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    元スレ提督「バンドがしたぁい!」

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    651 = 1 :

    提督「おう、待たせたな」ボサァ

    武蔵「すまんな、少し出るのに手間取った」ボサァ

    舞風「うわっ…二人ともすっごい髪ぼっさぼさだよ…?」

    提督「まー暴れたからなー」

    武蔵「凄まじいモッシュだった…」

    舞風「私、やっぱり最前列に行けなくてよかったかも…」

    長月「そ、そうだな…」

    652 = 1 :

    早霜「提督、この後はどうするんですか?」

    提督「実は近くのスーパー銭湯に泊まれる個室を取ってあるんだ。今日はそこで泊まって、また明日ここに来るって感じだな」

    舞風「あ、テント張ってキャンプする感じじゃないんだー」

    提督「それも良いかなと思ったんだが…お前らも風呂にはちゃんと浸かりたいだろ?あそこのキャンプビレッジはその辺あんまりしっかりしてないからなー」

    夕張「確か10分間シャワーが使えるだけとかだったわね」

    提督「そうそう。それだったら大浴場を使えるほうが良いかなと思ったんだよ」

    武蔵「気が利くじゃないか」

    提督「まあな。夕張、もし良かったら君も一緒に泊まるか?」

    653 = 1 :

    夕張「え、良いの?私は車の中で泊まる予定だったんだけど…」

    提督「良いよ良いよ。ウチの艦娘とも仲良くやってくれてるみたいだしな」

    夕張「ならお邪魔しようかしら、助かるわ。あの車だとお風呂とか入れないのよねえ…」

    吹雪「え、シャワールームとかついてないんですかあの車」

    夕張「ついてたけど邪魔だから取り外したわよ」

    舞風「ロックだ…」

    654 = 1 :

    ………スーパー銭湯「那珂の湯」

    ワイワイワイ…

    舞風「ここかー」

    早霜「フェス帰りの人も結構いるわね」

    提督「ココは毎年フェスの客を積極的に受け入れてくれてるらしい、ありがたい限りだな」

    吹雪「へー…」キョロキョロ

    提督「あ、予約していた神津です…一人増えたんですけど大丈夫ですか?」

    受付「追加料金を支払っていただければ構いませんよ。はい、こちらカギになります」

    提督「ありがとうございます。ほらお前ら、行くぞ」

    舞風「はーい」

    夕張「それにしても那珂の湯って…なんかうるさそうね」

    武蔵「ココが那珂市から近いからなのだろうが…」

    吹雪「なんか那珂さんの声が聞こえる気がしますよね」ナカチャンダヨー!!

    655 = 1 :

    ………部屋の前

    提督「ここだな。一部屋四人までで、この二部屋を使って良いそうだ」ガラガラ

    舞風「わーい布団だ!!」ダッ

    長月「まず風呂に入ってからにしろ」グイッ

    舞風「ぐえっ」ギュウッ

    雲龍「あれ、そう言えば提督はどこに泊まるんですか?」

    提督「俺は昔の仲間に飲みに誘われててな、多分朝帰りだ。まあ適当に外で泊まるよ」

    吹雪「あー、朝言ってた人たちですか」

    提督「そうそう、そういうことだ。明日の朝迎えに来るからな」

    吹雪「了解しました!」ビシッ

    雲龍「それじゃあ私たちはお風呂に行きましょうか」

    武蔵「そうだな」

    656 = 1 :

    ………少し後、大浴場

    カポーン…

    長月「ああ゛~…生き返る…」チャポン

    吹雪「長月ちゃんおっさんみたいだよ…」チャポン

    夕張「ああ゛~…五臓六腑に染み渡るわ~…」チャポン

    舞風「こっちもだったか…」

    早霜「まあ今日だけで相当動いたから…うああ~…気持ちいい~…」ノビッ

    雲龍「疲れた体にお風呂…最高ねー…」ダラーン

    夕張「ほんとねー…このまま寝ちゃいそう…」ダラーン

    長月「ここで寝ても部屋には運ばんぞ」

    夕張「何よ~…そんくらいしてくれてもいいじゃない…」ダラーン

    吹雪「ふぅ〜…そういや武蔵さんどこ行ったんだろ」

    早霜「さっきサウナに直行してたわよ」

    吹雪「なるほど…すごい武蔵さんっぽい…」

    657 = 1 :

    ワイワイ…カポーン…

    舞風(それにしても…)チラッ

    雲龍「ふぅ~…」バインッ

    舞風(まあ武蔵さんと雲龍さんは規格外だからいいとして…)チラッ

    吹雪「早霜ちゃん今日はどの辺まわってたの?」ポヨンッ

    早霜「ほとんどメインステージよ。雲龍さんと一緒に行動してたわ」ポヨヨンッ

    舞風(この二人…何がとは言わないけど駆逐艦にしては「ある」方だよなぁ…)マジマジ

    夕張「私最後しかあそこ行ってないのよね。明日はメインステージを多めにスケジュール組もうかしら」ポヨンッ

    舞風(夕張さんは軽巡だし…そりゃあ駆逐艦よりはあるよね)

    舞風(私はというと…)

    舞風「…」ツルーン…

    舞風(はぁ…なんで私だけこんな小さいんだろう…ん?)

    長月「明日は今日よりバンド系が多めなんだろ?な、舞風」ペターン

    舞風「あっ…!」キラン

    長月「…ん?どうした?」ツルーン

    658 = 1 :

    舞風「長月ぃぃぃぃ!!!やっぱ大好きいいいい!!!」ザバァンッ!

    長月「うわっ何だ!!のぼせてるのかお前!!どっちにしろ気持ち悪いからさっさと風呂から上がれ!!」ザバアンッ!!

    舞風「えっへっへ…この場で私の味方は長月だけだよお!!」ザバァンッ!

    吹雪「あーもう…二人ともお風呂の中でそんなに暴れないでって」

    659 = 1 :

    ………一方そのころ、某居酒屋

    提督「ういーす」ガラガラ

    横澤「おうヒロシ!!今日のゲストが来たぜお前ら!!」

    金髪「よおヒロっち~!!先にやってるぜぇ!!」ヒック!

    モヒカン「いやぁ久しぶりだなぁ!!まあ座れって!!」バシバシ

    提督「おう。…お前その髪型は相変わらずなんだな」

    モヒカン「ほんとは変えてえんだけどなー、やっぱプロになっちゃうと顧客イメージってのが大事じゃん?」ドヤァ

    金髪「デビューすっといろいろ変わるよなぁ」ドヤァ

    提督「やかましわ!!」

    ハッハッハ!!ワイワイワイ…

    660 = 1 :

    提督「今日ここにきてんのは「エルクラ」のみんなと…横澤だけか?案外しんみりしてんのな」

    横澤「他の奴らは大抵来週になっちまったからな。だけど今日はお前以外にスペシャルゲストをもう一人呼んであるんだよ!!そろそろ来ると思うぜ!!」

    提督「は?どういう…」ガラガラ


    黒髪「ういーすリョウ君!!待たせたな!!」

    横澤「あっ来た来た!!今日のトリお疲れさまっす西村さん!!こっちこっち!!」

    黒髪「あっはっはっは、ついにトリやらされちゃったよー…どっこいしょっと。リョウ君たちもおつかれー!!」

    横澤「俺のステージ明日っすけどね」

    黒髪「あ、そうだったっけ?」

    提督「えっ!?「BillBored」の…西村スグル…!?」

    661 = 1 :

    横澤「っつーわけで今日のスペシャルゲストその2!!日本を代表するロックバンド、「BillBored」のフロントマン!!西村スグルさんイェェェェイ!!」パチパチパチ

    金髪「ウェェェェェイ!!!」パチパチパチ

    黒髪「なあリョウ君、俺と飲むとき毎回これやってないか。正直恥ずかしいんだけど」

    横澤「気のせいっすよ気のせい!!それじゃあさっそく乾杯しましょう!!」

    黒髪「あいよー」

    ウェーイ!!!カンパーイ!!

    提督「えっ…あっ…」

    662 = 1 :

    黒髪「君がヒロ君だよね?五年くらい前に解散した「Groove Barrett」の」

    提督「えっ、はい!ご、ご存じだったんですか!?」ビクッ

    黒髪「そりゃもちろん!!君たちの音楽を初めて聞いたときは衝撃だったよ。あのまま活動を続けてればあのステージに立ってるのはこいつ等じゃなくて間違いなく君の方だっただろうなぁ」

    提督「あはは…ありがとうございます…」

    金髪「それじゃあ俺たちがロックオンでれたの偶然みたいじゃないっすかー!!」

    モヒカン「そっすよー!!実力実力!!」

    黒髪「うるせえ!!ま、バンドマン同士積もる話もあるだろうし…今日はゆっくり話そうぜ」カランッ

    提督「は、はい!!」カランッ

    663 = 1 :

    ………次の日の朝、スーパー銭湯「那珂の湯」

    提督「…」

    吹雪「あ、おはようございます司令官」

    提督「おう」

    早霜「昨日の飲みはどうでした?」

    提督「「BillBored」の西村スグルと話した…」

    舞風「えっ…昨日ステージで見たあの!?」

    提督「おう…兵学校入る前…高校時代からずっとファンだったから…元帥と話する100倍は緊張したぞ…」

    舞風「へー、良かったじゃん!!」

    武蔵「…待たせたな」スッ

    夕張「ふわぁ…お待たせー。それじゃあ行きましょうか」テクテク

    提督「ああ」

    664 = 1 :

    ………会場

    ザワザワワイワイ…

    夕張「今日もいい天気ねー」

    雲龍「そうね。晴れてよかったわ」

    吹雪「今日は確か夕方には帰るんでしたっけ」

    提督「ああ。夜までには横須賀に帰りたいからな」

    武蔵「ってことは…見れるのはこの辺までか」

    舞風「そうだね。よーし、残りも楽しむぞー!!」

    長月「…」

    早霜「…」

    舞風「あれ二人ともどうしたの??元気ないじゃん」

    長月「昨日ヘドバンしすぎて首が痛い…」ズキズキ

    早霜「私も…まさかここまで筋肉痛が出るとは思わなかったわ…」ズキズキ

    夕張「まあライブ見てれば痛いのも忘れちゃうわよ。ほら、行きましょ!」グイグイ

    ………

    665 = 1 :

    ………メインステージ

    長月「よし、早い時間から入ったから最前列を取れたぞ」

    舞風「幸先いい感じだね。私今日はずっとこのままここいよっかなー」

    吹雪「舞風ちゃんコレ終わったらあとでDJステージの方行かない?」

    舞風「あ、やっぱそうするー」

    666 = 1 :

    ………昼頃、屋台スペース

    武蔵「…」モグモグ

    早霜「あっ武蔵さんまた食べてる」

    提督「食った分どこに消えてんだろうな」

    長月「案外筋肉だったりしてな」

    提督「なるほど…ありそうだ…」

    667 = 1 :

    ………夕方頃、メインステージ


    横澤『来いよぉぉぉ!!!』スッ


    ワァァァァ!!!!


    観客「「「~♪」」」

    吹雪「~♪」

    舞風「~♪」


    オォォォォ…


    横澤『サンキュー!! ~♪』


    ………

    668 = 1 :

    ………夕暮れ時

    吹雪「すごいライブだったねー…」

    舞風「ね。最後の合唱とか私感動しちゃったよ」

    長月「何万人もの観客が一斉に歌う…すごい迫力だったな」

    武蔵「しかしもうこんな時間か…あっという間に時間が過ぎるな」

    早霜「そうですね…感覚的にはさっきここに来たばっかりみたいな感じなのに…」

    雲龍「フェスって時間の流れが恐ろしく速いのね…」

    夕張「あはは、まあそんなもんよねー。…それよりあなたたちそろそろ帰らなきゃいけないんじゃないの?」

    長月「そうなんだよなー…ラストまでいたいけど…」ハァ…

    吹雪「休みは今日までだからねー。まあ諦めなよ」ポンポン

    長月「くそー…来年も絶対に来てやる…」

    669 = 1 :

    提督「よし、そんじゃあそろそろ行くか」

    舞風「はーい。じゃあ夕張さん、私たちは先に帰るから…」

    夕張「ええ、気を付けて。また会いましょう」

    吹雪「はい、夕張さんもお元気で」

    雲龍「あっ、そうだ」

    武蔵「どうした?」

    雲龍「最後にせっかくだし皆で写真を撮りましょうよ。ほら、あそこの看板とかで」

    でかい看板「ROCK ON JAPAN FESTIVAL」デデン

    670 = 1 :

    長月「お、いいじゃないか!!撮ろう撮ろう!!」

    吹雪「カメラは私が持ってきてるからこれで撮ろうか」

    長月「なんだそんなの持ってきてたのか」

    吹雪「磯波ちゃんから借りたんだよね。結構いろいろ撮ったよ」

    早霜「後でまとめて写真ちょうだい」

    吹雪「あ、うん。そりゃもちろん」

    671 = 1 :

    提督「じゃあ俺がシャッター切るか。お前らそこに並んでくれ」

    舞風「えー提督も入ろうよ!!」

    提督「…でもそれだと撮るやつがいないぞ…」

    長月「そんなん周りの奴に適当にやらせればいいんだよ!!ほら、こっち来いって!!」

    提督「お、おう…じゃああの辺にたむろしてる人にでも…」

    黒髪「俺がやろうか?」スッ

    672 = 1 :

    提督「うおおお西村さん!?なんでここに!?」

    黒髪「リョウ君たちのライブ下から見てたから!!それよりほら、あの子たちと写真撮るんでしょ?」

    提督「は、はぁ…じゃあせっかくだし…お願いします」スッ

    黒髪「はいよーそれじゃあ並んで並んでー!!…ん?どこ押せばいいのコレ」

    提督「あ、たぶんここ押してくれれば…で、ここでピントを…」

    黒髪「おおなるほど。オッケー分かった。じゃあヒロシ君も入っちゃって」

    提督「はい」スススッ

    黒髪「よし撮るよー!右の子もうちょい入って…そうそうそう!!うん、それじゃあ行くよ~…3,2,1…」

    パシャッ!

    673 = 1 :

    ………

    アリガトウゴザイマシター!!

    黒髪「はい、カメラ返すよ」

    提督「あ、ありがとうございました」

    黒髪「いいってことよ!…ところでヒロシ君」ヒソヒソ

    提督「何ですか?」

    黒髪「海軍に入ればあんなかわいい子たちと常日頃イチャイチャできんの…?」ヒソヒソ

    提督「別にイチャイチャできるわけじゃないですけど…まあ一緒に仕事する相手なんで一緒にいる時間は長いですね」

    黒髪「俺バンドマンやめて海軍に転職しよっかなぁ…」

    提督「やめて下さい。全国のファンが泣きますよ」

    674 = 1 :

    ………帰りの車内

    ブロロロロ…

    舞風「はぁー、もう終わりか。楽しかったなあ」

    早霜「夕張さんとも知り合えたし、来てよかったわ」

    雲龍「そうね、来年も来れたら来たいわ」

    武蔵「ああ。まあ都合よく休みが取れればだが」

    提督「ははは、まあその辺は俺が多少融通聞かせてやるよ」

    舞風「さすが!!」

    吹雪「そういえば司令官、さっき写真撮ってもらった人って…もしかして「BillBored」のボーカルの人ですか?」

    提督「ん?ああ、そうだ」

    舞風「えっうっそ!!サインもらえばよかった!!」

    提督「あっ…!そういや俺ももらうの忘れてた…!!くそっ!!」ガーン!

    長月「…zzZ」スヤスヤ

    675 = 1 :

    ………次の日、横須賀鎮守府、吹雪の部屋

    吹雪「ふぉぉぉぉぉ…いってえええええ…」ズキズキ

    夕立「吹雪ちゃん…大丈夫っぽい…?」

    吹雪「ダメ。この筋肉痛人生で一番しんどい」ズキズキ

    睦月「と、とりあえずシップ張るにゃしい」

    吹雪「ありがとう…あああ腕と首がぁぁぁぁ…」ズキズキ

    676 = 1 :

    フェス編以上!!あとは用語解説を投下します。
    ちなみにですが作中バンドの「BillBored」の知名度は現実世界のバンプなんかと同じレベルだと思ってください。モデルは別ですが。
    横澤君や金髪君のバンドなんかにも実はモデルがあるので邦ロックが好きな人はちょっと考えてみるのも面白いかも。

    677 = 1 :

    用語解説

    ・モッシュ
    フェスやライブで起きる現象の一つ。
    分かりやすく言えばものすごい熱気を孕んだおしくらまんじゅう。
    楽しいが普通にけがをする恐れがある危険な行為なので運営側で規制がかかるコンサートもある。
    ケガをしたくなければモッシュが起きる最前列にできるだけ近寄らないのが吉。

    ・フェスの花火
    フェスの最中や終演後に花火を打ち上げる粋なフェスもある。
    特にロッキンなんかでは花火の本気度が高くすんげえ盛り上がる。

    ・バンドマン同士の飲み会
    ライブの後は必ず行われる。中には「前夜祭」と称してライブの前日に酒を飲んだり、参加していないライブの飲み会に勝手に参加したりする輩もいる。
    ちなみに会話の内容はほとんど下ネタであり音楽の話は毛ほどもしないことが多い。

    ・フェス、ライブ後の筋肉痛
    ライブに参加している最中は気にならないのだが、終わった後に急に来る。
    腕を上げたり首を振ったりするので上半身が主にしんどい。

    ・ライブでの大合唱
    コールアンドレスポンスともほぼ同義。
    ミュージシャンがライブの最中にマイクを観客席に向けたりして観客に歌わせるアレ。
    ボーカルがしんどいからやっていると思われがちだが、実は観客の一体感を強めてより場を盛り上げるという効果がある。やってる方も楽しい&感動的。

    678 = 1 :

    っつーわけで本日の更新は以上です。
    提督諸氏も是非フェスに行ってみよう!!今週末のラウドパークに行けば一人で来てる武蔵に会えるかもしれないぞ!!

    679 :


    フェス行きてえけど季節終わってた
    来年は行こう

    680 :

    乙です。
    フェスかぁ……金も時間もねぇなぁ……まぁそもそもバンドにそんなに詳しいわけでもないからなぁ……。
    しかしまぁ吹雪……年頃の女の子がそんな呻き声上げたらダメだぞ。

    681 :


    ラウドパーク楽しみですわ

    682 :

    金髪はベガスのsoだと思って勝手に読んでた。なんかMC似てるし。
    横澤は…takaとかか?うーんわからん 

    683 :

    乙です。X JAPANのらいぶはDAHLIAツアーとラストライブ参戦したけど、Endlesslainの合唱はかなりきたわ。今でもつべとかで見ると涙腺にくる。

    684 :

    乙です
    近頃だとV系もロッキンやサマソニに呼ばれる事が多くて嬉しい限り

    685 :

    それでは更新開始します。

    >>680
    最近のフェスまじで入場料高いよなぁ…まあ仕方ないことだとは思いますが

    >>682
    うわー割といい線ついてますよ。まあ大体そんな感じです。

    >>683
    今回Bon Joviの話書こうと思ってようつべあさってたらこれの合唱もすごいなと。
    http://www.youtube.com/watch?v=ekomXrzOF3A

    686 = 1 :

    ………数日後、プレハブ小屋のスタジオ

    提督「うーす。ギター弾きに来たぜー」ガチャリ

    長月「おう提督か。…今日はアコギなんだな」

    提督「せっかく買ったんだし弾いてやらんと勿体無いからな。よっと」E:Gibson J-45

    武蔵「ん、それギブソンだな。随分贅沢な買い物をしたな」

    提督「ぶっちゃけ昇給に次ぐ昇給で金余ってんだよ。鎮守府にいても使わないし」チャラリローン

    提督「…っと、チューニングずれてら」キュルキュル

    舞風「うわー、贅沢な悩みだね」

    雲龍「全国の働く大人を敵に回す発言よそれ」

    提督「うるせ、誰の金で機材買ってると思ってるんだ…これで良し、と」ジャラーン

    舞風「あはは、それ言われると何も言えないや」

    687 = 1 :

    提督「ま、適当に弾いてみるか」ジャンジャチャーンリロリテレレレレン

    舞風「お、こんな感じ?」タッタドンタタタンタンドン

    提督「良いな、上手くなったじゃないか」デレレリーンテロリ

    舞風「えへへ、やっぱ私この楽器向いてたかも」チチチチダントン

    長月「すげー…即興でセッションしてるぞ」

    武蔵「私たちにはまだできないマネだな…なあ雲龍」

    雲龍「えっ?こんな感じじゃないの」ジャーンジャカッ

    長月「何!?」

    武蔵「普通に合ってるだと!?」

    688 = 1 :

    提督「お、雲龍。お前もジャムイケる口だったのか」

    雲龍「え、まあ…って言うか皆聞いたらスケールとか大体分かるでしょ…?」

    長月「…は?」

    武蔵「…わかるわけ無いだろう」

    提督「…雲龍、お前もしかして…」

    689 = 1 :

    提督「ちょっとこのフレーズ弾いてみろ」テレレレーンテレリン

    雲龍「はい」ポロロローンポロロン

    提督「…これは?」ジャララガッギャラッ

    雲龍「こうですかね」ビロリロンポロン

    提督「じゃあ趣向を変えて…こう言うコードリフは?」ジャーンジャラリン

    雲龍「こうですよね」バーンパラリン

    提督「…」

    長月「…」

    武蔵「…」

    舞風「?」

    690 = 1 :

    提督「間違いない、こいつ…そこそこ強い絶対音感持ってるぞ」

    雲龍「あら、そうだったんですね」

    長月「マジか」

    武蔵「むしろなんで気が付かなかったんだろうな」

    舞風「へー、それって曲聞いただけで弾けちゃうようになるってやつだよね!!すごいじゃん!!」キラキラ

    雲龍「でもそれって普通みんな出来るんじゃないのかしら…?」

    長月「なら何のためにスコアがあるんだ」

    雲龍「あっ、それもそうね!」

    691 = 1 :

    提督「絶対音感がバンドにいるのは運が良かったな。一人いると格段に作曲がやりやすくなる」

    舞風「やっぱそうなの?」

    提督「ああ、絶対音感があれば適当に弾いたフレーズをそのまま譜に起こせるからな。それなりに強ければスケールとかも書き出せるし…良いことづくめだ」

    長月「うーん、作曲か」

    武蔵「そういや挑戦してなかったな」

    提督「自分で書いたの曲をライブでやるってのもコピーとは違った楽しさがあるぞ。余裕が出てきたならやってみたらどうだ」

    雲龍「そうね、それも楽しそうだわ」

    長月「そろそろコピーもマンネリ化して来た頃だしなー」

    提督「あ、まだ色々コピーしてたのか。最近何練習してんだ?」

    舞風「最近は週ごとに交代で練習したい曲を持ってきて練習してるんだ。今週は武蔵さんの番で…何だっけあの曲」

    武蔵「Bon JoviのLivin'on prayerだ」

    692 = 1 :

    提督「はー、そりゃまたシブい…」

    長月「吹雪のボーカルがイマイチあってなくて面白いんだよな」ケラケラ

    舞風「吹雪ちゃんはなんだかんだ言って静かな感じの曲が合うからねー。ビスマルクさんとかだったらピッタリ合うかも」

    武蔵「提督が歌ったらどんな感じになるんだろうな」

    雲龍「あ、確かに気になるわね」

    提督「えー俺?歌えっかなーあの曲…すんげえ高くね?」

    舞風「まあまあ、モノは試しだって!面白そうだしやってみようよ!」

    長月「ちょうどボーカルがいなくて合わせで練習ができないんだ、ちょうどいいだろ!」

    提督「うーん、じゃあそうするか…あの曲確かギター一本だったよな?」

    長月「ああ」

    提督「じゃあエレキは持ってこなくていいな」

    693 = 1 :

    ………

    提督「よーしそれじゃあやるか。適当にコードはアコギで鳴らしとくぞ」

    長月「了解だ。ソロとかはもう弾けるから心配するなよ」

    提督「おう。あ、開幕のモジュレーターはどうすんだ」

    長月「私がギターで弾くぞ」

    提督「そうか。オッケーだ」

    694 = 1 :

    ‐Livin'on a Prayer-
    Songs&Lyrics:Jon Bon Jovi  Richie Sambora  Desmond Child
    Play:Prefab Rock Studio Feat.提督

    雲龍「…」ファァァァン…

    ファァァァン…

    武蔵「…」ベベボボベベベボ

    舞風「…」チッチッチッ

    ベベボボベベベホ…

    舞風「…」タタタダダッタタ!!

    695 = 1 :

    長月「…」ズッギャッギャズズギャギャ

    ズズギャギャズズギャギャ…

    舞風「…」タンタンドンタン

    雲龍「…」ジャーン…ジャーン…

    武蔵「…」ベベベボベベボボ

    提督(最近あんまり練習を見てやれてなかったが…こいつらもだいぶうまくなってきたな)

    雲龍「…」テーテレーレレ

    提督(…っと。もうボーカルか)

    提督「Tommy used to work on the docks♪」

    696 = 1 :

    提督「union's been on strike He's down on his luck, it's tough」

    提督「so tough♪」

    長月(Aメロはギターがないから暇だ…)ボー

    武蔵(長月暇そうだな)ベベボボ

    雲龍(長月が暇そうにしてるわね)チャッチャッチャッチャ

    697 = 1 :

    提督「Gina works the diner all day」

    提督「working for her man…あーあーあーあーうあー…」←歌詞忘れた

    提督「らららーらーららー…for love」

    提督「Uh-…for love♪」キリッ

    舞風(えっ!?今がっつり歌詞忘れてたよねこの人!?)タンタンドンタン

    長月(よし、ここからやっとギターの出番だ!!)

    提督「She says, we've got to hold on!!to what we've got!!」

    長月「…」ズッギャッギャッギャーンギャーン

    ………

    698 = 1 :

    ………

    ガチャリ

    青葉「失礼しま…うわっ!」

    ジャーンジャカ

    提督「We'll give it a shot!!」ダンタンタンタン!!

    舞風「…」ドン!

    提督「Woh〜!we're half way there!!」ジャカジャカ

    ウォーオー!!リーヴィノンアプレイアー!

    青葉「す、すごい…あ、写真撮っとこ」パシャパシャ

    提督「Take my hands!!we'll make it I swear!!」

    ウォーオー!!リーヴィノンアプレイアー!

    ジャァァァァン…

    提督「ふう、案外普通に歌えた…おう青葉、悪かったな無視して。ちょっとキリ悪かったからな」 

    青葉「いえいえとんでもないです!!良い物を見せてもらいました!!」

    699 = 1 :

    武蔵「で、青葉は何しに来たんだ?」キュルキュル

    青葉「あ、はい!この前吹雪さんに頼まれた写真の現像が終わったので渡しに来たんですけど…吹雪さん
    はいらっしゃいませんかね?」

    提督「あー、あいつ今遠征に出しちまってるからな」

    長月「東京急行か」

    提督「ああ」

    青葉「そうだったんですか…じゃあ写真置いておくんで渡しておいてください!!」スッ

    提督「オッケー。わざわざありがとな」

    青葉「いえいえ!!それでは失礼します♪」

    ガチャリ…ガラガラ…

    700 = 1 :

    長月「しかし…写真って何だろうな」

    雲龍「この間のフェスのやつじゃない?ほら、カメラ持ってたでしょあの子」

    長月「あっ!あー!!そういやそうだったな!!」

    舞風「じゃあ別に見てもよくない?きっとそんな見せたくない写真とかないだろうしさ」

    武蔵「そうだな、先に見てしまおう。私も見たいしな」ワクワク

    提督「おいおいお前ら勝手に…まあいいか」


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