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    元スレ月「母さんが変なノートを拾って家計簿つけてた」

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    1 :

    自宅

    「ただい……」

    「……」

    幸子「おかえりライト!今からご飯作るから待っててね」

    「母さん……僕の目は変になっちゃったのかな?なんかテーブルの上に悪趣味なノートが置いてあるんだけど……」

    幸子「買い出しの帰りに拾ったのよ。丁度家計簿つけるために新しいノートが欲しかったから助かるわー」

    「表紙にデカデカとDEATH NOTEって書いてあるんだけど……母さん、子供じゃ無いんだからDeathの単語の意味ぐらいわかるよね?」

    幸子「最初わねー私も怖いって思ってたんだけど……ほら少しでもお金浮かしたほうがお得じゃ無い?」

    (たかがノートごときいくらすると……何故デジャブを感じるんだ?初めてみたはずだよなこれ……)

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1496797580

    3 :

    またお前か
    期待

    4 :

    昔、コラで似たようなやつあったぞ

    5 = 1 :

    (何故だろう……不吉な予感が拭えない。デスノートとかいうど直球なタイトルのせいなのかもしれないが……これは他の家族に見られたらヤバイ気がする……粧裕とか)

    「母さん……これあんまり見える所にポンと置かないほうがいいと思うよ?夜神家の予算がここに記されているんでしょ?」

    幸子「え……見られても別に」

    「ダメだって、特に粧裕は絶対に駄目だ。粧裕の事だから夜神家の懐の全てを知ったら……粧裕はきっと小遣いアップを要求するに違いない……だからこれは秘密裏に隠したほうがいいんだ……。粧裕はそういう奴だから……」

    幸子「なんで粧裕の名前を執拗に連呼してるの……?」

    6 = 3 :

    あれ、続きなの?

    7 :

    パラレルじゃない?

    8 = 1 :

    注意書きを先に送信するつもりが間違って本文を送ってしまったので今更ながらここで注意書き

    粧裕ルートの続きです

    断言します。シリアスはないです

    月の言葉がこれでもかとばかりに汚くなります

    キャラ崩壊とかもあるので苦手な方はバックをお願いします

    そうでない方はどうかお付き合いください

    9 = 1 :

    幸子「でも……そうねライトの言う通りかもしれないわ、あの娘が最近元気になって本当に良かったと思ってるけど、調子に乗って増長してきた部分も確かにあるのよね」

    「そうだろう……分かったらこれを早く隠さないと……しかし簡単に見つかるような所では意味がない。もう少し……」

    キャアアアアアアアアアアアアア!!!

    「……なんだ今の悲鳴は!?すぐ隣から聞こえた……声の主は母さんか!」

    幸子「……ば……化け物が……化け物がお家に……ライト……貴方だけでも早く逃げなさい!」

    「……化け物?」

    (……どこにいるというんだ?)

    10 = 1 :

    「えっと……母さん?」

    幸子「何ボサッとしてるの!!ボサッとしてないで……粧裕を連れて早く逃げなさい!」

    「いや……化け物ってどこに……?)

    幸子「……あなたあれが見えないの!?……え?……これを触らせないと見えないの?…貴方ライトの知り合いなの!」

    (何故か何もない空間に向かって会話までしてしまったぞ……)

    (……ボケたか?)

    (冗談じゃないぞ……粧裕はまだ成人してないのに……!中学生に介護は荷が重すぎる!)

    11 = 1 :

    幸子「えっと……よくわからないけどこれをライトに渡せばいいのね……」

    (……今ノートが浮かなかったか……!?まさか……透明人間がそこにいるのか!?そして何故母さんは平然と受け取っているんだ!!?)

    幸子「ライト……これ……」スッ

    (……正直関わり合いになりたくないがこんな状態の母さんを放ってはおけない……)

    「くそっ……何がどうなって……」パシッ

    リューク「よう」

    「……ようじゃないだろようじゃ」

    12 = 1 :

    リューク「会いたかったぜライト」

    「こっちは二度と会いたくなかったけどな」

    リューク「そういうなよなんだかんだで俺お前のこと好きだし?」

    「僕は大嫌いだと別れる前に言わなかったか?それとも死神の脳は矮小だからそんな事はいちいち覚えてないか」

    リューク「え?でも俺には感謝してるって……」

    「はははこいつは傑作だ。死神様には皮肉の概念そのものが理解できないらしい」

    13 :

    前作良かったから期待

    14 :

    母さんェ…

    15 = 1 :

    リューク「その様子だと全て思い出したようだな。あぁノートは持ったままにしといたほうがいいぞ。レムから教えてもらったがノートの所有権のない人間はノートに触れてる間しか記憶が戻らないんだ」

    「……レム?あぁ死神の名前か……」

    (ここで記憶をなくすといろいろ面倒だ……このノートは僕が肌身離さず持っているほうがいい)

    (今僕の状況はかなりピンチだ……母さんはかなり甲高い悲鳴を上げてしまった……その声は2階に充分届いているだろう)

    (奴が……くる)

    16 = 1 :

    粧裕「ど……どうしたのお母さん!?すごい声だったけど……」

    (……来てしまったァ!!)

    (まずいまずいまずい!!このノートに粧裕の手が触れてしまったら……粧裕の記憶がよみがえってしまう……)

    (チンピラ共を殺した事まで思い出してしまう!!)

    (リュークの話ではノートを所有してない者は触れている間しか記憶を取り戻せないとのことだったが……)

    (冗談じゃない……一瞬たりとも触れさせてなるものか!!!)

    17 :

    黒光りするGとか言えばよくない

    18 :

    >>月(冗談じゃないぞ……粧裕はまだ成人してないのに……!中学生に介護は荷が重すぎる!)

    自分が親の介護に一切関わる気が無いのに草

    19 = 1 :

    粧裕「ちょ……大丈夫?お母さん腰抜かしてるけど」

    「うん……貧血で倒れたんだ。全く母さんはここんとこ働きすぎで……」

    粧裕「貧血になった人があんな奇声を上げたりするの……?」

    「……」

    (しまった……墓穴掘った)

    リューク(面白)

    20 :

    またお前か

    >>18
    ほんとだ草

    21 :

    分担制でも中学生にはキツいって意味じゃね?

    22 = 1 :

    粧裕「お母さん!今そっちに……」

    (ええい……こうなったら……)

    「来るなっ!!」

    粧裕「……!」ビクッ

    「来るな……こっちに来るんじゃない。もしそこから一歩でも近づいてみろ……兄妹の縁を切る……今日限りで赤の他人だ。それでもいいのか!?」

    幸子「……!あなたなにいって!?」

    リューク「盛り上がって来たな」

    (……もうマジこいつぶち殺したい……)

    23 :

    今更前の作品見てきたが面白かったわ

    24 = 1 :

    粧裕「う……嘘だよね……だってお兄ちゃん約束してくれたじゃない……なにがあっても必ず守るって……なんで……なんでそんな酷いこと言うの……」ポロポロ

    (…それは……確かリュークに怯える粧裕をなだめるためにかけた言葉だったな……ノートの記憶がないのにそこは覚えてるのか!?)

    (あああぁぁ!!さっき言った言葉を今すぐにでも撤回したい!!罪悪感が凄い!!)

    (でもダメだ……許してくれ粧裕……今は何があろうとこのノートに近づかせるわけには行かないんだ!)

    「……前もいったろ?僕はそんな約束覚えてない」

    25 = 1 :

    粧裕「う…うぅ……」プルプル

    粧裕「お兄ちゃんの嘘つき!そんなこと言うお兄ちゃんなんか知らない!お兄ちゃんなんか……お兄ちゃんなんか大っ嫌い!!!」ダッ

    「うぐぅ!!」

    リューク「あ、終わったな」

    幸子「月!あんた粧裕になんて事……いやわかるわよ!?化け物から遠ざける為にわざとキツく言ったのはお母さんわかるんだけど……もう少し言い方が……」

    (が………ま………)

    リューク「駄目だこいつ、聞いちゃいねぇ」

    26 :

    全国模試一位かつ入学試験全教科満点の頭脳どこ行ったwww

    27 :

    本編でも慌てるとボロ出しまくるし多少はね?

    28 :

    しかもシスコンだ

    29 = 1 :

    幸子「ラ……ライト……大丈夫よ……後でちゃんと事情を話せば粧裕はきっとわかってくれるわ。私も一緒に説明してあげるから……」

    「気遣ってくれてありがとう母さん……でも駄目なんだ……粧裕を巻き込むわけにはいかない。さもなくば粧裕は……心に一生消えない傷を負ってしまうから」

    幸子「こ……このノートのせいで一体何があったのよ……」

    「ごめん……それは言えない」

    リューク(すげー目に涙溜めてる……妹の言葉がそんなにショックだったのか……)

    30 = 1 :

    「母さん……頼みがあるんだが」

    幸子「な…なに?なんでもいって?」

    「強く念じてみてくれないか??『夜神月にノートを譲り渡す』って……本当は母さんにノートを一旦返してまた僕に渡してもらった方が確実なんだけど、僕が今ノートから手を離したらノートに関する記憶が無くなってしまうから……だよな腐れ死神」

    リューク(腐れ……)

    リューク「強く念じる……そんな渡し方聞いたことなんてないが……やってみるか?」

    31 = 1 :

    幸子「言ってる事がよくわからないんだけど……」

    「要するにノートの所有権を僕に移すんだ。そうすれば母さんはこのド腐れ死神が見えなくなるしノートに関する記憶もすべて消える」

    リューク(ドがついた……どんどん口悪くなるなこいつ……」

    幸子「しょ……所有権??」

    32 = 21 :

    放棄する、だけじゃダメなんかな?

    33 = 1 :

    放棄かぁ……素で忘れてましたね……すいませんあとで補完します。

    34 = 1 :

    幸子「えっと……とにかく強く念じればいいのね?」

    「そうだ。話が早くて助かる……」

    幸子「……」

    「………」

    幸子「あら?私……」

    リューク(成功した……)

    (意外とあっさり成功したな……)

    35 = 1 :

    総一郎「ただいま……」ガチャ 

    (父さん……危なかった……もしタイミングが少しでも早かったら……」

    総一郎「ライト……話があるんだが」

    「な……なに?」

    総一郎「粧裕が玄関で泣いていたんだが……訳を訪ねても教えてくれなくてな、何かあったのか?」

    (……前言撤回、タイミングは最悪だ)

    36 = 1 :

    幸子「え……粧裕が?まさかまだあの時のことを……」

    「ちが……違うんだよ母さん!ちょっと下らない事で喧嘩してしまったんだ!口喧嘩がヒートアップしちゃって……」

    幸子「そうなの?珍しいじゃない」

    総一郎「……まぁ兄妹同士では喧嘩はよくある事事かもしれんが……なるべく早く仲直りするんだぞ?もう直ぐ晩御飯だからな」

    (良かった……粧裕が僕について何も言わなかった事が幸いした……)

    37 = 1 :

    (しかし……母さんは僕と粧裕の口論を目撃していた筈なのに所有権を放棄した途端それすらも忘れてしまっている……)

    (一方粧裕は僕と交わした約束はノートの記憶を失ったあとも覚えてる……この違いは一体なんなんだ?全然わからん!)

    幸子「あっ!ごめんなさいあなた……まだご飯の用意が出来てないわ……」

    総一郎「そうなのか?まぁたまには忘れる事もある……気にするな、風呂でも入ってゆっくり待つとするさ」

    幸子「あ……あのお風呂もまだ……」

    総一郎「ウ……ウム……そうか」

    38 :

    ヤンデレ妹CDとか懐かしい

    39 :

    月はもともと新世界ヒエラルキーの二番目に妹を持ってくる程度にはシスコンなんだよなあ

    40 = 1 :

    (僕の両親たちが夫婦漫才をしてる隙に……僕の部屋へ直行だ……勿論ノートは服の中に隠して……)

    リューク「ライト……今気付いたんだが」

    「一応聞いてやる……なんだ?」

    リューク「念じてノートを渡すなんて不確実な事しなくても、幸子が俺にノートを返して俺がライトにノートを渡せばそれで良かったんじゃないか?」

    「全てが終わった後で今更そんな事言ったって無意味だろ。お前は馬鹿か?」

    リューク「……すまん」

    41 = 1 :

    なんか違う気がするので訂正

    (僕の両親たちが夫婦漫才をしてる隙に……僕の部屋へ直行だ……勿論ノートは服の中に隠して……)

    リューク「ライト……今気付いたんだが」

    「一応聞いてやる……なんだ?」

    リューク「念じてノートを渡すなんて不確実な事しなくても、幸子が所有権を放棄さえすればノートは自動的にお前の物になってたんじゃないか?」

    「全てが終わった後で今更そんな事言ったっていみないだろ。お前は馬鹿か?」

    リューク「……すまん」

    42 :

    何故この一家は拾ったものを私物化しようとするのか
    家長警官なのに

    43 :

    一家そろって微妙に抜けてるからね仕方ないね

    44 = 1 :

    月の部屋

    「………」

    リューク(……部屋に入ってからずっと机に突っ伏したままだな。やっぱり妹の件がよっぽどキてるんだな……)ガブッ ムシャムシャ

    「…ふぅ、少しは落ち着いた。……そしてお前は何故家主の許可無く人の家のリンゴをムシャムシャ食ってるんだ?お前はアレか?居候か?それとも磯野家にハイエナの如くわいて出るノリスケか?ふざけるなくたばりやがれ」

    リューク(今までで1番怖いライトだな……)ゴクリッ

    45 :

    「……もういい、お前に人間界の常識を語り聞かせる事自体間違いだったな」ガタッ

    リューク「おっ……どこ行くんだ?」

    「……粧裕の部屋だ。本来ならお前を今すぐにでもノートと共に叩き出したい所だが……最悪ノートの記憶と一緒に粧裕と口論してた記憶も忘れてしまうかもしれない……そうなれば和解は難しくなる」

    リューク「だ……大丈夫か……?俺が言うのもなんだが正直厳しいぞ?」

    「諸悪の根源が何を言うか……こんなの2ヶ月前の粧裕のノートを奪い取ろうとした時に比べたら精神的にだいぶ楽だ。2、3発顔面に貰うかもしれないがまぁうまくやるさ」

    46 = 1 :

    「お前はここに残れ」

    リューク「なんでだ?粧裕からは俺が見えないんだからついていっても……」

    「……妹を説得する時の僕の姿を貴様に見せたくないからだ」

    リューク(あぁ……いつぞやのクサい台詞でも言うのか……)

    リューク「わかった」

    47 = 1 :

    バタンッ

    リューク(はー……ライトが戻ってくるまで……暇だなぁ…」

    ??「探したぞリューク……覚悟は出来ているんだろうな?」

    リューク「あ……バレちゃった?」

    48 = 1 :

    思ったより長くなってしまった……
    明日また書きます
    すいませんでした

    49 = 38 :

    ええんやで

    50 = 43 :

    おもろいので良い
    期待


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