元スレ提督「バンドがしたぁい!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 :
601 :
乙
舞風はフェス装備めっちゃ似合いそう
602 :
失踪…
昔友人の組んでたバンドで一名が突然蒸発したことありますあります
603 :
日本のバンドは「音楽の方向性の違い」を都合よく使うw
604 :
提督さんのバンドは個性的ですね(震え声)
605 :
こんばんわ。フェス編中盤かけたんで軽く更新します。
>>602
やっぱいつの時代、どこに行ってもありますよねえ…
>>1も昔組んでたバンドのギターが突如失踪して十数年後にインドで発見されたとかありました…
>>603
ちなみにですが音楽の方向性の違いというのはたいていの場合ガチだったりします。やっぱ長い間音楽やってれば好みが変わることもあるんで。
でも闇が深い解散の仕方をしているバンドがあるのも事実…特にV系の闇は深い深い…
606 = 1 :
………提督サイド、湖のステージ
ザワザワワイワイ………
提督「ふー、間に合ったか。メインステージじゃないとはいえ、まさか入場規制がかかるとは思わなかったぞ…」ザッ
舞風「ん?提督じゃん」
長月「奇遇だな。提督もこのバンドを見に来たのか?」
提督「ん、お前らか。俺の知り合いのバンドがこのステージの一発目だからな」
長月「なるほどなー」
舞風「提督このバンドと知り合いなんだ!!私さっきこのバンドのグッズ買ったよー」
提督「ははは、そうか。喜びそうだからあとで本人に言っておこう」
舞風「あはは、よろしくー」
607 = 1 :
長月「それにしてもすごい人だな」
提督「入場規制もかかってるからな。たぶんここのキャパは1万人くらいだからそのくらいはいるだろう」
舞風「一万人…すげー…」
長月「つまりあの塊は1万人近くいるというわけか…凄まじいな」
前列組「「「」」」ザワザワザワ…
提督「好きなバンドはやっぱ前で見たほうが楽しいからなー」
長月「提督は前に行かないのか?」
提督「ああ、俺は後ろのほうでゆっくり見ることにするよ」
舞風「私たちはどうしよっかー」
提督「案外人の波にもまれながら見るのも楽しいぞ?」
舞風「うーん…でもいまいち勇気が起きないんだよね…」
長月「私は行くぞ。どうせ私の背丈じゃ最前列までいかないとまともに見れないしな」
舞風「まあそうだね…私も前までいかないと無理かな?じゃあちょっと頑張ってみますか!!」グッ
提督「ケガには気をつけろよー」
608 = 1 :
………
舞風「うぐ…なかなか進めない…」ギュウギュウ
長月「…正面じゃなくて横から行った方が良いんじゃないか?」ギュウギュウ
舞風「それもそうだね…あ!!こっちの方よく見えるかも!!」グイグイッ
長月「おい、あんまり引っ張るな!!潰れむぎゅっ!?」
舞風「あ、なんか始まったよ!!」
長月「話を聞けえ!!」
609 = 1 :
…ピロリロリロテレレレッ!!ウワァァァァァ!!!
長月「お?まだ誰も出てきてないのに音楽が流れてるぞ!?」
舞風「入場曲的な感じなのかな?何はともあれそろそろ始まりそうだね長月!!」
ワァァァァァァ!!!!
金髪「ハイ!!ハイ!!」パンパンパンパン!!!!
ゾロゾロゾロ………
観客「「「「ウォォォォォォ!!!!」」」」パチパチパチパチ!!!
長月「おおっ!?誰か出てきたぞ!!」
舞風「「エルクラ」のメンバーだ!!」パチパチパチ!!
長月「えるくら…?」
舞風「このバンドの略称だよ!!ほら長月も手拍子手拍子!!」パチパチパチ!!
長月「あ、ああ!」パチパチパチ
610 = 1 :
モヒカン「…」ドドパンドタンドタンタン!!
ジャァァァン!!!!ドンドンドンドン!!!
イェェェェェェェェ!!!!!!
金髪『っしゃあ盛り上がってんなぁぁぁぁ!!!!ようこそぉロックオンジャパァァァァァン!!!!!!!』キィィン!!
ウォォォォォォォ!!!
金髪『俺たちは、「L.A City club」!!一発目からここにいる全員のテンションぶち上げて!!最高の一日にしてやるぜぇぇぇ!!覚悟はいいかぁぁぁ!!!』ビリビリッ!!
ウェェェェェィ!!!ドヤドヤドヤ!!!!
長月「すごい煽りだ!!」ビリビリ
舞風「長月!!始まるよ!!!」ウキウキ
長月「ん!?うわぁぁ!!人の波がぁ!!」ドチャッ
611 = 1 :
………一方そのころ、森のステージ
ジャンジャカ…
武蔵「ここのステージは静かでいいな」
吹雪「そうですねー。メインとセカンドでやってるグループが相当有名だからそっちに人が流れてるのかもしれないですね」
武蔵「そうなのか?正直今演ってるグループを一つも知らなかったから一番近いところに来ただけなんだが」
吹雪「メインでやってるのは最近人気のアイドルですよ。私もそんなに詳しくないから知りませんが」
吹雪「セカンドでやってるのは最近人気になってきたロックバンドですね。クラブとロックを掛け合わせた感じの音楽で」
武蔵「へー、おもしろそうだな。そっちも普通に興味あるぞ」
吹雪「ま、私はこの人のゆったりした演奏も好きですけどね」
さえない男「らーららー♪」ジャンジャカ…
武蔵「私も好きだな。…なんというか、さえない感じなのに本当にきれいな歌声だな」
吹雪「ロックフェスにピアノだけで弾き語りって相当勇気ありますよね。人は見た目によらないです」
武蔵「ウチの提督もぱっと見はさえない感じだし…ミュージシャンは特にそうかもしれんな」
吹雪「あはは、そうですね」
612 = 1 :
………雲龍、早霜サイド、草原のステージ
ハイ!!ハイ!!!
観客「ハイ!!ハイ!!」E:サイリウム
観客「うぉぉぉぉ!!!」E:タオル
赤色『もっと盛り上げていくよ!!』
黄色『お前らまだ行けんのかぁぁぁ!!』
イェェェェェェェイ!!!
早霜「すごい盛り上がりですね」
雲龍「ロックフェスにアイドルって面白いわよね。歌も演奏もすごい上手だし」
早霜「そうですね…正直驚きました」
雲龍「那珂ちゃんとか連れて来たら喜んだかも」
早霜「あの子はステージに上げてって言いだしそうね…」
雲龍「そうね。…でも私も那珂ちゃんじゃないけど、ちょっとあのステージの上で演奏してみたいって思うわよ」
早霜「あら、そうなんですか?」
613 = 1 :
雲龍「ええ。あんな大きいステージでこの人数の観客が自分の前にいるって…どんな景色なのか気になるわね」キョロキョロ
早霜「見渡す限り人、人って感じですよね…終わりが見えないわ」
雲龍「確かココのキャパは6万人とかだったかしら?」
早霜「6万人の観客が目の前に…本当に想像もできないですね」
雲龍「ええ、本当に…ステージもすごい大きいし」
早霜「あのステージウチの鎮守府の工廠と同じくらいありそうですよね」
メインステージ「」デデン
雲龍「もっと大きいでしょう。…あそこまで大きいと設営が大変そうね」
桃色『いっくよ~!!』
ウォォォォォォ!!!!
雲龍「あっ、次の曲始まるわよ早霜。準備はいいかしら?」ビシッ
早霜「ばっちりですよ」ビシッ
………
614 = 1 :
………昼頃、屋台スペース
舞風「楽しかったね長月!!!」ピョンピョン
長月「そうだな、いいバンドを知れたよ。後でCDを買っておこう」
武蔵「…ん、二人とも今終わったのか」モグモグ
舞風「あ、武蔵さん!めっちゃ楽しかったよ!!」
長月「武蔵はどこか見たのか?」
武蔵「ああ、吹雪と一緒にソロシンガーのステージをな。普通に良かったぞ」モグモグ
長月「…何食べてるんだそれ」
武蔵「ハム焼きだ、そこの屋台で売ってる。うまいぞ!」モグモグ
舞風「あ、ほんとだ!!屋台がいっぱいある!!」
屋台たち「「」」イラッシャイマセ
615 = 1 :
長月「どこも結構並んでるな」
武蔵「見た目ほどは待たないぜ。長月たちもせっかくだし何か食ったらどうだ?」
舞風「確かにお腹すいてきたしそうしよ!!私あのメロンまるごとクリームソーダっていうの気になる!!」
武蔵「ああ、それな。さっき食べたがうまかったぞ」
舞風「さすが武蔵さん、もうお手つきだったかー」
武蔵「今日中に全ての屋台を回ってやるつもりだ」
長月「おお…武蔵ならではのフェスの楽しみ方だな…」
616 = 1 :
長月「そういや…一緒にいたって言う吹雪は今どこにいるんだ?」
武蔵「ココのステージに行くとか言ってたぞ」ビッ
舞風「どれどれ…あ、DJステージだね。私も後で行こうかなと思ってたんだよね」
長月「そうか。なら後で会えるかもな」
武蔵「ふぅ…ハム焼きもう一本買うか」ゲフッ
長月「こいつ、どんだけ食うんだ…?」
舞風「…さぁ?」
617 = 1 :
………昼過ぎ、屋内ステージ
ズンズンズン!!
ワァァァァァ!!!!
吹雪「屋内だからか熱気が段違いだ…!!一回出て後で舞風ちゃんとか呼んで来るか…ん?」
緑髪の女の子「あの音作り…どうやってるのかしら…音の波形は…正弦波じゃないわよね」ブツブツブツ
吹雪(ん…?あの子、もしかして…)
吹雪「夕張さん?」
緑髪の女の子「ふぁっ!?な、何!?誰!?」クルッ
吹雪「あ、やっぱり夕張さんですよね!!舞鶴の!!」
夕張「あっ、横須賀の吹雪ちゃん!!」
618 = 1 :
吹雪「久しぶりですね!日本海方面の作戦以来だから…一年ぶりくらいですかね」
夕張「そうね、久しぶり。…それにしてもなんでここに?あなた音楽とか好きなタチだっけ?」
吹雪「あ、はい。実は最近鎮守府の皆とバンド始めたんですよ。それでバンドの皆でフェス行こうかって話になりまして」
夕張「えっ、バンド!?良いなぁ…私も一応音楽やってるんだけど…一人でずっとオタクにやってるだけだから…」
吹雪「夕張さんも音楽やってるんですね。どう言うのやってるんですか?」
夕張「あ、聞きたい?」ニヤニヤ
吹雪(あっ、嫌な予感がする)
吹雪「い、いえ!迷惑でしたら別に構い」
夕張「そうねぇー私の音楽はクラブを基調としたEDMっぽい感じなんだけど、最近はリズムなんかを…」ペラペラ
吹雪「は、はぁ…」
吹雪(アカンやつやこれ。この人長月ちゃんと同じだ。)
619 = 1 :
………しばらく後
舞風「あ、吹雪ちゃんいたよ!おーい!!」ブンブン
吹雪「あ、長月ちゃんに舞風ちゃん!」
夕張「この子達がバンドの?」
吹雪「あ、はい。ドラムの舞風ちゃんとギターの長月ちゃんです」
長月「お前…誰かと思ったら舞鶴の夕張か。久しぶりだな」
夕張「あら長月ちゃん、久しぶりじゃない!」
舞風「んー?知り合い?」
長月「以前作戦で世話になったんだ」
夕張「ええ、艤装を修理したり色々とね。長月ちゃんも音楽やってたのね」
舞風「長月は横須賀鎮守府有数の音楽ジャンキーだよ」
長月「と言ってもロック…それも洋楽しか聞かんがな」
夕張「ロックかー。私がやってるのとは違うけど私も聞くわよ。Oasisとかが好きかな」
長月「お前…良い趣味してるな」ガシッ
夕張「ふふっ、でしょう?」ガシッ
吹雪「やっぱり似た者同士だよなぁ…」ボソッ
620 = 1 :
長月「しかし…このステージもいい感じだな。普段はこういうのはあまり聞かないんだが」
グラサン「~!!」
ズンズンズン!!!
ウォォォォォ!!!!
夕張「最近の流行りはロックよりかむしろこういう音楽よ」
舞風「まあそうだねー。ロックよりヒップホップとかの方が確かに主流かも」
長月「そう言えばこの間ギターの販売本数が低下しているというニュースを見かけたな…まあそれでも変わらず私はロックを聴くがな」
吹雪「長月ちゃんのロック好きは筋金入りだからねー」
長月「まあな。私のように聴く者がいる限りロックは永遠に不滅だ」
舞風「さすが!!長月かっこいー!!」ヒューヒュ!
長月「茶化すな」
621 = 1 :
舞風「そういえば夕張さん…?はこの後どうするの?」
夕張「特にどこ回るかとか予定は決まってないわよ。このフェスにも一人でブラブラ遊びに来ただけだし」
長月「ブラブラと舞鶴からここまで出てきたのか」
夕張「私車持ってるからねー。…とはいっても鎮守府から半日以上かかったけど」
吹雪「へー、艦娘が車持ってるって珍しいですね」
夕張「廃車同然だったのを修理して使えるようにしたのよ。中には私の機材とかいろいろ積んで普段は私の作業場にしてるわ」
長月「作業場って…艤装の点検とかのか?」
夕張「いや、音楽の作業場よ。防音もキッチリやって簡易スタジオみたいな感じにして使えるようにしたわ」
622 = 1 :
舞風「えっ、車がスタジオになってるの!?」
夕張「ええ。とはいっても私専用だからそこまでしっかりした設備じゃないけど…」
長月「へー、そいつは面白そうだな!!」キラキラ
夕張「ちょっと見てみる?私は時間あるから大丈夫よ」
長月「舞風、行けるか?」
舞風「うん。見たいステージまでは結構時間あるから大丈夫だよ」
夕張「じゃあ行きましょうか。吹雪ちゃんはどうする?」
吹雪「私もそんなに予定詰めてる訳じゃないんでお邪魔します!!」
623 = 1 :
………駐車場
長月「やっぱり会場から駐車場へも結構歩くな」
舞風「そうだね。ちょっと時間に余裕もって行動した方がいいかも」
夕張「あ、コレよ」
でかいキャンピングカー「」デデン
吹雪「なるほど、キャンピングカーか」
長月「これなら機材を置くスペースも確保できるかもな」
舞風「で、でかい…」
夕張「よいしょっと…見た目ほど中は広くないから気を付けてね」ガチャッ
624 = 1 :
吹雪「あ、はい。お邪魔しまーす…」
舞風「お邪魔しまーす…うわっ涼しい!!」
夕張「熱で機材がイカれちゃうといけないからね、クーラーはつけっぱなしにしてるのよ」
長月「はー…生き返るな…」
夕張「電気のスイッチは…あったあった」パチッ
パッ
簡易ベッド「」
Roland JD-XA「」
YAMAHA MONTAGE 7「」
YAMAHA MX-49「」
Nord Lead 2「」
MACとMIDIコントローラ「」
電子ドラム「」
よくわからない機材「」ゴチャッ
Etc…etc…
625 = 1 :
舞風「うわっ!すげー!!」
長月「すごい…そこら中機材ばっかだな」
吹雪「立派ですねー…」
夕張「私の全財産をつぎ込んでるからねー。立派じゃなくちゃ困るわよ」フフン
長月「私たちのスタジオとは違う感じだな」
舞風「そうだね。ここからどんな音楽が出てくるのかちょっと想像しづらいなー」
夕張「あはは、まあここにはギターもベースもないからね。ちょっと聞いてみる?」
舞風「うん!!」
626 = 1 :
用語解説
・フェスのステージの入場規制
二つ以上のステージを設営している大規模なフェスでは、来場者に対してステージのキャパが追い付いていないことがよくあるので規制がかかることがある。
特に、人気なバンドが、メインステージよりもキャパの小さいセカンドステージなんかで演奏する場合は注意が必要。
タイムテーブルとにらめっこして綿密な計画を立ててもこれのせいで台無しになることも有り得るので余裕を持った計画を立てましょう。
・ライブの楽しみ方
主に前列の人の山に突っ込んで熱気と共に演奏を楽しむタイプと、後ろのほうからゆっくりと眺めるタイプの人で分かれる。
どちらもメリットはあるが、せっかくフェスに来たなら人の山に突っ込むことをお勧めする。
あの空気はフェスでしか味わえない、アーティストのワンマンライブなんかとはまた違った空気で楽しい。
・バンドの入場曲
いわゆるSE。演奏前にオーディエンスを沸かすことができる。
曲の選定はバンドごとに個性が光り、自分たちの曲から全く関係ないバンドの曲、果てはゲームのBGMを流すバンドもいる。
ちなみにこれを入れないでいきなり演奏を始めるバンドもある。それも硬派な感じでとてもカッチョイイと>>1は思う。
・大規模フェスのメインステージ
マジででかい。スクリーンも特大のものを設置するので近寄ると迫力は圧巻。
メインステージともなると観客の数も段違いでステージから観客の終わりが見えないレベル。
あそこで演奏するのがすべてのアマチュアバンドマンの夢の一つである。
・フェスの屋台
いわゆる「フェス飯」。基本的にフェス価格なので割高だが、普通にうまい。
どこのフェスに行ってもハワイやアジア系のエスニックな料理が多い気がする。
武蔵が食べていたハム焼きや、凍ったメロンをくりぬいてアイスとメロンソーダをブチ込んだまるごとメロンまるごとクリームソーダなど、そのフェス以外ではなかなかお目にかかれない独自の屋台もある。フェスの楽しみの一つ。
627 = 1 :
・Oasis
90年代から00年代にかけて世界に大旋風を巻き起こした、イギリス出身の正統派UKロックバンド。ビートルズから多大な影響を受けていることが伺え、本国イギリスでは「ビートルズの再来」と言われたこともあるとか。
社会への不満などを口にした90年代のグランジやそれ以前のパンクとは対照的に、明るく希望のある雰囲気の楽興が特徴。
個人的にだが、昨今の邦ロックシーンに最も影響を与えた洋バンドではないかと思う。
代表曲
Don't Look Back In Anger https://www.youtube.com/watch?v=r8OipmKFDeM
Whatever http://www.youtube.com/watch?v=EHfx9LXzxpw
・Roland JD-XA
夕張のキーボードコレクションその1。
アナログシンセの持つ特徴と、デジタルシンセの持つ特徴を兼ね備えた名機。高い。
http://www.roland.com/jp/products/jd-xa/
・YAMAHA MONTAGE 7
夕張のキーボードコレクションその2。ヤマハの最も新しいフラグシップモデルのシンセ。
ほぼ無限に近い多彩な音作りと、それをライブの途中に操作することを可能にする斬新な操作性が特徴。高い。
http://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/montage/index.html
・YAMAHA MX-49
夕張のキーボードコレクションその3。
いわゆる普通のワークステーションキーボードだが、リズムやwave系の音源も充実していてサブとしてはかなり優秀なキーボード。メインで使用するには鍵盤数が心もとない。
これはそこまで高くない。
ちなみに雲龍の使用しているキーボードはこれの88鍵版である。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/226134/
・Nord Lead 2
夕張のキーボードコレクションその4。よくプロが使ってる赤いアレ。
一昔前の古い機種だがいまだに使っている人が多く、中古市場にもなかなか顔を出さないレアものである。現在出回っているのは中古のみであんまり高くない。
http://www.nordkeyboards.com/products/nord-lead-2
628 = 1 :
中途半端ですが今回のところは以上です。
ちなみに夕張の車内はMacbookが置いてあるデスクの周りにキーボードやその他機材がいろいろ配置されていてごちゃごちゃしてるイメージです。
小室哲哉氏のライブの時のアレとか想像してもらうとわかりやすいかも。それではまた。
629 :
乙です。
長月の背丈では厳しいだろうなそりゃ後ろからは、てか艦娘とは言えやはり揉みくちゃになるのはキツいのか?
夕張は確かにこんなキャラだよなぁ、何がが違う事はあってもキャラとしての方向性は同じ感じだ。
630 :
乙
夕張の機材ガチ勢過ぎィ!
631 :
お久しぶりです。それではフェス編後半更新開始。ちなみに今回も人の名前やら地名やらの固有名詞が大量に出てきますがすべて架空です。
>>629
フェス特有の熱気をプラスされるとさすがにしんどいと思う
632 = 1 :
夕張「じゃあまずはPCを立ち上げて…配線はこれでいいわよね…」ガチャガチャ
夕張「…」タンタンタン…ポチポチ
長月「何をやってるんだ…?」
吹雪「パソコンとかキーボードのボタンとかいじくってるけど…よくわかんないな」
夕張「…うん!準備できたわ!!何をやろうかしら」
長月「」ワクワク
吹雪「」ワクワク
舞風「」ワクワク
633 = 1 :
夕張「うーん…まあまずは即興で軽くやってみるわね」ファァァン…
フォォォン…ファァァン…
夕張「…」カタカタッ
チンタンチンタンチンタン…
夕張「…」グイッ
バッバッパッパパバッバッパッパパ…
舞風「な、なにをやってるかさっぱりわかんない…」
長月「だが、夕張がどこかのツマミやボタンをいじくるたびに音が変わってるのは確かだぞ」
吹雪「すごいなー、これだけの音を一人で…」
634 = 1 :
夕張「…で、こんな感じかな」テンテンテンテンテン!!
デデデッデデー…ズンズンズン…
夕張「よし、うまく決まったわね!!行くわよ!!」カタッ
タタタタタァン…
ブワッ!!!ズンデンドンデンズン!!!…
長月「…!!」
吹雪「す、すごい…!!」
舞風「リズムにバッキングにメロディーに…全部を一人でここまで…!!」
夕張「あ、このメロディー良いわね」ディリンリンディロリッ
長月(体の底から踊りたくなるようなノリの良さに重厚な音の重なり…すごいな)
長月「これが天才ってやつか…?」
夕張「まだまだブチ上げるわよ!!」
ズンズンズン…ブワッパッパッパッ!!
………
635 = 1 :
夕張「ふぅ…こんな感じかしら」
吹雪「す、すごすぎる…」
舞風「圧巻だったねー」
夕張「あ、良かったかしら?実は今の何も考えないでやってた即興なんだけど」
長月「本当に即興だったのか!?すごすぎるぞ!!」キラキラ
夕張「よく聞けばわかると思うけど、実は今のリズムとコード進行が一定だったのよ。まあそれで後はメロディーと音をいじくれば曲っぽくなるかなと思って適当にやってたんだけど…」
636 = 1 :
舞風「あっ、言われてみれば!!」
長月「それでもここまで聴かせてくれるのか…いや、すごい才能だな」
吹雪「そうだね…私、正直今日見たどのステージより感動したよ!!」
夕張「そ、そんなに褒めないでよ!!照れるじゃないもう!!」カオマッカ
長月「いやいや、確かにすごかったぞ!!ほかにも何かないのか!?」キラキラ
夕張「そうね…今まで誰にも披露しないで温めてきたオリジナルとかあるんだけど…聴く?」
舞風「聴く聴く!!」
吹雪「」ワクワク
長月「」キラキラ
夕張「よし、じゃあまずは…」ウキウキ
………
637 = 1 :
………日暮れ時、メインステージ近辺
提督「ってことはお前らは今日ずっとこの辺にいたのか」
雲龍「はい。色んなアーティストが見れて楽しかったです」
武蔵「私は今来たばっかだけどな」
早霜「吹雪ちゃんたちはどこにいるのかしら…?」
武蔵「あー、そういえば昼以来見てないな。少し小さいステージとかを回ってるのかな?」
提督「そういや俺も色んなステージちょろちょろしてたけど見てないな…ん?あれ吹雪たちじゃないか?」
武蔵「お、噂をすれば、だな」
雲龍「吹雪ちゃんに長月ちゃんに舞風ちゃんに…隣にいる子は誰かしら…?」
提督「本当だ、誰か連れてるな」
638 = 1 :
長月「ようお前ら!!」
舞風「皆揃ってるね!!」
吹雪「司令官たちも次はこのバンドを見るんですか?」
提督「ああ。俺、実は学生時代からこのバンドのファンなんだよ。隣の艦娘は…確か舞鶴の夕張だったか?どうしてここに?」
吹雪「さっき偶然会ったんで一緒に行動してたんですよ」
提督「あ、そうだったんだな」
夕張「わわっ、横須賀の提督さん…!!し、失礼いたしました!!」ビシッ
639 = 1 :
提督「いいって今日は作戦でも何でもないんだから…そういえばお前らどこのステージでも見かけなかったが…今まで何してたんだ?」
吹雪「夕張さんの車にお邪魔してました。いやぁ、楽しかったね」
長月「ああ。良いモノを聞かせてもらったよ」
舞風「一度に何人も演奏してるって感じだったよね!!」
夕張「そ、それほどでもないわよ」テレテレ
提督「そ、そうか。なんかよくわからないが…ウチの駆逐艦たちが世話になったみたいだな」
夕張「いえいえ!!私も音楽の話ができて楽しかったですし!!…舞鶴には音楽の話できる子が一人もいないのよねぇ」ハァ
長月「そうか…そいつは気の毒だな」
夕張「いやほんと…あなたたちみたいな人がウチの鎮守府にもほしいわよぉ…」
武蔵「ま、入場規制もかかりそうだからしゃべるのはこんなところにして中に入ろうぜ」
提督「そうだな」
640 = 1 :
………メインステージ内
ザワザワワイワイ…
夕張「すごい人ねー…」
長月「太陽の沈み具合といい、良い雰囲気だな」
舞風「うん、すごいフェスっぽい感じ!!」
武蔵「おい」チョイチョイ
提督「ん、何だ?」
武蔵「私は前のほうに行こうと思うが、お前はどうする?」
提督「うーん、せっかくだし俺も前でモッシュしてくか」
武蔵「決まりだな。行くぞ!!」ダッ!!
提督「おう!!」ダッ!!
吹雪「あっ…もう行っちゃった」
舞風「あはは、元気だねあの二人」
長月「何してるんだ舞風、私たちも突っ込むぞ!!」ダッ
舞風「あっちょっと引っ張らないでって!!Tシャツ伸びるじゃん!!」グイッ
641 = 1 :
夕張「みんな行っちゃったわね。…まだ始まるまで時間あるのに」
雲龍「とは言っても今から前列に紛れるのは厳しいんじゃないかしら」
早霜「そうですね。前に行けるかどうかは気合次第ってところかしら」
夕張「あら、そうなの?」
雲龍「ええ。6万人のオーディエンスの壁を甘く見ないほうがいいわよ」
早霜「私たちも何回かはじき返されたわ…」
夕張「へー…まあ長月ちゃんたちはともかく、武蔵さんたちは大丈夫でしょ」
早霜「まあ、そうね」
642 = 1 :
………人ごみの中
ギュウギュウ…ワァァァ…
長月「うぐぅ…すごい熱気だ…」ギュウギュウ
舞風「ここからじゃあんまり見えないね…」ギュウギュウ
長月「そうだな。もう少し見えるところに行きたいところだが…このままでは移動もままならんぞ」
舞風「どうしよっか…おっ?」
ジャーンテレレーン!!ウワァァァァァ!!!
『あーあーあー…』ボッ
643 = 1 :
ウォォォォォォォ!!!!!
舞風「あ、誰かステージに出てきたみたいだよ!!」
長月「と言うことはだな…」
観客「ウェェェェェイ!!」ギュウ
観客「フゥゥゥゥ!!」ギュウ
ドヤドヤドヤ…
長月「やっぱり人の波が出てきた!!舞風、これに乗って前へ行くぞ!!」
舞風「了解!!」
644 = 1 :
………最前列
武蔵「何とか間に合ったみたいだな」
提督「ふう…あんな強引に人ごみを突破していくのは初めて見たぞ…」
武蔵「はっはっは、この場で今更遠慮など必要あるまい!!」
提督「ま、それもそうか。どいつもこいつも遠慮なしにぶつかってくるしな」
黒髪『…あーあーあー』ボッ
ワァァァァァァ!!!
提督「お、そろそろ始まりそうだな」
武蔵「ああ。…それにしてもここはステージから近いな」
提督「そうだな。ステージとの角度もあるし…迫力は十分だ」
645 = 1 :
黒髪『えー…どうもこんばんは。「BillBored」です。もはや常連となってしまったロックオンジャパンですが…ついにですね、トリを任せられてしまいました』
イェェェェイ!!!
黒髪『何かね、タイムテーブル渡されてさ、見るじゃん。ほかの日はもう誰もが知ってるようなアーティストさんがトリ飾ってるじゃん』
黒髪『何というか…俺らの…格落ち感?』
ドッ!!ワッハッハッハ!!!ソンナコトナイヨー!!フゥゥゥー!!
黒髪『あははは、ありがとうございます。それじゃあ皆さんの期待に沿って、最後まで盛り上げてこうと思うんで…よろしくおねがいしまーす!!』ギャッ
フウウウウウ!!!イェェェェェイ!!!ザワザワザワ…
武蔵「…変わったMCだな」
提督「このバンド昔からこんな感じのMCなんだよなー」
武蔵「そうなのか?」
提督「10年近く前からこのバンドのライブ見てるけど昔から変わんないぞ…っと。始まるみたいだな」
ダッタッタ…チャラリロリーン…
黒髪『~…』
646 = 1 :
………
黒髪『ありがとうございましたー!!』
イエエエエエエイ!!!フウウウ!!!
長月「いえええええい!!…あれ、もう終わったのか?」
舞風「あはは、あっという間だったねー」
長月「ああ…盛り上がってたら一瞬で終わった…」
舞風「私もー。体感時間15分くらいかな?」
長月「そうだな…だが、もうすっかり日も沈んでしまったぞ」
舞風「えっ…ほんとだ!!初めて気づいた!!」
647 = 1 :
ファンファンフォーン…
長月「もう終わりみたいだし、戻るか」
舞風「そうだね。…それにしても一日過ぎるの早かったなー」
長月「まだなんか物足りない感じするよな」
舞風「あはは、うんうん…あれ?何の音これ?」ヒュルルル…
長月「ん?…うおっ!!」ドンッ!!
ヒュルルルル…ドンッ!!
舞風「あ、花火だ!!花火だよあれ!!」
ヒュルルルル…パパァン!!ウエェェェイ!!
648 = 1 :
………最前列
ヒュルルルルル…パァァンッ!ウォォォォォ!!
武蔵「ん、花火か」
提督「あーそういやあったなこんなの…やっぱこのフェスの締めは花火だよなぁ」
武蔵「ここからじゃあんまり見えないからもう少し下がるか」
提督「ああ」
649 = 1 :
………後列
ヒュルルルル…ドンッ!!
早霜「あ…花火…」
吹雪「ほんとだ…綺麗だね…」
夕張「へー、このフェスこんなこともやるんだ…」
雲龍「夏って感じがして良いわね…」
吹雪「そうですね…」
ヒュルルルルル…パパァン!!ウワァァァァ!!!
650 = 1 :
…………しばらく後、ステージの外
舞風「花火綺麗だったねー」
吹雪「うん、洒落たことするよねえ」
長月「これぞ日本の夏って感じだな」ウンウン
早霜「そうね。花火が上がるフェスなんて、きっと世界中どこ探してもここにしかないわよね」
雲龍「武蔵たちは…まだかしら」
夕張「最前列のほうに紛れてたからちょっと時間かかってるのかもねー」
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