするためかワンピースのような姿に変わっている。

    留美のステータスも確認してみるが、こちらはHPのみが表示された。俺たちと違って攻撃力などは表示されていない。おそらく非戦闘要員なのだろう。川崎の言うとおり、対魔物戦の戦力として数えるのは無理そうだ。

    留美「準備は大丈夫だよ」

    八幡「じゃあ行くか」

    留美と川崎が準備を終えると、俺たちはぞろぞろと屋敷の中を移動していく。

    屋敷の外に出ようとした時、何やらでかい物体が扉の辺りにいることに気が付いた。

    材木座「待て待てい八幡!」

    八幡「お前死んでなかったのか……」

    でかい物体だと思ったら、なんと材木座であった。あっれーこいつさっき戦闘で倒したはずなんだけどなー。イベント戦闘での敗北は死亡に扱われないのだろうか?

    よくRPGとかで強制敗北イベントってあるけど、あれ実際の戦闘ではNPCのことボコボコにしてたはずなのに、その後の会話イベントだと普通に余裕そうにしてると腹立つよね。あれに近い怒りが今沸いてる。

    634 = 1 :

    材木座「どこに行こうというのだ、八幡よ」

    八幡「まぁ、かくかくしかじかって感じでな」

    材木座「ま、待ってくれ八幡……かくかくしかじかとだけ言われても、我には意味は通じぬのだが……」

    あっれーここゲーム世界なんだからそれだけで説明終わったりしないの? そういうところに対してゲーム的ご都合主義は発動しないのかなー。

    正直全部こいつに説明するのは面倒だし、雪ノ下たちを待たせるのもあれなので、簡単に説明することにした。

    八幡「まぁ色々あって遺跡に行くことになった。だからお前は門番を頼む。じゃあな」

    材木座「待て待て待て、待って八幡、置いていくな!」

    ちっ、こいつうぜーな。人の袖引っ張りながら捨てられた犬のような上目遣いやめてくれない? お前がやってもどこにも需要ないし、俺の心にも何も響かないから。

    八幡「なんだよ……」

    材木座「我も行く! この剣豪将軍が助力するのだぞ、ありがたく思うのだな!」

    八幡「……」

    材木座「待って、無視しないで、先行かないで」

    戸塚「は、八幡、材木座くんも、ね?」

    八幡「……ちっ」

    材木座「舌打ち!?」

    戸塚が言うならしゃーねーなー、戸塚が言うならなー。

    材木座「けぷこんけぷこん、まぁ我が仲間になったからには大船に乗った気分でいるがいい!」

    八幡「泥舟の間違いじゃねぇだろうな……」

    ヨシテルが いちじてきに なかまになった!▼

    川崎たちの時と同じように材木座が仲間になったメッセージがウィンドウに表示された。

    奇妙な高笑いをする材木座を見ていると、肩ががくっと重くなったように感じられる。

    ああ、今すぐ離脱させたい……。


    635 = 1 :



       ×  ×  ×


    国の門をくぐり抜け、外に出ると一面に大きな草原が広がっていた。

    見回した限りだと魔物は見えないが、国の外ということでいつポップしてもおかしくはない。気は抜かない方がいいだろう。

    結衣「うわー、すっごいいい眺めだねー」

    小町「風も気持ちいいですねー」

    平塚「うむ、空気がおいしいな……ゲームだが」

    いろは「平塚先生、煙草を吸いながら空気のおいしさとか分かるんですか……ゲームですけど」

    八幡「……」

    だが、パーティ内の空気は妙に抜けていた。いやまぁ、確かにぴりぴりしすぎても仕方ないんだろうけど……。

    636 = 1 :

    軽くため息をつき、メンバーの一番後ろの位置から前にいるメンバーたちを眺めた。

    いつもの7人に加え、川崎。留美、そして何故か材木座が一時加入しているため、現在のパーティは10人となっている。

    由比ヶ浜、小町辺りが川崎の近くに寄って話し掛けており、やや賑やかな雰囲気になっていた。

    結衣「沙希はさ、風の国でどんなことをしてたの?」

    川崎「あ、あたしは別に……留美の手伝いとか、色々……」

    留美「いきなり女王になってたからやることは多かったけど……沙希お姉ちゃんが助けてくれて」

    小町「ふーむ、やはり沙希さんは姉力にして最強……ゆくゆくはお義姉ちゃんにしたい……」

    川崎「おねぇっ……は、はぁっ!? そ、そんなことあ、あるわけないし!」

    材木座「ちなみに我も結構手伝ったのだぞ、八幡!!」

    八幡「いや、なんでそれを俺に言う……」

    戸塚「あはは、材木座くんもあの国で色々頑張ってたんだね」

    材木座「戸塚氏……やはり我の苦労を分かってくれるのは戸塚氏だけか……!」

    八幡「おいてめぇ表出ろ」

    戸塚「八幡、ここ表だよ……」

    637 = 1 :

    やいのやいのやっていると、ふと何か魔物が出現したような雰囲気を肌で感じ取った。

    見れば他のメンバーも全員雑談をピタリと止め、周りを見渡している。

    前の方の空間が一瞬歪むと、そこに魔物が現れ、ウィンドウにテキストが更新された。

    サイクロプス達「ウゴオオオオオオ!!」

    サイクロプスAが あらわれた!▼

    サイクロプスBが あらわれた!▼

    サイクロプスCが あらわれた!▼

    いろは「うわっ、きもっ、なんですかあれ」

    一色が身を捩って表情までドン引きしていたが、一瞬自分のことを言われたかと思って俺が身を引いちゃったよ。女子がキモッて言うと自分のことだと思うってあるあるだよね……俺の場合、勘違いじゃなくてガチで言われたことも多いし。

    それはさておいて、目の前に出てきた魔物はサイクロプスという一つ目の巨人であった。ゲームなどでもちょいちょい見たことのある怪物だ。

    巨人の男のような風貌で布のパンツみたいなのだけは何故か履いており、筋肉質のような体は隆々としている。

    大きさは2メートルちょいほどか。巨人と呼ぶには少々小さいかもしれないが、普通の人間からすれば十分大きい。

    しかし今までのスライムやらよく分からないクマやらに比べると少々凶暴そうな雰囲気を感じる。なんだかんだ言ってもゲーム終盤の敵か。

    638 = 1 :

    留美「沙希お姉ちゃん、頑張って」

    川崎「うん、ちょっと待っててね」

    留美の声援を受けた川崎は優しい顔で頷きながら武器を取り出す。

    そういえば川崎の武器ってなんなんだろうなーと思いながら目をやると……。

    八幡「……鎖鎌?」

    川崎「何じろじろ見てんの」

    じゃらじゃらと取り出した鎖の先には鎌と分銅がついている。俗に言う鎖鎌と言う奴だ。

    い、いやぁ……ファンタジーRPGの武器としてはどうなんすかね……制服姿の俺がどうこう言っても説得力は皆無かもしれないが。

    しかし不思議と鎖鎌を構える川崎に違和感はない。っていうか、無駄に鎖似合いますね川崎さん……。不良っぽい雰囲気のせいかしら。

    川崎「行くよ、はぁっ!!」

    そのまま分銅のついた鎖をぶんぶんと振り回しながら、川崎は果敢にサイクロプスの一人に突撃しにいく。

    そのまま勢いよく投げられた分銅がサイクロプスの首に絡みつき、サイクロプスが身を捩る。

    その隙に川崎はもう片方の鎌の付いた方を持つと、それをサイクロプスに向かって思い切り振り下ろした。

    639 = 1 :

    川崎「食らいな!」

    一閃、サイクロプスの左肩から右下に向かって綺麗に切り裂く。

    しかしサイクロプスはそれだけでは怯まず、鎖を掴みつつ川崎へ拳を振るおうと腕を振りかぶった。

    八幡「グラビティ!」

    その腕が動く前に俺は唱えていた呪文を発動する。黒い重力の塊が構えた木の棒の先から放たれ、サイクロプスに向かって真っ直ぐに飛んでいく。

    そしてその黒い塊がサイクロプスに当たると、途端にその動きが鈍くなる。それを見た川崎はすぐに鎖をサイクロプスから外すと、ばっと後ろに跳んで距離を取った。

    八幡「大丈夫か?」

    川崎「今のはあんたの? 助かったよ」

    そういや俺の鈍化魔法について説明してなかったなぁと思っていると、瞬間後ろのほうから派手な魔法の音が鳴り響いた。振り返るまでもない、由比ヶ浜と一色の呪文であろう。

    結衣「ゆいサンダー!!」

    いろは「いろはスプラッシュ!!」

    由比ヶ浜と一色が唱えた雷と水の魔法が入り混じり、サイクロプスたちに直撃する。

    がああっと悲鳴をあげるサイクロプスに対して、川崎を含む前衛組は隙を与えんとすぐに各々の獲物を振り回す。

    640 = 1 :

    雪乃「早く終わらせましょう」

    小町「とりゃーっ!!」

    平塚「これが! これだけが! 私の自慢の“拳”だぁっ!!」

    戸塚「やああっ!!」

    川崎「覚悟するんだね」

    材木座「ぶもおおおおおっ!!」

    なんか一人牛みたいな雄たけびをあげて突撃していった奴がいたような気がするけど、心底どうでもいい。

    がががっと派手な音がし、サイクロプスに対して確実にダメージを与えていることを示す。しかしそれだけではあの一つ目の巨人たちは倒れない。

    あの筋肉隆々とした体つきはこけおどしではないらしく、それなりにタフなのだということが分かった。

    八幡「グラビティ!!」

    今までの雑魚敵ならば二回目を撃つ前に大抵片付け終わっているのだが、今回の敵はそれなりに固い。ならばMPをケチるより支援に向かった方が良かろうと二発目の鈍化魔法をサイクロプスのうちの一体に当てる。

    俺の魔法は、川崎と小町が相手をしているサイクロプスに当たり、その動きが目に見えて鈍くなった。

    641 = 1 :

    サイクロプスC「が、がああっ……!?」

    小町「お兄ちゃんナイスアシストッ! いっくよーっ!!」

    コマチは とっしんをつかった!▼

    小町は槍を構えると、そのまま真っ直ぐにサイクロプスに向かって駆け出した。そしてその槍が勢いよくサイクロプスの胸の辺りに突き刺さる。

    川崎「行くよ!」

    サキは きりさきをつかった!▼

    それに続いて川崎は鎌を持ちながら駆け出すと、鎌を持った腕を少し引き、刃がキラリと光る。

    そのままサイクロプスの近くまで行くと、その鎌を真っ直ぐに振り下ろす。それはサイクロプスの肩の辺りに命中し、そのまま切り裂いた。

    そしてそのまま二人は攻撃の手を休めず、小町と川崎は連続でサイクロプスに追撃を浴びせる。それからサイクロプスが光の塵になって空に消えていくまでにそう時間は必要なかった。

    材木座「うおおおおおおおおおおっ!!」

    他の面子も見やれば、材木座がやたらカッコいい叫び声を発しながら剣をサイクロプスに突き立てている姿が確認出来た。あいつ、本当に戦闘出来るんだな……びっくりした。声だけ聞いたら勇者王みたいだったぞ……。

    雪乃「終わりよ」

    そしてもう片方のサイクロプスは、今丁度、雪ノ下の華麗な剣技の前に光の塵と貸しているところであった。あいついつ見てもすげぇな……むしろ、前より技が冴え渡ってきてるような気がする。

    全てのサイクロプスを倒したことを確認したところで、ふうと息をついた。

    642 = 1 :

    八幡「これで終わりか」

    雪乃「ひとまずは片付いたようね」

    材木座「八幡! 見てたか、今我がラストアタックを決めたのだぞ!」

    あーあーうるせぇ。相手にするのも嫌なので材木座に背を向けると、ふと留美と川崎の姿が見えた。その近くには先ほど川崎とナイスコンビネーションを見せた小町もいる。

    留美「沙希お姉ちゃん、かっこよかったよ」

    川崎「別に、大したことじゃないでしょ」

    ぷいっと留美から顔を背けると、丁度俺と目が合った。一応適当に手をあげて挨拶しながら声を掛けた。

    八幡「おつかれさん、お前もすごかったな」

    川崎「……別に、これくらいは」

    小町「いやあ沙希さん凄かったなーっ、これ鎖鎌ってやつですか? ちょっと見せてくださいよー」

    川崎「あ、ちょっと危な」

    小町が川崎と盛り上がっているのを見ていると、留美がてこてことこちらに近寄ってきた。

    643 = 1 :

    留美「で、八幡は何をしてたの」

    八幡「お前……俺は魔法でみんなの手助けをしてたの。俺の魔法を食らうと、そいつは動きが遅くなるんだ」

    留美「……なんか、地味」

    八幡「縁の下の力持ちと呼んでくれ」

    まぁ、このパーティ内で直接ダメージを与えられないの俺だけだしなぁ……。

    別に足手まといになってるとは思わないが、留美の言うとおり地味なのは確かだ。

    言いながら留美の顔を見ると、やや暗い表情で俯いていた。

    留美「……でも、地味でも八幡は役に立ってる。わたしはなんにもやってない」

    八幡「気にすんなよ、俺だって本当は何もしたくない」

    言うと、留美はきょとんと何を言ってるのか理解できていないような顔になった。

    八幡「まぁあれだ、留美が見てるだけで頑張れる奴もいるだろうしな。そういう意味では役に立ってるだろ」

    留美「なにそれ……」

    やや呆れながらも、ふっと留美の顔に笑みが戻った。一瞬俺の顔を見た後、その視線は川崎の方に移った。

    644 = 1 :

    八幡「ま、留美が応援してりゃ川崎は嬉しいんじゃねーの」

    留美「沙希お姉ちゃんは凄くいいお姉ちゃんだから……八幡は、いいお兄ちゃんなの?」

    八幡「あん?」

    一瞬呆気に取られたが、すぐに目線を小町にやる。小町は川崎と楽しそうに何やら武器について話をしているようだ。

    八幡「ばっかお前、俺よりいいお兄ちゃんなんてそうそういねぇぞ。あそこにいる小町は俺の妹だけどな、あんないい妹に育ったのは俺みたいないいお兄ちゃんがいたからだぞ」

    留美「ふーん、そ」

    そちらから投げかけてきた疑問なのに、それに答えたら興味なさそうに返すのは酷くないですかね……。

    しばらく川崎と小町のやり取りを遠巻きに眺めていると、つんとわき腹の辺りを指で刺された。ぞわっと背筋に何か走ったのを感じながら振り向くと、留美がこちらを見上げていた。

    留美「八幡は、妹に応援されると嬉しい?」

    八幡「ああ、めちゃくちゃ嬉しいね。そのまま太陽に向かって走り出したくなるほどな」

    留美「……意味分かんないんだけど」

    うーん、留美の呆れたような声、すっごい癖になりそう……。もっと言ってくださいお願いします。

    しかし次に留美が紡いだ言葉は、優しさが含まれている声だった。

    645 = 1 :

    留美「……じゃ、八幡も頑張って」

    八幡「……ああ」

    少し遅れて留美の言った言葉を理解して、頷きながら返事をした。

    やはりいい兄姉に恵まれると、いい妹に育つんだなって思いました。まる。

    そこで一瞬、もう一組の姉妹が脳裏を横切った。

    陽乃さんと雪ノ下。

    陽乃さんはいい姉だったのか。

    雪ノ下はいい妹だったのか。

    だが軽く考えても答えは出ない。答えを出すには、俺は彼女らのことを何も知らなすぎる。

    雪乃「そろそろ行くわよ」

    その思考も長くは続かず、雪ノ下に掛けられた声で途切れた。

    八幡「ん、分かった。小町、川崎、行くぞー」

    小町「はーいっ」

    川崎「この妹、本当に元気だね……」

    軽く雪ノ下、川崎、小町を見渡してから、ふとこんなことを思う。

    もし、この中の兄妹関係が一人でも入れ替わってたらどうなってただろうなんて。

    そんな、あり得ない妄想を。


    646 = 1 :

    こ、更新率悪くて本当にごめんなさい……。
    めぐりスレの方をを早めに終わらせたいのと、単純に書く時間があまり取れてないせいです。申し訳ありません。

    それでは書き溜めしてから、また来ます。

    647 :

    面白いしゆっくりでいいのよ おつでした

    648 :

    乙 いつまでも待つぜ

    材木座お前容姿はともかくその声でラストアタックはアカン 死亡フラグや

    649 :

    なんでやディアベルはん関係無いやろ

    ルミサキとかいう新しい光を感じる

    650 :

    >>648
    なんでや!ラストアタック取れてるやろ!


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