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元スレ真美「はるるんのリボンを取ったら動かなくなった」

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551 = 547 :

律子「そういえば、『よからぬ事』で思い出したんだけど」

亜美「『よからぬ事』で思い出すことって、大抵ロクなことじゃないよね」

律子「そろそろ元社長が釈放される頃だわ」

真美「そうだっけ?」

「ちょうどいいから、元社長が戻ってきたらピヨさんを事務員に戻すか」

「近寄るなって何度言えば分かるんだ?」

律子「言ったかもしれませんけど、社長はセクハラで捕まったんですからね」

「ごめんなさい許してください頼むから勘弁してください」ドゲザー

亜美「完璧な土下座だ」

真美「きっとこの人も色々苦労してきたんだね」

律子「でもまぁ確かに、元社長が戻れば私にも事務員を兼任する余裕ができるわね」

ワニ子「元社長が戻り、律子さんがプロデューサー兼事務員に戻り、小鳥さんが名ばかり事務員に戻る、と」

「ムダの多い玉突き人事だな」

552 = 537 :

ガチャ

社長「ただいま」

律子「お帰りなさい、高木元死刑囚」

亜美「『元死刑囚』って、どんなことすれば呼んでもらえるの?」

真美「死刑判決を受けた後、執行前に冤罪が判明した人とかかな?」

「どうやら、死刑執行された後の死刑囚がそう呼ばれるらしいぞ」

亜美「あっ、またひびきんがどっかから仕入れた知識を披露してる」

真美「露骨な知性アピールだね」

「いや、確かにこれはネットから仕入れた知識だけれども」

「まぁそれはそれとして、随分お早いお帰りですね、高木元死刑囚」

社長「死んでないもんっ」

小鳥「気持ち悪い」

553 = 537 :

社長「大体、私は刑務所に入ってなんかいないぞ」

ワニ子「そうなんですか?」

社長「あの程度の発言(第二十三話)で投獄されたらやってられんよ」

「それはいいことを聞きました」

社長「まぁ例によって警察からはキツいお説教をくらったがね」

亜美「いい歳コイて何やってんのさ」

真美「そんなんだから、ZZ時代よりダメなヤザンって言われるんだよ」

社長「ダメじゃないもんっ」

小鳥「それホントに気持ち悪いですよ」

社長「メタルグレイモン」

「何言ってんだコイツ」

社長「かっこいいと思って」

亜美「あー、知ってる!それ『ぎゃおっち』でしょ?」

真美「違うよー、『ぎゃおっぴ』だYO!」

律子「アンタ達ホントに中学生?」

554 = 537 :

「でも、それならなんで今まで事務所に来なかったんですか?」

社長「そのまま海外出張に行ったからな。……って、あれ?音無くんから何も聞いてないのかね?」

小鳥「ピピピピーピーピーピッピピー♪」

亜美「FFのファンファーレだ」

真美「口笛でごまかす曲として、チョイスが完全に間違ってるところが、余計に腹立たしいね」

「逆に『してやったり』って感じだしな」

律子「やっぱりピヨさんはクビにしましょう」

555 = 537 :

小鳥「ま、待って!私をクビにしたら、プロデューサーさんのセクハラを止める者がいなくなるわよ!」

ワニ子「止めたことなんてありましたっけ?」

小鳥「私をオトリにして食い止めるわ。トリだけに。そしてそのあと即連結!」ハァハァ

「オヤジギャグと逆セクハラのコンボで、もう心がボロボロです」

律子「やっぱりピヨさんとエロデューサーを保健所に放り込みましょう」

「せいぜい檻の中で子作り頑張れよ」

小鳥「ピヨッ!」

「最悪の巻き込み事故だ」

社長「はっはっは。久しぶりに戻ってきたが、みんな変わりないようで安心したよ」

556 = 537 :

律子「まぁ社長が特に気にしないのであれば、ピヨさんを事務員に戻すことに異論はありません」

社長「分かった。では、今この瞬間より音無くんは事務員に戻ることとする」

亜美「お帰り、ぴよちゃん」パチパチ

真美「ぴよちゃん、お帰り」パチパチ

「お帰りだぞ、ぴよ子!」パチパチ

律子「小鳥さん、お帰りなさい」パチパチ

「お帰りなさい、小鳥さん」パチパチ

小鳥「みんな……ただいまっ!」ウルウル

ワニ子「なんですかこの茶番?」

557 = 537 :

小鳥「じゃあ私はさっそくトイレの汚物入れを漁らせてもらうでゲス」

社長「な、何を言ってるんだね音無くん?」

亜美「考えてみれば、清掃員じゃなくても汚物入れ漁りは可能だった」

真美「こいつは盲点だったぜ」

「ワニ子、甘噛みだ」

ワニ子「獣王会心撃!」ガブッ

小鳥「ぐああああああああ!」ブシュー

「あれは本当に甘噛みなのかなぁ」

律子「ところでワニ子はこれからどうするの?」

ワニ子「せっかくだからアイドルデビューしてみようかと」ガブガブ

小鳥「だから私をくわえたまましゃべらないで!」ブシューブシュー

亜美「ハム蔵、いぬ美、カモ先生に続く四人目のアニマルアイドル誕生だね!」

真美「ユニット名は『バラエティーアニマル』だYO!」



第二十九話 終わり

558 :

相変わらずくるっt……面白いね

559 :

━第三十話━

560 = 559 :

千早「月曜日にやよいを愛でて~♪」

千早「火曜日にアナルをなめて~♪」

千早「水曜日に春香を噛んで~♪」

千早「木曜日にケツ毛をむしる~♪」

千早「テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ~♪」

千早「テュリャテュリャテュリャテュリャリャリャ~♪」



真美「千早お姉ちゃんが気持ちの悪い歌を歌ってる」

美希「歌がうまいから歌詞が耳にキレイに入ってきて、余計気持ち悪いの」

あずさ「ロシア民謡の『一週間』ね」

「ロシア人ってそんな気持ち悪い生活を送ってるの?」

春香「言っとくけど、私はむしるほどケツ毛は生えてないからね」

亜美「…………」

561 = 559 :

ザッ

千早「あら、亜美?どうし……」

亜美「千早お姉ちゃんのばかっ!」

千早「!?」

真美「!?」

千早「ど、どうしたの急に?」

亜美「最近いっつも、やよいっちとはるるんのことばっかり……亜美は妹じゃなかったの!?」

春香「おやおや、面白いことになってきたよ」ニヤニヤ

あずさ「あらあら、春香ちゃんは他人のこととなると本当に楽しそうねぇ」ニコニコ

「あずささんもね」

562 = 559 :

千早「そんなことないわ。お姉ちゃんね、亜美が中学生になったからあんまりベタベタしちゃいけないかなって……」

亜美「そんなの言い訳だよ!それにやよいっちだって中学生じゃん!」

「きたきたっ、ジェラシーだよ!太陽のジェラシーだよ!乙女チックオーラがビンビンだよぉ!」ハァハァ

美希「真クンの真クンがビンビン!?ステキなの、ミキの乳首もビンビンなの!」ハァハァ

あずさ「ものすごく気持ちの悪い空間ね」

春香「乙女チックオーラっていうのは、毒ガスの類なのかな」

真美「どうしよう、また亜美のビョ→キが再発しちゃった」

563 = 559 :

千早「じゃあどうすれば……」

亜美「そんなの自分で考えなよっ!言っとくけど、シーよりランドの方が好きだかんねっ!」

春香「分かりやすいなぁ」

あずさ「千早ちゃん、亜美ちゃんの次のオフは来週の日曜日よ」

千早「わかったわ。亜美、来週の日曜に二人でデートに行きましょう!」

亜美「やったー!」ピョンピョン

真美「あずさお姉ちゃん、亜美の次のオフは三日後だよ?」

あずさ「三日後は、私達がオフじゃないでしょう?」

「尾ける気マンマンだよこの人」

美希「真クンの真クンがマンマン!?ステキなの、ミキのミキもマンマンなの!」ハァハァ

真美「ミキミキ、さすがにそれは意味がわからないよ」

春香「まったく、あずささんも人が悪いですねぇ」ニヤニヤ

あずさ「春香ちゃんこそ」ニコニコ

真美「(あ、この面子……私がメンドくさいパターンだ)」

564 = 559 :

━デート当日━

亜美「おっはよ→、千早お姉ちゃん」

千早「おはよう、亜美。かわいいわねその服、似合ってるわ」

亜美「あ、ありがと///千早お姉ちゃんもその穴開きグローブ、チョ→カッコイ→よ!」

千早「ふふっ、今日はお姉ちゃんだからね。それじゃ、行きましょうか」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あずさ「ついにはじまったわね」

真美「ちゃんと舞浜のランドに待ち合わせててよかったよ」

春香「千早ちゃんのことだから、よみうりランドと間違えたりしないか心配だったよ」

あずさ「あら?ここってよみうりランドじゃないの?」

「あずささんは、そう思っててください。あと迷ったら、太陽の昇る方角が西ですので」

あずさ「わかったわ、お歌にもあったものね~」

美希「ところで、なんで千早さんは穴開きグローブなんてしてるの?」

真美「『お姉ちゃんだから』の返しも意味不明だよ」

春香「うーん、千早ちゃんは中二病だからなぁ」

565 = 559 :

━スプラッシュ・マウンテンみたいなやつ━

亜美「ヒャア~!水しぶきが顔にかかってまるでブッかけ祭りだよ!」

千早「オウフ……オウフ……」ビクビク

亜美「どったの、千早お姉ちゃん?」

千早「今日は穴開きパンツを穿いてきたから、水がお股に入ってしまったの。すごい刺激だったわ」ハァハァ

亜美「すごいすごい!穴開きおパンツなんて、大人のオンナだね!」

千早「お姉ちゃんだからね」エッヘン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

真美「千早お姉ちゃんは頭に穴が開いているの?」

あずさ「否定はできないわね」

「大体、どんなパンツ穿いていようが股に水は入らないだろうに」

美希「きっと落下の瞬間に逆立ちしてたの」

春香「そのまま墜落すればよかったのに」

566 = 559 :

━キャッスルカルーセルみたいなやつ━

「要はただのメリーゴーランドだね」

真美「カル→セルって、尿道にブッ刺して強制おもらしさせる管だっけ?」

あずさ「それはカテーテルね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

亜美「キャッホ~!回れ回れ~!」

千早「こういうのも悪くないわね」

亜美「ところで、カル→セルって、尿道にブッ刺して強制おもらしさせる管のことなんだって」

千早「まぁ。そんなこと知ってるなんて、亜美も立派な大人のオンナね」

亜美「もしもの時は、亜美が千早お姉ちゃんのカル→セルになってあげるよ」キリッ

千早「ステキ……濡れちゃう///」ジュン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

春香「何言ってんだアイツら」

あずさ「同じ勘違いをするなんて、さすが双子ねぇ~」アラアラ

真美「えへへ」

「強制おもらしさせないといけないような『もしもの時』って、どういう状況なんだろうね」

美希「山火事の時とかじゃない?」

春香「千早ちゃんとは絶対に山登りに行かないことにするよ」

567 :

━ホーンテッドマンションみたいなやつ━

春香「コースターに乗って回るオバケ屋敷だね」

あずさ「怖くなったら目をつぶればいいから、お子様でも安心ね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
亜美「キャーコワーイ」

千早「よしよしよしよし」ペロペロペロペロ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

春香「チッ」イライラ

真美「は、はるるん怖いよ……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
亜美「オネエチャンタスケテー」

千早「ぺろぺろぺろぺろ」ビチャビチャ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あずさ「ヨダレが私達のコースターまで飛んでくるわ」

「うわぁ、ヌルヌルする」

美希「真クンのマンマンがヌルヌル!?ステキなの、ミキのマンマンもヌルヌルなの!」ハァハァ

真美「ミキミキ、そいつぁマズいよ」

春香「さっきから千早ちゃん、亜美をなめてばっかじゃない?」イライラ

あずさ「アトラクションを楽しむ気は無いのね」

「遊園地デートの男の人って大体そんな感じじゃない?」

真美「まこちんが言うと意味深だね」

春香「自分の感想を同性全体の意見として言っちゃうのはマズいよ」

美希「真クンがイッちゃう!?全然マズくないの!ミキも一緒にイくの!」ビクビク

「みんなが夢の国の乙女チックオーラにあてられておかしくなった」

あずさ「乙女チックオーラっていうのは、催眠ガスの類なのかしら?」

568 = 567 :

━プーさんのハニーハントみたいなやつ━

「さっきのホーンテッドマンションみたく、乗り物に乗ってプーの世界を見て回るんだね」

美希「絵本の中に入り込んだみたいなの」

真美「『プーの世界』っていうと、なんだかニートの日常生活を見せられるみたいでヤだなぁ」

あずさ「ホーンテッドマンションと違ってレールがないから、どっちに進むのかわからないわ」

春香「乗り物がハチミツの壷の形をしててカワイイ♪」

真美「ハチミツの壷がカワイイって感覚は理解し難いなぁ」

「春香の脳ミソも、夢の国の乙女チックオーラにやられちゃったんだね」

美希「ズルいの!ミキも真クンにヤラれちゃいたいの!」フーッフーッ

あずさ「あらあら、今日の美希ちゃんはいつもに増してクソビッチねぇ」

春香「真って本当は乙女チックオーラのこと嫌いでしょ?」

「いや全然?」

569 = 559 :

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
プー「やぁ僕プーさん。よろしくね」

亜美「見てみて、真っ赤なチョッキだよ!まるではるるんみたい!」

千早「言われてみれば、どこでも転びそうなマヌケ面も春香にそっくりね」

亜美「世界的人気キャラクターにそっくりだなんて、さすがはるるんだね!」

千早「まったく、大したメインヒロインだわ」

亜美「ところで、どうして下半身を露出しているの?変態なの?」

プー「この世界では、下半身を露出させるのがルールなのさ。キミたちもレッツトライ!」

千早「わかったわ!」スポーン

亜美「ゴ→にイってはゴ→ゴ→カレ→だね!」スポーン
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

春香「メインヒロインだなんて、千早ちゃんったら……デヘヘ」

あずさ「大分乙女チックオーラに脳が侵されてるわね」

「大変だ、ボク達も下半身を露出させないと!」スポーン

真美「何言ってんの、まこちん?」

春香「きっと、気が狂ったフリをして私達四人の貞操を奪うつもりなんだ」

あずさ「まるで、さかりのついたオス猫ね」

美希「さすがのミキも、これには苦笑いなの」

「ボクは正常だよ!」

真美「まこちん、この世界では脱いだパンツを被るのがルールらしいよ」

「なるほど」カポッ

あずさ「恐ろしい世界だわ」

570 :

恐ろしいssだわ

571 = 559 :

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
プー「ごらん、あいつはピグレットだ」

亜美「ピンクのブタさんだね」

千早「あの子はどうして下半身を露出していないのかしら?」

プー「ヤツは反逆者だからね。生意気にも、定職についてやがる」

亜美「許せないね」

千早「資本主義のブタめが!」

プー「さぁ、このハチミツの壺を投げつけてやるんだ」ポイッ

亜美「くらいやがれ、淫乱ピンク!」ガシャーン ガシャーン

千早「ハチミツまみれになりやがれ、この生ハム野郎!」ガシャーン ガシャーン
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

美希「なんかおかしなことになってきたの」

「プーさんは共産主義者だったんだね。赤だけに」

春香「共産主義者だって、定職にはついてると思うんだけど」

真美「それより、亜美たちがいきなりアトラクション内の機材を壊しはじめたんだけど」

あずさ「プーさんの教えだからいいんじゃないかしら?」

「このっ!このっ!男だか女だか分からん恰好しやがって!」ガシャーン ガシャーン

真美「まこちん……」

春香「ところで、『プーさんのハニーハント』ってこんなアトラクションなんですか?」

あずさ「これはあくまでも『プーさんのハニーハントみたいなやつ』だからね」

美希「なるほどなの」

572 :

今回はライトな内容で、安心した。

573 :

これでライトとかもう言葉もないよ

574 :

真美「ところで淫乱ピンクといえば、いおりんを連れてくればよかったと今さらながら後悔してるよ」

美希「いんらんってなぁに?」ポカーン

春香「おデコの広い女の子のことだよ」

美希「そうなんだ。じゃあデコちゃんは淫乱ビッチなの!」

「確かに、伊織が入ればタダで入場できたしね」

真美「そういう意味じゃなくてね。ていうか、真美たち働いてるんだからチケット代くらいケチらなくていいじゃん」

あずさ「でも私、毎月ゼクシィを近隣の本屋から手当たり次第買い込んでるから、あまりお金がないわ」

春香「ゼクシィは買えば買うほど婚活力が上がるシロモノじゃありませんよ?」

あずさ「でも、私のせいで買えなかった連中の婚活力が下がれば、相対的に私の婚活力はぐーんと上がるわ」

「陰湿な作戦ですね」

美希「これじゃ結婚できないわけなの」

あずさ「フンッ」ドゴッ

美希「リレイションッ」バターン

真美「あ、ゼクシィ」

春香「この破壊力、さすがリクルートですね」ニヤニヤ

あずさ「春香ちゃんに喜んでもらえてよかったわぁ」ニコニコ

575 :

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
プー「あいつらはズオウとヒイタチだ」

亜美「ヤツらがハチミツ泥棒なんだね」

千早「それで、あいつらの爪を何枚はがしてやればいいのかしら?」

プー「えっ、それはやりすぎじゃない?」

千早「一罰百戒よ」

亜美「はがした爪は、ヤツらのケツの穴に詰めてやろうよ!」

千早「爪を詰める……ぷっ、くくくっ……」

亜美「千早お姉ちゃんが笑った!」

千早「ゲヒャヒャヒャヒャヒャ」

亜美「千早お姉ちゃんの笑顔が見れるなんて、デートに来た甲斐があったなぁ」

プー「二人はレズカップルなの?」

千早「姉妹よ」

亜美「ちなみに亜美の体が濡れてるのは、ハチミツじゃなくて千早お姉ちゃんのヨダレです」

プー「まいったなぁ。今日は日曜だから病院は休みだぞ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

576 = 575 :

春香「プーさんも困り顔だよ」

「姉妹って、あんな奇行を日常的に行うものなの?」

真美「少なくとも双海家ではそんな経験はないね」

美希「ところでズオウとヒイタチって何なの?」

あずさ「ゾウとイタチのことよ」

美希「そうなの?」

あずさ「ティガーがうまく発音できなくて、なまっちゃったのよ」

春香「まるで響ちゃんだね」

「言われてみれば、頭のネジが2、30本抜けた感じのスットボけた顔も響そっくりだ」

真美「ひびきんを連れてくればよかったと今さらながら後悔してるよ」

あずさ「確かに、響ちゃんがいればタダで入場できたものね」

真美「そういう意味じゃなくてね。ていうか、ひびきんに全部支払わせるつもりなの?」

春香「??」

美希「??」

「??」

真美「ひびきんを連れてこなくてよかったよ」

577 = 575 :

>>574
「確かに、伊織が入ればタダで入場できたしね」

春香「今さらだけど、『伊織がいれば』じゃないの?」

あずさ「さすが、脳ミソまで筋肉なだけあるわね」

「いや、『伊織がランドに入れば、その瞬間にSP総動員の特別体制が敷かれて
  周りのボクらも含めてVIP待遇』みたいに考えれば意味は通るよ」

真美「苦しいなぁ」

美希「苦しそうな真クンもステキなの」

春香「でも確かに、伊織がランドに入ったら一般人がサァーッと道をあけそうなイメージはあるね」

あずさ「まるでモーゼね」

美希「むしろデコちゃんのデコちゃんなの」

「ははっ、それじゃ伊織の歩いた後はペンペン草一つ生えなくなっちゃうよ」

あずさ「美希ちゃんもまだまだねぇ」

美希「勉強不足だったの。てへっ、なの」テヘペロ

578 = 575 :

真美「それにしても、ランドみたいにクソ混雑してる場所でモーゼの真似事をしたら大変なことにならない?」

「確実に2、30人は圧殺できるね」

春香「あっ、それって新しいアトラクションにならないかな?」ワクワク

美希「夏休みシーズンに突入したら、デコちゃんを誘ってもう一度ランドに来るの!」

あずさ「まぁ、それは夢が広がるわねぇ~」

真美「クラッシュした人の周りは、みんな服が真っ赤になっちゃうね」

美希「プーさんのコスプレなの!」

「飛び散る脳ミソはハチミツの味」

春香「あ、デスポエム」

あずさ「乙女チックオーラ満開ね」

プー「こ、コイツらイカれてやがる」

579 = 575 :

━シンデレラ城ミステリーツアーみたいなやつ━

真美「こんなアトラクション、あったっけ?」

あずさ「数年前に終了した気がしたけど、そんなことはなかったみたいね」

春香「シンデレラ城の地下に眠る魔王を退治する、体験型アトラクションみたいだね」

「十数人で一グループとなって進み、ガイドさんに選ばれた一人が『勇者』になるらしいよ」

美希「楽しみなの!」

春香「でも、どうして終了した……ような気がしちゃったんだろうね」

あずさ「きっと『どうしてウチの子が勇者じゃないの!?』みたいなバカ親が増えたからよ」

真美「モンスターペロペロだね!」

「モンスターペアレントでしょ」

小鳥「千早ちゃんと亜美ちゃんが恋人つなぎでシンデレラ城へ……握りしめられた手の汗をペロペロしたいわ」ハァハァ

春香「見なよ、モンスターペロペロだよ」

美希「気持ち悪いの」

580 = 575 :

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
小鳥「ゲエッヘッヘッ、この世をありとあらゆる汁まみれにしてくれるわ!」

ガイド「まぁ大変!勇者様、この光の剣で魔王の胴体を貫いてください!」

千早「えっ、私が勇者?」

小鳥「そんなナマクラ刀より、この光のバイブの方がよろしくってよ?」ポイッ

ガイド「ちょっと、アドリブはやめてください」

小鳥「さぁ、そいつで私の股間のモンスターを貫いてェェェェェェェェ!!」ハァハァ

千早「ハッ!!」ゴシャッ

小鳥「ハイカブリッ」バターン

ガイド「すみません、その剣刺すと引っ込むやつなんです。刺してください」

千早「それじゃ退治できないじゃない」メキャッ グチャッ

亜美「さっすが千早お姉ちゃん、ストイックだね!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

581 = 575 :

春香「なんで小鳥さんが魔王役をやってるんだろう」

美希「多分アルバイトなの。事務員の給料だけじゃキツいんじゃないかな?」

あずさ「女性の一人暮らしなら十分だと思うのだけど」

真美「あずさお姉ちゃんみたく、近隣のゼクシィを買い漁ってるんだよ」

「普通にエロ同人誌を買い漁ってるだけじゃないかな」

春香「それは普通なのかなぁ」

真美「それにしても、刺すと引っ込む剣も振れば普通に鈍器になるんだね」

あずさ「新発見ね。トリビアに投稿しましょう」

真美「その番組、もうとっくに終わってるよ?」

美希「脳ミソが昭和で止まってるの」

あずさ「美希ちゃんを刺すと引っ込む剣で何回殴ると死ぬのかしら?」ニコニコ

春香「トリビアの種で満開狙えますね。早速検証しましょう」ニヤニヤ

美希「やめてなの!」

582 = 575 :

千早「あなた達、何をしているの?」

「あっ、千早」

美希「バレちゃったの」

春香「とりあえず、千早ちゃんのセリフをそっくりそのままそちらへ返すよ」

亜美「亜美たちは秘密のデ→トをしてたんだYO!」

あずさ「遊園地で淫行に及んだり破壊の限りを尽くしたりすることをデートと呼んでいいのかしら?」

真美「少なくとも双海家の辞書にはそんなこと書いてないね」

春香「真美と亜美ってホントに姉妹?」

「片方は橋の下から拾ってきたんじゃないの?」

あずさ「片方が拾い子なのにこれだけ似ていたら、逆にホラーね」

美希「じゃあ逆に、橋の上から拾われてきたに違いないの!」

「何言ってんだコイツ」

春香「美希はサル山から拾われてきたに違いないね」

美希「……???ミキ、菜緒お姉ちゃんとはあんまり似てないよ?」

あずさ「話が通じなくてイライラする」

583 = 575 :

春香「それにしても、もう少し尾行を続けたかったなぁ」

「やっぱり、同じグループでミステリーツアーに参加するのは無理があったね」

千早「あら、もっと前から気づいていたわよ?」

あずさ「なんですって?」

亜美「亜美たちは皆が気づいていることを知りながら、わざとデートを続けてたってワケさ」

真美「つまり……どういうことだってばよ?」

千早「これは私と亜美のしかけたイタズラだったというワケよ」

美希「つまり……どういうことだってばよ?」

亜美「皆は亜美たちの手の内で踊らされていただけに過ぎないってことだよ」

美希「つまり……どういうことだってばよ?」

千早「これは仕組まれた罠だったのよ」

美希「つまり……どういうことだってばよ?」

あずさ「本の角アタック!!」ガツンッ

美希「シャナリシャナリッ」バターン

「ゼクシィが真っ赤になっちゃった」

春香「まるでウエディングブーケだね」

真美「そのブーケは受け取りたくないなぁ」

584 :

美希その台詞気に入ったのか

585 = 575 :

亜美「そもそも千早お姉ちゃんをデ→トに誘ったのが、亜美の小悪魔的イタズラだったのさ」

千早「それに気づいた私は亜美に性的イタズラをしかけたわ」

亜美「そして尾行している皆に対し、わざと変態的行動を見せつけるイタズラを決行したのさ」

千早「まぁ言ってみれば、尾行そのものもイタズラみたいなものだしね」

小鳥「私は千早ちゃんたちに性的イタズラをしかけるはずが、逆に物理的イタズラを食らってしまったわ」

あずさ「私が結婚できないのも、運命のイタズラのせいなのよ」

春香「つまり……?」

千早「私たちはイタズラでつながっているのよ」

亜美「この空はイタズラとつながっている」

「ひとりでは出来ないこと 仲間となら出来ること」

真美「乗り越えられるのは Unity is strange」

あずさ「それじゃ変態集団になってしまうわ」

小鳥「だけど、言い得て妙ね」

美希「世界中の手を取るのー!」

春香「The world is all one !!」



Unity mind ♪



第三十話 終わり

586 :

イイハナシダー


んなわけない

587 :

名曲なのに変態共に…

588 = 574 :

━第三十一話━

589 = 574 :

━765プロ━

亜美「やっぱ空中元彌チョップっしょ!狂言の未来がかかってるんだよ!」

「いやいや、長渕キックだよ。なんたって、蹴った方もよろけるほどの威力だからね」

「お前たち何の話してるの?」

亜美「『最強の格闘技』決定戦だよ」

「今、決勝戦です」

「格闘技の未来が危ないなぁ」

「格闘技ってか、どっちかっていうと一発ギャグだぞそれ」

590 = 574 :

「格闘技談義もいいけど、もう少し女の子らしい話題はないのか?」

亜美「女の子らしい話題って?」

「んー、恋愛とか、スイーツとか?」

「うだつのあがらない中年サラリーマンと同じ発想ですよ、それ」

「アイドルのプロデューサーとしてそれでいいのか?」

「うるさいなぁ、エクステつけて『響』って呼ぶぞ」

「ごめんなさい勘弁してください」

「真、自分たち友達だよな?」

亜美「さすが兄ちゃん、一言で二人を同時に攻撃するとは」

591 = 574 :

亜美「でもさ、兄ちゃん。女の子らしい話題と言うけどね」

「うん?」

亜美「そういった話って普通、学校の休み時間とか放課後にするものだよね」

「まぁそうだな」

「ボクたちはその時間を削ってアイドル活動をしてるから、女の子らしい話題には正直ついていけないんですよ」

「流行の最先端をいくアイドルとしてどうなんだ、それ?」

「流行の最先端をいくなら、今流行のことには無関心でいいじゃん」

「ふむ、一理ある」

592 = 574 :

「じゃあ流行の最先端をいくアイドルが今、一番関心のある話題……3、2、1、キュー!」

亜美「やっぱ44浣腸っしょ!威力がダンチだよ!」

「いやいや、イチジク浣腸だよ。早い、安い、うまい!三拍子揃ってるからね」

「お前たち何の話してるの?」

亜美「『至高の浣腸』決定戦だよ」

「今、決勝戦の引き分け再試合です」

「アイドルの未来が危ないなぁ」

「どうでもいいけど、冒頭のプロデューサーのフリにイラっときたぞ」

「うるさいなぁ、ポニテちょん切って『真』って呼ぶぞ」

「すみません頼むからやめてください」

「さっきから真の反応がグサグサくるんだけど」

亜美「ところでまこちん。早い、安い、うまい!の『うまい!』って何?」

「うまい」ヂュルヂュル

「か、浣腸液を飲んでる」

593 = 574 :

「なんかお腹が痛くなってきたんだけど」

亜美「それは恋だよ」

「さぁ早く雪歩にアタックするんだ」

「わかりました!」

ドヒューン

「トイレに行かせなくてよかったのか?」

「雪歩がいるから大丈夫だろう」

亜美「何が大丈夫なの?」

「もしもの時は穴を掘ってくれる」

亜美「土に還すんだね」

「コンクリートジャングルじゃ土もクソもないけどな。クソだけに」

「響……」

亜美「ひびきん……」

「自分をいじめるな!」

594 :

「ところで、小鳥さんはどう思います?」

亜美「ぴよちゃんいたんだ」

小鳥「そうですねぇ、やっぱりオーソドックスに注射器型の浣腸かしら。牛乳なら見た目もキレイですし」

「なぜ数ある話題からそれをチョイスしたのですか?」

亜美「大体、亜美たちは小学生のイタズラ的な浣腸トークをしてたわけで、エロ目的の浣腸は正直ドン引きなんだけど」

「小学生のイタズラでイチジク浣腸使うの?」

亜美「とにかく、もう一度チャンスをあげよう」

「ところで、小鳥さんはどう思います?」

小鳥「そうですねぇ、いじめられてる響ちゃんを見ると加虐性欲がそそられてトロけちゃいそうだわ」ドロドロ

「ぴよ子を土に還そう」

亜美「液体だからそのまま流し込めばいいね」

小鳥「ピヨッ!?プ、プロデューサーさん、助けてください!」ドロドロ

「小鳥さん、地球と合体できますよ」

小鳥「キタァァァァァ!!地球のヨダレをたらふく飲んで新しい月を孕んでやるわァァァァァ!!」ニュルニュルニュル

亜美「あっ、人型に戻った」

「くそっ」

595 = 594 :

「ところで、今何か聞き捨てならないセリフが聞こえた気が」

亜美「ぴよちゃん、赤ちゃんってどうやってできるか知ってる?」

小鳥「男の人のヨダレが女の子の胃を侵食してポリープを形成し、それが大きくなって赤ちゃんになるのよ」

「どうしよう、こんなところに性知識が小学生で止まっている人がいたとは」

P小学生で止まっているというよりは、通常とは別の進化形態を歩んでしまったというか」

亜美「まるでブロリーだね」

小鳥「そして十分育ったら、コウノトリさんが母親のお腹を食い破って赤ちゃんを連れていくのよ。きゃ、ロマンチック☆」キャピルン

「こういう人に無修正のポルノをつきつけるのは、下卑た快感っていうのにあたるのかなぁ」

亜美「相手が飛びぬけて下卑てるからノーカウントだろうね」

「もう人型のままでいいから土に還そうよ」

596 = 594 :

ガチャ

春香「ただいまー」

「あぁ、お帰り春香」

「お帰りだぞー」

春香「何の話をしてたんですか?」

亜美「ぴよちゃんをどうやって土に還そうかって話だよ」

小鳥「そんな話だったかしら?」

春香「ふふ、なんだか楽しそうだね。血は流れるのかな?」ワクワク

小鳥「春香ちゃんは私を土に還すことワクワクしてるの?それとも事務所に血が流れることにワクワクしてるの?」

春香「うーん、それは本当に小鳥さんの聞きたい質問?」

小鳥「本音を言えば、オッパイをモミモミペロペロしながら春香ちゃんの喘ぎ声を聞きたいわァァ」サワサワ

春香「モット トオクヘ オヨイデミタヒー」

小鳥「ウギャァァァァァ!」ブシュー

「春香のデビルソングだ!」

「ぴよ子が耳から血を流してるぞ!」

亜美「デビルソングは超音波だね!」デビルマーン

597 = 594 :

春香「ふー、満足満足♪」

「春香は歌を歌えたから満足なのか?それとも血を見れたから満足なのか?」

春香「うーん、それは本当に響ちゃんの聞きたい質問?」

「本音を言えば、どうして人一人殺した直後にそんな笑顔ができるのか聞きたいぞ」

春香「でも、小鳥さん生きてるよ?」

小鳥「ヴヴ……イ゙ダギモ゙……イ゙ダギモ゙ヂイ゙イ゙ィィィィィィィィ」ドロドロ

「溶けながらうめき声をあげている」

亜美「まるでバイオブロリーだね」

「気色悪い」

598 = 594 :

春香「気色悪いといえば、さっき真に会ったよ」

「そんなこと言ってやるなよ」

春香「でも、お腹とお尻を抑えながらヒヨコ走りで近づいてきたから……」

「それは確かに気色悪い」

春香「それで、一緒にいた雪歩にいきなり『連れてって!マコトをトイレに連れてって!』って」

亜美「ひどい南ちゃんだなぁ」

春香「そしたら雪歩が顔を赤らめて、二人で個室トイレに入っていったよ」

「二人で同じトイレに入って何をするつもりなんだろう」

小鳥「愛を育むに決まってるじゃない」

「いつの間に人型に戻ったんですか」

春香「『二人で個室トイレに~』の部分が、小鳥さんのリビドーに触れてしまったみたいだね」

亜美「本当にゲスだなぁ」

小鳥「トイレで行われる婚前交渉!そして生まれる愛の結晶!実に乙女チックだわ!」ハァハァ

亜美「トイレで何をしようが、生まれてくるのはウンコが関の山だよ」

599 = 594 :

ガチャ

「ただいまー。雪歩のおかげでスッキリしたよー」

「おまえは何を言っているんだ」

雪歩「真ちゃんの……すごくおっきかった……///」

小鳥「ホァァァァァァ!!??ハホハァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」ブルブル

春香「小鳥さんのテンションがおかしなことになっている」

「ちなみにこれは、真がウンコをしてスッキリして、雪歩はそのウンコのデカさに驚いてるだけだからな」

亜美「誰に言ってんの?」

「自分に言い聞かせないと、この場のよくない雰囲気に飲まれそうなんだ」

「なるほど」

600 :

「そういえば、トイレから出たらお腹の痛みがおさまったんだけど」

「だろうな」

「もしかしてこれが、愛の破局!?」

小鳥「何を言っているのかしら?」

春香「ウンコと一緒に脳ミソも流れ出ちゃったのかな?」

「だってさっき亜美が『お腹が痛いのは恋のせいだ』って」

「あー」

亜美「記憶力のいいバカは余計にタチが悪いなぁ」


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