元スレザコ「勇者と旅に出ることになった」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
1 :
俺はザコ。普段生まれた時に授かるはずの精霊の加護を受けていないので強さ的にザコ。現在ニートなので社会的にザコである。
なのでついたあだ名はザコ将軍。
ちなみに父は俺が幼い頃に女作って出て行ったらしいので母はシングルマザー。
どうしてこうなった。
ザコ(やばいぞ。やばいぞ・・このままじゃ確実に惨めな生活を送るだろうからなぁ・・・)
ザコ(酒場行ってみようかなぁ・・けど絶対DQNいるもん!DQN怖いもん!)
ザコ(けどチラ見くらいなら行けるよな・・・暇だし行ってみるか)
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1458392974
2 :
ヤムチャだな。こいつ(確信)
3 = 1 :
ザコ(てことで酒場前にやってきたのですが・・・)
ザワザワ・・ザワザワ・・・
ザコ(なんかすごいザワザワしてます)
ザコ(けどよく聞こえないなぁ・・そうだ!ドアをちょびっとだけ開けて見てみるか)カチャ
DQN(血まみれ)「どいつもこいつも手応えねぇなぁ!!おい!」
ザコ(なるほど帰るか)
4 = 1 :
ザコ(普通主人公ならここでおいお前!なんて言うんだろうけど無理だよ。倒れてるメンツすごいもん!マッチョだらけだわ!!)
DQN(血まみれ)「ん?」
ザコ(あっやべぇ死んだわ)
DQN(血まみれ)「何見てんだてめぇコラァ!!!」
ザコ「スミマセン・・・」(なんで見ただけでキレるんだボケェ!!![ピーーー]ぞ!!!!)
DQN(血まみれ)「俺のことにらみつけやがって・・・」
ザコ(にらみつけてないからぁ!!にらみつけてないからぁ!!!)
DQN(血まみれ)「なんかイライラしてきたわ。一発殴らせろよ」
ザコ「は!?意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇぞてめぇ!!!」(スミマセン・・・)
5 = 1 :
ザコ(しまった!逆ゥー!!!)
DQN「てめぇみたいな雑魚が調子乗ってんじゃねぇよ!!!!」ヒュッ
ザコ(お母さん・・ごめんなさい・・・俺多分死にます!!!)
「おいお前!!」
ザコ(おや?)
DQN「誰だ?お前」
勇者「俺の名前は勇者。光の加護を受けた勇者だ!!」
DQN「なに!?」
ザコ(勇者キター!!!!)
6 = 1 :
DQN「勇者?光の加護を受けたとか言って調子に乗ってるやつか」
勇者「酒場の人たちだけじゃなく弱い人間にまで手を出して・・恥ずかしくないのか!」
DQN「あ!?恥ずかしくなんてねぇよ!弱い奴なんてただのストレス解消の道具なんだよ!」
ザコ(おや?)
勇者「お前・・・!許せない!!」
ザコ(おやおや?)
DQN「そんなに許せないなら止めてみろよ!!」
ザコ(なんていうか・・)
勇者「言われなくてもそのつもりだ!」
ザコ(漫画の第1話みたいになってきましたねぇ・・・)
7 = 1 :
DQN「来いよ・・ぶち殺してやる」
勇者「・・・」ザッ
ザコ(まさか勇者のガチバトルを見られるとはなぁ)
勇者「お前なんて一撃で十分だ」
そう言うと勇者はDQNの方へと一気に近づく。
ザコ(速い!)
DQN「!」
あまりの速さにDQNの反応が遅れた。DQNはすぐにかわそうとするも時すでに遅し。勇者の一撃をくらい壁へと吹き飛ばされる。と同時に発生した小さな衝撃で俺は店の外へと吹き飛ばされてしまった。
ザコ(これがガチバトル・・・やっぱ俺って雑魚だなぁ・・)
8 = 2 :
ヤムチャ視点
9 = 1 :
ザコ「ん・・・?ここは・・」
吹き飛ばされた俺はそのまま気絶してしまったらしい。気づけば俺はベッドの上で寝ていた。
勇者「起きたのか!ここは酒場の近くの宿屋だよ。えっと・・さっきはごめん」
ザコ「いやいいよ。俺が雑魚すぎただけだし」
さすがに殴った衝撃で吹き飛ぶなんて想定外だったのだろう。勇者はなんだか微妙な顔をしている。
勇者「あれで吹き飛んだってことは君はいわゆる『無加護者』なの?」
ザコ「ああそうだよ」
この世界に生まれた時に必ず女神により加護を受けるのだが、まれに加護を受けることができない人間がいるらしい。女神によると
女神『やっぱ加護の授与の機械化は無理があったかー!メンゴメンゴ!!無加護者は自分で女神の泉に来てくれたら加護与えるんでガンバ!」
ということらしい。だが女神の泉はこの国からは遠く残念ながら国の周辺から遠くへは魔物の強さも上がるので行けないのだ。
10 = 1 :
勇者「なら俺と一緒に来る?」
ザコ「ファ!?」
ザコ「そんなの無理だ!勇者には国から指名された強者達が同行するんだろ!?足手まといになるし空気に耐えられない!!」
勇者「いや、同行は断ったよ」
ザコ「え?なんで?」
勇者「自分がいろんな人達を見て。この人となら旅ができるって人たちと旅をしたいんだ」
ザコ(これは主人公ですわ)
勇者「それに僕は足手まといだとか気にしないよ。だから・・・一緒に行こう」
11 = 1 :
ザコ「いや、すげぇ行きたいけどさ。なんでそこまで俺に良くしてくれるんだよ」
これで偽善めいたこと言うようなら蹴り飛ばしてやる!できないけど
勇者「それは・・ただの俺の自己満足だよ。無加護なんてかわいそうだと俺は思う。だからそれを解決してあげたい。それだけだよ」
勇者「まぁ加護を受けて強くなったら仲間になってもらおうとかいう欲もあるけどな・・・」
ザコ(何こいつ超イケメン・・・自分の思いをまったく隠してない・・!)
ザコ「わかったよ・・俺もこのままクソみたいな人生送るのもやだだからな」
勇者「よし決まった!これからよろしくな!」
ザコ「ああ。よろしく」
かくしてクソ雑魚の俺が勇者と旅をすることになりました。
12 = 1 :
とりあえずプロローグ?的なのは終わりです。見てくれてる人いるのかな?
とりあえず頑張っていきたいと思います。レスください!
13 = 2 :
乙
雑魚は精神成長するだけで別に強くならなくてもいいと思う。壁というのも立派な役割
14 :
話は面白いから>>1はなるべくそれを崩さぬようにしようか
乙
15 :
レス乞食は嫌われやすいからやめよう(提案)
続き期待して待ってる
16 :
乙
雑魚がどう成長するのか楽しみ
18 :
面白けりゃ自然とレスもらえるからレスをねだるのはやめよう
かえって読者にレスする気を失せさせてしまう
話は面白いよ乙
19 :
ザコは変態度がない横島、カメレオンの矢沢、主人公補正がない浜面あたりかな。
どう活躍するか楽しみ
20 :
ザコ(てことで勇者と冒険することになったのですが・・・)
スライムの攻撃!
ザコ「グハァ!!!」
勇者「ザコ!!」
ザコ「あー骨何本か逝きましたわコレ・・グフッ」
勇者「スライムの一撃で瀕死になるとは思わなかったよ」
ザコ「ちょ、感想いいから回復してくれない?マジ死にそうなんだけど」
勇者「ああ、そっか。ごめん」
勇者「呪文・ヒール!」
俺の周りを青白い光が包む
ザコ「はぁ〜癒される〜」
21 = 20 :
と、こんな感じでスライムにも勝てません
勇者「スライムってプニプニしてるから大したダメージ受けないはずなんだけど」
ザコ「ひねくれて自分の魔翌力まったく鍛えてなかったから・・・」
普通人間は二つの魔翌力を使うことができる。加護によって与えられた魔翌力と自分自身が持っている魔翌力だ。例え加護をもらえなくても自分の魔翌力を鍛えればさすがにスライムには勝てるのだが、俺はまったく鍛えなかった。ほぼ自業自得である。
勇者「お前・・・」
ザコ「なにその冷たい目!やめて!自己満足って言ってたじゃん!!」
勇者「ハァ・・・ちなみに君の魔翌力はなんなの?」
ザコ「木」
勇者「」
22 = 20 :
木の魔翌力。確かに大木を出現させたりと強そうに見えるが。防御に使うなら鉄の魔翌力があるし、大きなダメージを与えるには植物を成長させないといけないので冒険者よりも農家人気が高い。
勇者「まぁ加護を受ければもう少し使えると思うから・・・」
ザコ「その反応やめて!お願いだからやめて!!」
勇者「てかもう夕方になりかけてるんだけど・・・」
<ハナシカエルノヤメテ!ケッコウキヅツクカラ!!
王都から出発して現在8時間経過
未だ2の街に到着せず
23 :
ん?なんか勇者が途端にちょっと嫌な感じのキャラになってる
24 = 20 :
勇者「これは野宿するしかないぞ」
ザコ「女顔の勇者と二人きり。なにも起きないはずはなく・・・」
勇者「!」ゾクッ
勇者「そういうのやめてよ!!」
ザコ「ハッハッハッハッハ!!!」
しかしさすがニート。テントの建て方を知らない。
勇者「えっと焚き火用の木を取ってきて・・・ていうか魔法で作れないの?」
ザコ「おいおいなめてもらっちゃ困るぜ?行くぞ!」
ザコ『生成・枝!』
しかしさすがザコの俺。でてきた枝は僅か3cm。
25 = 20 :
勇者「枝・・・?」
ザコ「うん、取ってくるわ」スタスタ
勇者「少し練習すれば長いの出せるようになるから気に病まないで!!」
ザコ「さすがに気にするわ!!」
勇者「!」ビクッ
ザコ「だって旅出てからなんかお前当たり強いし!!クソだと思ってるならはっきり言えよバーカ!バーカ!!」
勇者「・・・」
ザコ「あっ、いやその・・ごめん」
勇者「いやいいよ、俺も悪かったし」
26 = 20 :
勇者(はは、ちょっと強く当たって確かめようなんて、ガラにもないことするもんじゃないな)
勇者「けど思った通り悪い人ではないみたいだな。王様に言われたこの方法もやるべきじゃないよな」
王様『変な仲間に捕まらないか心配じゃなぁ・・・そうじゃ!少し強く当たってボロを出すか確かめるのだ!!」
勇者『えぇー!!』
<ワー!!ギャー!!!
勇者「ん?」
ザコ「勇者!勇者!!助けて!!!狼来てるから!!!」タッタッタッ
勇者「え!?」
狼型魔物「クオォン!!」
勇者「逃げてろよ!すぐ行くから!!」
27 = 20 :
とりあえず今はここまで
28 = 23 :
なるほど
急なキャラ変かと思ったが理由があったのか
29 :
レス見て展開変えたわけじゃないよね
30 = 20 :
>>29
ち、違うから(焦り)
31 :
別に言うほど嫌な感じにもなってなかったぞ
32 :
saga入れなよ
フィルターかかってるから
33 = 32 :
なんか既視感あるタイトルだなと思ったら
勇者「[ピザ]と一緒に旅に出ることになった」
とスレタイ似てるのか
34 = 20 :
<朝>
ザコ(やべぇ、狼に噛まれてから記憶ねぇや)
勇者「あ、おはよう!」
ザコ「おはよう。てかまたおれ瀕死状態になってたのか」
勇者「俺が駆けつけたときにはすでにね」
ザコ「ごめん・・」
勇者「気にするなよ!その分加護をもらったら活躍してもらうけどな!」
ザコ「お前加護もらっても雑魚だった時が怖いからそういうのやめろよぉ!!」
勇者「ははっ。ごめんごめん」
勇者(今日中には二の町に着きたいな)
35 = 20 :
スライム「プルプル」
ザコ「出たなスライム!今度こそ勝つ!」
勇者「頑張れ!」
ザコ『呪文・つるのムチ!』
蔓「」シナッ
ザコ「何これシナッシナッ!!」
勇者(マクドナルドのポテトにたまにああいうのあるよね)
スライムの攻撃!
ザコ「おっと危ない」サッ
勇者(ザコもそれなりに要領がわかってきたみたいだ。3回に1回しかダメージを食らってない)
狼型魔物「クオォン!」ガブッ
ザコ「ああああぁぁぁ!!!」
勇者(スライム限定だけど)
36 = 20 :
ザコ「二の町着いたーー!!!!」
勇者「お疲れ様」
ザコ「ていうか俺ばっかりに戦わせて勇者はいいのか?」
勇者「俺はザコが戦ってた間に別の奴と戦ってたからね」
ザコ「マジかよ・・・」
勇者「マジマジ。それじゃあまず国営店に行こうか」
国営店は国や町が経営している店。私営店は個人で経営している店だ。国営店は良くも悪くも普通だ。だから強い冒険者は行きつけの私営店なんかがある。俺もそういう店を見つけたい!
ザコ「先に宿屋に行かないのか?」
勇者「剥ぎ取った魔物の毛皮とか売りに行きたいし」
ザコ「・ぎ取りもしてたのかよ!!」
37 = 20 :
冒険者がお金を稼ぐ方法は
・ギルドでクエストを受けて報酬をもらう。
・魔物から剥ぎ取った物を売る
この二つだ。
けど後者はそれなりにコツがいるし汚れるので皆毛嫌いしている。
勇者「2000ゴールド!」
ザコ「おお!!」
勇者「ザコがスライムとばっかり戦ってたからスライムの宝玉が手に入ったね」
ザコ「ここらへんにしては高いけど宝玉的には安いな」
勇者「よし!お金も貯まったし宿屋に行こう!」
38 = 20 :
>>36は
・ぎ取りもしてたのかよです
39 = 20 :
剥ぎ取りもしてたのかよです!
何度もすみません
40 = 20 :
<宿屋>
勇者「ちょうど二人部屋が空いててよかったね」
ザコ「女顔の勇者と二人きり。何も起きないはずはなく・・・」
勇者「それいちいち言っていくの!?」
ザコ「ハッハッハ!!!」
勇者(うーん。デジャブ)
ザコ「あ〜フカフカのベッドで寝ることがこんなに幸せだとは」
勇者「毎日寝れるとは限らないからなぁ・・・」
ザコ「ああ。寝られるように強くなるさ」
勇者「そういうつもりではなかったんだけど」
41 = 20 :
ザコ「って風呂入ってねぇ!!」
勇者「あ!」
ザコ「勇者はそういうの気にしそうなのにな」
勇者「俺だって疲れたしな」
ザコ「一緒に入るか?」ハァハァ
勇者「そのテンションのお前と入る気はない!!!」
旅に出て2日経った。目的地の女神の泉があるのは四の町の近く。まだまだ旅は長そうだ。
42 = 20 :
今回はこれで終わり!
43 = 19 :
やっぱり主人公補正がない浜面をイメージする。こいつに日野さんは贅沢過ぎるけど……
バニー服が好きそう
44 :
勇者ほんとに男なのかなぁ…?
乙
45 :
乙乙
46 :
ザコは女顔なら男ともヤれるのかなとか思ってしまった
47 :
乙、いいぞいいぞ
48 :
ザコ&勇者「鬼?」
老婆「えぇ・・人喰いの鬼によって若いもんは皆攫われて。わたしの子どもも鬼に食われてしまいました」
勇者「それは酷いな」
ザコ「その鬼はどこに?」
老婆「町はずれにある洞窟に住み着いています。数日ごとにやってきて攫っていくのです」
勇者「なるほど。行こうザコ!」
ザコ「もちろん!」
老人「行ってくださるのですか!?」
ザコ「ああ!鬼なんて退治してやるよ!」
勇者(ザコ・・・それなりに戦えるようになって自信がついたみたいだな)
ザコ「勇者が!」
勇者「えー」
49 = 48 :
クエスト:人喰いの鬼から町を救え!
ザコ「てことでやってまいりましたー!鬼の住む洞窟!!」
勇者「道中全カット!」
ザコ「やっぱり敵も強いな。4回死にかけた」
勇者「けど蔓もシナシナにならないようになってきたし成長してるよ」
ザコ「あっまじすか!?あざーすっ!」
ザコ「けど勇者には及ばないな」
勇者「そりゃあ無加護だもん。及ばないに決まってるじゃん」
ザコ「こいつの胸の抉り方超ストレート!」
50 = 48 :
青鬼「おい」
ザコ「」
勇者「しまった!」
青鬼「侵入者か。またあの町の骨のない奴か?」
勇者「違うさ。俺はあの町の人に依頼されたんだよ。お前らを倒してってな」
青鬼「自分たちじゃ無理だから他の奴らに頼もうってか?ははっ、雑魚が考えそうなことだ」
ザコ「俺そんなの考えないからぁ!!!」
勇者「待てザコお前じゃない」
みんなの評価 : ○
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