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    元スレ京太郎「合同合宿ですか?」

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    751 = 1 :

    京太郎「は!? 今、俺絶好の好機を逃したんじゃないか?」

    京太郎「『はい、京太郎くんあーん』、『おい、よせよクロみんな見てるだろ?』」

    京太郎「『これじゃまるで俺たち恋人同士みたいじゃないか』、『えーうっそーマジー超キモーい』」

    (ミ○キーみたいな声ですね)

    京太郎「みたいなさぁわかるこれ? この感じ」

    「//////」

    「いや、その声真似は確かに超キモいけど」

    京太郎「玄さんにあーんをしてもらいつつ、それを指摘してテレ顔を堪能する。一挙両得」

    京太郎「のはずが、素で返してしまったからな。一瞬の判断ミスで人生を棒に振ったな」

    「そんな重大なことですか?」

    「あの、それくらいならいつでも」モジモジ

    京太郎「いえ、意表を突いてもらわないと面白みが無いので結構です」

    「」

    「あんた今、自分の人生盛大に棒に振ってるわよ」

    京太郎「俺さ。憧のそういう鋭い突っ込み結構好き」

    「うっさいわ」

    752 = 1 :

    チョイチョイ

    京太郎「ん?」

    尭深「あーん」

    京太郎「……」

    京太郎「あーん」モグモグ

    尭深「美味しい?」

    京太郎「うーん…………美味い!」\テーレッテレー/

    尭深「よかった」ニコ

    京太郎「ふむ……」

    京太郎「これだよこれ」

    「なにが?」

    「……」

    京太郎「だから咲。無言なのは怖いよ?」

    753 = 1 :

     グ  ラ  イ  ン  ド  ツ  モ
    対麻雀闘牌規格外六連超和了突撃拳

    宮永照の保有する超大量点棒獲得技能。起動すると右腕を軸に気流の渦と紫電が高速回転。
    和了数に応じて徐々に回転数を増していき、6回目の和了時に右腕をドリルのように回転させつつ炎を撒き散らしながら牌を自摸る。相手は死ぬ。
    しかしこれにも一応の弱点はあり打点を上げ続けなければならないために前回より安い手で上がることができず、段々と手役が狭く遅くなっていくという。
    だがそれがいい。もっとやれ。


    嫉妬しちゃう咲さんかわいい
    まぁ久々の更新だしこんなもんだよね
    量も質も


    それではまた
    ノシ

    754 :

    おつおつ
    清澄勢つか咲ちゃん久々だわそのうち無双してくれww

    755 :

    あーんはロマン
    おつつ

    756 :

    咲ちゃん久しぶりだなぁw
    嫉妬する幼なじみの咲ちゃん可愛い!

    758 :

    たかみーナイス!ww

    759 :

    京ちゃん身長高いなぁ。そしてほかの面子は低いなぁwwww

    760 = 754 :

    一覧か簡単に見られるサイト教えれ下さい
    携帯からじゃ敷居高いのよー

    761 :

    >>760
    身長と誕生日の話なら京太郎SSのwikiにページが出来てるでー
    もしくはこっち(ソース元)↓
    http://sciasta.com/characters.html

    762 :

    >>761
    ありがと
    時間が取れ次第見てみる

    763 :

    こいつら合宿なのに麻雀やってる気配が微塵もしねえな
    京太郎は強くなりに来たんじゃねえのかよ

    764 :

    真面目か!

    765 :

    合宿はただの舞台設定だから(震え声

    766 :

    このスレにおいて麻雀の練習なんてギャルゲにおける授業時間と同じようなもんや

    767 :

    後進育成名目の合宿だろ
    慰安目的は久とまこ以外知らないんだし

    768 :

    昼間に洗車してて気付いたんだけどさ
    やっぱこの時期に海水浴ネタとかないわ
    そう思うとおにーさんすごく死にたい

    というわけで安価をとることにした
    もちろん海ネタでね

    ↓3

    ↓5

    769 :

    スイカ割り

    770 :

    NOおもち(例:咲、照、優希etc)の子にサンオイルを塗ることに。

    771 :

    人口呼吸

    772 :

    ポロリもある、ビーチバレーで

    773 :

    亦野さんの晩飯の魚釣りのお手伝い

    774 :

    人工呼吸って誰が誰にすればいいんだ?
    全員にすればいいのか?

    775 :

    全員はさすがに難しいんじゃねえかw

    776 :

    >>1が書きたいキャラでいいんじゃね?

    777 :

    全員分書いてくれるんですか!?

    778 :

    知識無くやるのは危険だから、レジェンド→京太郎にしよう(提案)

    779 :

    大沼プロと京太郎だろ?

    780 :

    でも殆ど意味ないらしいね

    781 :

    ばっか、そういうシチュがいいんじゃねえか。合法的にいけるんだぜ(ゲス顔)

    782 :

    淡ちゃん

    783 :

    京太郎「スイカ割りやるべー!」

    穏乃「スイカ割りやるべー!」

    スイカを掲げながら小躍りする俺と穏乃。

    海に来たらなにやる?

    スイカ割りっしょ!

    優希「いつの間にスイカなんて用意したんだ?」

    京太郎「ん? ん~……さっか?」

    「答える気ゼロね」

    穏乃「ねー京太郎ー。スイカどの辺に置く?」

    アコスとタコスとくだらない問答をしていた俺をよそに穏乃はすでにスイカのポジショニングに入っていた。

    穏乃ってなんか自分のやりたい事とかにすごいやる気の生産性を見せるよね。

    その瞬発力に乾杯。

    784 = 1 :

    穏乃「あ、でも下にシートとか敷いた方が良いよね? 衛生的に」

    衛生……だと?

    京太郎「なんか似つかわしくない単語来たな」

    穏乃「え?」

    京太郎「いや、なんでもない」

    泥だらけの手で松ぼっくりとか齧ってそうとか言ったら怒られそう。

    京太郎「さて、スイカの位置も定まったところでここからが本番」

    口元を歪めて笑う。

    京太郎「誰を支配下におきたい?」

    「なんで一々そういう言い方をするんですか?」

    785 = 1 :

    「じゃあ京太郎で」ピッ

    優希「犬は常に私の支配下だじぇ」ピッ

    穏乃「なら最初は京太郎で良いんじゃないかな?」ピッ

    「……」スッ」

    「ではここは多数決で須賀君ということで」

    京太郎「民主主義なんてクソ喰らえだな」

    「では共産主義の国にでも政治亡命しますか?」

    京太郎「バカと俺が同等に扱われる国なんて真っ平ごめんだね」

    786 = 1 :

    目隠しをされ、手には木刀……は、なかったので柄に『四万十川工房』と彫られた棒を持って砂浜に立つ。

    スイカ割りの戦士、須賀京太郎。すなわち俺。

    京太郎「さぁどっからでも来い!」

    「京ちゃん、こっち。こっち!」パンパン

    こっちってどっち?

    「京太郎、前!」

    京太郎「……」スタスタ

    優希「止まれ!」

    京太郎「……」ピタ

    穏乃「しゃがめ!」

    京太郎「……」スッ

    穏乃「バック宙!」

    京太郎「出来るかぁ!?」ボスッ

    投げ捨てた棒切れが鈍い音とともに砂浜に突き刺さる。

    787 = 1 :

    穏乃「次、私ー!」

    無能の烙印を押され地面にうな垂れる俺を放っておいて、さっさとゲームを進めていく女性陣。

    「穏乃もっと右です」

    穏乃「右ってどっち!?」

    優希「お箸を持つほうだじぇ!

    穏乃「お箸を持つほうってどっち!?」

    「右です」

    穏乃「なるほど!」

    大丈夫かこいつ?

    「シズ! 違うそっちじゃなくて、もっと……ああっ!?」

    穏乃「チェストー!」

    転瞬、後頭部に鈍痛。

    穏乃「あれ?」

    俺の身体は真夏の熱い砂浜にノックダウンした。

    788 = 1 :

    目を開けると、世界が90度傾いていた。

    後頭部に鈍痛。そうか、俺は穏乃の放った誤射で昏倒させられたのか。

    …………あの野郎。後で泣かす。

    それはそれとしてこの頬っぺたに張り付く柔っこい人肌は……?

    京太郎「……」チラッ

    「……あ」

    視線が絡まる。

    京太郎「なんだぁ。咲かぁ……」

    ドスッ

    京太郎「ぐふっ!?」

    「ふん!」

    789 = 1 :

    京太郎「ってなことがありましてね」

    誠子「ふ~ん」

    近くの埠頭。亦野先輩が釣り糸を垂らすその横で、俺は体操座りをして海を眺めていた。

    誠子「で、気が付いたらここにいたと」

    京太郎「まぁ、はい」

    誠子「便利な場面転換だね」

    やだ、辛辣。

    京太郎「あ、これスイカです」

    誠子「こりゃどうも」

    俺たちは並んでスイカを齧る。(俺が寝てる間に)割ったものではなく後できちんと切り分けたものだ。

    誠子「うん。冷たくて美味しいね」シャクシャク

    京太郎「ですね」シャクシャク

    790 = 1 :

    京太郎「ビーチバレーやるべー!」

    「ビーチバレーやるべー!」

    ビーチボールを掲げて小躍りする俺と淡。

    「私、パース。疲れちゃった」

    「私も少し休憩しますね」

    ああ、和がパラソルの下へと去って行く。

    京太郎「ちぃ……」

    「う~む……」

    京太郎「……」チラッ

    「……」チラッ

    ガシッ

    俺たちは硬い握手を交わした。それはおそらく穢れのない天上の風景だっただろう。

    791 = 1 :

    「はぁ!」スパーン!

    菫先輩の放った鋭いスパイクが地面に突き刺さる。

    京太郎「く、さすが白糸台のシャープシューター括弧笑い」

    「京太郎、次言ったら顔面を打ち抜く」

    京太郎「はい」

    「ふっ!」ギュルルルルル

    高速回転する右腕から繰り出されるサーブ。予測不能な軌道を取るビーチボールが迫る。

    「させません!」

    玄さんの手首が翻り、ボールの乱回転をいなしながら打ち返す。

    ボールは上ではなく、横に軌道を取りネットの脇を迂回しながら疾走していく。

    「ポール回し!?」

    そんなんありかよ。

    「名付けて、玄スネイクなのです」キュピーン!

    なにそのドヤ顔。

    「あまい!」

    意表を突いた玄さんの奇策も、うねり猛る淡の髪に絡め取られていた。

    京太郎「いや、ボール持っちゃったらそれ反則だろ」

    「あわっ!?」ズコーン

    792 = 1 :

    熱月の夢! 白熱の終章! これを取った方がマッチポイント。つまりオーラス!  

    「照!」

    「はい!」ポスッ

    照さんのナイスアシストを貰い、菫先輩が再び空に舞う。弾むおもち!

    「せい!」スパーン

    しまった!?

    あまりにすばらな光景につい見惚れてしまい、反応が一瞬遅れた!

    俺の脇を抜け、ひとつの影が躍る。それは今まで沈黙を保ち、アシストに徹していた鷺森先輩だった。

    「はっ!」

    鋭い一喝とともに突き出される右腕。その先端、親指と中指、そして薬指がビーチボールを貫通した。

    ……………………は?

    弾力破断限界を越え、ビーチボールが乾いた音を上げて爆ぜる。

    「ふぅ……間一髪」

    なにが?

    793 = 1 :

    「すごいよ灼ちゃん!」

    「見事な刺突だった」bグッ

    「出来るなら是非、うちにほしい逸材だ」ウンウン

    「ねーねーアラタ。もっかい、もっかいやって!」

    「あ、いや。その……///」カァァ

    持て囃す皆々様。照れる先輩。取り残される俺。

    俺がおかしいのかなぁ? これ、俺がおかしいのかなぁ?

    なんかみんなちょっと常軌を逸し過ぎてない? 突込みが追いつかないんだけど。

    やめるか。この面子に一々突っ込んでたら切りないからな。

    「ボールが無くなってしまった」

    まぁな。っていうか、菫先輩は常識人の、こちら側の人間だと思ってたのに酷い裏切りだよ。こんなのってないよ。

    「新しいの取ってくる!」

    駆け出す淡。

    京太郎「おい、ちゃんと前見ないと」

    言うな否や、

    「きゃうっ!?」

    「あわん!?」

    近くにいた玄さんにぶつかった。

    794 = 1 :

    跳ねる肢体。撓む身体。弾むおもち(二回目)。

    解れる結び目。零れる、……えっ!?

    「はうっ!?///」

    咄嗟に胸元を押さえる玄さん。吸い寄せられそうになる視線を気合で逸らす。

    「み、見た……?///」

    顔を真っ赤にしながら恨みがましい目で問うて来る玄さん。

    京太郎「……」ブンブン

    千切れんばかりに首を振る俺。

    性陣「……」ジトォ

    疑わしいと言わんばかりにねめつけて来る。これ俺の所為か?

    「k、京太郎くんはもう大人だから……、玄の裸を見てもいやらしい気持ちになったりは、しないんだよね?///」

    ん? いや待て、俺は常識人として振舞いたいね。ここが紳士と変態の分水嶺。

    京太郎「大丈夫ッス。僕、そういうの興味ないんで」

    完璧。これなら俺に掛けられた嫌疑、も……。

    「ふ、ふふふ……あはは、興味ないんだぁ?」

    あれ? なにこの空気?

    京太郎「ってかあれ、みんなどこ行った?」

    気付けば、回りには俺と玄さん以外誰もいなくなっていた。普段なら鬱陶しいくらい絡んだ来る淡や照さんの姿もない。

    「あははははは」

    哄笑する玄さん。煌めく銀色。…………え?

    「ザックリザックリwwwwwザックリザックリwwwwwwザックリザックリwwwwwwザックリザックリwwwwwザックリザックリwwwザックリザックリwww

      ザックリヨイショwwwwwザックリヨイショwwwwザックリヨイショwwwwwwwwコレハドウカナァ?wwwww蛇翼崩天刃!」ザシュザシュザシュザシュ

    京太郎「玄さん、それ、蛇違いや……」

    「千魂冥烙……」

    ポロリもあるよ!(俺の首が)

    けど痛くないよ!(即死だから)

    795 = 1 :

    京太郎「はぁっ!?」ガバッ

    急激に意識が覚醒。コンクリ床の上で俺は勢いよく上体を起こす。

    誠子「あ、起きた?」

    京太郎「はぁ……はぁ……あれ?」

    そこは亦野先輩が釣りをしていた埠頭。

    誠子「大丈夫? すごい汗だけど」

    京太郎「え? あぁ……」

    頬を伝う雫を手の甲で拭う。

    誠子「うなされてたけど、いやな夢でも見たの?」

    京太郎「ええ、まぁ、はい。なんか、バタフライナイフと鎖持った玄さんに追い掛け回される夢見ちゃったよ」

    俺は頭を振り、悪夢を追い払う。

    京太郎「そんなわけないですよね。いつもにこにこしてて優しい玄さんに限って」

    誠子「あはは、まぁ、ね?」

    796 = 1 :

    京太郎「なんか、ここ来てからおかしな事ばかり起きてる気がする」

    誠子「ねぇ須賀君。ここから何が見える?」

    京太郎「はい?」

    亦野先輩が指差す先。そこに広がるのは……。

    京太郎「海、ですか」

    誠子「そう。私はね、昔からなにかあると海を眺めに行ってたんだ」

    誠子「私は白糸台の中じゃあ凡人な方だし、そうでなくても昔からなにをやるにも失敗は付いて回ったからね」

    誠子「だから落ち込んだことがあると、こうやってよく海を眺めてたんだ」

    誠子「そうすると、なんだか自分の悩みが酷く小さなものに思えてね。また次もがんばろうってそんな気になれるんだ」

    京太郎「それが高じて釣りが趣味になったんですか?」

    誠子「はは、まぁね」

    誠子「だからまぁ、君もここでしばらく海を眺めて行くと良いよ」

    797 = 1 :

    青い空。白い雲。寄せてはかえす潮騒。果てしなく続く水平線。

    ささくれた心が凪いでいくようだった。

    京太郎「先輩」

    誠子「ん?」

    京太郎「ありがとうございます」

    誠子「これでも年上だからね」

    京太郎「はは、ご尤も」

    顔を見合わせて笑う。穏やかな笑みだった。

    誠子「むっ!?」

    柔和だった先輩の表情が引き締まる。それに合わせて俺たちを取り巻いていた空気が帯電して行く。

    誠子「掛かった!」

    先輩の声に導かれ垂らされていた釣り糸を見る。それは先程のまでの緩んだものではなく、

    獲物が掛かったことを告げるように強く張られていた。

    798 = 1 :

    誠子「これは、大きそう!」

    苦々しく呟きながら先輩の顔が強張る。俺は置かれていた釣り用タモを手に取る。

    誠子「それはいいから今はこっちを手伝って!」

    先輩の声に俺はタモを投げ出し、竿を握る先輩の手に自身の手のひらを重ね竿を立てる。

    獲物も必死で抵抗する。海面に連なる釣り糸が右へ左へと激しく動く。

    竿を持っていかれそうになるのを踏ん張りながら耐える。先輩の手は必死で竿を起こしながらリールを手早く巻き取っていた。

    海面に魚影が浮かび上がってくる。これはなかなかの大物だ。目算で50cm前後。

    ここで一か八か。

    京太郎「先輩、ここは俺に任せてください!」

    誠子「任せててって?」

    京太郎「こうするんですよ! …………とぅ!」

    俺は先輩から身を離し迷わず海へ飛び込んだ。



    誠子「……………………………………………………へ?」

    799 = 1 :

    ワー! キャー!

    「なにやら騒がしいですね」

    「どうかしたのかな?」

    穏乃「大変大変! 海で誰か溺れてるんだって!」

    「えぇ!?」

    晴絵「うちの子たちは全員いる!?」

    晴絵「各校の部長は点呼取って」

    「阿知賀は全員いる」

    「清澄も、あら? 須賀君は!?」

    「うちに亦野もいない」

    「誠子は埠頭のほうに行ってた。京ちゃんがそっちに行ったのを見たからたぶん2人は一緒に」

    「そんな! セーコ先輩とキョータローが」

    「落ち着け、あの2人に限ってそんなことは……」

    「でも、もしかしたらってことも」

    晴絵「私は現場に行ってくる。あんたらはここ待機いいね?」

    「ん…」コク

    「はい」

    「わかりました」

    晴絵「2人ともどうか……」ボソ

    タタタタッ


    (…………京ちゃん)

    800 = 1 :

    オイ、アレウイテルノヒトジャナイカ!?

    ライフセーバーマダカヨ!?

    晴絵「どいて、どいてください!」

    そこで目にしたのは波に揺られる人影。

    遠くて見辛いが、それは辛うじて金髪だと判断できる。

    晴絵「まさか、ホントに須賀君!?」

    「そんなっ!?」

    思わぬ声に、晴絵は脇を振り返る。

    晴絵「宮永さん! 待ってろって言ったでしょ!?」

    「だって私! 京ちゃんと仲直りしてないんです! なのに、なのにこんなのって……!」

    咲は涙を零しながら海水を掻き分け、海へ入って行こうとする。

    晴絵「バカ! 素人が勝手なことするんじゃない!」

    咲は静止の声を振り切り、大切な人の許へ駆け出していた。


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