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    元スレ真美「はるるんのリボンを取ったら動かなくなった」

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    751 = 712 :

    伊織「そういえば律子、誕生日プレゼントは買ってきてくれたの?」

    律子「えぇ、いくつかお店をまわってたら遅くなっちゃったけどね」

    ドサドサッ

    伊織「……なにこれ?」

    「『Oggi』、『CREA』、『STORY』……いわゆるアラサーが読んでそうな雑誌ですね」

    律子「あずささんの新しい方向性を決める手助けになればと思って」

    春香「アラフォーっぽいのも混ざってません?」

    律子「だって私、アラサーもアラフォーも似たようなものに見えるし」

    小鳥「ピヨリンヌッ!!」バターン

    「おや、思わぬところにダメージが飛んでいったな」

    伊織「いい薬よ」

    752 = 712 :

    貴音「しかし、なぜこのように同じ雑誌を何冊も……」

    律子「あずささんはゼクシィを何冊も買いこんでると聞いたので、それをリスペクトしてみました」

    真美「それにしても、すごい量だね」

    亜美「重ねるとまるで砦だよ。誰も寄ってこれないね」

    美希「まるであずさ自身なの!きゃは☆」

    千早「対男性専用の砦ね。実に愉快だわ」

    社長「おや、こっちにはニッセンのカタログまであるようだね」

    春香「あはははっ、それじゃまるで50代ですよ~☆」

    あずさ「」プツンッ

    雪歩「あ」

    「ヤバいね」

    伊織「もしもし、新堂?あら、もう事務所の前なのね。さすがだわ」

    亜美「いおりん、助けて~」

    伊織「ごめんなさいね、今日の車は五人乗りなの。運転手、新堂、私、シャルル、やよいで満員ね」

    真美「は、薄情者ぉ!」

    753 = 712 :

    ――――――――――――――――――――
    ―――――――――――――――――
    ――――――――――――――

    「遅くなっちゃったね、もうパーティーはじまってるかな」

    絵理「涼さんがプレゼント選びに手間取ってたから……」

    「でも、おかげでいいものを買えました!」

    「『Cawaii!』ね。あずささん、こういうファッションも似合うと思うんだ」

    絵理「皮肉も聞いてて、とてもいいプレゼントだと思う」

    「??」

    754 = 712 :

    コンコン

    「はーるーかーさーん。あーそびーましょー」

    絵理「それはなんか違う」

    「返事がないね」

    「あけちゃいましょう!」

    「あっ、ちょっと……」

    ガチャ

    あずさ「シャァァァァァァァァ」

    「う、うわあぁぁぁぁぁっ!?」

    絵理「精神的しょっくニヨリ、しすてむだうん。直前ノ記憶ヲでりーとシマス。でりーとシマス」ピー ガー

    「なんかこの雨、あったかいなぁ」



    第三十六話 終わり

    755 :

    事務所の皆を血祭りにあげたのかあずささんの頭から血が噴き出ているのか

    756 = 712 :

    >>753

    >絵理「皮肉も聞いてて、とてもいいプレゼントだと思う」

    「『皮肉も効いてて』じゃない?」

    絵理「あの日の記憶はデリートしたから、なんのことだか分からない」

    「ところで、絵理さんはいつからロボットさんになったんですか?」

    絵理「ロボチガウ ロボチガウ ロボチガウ ロボチガウ ロボチガウ ロボチガウ ロボチガウ ロボチガウ」カタカタカタカタ

    「ロボだこれー!!!」ガビーン



    第三十六話 おまけ 終わり





    757 :

    乙です
    何かわざと誤字してるんじゃないかという気がしてきた

    してないよな?

    758 :

    わざとじゃないです。
    最近は、そう思われても仕方ないほど誤字を連発してますが。
    困ったものです。

    761 :

    こんなん書きながら普通なレス返してくる>>1が若干怖い

    762 :

    ━第三十七話━

    763 = 762 :

    ━公園━

    亜美「新しい朝が来た~♪」

    真美「希望の朝だ~♪」

    あずさ「公園でラジオ体操なんて久々だったけど、やってみると気持ちがいいわねぇ~」

    「よーし。体操も終わったことだし、みんな集まれー」

    ワラワラ ワラワラ

    「それでは社長、お願いします」

    社長「ウォッホン、諸君……」



    社長「今日からこのダンボールハウスが新しい事務所だ」

    小鳥「以前、響ちゃんが住んでいたやつですね」

    764 = 762 :

    「いやぁ、昨日は目が覚めたら事務所が半壊していてビックリしましたよ」

    小鳥「壁も天井も床も、真っ赤も染まってましたしね」

    雪歩「きっとあわてんぼうのサンタクロースさんが、私の誕生日をお祝いしにきてくれたんです」

    「クリスマスカラーって赤一色だったっけ?」

    亜美「たぶんサンタさんは麻薬中毒者なんだよ」

    「一つの色に執着するのは、麻薬中毒者の典型的な症状だからな」

    真美「ヤクでもやってなくちゃ、トナカイで空を飛ぶなんて酔狂なことはできないしね」

    小鳥「あれ、そういえば社長は黒一色ですね」

    社長「イカン、幻覚が見えてきた。音無くんがアラフォーに見えるぞ」

    「よかった、正常だ」

    765 = 762 :

    「それにしても、どうして自分たちは事務所で寝ていたんだろう」

    雪歩「珍しく全員揃ってたしね」

    亜美「なぜか愛ぴょんたちもいたよね」

    真美「あずさお姉ちゃん、何か覚えてる?」

    あずさ「う~ん、悪いけど何も……」

    小鳥「伊織ちゃんはどう?」

    伊織「ノーコメントでお願いするわ」

    766 = 762 :

    「噂では、『勇者一行に攻め込まれて、ついに打ち滅ぼされた』らしいぞ」

    「打ち滅ぼされたって」

    社長「ウチの事務所は、近所からバーンパレスと呼ばれていたからな」

    亜美「アイドルプロダクションを魔王軍扱いするなんて、ヒドい話だよ!」

    真美「こりゃ見せしめに、向かいの心療内科を焼き払うしかないね」

    伊織「そんなこと言ってるから魔王軍扱いされるのよ」

    あずさ「でも、この中で言うなら大魔王バーン様は間違いなく伊織ちゃんよ」

    小鳥「バーン様、カイザーフェニックスであのビルを焼き払ってください」

    「炎系の究極魔法だな!」

    「ただし魔法はデコから出る(笑)」

    伊織「」ドスッ

    「」バターン

    亜美「手刀で一撃だ!」

    真美「カラミティエンドだね」

    767 :

    超高速の手刀
    俺でなきゃ見逃しちゃうね

    768 = 758 :

    雪歩「それにしても、よくこのダンボールハウス残ってましたね」

    亜美「ケ→サツも職務怠慢だねぇ」

    「こういうものの撤去って警察の仕事なのか?」

    亜美「亜美は適当に言っただけだから、あんまり信用しないでね」

    真美「なんたって真美たちは、ケ→サツとケンサツの区別もロクについてないからね」

    「あー。自分もよく、ハッシュドビーフとハヤシライスの区別がつかなくなるなぁ」

    雪歩「それはみんなそうだよ」

    亜美「ひびきんのくせに無難なこと言っちゃって」

    真美「本当はカレーとウンコの区別がつかないんでしょ?」

    「つくよ!食べられる方がカレーだよ!」

    亜美「じゃあウコンとウンコは?」

    「ウコンは……あれ?ウコンって食べられるのか?」

    あずさ「両方とも食べられないということは、まさか……」

    「う、うわぁぁぁ!ウコンとウンコは同じものだったのか!?」

    小鳥「まぁ大変!私、飲み会前によくウコンの力を飲んでるわ!」

    雪歩「この人たち、どこまで本気で言ってるんだろう」

    伊織「私には区別がつかないわ」

    769 = 758 :

    社長「はっはっは、若い頃の勘違いはよくあることだ。かくいう私も、去年は亜美くんと真美くんの区別がつかなくてね」

    あずさ「そういうことは思ってても言っちゃダメですよ」

    小鳥「しかも去年の自分を『若い』って言っちゃうあたりがアレですね」

    雪歩「あんまりそういうこと言うと、自分にハネ返ってきますよ」

    亜美「まぁでも正直、今は髪型が違うから区別がつくってだけの話だよね」

    真美「だからこうして髪型を揃えると……よっと、これでどう?」

    「おー、そっくりだなぁ」

    「でもまだ服装が違うぞ。脱いだら本当に区別がつかなくなるか、今すぐ試してみよう、今すぐ」ハァハァ

    真美「おまわりさ~ん」

    警察「警察だ。逮捕する」

    社長「ご苦労様です」

    あずさ「警察はちゃんと仕事してるわね」

    雪歩「よかったよかった」

    770 :

    まあダンボールハウス撤去は基本区市町村の仕事だからね...

    771 = 758 :

    亜美「服装のことはおいといてさ、どうよ実際?」

    真美「どっちが真美で、どっちが亜美でしょう?」

    あずさ「難しいわね」

    小鳥「私には分かるわ」

    雪歩「どっちがどっちですか?」

    小鳥「なめて(味が)おいしいのが亜美ちゃん、なめて(反応が)かわいいのが真美ちゃんよ」

    亜美「おまわりさ~ん」

    伊織「プロデューサーを連行していったから、もういないわよ」

    真美「ぴよちゃん、命拾いしたね」

    小鳥「じゃあさっそくクイズの答え合わせをさせてくれるかしら?」レロレロレロレロ

    伊織「」バキッ ドスッ ゴォォォ

    小鳥「ギレラレー」バターン

    亜美「息もつかせぬ三連コンボだ!」

    真美「天地魔闘の構えだね」

    雪歩「あれってカウンター技じゃなかった?」

    あずさ「細かいことはいいのよ」

    772 = 758 :

    伊織「そろそろバカ話はやめにして、事務所に入らない?」

    雪歩「そうだね、紫外線はお肌の大敵だし」

    あずさ「元々は響ちゃんの家だし、響ちゃんに中を案内してもらおうかしら」

    「別にいいけど、ここは入る度に中身が変わるからあまり案内できないぞ」

    亜美「不思議のダンジョンか何かなの?」

    真美「よくこの中で生活できたね」

    「中のモンスターにやられると入口まで戻されるから、急いでるときは便利なんだ」

    亜美「モンスターまで出るとは」

    真美「なんだか不安になってきたよ」

    あずさ「うふふ。魔王軍の名を冠する私たちなら、モンスターを叩きのめせると思うわ」

    伊織「昨日のあずさを見てると、冗談に聞こえないわね」

    あずさ「???」

    雪歩「???」

    伊織「たまにアンタ達が羨ましくなるわ」

    773 :

    警察来るの早すぎだろwwww

    775 = 758 :

    社長「まぁ、プロデューサー君も警察から説教を受けてそろそろ戻ってくるだろうし、それまで待つよ」

    あずさ「減給とか謹慎とか、そういう処分は考えてないんですか?」

    社長「減給はともかく、謹慎処分にすると人手が足りなくなってしまうからね」

    亜美「じゃあ向こう半年、兄ちゃんの給料は一日あたりうまい棒三本ってことで」

    雪歩「ちょ、亜美ちゃんやめて」

    真美「どったのゆきぴょん」

    雪歩「うまい棒と聞くと、なぜか体が疼くの」

    あずさ「一体どうしたのかしら」

    雪歩「たぶん、私の前世はうまい棒で飢えをしのいでいたんだと思う」

    亜美「まるで今のひびきんだね」

    「別に自分は、ペットのエサで飢えをしのいでるワケじゃないからな」

    真美「ペットのエサって下手したら人間の食べ物より高いからね」

    伊織「バカなこと言ってないで、サッサといきましょう」

    776 :

    ━ダンボールハウス・一階━

    あずさ「トンネルを抜けるとそこはダンジョンでした」

    雪歩「壁はダンボールだけど、床は石造りなんですね。穴も掘りやすそう」

    伊織「一体どうなってるの?」

    「これはアタリだな。床が土だと虫が出てくるから」

    亜美「それより、入口が消えたんだけど」

    「ここには上に行く階段しかないぞ。二階からは落とし穴もあるけど」

    真美「でも、前に真美たちが来たとき(第十八話)は、ひびきんが入口のドアをあけてくれたよね?」

    「四階にある階段を上がると、入口につながるドアがあるんだ」

    雪歩「異次元的だね」

    777 :

    エンカウントする家なんて住めないだろwwww

    778 :

    なんだハム蔵たちはモンスターだったんだな

    779 :

    いったいどんなモンスターが出てくるんだ…ワニは落し穴からエンカウントするとして他はどこから…

    780 = 778 :

    これが噂のダンボール戦記ですか

    781 = 779 :

    >>780
    誰がうまいこといえと

    782 = 779 :

    すまんsageチェックやるの忘れてageちまったorz

    783 = 776 :

    伊織「ところで、外から見た感じと明らかに部屋の広さが違うんだけど」

    あずさ「しかも、正面と左右にドアがあるってことは、ダンジョンはさらに奥に続いてるってことかしら」

    亜美「上に行く階段がこの部屋にないってことは、そうなんだろうね」

    「フロアの大きさは、入る度に変わるぞ。体育館なみの広さだったり、逆に六畳一間だったり」キョロキョロ

    真美「どったの、キョロキョロして」

    「いや、一階には大体食べ物が置いてあるんだけど、この部屋には見当たらないなぁって」

    亜美「ひびきん、床に落ちたものを食べてたの?」

    真美「えんがちょ~」

    あずさ「よくお腹を壊さなかったわね」

    雪歩「かわりに頭を壊しちゃったのかも」

    784 = 776 :

    「いやいや!ゴーヤチャンプルとかソーキそばとか、ちゃんとお箸を使って食べるものだったから!」

    あずさ「手づかみで食べたかどうかを聞いているわけじゃないのだけど」

    亜美「むしろゴーヤチャンプルを手づかみで食べてたら、本当にサル同然だよ」

    「『本当に』ってなんだよ!」

    伊織「……そうじゃなくて響が言いたいのは、ちゃんとお皿に盛ってあったよ、ってことじゃないの?」

    「ん?……あぁ、そうそう?そういうことだぞ、伊織?」

    伊織「なんでアンタが疑問形なのよ」

    「いやぁ、お箸を使ってたことはハッキリ覚えてるんだけど、お皿に盛ってあったかは記憶が曖昧なんだ」

    伊織「わざわざお箸まで用意してるのに料理は床に直盛りって、逆にイジメでしょうが……」

    真美「お箸を使って床に落ちたゴーヤチャンプルを食べるって、相当シュールな光景だね」

    雪歩「想像するだけでポエム力が上がった気がするよ」

    785 :

    雪歩とうまい棒……
    あのSSのことか

    786 :

    中の人だろ

    787 :

    ゆりしー……

    788 :

    ━ダンボールハウス・二階━

    「結局一階に食べ物はなかったぞ」ガックシ

    雪歩「残念だったね」

    亜美「それはそうと、ひびきん」

    「なんだ?」

    亜美「まだモンスターが全然現れないんだけど」

    「そんなにしょっちゅう出てきたらリラックスできないからな」

    真美「頻度に関係なく、モンスターが出てくる家なんてリラックスできないよ」

    「まぁ、イメージ的にはゴキブリに遭遇するくらいの頻度かな?」

    雪歩「その例えは人によってかなりイメージにバラつきがあるなぁ」

    あずさ「響ちゃんって北海道の出身よね?そうよね?」

    「何言ってるんだ?自分は生まれも育ちも沖縄だぞー」ハハハ

    亜美「ですよね→」

    真美「沖縄のゴキブリかぁ」

    ガサッ

    伊織「何か来るわッ!」

    789 = 788 :

    ザッ

    モンスター「はるはるはるはる」

    伊織「……」

    雪歩「……」

    亜美「はるるんそっくりだ」

    あずさ「そっくり度で言えば、松浦亜弥と紋舞らんくらい似てるわね」

    真美「あ、あずさお姉ちゃん?」

    あずさ「あらあら」ウフフ

    「コイツらは最下級モンスターだ。簡単に倒せるぞ、それっ!」ゲシッ

    モンスター「はるはるっ!?」コテン

    「はいさいっ!」バキャッ

    モンスター「はるはるー!!」ウギャアー

    亜美「転ばせてからの、頭部直撃サッカーボールキックだ」

    真美「ヒーローとは程遠い攻撃方法だね」

    モンスター「はるー……」シュウウウ

    雪歩「あっ、春香ちゃんもどきが消えていく」

    「モンスターは倒すと消えるんだぞ」

    伊織「本当にどうなってるのよ、この空間は」

    790 = 788 :

    「コイツらは頭が弱点なんだ。こんな感じで倒しながら進んでいくぞ」

    亜美「……」

    真美「……」

    「え、どうしたの?」

    亜美「いや、モンスターとはいえ、はるるんの形をしたものをよくあんな風に攻撃できるな、と」

    真美「しかも微妙に楽しそうだったような」

    あずさ「もしかしてこの空間って、響ちゃんの願望が具現化したものじゃないかしら?」

    雪歩「春香ちゃんを『最下級』と言ってるあたり、あり得ない話じゃないですね」

    「……」

    亜美「『本当に自分の願望だったら、お前らを最下級にしてるはずだぞ』って顔してる」

    真美「恐ろしいことだよ」

    伊織「恐ろしいのはアンタ達よ」

    「い、伊織ぃ~」ウルウル

    伊織「あ、暑苦しいから抱きつかないでよっ!///」

    あずさ「今さらだけど、このパーティーなかなかバランスいいわね」

    雪歩「伊織ちゃんの負担が大きいですけどね」

    791 :

    伊織の負担が大きくないことあるのかと

    792 = 788 :

    亜美「ところでひびきん、もしかして他のモンスターも765プロのみんなに似てるの?」

    「ああ。社長とかぴよ子も含めて、全員出てきたんじゃないかな」

    真美「うーん、そりゃマズいね」

    あずさ「ここにいるメンバー似のモンスターが出てきたら厄介ね」

    「似てるっていっても、注意して見れば大丈夫だと思うぞ」

    雪歩「響ちゃんのくせに大した自信だなぁ」

    亜美「銀杏とウンコの区別もつかないくせに」

    「つくよ!食べられる方が銀杏だよ!」

    真美「じゃあうどんとうどん粉は?」

    「うどん粉の方が一文字多くて……あれ?あとは同じかな?」

    亜美「じゃあウンコとうどん粉は?」

    「うどん粉の方が一文字多くて……あれ?ま、まさか!?」

    亜美「真理に気づいたようだね」

    「うどん粉はウンコだったのかぁぁぁ!!」ガガーン

    真美「しかも、うどん=うどん粉と考えると……」

    「うぎゃぁぁぁぁぁ!?!?うどんはウンコなのかァーッ!?」ガクガクブルブル

    雪歩「そろそろ香川県民から苦情がくるよ」

    793 = 788 :

    ━ダンボールハウス・三階━

    雪歩「二階はたくさんモンスターが出てきたね」

    伊織「アンタ達、私似のモンスターが出たときは随分楽しそうだったじゃない」

    亜美「どうしてそんな風に思うのかな?」

    真美「自分の日頃の行いに対して、何かやましい気持ちがあるからそう思うんじゃない?」

    亜美「品性はお金で買えないんだよ?」

    真美「もちろん友人もね?」

    伊織「…………」

    亜美「あ、あれ?」

    あずさ「こういうイジリ方には弱いみたいね」

    真美「ご、ごめんよいおりん」

    モンスター「あみあみあみあみ」

    モンスター「まみまみまみまみ」

    「亜美真美もどきのモンスターだ!」

    伊織「私に任せなさい」

    亜美「ちょ、いおりん!敵はあっちだよ、あっち!」

    伊織「くすんくすん、涙で視界がボヤけちゃうわ。これじゃ標的を間違えても仕方ないわね」

    真美「た、助けてェー!」

    雪歩「すごいなぁ、あんな乾いた目は初めて見たよ」

    「いい薬だな」

    794 = 776 :

    あずさ「まぁまぁ、三人とも落ち着いて」

    伊織「あずさがそういうなら……」

    亜美「いおりんごめ→ん」

    真美「ごめんね→」

    ガサガサッ

    「この音……ヤバいぞ!」

    雪歩「どうしたの?」

    「最上級モンスターがくるんだ!」

    あずさ「最上級モンスター?」

    「他のモンスターとは比べものにならないほど強いんだ。ここにいるみんなでかかっても倒せるかどうか……」

    ガサッ

    伊織「くるわ!」

    795 = 776 :

    ザッ

    モンスター「がながながながな」

    伊織「…………」

    雪歩「…………」

    あずさ「…………」

    亜美「ハイしけ……」

    「えっ、何?し、しけ?」

    真美「しらけるってことだよ」

    雪歩「もうそういうのいいから」

    あずさ「どうせハム蔵ちゃん達と協力して仕組んだんでしょう?」

    亜美「自分そっくりのモンスターに亜美たちをボコボコにさせて、日頃の恨みを晴らそうってコンタンなんだね」

    伊織「恨みを買ってる自覚はあるのね」

    真美「ドサクサに紛れて、本物のひびきんも攻撃してくるかもしれない」

    「いやいやいや!確かに流れ的にこうなるとは薄々感じてたけど!あいつは本当にヤバいんだって!」

    796 = 785 :

    ダンボールなのに、ガサガサという音がするとは

    797 = 776 :

    ━ダンボールハウス・四階━

    亜美「はぁはぁ……なんとか逃げ切れたYO」

    伊織「モンスターは階段を上がってこれないのね」

    「ああ。だからここでは、危なくなったら逃げるのが一番なんだぞ」

    真美「それにしても、まさか口から溶解液を吐くとは」

    雪歩「絵的にもヤバかったね」

    あずさ「あれはいぬ美ちゃんの仕込みなのかしら?」

    「だから違うって……てかなんでいぬ美なんだよ」

    あずさ「いぬ美ちゃんはゲロゲロキッチンのレギュラーだからよ」

    亜美「あずさお姉ちゃん、いぬ美が出てるのはレロレロキッチン(第二十四話)の方だよ」

    あずさ「あら、そうだったかしら」

    真美「ていうか、ゲロゲロキッチンの『ゲロゲロ』はカエルの鳴き声だからね?」

    雪歩「冷静に考えると、料理番組であのタイトルはどうかしてるよね」

    「自分も出たことある番組だから、あんまり貶さないでくれ」

    798 :

    >>788
    響のリラックスをラリックスって読んでた。

    799 :

    サワサワッ

    亜美「きゃあっ!?」

    真美「亜美!?」

    伊織「どうしたの、亜美!?」

    亜美「か、壁から手が出て亜美の胸を……」

    モンスター「ちひゃちひゃちひゃちひゃ」

    「ああ、これはワナモンスターだな。壁や床に擬態するんだ」

    あずさ「まったく気づかなかったわ」

    モンスター「ちひゃっ」ペッ

    あずさ「きゃっ、ツバを!?」

    「ツバを吐くのは今までなかった行動だな。普段は胸を触ったり顔をなめてきたりするんだ」

    伊織「どうしてここのモンスターは行動までウチのアイドルそっくりなの?」

    雪歩「もはや偶然の一致というレベルを超えているよ」

    800 = 799 :

    「でも、こいつはいいモンスターだと思うぞ。機嫌のいい時には、ほねっこをくれるし」

    亜美「え?」

    真美「ひびきん、ほねっこ食べたの?」

    「も、もちろん床に落ちたやつは食べてないぞ!」

    雪歩「床に落ちたかどうかは問題じゃないのだけど」

    あずさ「まぁ、普段からいぬ美ちゃんのエサを食べているくらいだからねぇ」

    「あー、えっと、そ、それにお箸!ちゃんとお箸を使って食べたぞ!」アタフタ

    伊織「それは逆におかしいでしょ……」


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