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    元スレ京太郎「合同合宿ですか?」

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    451 :

    コジマ粒子に頭やられてますねこれは

    453 :

    咲とACのクロスでも書くか

    454 = 446 :

    まず最初に「バカな……加齢臭!?閉鎖空間ではないのだぞ!?」とか思い付いてしまった
    ごめんなさいすこやん

    455 :

    アラサーアンサラー…とっつきで一撃なわけだな

    456 :

    ??「好きなように打ち、好きなように負ける…それが、わしらのやり方じゃったのぉ」
    ??「…ス………コス……タコス………タコスタコスタコスタコスタコスタコス(ry」
    ??「この程度のオカルト想定の範囲内ですよォ!」
    ??「好きなように打ち、理不尽にトぶ それが俺」

    「四人とも何言ってるんですか、部長?」
    「気にしちゃ駄目よ」

    458 = 1 :

        /           、\
    .   / /  /         ヽ ',        _
      / ′/ /     ヽ  ヽ  .:       // rf_f_l
      ,/|  , /| ′l|   | |  | | |  _人_   //  | |
     ,: |i  l\ | | l|   | / | | |  `V´   //  |_|
    . l| ハ  | | ト   l|\イ ハ /| |//       ´    _
    /|{/ // /芹ミ八{ ィf笊ハヽi 〈/ |         f_l_| /l
     j 〈/ィ ト弋ツ    弋)ツノィ l|l|           //
    / /{|ハ ,,   ,   ,,  /} | ;            レ
    : / | l| 人   、  ,   /,  //
    /{  | |ト  { >  _ _ イ、/ // ___       fヽr─ 、
    八 八_>ー/┏━━━━━[____]━━━┷//⌒ヽ
    人 `丶}}   /_ ┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (/⌒ ヽ
      ⌒ヽ\   f⌒ヽ                   (_/┃ ノ
      /     f⌒ヽノ    冬 の 日 本 海     |┃
      {      f⌒ヽノ                     |┃

    465 = 1 :

    頭の悪い京太郎SS略してワルきょう
    すいません。俺がふざけた所為でこのスレの主旨がよくわからなくなってきたと思うけど
    明日からはちゃんと書くので見限らないでください

    こんなことばっかやってるからたまに真面目な話書くと別人扱いされるんだな

    466 :


    罰として純刃五個集めてくるというのはどうだろう

    468 :

    乙、はるるの面白いし可愛いwwwwww

    >>(スクエア三大ゲーは武蔵伝とアインハンダーと後1つなんだろうと考えてるはるる)
    そ、双界儀…(小声)

    470 :

    >>468
    レーシングラグーン(ボソッ

    473 :

    バハラグかガンハザードだな
    どうでもいいが双界儀はwikiの内容が充実しすぎてて草生える
    >>470
    ポケモンの最新作にYOKOHAMA出身のWarriorが出張してきたな

    474 :

    >>470
    レジェンドオブドラグーン(ボソッ

    475 :

    最初に耳にしたのは水音。

    勢いよく噴出した水が地面を叩く音に、徐々に意識が覚醒してくる。

    小さく震えた目蓋の隙間から夏の日差しが差し込み、視界が白く染まる。

    右手で目元を擦りながら現状確認すると、どうやら場所は屋外。

    いまだにぼんやりとする頭でようやく状況を把握する。

    夏の昼下がり、旅館の中庭の木陰にベンチを見付けた俺は食後の昼休みとばかりにそこで優雅に昼寝を決め込んでいたのか。

    「ごめんね。起こしちゃったかな?」

    この頭がふにゃふにゃしてきそうな癒し系ボイスは……。

    京太郎「宥さん?」

    声の方に視線を向けると、中庭の隅に設置された花壇に水遣りをやっている宥さんの姿が目に入る。

    8月の太陽光の下、相変わらずのコートにマフラーの重武装形態。マスクとメガネはしていないのでフル武装形態ではない。

    俺が投げ出したいた両脚を地面に下ろし、ホースで水遣りをやる宥さんをしばらく観察する。

    「~♪」カタカタカタカタ

    表情だけなら機嫌が良さそうなんだが、その実は全身を駆使して凄まじいビートを刻んでいる。

    夏場と言えど冷水は宥さんには堪えるようだ。大丈夫かなこの人?

    476 = 1 :

    京太郎「あの」

    「ん~?」

    故につい声をかけてしまった。

    京太郎「よかったら代わりましょうか? 水遣り」

    「ありがとう。でも大丈夫だよ? 私、慣れてるから」ニコ

    笑顔でやんわりと断られてしまった。

    食い下がってもいいのだがあんまりしつこいのも鬱陶しいかなと思うので、ここは静観することにする。

    「~♪」カタカタカタカタ

    可愛い。

    高く上げたられた水流の放物線が太陽の光を反射、屈折させ円弧状の大気光学現象。所謂、虹を作り出す。

    花壇に植えられた花々と、水滴と光の乱反射。その中に立つ宥さん。それは間違いなく現世に光臨せし女神そのものだった。

    ああ^~ゆうキチになる~。

    477 = 1 :

    「ごめんね。待たせちゃって」

    京太郎「いえ、俺が勝手に待ってただけですから」

    さすがに後片付けは手伝わせてもらう。

    水を抜いたホースを巻いて、蛇口の脇に寄せておく。

    「うう……ちめたい……」

    両手と両目をギュッと瞑り寒さに震える宥さん。

    俺は無言で両の手の平を前に差し出す。

    意図を察した宥さんが俺の両手を握る。

    「あったか~い」ポヤァー

    あら咲いてる。

    478 = 1 :

    京太郎「喜んでもらえてよかったです」

    宥さんは手があったかくて幸せ。俺は宥さんと手を繋げて幸せ。

    誰も損をしない完璧な構図。これこそ世界平和の第一歩である。

    京太郎「他のメンツには俺の手は冷たいとあまり評判はよくないんですけどね」

    「そうなんだ」ムム

    なにやら考え込む宥さん。

    「手が冷たい人は、心も冷たいっていうよね?」

    京太郎「……」

    本当は逆で手が冷たい人は心が温かいというのが通説だが。とは言えそれを自分で訂正するのはなんかイヤだ。

    俺が渋い顔をしていると、俺を観察していた宥さんと視線が衝突する。

    「~♪」ニコ

    微笑む宥さん。脳裏に雷光。

    からかわれたんだ、からかわれたんだ! ちくしょうなんか恥ずい!

    479 = 1 :

    京太郎「まったく、人が悪いですよ宥さんも」

    「ごめんね? なんだか京太郎君が可愛くって」

    可愛い……か。

    まぁ宥さんがそれで笑ってくれるんなら俺は甘んじて弄られキャラに徹しようか。

    京太郎「そういえば宥さん手袋も持ち歩いてましたよね? そっちを使ってもよかったんじゃ」

    「あ……そ、そうだね」ゴソゴソ

    普段、腰の辺りに紐で吊られている宥さんの手袋。

    「あ、あれ……」

    京太郎「どうしました?」

    「あの、手袋なくなっちゃって……」

    480 = 1 :

    京太郎「え? 落としちゃったとかですか?」

    「う、うん……たぶん……」

    「どうしよう……」

    心なしかいつもより振るえが大きい気がする。目元もフルフルしている。

    京太郎「あれって大事なものなんですか?」

    「うん……玄ちゃんがプレゼントしてくれた大切な……」グス

    あちゃ……そういうことか。

    京太郎「じゃあ、探しにいきますか」

    なんでもないことのように言う。

    「え、でも……」

    京太郎「いいからいいから。どうせ俺、昼寝くらいしかやることないですし」

    そういって俺は宥さんの手を取って歩き出す。

    京太郎「狭い旅館ですし、2人ならすぐ見付かりますよ」

    いまだオロオロしている宥さんに笑いかける。

    「うん」コクン

    俺の言葉に少しだけ笑ってくれた。

    481 = 1 :

    「それで、どこを探せば」

    京太郎「まぁ中庭周辺にはなかったですし、あるとすれば館内ですね」

    「あれ?」

    俺と宥さんがこれからの捜索方針を話し合っていると横合いから声がかかる。

    「おねーちゃんに京太郎くんではないですか」

    それは宥さんの妹さんの玄さんだった。

    京太郎「こんちは、玄さん」

    「く、玄ちゃん……」

    罪悪感か、少したじろぐ宥さん。

    482 = 1 :

    「御二人はなにをしてたですのだ?」

    京太郎「ああ、花壇で少し」

    「ボードゲーム?」

    京太郎「玄さん、そのボケめっちゃ突っ込み辛い。流しで」

    「う、はい……」

    俺はこっそり宥さんに耳打ちする。

    京太郎「この際だから玄さんにも協力してもらいます?」

    「でも……」

    京太郎「大丈夫、玄さんはそんなことで怒ったりしませんよ」

    京太郎「逆の立場なら。宥さんは玄さんを怒りますか?」

    「ううん」フルフル

    京太郎「なら大丈夫ですよ」

    「うん」

    さん「2人ともどうしたの?」

    京太郎「ああ。玄さん、実は……」

    483 = 1 :

    「ふ~む、なるほどなるほどなるほど~」

    「ごめんね玄ちゃん。玄ちゃんがせっかくプレゼントしてくれたのに」

    「おねーちゃん!」ダキ

    宥さんに力一杯抱き付く玄さん。

    「そんなに大事にしてくれてたなんて感激だよ!」

    「玄ちゃん……///」

    「おねーちゃん……///」

    見詰め合う2人。

    京太郎「あの」

    「わわわっ!?」

    俺が声をかけると慌てて離れる宥さんと玄さん。前々から思ってたけどなんかこの2人怪しくない?

    京太郎「それで、玄さん。なにか心あたりとかないですか? どこかで見掛けたとか。もしくわ宥さんがうっかり仕舞い込みそうな場所とか」

    「おねーちゃんがうっかり置いてきそうな場所…………………………………………こたつ?」

    (妹にダメな子って思われてる!?)

    484 = 1 :

    それからあーでもないこーでもないと議論し玄さんは別れて別の場所を探すことになった。

    じゃあ三手に別れようと俺も別の場所に向かおうとしたところ、玄さんに宥さんに着いててほしいと頼まれた。

    理由を聞いても教えてくれず、玄さんは「真実はいつもじっちゃんの名に懸けてたった一つのQ.E.D.!」とか言いながらさっさと行ってしまった。

    大丈夫かなあの人? 少し心配だ。

    京太郎「ね? 言ったとおりでしょう」

    「うん」

    京太郎「いい妹さんですね」

    「私には勿体無いくらいの、自慢の妹だから」

    京太郎「それ、玄さんに直接言ってあげるといいですよ。まったく同じ返ししてきますから」

    その光景を想像すると、つい口元がニヤけてしまう。

    松実姉妹恐るべし。

    485 = 1 :

    阿知賀女子の泊まる部屋。

    初日に俺が炬燵を運んだあの部屋にやってきた。

    「う~ん」

    着くや否や。宥さんは炬燵布団を捲るとそのまま炬燵の中に頭を突っ込んで探し出す。

    京太郎「ま、宥さん! ちょっと」

    四つん這いで頭を突っ込んでいる姿勢はまぁなんというか臀部を突き出すような姿勢でもあるわけで、

    なんというか……物凄く目のやり場に困る。

    「ない~」

    ないなら早く出てきて下さい!

    俺の切なる願いなど露知らず宥さんはさらに腹ばいになってどんどん奥へと潜っていく。

    ああっ! そんなズルからスカートの裾が捲くれ上がって……いいぞ、もっとやれ!

    いや違う! 目を覚ませ俺!

    486 = 1 :

    京太郎「宥さん! ちょっと待って」

    自分の欲望に決して屈したりしないという内なる絶対律。感情を理性で屈服させ、制止に入る。

    「京太郎く~ん……」

    布団越しに聞こえる篭った声。

    「引っ張り出して~」

    ええ~、もうなんなのこの人ぉ~?

    京太郎「もしかして、もしかすると俺を誘惑してるんではなかろうか」

    「なに~?」

    京太郎「なんでもないです」

    俺はいわれたとおり宥さんを引っ張り出そうとし、……て、硬直する。

    京太郎「」

    どこを持てというんだこの人は。

    487 = 1 :

    京太郎「あの、どこを持って引っ張れば……」

    「脚でいいよ~」

    そういって自らの脚をパタパタと漕ぐ。

    これに触れろというのか。

    京太郎「わ、かりました……」

    搾り出すような声で承諾。俺はゆっくりと宥さんの脚に触れる。

    フニッ

    柔っこい! 温かい! 俺の理性は脳髄をぶち抜き成層圏まで達しそうだった。

    落ち着け俺。ここで不埒な事をして宥さんからの信頼を損なっては俺の築いてきた人物像とかなにか大事なものが失われる、永久に。

    そうだ。俺はただ宥さんの脚を持って後ろに引き宥さんを炬燵から引っ張り出すだけの機械。

    心を無にしろ。心象風景は深山の清流。

    ガラッ

    「は~暑、い……」

    京太郎「」

    穏乃「憧~どうしたんだよ、早く入れよー」

    「……」

    ピシャリ

    1mmの弁解を挟む余地もなく、戸は無常にも閉められた。

    488 = 1 :

    憧のあの目が忘れられない。

    男子高校生が巨乳物のエロ本をこっそり購入しているのを目撃した時のような、そいつをゴミとしか思っていような氷結地獄の冷血な視線だった。

    いや、その状況に実際に出くわした事があるのでかなり正確な表現だと思う。

    「京太郎君。大丈夫?」

    気遣わしげに声をかけてくれる宥さん。

    京太郎「はい、まぁなんとか……」

    乾いた笑いを浮かべつつ、なんとか返事を返す。

    女性の前では弱さを見せない。

    女性の目の届く範囲で格好をつけたがるのは男の悪い癖だが、一方で見栄を張らなくなった男は最低の生き物だと思う。

    そんなことは今はどうでもいい。

    京太郎「ここにもなかったですね」

    俺はフラつく膝でどうにか立ち上がる。

    489 = 1 :

    京太郎「ありませんでしたね」

    「うん……」

    意気消沈の宥さん。

    京太郎「宥さんは本当に玄さん、大切なんですね」

    「うん……うちおかーさんいなくて」

    そういえば少し聞きかじっただけだが宥さん達のお母さんは2人が小さかった頃に他界しているらしい。

    詳しくは知らされていないががないが、その辺りのことも伺っていいのだろうか。

    「私、こんなだから玄ちゃんいつも私のこと助けてくれて」

    宥さんの独白が続く。

    「それで、ある時に玄ちゃんがあの手袋をプレゼントしてくれて『これでもいつでも寒くないね!』って……」

    思い出は記憶。想いは無形。けれど形に残しておきたい大切なものも確かに存在する。

    京太郎「元気出してください。絶対見付けますから!」

    それにないより俺はこの人に笑っていてほしいから。

    490 = 1 :

    「あ、いた」

    俺が宥さんを励ましていると、背後から声がかかる。

    この平坦な声の主は、

    「やっと見付けた」

    鷺森灼先輩がゆっくりとこちらに歩いてくるところだった。

    京太郎「チューッス!(舎弟風)」

    「ん」

    俺の挨拶に目礼で返してくる鷺森先輩。いやん、もっと構って!

    「宥さん、これ」

    そういって差し出したのは件の、

    「これ、私の手袋」

    「落ちてるのを見付けて、汚れてたから洗ってから返そうと思って」

    「それで乾くのを待ってたら玄が探してたって」

    「だから持って来、」

    「」フルフル

    「宥さん?」

    491 = 1 :

    「灼ちゃん!」ダキッ

    「わぷ!?」

    「ありがとう。本当にありがとう」

    感極まったのか鷺森先輩に抱き付く宥さん。身長差の所為で先輩の顔の下半分くらいが胸元に埋もれている。けしからんもっとやれ! 

    俺も宥さんに抱き付かれたい。そして、俺も先輩に抱き付きたい。

    2人ともそこ代わってくんないかなぁ。

    ………………それ俺が俺と抱き合ってるだけじゃねぇか。恐ろしく最悪な絵面だ。

    一瞬でも想像してしまった自分の妄想力を呪い殺してやりたい。

    「宥さん、胸……苦し」

    「わわ、ごめんね。灼ちゃん!?」

    鷺森先輩の言葉に慌てて拘束を解き、解放された先輩に紅潮した顔で謝る宥さん。

    なんか和んだ。

    492 = 1 :

    かくして今回のちょっとした騒動は解決した。

    小説の物語のように劇的な顛末など存在せず、終わってみれば俺達が無駄に騒いだだけになってしまったようだ。

    鷺森先輩と別れて中庭。

    俺と宥さんはさっきまで俺が昼寝をしていたベンチに肩を並べて腰を下ろしていた。

    「ありがとう。京太郎君。おかげで無事に見付かって」ニコニコ

    両手に手袋を嵌めた宥さんが嬉しそうに笑いながらお礼を言ってくれる。

    京太郎「いやいや、俺はなんにもしてないですから」

    謙遜でも過小評価でもなく事実そのものでもある。

    もうちょっと俺の活躍する場面があっても良かったんじゃないかなぁ~とも思う。

    「そんなことないよ。京太郎君が励ましてくれたときとっても嬉しかったから。だから」

    俺の手を取る宥さん。布越しに伝わる宥さんの手の温もりが心地良い。

    「ありがとう。これからもよろしくね」

    そういって微笑む宥さんの手を俺は優しく握り返した。

    それを俺の答えとして。

    493 = 1 :

    以上です。ほのぼのというよりしんみりって感じになってしまって申し訳ない
    書いては中断、書いては中断を繰り返してたら
    いつもより遅くなってしまったことも合わせて謝罪させてもらいます

    憧無双も構想は出来てますが
    ちょっとこれキャラ崩壊というか人格崩壊が酷くて書いていいものなのか迷ってるんでもう少し待っててください
    それではこれで

    494 :

    すばらっ!おつー
    宥さんを幸せにしてあげたい(使命感)

    496 :

    乙です
    京ちゃんと京ちゃんの熱いハグ……イメージして吹いたじゃないか

    497 = 1 :

    会いたい。

    ただ、ひたすらにそう想う。

    私は諦めたつもりでいた。

    でも、それは嘘だった。

    だって私の心は、こんなにも彼に惹かれ続けていたんだから。

    胸を締め付ける郷愁の甘さと温かさ。

    それ以上の苦しさと切なさ。けれど、それを感じる自分は嫌いじゃなかった。

    もしこの世界が私と彼の恋物語なら、私は最後に彼の隣で笑っていられるの?

    けれどそれは誰にもわからない。

    私達はいつも現実という物語の途中で立ち尽くす。劇中人物に物語の結末は見通せないのだから。

    見上げる青空より光の花弁が舞い落ちて、光は想いと共に溢れ逆流する。

    奈良と長野。その茫漠とした隔たり。

    この空の向こう、最短空路約368.7kmを時速2000kmで翔ればあなたに会える?

    「会いたい。会いたいよ……頭、撫でてほしいよ」

    いつでも探しているよ。こんなに君の姿を、交差点でも夢の中でも、そんなところにいるはずもないのに。

    もしまたもう一度、君に会えるなら今度こそ「好き」って伝えるから。

    だから……。

    次回、『合同合宿~京玄編~時速2千キロメートルの恋』

    今、その想いは音速を超えてオゾン層を引き裂く。

    498 :

    ハイスピード恋愛アクション乙

    500 :

    やったぜ京玄だ
    乙ー


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