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    元スレ京太郎「合同合宿ですか?」

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    501 :

    ホワイトグリンド「出番かな?」

    502 :

    成就しろよ、お前の恋を……

    >>501グリントじゃね?

    503 :

    >>501
    申コN
    あとホワイトグリン「ト」な

    504 :

    ボードゲームってカタンか

    505 :

    乙 
     
    玄が言ったミステリー系漫画合成決め台詞って前にどっかで見た時があるはずなんだけど、どこだったかなぁ

    506 :

    まあそこそこ有名ネタではあるし>>ミステリ合成決め台詞

    507 :

    >>505
    じょしらくかなあ?

    508 :

    >>(妹にダメな子って思われてる!?)
    トリコロ懐かしい

    509 :

    今、俺は大きく身動きが取れずほぼ黙って座っているだけになっている。

    下手に動いたりして変な言い掛かりをつけられると俺の命にかかわる。

    「えへへ、きょ~たろ~」スリスリ

    椅子に腰掛けた俺の膝に乗り、身を寄せて頬擦りをしてくるのは阿知賀女子麻雀部中堅新子憧さん。

    普段とはかけ離れた言動に正直戸惑っている。

    京太郎「あの、出来ればどいてほしいんだけど」

    「やーだー。ここがいいのー」

    え~。

    穏乃「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    針の筵か。

    晴絵「あっははは」

    あんたはなんでそんな楽しそうなんだよ。

    510 = 1 :

    事の起こりは十数分前。

    時は晩刻。最早その意義は失われたかのような和気藹々とした空気が旅館全体を包んでいるが、一応この集まりは部活の合宿という名目でここまで来ている。

    その為、時間を見ては他校の生徒ともこうして雀卓を囲んだりするのだが。

    京太郎「どうぞ宥さん。ホットココア、ミルク多めです」

    「ありがとう。京太郎君」

    俺の手からマグカップを受け取り、そのまま口に運ぶ宥さん。

    「あったか~い」ニコニコ

    嬉しそうに微笑むのへ、俺も小さく笑い返す。

    穏乃「京太郎、こっちも~」

    京太郎「はいはい。お嬢様方」

    俺はトレイに乗せていた他のメンバーの分のカップを他の面々の前へ置く。

    穏乃「美味しい!」

    「美味しいね」

    「悔しいけど、美味しい……」

    「さすが京太郎」

    晴絵「須賀君、ちーとこっち来てお酌しなさい」

    阿知賀の面々から賛辞を貰っていた俺を、顧問の赤土なにがし先生が呼び付ける。

    511 = 1 :

    俺は先生の座る机に置かれた酒瓶を手に取り、先生の掲げた空の酒杯に酒を注ぐ。

    京太郎「あんまり飲みすぎないでくださいよ」

    晴絵「もーおかーさんみたいなこと言わないでよ!」

    アルコールが入っているからか、微妙に精神年齢が退行している。

    酒瓶のラベルには奈良吉野が秘蔵の地酒『悶絶チュパカブラ』と記されている。

    酒とか言う以前に人類が口にしていい液体なのか甚だ怪しいが、面倒なので敢えて突っ込まない。

    摘みになにか作ってこようかと考えた時点ではたと気付く。

    腰が砕け、その場に頽れる。

    穏乃「うわ!? どうしたの京太郎?」

    京太郎「ちょっと待って今俺なにしてた?」

    「えっと、みんなに飲み物淹れてくれたりしてたけど……」

    京太郎「ですよね~。俺、最近気付いたら掃除したり給仕したりしてるんだよ」

    京太郎「無意識で身体が動いてた。なるほど、これが第二の天性って奴か……」

    俺の悲嘆の独白、俺以外の全員の顔が引きつるのを俺は見逃さなかった。

    「えと……そうだ! 京太郎くんが淹れてくれたこのココアとっても美味しいよ!」

    「玄。それはあんまりフォローになってな」

    512 = 1 :

    「あんた。無意識でこれだけ働くってどれだけ奴隷根性染み付いてるのよ」

    呆れを多分に含有した憧の言葉が突き刺さる。

    ちょっとは容赦しろよ。

    京太郎「俺だって好きでこうなったんじゃねぇよ!」

    自分で自分を再確認してまた悲しくなってくる。

    「なんだったら将来、うちの給仕係で雇ってあげてもいいけど?」

    京太郎「い、ら、ねぇ!」

    こいつは何かにつけて俺をおちょくってきやがる。しかも優希や淡なんかと違い下手に頭の回転が速いだけになかなかの難敵だ。

    手近な椅子を引き寄せ座り直す。俺と憧の舌戦は続く。

    京太郎「とにかくもうちょっと、俺のこの努力と忍耐力をもうちょっと認めていく方向にしろ。じゃないとそろそろ泣く」

    「あんたがそんな繊細だなんて初めて聞いたけど」

    京太郎「なぁ憧。礼儀って知ってるか? 噂で聞いたんだが本当に実在するらしいぞ」

    「ねぇ京太郎。そう思っても口にしないのが本当の礼儀なんじゃないかしら?」

    売り言葉に買い言葉。顔を付き合わせればこの繰り返しというのはちょっと我ながら進歩がなさ過ぎる気がしなくもない。

    513 = 1 :

    晴絵「まぁまぁ2人ともそう熱くならないでこれでも飲みなって」

    間に入ってきたのは赤土先生。俺たちはそれぞれ透明な液体の注がれたグラスを手渡される。

    冷えた液体の冷たさが指先から伝わり、幾分か冷静さが戻ってくる。

    渡されたそれをなんの疑いもなしに口に運ぶ。

    舌先にわずかな苦味。そこで気付く。

    京太郎「ってこれ酒じゃねぇか!?」ダン!

    俺はグラスを勢いよくテーブルに叩きつけるように置き、これを渡してきた張本人に食って掛かる。

    京太郎「あの先生。一応、この国には未成年飲酒禁止法ってのがあってですねぇ」

    晴絵「まぁまぁそんな硬いこと言わずにさぁ。あははっは」

    ダメだこの酔っ払い。

    カラン。

    ガラスの乾いた音。見れば空になった酒杯がテーブルの上に転がっていた。

    …………………………はっ? 空?

    酒杯を空けた当人は顔を俯かせ、前髪で隠れたその表情はこちらには窺えない。

    514 = 1 :

    ガタッ

    ゆっくりと立ち上がる憧。

    テーブルを迂回し、俺の元まで歩いてくる。

    あまりに事態に他の人間も固唾を呑んで状況を見守っている。

    京太郎「あの、憧さん?」

    ポフ

    柔らかな衝撃。

    京太郎「は?」

    女の子特有の温かさと柔らかさが膝から胴、背中にかけてを包む。

    仄かに香る甘い香気が鼻腔をくすぐり、薄桃色に紅潮した頬と艶やかに濡れた双眸が俺を見上げてくる。

    「えへへ、きょ~たろ~」スリスリ

    そして止めに甘えたような声。

    舌識を除く五感のうち、視識、鼻識、耳識、体識の四感を貫き第六感である意識すら吹き飛ばしそうだった。

    っていうか、え~と…………あなた誰?

    515 = 1 :

    ごめん一旦区切らせて
    って言うか憧無双ってなんだ……(悲嘆)

    ここ最近マジでなんも思い付かないんで
    こんなん酒の力を借りんとやっとれるかいってことで続きはまた後日
    それではまた

    516 :


    第六感まで剥奪するとは憧の可愛さは黄金聖闘士級だな!

    517 :


    あこかわ

    519 :

    乙ー
    アコチャーかわいい

    520 :

    あこかわ乙牌

    521 :

    あちぽのメイド水着姿で擦り寄ってるさまで脳内再生余裕

    522 :

    実は酔っ払った振りをして京太郎にベタベタ甘えてるってことないよな?ww

    523 :

    痴的な娘だな

    524 :

    このアコチャーは「バーニング!LOVE!」とか言ってくれそう

    525 :

    さり気ない化学練成系咒式士的ジョークに草不可避

    526 :

    京太郎「咲。改めて誕生日おめでとう」

    「ありがとう京ちゃん」

    京太郎「バースデーパーティー楽しかったか?」

    「うん! すっごく。こんなにたくさんの人から祝ってもらったのなんてはじめてだから、少し戸惑っちゃったけど」

    京太郎「そっか」

    「あーあ。もうすぐ今日も終わりかー」

    京太郎「ご不満ですか?」

    「かも。もうすぐ魔法が解けちゃうからかな」

    京太郎「はは、1日限りのシンデレラだったな」

    「それ、普段は私がモブだって言いたいの?」ジト

    京太郎「さぁ? どうだか」

    「む~」

    527 = 1 :

    「……」

    京太郎「……」

    「あのね。京ちゃん」

    京太郎「ん?」

    「まだ、魔法が効いてるなら最後にもう一つだけ、お願い事していいかな?」

    京太郎「はぁいつもはこれでもかってくらい遠慮がちなくせに」

    京太郎「いいよ。なんなりと申し付けください。お姫様」

    「その……///」モジモジ







    「今晩、京ちゃんの部屋に行ってもいいかな?」

    528 = 1 :

    京太郎「…………は?」

    「っ///」

    京太郎「お前、それ意味わかってるのか?」

    「わ、わかってる! わかってるよ……」

    京太郎「はぁ~」ガシガシ

    京太郎「なんでそんな話になるわけ? 第一お前、親父さんにはなんていうんだよ」

    「おとーさんには和ちゃんの家に泊まるっていって来てから……」

    京太郎「根回し済みかよ」

    「///」

    京太郎「あのさ、それってつまりそういうことなの?」

    「うん……私、ずっと京ちゃんのこと……」

    529 = 1 :

    京太郎「咲……」グッ

    京太郎「うん。そうだよな、いつまでも半端なまましといちゃダメだよな」

    京太郎「俺もはっきり答え出すわ」

    「京ちゃん?」

    京太郎「咲。俺は、俺も咲が好きだよ」

    「! うん……うん!」ポロポロ

    京太郎「って、おおい。なんで泣くんだよ」

    「だってぇ~」グシグシ

    「ずっと、そう、言ってもらい、たくて……だから嬉しくて」

    京太郎「ああもう! 可愛い奴め!」ダキッ

    「はわわ! き、京ちゃん!?」

    京太郎「咲! 好きだ、大好きだ!」

    「わ、私も、好き……だよ!」

    530 = 1 :

    京太郎「あ~あ、これで咲と恋人同士かぁ~」

    「嫌なの?」

    京太郎「うんにゃ。むしろなるべくしてなったというべきか」

    「なにそれ」

    京太郎「あのさ……」

    「なに?」

    京太郎「マジで家来るの?」

    「あ、そ、それは……その///」

    京太郎「いや、別に無理しなくていいんだぞ? 告っていきなりってそれもなんかなって思うし」

    「ううん。大丈夫、だから」

    「不束者ですが、よろしくお願いします」ペッコリン

    京太郎「その言い回しもなんか違くないか?」

    「あれ?」

    531 = 1 :

    京太郎「まさかシンデレラはシンデレラでもお泊りコースのシンデレラとは」

    京太郎「このムッツリさんめ」

    「やっぱり帰る」スタスタスタ

    京太郎「すんませんした! 謝りますんで戻ってきてください!」

    「もう、京ちゃんのバカ」プイ

    京太郎「いやだから悪かったって」

    「私だって、ホントはすごく恥ずかしくて、怖かったんだもん」

    「だけど、もたもたしてたら、誰かに取られちゃうって思って、だから」グスグス

    京太郎「咲。もういいよ、それ以上言わなくていい」

    京太郎「俺はどこにも行かないし、咲以外の誰かのものにもならないよ」

    京太郎「だからそんな顔すんな」

    「うん」

    532 = 1 :

    京太郎「咲。ちょっとこっち向いてくれ」

    「なに、」


    チュッ


    京太郎「へへ、咲の唇ゲットー!」

    「う、あ…………っ//////」カァァァー

    京太郎「あれ? あの咲さん?」

    「あう、あう……//////」パクパク

    京太郎「おーい咲さーん!」フリフリ

    533 = 1 :

    「もう! 恥ずかしいからこれからは今みたいのは無しだからね!」プンシャカ

    京太郎「うう、だからわかったってのぉ。いい加減機嫌直せってば」

    「……い…か…」ボソボソ

    京太郎「あん?」

    「もう一回、ちゃんとしてくれたら、許す」

    京太郎「……はは、了解。お姫様」

    「ん……」

    京太郎「……」




    チュッ

    534 = 1 :

    京太郎「な、なんか改めてやると照れるな///」

    「……」ギュー

    京太郎「咲?」

    「私ね? 京ちゃんを好きになってよかった」

    「あなたと出逢えて本当によかった」

    京太郎「咲……。ああ、俺もだ、咲に出逢って、咲を好きになってホントによかった」

    「京ちゃん」

    京太郎「うん?」

    「いつもありがとう。大好き!」


    カンッ!

    535 :

    ヒュウー!! やっぱり京咲がナンバーワン!

    536 = 1 :

    やっぱり起源にして頂点のリア充京咲は末永くナンバーワン爆発しろ!

    本編とはまったく関係ない一発ネタ誕生日SS
    総合の方でがっつり書いたのでこっちは地の分なしのあっさりテイストで
    次からはまた合宿の方に戻るよーってかそもそも本編自体に本編らしさがないといわないでね
    それではまた


    >>525
    そのレスも実はどこぞの枢機卿長猊下の策謀なのだよ

    537 = 1 :

    >咲「あなたと出逢えて本当によかった」

    ちなみにただこれが言わせたかっただけ

    538 :

    乙乙!やっぱ京咲良いわ
    昨日から京咲ぜんぶでいくつあったんだろう
    俺3つしか見てないやみんなに乙したい

    539 :


    やはり京咲はいいな

    540 :

    やっぱり咲ちゃんナンバーワン!

    545 :

    「えへへ、きょ~たろ~」スリスリ

    なんだろう。

    可愛い、の、だが。普段とのギャップが激し過ぎてむしろドン引きなんですけど。

    京太郎「……」

    穏乃「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    心なしかみんなの視線が冷たい。

    京太郎「あの、これ皆さんこれ勘違いしちゃダメですよ?」

    京太郎「ボクの意思じゃないですよ?」

    晴絵「あはははははっははははは」

    っんだこの女。腹立つなぁ。

    546 = 1 :

    穏乃「憧! いっつも私が京太郎にくっついてると、そういうのよくないって言うじゃん!」

    最初に言い放ったのは穏乃。さすが切り込み隊長。

    「え~? んー知らな~い」

    穏乃の言葉などどこ吹く風といった体で軽く受け流す。

    穏乃「ぐぬぬ」

    悔しそうな穏乃の顔。ちょっと面白い。

    穏乃「う~!」

    憧には歯が立たないと悟ったのか俺の方に視線を送ってくる。

    いや、そんな目で見られても。

    547 = 1 :

    「あの、あの憧ちゃん! 憧ちゃんもそういうの人前でするのよくないと思う!」

    2番手は玄さん。初めから勝負は見えていなくもない。

    「なに~もしかして~くろもこうしたいの~」

    挑発を含んだ間延びした声。

    「ふぇ!? あ、いや別にそんなのことは、えと、あの……」

    相変わらずコロコロと表情が変わる。見ていて飽きない人だ。

    「い、いいの……?」モジモジ

    微かに頬を赤らめながら上目遣いに憧に伺う。

    俺の膝上という限られた土地の利権を巡って抗争が起きているようだ。

    どゆこったい。

    「ゆずってあげな~い」

    「ぐぬぬ」

    548 = 1 :

    「あったかそうだけど、あったかくない」ブルブル

    語義矛盾ですか?

    「京太郎……」

    感情が欠落したような深淵の双眸が俺を見据える。

    京太郎「はい!?」

    「ボーリングの玉って人間の頭部と同じくらいの重さなんだよ」

    京太郎「え、ちょっ」

    その情報を今出して俺をどうしたいんですか? 超怖いんだけど……。

    逆三角形に配置された点を見るとボーリングの玉の穴に見えてくる逆シミュラクラ現象?

    549 = 1 :

    京太郎「あのだからこれ俺が原因じゃなくて憧が勝手に」

    この騒動の当事者ではあるが主要原因ではないという事実をこの場で明らかにしておかないといけないだろう。

    俺の今後の身の安全の為に。

    京太郎「憧も、そろそろ降りてくれよ」

    俺の理性もオーバードライヴよ?

    いまだに俺の膝の上で擦り寄ってくる憧を押し退けようと、軽く肩を押す。と……。

    「や、もう……きょーたろーのエッチ///」

    肩しか触ってねぇよおおおおおおおおおおおおおおお!!!

    穏乃「なぁっ!?」

    「え、ええええエッチなのはおねーさんいけないと思いますのだ!?」

    京太郎「なんもしとらんわぁボケェッ!!」

    京太郎「ってかなんだよ、もうめんどくせぇよこの板ばさみ!?」

    550 = 1 :

    なんかもう全部ブチ撒けてやろうか!

    「ん~」スンスン

    「えへへ、きょ~たろ~の匂い~」クンカクンカ

    京太郎「なに人の匂いかいでんだよ!? なんか、あの……あれ、恥ずかしいだろ!」

    無理矢理引き剥がそうと、強く肩を押す。

    「黙ってろ低脳タラシ金髪。毎日三食ココナッツジュースとカブトムシ食べてるような顔してるくせに」

    京太郎「え……?」

    さっきまでの若干舌足らずなソプラノではなく、すべての感情が払拭された氷点下の声音。

    さしもの俺もこれには硬直。

    っていうかあなたキャラぶれ過ぎな気やしませんか? 実は正気だったとかってオチは。

    「~♪」

    大人しくなった俺に機嫌を良くしたのか、再度俺の胸板に鼻先を宛がい深く吸い込む。

    熱病に中てられたかのような頬の紅潮が、なんか……エロい。


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