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    元スレザコ「勇者と旅に出ることになった」

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    851 = 850 :

    後の布団である

    852 :

    待ってるぞー

    853 :

    なんか全然思いつかないや。けど頑張るからもうちょっと待って!

    854 :

    ちょっとだけだぞ

    855 :

    誰がワタモンに魅了されるかな

    856 :

    おー生きてたか
    がんばがんば

    857 :

    >>855
    すでに>>1が魅了されている気がしないでもない

    858 :

    こたつにワタモン仕込んどいた

    859 :

    ただでさえ「人類を堕落させる悪魔の発明品」と言われてるのに、なんてことをしてくれるんだ!

    860 :

    ザコ「あぁ……触り心地良さそうな見た目してるなぁ。防護服さえ無けりゃ触れるのに……」

    防護服とは言ったが、別に魔法に対する耐性があるとか、そんな特殊な物ってわけじゃない。ただ直接触らないための簡素な物だ。

    勇者「着てなくても触っちゃダメでしょ」

    ザコ「いやまあ、そうだけど」

    ワタモンは先程からずっと俺に擦り寄っている。こんなに可愛いのに直接触れないなんて……

    ワタモン「モフゥ……」

    ザコ(そんな悲しそうな顔はやめてくれ!)

    心の中でそう叫ぶが、意味は無い。どれだけ可愛くても、この魔物が敵なのは事実で、この魔物は人を殺したことだってあるのだ。倒すしか無い。

    ザコ「仕方ないか……よし!やるぞ!」

    俺がそう決心したのと同じ時。いくら触れても効果が無いと判断したワタモンは、『口』を大きく開き、鋭い『牙』で俺へと噛み付いた。

    861 = 249 :

    あくまで触れないための防護服は、その牙にはなんの意味もなさなかった。右腕にその牙が突き刺さり、激痛が走った。

    ザコ「いって!!!痛え!!!」

    その痛みから逃れようと、右腕を振り回すが、ワタモンは噛み付いたままだ。

    勇者「ザコ!腕を動かさないで!」

    ザコ「りょ、了解!」

    剣を鞘から抜き、俺の腕の少し上を一閃。右腕に噛み付いていた魔物を真っ二つにした。

    ワタモン「モフ...」

    最後に悲しそうな声を出し、ワタモンは消滅した。が、今は痛みのせいで感情移入はしていられない。

    僧侶『ヒール!』

    回復魔法により、右腕の傷が塞がっていき、流れた血も止まっていく。
    付いていた血を拭き取れば、すっかり傷は治っていた。この世に回復魔法があって良かったと、心から思った。

    ザコ(やっぱり油断は禁物……)

    右腕を見ると噛まれた部分の防護服が破かれている。場合によっては毛が触れていただろう。今回は運が良かっただけだ。俺は二度と油断しないと誓った。

    862 = 249 :

    武闘家「まさかあんな風に攻撃してくるとはな」

    勇者「あれは予想外だったね」

    ザコ「凄く痛かった……」

    さっきの痛みを思い出すとちょっと泣きそうになる。キメラにぶん殴られたりするのとは別の痛さだ、耐えられない系の痛さだ、そして俺が嫌いなタイプだ。

    武闘家「回復魔法で治せるレベルだから大丈夫か……だが、防護服を破かれるのは面倒だな」

    俺の右腕を見ながら武闘家はそう言った。ワタモンが噛み付くのは最終手段のようだった。触れることができるなら、そっちを優先してくるだろう。

    ザコ「けど、そんなに数も多くなさそうだな。わざわざ一体で出てくるくらいだし」

    勇者「まだそう判断するのは早いよ……って、僧侶妹?どうかしたの?」

    僧侶「あの……勇者様……あれ……」

    勇者「え?」

    僧侶妹が指を指す方向を見た。

    863 = 249 :

    一瞬、あんなに白い木なんてあったっけ?と思った。あれだけ他と色が違うなら、気づいているはずだからだ。
    けど、目を凝らして見ると、あれがただの木ではないことがわかった。

    ザコ「あ、あれって……」

    ワタモンA「モフゥ!」

    ワタモンB「モフゥ!」

    ワタモンC「モフゥ!」

    ワタモンD「モフゥ!」

    ワタモンE~Z「「「「「モフゥ!!!!!」」」」」

    白い木があるのではない、木を覆い尽くすほどのワタモンがいたのだ。

    ザコ「ぎ……ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

    あまりの恐ろしさに、俺は大声で叫んでしまった。そして、その声に反応したかのように、大量のワタモンが一斉にこちらへと進み出した。

    864 = 249 :

    勇者「敵の数は多いけど、離れたら危険だ!ここは固まって……」

    そう言って振り返るが、後ろには武闘家と僧侶妹しかいない。

    勇者「あれ!?ザコ!?」

    武闘家「今はザコは気にするな!そ前を見ろ!」

    武闘家にそう言われ前を見る。ザコに気を取られて接近を許してしまった。これはまずい。触れられるのは問題無いが、この数に噛まれるのは危険だ。

    勇者「武闘家!」

    武闘家「わかってるさ……」

    武闘家【突風起こし!】

    相手は綿だ、だからそれだけ軽い。風さえ起こせば簡単に飛んでいく。

    ワタモン「モフゥ……!」

    本当なら森の外まで飛ぶことを期待したが、木をうまく使い風を凌ぎきられた。だが、時間は稼げた。

    勇者「一旦引こう!ザコを探さないと!」

    865 = 249 :

    あまりの恐ろしさに走って逃げてしまった。そのせいで完全にはぐれてしまった。腕のところが破れているので、そこを狙われるから噛まれることはない。それはわかっていても、それでも怖いものは怖い。

    ザコ「あー、ほんと刺されたり噛まれたり斬られたりはやだなぁ」

    竜王「……別のことを考えて逃げるでない」

    ザコ「竜王、起きてたのか」

    竜王「ついさっきじゃがな」

    竜王を見て思い出した。炎魔法で一気に燃やしてやれば良いんじゃないだろうか。いかにも燃えそうな見た目してるし。

    竜王「炎魔法は使えないぞ。ここは森じゃ、使えば大惨事になるのはわかるじゃろう?武術大会の時のように、武の国がなんとかしてくれるわけではないしのう」

    ザコ「さりげなく心を読むのやめてくれよ……」

    竜王「読んだのではない。お主の考えそうなことを言っただけじゃ」

    それはそれだけ理解して貰っていると喜ぶべきなのか、簡単に考えることを予測される馬鹿さを嘆くべきなのか……

    866 = 249 :

    ザコ「まあ、はぐれたなら仕方ねえか。合流目指しつつ、親玉を探そう」

    ワタモンについての説明は事前に受けてある。本来ワタモンは、一匹の巨大なワタモンだ。それが小さなワタモンを作ることで、群れを作っている。小さなワタモンを倒したところでイタチごっこだが、逆に生み出している方を倒せばそれで終わりだ。

    ザコ「って言っても、そう簡単に見つかるとは思えないよなぁ」

    わざわざ自分が出向かなくても、小さいワタモンに戦わせていればいつかは勝てる。こんなに簡単な仕事は無いだろう。

    竜王「だが、見つけるためのコツはあるぞ」

    ザコ「え!?」

    竜王「自分が倒されれば終わり、なら、自分の周りのガードは固いはずじゃ」

    なんとも単純なことを言われた。けど、その単純なことが俺には思い浮かばなかった。悔しい、言われた相手がロリだから尚更悔しい。

    ザコ「ならワタモンの多いところを攻めれば良いってことか」

    どうやら、なんの危険もなく倒すってことはできないらしい。

    867 = 249 :

    もうちょっと待ってと言っときながら、お久しぶりと言える期間空いてしまった……ポケモンの魔力は凄い。

    868 :

    ワタモンゲットだぜ!

    869 = 249 :

    ワタモンA「モフゥ!」

    ワタモンB「モフゥ……」

    ザコ「いた……!」

    群れを見つけるのは案外簡単だった。
    はぐれた時に一度群れを見つけていたからだ。あとはその近くを探せば良いだけだった。

    ザコ「この群れの向こうに本体がいるかもしれないってわけか」

    竜王「ふむ……これはやはり合流を目指す方が先じゃな。お主の力では突破できんじゃろう」

    酷いけど言ってることは合ってる。
    たとえ竜化しても、あの数には無力だ。

    ザコ「そうだな。あいつらにバレないように……慎重に……」

    ワタモン「モフゥ!」スリスリ

    竜王「あっ」

    ザコ「えっ」

    870 = 249 :

    勇者「ザコ……どこまで行ったんだろ……」

    あれから一時間、探しているが見つからない。できるだけ群れから離れるように行動してるため、今のところ危険はない。

    武闘家「時間に余裕があるが、日が暮れる前に見つけなければな」

    僧侶「ザコ君、右腕のところが破かれてるから、一番危険なのに……」

    勇者(早く見つけないと……)

    もしかして群れに近い方にいるのでは?一度森の外に出てるのでは?そんな考えが浮かぶが、その答えを知っている者はいない。

    僧侶「一度戻ってみますか?」

    一応印を付けながら歩いてきたため、戻ることはできる。だが、戻れば群れが近い。確証が無いのに危険なところへ行くのは、良い判断とは言えない。

    勇者(けど、仮にザコが群れに近い方にいるなら。このままじゃ絶対会えないな……)

    決断する必要がある。このまま進むか、一度戻るか。

    871 = 249 :

    結局戻るほうを選んだ。万が一のことがあっても、武闘家の力があれば大丈夫だと判断したからだ。そして……

    勇者「いた!!!」

    ザコ「もふもふ!」

    結果として、戻ってきたのは正解だった。群れから少し離れたところでザコを発見することができた。だが、様子がおかしい。

    ザコ「もふもふ!」

    防護服を脱ぎ捨て、複数のワタモンに囲まれている。 どうやら触られてしまったらしい。だがザコは催眠魔法を解除する腕輪を付けている。お揃いのやつだ。しばらくワタモンに触れさせなければ、催眠が解かれるはずだ。

    武闘家「とりあえず、ここにいるワタモンを全部倒してしまおう」

    おそらく、ザコに触れたワタモンは、ここにいるのが全てではないだろう。これは長期戦になりそうだ。

    872 = 249 :

    今日はここまで。
    このSSは……!早さが命……!書くのが下手なのを早さで補う……!

    873 :

    面白いと思って読んでんだからそんなこと言うなよ

    874 :

    おつもふ!

    875 :

    おう!面白いけど早く書いてくれるに越したことはないぜ

    おつおつ

    876 :

    おつおつ

    877 :

    ワタモンに触れさせて「おっとテレポーター」させたい

    878 :

    正直、長期戦は避けたかった。今は油断さえしなければ大丈夫だが、戦いが長引くほど疲労していき、隙が生まれる。それに、何日も留まるわけにもいかない。僕達には時間がない。

    勇者(今までみたいに一匹一匹を狙ってちゃ、いつまでたってもザコにかかった洗脳は解けない……だったら危険を承知で群れを狙うしかない)

    ザコ「もふぅ……」

    勇者(確かに危険を冒さなくても、時間が経てば治ることには治る。けど、それだけ時間がかかる。一度なら良いかもしれないけど、この先また触れないと決まったわけじゃない)

    勇者(もう一つは、できるだけ避けたい。そして勇者として、一度引き受けた依頼をやめることなんてできない。時間も無い。だったら決まってる)

    武闘家「勇者、やる気だな?」

    勇者「うん」

    ザコ「もふ……もふ……?」

    880 :

    馬鹿だこいつ

    882 = 249 :

    今日は終わり。これどうやって終わらそう……

    883 = 880 :

    覚醒させればいいんや

    885 :

    乙乙
    気の赴くままに

    886 :

    >>880
    いいえ、ザコです(泣)

    887 :

    諦めてスレタイ変えよう

    ザコ「ワタモンと旅に出ることになった」

    889 :

    ワタモンの中に眠る機械仕掛けの神様を揺り起こすんだ

    890 :

    三月から頑張る

    891 :

    俺も3月までもふもふタイムにするわ

    892 :

    >>890
    ホント楽しみにしてるんだから宜しくお願いします

    893 :

    明日から本気出す

    895 :

    3月ももう20日ですけど…

    896 :

    ザコ「勇者ぁ……これで何日目だ?」

    勇者「えっと、もう一週間以上は経ったかな」

    ザコ「じゃあ、クラーケンはもう来ちゃってるわけか……」

    勇者「うん、そうなる……ね」

    難しいという言葉で言い表せられるレベルじゃなかった。最初にワタモンに触れてしまったザコを倒して、助けたかと思えば僧侶妹が触れてしまい、僧侶妹を助けたと思えば僕が触れてしまい、僕が助けられたかと思ったらザコがもう一度触れてしまい……というのを何度も繰り返した。

    よって睡眠もままならず、水は魔法で出せばなんとかなるものの食事は充分に摂ることができず、ストレスが溜まっていっているのが現状だ。

    僧侶「そうだー、ザコ君は何モッフした?私は6モッフだけど」

    ザコ「ん?」

    僧侶妹が突然そんなことを聞き出した。普通ならと、突然どうした?となるところだが、そこはもうどうでも良い。

    ザコ「俺は……3モッフだなぁ。最初は竜王が油断してただけだし」

    僧侶「あー、じゃあ私の負けかぁ」

    ザコ「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

    僧侶「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

    勇者「ぶ、武闘家……」

    武闘家「ああ、これは早く終わらせないと色々とまずい」

    897 = 249 :

    僧侶「じゃあ勇者様は何モッフしましたか?」

    ザコ「勇者は何モッフだっけなぁ……」

    勇者「あーえっと、僕は2モッフだよ」

    僧侶「おぉー!さすが勇者様です!」

    ザコ「一回違いでそこまで反応が変わるのは気になるけど、やっぱ凄えぜ!!!さす勇!」

    勇者「あ、ありがとう」

    僧侶「じゃあ武闘家さんは何モッフしましたか?」

    ザコ「あれちょっと僧侶妹。そういやなんで俺だけ敬語じゃないのよ」

    武闘家「お、俺は一回だ」

    僧侶「1モッフですね!凄いです!」

    ザコ「ねえ聞いてる?」

    武闘家「一回」

    僧侶「1モッフ」

    武闘家「……///」

    ザコ「おーい!聞こえてますかー!?」

    竜王「その辺りでやめておくんじゃザコ……」

    ザコ(´・ω・`)

    898 :

    もう来ないと思ってた

    899 = 249 :

    ザコ「まあそうだな。そこもどうでも良いか……で?これまで散々歩き回ったけど、まだ親玉は見つからないのか?」

    勇者「いや、もうすぐ見つかるよ」

    ザコ「なんでわかるんだよ……」

    勇者「ほら足元、そして周り」

    ザコ「え?」

    そういえばこの辺りの木は全て倒れていて、何かが通ったような跡がある。こんなにわかりやすいのに全く気づかなかった。これって俺の精神状態結構やばいんじゃ……

    勇者「こういうのは他にもあったけど、これは足跡も小さなワタモンが通った跡も無いし、つい最近のものだね」

    勇者「しかもワタモンの親玉はすっごくでかいから、そこまで速い移動はあまりしない。だからこのまま進んでいけばいずれ……」

    ザコ「親玉に会えるってわけかぁ」

    もうすぐこの長い戦いが終わると思えば嬉しいが、今の状態で勝てるのだろうか……

    900 = 249 :

    今日は終わり。
    三月から頑張ると言ったな、あれは嘘だ。
    というのは冗談で全然先が思いつかなかった……


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