元スレ京太郎「男子チャンピオン?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
ゆっくり更新
安価も少しあり
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1425561309
2 :
オーケーかもかも
3 :
待機中
4 = 1 :
京太郎「優勝…か」
いよいよ此処まで来てしまった、少なくともその二文字が見える場所に。
全国大会、決勝戦。思えば、咲を麻雀部に誘ってからまだ半年と経っていないのだ。短く感じるのも当然だろう。
だが、自分はこの半年で彼女に大きく水を開けられた様に感じてしまった。
遠い、遠い、何処かに彼女は行ってしまったのだ。
そう思うと少し、ため息が出てしまう。
京太郎「いよいよですね…優希、頑張って来いよ!」
優希「京太郎のタコスパワーがあれば無敵だじぇ!ボコボコにして来るじぇ!」
久「頼もしいわね」
和「あまり無理しないで下さいね…」
優希「大丈夫だじぇのどちゃん!東場で全部吹き飛ばしてやるじぇ!」
まこ「時間じゃな…」
咲「頑張ってね!」
5 = 1 :
安価
インターハイ決勝戦の顔ぶれ
清澄
白糸台
安価↓2
安価↓3
6 :
臨海
7 :
臨海
8 :
阿知賀
9 = 2 :
阿知賀
10 = 1 :
不安だった。
結成してまだ日のたたないうちの麻雀部が全国の大舞台でどこまでやれるのか。
相手に不足なし、と部長は笑い飛ばしていたが、実際心配しかない。
そもそも、得点計算もまだ完全には出来ない自分が心配することではないが。
だが咲のお姉さん程の打ち手だと流石の自分でもその異常性がひしひしと肌で感じられる様になるのだ。
牌に愛された人々。
簡単に説明するとこうなってしまうが、要は人外の集まりである。
神を降ろしてまで麻雀を打つ巨乳巫女の学校だったり、ここまで来るともういっそサイコロだけで勝負を決めてしまっても良いんじゃないか、と思ってしまう。
モニターを見ると、既に対局は始まっていた。
しかし、何も聞こえない。
他の皆は固唾をのんでひたすらモニターを見つめ続けている。
11 = 1 :
何も聞こえない、何も。
いつも自分をからかってくる小さな少女はこの見るもの全てを圧倒するインターハイ、全国大会決勝戦の張り詰めた空気は彼女の小さな身体を今にも押し潰さんとしている。
見ていられなくなって、ふらりと、外に出た。
12 = 1 :
広い館内をてくてく歩く。
クーラーがよく効いていて、涼しい。
寒いくらいだ。
リノリウムの床が、キュッ、キュッと音を立てて自分を追いかけて来る。
やがて、広間に出た。
そこは、会場の、別館の吹き抜けであった。
天井に張られたガラスからは、夏の強い日差しが床に注いでいる。
ジリジリと肌を焼かれる感覚が少し心地よかった。
そうして、ぼさっと突っ立っていると、微かに奥の体育館から音が聞こえて来た。
13 = 1 :
麻雀、か?
戸惑いながらも、音のした方へと進んで行くと、そこには二つの大きなモニターが設置されていた。
どちらも無音であったが、片方は女子、恐らく団体戦決勝を映しているのだろう、とよく観察していると、確かに優希が他の化け物と卓を囲んでいた。
既に咲の姉は連荘を決めている様だった。
優希の打ちのめされた様な、項垂れた表情を見ていられなくなり、思わず隣のモニターに目を移した。
しかし、もう一方は明らかに男子が卓を囲んでいた。
男子麻雀、地方大会一回戦負けの自分が見るのは少しこそばゆい感じもしたが、暫くそちらを眺めていることにした。
男子麻雀はプロ含め日本ではあまり盛んでは無いと聞いていたからこそ、応援をしたい気もした。
14 = 1 :
個人戦であると、色々と個性が出る、と部長に教わったので、期待した。
しかし単純に言うと…
つまらなかった。
展開の読み合い、素人が見ても分かり易い様な大きな役の応酬などは一切見られず、点の移動もしょっぱいものだった。
一万単位の点の移動すらなく、気が付くと、結局最初の2局に満貫を二連続でアガった、私服の高校生が優勝していた。
玄人ならば先行逃げ切りの堅実な打ち回し、と唸るところだが、ちょうど此処の広間の効き過ぎたクーラーの様に、世間は中々冷たいものである。
わかりにくい、のだ。
わかりにくい物は見たくないのが人情であろう。
何しろ、インターハイに男子麻雀があること自体、ちょっと前まで自分は知らなかったのだ。
15 = 1 :
細かいルールはあれどゴールにボールを入れたら勝ち、という競技を続けて来た側にしてみたら、教育テレビで昼頃に放映している囲碁将棋を眺めている方がまし、と判断を下してしまうのも仕方ないだろう。
そしてこの感覚は正しかった様で、テレビ放映やネットの生中継なんかもあくまで女子優先、男子はよくても録画か、大体はダイジェストである。
派手に、豪快に、力強いものでなければ人はあっという間に離れて行く。
確かに男子麻雀もニッチなファンが顔の良い選手を追っかけしているが、恐らくその人達は麻雀、という競技には見向きもしていないだろう。
16 :
地味な戦い方で強い奴が本当の強者だって話もあったな。
地味=ありふれた戦い方なのに強いのは地力があるから。
地味=特別な才能やセンスに頼らないからスランプがなく安定してる。
だったかな?
17 = 1 :
後はわかりやすさ、である。
古代ローマの剣闘士なんかも有名だが、エンターテイメントとしての分かりやすさが男子麻雀には足らない。
男子個人戦の表彰式を見ながらちらりと女子団体戦を見ると、阿知賀の女の子がドラ8というあり得ない手でアガっていた。
この時点で、男子麻雀、女子麻雀には埋めようの無い差が生まれていたのが見えてしまうのである。
お袋も言っていたが、男子麻雀には華が無い。
これには同意せざるを得ない。
18 :
男子麻雀強者
佐藤 将太郎
19 = 1 :
そんな事を考えながら、また二つのモニターを眺めた。
丁度後ろにソファーがあった。
座ってみると、ふわりと沈み込み、柔らかい下地が尻を包み込んだ。
前のテーブルを見やると、リモコンが置いてある。
眺めているモニターのリモコンであることは容易に想像出来た。
ミュートになっていた音を、男子個人戦表彰式の方だけ上げることにした。
聞こえて来たのは、老いた男子プロのフガフガ声であった。
男子プロからは、先生、と呼び讃えられているその老人は、何でも唯一女子プロと渡り合った、すごい人だったらしい。
ただ、男子プロと言ってもたかが知れている。
20 :
Saki世界は麻雀やる人間多いんだろうけど辞めていく人間も多いんだろうな
21 :
男子カーリングとかみたいなもんかな
22 = 1 :
男子プロは麻雀だけではとても食っていけないのだろうか、ジャ○ーズ系の若いイケメン達が、モデル活動をしたりCDデビューしたりしながら大抵5、6年で引退して行く。
女子プロ、即ち日本の正規の麻雀リーグに挑戦する男子プロも一年に2人3人は出る様だが、大抵はそのあまりにも厚い壁に阻まれて、心をボロボロにしてすぐに逃げ去って行ってしまう。
それこそ男子麻雀はインターハイやインカレで輝かしい成績を収めたとしても、男子プロのある意味厳しい世界で生きて行くしか道が残されていないのだ。
実にやる気が削がれる様な話だ。
23 = 1 :
世界大会になると、いよいよ立場がなくなって来る。
海外の男子勢は女子プロに打ち克つ力を持つ雀士も一定数いる様ではあるが、日本の男子はそもそも世界大会に出る権利すら無いのだ。
それは日本での、麻雀の扱われ方にある。
いくら学生時代にがんばっても、潰しが効かない、受け入れ先が無い、と言われて絶望した雀士達はどんどんと裏社会に流れて行った。
どの男子プロでも、経歴をちょっと調べれば必ず何処かにヤの字が絡んでいる痕跡があるくらい、闇に浸透して行ったのである。
積み込み、イカサマ、賭け、代打ちなど麻雀の負のイメージはこうして付いて回っている。
24 :
表彰式が終わった。
記者会見が始まるが、記者の大半は顔の良い男子選手目当ての女性週刊誌であろう。
大方、インターハイで見つけた、イケメン十傑!みたいな煽りで、カラー特集として売り出されるのだろう。
嫌な話だ。
いくら地方大会止まりとはいえ、一雀士として憤りを感じる。
しかし、クーラーが効き過ぎている。
急速に冷やされた外気によって、尿意を催した。
トイレ、トイレ。
居心地の良いソファーを立つのはやや億劫だったが、漏らす訳にはいかない。
そう思ったその時…
パシャッ
25 :
漏らしたのかな?
26 = 24 :
記者「ふんふん、中々のイケメン君だね」
京太郎「え?」
記者「ちょっと話、いいかな?」
記者「写真、撮らせてもらったよ」
記者「ネ、ネ、ネ、どこの学校の子?とりあえず、制服から見るとインハイには出場していないみたいだけど…」
記者「お話、聞かせてくれるかな?」
京太郎「ちょ、やめてください!」
噂をしたら、というわけでは無いが、変なものに引っかかってしまった。トイレにも行きたいし、ひとまずこの場を離れることにした。
京太郎「お断りします。失礼します」
記者「えぇ~そんなこと言わずにネ、ネ?」
しかししつこくついてくる。
こうなったらトイレにに逃げ込むか、男子トイレはどこ~。
京太郎「トイレに行きたいので、失礼します」
記者「…」
記者「あれ~?良いのかな?お姉さん、キミの写真、もう撮っちゃったよ?」
京太郎「…?」
27 = 24 :
京太郎「それが…どうしましたか?」
んん?みてみると大人の魅力満載の巨乳お姉さん系記者じゃ無いか!?
いけない、つい足が止まってしまう…
谷間が出来ている…
記者「だから~、もう私達の雑誌のカラー特集に載っちゃうよ~ってこと」
京太郎「そんな、盗撮じゃ無いですか!?訴えますよ!」
記者「まあまあそんなにお怒りにならずに」
ムニッ
む、胸を押し当てて来た…だと!?
いけない涎と鼻血が出てしまうやばいやばいおもちが腕に!
28 = 24 :
酉外れてましたすみません
京太郎「くそっ…」
記者「フフフッ」
ドカッ
京太郎「あべしっ」
記者「ぐばあ!?」
29 :
今日はここまでかな。
おつでした
30 :
続き期待
世界目指すのかね
31 :
乙
どんな展開になるんやろ
32 :
てっきり泉ちゃんレベルって言われた男子チャンプと京ちゃんの友情話かと
33 :
乙です
強くなって日本で初めての世界レベルになった男になってほしい
34 :
続きが気になる
期待
35 = 30 :
これは気になるね
助けてくれた?人が後の師匠とか?
36 :
???「すみません!すみません!」
記者「ちょっと、危ないな!キミ!」
???「前をよく見ていなかったもので…」
記者「こんな広い場所でよく狙ってぶつかることができるね!?尊敬するよ!」
???「すみません…すみません」
京太郎「…?」
は、や、く、い、け?
早く行け?
お言葉に甘えて、ひとまずこの場所から離れることにした。
あと、早くトイレに行きたい…
37 = 1 :
なんとか無事用を足し、スッキリした気持ちで手を洗った。
本当に、尿意というものは空気を読まずに下腹部に襲来する。
排泄は人間の生理的欲求、というよりかは出さなくてはいけないものだが、たまにこの排泄の時間を無駄に感じてしまう。
だからこそ、トイレに本棚を置いたりする人がいたりするのだろう。
風水的には、あまりトイレに長時間いるのは好ましくないらしいが。
冷たい水が、掌を流れて行く。
そういえば、あの人。
自分を助けてくれた人にお礼をしなくてはいけない。
とりあえず、さっきの場所に戻ることにした。
38 :
一体誰だ
39 = 1 :
モニターの前のソファーに、誰かが座っていた。
髪はそれなりに整えられていたが、背中からは何か疲れている様な、気怠い空気が流れていた。
恐らく、あの人が自分を助けてくれた人だろう。
最初こそ戸惑ったものの、勇気を持って話し掛けてみることにした。
それに、正直かなり危ない状況だったのだ、素直にお礼が言いたい。
よし、
京太郎「あの…」
???「んん?」
クルッ
京太郎「…!」
京太郎「あ…」
???「やあ、金髪にーちゃん、さっきは災難だったな」
???「ホントあーゆー雑誌の記者は節操が無くて困る」
???「報道の自由だかなんだか知らねえが、合法ギャングだぜ、ドレークだ」
京太郎「あなたは…男子の…」
40 = 1 :
???「おお、どうやらずっとここのモニターにいた様だな、にーちゃん」
???「じゃあ俺の対局を見ててくれたのか、ありがとな」
京太郎「男子のチャンピオンですか…」
???「そのとーり。男子個人戦チャンピオン様だよ」
???「しかし、チャンピオン様だぜ俺?全く取材も無いってどういうことよ?」
???「確かに、他の奴らとは違って髪が黒いから目立たないのは解るが…」
???「CDデビューしたかったな、ちくせう、ってのは冗談で、嫌になって来るぜ」
京太郎「それで、先程は、ありがとうございました!」
京太郎「どうなることかと思いました…でも写真を既に撮られてしまっていて…」
???「お?これのことか?」
彼の手には一つの小さなメモリーカードが握られていた。
???「念のため、と思って抜いといたが、やっぱ撮られてたか、全く」
ピシッ
彼は手に持っていた物を片手で真っ二つに割った。
映画のワンシーンにもありそうな、やけに鮮やかな手つきであった。
41 = 1 :
男チャ「おーおー、女子は怖いねえ、十万点もあるのにどうして五万点も減るんだよ、普通に個人で打ってたら飛んでるじゃねーか、怖い怖い」
京太郎「優希…」
男チャ「ん?知り合いなのか、あのロリ女子と。かわいそうだねえ…もうあの子、泣きそうだよ」
相変らず音の無い画面を見てみると、普段からふざけ合い、軽口をたたきあっていた、快活な女の子、東場で強い女の子が縮こまっていた。
ただでさえ小さな身体を丸め、全身が震えている。
明らかに、いつもの彼女とは、何かが違っていた。
男チャ「あんな卓ぜってー入りたくねーな、全く」
京太郎「…がんばれ」
42 = 1 :
男チャ「見たとこ、にーちゃんはインハイには出場していないみたいだし…」
男チャ「にーちゃんはあのロリ女子の学校のマネージャー、と言ったところか?」
矢継ぎ早に繰り出される彼の話は、全く耳に入らなかった。
序盤に強い筈の彼女が、序盤で圧倒されている。
その残酷な事実は、冷たく、静かに首筋に突き付けられたナイフの如く、押し迫って来る。
真の王者には、どんな小細工も通用しない。
タコスパワーなんてちゃちな物は、通じるわけが無いのだ。
想像し難い絶望は、やがて頭の中を駆け巡り、そして抜けて行った。
本当のもの、を見ると人間は寧ろ冷静になるらしい。
無音のモニター越しに見ても、こんな有様であるから、魔人と卓を囲む、彼女はどれだけのプレッシャーを受けているのか。
全く、見当もつかない。
男チャ「おーい、大丈夫か?にーちゃん」
43 = 1 :
男チャ「にーちゃん、気持ちは分かるが、今はやめよう」
京太郎「…」
男チャ「なあ、まあ、とりあえず座ろう」
男チャ「ありゃ規格外だ、見ちゃいけねえよ、刺激が強過ぎる」
京太郎「大丈夫です…」
男チャ「大丈夫な訳あるかい、顔が真っ青だぞ?」
男チャ「素人なら、ほーん、強いな、で終わるところをにーちゃんは知ってるんだろ」
男チャ「女子の無茶苦茶麻雀を身近で暫く見てるとそうなるんだ」
男チャ「しかもマネージャー、やってるんだろ?」
京太郎「はい…」
男チャ「だったら尚更だ。あり得ない異能麻雀を見てるんだものな、力の差がわかっちまう」
男チャ「悪いことは言わねえ、とりあえず見るのをやめよう」
そう言うと、彼は自分の手を取って建物の外に連れ出した。
44 = 1 :
京太郎「でも俺は…」
男チャ「うるせえ、携帯貸せ」
京太郎「はい?」
男チャ「携帯を貸せ。それでお前んとこの部長に繋いでくれ」
戸惑ったが、彼の剣幕に押されて携帯を取り出し、部長を呼び出して渡した。
男チャ「おう、すまんな」
暫くして、部長が電話に出た。
男チャ「あー、すいません!部長さんですか!?はいはい、とりあえず要件を簡単に伝えさせて下さい」
男チャ「何でも、その須賀君、ですか?が廊下で倒れてたんですよ、はい、そんで自分が見つけて、ええ、そうです」
男チャ「とりあえず、意識はあるんで、電話を繋いでもらって、はい、ええ、今は寝かせていて、回復したら医務室に連れて行きますんで、はい、よろしくお願いします、はい」
男チャ「いえいえ、いや、まだ口はきけないみたいでして、はい」
男チャ「いえ、決勝戦、頑張って下さい、はい、はい、失礼します」
ガチャッ
男チャ「ほい、携帯返すぞ」
京太郎「何を話してたんですか?」
男チャ「須賀クン、出掛けるぞ」
京太郎「ええ?」
45 :
どこいくんだろ
46 :
お友達が待つ雀荘行きかな?
48 = 1 :
京太郎「でも、まだ決勝戦が…」
男チャ「夜までに戻ればいいだろ、行くぞ」
そう言うと彼は歩きだした。
先程の電話から察するに、今控え室に戻ったところで、逆に変に思われてしまうだろう。
携帯を渡してしまったことを、後悔した。
男チャ「おっしゃ、地下鉄乗るぞ、スイカ持ってるか?」
スイカ…は…あるぞ!
田舎、田舎と舐めないで頂きたい。ついに長野県でもスイカが使える様になったのだ。
そもそも、新宿から2時間の特急列車があるのだ、そこまで田舎では無いだろう。
男チャ「有楽町駅から乗るぞ」
男チャ「しっかし、地下鉄はいつになっても分かり辛いなあ」
49 :
???「来たぜぬるりと・・・っ」
?「御無礼」
?「アンタ背中が煤けてるぜ」
50 = 1 :
京太郎「ここは…」
ワイワイガヤガヤ
男チャ「ご存知、オタクの聖地、秋葉原でございます」
スピーカーからは甘ったるい声の歌が爆音で流れ、でかでかと卑猥な絵が飾られている。音に聞くオタクの聖地、秋葉原とはやはり一致したものの、やはり実際に見るのとでは全然スケールが違った。
ただ、道行く人の服装はイメージとは違い、わり合い普通な人が殆どだった。
隣にいた彼もジーンズにシンプルなTシャツをうまく着こなしていた。
ふと、自分を見てみる。
制服、白いワイシャツの夏服である。
こんな場所に、制服で来て大丈夫なのか?と思ってしまう。
しかし、問題は隣だ。
ついさっきまで、皆制服を着ていた、インハイの会場で、彼一人私服で闊歩していたのである。
決勝戦の時も、表彰式の時も、服はそのまま、Tシャツにジーンズ。
疑問には思った。
京太郎「服は…どうしましょうかね?」
男チャ「ああ、別に夏休みだしいいんじゃねえかな?制服も服だろ?裸で歩くより全然いいだろ」
みんなの評価 : ★★
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