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    元スレ京太郎「合同合宿ですか?」

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    251 = 1 :

    京太郎「きゃあああああああああああああ!! いやあああああああああああああ!!」

    穏乃「あ、ごめん。着替え中だった? って、うわ……京太郎の部屋狭いね」

    あれ!? 意外と冷静……

    穏乃「じゃあ終わるまで待ってるね」

    京太郎「あの、ちょっと……」

    穏乃「ん?」

    京太郎「お前、俺の渾身のボケをスルーするのやめてもらえません?」

    穏乃「とりあえずズボンはいたら?」

    252 = 1 :

    京太郎「大体なんださっきのノック……ノック?」

    京太郎「ゴエモンインパクトの殴りこみかと思ったぞ」

    穏乃「だってこんないい天気なんだよ! 元気よくいかないと勿体無いよ!」

    ガラッ

    俺の横を通り過ぎ、閉められていた窓ガラスを盛大に開け放つ。

    穏乃「」

    ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーー……………カキーン

    どこかで七色石が割れる音がした。

    穏乃「え!? なにやだっ、怖いっ!?」ゴフ

    穏乃「え? 京太郎こんな極限状態みたいな部屋に泊まってるの?」

    京太郎「ああ、まぁうん。とりあえず窓から離れとけ」

    ガラララ

    穏乃「う、うん……後そろそろズボンはいた方がいいよ?」

    253 = 1 :

    京太郎「しかしお前、さっきのは無いんじゃないの?」

    穏乃「なにが?」

    京太郎「仮にも女の子が同年代の男子の着替えをうっかり覗いてしまった。ともすれば恥じらいの一つも見せて然るべきでは無かろうか?」

    穏乃「ふ~ん……」

    京太郎「こいつ、もしや自分ちに全裸の男とかいても『ふ~ん』で済ますタイプか……?」

    穏乃「そんなこと無いよ。誰でもじゃなくて、京太郎だしまぁいっかなって」

    京太郎「お、ふっふ~ん。そんな意味深なこといわれるとお兄さんちょっと穿った捉え方をしちゃいますよ」

    穏乃「ん? よくわかんないけどズボンはかないの?」

    254 = 1 :

    京太郎「だいたいお前さぁ見ろよこの状況。このシャツの丈がもうちょっと長かったらアレだよ? お前とペアルックみたいになっちゃうよ?」

    穏乃「ホントだ! 京太郎ジャージとか持ってないの? ペアルックで闊歩しようよ!」

    京太郎「バカかお前は! 穏乃でもかなりギリギリのラインなのに俺がそんな格好してたら通行人腰抜かすわ! そんで補導されるわ!」

    穏乃「じゃあズボンはけよ!」

    京太郎「はいはい。今はきますよ、ちぇっ」

    穏乃「なんでなんか私が悪いみたいな空気出してるの?」

    京太郎「いやお前は悪いだろ。穏やかなこの朝のこの、……そういえばお前の名前にも「穏」って字が入ってるな」

    それでこの性格か。穏やかさの欠片もないな。

    京太郎「遊びに行くのはいいが、とりあえず朝飯食ってからな。お前なに食いたいよ?」

    穏乃「う~ん……目玉焼き!」

    京太郎「おう! 準備してくるから穏乃はみんなを起こしてきてくれ」

    穏乃「わかった」タタタタ

    元気よく返事をするとそのまま部屋をとび出していった。今のあいつは朝飯のことで頭がいっぱいなのだろう。

    京太郎「扱いやすいのは良い事だ」

    今日も騒がしい1日になりそうな予感はするが。

    255 = 1 :

    没にした穏乃が京ちゃんの着替えにバッタリの方も一応あげとく

    257 :

    乙ー
    クロチャー積極的かわいい

    258 :

    クロチャーの生おもちを堪能する展開はまだなんですかね

    259 :

    おつ

    提案だがとりあえず一人一イベント書くのはいかがかしら
    内容思い付かなければ募集してくれればいいし

    260 :


    落下制御つけてても死ぬ高さの崖だったか

    261 :

    これ廊下側に頭向けて寝てたら、誰かが扉空けた瞬間に下から覗けそうだな

    263 :

    >>261
    天才か
    アコチャーでやろう!

    264 :

    穏乃かわいい

    265 :


    クロチャーかわいい

    266 :

    評決戦争始まったし安価とって寝るか

    ↓3

    ↓5

    269 :

    何故か宮永姉妹と恋バナすることになった京ちゃん

    271 :

    事故で菫さんのレギュレーション変更を知ってしまった京太郎

    272 :

    リトさん的なラキスケ乱舞

    273 :

    ガラス製の丸テーブルの上にはアップルパイにチョコレートケーキ、エクルズケーキ、シュークリーム、マカロン、クッキー、

    スコーンとその添え物の生クリームとストロベリージャムが所狭しと並び、それから人数分のミルクティーが置かれている。

    「わぁすごいね」

    京太郎「まぁな。ちょっといろいろ奮発してみた」

    半分は買ってきたものだが、もう半分は俺の手作りだ。

    京太郎「照さんも遠慮せずにたくさん食べてくださ、……」

    「……」サクサクサクサクサクサクサク

    言う前から、すでにマカロンやクッキーを頬張っていた。はえぇよ。

    ちょっと用意しすぎたかとも思ったが杞憂だったようだ。

    「お姉ちゃん……」

    京太郎「あ、はは……まぁ咲も遠慮せずに食べてくれよ」

    「えっと、京ちゃんが作ったのはどれかな?」

    京太郎「ん~っと、アップルパイとシュークリームとクッキーかな。後そのイチゴジャムは俺の自作」

    「じゃあシュークリームを」

    274 = 1 :

    そういって咲がシュークリームに手を伸ばそうとした瞬間、まるで小動物を強襲する猛禽類のような速度で照さんの手が翻る。

    一瞬早く、照さんが菓子を掻っ攫っていく。

    双眸には猛獣の眼光。

    「……」

    京太郎「てい」

    指先で照さんの額を弾く。

    「あう」

    京太郎「まったく。大人気ないことしおって」

    京太郎「ほら、咲」

    「あ、うん。ありがと京ちゃん」

    「京ちゃん。酷い……」サスサス

    京太郎「あんたが悪い」

    275 = 1 :

    用意したお菓子の半分が照さんの手によって消費された頃、ようやく一息つく。

    「美味しかったよありがと京ちゃん」

    京太郎「どっちが?」

    「どっちも、と言いたいところだけど、身内贔屓で京ちゃんかな」

    京太郎「花を持たせてもらったって感じがするけどまぁ良いか。俺も久々に思いっきり料理が出来て楽しかった、ありがとな」

    「うん」

    「……」サクサク

    京太郎「照さんは……うん、まぁ作り甲斐があってよかったです。うん」

    「?」

    276 = 1 :

    「ふぅ……」

    ようやく照さんも一息。

    「なんだか久し振りだね。この雰囲気」

    京太郎「3人で集まったのはインハイの決勝の後だったっけ?」

    「そうだけど、なんかそれよりももっと長く感じる」

    京太郎「まぁ実際そうだしな」

    「……」ジー

    京太郎「? どうかしました? 照さん」

    こちらをジッと見ている照さんを疑問に思いつつミルクティーの注がれたカップに口をつける。

    「京ちゃんは、今好きな人っているの?」

    京太郎「ぶふぅっ!?」

    吹いた。盛大に。

    277 = 1 :

    「ちょ! おおおお、お姉ちゃん、いきなりなに聞いてるの!?」

    京太郎「ゴホッ、ゴホッ!」

    いかん、気管支に入った。苦しくて涙が滲む。

    「京ちゃん、大丈夫?」サスサス

    京太郎「ゴホッ、ああ、うん。すまん咲、ありがとう。ゴホッ」

    咲に背中をなでてもらってなんとか持ち直す。

    京太郎「あ、えー照さん?」

    「なに?」

    京太郎「なんでいきなりそんな話に?」

    「京ちゃんは清澄の人たちはもちろん、うちや阿知賀のみんなと仲が良い。だからどうなのかなって」

    278 = 1 :

    もしかしてこの人この間ずっとそのこと考えてたのか?

    京太郎「それ答えないとダメなの?」

    「ダメ」

    京太郎「言い切ったな」

    京太郎「大体なんでこんな話を、咲からもなんか言ってやってく、」

    「……」モジモジ

    わーお。君もそっち側なの?

    咲は俺と目を合わせないように、けどチラチラこちらを伺いながら早く話せと無言で続きを催促してくる。

    京太郎「好きな人ねぇ。好きな人……いません」

    「京ちゃんは私たちのこと嫌いなんだって咲」メソメソ

    「ええ!? そうなの京ちゃん!」

    京太郎「なんでそうなった!? どんな飛躍だよ!」

    279 = 1 :

    「じゃあ好き?」

    「///」

    京太郎「はぁ……究極の二択ですね。もちろん好きですよ」

    「だって、やったね咲」

    「わ、私は別に……///」

    京太郎「あの、ゆっときますけどそんな深刻な意味じゃないですよ?」

    「にやり」

    京太郎「おい、その『してやったり』みたいな顔やめろ」

    「でも今好きって言った」

    京太郎「いいよそういう言葉のマジック!」

    280 = 1 :

    「京ちゃん、うちの淡や阿知賀の玄ちゃんとも仲いいよね」

    「!」ピク

    京太郎「あの、もうちょっと会話の前後の繋がり重視してもらっていいですか?」

    京太郎「そりゃまぁいいですけど、別にそんな、そういうアレじゃないですよ」

    「付き合いたいとか、そういった考えはないの?」

    京太郎「俺だって別にそういった願望がないわけじゃないですよ。たとえばその2人に限らずに」

    京太郎「ただ、俺のポンコツ許容量は君ら2人で本体、予備、緊急用、来世の前借分までいっぱいなんでそういった隙がないだけです」

    ポンコツの姉とポンコツの妹、両方面倒を見なくちゃいけないのが中間管理職の辛いところだ。

    「ホッ」

    「よかった」

    281 = 1 :

    「好きな人がいないなら、じゃあ好きなタイプとかは?」

    京太郎「好きなタイプ~?」

    「たとえば年上と年下ならどっち?」

    京太郎「俺、どっちかって言うと同い年か年下がいいんだけど」

    「ホント!?」ガタッ

    京太郎「お、おう?」タジ

    「ちなみにどうして?」

    京太郎「俺が主導権を握りたいから……」

    京太郎「っと最近まで思っていたんだけどどうも俺は年齢に関わらず女性に頭が上がらない気質らしく、正直これはどっちでも良くなった」

    「じゃあ次の質問」

    京太郎「あ、これ続くのね」

    「家事は出来るほうがいい?」

    京太郎「家事ねぇ、別にどっちでも。最初は出来なくてもやってくうちに上手くなるだろうし」

    京太郎「最悪、俺が自分でやるし」

    「京ちゃん……」ホロリ

    282 = 1 :

    「では最後の質問です」

    京太郎「へぇ」

    「胸は小さいほうがいいよね?」

    京太郎「なにその質問」

    京太郎「おも、胸は大きいほうが……いや待て今のは無しだ。なんで幼馴染の女の子2人に俺の性癖暴露せにゃならんのだ」

    「そもそも京ちゃんのその趣向はおかしい」ズビシ

    京太郎「ほう、言ったな。一席打つか?」

    「たとえば人の価値観って育ってきた環境に影響さえたりするよね」

    「たとえば、お金持ちの人から見たら価値のないものでも、貧しい人から見たら価値があるとか」

    京太郎「はぁ」

    「京ちゃんは、私たちの一緒に育ってきたんだから、私や咲みたいなポンコツで胸の無い娘を好きになるはず」

    京太郎「いやむしろその環境にあったが故のというか。後、自分で言ってて悲しくありません?」

    「少し」

    283 = 1 :

    「私! 私はまだこれから大きくなるよね! 牛乳だって飲んでるし」

    「……」

    京太郎「……」

    「お姉ちゃん!? 京ちゃん!?」

    京太郎「なぁ咲、遺伝学的に考えてこの先そんなことが起こりうると本気で思ってるのか?」

    「それは……」チラッ

    「」テルーン

    「ふえぇぇぇぇぇぇ、京ちゃぁぁぁぁん!」

    こうまで科学的な証拠を提示されてはさしもの咲も納得せざるを得ない。

    咲は止め処もなく、失意の涙を滂沱と流した。

    「2人とも失礼」ムゥー

    284 = 1 :

    「やっぱり京ちゃんは胸が大きいほうがいいんだ!」

    「だから和ちゃんとか渋谷さんとか松実さんのお姉さんとかには対応が妙に優しいんだ!」

    京太郎「ん? ん、まぁそうだけど」

    けどそれ宗教上の理由であって、いやまあ可愛いと思うしぶっちゃけ結婚するならああいった人たちがいいけど。

    京太郎「それがすべてじゃないから、な? なんで泣いてるかわかんないけど泣き止めよ。お前が泣いてると俺も悲しい」

    「咲を泣かせるなんてダメだぞ。京ちゃん。お姉ちゃんは憤慨します」

    京太郎「あの、ちょっと黙っててもらっていいですか?」

    「胸なんて飾りです! 京ちゃんにはそれがわからんのです!」

    「そうだ! そうだ! 胸はなくても人権はあるぞ!」

    京太郎「ちょっと落ち着け! っていうかなんか会話の方向性おかしくない? 後、俺ばっか質問されてて釈然としない」

    京太郎「逆に聞きたいんだけど、2人はどうなの? 好きな人とかいるの?」

    「黙秘権を行使します」

    「お、同じく……」

    京太郎「まぁ絶対そういうと思ってたけどね!」

    この俺ルールっぷり。これについては我々はもう熟知してるのでね、最早なんの感慨もないですが。

    285 = 1 :

    ちょっと落とし所がわからなっかんですがここまでということで
    「安価取っといて遅ぇんだよ!ボケェ!」と思った方本当にごめんなさい

    288 :

    てるかわ そして片手までシュークリームをつくる京ちゃんの女子力

    289 :

    乙~
    京ちゃんの女子力の高さに脱帽

    290 :

    乙 巨乳好きは宗教だったのか……失望しましたちひゃーのファンやめます

    292 :

    >>288
    シュー生地はしぼみやすいからムズいよな……かなり慣れてないと簡単にゃいかん

    293 :

    乙ー 姉妹のぽんこつぶりが可愛かった。安価とって良かった。

    294 :

    おつー
    しかし愛宕姉妹の例もある……
    まぁあそこは顔の作りからして違うから
    姉は父親似、妹は母親似なのだろう

    295 :

    何も胸まで男らしくなくて良かったのにな……


    乙牌

    296 :

    ぽんこつ姉妹かわいい乙ー

    >>293よくやった
    おまいにも乙あげやう

    297 :

    京太郎「淡はいるかあああああああっ!!!」バーン!

    白糸台の面々が泊まっている部屋の戸を盛大にブチ開ける。

    何故俺がこんなに怒り心頭なのか。昼飯の後サロンのソファーで昼寝をしていた俺は、目を覚ましてから洗面所で顔を洗おうとして鏡を覗き込んで驚愕した。

    それはもうなんか、なんかすごいとんでもなく面白い顔になっていた。噴飯ものである。

    根拠はないがこんなことをするのはきっと淡だ。俺の本能がそう言っている!

    「!?」

    部屋にいたのは弘世先輩だけ。突然の不躾な訪問に驚いているようだ。そういえばノックするのを忘れていた。

    普段、礼節を重んじる俺だがそんな精神的余裕は存在しなかった。

    「す、おま、……!?//////」

    京太郎「?」

    真っ赤になりながら口をパクパク開閉させる。弘世先輩。

    よく見れば服の胸元が肌蹴ている。微かな違和感。

    一瞬で状況把握。

    はっはっはっ。な~んだ、今日は俺の命日だったのか。…………っておいぃぃ!?

    298 = 1 :

    京太郎「すんませんっした!? さーせんっした!!」

    即座に土下座した。有史以来最も美しい形だったと自分でも思う。

    「いいからさっさと出ていってくれ!」

    曰く至言。

    俺は速攻で回れ右をし、部屋を出て行こうとする。

    パタパタパタ

    響いたのは足音、しかも複数。おそらくこの部屋に向かってきているらしい。

    京太郎「」

    ちょっと待て、この状況はすごくまずいんじゃないか?

    「くっ! 来い!」

    弘世先輩に襟首を掴まれ、次の瞬間世界が回転。

    299 = 1 :

    暗闇の中に放り込まれる。背中には柔らかな感触を感じ、次いで身体の前面にも背中に感じるものとは違う柔らかくまた仄かに温かななにか。

    ガラッ

    「あれー? スミレいないねー」

    誠子「どこかに出かけたのかな」

    尭深「別の場所も探してみよう?」

    パタパタパタ

    声と足音が遠ざかっていく。っていうかちょっと待て! そこにいるのは世界の根源悪である淡か!

    ちくしょう! そこを動くな!

    「おい須賀! モゾモゾ動くな!」ボソボソ

    かなり近い位置から弘世先輩のこれが聞こえる。

    まさかこのあったかくて柔らかいものは……。

    300 = 1 :

    京太郎「弘世、先輩……だと」モゾリ

    「こらだから動くなと、あ、ん……」

    なにか手のひらに一際やわっこいものが掠めた。

    一瞬だが弘世先輩の声に色が混じった。

    これはもしや……おもち!?

    玄さん、俺やりましたよ。初めておもちに触れました。今晩は赤飯だな。

    ようやく理解できた。ここはどうやら備え付けの押入れの中で、布団やその他の雑多なものに紛れて俺と、俺に抱えられるようにして弘世先輩が押し込まれているようだ。

    「くっ、いいか須賀。とりあえずいったんここから出るぞ。貴様を尋問するのはその後だ」

    そういって身を捩るが完全にはまり込んでしまっており俺達は抜け出せない。


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