元スレザコ「勇者と旅に出ることになった」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
802 :
乙
世の中には強ザコと云う恐ろしい敵が出てくるゲーム等が有ってry
それとは逆に弱ボスなんて云うちょろいモノも居たりしてry
804 :
メタルザコ
805 :
アルティメットザコ
806 :
真ザコ
808 :
雑魚を強調するんじゃなくて否定しなくちゃ
809 :
アルティメット ザコ バースト
810 :
インフィニットザコエクストリームフルバースト
811 :
ただのザコ
812 :
追いついた
待ってる
813 = 812 :
下げ忘れたすまん
814 :
あと10日と少しで一ヶ月だったか……ザコはどう足掻いても雑魚なレスばかりだけど多くて嬉しいです。
まだしばらく書けない……生存報告ってのしとけば確かまだ一ヶ月は大丈夫なんだよね。生存報告!
815 :
おつおつがんばれ
816 :
(他の人が保守してレスに一ヶ月以上間を空けなければ作者のレスから二ヶ月はもつけど焦らせるために秘密にしておこう)
まあ管理人やめたからもっと早く落とされる可能性もでてきたっぽいが
820 :
せめて生存報告くらいしてくれ
821 :
トリップの微妙な違いを忘れてしまっている……
合ってるかな?
822 = 249 :
その後、簡単な事情聴取を受け、騒動は終わった。
ザコ「首狩りか……」
どうやら奴は、かなり有名な犯罪者の一人らしい。実力のある奴を襲っては首を切断し持ち去っていくんだそうだ。
ザコ「それにしても」チラッ
僧侶妹「!」
ザコ「まさか僧侶妹があんなに強かったとはなぁ」
僧侶妹「あ、あれは見た目よりも軽いから...///」
ザコ「そんなに恥ずかしがらなくても……」
僧侶妹は顔を赤くさせている。あのハンマーが見た目よりも軽いのは自分で持ってみたし、説明もされたからわかっているのだが……
僧侶妹「……」
騒動が終わってからずっとこの調子。だけどこのままなのはごめんだ。
823 = 249 :
ちなみに、あのハンマーは魔鎚ビモールと言うらしい。THE・安易なネーミング。
鋼属性の加護を受けているので、大きさを自由に変えられる。最小で小指くらいの大きさ。最大は家一つ分。
重さは確かに変化するものの、首狩りを吹き飛ばしたあのサイズは僧侶妹でも持てる重さだ。
と言っても、女の子がハンマーを持てる時点でおかしいのだが……
ザコ「加護のおかげで力が上がってるのも、魔鎚が軽いのもわかってるから、恥ずかしがる必要はないぞ?」
僧侶妹「ほ、本当?」
ザコ「本当本当。マジで本当」
これで気まずくなることは無い、と思う。けど、俺には一つ不安がある。
僧侶妹にこれだけ力があるなら俺いらなくね?という不安が……
824 = 249 :
勇者「ザコ!僧侶妹!」
僧侶妹「ゆ、勇者様!」
騒動を聞きつけた勇者達がやってきた。
武闘家「首狩りに襲われたと聞いたが、大丈夫だったのか?」
ザコ「ああ、まあなんとか」
勇者「良かった。本当に心配したんだよ?」
ザコ「そこまで心配するほどなのか?」
ザコ(確かに首狩りは強かったが、俺でもそれなりに良い勝負ができたくらいだ。勇者がそこまで心配するほどとは思えない)
勇者「そりゃあ心配するよ。だって首狩りは、魔眼持ちだから」
ザコ「……魔眼?」
825 = 249 :
俺たちは宿屋に戻り、俺は勇者から魔眼なるものの説明を受けることになった。
〈勇者先生が教える、魔眼講座!〉
ザコ(くそ、ちょっと慣れてる自分がいる……)
勇者先生「魔眼っていうのは魔力を注ぎ込むことで効果を発揮する特殊な目のことなんだ」
ザコ「何それかっこいい!!!」
勇者先生「す、凄い食いつくね……魔眼はごく一部の人間しか持っていないんだけど、魔眼の手に入れ方は先天性と後天性の二種類が確認されてる」
ザコ(じゃあ俺にもチャンスがあるわけか)
勇者先生「生まれた時から持ってるか、何らかの原因で手に入れるかだね」
勇者先生「後天性の人は、全員強い感情に包まれた結果魔眼を手に入れたらしいよ」
ザコ「強い感情……か」
826 :
久々だな
827 = 249 :
勇者先生「次に魔眼の種類だけど。大きく分けると三種類あるんだ」
ザコ「たった三つ?魔眼って言うくらいだから属性分あるわけじゃ無いのか」
勇者先生「魔力を注ぎ込むことで発動するから魔眼って呼ばれてるだけだからね」
ザコ(なるほど)
勇者先生「それで種類だけど、魔力を見ることができる青の魔眼、力を見ることができる赤の魔眼」
勇者先生「見えざるものが見えるようになる緑の魔眼、この三つだよ」
ザコ「それだけ聞くと緑がよくわからないな」
勇者先生「緑はえーっと……そうだ。例えば透視だったり、千里眼とか!」
ザコ(透視!?千里眼!?)ガタッ
勇者先生「ど、どうかした?」
ザコ「いや、なんでもない」
828 = 249 :
ザコ「そういえば、勇者は魔眼持ってたりすんの?」
勇者先生「いや、僕は持ってないよ」
ザコ「またまた~!そんなこと言って実は持ってるみたいな感じなんでしょう?」
勇者先生「だから持ってないよ!」
ザコ「おおぅ、そうか」
勇者先生「話を戻すよ。最初に大きく分けてって言ったけど、それは稀に複合型がいるからなんだ」
ザコ「ほほう、複合型……」
勇者先生「つまり、赤と青の力を併せ持ってたりするんだよ」
ザコ「うわ何そのチート。嫌い!嫌いだわそれ!」
829 = 249 :
勇者先生「赤と青を合わせた紫の魔眼、青と緑を合わせた空色の魔眼、そして緑と赤を合わせた黄色の魔眼。この三つだね」
ザコ「あれ、三つ合わせたのは無いのか?」
勇者先生「それは無いよ。確認されてるのは2つの複合型のみ」
ザコ「へぇ、なるほど。そういや首狩りの魔眼は何色なんだ?」
勇者先生「首狩りは紫だよ。ザコとの戦いのときに使わなかったのは、恐らくすでに大量の魔力を消費していたからだと思う」
勇者先生「複合型はそれだけ魔力の消費が激しいらしいからね」
ザコ(そう考えると、俺って運が良いんだなぁ……)
今日もまた、俺の世間知らずさを痛感することになった。急いでいるので明日にはこの町を出る。はたして間に合うのだろうか……
830 = 249 :
こんなに間が空いたのは初めてじゃないだろうか。
間が空いたからって、量が多いわけではないのです……
はい言い訳です。本当にすみません。
832 :
1乙
まってた
833 :
ええんやで
おつ
834 :
待ってるぞ
836 :
ザコ「はぁ……ワタモン……」
村長「そうでございます。この村の近くの森に繁殖しておりまして」
俺達は弐の村へやってきて早々、森の魔物を討伐してくれと言われた。
どんな恐ろしい魔物なのかと身構えたが、名前から見て強そうには聞こえない。
勇者「ワタモンは綿毛みたいな形をした魔物だよ。触れるとあまりの触り心地の良さにずっと触りたくなっちゃうんだ」
ザコ「それはちょっと触ってみたいな」
勇者「けど、触ることに集中して他のことをやらなくなっていって、誰かの助けがなきゃ死んじゃうとか」
ザコ「や、やっぱりいいや」
838 = 249 :
勇者「よし!僕たちに任せてください!」
村長「ありがとうございます……!」
僧侶妹「ワタモンは一度触ると触ったワタモンを倒さないと治らないから気をつけないと……」
武闘家「常に周りを気にしないといけないのは精神的に来るものがあるだろう。勇者、覚悟しておいたほうが良い」
勇者「わかってるよ。さあ、行こう!」
そうして俺達は森へと入っていく。
でもまあ、大丈夫だろ。
839 = 249 :
しばらく奥へ進むと、魔物の気配を感じるようになった。
武闘家「近くにいるな」
勇者「実際見るのは初めてだからなんだかわくわくするね」
ザコ「お前さっきわかってるって言ってたじゃねえか!」
勇者「そりゃあそうだけど……可愛いって聞くし、どんなのかなって思っちゃうじゃん」
ザコ「気持ちはわかる」
その時、近くの茂みがガサゴソと動き出した。
ザコ「!」
勇者「皆下がって!」
勇者の指示に従い、茂みから離れた。
840 = 249 :
勇者(いつでも来い!)
茂みの潜む何かは、少しずつ、少しずつこちらへと近づいてくる。
ザコ(いったいどんな姿なんだ?)
そしてついに、姿を現わした!!!
勇者「!」
ザコ「!」
武闘家「!」
僧侶妹「!」
ワタモン「モフゥ!」
現れたそいつは、話に聞いていた通り綿のような姿をしていて、ギュッと抱きしめるのに適した丁度良い大きさをしていた。
ザコ「……」
ザコ「めっちゃかわええ!!!」
841 = 249 :
まーた長いわりに短かったりする。
てか保守とかキターとか初めて書かれた。嬉しい。
843 :
もしかしてワタモンって武器として使えばかなり厄介なんじゃね?
844 :
棒の先にくくりつけて振り回すか
845 :
待ってたよ! おつおつ
847 :
人類種の天敵かな?
848 :
防護服みたいなの着れば無力化できるんじゃね?
850 :
後の布団である
みんなの評価 : ○
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