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    元スレ勇者「パーティーにまともな奴がいない……」

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    251 = 239 :

    今日はここまでです。

    すいませんが明日は休ませていただきます。頼んどいたエロゲが届くので

    >>234
    変人であり変態です。

    253 :

    親分…クリスマスですぜ…

    254 :

    エロゲとはなかなかやりおる

    255 :

    それなんてエロゲ?

    256 :

    明日か…クリスマス。
    まてよ?>>1はクリスマスにエロゲをやる。
    つまり>>1は彼女がいないのか!
    >>1乙!!楽しみに舞ってる。

    258 :

    勇者(……何だろう、あっちのパーティーが凄く羨ましい)

    魔法使い「前衛しかいないの?」

    戦士「バランスが悪いパーティーですね」

    勇者「初対面にそんな事を言うなんて、よほど常識が無いんですか?」

    勇者「お前が言うな」

    ドラゴン「なあ、あいつはオレの義兄になるのか?」

    勇者「なんで風呂でタオル巻く事は知らねぇのに義兄は知ってんの?」

    ドラゴン「知識が偏ってるだけだ、あはははは!!」

    勇者「お前時々意味わかんねぇ所で笑うよな」

    ドラゴン「そうか?」

    勇者「まあ、面白いしかわいいからいいんだけどさ」

    ドラゴン「突然うれしい事を言ってくれるな、貴様は」

    勇者「イチャイチャするなら外でやってきてください」

    勇者「俺がいつイチャイチャした!!」

    勇者「現在進行形でイチャイチャしてます」

    259 = 258 :

    イケメン「ちょっといいかい?」

    勇者「何?」

    イケメン「君とは一度話しておきたかったんだ」

    勇者「俺と?」

    イケメン「うん、お互い勇者なんだし話しておいて損は無いだろ」

    勇者「俺は別に話す事はねぇぞ」

    イケメン「僕はあるんだ」

    勇者「手短にしろよ」ドサッ

    戦士「私達は席を外した方がいいですか?」

    イケメン「別にここにいてくれていいよ」

    勇者「私達は出ていく気は無いですからね」

    ドラゴン「夫婦はずっと一緒にいるものだろ?」

    勇者「うん、知ってる、そしてわかってる」

    勇者「で、何の話がしてぇんだ?」

    イケメン「君の正義についてさ」

    勇者「正義?」

    イケメン「僕は世の中から悪を全て排除するためにこうやって旅をしているんだ」

    イケメン「君は何のために旅をしているんだい?」

    勇者「俺はそんなこと考えた事もねぇよ」

    イケメン「俺はただ王様に頼まれたから魔王討伐の旅をしてる、それだけ」

    260 = 258 :

    戦士「あなた達に正義は無いんですか?」

    勇者「正義で飯が食べられますか?」

    ドラゴン「正義が絶対に正しいとは限らんだろ」

    勇者「悪いけど俺達はそういう人間の集まりなんだ」

    イケメン「……勇者なのに正義が無いのか?」

    勇者「だいたい正義って言葉自体が曖昧で微妙な言葉だろ」

    勇者「お前は世界から悪をすべて排除するって事が正義なんだろ」

    イケメン「その通りだ」

    勇者「仮にそれを正義ってするなら俺達は正義を持ってない」

    勇者「私達は自分達がやっている事を正義と感じた事もありませんし」

    ドラゴン「オレ達は自分が正しいと思った事をやってるだけだ」

    勇者「そう言う事」

    イケメン「君達……」

    遊び人「まあ、言ってる事は一理あるわね」

    ドラゴン「話がわかるな、貴様」

    遊び人「どうもありがとう」ニッコリ

    261 = 258 :

    勇者「俺の言いたい事はそれだけだ」

    イケメン「君達とはうまくいきそうにないね」

    勇者「俺もそう思う」


    その時数十本のナイフがイケメン目掛けて飛んでくる。


    勇者「おい!!」

    イケメン「焦っちゃダメだよ」


    イケメンは剣を鞘から抜くと大きく振り、ナイフを全てたたき落とす


    勇者「……凄ぇな」

    イケメン「これくらい出来て当たり前だろ」

    イケメン「出てきたらどうだい」

    暗殺者「やっぱ死なないよな」ピョンッ

    勇者「やっぱりお前だったか……」

    暗殺者「まさかあんたとこいつが兄弟だったなんてね」

    イケメン「今度こそきちんと殺さないとね」

    暗殺者「それはこっちの台詞だ」

    暗殺者「刺し違えても殺してやるよ」

    勇者「勝てるのか?」

    暗殺者「勝てるわけ無いだろ、だけど引く気はないね」

    262 = 258 :

    勇者「……」

    勇者「勇者……」

    勇者「わかってるよな」

    勇者「あなたは本当に厄介事が好きですね」

    勇者「ドラゴン」

    ドラゴン「ああ、わかってる」

    勇者「殺すなよ」

    ドラゴン「わかってる」ニッコリ


    ドラゴンの拳が暗殺者の腹に突き刺さる。


    暗殺者「が……は!?」

    勇者「悪いけどお前を見殺しには出来ない」

    暗殺者「な……ぜだ!?」

    勇者「自分から命を落とすなんてバカなんですか?」

    暗殺者「俺はあいつを殺すために……」

    ドラゴン「ちょっと黙ってな」

    勇者「イケメン、剣をしまえ」

    イケメン「悪いがそれは出来ない、そいつは悪だ」

    勇者「世の中を善と悪で分けるんじゃねぇよ、バカ、死ね」

    イケメン「退け」

    勇者「剣をしまえ」

    イケメン「……」

    263 = 258 :

    イケメンは動きを止め、剣を構えた。
    目を閉じ、呼吸を調える。

    勇者の体に戦慄がはしった。
    理由は簡単だ。
    体が恐怖を感じているのだ。
    考えるよりも先に体が動く。

    イケメンの剣が辺りを薙ぎ払う。
    ゴウ、と言う轟音が酒場の中に響き渡った。
    たった一撃。
    たった一振り。
    そのはずなのに半径3メートルにあった物が全て吹き飛び、床が剥がれ、粉々になる。

    だが勇者には当たっていなかった。
    勇者は後ろに大きく跳び、その攻撃をギリギリで回避していた。

    正直予想以上の強さだ。
    一撃でもくらえばと考えると背筋が凍った。
    だがその半面に強い相手に心が高鳴る自分もいる。

    いつの間にか勇者の顔にあった笑顔は消えていた。
    勇者の目はいつの間にか獣の目へと変化している。

    264 = 258 :

    まずは相手の攻撃方法を理解しなければならない。

    勇者は素早く思考する。
    答えは恐ろしく単純だ。


    「衝撃波か……」



    勇者はヒノキの棒を握りしめながら苦々しくつぶやく。

    1メートル弱の剣が3メートルを薙ぎ払える原理はわかった。
    だがわかった所でそれを的確にかわせるかと言えばそれは難しかった。

    言うならば目に見えない剣と戦うようなものなのだ。
    目に見えない攻撃ほど厄介で回避し辛いものはない。

    イケメンが勇者目掛けて走り出す。
    その速度は圧倒的に勇者に劣っていた。

    だが勇者は近づけない。

    その圧倒的な攻撃範囲と、見えない攻撃を避ける自信は勇者には無い。

    イケメンが剣を大きく振り上げる。
    その姿にさっきまでの優男の姿は無い。
    その姿はもはや大型の肉食獣そのもののようだった。

    イケメンの剣が大きく振り下ろされる。

    265 = 258 :

    その一撃で数メートル先にある壁が轟音を立てて吹き飛ぶ。
    正直洒落にならないほどの威力だ。

    もちろん勇者にそんな大振りな攻撃は当たらない。
    だが避けれらるからと言って勝てるわけではなかった。

    広い攻撃範囲と異常な攻撃力。
    下手に近づけばイケメンの格好の的だ。


    「君は戦い方はスピードで敵を翻弄するタイプだね。だけどそんなものは僕には通じない」


    イケメンは満面の笑みを浮かべる。
    その顔は悪を倒せる事を心から喜んでいた。
    それはさながら英雄のようだ。


    「今のお前にとって俺は悪って事か?」

    「そうだね、言っておくが僕は悪に対して容赦する気は無い、たとえ家族であってもね」


    その言葉に勇者は苦笑する。
    英雄が悪役を倒す物語。
    その茶番っぷりに笑ってしまう。


    「やっぱお前の考え方には賛同出来ねぇな」


    イケメンの顔が僅かに曇る。
    その顔はすぐに怒りの表情へと変わった。
    怒りはやがて殺意へと変化する。

    266 = 258 :

    イケメンが大きく一歩前に出た。
    勇者との距離を推し測り、剣を構える。

    勇者もイケメンを睨みつけた。
    逃げる気は無い。

    戦う事だけに集中し、それ以外の思考を全てストップする。
    全てを忘れ、今だけを見る。

    イケメンの剣が辺りを薙ぎ払った。

    テーブル。
    椅子。
    床。
    あらゆる物が吹き飛び、あるいは粉々になる。

    しかし吹き飛んだ瓦礫の中に勇者の姿は無い。

    勇者はイケメンの背後にいた。
    それこそ光の如き早さで背後に回り込んでいた。

    全力の一撃を放ったイケメンは隙だらけだ。

    脇腹に激痛が走り、口の中が血の味がする。
    どうやら衝撃波を完全に避けきれたわけでは無いようだ。
    だがそんな事を気に留めている時間は無い。

    267 = 258 :

    勇者はヒノキの棒を構え直し、イケメンに襲いかかる。

    ヒノキの棒がイケメンの顔面をとらえる。

    容赦などしない。
    メキリ、と言う音を勇者は聞いた。

    だがイケメンは倒れない。
    それどころか剣を大きく振りかぶり攻撃態勢に入っている。
    額からはおびただしい量の血が流れている。
    なのにイケメンは全くその事を気にしていないようだった。

    勇者の背筋が凍る。
    逃げ切れないとわかっていても無意識に後ろに跳び、ヒノキの棒を盾にしてしまう。

    轟音と共にヒノキの棒が折れ、腹部に激痛がはしった。

    踏ん張る暇も無く、酒場の外まで吹き飛ばされる。


    「……」


    イケメンは頬から血を流し、勇者を見ていた。

    吹き飛ぶ瞬間に投げたヒノキの棒の片割れが掠めたのだろう。

    268 = 258 :

    体を動かそうとすると激痛が走った。
    だが激痛に耐えながらも立ち上がる。


    「まさか……これが全力じゃねぇよな?」


    歪な笑顔を浮かべながら問いかける。

    正直動けるかどうかも不安だが、そんな事は気にせず相手を挑発する。


    「まだやるのかい?」

    「俺はまだ死んでね――――ごほっ!!」


    吐血する。
    体はもう限界に近いようだ。
    気付けば指先の感覚が無い。


    「正直、君と殺り合うのは早すぎたね」


    イケメンはそれだけ言うと剣を鞘にしまった。

    269 = 258 :

    今日がここまでです。

    エロゲをやり過ぎて地の文を書く時間が少なかったため、誤字脱字が多いかもしれません。

    >>255

    サバト鍋の「竜✝恋」です。とても面白かったです。

    270 :

    早く剣を持たせてあげてー!

    271 :

    ヒノキの棒じゃなかったらイケメン死んでたな

    272 :

    せめてヒッコリーとか青ダモの棒持たせてやりてー。

    273 = 272 :

    せめてヒッコリーとか青ダモの棒持たせてやりてー。

    274 :

    ヒノキの棒持った相手を真剣で倒して
    上から目線とか小物臭

    275 :

    酒場荒らしてるのに正義も何も無い気が

    276 :

    屍山血河の果てであっても、それで悪が滅ぼせるなら
    って本気で言い出しそうだな

    277 :

    たぶん酒場は悪なんだろう

    278 :

    >>277 そしたら酒場で出会ったやつも悪じゃ…

    279 :

    イケメンの正義がもろすぎるww

    280 :

    勇者「テメェ……」

    イケメン「兄さんと呼んでくれ」

    勇者「呼ぶかボケ!!」

    勇者「ごほごほ!!」

    イケメン「君を殺すのはまた今度だ」

    勇者「俺はまだやれるぞ」

    イケメン「今の君を殺す気はない」

    イケメン「次会ったときに君を殺す事にするよ」

    勇者「何のつもりだ」

    イケメン「君と戦ってみてわかったよ、君は正義の悪党だ」

    勇者「意味わかんねぇよバカ、死ね」

    イケメン「君とは本物の剣で殺り合いたいね」

    勇者「……」

    イケメン「また会おうか」スタスタ

    勇者「酒場直せよ!!」

    イケメン「悪を滅ぼすためには犠牲も必要なのさ」

    勇者「マスター涙目だぞ!!」

    281 = 280 :

    イケメン「じゃあ僕が半額払おう」

    勇者「全額払えバカ、死ね」

    イケメン「お金はここに置いておきますよ」チャリン

    マスター「あ、はい」

    イケメン「じゃあまた今度」スタスタ

    勇者「ま、待て……」

    勇者「う……」フラッ

    ドラゴン「勇者!!」タタタッ

    勇者「とにかく回復を」ポワワン

    勇者「わ、悪い」

    マスター「君達は払えるかい?」

    勇者「えーと……無理だ」

    マスター「……わかったよ」

    勇者「俺達金ねぇんだ」

    マスター「見ればわかるよ」

    勇者「王様の住所書いとくから、そこに請求しといて」カキカキ

    282 = 280 :

    マスター「はいよ」

    勇者「ごほごほ!!」

    ドラゴン「大丈夫か!?」

    勇者「た、多分」

    勇者「表面が治っただけで、中は治ってませんから動かないようにしてくださいね」

    勇者「わかってる……」

    勇者「……つーか暗殺者は?」

    勇者「さ、さあ私に聞かないでください」

    勇者「つーかマジで死ぬかも……」

    ドラゴン「勇者、死ぬなら最後にオレを抱け!!」

    勇者「女の子がそう言う事大きい声で言っちゃいけません!!」

    勇者「そんなに元気なら死にませんよ」

    勇者「ドラゴン、悪いけど肩貸してくれない?」

    ドラゴン「ああ、いいぞ」ガシッ

    勇者「ごほごほ!!」スタスタ

    勇者「どんだけ火力高ぇんだよ、あいつ」スタスタ

    勇者「だいたい、勇者同士が殺し合うこと自体おかしいんです」スタスタ

    勇者「でもあいつとわかり合う事は無いんじゃないかな……多分」スタスタ

    ドラゴン「考え方が違い過ぎるからな」

    勇者「ああ、ムカつく奴だ」

    283 = 280 :



    戦士「とどめを刺さなくてよかったんですか?」スタスタ

    イケメン「正直僕も限界なんだ」スタスタ

    イケメン「血を流しすぎたしね」

    遊び人「ヒノキの棒であそこまで戦えるなんて凄いわね」

    イケメン「全くだよ、今殺すのは惜しい」

    イケメン「彼が剣を持てば、本気で戦えそうだ」

    魔法使い「遊んでたもんね、イケメン」

    イケメン「正直ここまでやられるとは思ってなかったよ」

    戦士「泳がせておくんですか?」

    イケメン「まあ、そうなるね」

    勇者「そんなにあの男は凄いんですか?」

    イケメン「実際に剣を交えればわかるよ」

    遊び人「あの勇者は剣じゃないけどね」

    魔法使い「また戦う事になるの?」

    イケメン「ああ、次に会うときは必ず殺すよ」ニッコリ

    284 = 280 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    夜  宿屋


    勇者「……ん?」

    ドラゴン「目が覚めたか?」

    勇者「俺……」

    勇者「寝ていたんですよ、帰って来てからずっと」

    勇者「暗殺者は?」

    勇者「来てますよ」

    暗殺者「……」

    勇者「お、怒ってる?」

    暗殺者「あれだけの事をしといて怒って無いと思うか?」

    勇者「ですよね……」

    暗殺者「俺は死んでもあいつに復讐したいかったんだ……」

    ドラゴン「どうしてそこまで復讐にこだわる」

    暗殺者「俺の師匠はあいつに殺された」

    勇者「あの金髪の目標は悪を根絶やしにする事ですから当然でしょうね」

    暗殺者「なのにお前は俺の邪魔をした!!」

    285 = 280 :

    勇者「自殺しようとしてる人間を止めるのは普通の事だろ」

    暗殺者「自殺じゃなく復讐だ」

    勇者「ナイフ一本であいつを殺せると思ってたのか?」

    暗殺者「……」

    勇者「死ぬ気だったんだろ」

    暗殺者「それは――――――」

    勇者「死ぬ事は復讐ではありませんよ」

    暗殺者「わかってる!!」

    暗殺者「でも俺はあいつを師匠のために殺したいんだ」

    勇者「復讐は師匠のためではなく自分のためでしょう?」

    暗殺者「違う!!」

    勇者「違いません」

    勇者「あなたは復讐を言い訳に逃げているだけですよ」

    暗殺者「う、うるさい!!」

    勇者「復讐以外に生きる糧が無いんでしょう?」

    暗殺者「……」

    勇者「あなたは本当にかわいそうな人間ですよ」

    勇者「命令と復讐でしか生きられない人間」

    286 = 280 :

    暗殺者「ああ、俺はそれ以外生き方を知らない」

    ドラゴン「裏社会の人間はそういう奴が多いからな」

    勇者「どういう事?」

    ドラゴン「貴様は何も知らんのだな」

    勇者「悪かったな、何も知らなくて」

    ドラゴン「いいさ、オレがちゃんと教えてやるよ」ニッコリ

    勇者「無駄にエロいのは気のせいだよな」

    ドラゴン「エロく言ったんだ」

    勇者「ですよね」

    勇者「裏社会の人間に、楽しさや優しさは必要ない、むしろ邪魔なんです」

    勇者「そう言う事か」

    暗殺者「そうだ、だから俺には復讐しかない」

    暗殺者「だから仕方ない――――――」


    女勇者の拳が暗殺者の腹を撃ち抜く。


    暗殺者「が……はあ!?」

    287 = 280 :

    勇者「あなたはバカなんですか、バカなんですね」

    勇者「おいおい……」

    勇者「言い訳ばっかりでムカつきます」

    暗殺者「知らないんだ……」

    勇者「知らないんだったら知ろうと努力しようとしたらどうですか!!」

    暗殺者「どうやってだ」

    勇者「自分で考えなさい!!」

    勇者「言ってる事めちゃくちゃ……」

    勇者「私は言い訳が嫌いです」

    勇者「わからんでも無いけどさ……」

    ドラゴン「やけにイラついてるな」ヒソヒソ

    勇者「あいつもいろいろつらい事あったからああやって言い訳して逃げる奴見るとイライラするんだと思う」ヒソヒソ

    勇者「勇者、暗殺者を連れていきましょう」

    勇者「突然どうした!!」

    288 = 280 :

    暗殺者「何言ってんだ……」

    勇者「復讐以外の生き方を彼女に教えましょう」

    勇者「俺はいいけどさ……」

    ドラゴン「別にかまわんぞ」

    暗殺者「……」

    勇者「復讐を捨てなさい」

    勇者「そして知りなさい」

    ドラゴン「女勇者があんな事言うなんて珍しいな」

    勇者「なんだかんだ言ってもこのパーティーは苦労人の集まりだし、放っとけないんだ」

    勇者「お前を助ける時もなんだかんだで手伝ってくれたし」

    暗殺者「いいのか?」

    勇者「ああ、お前がいいならな」

    暗殺者「……頼む」


    こうして半分人外で一癖も二癖もある暗殺者が仲間になったのであった。

    289 :

    >>283
    女勇者自然すぎるぞ

    290 :


    女勇者はスパイだったのか!!

    291 = 280 :

    キャラクタープロフィール


    イケメン   年齢20歳

    勇者の兄。ドラゴンを超える火力と衝撃波が武器。
    厳しい家庭で育ったため、悪を憎む心が強い。お金持ちの家の息子。
    世の中を善と悪に分けようとする考え方は父親譲り。
    元は弱いくせに偉そうなことを言う典型的な小物キャラだったが、ドラゴン編あたりでキャラ変更しこうなった。


    暗殺者   年齢20歳前後   胸 普通サイズ

    中世的な顔立ちの女性。実際イケメンにも美人にも見える。
    裏社会で生きてきたため、楽しむこと、うれしい事を知らない。
    詳しい年齢は不明。
    ゾンビと吸血鬼と合体しているため、高い身体能力と、回復能力を持つ。
    元は吸血鬼のおっさんだったがハーレムでいいかと思って女に変更。ただし性格としゃべり方は同じ。

    292 = 280 :

    今日はここまで。

    >>283
    ミスった……女戦士に脳内変換しといてください

    293 :

    渋くてぶきっちょでツンデレなかっこいいオッサンはまだですか
    しかしもう四人になるのに全員前衛ってどういうことなの……

    294 :

    イケメン古典的キャラでもよかったな
    いやみなやつはとことんいやみにしたほうが後々すっきりしそうだし

    295 = 278 :

    >>1
    個人的にはイケメンの設定変えてほしくなかった
    だが>>1

    296 :

    ハーレム要員としておっさんを いや、何でもない

    297 :

    アーチャー、アサシンと来たら次はランサー辺りでも来るかな?

    298 :

    乙。シンプルで面白い

    次はエルフとかドワーフ辺りだろ

    299 :

    ランサーってなんの職業?槍使い?

    300 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





    勇者「これで四人ですね」

    勇者「そうだな……」

    ドラゴン「元気が無いな」

    勇者「俺の剣折れちゃったんだよね……もう使い物にならねぇ……」

    ドラゴン「……そう言えばそうだったな」

    勇者「寿命でしょう、新しいのを買ったらどうですか?」

    勇者「……そうするか」

    暗殺者「少し遠いが、武器の町があるぞ」

    勇者「何だそれ」

    勇者「世界各地の武器が集まる町です」

    勇者「そんな町があったんだ」

    暗殺者「有名だぞ」

    勇者「そうなんだ、知らなかった」

    勇者「相変わらずバカですね」

    暗殺者「けど遠い、結構遠い」

    勇者「どれくらい?」

    暗殺者「そうだな、少なくとも一日はかかる」

    勇者「となると野宿も覚悟しておかなければならないわけですか」

    暗殺者「そう言う事だ」


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