元スレモバP「志希の弱点を発見してしまった」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
モバマスSSになるよ
一ノ瀬志希(18)
匂い大好き変態
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1433073170
2 :
おお、これは期待!
3 = 1 :
[事務所]
P「ちひろさん、志希見かけませんでしたか」
ちひろ「見てないですね」
P「ですよね……どこ行きやがった……」
ちひろ「……また失踪ですか?えっと、なら電話を」
P「あいつの電話、俺の机の上に……」
ちひろ「え、えぇ……ちゃんと持たせないと」
P「持つように言ってるんですけどね。何度も」
4 = 1 :
ちひろ「私用携帯の番号とかは」
P「アレが兼用なんです。最初は分けてたんですけど、すぐ失くすので」
ちひろ「ズボラだ……」
P「女子高生は肌身離さず携帯持ってるはずなのに……」
ちひろ「探すの、手伝いましょうか?」
P「……15分後に見つかってなかったらお願いします」
ちひろ「はい。お仕事遅れちゃいますからね」
P「さーて、どこ行きよった」
ちひろ「ダメですよ。ちゃんと飼いならしておかないと」
P「飼いならすって……」
5 = 1 :
・・・
[屋上]
志希「ん゛~っ……ふぁぁ」
P「……こんなとこで昼寝してやがったのか」
志希「あ、やっほー。陽気に誘われて、ついね~♪」
P「つい、じゃないだろ。もう時間ギリギリだぞ」
志希「あー、うん、そうそう、お仕事、そうだったね。行こ行こー」
6 :
かの人の志希ssと聞いて
7 = 1 :
P「すぐ出るぞ……ってもっとマシな服ないの」
志希「ないよーん。別に衣装に着替えるんだし、よくない?」
P「今日のとこは楽屋周り寒いぞ。いつも冷房ガンガンだ」
志希「えー……あ、ならキミがいいの持ってるじゃーん♪ その上着貸してー」
P「……変なことしないならな」
志希「しないしない♪ ほらほら、ちょちょっーと寄越したまえ」
P「……はい」
8 = 1 :
志希「いえーい!!おー、いいねいいね♪」
志希「やっぱ肌につけてるものは濃さが違うよ~♪」ハスハス
P「……今変なことはしないって言ったとこだよな?」
志希「やー、こんなのもらっちゃったからにはね~」
志希「無理無理、あはは、トリップしちゃいそ~♪」ハスハス
P「はぁ……とりあえず出るぞ、持ち物まとめて車に」
志希「あはははは、いいねいいね、ん~♪」ゴロゴロ
P「…………」
9 = 1 :
志希「このために生きてるって感じだよ、うひひ」
志希「あはは、やっぱりキミの匂いじゃなきゃね♪ ふっふふー」バタバタ
P(……)
P(こいつ)
P「……志希」ぎゅむっ
志希「ひぎゃっ!?」
10 = 1 :
志希(え?え、あれ、首、根っこ、後ろから掴まれ……)
P「立って」
志希「う、うん」スッ
志希(……あれ、あれれ?な、何これ)
P「なあ、時間ないって言っただろ?」
志希「うん、言った、言った」
志希(あれ?違う、違う、そこ認めるところじゃ)
P「なんで時間ないか、わかる?」
志希「あ、あたしが屋上で遊んでたから」
志希(え、何、変、おかしいおかしい、なんであたし)
11 :
凛わんわんの人のしきにゃんss(しかもエロ)だと……!!!
期待せざるを得ない
12 = 1 :
P「そうだな。で。これ以上遊んでると間に合わない」
志希「準備、準備して、出られるように、します」
P「うん。そうして。あんまり困らせないでくれ」
志希「ごめんなさい」
P「はい。素直でよろしい」パッ
志希「…………」
13 = 1 :
志希「っ!!!」ババッ
P「え、うおっ!?」
志希「何、今キミ何したの」
P「え?」
志希「あたしの首、掴んだでしょ」
P「……あ、え、ごめん、痛かったか?そんなつもりは」
志希「痛くない。痛くないから、それで何したか教えて」
P「何した、って」
志希「何かしたでしょ。今、何かが絶対に変だった」
P「え、いや、俺は別に」
15 = 1 :
志希「何もしてないのにあんなことになるわけない。何したの」
P「……?」
志希「簡易催眠?どこかで薬使った?何かの怪しい秘術?」
P「ご、ごめん、ただ単に志希が寝転がるから引き起こそうと思って」
志希「それで?」
P「……猫に言うこと聞かせるときの手癖で、つい首を」
志希「……は?」
16 = 1 :
P「ほら、家で猫飼っててさ」
P「テコでも動かないときは首根っこふん掴んで動かしたりするんだ」
P「確かに実力行使は悪かったと思うけど、変なことは何もしてないから……」
志希(何、それ)
P「いや、でも、うん。まずいよな。ごめん」
志希(さっき、全く抵抗する気が起きなかった)
志希(それが『首を後ろから掴んだだけ』?)
17 = 1 :
P「ごめんな、そこまで不快だったならちひろさんに相談してくれても」
志希「……いい、そういうのはいいから。ちょっと一つ実験に付き合ってよ」
志希「それでチャラ。いいでしょ?」
P「……えっと、本当に時間が」
志希「30秒もかからないよ。肩。肩掴んで、何か……そう、『上着返せ』って命令して」
P「……それだけ?」
18 = 1 :
志希「それと、後でもう一つ。ほら、時間ないんでしょ」
ぐっ
志希「……」
P「……『上着を返せ』」
志希「……ダメだね。じゃ、もう一回。さっきと同じ感じで首裏、掴んで命令してみて」
志希「……命令して5秒したら、手は離してね」
ぎゅっ
志希「っ!!ん、んん……っ」
P「……『志希、上着返せ』」
・・・
・・
・
19 = 1 :
P(あの日以来、仕事終わりに新しい習慣ができた)
P(小さな交換条件だった)
P(志希は仕事に遅刻しない、仕事中に失踪しない)
P(代わりに俺は仕事終わりに志希の実験に一回だけ付き合う)
志希「じゃ、今日は足の続きー。足首のあたりいってみよっか~♪」
P(内容は簡単。志希が部位を指定する)
ぐっ
P(俺はそこを掴んで、志希に簡単な命令をして)
P「『左手挙げて』」
P(5秒後に手を離す)
20 = 1 :
志希「……足はこれで全部大丈夫、っと」
志希「うーん、腿以外はあんまり面白くなかったなー」
P「なあ、いつまでこの実験やるんだ?」
志希「そーだね。とりあえず四肢はもういいや。多分全部ハズレ」
P「……つまりアタリを見つけるまでやる、と」
志希「そゆこと!ま、手足がハズレなのは最初の方で気づいてたんだけどね」
志希「んふふ、キミの反応が面白いから続けてただけ。結構楽しんでたしょ~♪」
P「……」
21 = 6 :
もうパンツ脱いだ
22 = 1 :
志希「明日からは腰のあたりかなー。あ、胸の方がいい?」
P「……お前なあ」
志希「にゃはは、いーじゃんいーじゃん。タダで触れるんだよ?」
P「はぁ……そもそも実験って、5秒程度で何かわかるのか?」
志希「お、ナニ、ナニ?肝心なところに移る前に触る時間延長したい?男の子だね~♪」
P「そうじゃなくて」
志希「わかるよ。5秒もあれば、じゅーぶん」
23 = 1 :
志希「キミに掴まれたときのあの感覚は、ちょーっと忘れられそうにないからね」
P「俺以外の人は試した?」
志希「一応ねー。ちひろさんに首揉んでもらったりで、こっそり」
志希「でも、全然ダメ。一瞬であたしの自由が消えるあの感覚は、キミだけだ」
P「自由が消える?」
志希「そう。正直、ヤな感覚だよ」
24 = 1 :
志希「キミに捕まってる間は、キミに従う以外に選択肢がないんだもん」
P「……つまりあの時は」
志希「そー。謝る気なんて全然なし!志希さん平常運転!」
志希「……でも、キミに捕まったらなぜだか謝るしかなかった」
P「まあ、素直に言うこと聞いてたよな」
志希「そんな気はなかったのにね」
P「……なんか、ごめん」
25 = 1 :
志希「いーってば。あたしもあんな風になるなんて予想外だったもん。ちょっと怖かったよ」
P「……やっぱり?」
志希「そりゃーねー。振り払おう、なんて思いつきもしなかったんだよ」
志希「『あれ、なんで謝ってるんだろうあたし』って考えてる間もずっとキミの言いなり」
志希「んんー。なんだろうねー、これ」
P「確かに怖いな」
志希「怖い怖い。なんでああなるか、いくつか仮説はあるんだけどね」
志希「キミに付き合う気があるなら実証実験、できるけどー?」
P「……試したいの?」
26 = 1 :
志希「だってさ、おもしろくない?志希さんなんでも言うこと聞いちゃうんだよ?」
志希「もしかしたらキミ、マインドコントロールの素質があるのかもね。にゃはは」
P「いや、それはないだろ」
志希「どうかにゃー?あ、ハンドパワー的なサムシングとか」
P「今までの実験は志希側になにかあるって前提だったんじゃないの」
志希「うん。そーだよ。とりあえずあたしは首掴まれると、ああなることはわかってるからね」
志希「ホントなら一日くらい缶詰して、試せるコトは全部試したいんだけど」
志希「あ、缶詰する?多分たのしーよ?」
P「できないのわかってて聞くな」
志希「ちぇー」
27 = 1 :
P「……さっき、嫌な感覚だって言ってたよな」
志希「うん?」
P「それってアレだろ、本能的にマズいって体が黄色信号出してるんじゃないのか」
志希「おっ、いいねいいね。『本能』はあたしも考えた線だよ」
志希「ただ、逆なんだけどね」
P「逆?」
志希「そ。キミに従うように、本能があたしの意思を切り捨てる」
志希「意識ははっきりしてるのにね。決定権がないんだよ」
28 = 1 :
P「なるほど……で、本能が命令してくることに今更逆らえない、とか」
志希「……今更?逆らえない?」
P「いや、適当だけど。いつも本能赴くまま好き放題やってるだろ」
志希「……」
志希「ぷっ、あは、あはははは!」
志希「うん、うん、そういう考え方ね!いいよ、うん、やっぱりキミはいい」
志希「ふふ、確かに。ツケが回ってきた、そーゆーことかも」
志希「教訓!賢いフリしたところで、創造主のプログラミングには勝てない!なーんてね」
P「いや、別にそこまでは」
29 = 1 :
志希「くくく、いいんだよ。うん、確かにそうなのかも」
P「え」
志希「実際、あたしがキミの匂いにどーしよもなく惹かれちゃう理由も」
志希「キミに首を掴まれると服従しちゃうのも」
志希「全部その辺のコトのせいにしちゃえば、簡単な話だ」
P「……その辺のコト?」
30 = 1 :
志希「本能。結局は哺乳類で、獣、ってコト。要は、神サマのせい」
P「……えっと」
志希「にゃはは。つまりね?」
ずいっ
志希「『雌』だから」
P「っ!!」
志希「好みの匂いの『雄』には逆らえないんだ」
P「お、おい」
31 = 1 :
志希「ふふ、いい、やっぱりキミはいいよ。うん。そう考えると全部しっくりくる」
P「志希、近い、近いから」
志希「ね、今日はもう一回実験、してみない?」
志希「あの時みたいにしてさ。命令の内容は好きに決めていいよ」
P「好き、に」
志希「そー。好きに。『脱げ』でも『跨がれ』でも」
P「お、俺はそんな、別に、お前に無理矢理何かさせる気なんて」
志希「うん。だろーね。じゃ、無理矢理じゃなかったら?」
32 = 1 :
P「無理矢理じゃないって、どういう」
志希「あたしね、今、結構いいかなーなんて思ってるんだ。しっくりくるんだよね」
志希「キミに従わせられるのは、悪くない気がしてる」
志希「いや、違う。悪くないどころか、いいんだよ。正しい気すらする」
P「いや、でもな、従わせるなんて」
志希「ふふ。キミ次第だよ。キミに命令されて服従するのは、あたしにとって望むところなんだ」
P(志希が)
P(予測不能って単語に足が生えたような、一ノ瀬志希が)
P(服従、って)
ぞくり
33 = 1 :
志希「……あ。ふふ、この匂いは初めてだね」
志希「いいよ。おいで。ほら、なんでもいいよ」
P「さ、流石に事務所だし、人が来るかも」
志希「来ないよ。そういう時間だってことは、キミが一番よく知ってる」
P「……」
志希「いいんだよ」
志希「キミがその気になれば、あたしはこの地球上でキミにとって一番都合のいい雌になる」
志希「だから。……ね?」
P「…………っ、ああっ、くそっ……!」
ぎゅうっ
34 = 1 :
志希「~~~~っ!!!」
志希(っ、あ、これ、これ)
志希(髪ごと、首の付け根、掴まれて)
志希(視線も、逸らせない)
志希(逃げるとか、反抗するとか、絶対に無理)
志希(そう、これ、あたしの本能だ)
志希(本能が諦めてるんだ)
志希(だって、そーじゃなきゃ、こんな)
どくん
35 = 1 :
志希(……っ、すごい、すごい、やっぱり)
志希(わかる、お腹に、血が集まってる)
志希(体中の細胞が、屈服しろって、言ってる)
志希(目の前の、雄に。屈服しろ、って)
36 = 1 :
P(……うわ、ヤバい、ヤバいぞこれ)
P(志希のヤツ、見るからに発情してる)
P(獣じみた息遣い)
P(上気して、じんわりと赤くなった首元)
P(情欲で濁って、焦点が定まらない目)
『多分言いなりだよ』
志希「っ、ふっ、ふーっ……ふっ、ふっ」
P(……期待、してる)
P(俺が、何か、命令するのを待ってる)
P「えっと」
P(志希が、しなさそうなこと)
P(例えば)
37 = 1 :
志希(あは、あはは、何これ、何これ)
志希(頭の中、ぐっちゃぐちゃ)
志希(ダメ、もうダメなんだ)
志希(前は自由が効かなくて、嫌だったのに)
志希(その意味を理解したからには、もう、ダメだ、あたし)
P「……志希」
志希(ああ。うん、そう、そう来なきゃ)
38 = 1 :
志希(嬉しい。嬉しい。キミも、乗り気になってくれるなんて)
志希(いいよ。いい。なんでもいいから、あたしを、従えて)
P「……『おねだり』」
志希(……ねだる)
志希(ねだる)
志希(キミに)
志希(してもらうために)
志希(……っ、あは、あはは)
39 = 1 :
ぎゅむっ
P「うおっ」
志希(いい、いい)
志希(そう、キミに、してもらう。それが、いい)
志希(近い、こんなに近い)
志希(あたしの匂いと、キミの匂いが、混ざって)
志希(頭が、脳が。とろけて、なくなりそう)
志希(でも、いい。それも、いい)
志希(もっと、もっと、感じて)
志希(あたしを)
40 = 1 :
志希(胸も)
むにゅっ
P「っ……」
志希(お腹も)
ずりっ
P「し、志希、」
志希(全部、全部、キミに、あげるから)
志希(もっと、混ぜて、全部、全部、ちょーだい)
41 = 1 :
ピクッ
志希(……ふふ。ふふ、ちゃんと、反応してくれてる)
志希(あたしの『雌』に、キミの『雄』が)
志希(嬉しい、嬉しい、嬉しい)
志希(キミを興奮させられてる)
志希(キミは、きっとあたしを求めてくれる)
志希(いいよ、もっと、興奮して)
志希(もっと、求めて)
志希(もっと、捕まえて)
志希(あたしを、全部、全部、)
42 = 1 :
チャリーン チャリーン
P「っ……あ、ちひろさんから、着信」
志希(もっと、もっと、キミを、キミを)
ずり ずり
P(こ、こいつ、全然聞こえてない)
P(目もとろけて、一心不乱に体押し付けて、腰も振っちゃって)
P(……ヤバイ、Pチャンめっちゃ元気になってきた)
P(いや、うん、正直たまらん)
P(でも、千川ちひろ、畜生、これってどうせこれから戻りますメールだよな)
P(10分あれば……いや、いやいや、今の志希は完全にタガが外れてる)
P(ダメだ、ダメだ、この据え膳は今は食えない……!)
43 = 1 :
P「……志希、『おあずけ』」
パッ
志希「っ、え、あ……」
P「ごめん、ほら、今ちひろさんから着信が」
P「あと数分で帰ってくるだろうから。続きは……えっと、まあ、延期で」
志希「……」ギリッ
P「!?」ゾクッ
P「ちょ、落ち着け落ち着け」
44 = 1 :
P「え、えっと……あ、そ、そうそう、実験の結果は」
志希「…………ああ。実験。うん、そう、そうだったね」
志希「ダメ。ダメだよ、これ。絶対に無理」
P「……」
志希「仮説の通りだ。あたし、キミに捕まると、ダメなんだよ」
志希「自由がなくなるとか、そういう話じゃなかったんだ、最初から」
P「……ダメ、って」
45 = 1 :
志希「わかってるでしょ。あたしも今ので確信したよ」
志希「キミに捕まったら、あたしはもう終わり。負け」
P「……なんかヤバい感じではあったけど」
志希「今もだよ。今、こうしてる間も全然興奮が止まないくらい、キミの『モノ』にされたくなってる」
志希「しかもまるでコントロールできない。見たでしょ?」
P(見たというか、うん)
志希「キミがやめろって言わなければ、多分してくれるまであれを続けてた」
46 = 1 :
P「……ごめん。もっと別の命令にすればよかった」
志希「別の?ダメだよ。あれは正解」
志希「キミに命令された瞬間も、キミに体擦りつけてる間も、恐ろしいほど幸せだったもん」
P「……幸せ、って」
志希「さっきの考え方で言えば、本能があたしを褒めてくれてたんだ。よしよし、それでいいぞ、って」
志希「それで、脳内麻薬どばどばー。頭がドーン」
志希「結果、頭も体もとろっとろ」
くちゅっ
志希「ほら。水音しちゃう」
P「……っ」
47 = 1 :
志希「で、延期って、いつ。いつならいいの?」
P「いや、あのな、」
志希「ダメじゃないよね。キミの匂いは絶対にYESって言ってた」
P「……うん、まあ、実際あそこまでされたら拒むに拒めないというか」
志希「ね、いつ?夜?今から二人で失踪しちゃう?」
P「……えっと、予定決めないとダメ?」
志希「……あ。そっか」
48 = 1 :
志希「いや、ううん、決めなくていーよ」
P「うん、それが俺としても助かるというか」
志希「そうだ。そう。いつでも。いつでもいいんだよ」
P「え」
志希「キミに首を掴まれた瞬間、あたしは『負け』なんだ」
志希「だから、キミのタイミングでいい」
P「俺の、タイミング」
49 = 1 :
志希「うん。キミが、欲しくなったら」
志希「あたしがお昼寝中でも、ご飯食べてるときでも、なんなら他の人と話してるときでも」
志希「事務所のソファーでも、車の中でも、その辺の路地裏でもいい」
P「……いや、いやいや、そんな」
志希「あ、携帯持っとく理由ができたね。そーゆー呼び出し方もオッケーだよ?」
志希「もちろん、最後はキミ次第だけど。キミがすることは、ただひとつ。あたしを捕まえるだけ」
P「……俺はそんなこと」
志希「していいんだよ。あたしになら。ううん、違う。むしろ、して欲しいんだ」
P「……」ゴクッ
50 = 1 :
志希「……くく。いいね、その顔」
ちゅっ
P「っ!?」
志希「後でちゃちゃっと襲ってくれてもいいよ~♪今すっごいムラムラしてるから」ヒソッ
P「だ、だから!」
志希「はーあ、ちひろさんってば、間が悪いなー」
志希「びっしょびしょだし匂いでバレちゃうよー、これ。着替え着替えーっと」
志希「ふふ、キミもズボンの中のそれ、早くどうにかしなよ~♪」
P「……」
Pチャン「……」
志希「手伝う?」
P「いや、本当、とりあえず離れて、俺も落ち着かないから」
志希「ししし」
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