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    元スレ提督「バンドがしたぁい!」

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    701 = 1 :

    ………

    バラバラ…

    舞風「あっ!物販の列じゃんこれ!」

    長い列の写真「」

    武蔵「こんなのも撮ってたのか」

    長月「こうしてみると結構やばい列だったな…」

    提督「…ん?これは何だ?夕張と…うわ、すごい機材だなこれ」

    夕張の車の写真「」

    舞風「あ、それ夕張さんの車の中だね。そこですごい演奏を聞かせてくれたんだ」

    提督「あの車の中にはこんな機材が詰まってたのか…うわっすげえヤマハのモンタージュあるし!!これノードエレクトロか?…全部でいくらかかってんだこれ」マジマジ

    雲龍「…あ、これ武蔵さんね。ピースしててかわいいわ」

    ハム焼きを頬張ってる武蔵の写真「」

    舞風「ホントだ!…横の空容器って全部フェス飯の?」

    武蔵「ん、おう。結構食ったぞ」

    舞風「これ結構ってレベルじゃないでしょ…」

    702 = 1 :

    ワイワイガヤガヤ…

    舞風「あ、集合写真見っけたよ!!」

    長月「あーあのでかい看板の前で取ったやつか。どれどれ」

    提督「おお、よく撮れてるじゃないか」

    集合写「」

    雲龍「提督を私達で囲んで…なんか危ない絵面に見えるわねこれ」

    提督「だから入りたくなかったんだよ」

    武蔵「折角だしこの辺にでも飾っておくか」

    長月「そうだな」

    703 = 1 :

    舞風「あ、何これ長月寝顔撮られてんじゃん!!」ピッ

    爆睡してる長月の写真「」

    長月「は!?うわおい何だそれ!!今すぐ燃やせ!!」

    雲龍「あーあーお腹出して…風邪引くわよ?」マジマジ

    長月「う、うるさい!!」

    提督「折角だしこれも飾っておくか…ちょっと高い場所に」スッ

    武蔵「そうだな、見てて微笑ましいしな」

    長月「や、やめろおおお!!今すぐそれを降ろせ!!…ぐぬぬ、届かん!!」ピョンピョン

    704 = 1 :

    ………少し後

    吹雪「ただ今帰りましたー。大成功ですよ」ガチャリ

    早霜「資材は倉庫においておきました」

    提督「ん、サンキュー」

    吹雪「…何してるんですか?」

    提督「吹雪が取った写真を青葉がさっき届けてくれてな、それをみんなで見てるんだ」

    吹雪「あ、あれか。もう終わったんだ…青葉さん仕事早いなぁ」

    早霜「どれどれ…すごい枚数ね」

    吹雪「そだね…こうして見るとちょっと撮りすぎたかも…」

    雲龍「思い出は多い方がいいわよ」

    武蔵「ははは、確かにそうだな」

    705 = 1 :

    舞風「でもこうしてライブの写真とか見るとさ、私たちもまたライブやりたくならない?」

    吹雪「そうだね。この前ライブしてからもうどんくらい経つんだっけ、二ヶ月くらい?」

    長月「うわ、もうそんな経つのか」

    雲龍「時が過ぎるのは早いわね」

    早霜「うーん、何か良い機会があれば良いんだけどね」

    提督「あー、それなら来月の鎮守府開放日にでもライブしたらどうだ」

    長月「あっ!その手があったか!!」

    提督「毎年寸劇とかやったりしてるだろ?その一環でやろうと思えばできると思うぞ」

    706 = 1 :

    吹雪「ほんとですか!!」

    提督「ああ。だが機材の設置とか書類の提出とかは他の出し物と同じようにやってくれよ」

    早霜「じゃあその辺の面倒なのは私がやります」ハイ

    長月「本当か、助かる」

    提督「…っと、俺そろそろ戻るわ。そろそろ執務に戻らないとやばい」

    吹雪「あ、はい。お疲れ様です」

    提督「じゃ、ライブやるなら諸々頼んだぞ。その辺はさすがに特別扱いできないからな」ポン

    早霜「はい!!」

    ガチャリ…ガラガラ…

    707 = 1 :

    武蔵「…鎮守府開放日か。盲点だったな」

    雲龍「水を差すようで悪いんだけど、鎮守府開放日って何かしら?私みんなに比べて最近着任したばっかりだから知らないのよね」

    舞風「あ、そっか。雲龍さんココ来たの去年の冬とかだもんね」

    早霜「なんていうか…高校とか大学の文化祭?みたいな感じかしら」

    吹雪「ざっくりしすぎだよ早霜ちゃん…えーっと、秋ごろに一年に一回一般人に向けて鎮守府を開放する日があるんですけど」

    708 = 1 :

    吹雪「その時に私たちが出店とか寸劇とか漫才とか…空母によるエアショーとか演習とかそういうのもあるんですけど…いろいろな出し物をして一般の方と一緒になって楽しむんですよ」

    舞風「そうそう。私は去年のわっちと一緒にダンスやったよ」

    長月「あーやってたな。意外と野分がキレッキレだったんだよな」

    舞風「そうそう!!今年もやろうと思うんだよね!!」

    雲龍「へー…楽しそうね」

    武蔵「っていうか空母ならエアショーの話とか聞かされてなかったのか?」

    雲龍「そういうのは先輩たちの仕事だから私には回ってこないわよ。…でも確かに赤城さんと加賀さんが妙な練習をしてたわね。あれはそういうことだったのね」

    吹雪「たぶんそうですね」

    長月「へー、今年のエアショーは赤城と加賀がやるのか…すごそうだな」

    709 = 1 :

    雲龍「まあとにかく、それでライブがまたできるかもしれないんでしょ?」

    長月「ああ!!しかも鎮守府開放日は一般人向けのイベントだからな!!艦娘だけじゃなくて一般人にも見てもらう良い機会になるぞ!!」

    吹雪「あ、そっか。それは緊張するなぁ…」

    雲龍「じゃあとりあえずいろいろ準備進めておいたほうがいいわよね」

    武蔵「だな。…幸いコピーした曲のストックは結構あるし、一時間しない程度のライブなら今までに練習した曲を披露するだけで問題ないと思うがどうする?」

    吹雪「そうですねー…まだひと月はあるから今から新しい曲練習するのもいいですし…」

    長月「オリジナルをやるなんてどうだ?さっき話に上がってただろ」

    710 = 1 :

    雲龍「そういえばしてたわねそんな話」

    吹雪「ん?そうなの?」

    舞風「なんか雲龍さんが絶対音感持ってる事が分かってねー、それなら曲作るのが楽になるからオリジナルとかやってみるのもいいかもしれないって提督と話してたんだ」

    吹雪「え!?そうなんですか!?絶対音感って一回聞いたら弾けちゃうようになるあの!?」

    雲龍「え、ええ。そんなに凄い物なのかどうかうまく実感がわかないんだけど」

    早霜「…?普通一回聞いたら音階とか分からないかしら?」

    武蔵「…普通は分からんぞ」

    長月「まさか早霜も絶対音感持ってるのか…」

    早霜「よくわかんないけど…でも一度聞いた曲なら覚えてれば鍵盤ですぐ弾けるわよ」

    舞風「早霜ちゃんさあ…なんでバンド入らなかったの!?」

    早霜「えっ…あんまり人前に出たくないし…」

    吹雪「うわ、もったいねー…」

    711 = 1 :

    というわけで小休止です。あとはちょろっと用語解説を投下します。

    712 = 1 :

    用語解説
    ・Gibson J-45
    スレの頭で提督が音楽をやりたい欲望に負けて近所の楽器屋で買ってきたアコギ。
    何十年も昔から数々のミュージシャンに愛用されてきた名機であり、数々の名曲を彩ってきたアコギ界の定番の一つ。
    ギブソン特有のサンバーストがとてもカッチョイイ。
    音はなかなかに太く、弾けば弾くほど音が良くなるゴキゲンなギターである。
    現在も生産されており楽器屋で買うと安くて25万しないくらい。

    ・絶対音感
    音を聞かされたら音階をパッと答えられる能力。
    実は能力の強弱があり人によっては単音は分かるが複雑な和音になると分からなかったり、調律されたピアノなどでしか正確な判断ができなかったりする人もいる。
    音楽における万能な能力と思われがちだが、絶対音感保持者はこれに対して相対的な高さで音を評価する相対音感という能力が他の音楽家に比べて身についてないことがあり、そういう場合はあんまり応用が利かなかったりするので必ずしも万能というわけではない。
    まあでも、バンドに一人いると便利。だと思う。

    ・Bon Jovi
    ボーカルのBon joviの名前がそのままバンド名になっているという面白いバンド。そのBon氏は今も昔も超イケメン。
    ハードロックを基調にしたポップな楽曲を世界に流行らせ、ツェペリン解散後のハードロック界を牽引したバンドであり、世界中にファンが多い。
    日本でも根強い人気があるので一度は誰しも耳にしたことがあると思う。
    ちなみに簡単な曲が多いが基本的に音域が高いので男性ボーカルでコピーするのは意外とキビシい。
    代表的な楽曲
    「Livin’on a Prayer」 https://www.youtube.com/watch?v=lDK9QqIzhwk
    「It’s my life」 https://www.youtube.com/watch?v=vx2u5uUu3DE

    ・モジュレーター
    ここでのモジュレーターはトーキングモジュレーターのこと。
    上のLivin’on prayerでワウワウ言ってるやつ。
    声をシンセサイザーから出力するボコーダーと混同されがちだが実は別物。
    これは逆にギターの音を声みたいにしている。一昔前の流行であり最近は使う人もあまりいなくなった。

    713 = 1 :

    今回は以上です。
    自衛隊の基地開放みたいに艦娘と戯れられる一般向けの開放日を設定する鎮守府があってもいいじゃない。それではまた

    714 :

    みやぞん早霜

    715 :

    乙です。
    開放日だったり何やらで一般人と触れあうってのは実際大事な気がする、艦娘のことを知ってもらうのにも、将来的に艦娘を辞めたあとに一般人になるときの為にもなるし。
    しかし写真降ろそうとしてジャンプしてる長月とかなにそれ可愛すぎるんですけど、長月リクエストしといて本当に良かったわ最初。

    716 :


    DMMにいくら課金したら開放日とやらのチケットは手に入るんだ?

    717 :


    きんに君経由であの名曲知ったという相当捻くれた経由通った自分が通りますよっと

    718 :

    まぁしょせんDMMのアバズレ女だからな艦娘

    720 :

    どうもこんばんわ。それでは更新開始します。

    >>714
    実はみやぞんさんのアレは絶対音感じゃなくて相対音感なんですよね…原曲とキー違うし。
    というわけで早霜雲龍のコピー力はもっと高いです。

    >>715
    気に入ったなら設定パクってくれていいぜ

    >>719
    あ、ごめんなさい…アニメの方見てなかったんで間違えました…
    今になって見直してみるとパワーコードの抑え方(>>138の六弦5フレット→五弦5フレット)みたいに細かい間違いがちょこちょこありました…
    読んでておかしいなと思ったところは単純にミスだと思うんで気になったら突っ込んでください…

    721 = 1 :

    ………プレハブ小屋のスタジオ

    早霜「…」スヤスヤ

    舞風「うーっす。あ、早霜ちゃん昼寝してる」ガチャ

    武蔵「…ん、舞風か。さっきからベース弾いてるんだけど全然起きないんだなこれが」ベベッボ

    舞風「早霜ちゃん案外図太いよねえ…」

    雲龍「そうねー。結構どんな環境に放り込んでもたくましく生きれそうね」

    吹雪「そう言えば雲龍さんと早霜ちゃんって仲良いですよね」

    雲龍「うーん…確かここに来て初めに会った艦娘が早霜だったからかしら」

    長月「あ、そうだったんだな」

    早霜「…zzz」モワモワ…

    722 = 1 :

    ………数年前、横須賀鎮守府、大広間

    早霜「うーん…着任したはいいけど出撃とかないと散歩くらいしかやることないわね…」

    早霜「夕雲型の皆もココにはまだ着任してなくて…部屋も私一人だし…」

    早霜「早いとこ友人なり趣味なり探さないとマズいわ。…とは言っても自分から話しかけるのは勇気いるのよねえ…はあ、どうしようかしら」テクテク

    早霜「…それにしても広いわねここ。大広間というだけあるわ」キョロキョロ



    ガラーン…



    早霜「ちゃんとステージとかもあるけど…ソファーとかもあるし…集会とかとは別に宴会にも使うのかしら?」

    高そうな家具たち「」デデン

    早霜「ほっと…あ、このソファー柔らかい…」ボスッ

    早霜「あーいいわねこれ、お昼寝できそう…ん?ステージの脇に何かある?」グデン

    早霜「何あれ、ピアノかしら。…何かすごいひっそりと置いてあるけど」

    早霜「…ちょっと近くで見てみましょう」テクテク

    723 = 1 :

    早霜「け、結構立派なグランドピアノね」

    妖精印のグランドピアノ「」デデン

    早霜「鍵とかは…かかってないみたいね。ほっと」ガタン

    早霜「あ、上の蓋も開くわね。…へー、こうなってるんだ」ガチャガチャ

    早霜「ちょっと触ってみようかしら…正直弾き方全然分かんないけど」

    早霜「えーっと…鍵盤はそういう感じになってるのね」ポロロロン

    早霜「…ってことはテ、テ、テーンって感じで弾きたければ…」

    テ、テ、テーン

    早霜「なるほど、これちょっと楽しいかも♪」

    早霜「じゃあまずは…軍艦マーチとか弾いてみようかしら」テンテレッテ

    724 = 1 :

    ………それから二年ほど後

    ジャーン!デロリロリロジャン…

    早霜(…あれからピアノを弾くのがすっかり日課になっちゃったわ)ジャジャン!

    早霜(お陰でクラッシックとかもだいぶ弾けるようになったけど…未だにこれ以外趣味もなければ特に仲良い子がいないのが悲しいわね)ジャンッ!ジャンッ!

    ジャジャーン!!

    早霜「ふー、この曲はこんな感じかしら。ちょっと難しくてアレンジ入れちゃったけど…ん」パチパチパチ…

    早霜「拍手…どこから?…ふわぁぁっ!?」

    雲龍「あら、驚かせちゃった?ごめんなさいね」パチパチパチ

    早霜「び、びっくりした…いつからそこに…?」ドキドキ

    雲龍「え…いつだっけ…まあ、ちょっと前?」ポヤーン

    早霜(な、なんか抜けてるわねこの人…)

    725 = 1 :

    早霜(艦種は空母か戦艦かしら…でも見たことないわね)ジロジロ

    雲龍「あっ…!もしかしてあなたがここの提督ね!私が今日着任した雲龍型航空母艦の雲龍です。よろしく…」

    早霜「違う違う!!違うわよ!!」

    雲龍「えっ」

    雲龍「違ったのかしら…じゃあここの提督はどこに…」

    早霜「…まだ執務室に行ってないんですか?」

    雲龍「キレイなピアノの音が聞こえたからまずこっち寄って来ちゃった」

    早霜「えっ…!!だ、ダメですよ!早く執務室行って司令官に挨拶しないと…ほら、こっちですよ」グイグイ

    雲龍「え…?あ、後でピアノの弾き方教えてね」

    早霜「い、今はそれどころじゃないですってー!!」

    727 = 1 :

    ………執務室

    雲龍「雲龍型航空母艦、雲龍、推参しました。提督、よろしくお願いしますね」

    提督「ああ、歓迎するよ。我が横須賀鎮守府の航空兵力は不足気味でね…着任早々すまないが新米扱いはできないぞ」

    雲龍「構いません、ご期待に答えてみせます」ピシッ

    提督「良い返事だ。…じゃあ早霜、折角だし鎮守府内を案内してくれるか」

    早霜「私ですか?まあ構いませんが…」

    提督「頼んだぞ」

    728 = 1 :

    ………

    雲龍「素敵な提督だったわね」キラキラ

    早霜「ええ、特に作戦指揮に関しては文句の付け所がない良い司令官ですよ」

    雲龍「今度は艦載機を載せてくれるかしら…」

    早霜「…?空母なのに艦載機を搭載していないんですか?」

    雲龍「はじめから持ってた装備はこれだけよ」

    25mm三連装機銃「」

    12cm30連装噴進砲「」

    早霜「えっ…本当に空母なのかしらこの人…」

    雲龍「失礼ね、正真正銘の正規空母よ」プンスコ

    729 = 1 :

    ………

    早霜「で、ここが食堂です。一通り紹介したし、大体こんな感じかしらね」

    雲龍「へー…まあ、そんなことより早くピアノの弾き方を教えてもらえるかしら」ワクワク

    早霜(本当に私の案内頭に入ってるのかしらこの人)

    730 = 1 :

    ………

    ジャーンポロロロン…

    早霜「…」ジャーン…

    雲龍「うわぁ…すごい…」キラキラ

    早霜「…ピアノに興味があるんですか?」

    雲龍「いや、そういう訳じゃないんだけど…」

    早霜「へっ?」

    雲龍「ピアノ弾いてる姿が…かっこいいなぁって」

    早霜「ふぇっ!?」

    早霜「そ、そうかしら…かっこいい…私が…えへ、えへへへ…」テレテレ

    雲龍「なんかちょろそうな子ね」

    早霜「あなたに言われたくないですよ」

    731 = 1 :

    ………

    雲龍「ああ…なるほど、だいたい分かったわ」

    早霜「簡単でしょ?」

    雲龍「ええ、思ったより簡単だったわ。…でもまだやりたいことに手がついていかないわね」

    早霜「まあ初めはそうですよ。雲龍さんは私より手が大きいし…きっと上達も早いと思いますよ」

    雲龍「そうね、頑張ってみるわ」

    732 = 1 :

    ………半年ほど後

    雲龍「〜♪」ジャンジャンデローン

    早霜「…あら、上手になりましたね」

    雲龍「早霜の指導あってのことよ」

    早霜「ふふふ、ありがとう。私も最近新しい楽器始めたんですよ」スッ

    新品のヴァイオリン「」

    雲龍「ヴァイオリン…それも素敵ね…」

    早霜「まあまだ結構苦戦してるんだけど…ちょっとは弾けるようになりましたよ。ほら」ギィィィ

    ギロリリーン…リロリロ…

    雲龍「ピアノで合わせたら…こうかしらね」ジャーンジャーンジャン

    早霜「あら、良い感じですね」

    ワイワイ…ジャーン…ギィィ…

    ………

    733 = 1 :

    ………現在、プレハブ小屋のスタジオ

    早霜「ふああぁ…なんか懐かしい夢を見たわね」ファァ

    舞風「あ、早霜ちゃん起きたー。おはよー」

    早霜「んー…おはよう…」

    長月「良くこんなうるさい中で眠れるな」

    早霜「…もちろん耳栓使ってるわよ」スポスポッ

    武蔵「起きて早速で悪いんだが…雲龍の行方を知らないか?さっきまでいたんだがいつの間にか消えてて
    な…」

    早霜「ん…雲龍さん…?」

    吹雪「みんなと合わせて練習しようと思ってたら急にいなくなってたんだよね…」

    早霜「はあ…大広間かしらね、ちょっと探してくるわ」

    武蔵「お、心当たりあるんだな」

    早霜「ええ、確実ではないですが…失礼しますね」

    734 = 1 :

    ………大広間

    早霜「あ、ピアノの音…雲龍さんやっぱりここにいたのね」

    雲龍「…」ジャジャン…デデデデン!!

    早霜「雲龍さん、皆さんが探していましたよ」チョイチョイ

    雲龍「…あら早霜。昔の話をしてたら久しぶりに生のピアノが弾きたくなったのよね」ポロロロン

    早霜「ふふふ、そうですか」

    雲龍「早霜もちょっと弾いていく?」スッ

    早霜「…そうですね。ちょっとくらい遅れても良いだろうし、少しだけ弾いていこうかしら」

    ジャーン…ポロロリン…

    735 = 1 :

    ………夜、吹雪たちの部屋

    吹雪「ふー、疲れた。ただいまー」ギイイ

    夕立「あ、吹雪ちゃん!お疲れ様っぽい!」

    睦月「今日もバンドの練習してたの?」

    吹雪「うん。まだ特に作曲とかは初めてないから今日もコピーだけど…楽しかったなぁ」ニヤニヤ

    夕立「吹雪ちゃんバンド始めてから楽しそうっぽい…」

    睦月「私達も何か趣味とかやってみる?」

    夕立「うーん…ぶっちゃけ仕事が趣味っぽい!!」

    吹雪「夕立ちゃん出撃するの好きだもんねぇ…」

    夕立「ぽいっ!」

    736 = 1 :

    吹雪「そういえば二人とも私と違って音楽とかそんなに聴かないよね」

    夕立「正直なに聞けばいいかわかんないっぽい…」

    睦月「そうだね。ジャンルとかもあんまり知らないし…」

    夕立「吹雪ちゃん何かおすすめの曲とかあるっぽい?なんか私達に合ってるっぽい感じの」

    吹雪「うーん…そうだな…睦月ちゃんは…」モワモワモワ

    737 = 1 :

    睦月『えへへっ、もっと褒めるが良いぞ♪』

    睦月『にゃっしいいいいい!!』

    睦月『あっちょっと夕立ちゃん!!散らかし過ぎだって!!』


    吹雪(ノリが良いけど…結構しっかりした…単調だけど明快な感じかな。だとしたらベンチャーズとか良いかも知れない)

    吹雪(んで、夕立ちゃんは…)モワモワモワ


    夕立『ぽいっ!』

    夕立『ぽ〜い!』

    夕立『ぽいぃ〜!?』


    吹雪(うん、あれしかねえわ)

    738 = 1 :

    夕立「何かあったっぽい?」

    吹雪「結構ピッタリのやつ見つけたよ。長月ちゃんから借りてくるからちょっと待ってて」

    夕立「あ、別に今じゃなくても…」

    ガチャリ

    睦月「行っちゃったにゃしい」

    夕立「行動早いっぽい…」

    739 = 1 :

    ………長月の部屋

    吹雪「長月ちゃーん」ドンドン

    長月「何だ?そろそろ寝ようと思ってたのに…」ガチャ

    吹雪「急にごめん…ちょっと借りたいCDがあったから」

    長月「何だ?私が持ってるやつだよな」

    吹雪「多分…これとこれなんだけど」

    740 = 1 :

    長月「あー、ベンチャーズの方はベスト盤しかないけどいいか?」

    吹雪「あ、うん」

    長月「ちょっと待ってろ…」

    ゴソゴソ…ウーン、ドコヤッタカナ

    ナガツキサガシモノ?

    アア…タシカコノヘンニ…ア、アッタアッタ!!

    長月「見つけたぞ。これな」ヒョイ

    吹雪「ありがと!」

    長月「にしても…随分違う雰囲気の二枚だな」

    吹雪「まあ、なんとなく?」

    741 = 1 :

    ………吹雪たちの部屋

    吹雪「ただいまー、借りてきたよ」ガチャリ

    夕立「あ、お疲れ様っぽい!」ワクワク

    吹雪「まず睦月ちゃんはコレかな」スッ

    ベンチャーズ・ベスト「」

    睦月「べんちゃーず…?何か聞いた事あるかも」

    吹雪「めちゃめちゃ有名なバンドだからねー。まあきいてみなよ。で、夕立ちゃんがこれかな」

    Alice Cooper「trush」

    夕立「ありすくーぱー…?この人の名前初めて聞いたっぽい」

    吹雪「このアルバムの一曲目が夕立ちゃんぽいなと思ったんだよね。…いつもぽいぽい言ってるし」

    夕立「…?まあ、とりあえず聞いて見るっぽい」

    742 = 1 :

    ………数日後

    夕立「ぽいず〜ん♪」ノリノリ

    吹雪(やっぱハマったか)

    743 = 1 :

    用語解説

    ・ベンチャーズ
    いわずと知れたアメリカのインストロメンタルバンド、The Venturesのこと。
    日本ではビートルズとほぼ同じ時期で日本にロックを持ち込んだロックの草分け的存在として知られており、日本で60年代に起きたギター・ブームの最大の立役者である。
    また、本国USAでも60年代中ごろから流行りだす、The Beach Boysをはじめとするサーフミュージックの流行に大きな影響を与えたバンドとして知られている。
    代表曲
    「パイプライン」 https://www.youtube.com/watch?v=tqC3BjIyq_0
    「キャラバン」 https://www.youtube.com/watch?v=o6uZu_TAqsk
    などなど

    ・Alice Cooper
    ロックに演劇的な要素をブチこんだ音楽をやりだした始祖的な人物。そういう関係で日本でのV系の元祖といわれることも。
    大道具としてギロチンを持ち出したりするライブは圧巻のパフォーマンスで有名。>>1は行けなかったが今年はラウドパークの出演で来日なさった。
    御年69歳になるが、今年も新しいアルバムを出すなど勢力的な音楽活動をしている。ぽいず~ん♪
    代表曲
    「Poison」  https://www.youtube.com/watch?v=Qq4j1LtCdww
    「School’s out」 https://www.youtube.com/watch?v=XbNEOJMGFAo

    744 = 1 :

    以上。早霜はクラッシックならきっとショパンとか弾いてる。
    二本立てみたいな感じだったからちょっと見づらかったかな…?

    745 = 1 :

    >>726
    あー、そういえばそうでしたね。この機会にアニメ見てみます

    746 :


    アリスクーパーおじさんだと思ってたけどそんな歳とってたのかwwwwww

    747 :

    乙です。
    早霜友達増えて良かったな!そして夕立のイメージ……いや確かにそうなんだけども、ぽいぬだもんなぁ。

    748 = 747 :

    不意に気になったが吹雪の所はその三人なのか、舞風や武蔵は姉妹艦なのに、長月との相部屋は誰かな?少なくとも水無月は消えたが。

    749 :


    このスレの影響でロックを聞き出してからカラオケで歌える曲が増えてヒトカラが楽しくなった
    まあ洋楽そんなうまく歌えねえんだけど

    750 :

    反町のpoisonも教えてあげれはいいのに


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