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    元スレ提督「安価でますますみんなと遊ぶ」

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    352 :

    暁にエスプレッソの飲み方吹き込む

    353 :

    ―食堂―

    提督「食後の飲み物はエスプレッソ……うーん、至福の一時」

    「……」

    提督「どうした、暁も飲んでみたいのか?」

    「そ、そういうわけじゃないけれど……コーヒー苦いし……」

    提督「これはコーヒーではないぞ、エスプレッソだ」

    「えすぷれっそ?」

    提督「……一口飲んでみるか?」

    「に、苦くない?」

    提督「砂糖とかも入れてるから、少し甘いぞ」

    「う、うん…………」ゴクッ

    354 = 353 :

    提督「どうだ?」

    「うぅ、しれいかんのうそつき……」

    提督「ちなみに、エスプレッソは本場では二口くらいで一気に飲むのだが……暁にはまだ早いか」

    「……! は、早くないわ! 全部飲んで見せるんだから!」ゴクゴク

    提督「おお、良い飲みっぷり」

    「うぇぇぇぇ……」

    提督「うんうん、よく頑張った」

    「り、立派なレディーなら当然よ!」

    提督「じゃあ、もう一杯いくか」

    「えっ」

    355 = 353 :

    提督「どうした、やはり暁には苦すぎたか」

    「う、うう……ど、どんと来なさい!」

    提督「その言葉を待っていた!」

    リットリオ「提督、おかわりは本場では無しですよ」

    提督「おっとリットリオ。さすがにリットリオの前ででは嘘はつけないか」

    「嘘……? し、司令官!」

    提督「すまんすまん。だが、間違ったマナーはおかわりについてのみだ。だから、砂糖も混ぜてないし、二口くらいでクイッと飲むのは嘘じゃない」

    「そうなの?」

    リットリオ「ええ、その通りよ。あとは、そこに残った砂糖を食べておしまいね」

    「……し、知ってたわそれくらい! だって暁はレディーなんだからね!」

    提督(リットリオに聞き返してたくせに……可愛い奴め)

    356 = 353 :

    ―執務室―

    提督「ちなみに、ミルクなどを入れると名前が変わる。でも、暁が飲むとなると……カプチーノ……いや、カフェ・モカくらい甘くした方が良いか」

    提督「うちには本場の人も居るし、それっぽい味が再現出来たら振舞ってみるか」

    ↓2

    358 :

    重巡集めて戦車戦させる

    359 :

    青葉「実際、陸軍ってどういう風に戦っているんでしょうね」

    提督「なんだ、藪から棒に」

    青葉「青葉たちは海軍ですから海の戦い方は知っているんですけど、陸でどのように戦っているのか気になってですね」

    提督「なんで突然そんなことを考えたのは知らんが……やってみるか?」

    青葉「はい?」


    ~~~~~~~~

    提督「最上隊、右の通路に敵歩兵三名。おそらく突撃兵、頼む」

    最上『分かった。全員で向かえばいいんだね』

    提督「ああ、そこを抜けられると後ろに回られる。あと妙高隊、偵察のオイゲンからの情報によると地雷が設置されているみたいだ、頼む」

    妙高『戦車が通る前に片づけておけばいいんですね』

    那智『それだけなら四人もいらないだろう、そっちに救援は居るのか?』

    提督「いや、仕掛けられていたということは他に敵もいるはず、四人で向かってくれ』

    足柄『なるほどね。さあて、怯える子猫ちゃんはどこかしらね~』

    360 = 359 :

    青葉『……あの、青葉達は何しているんでしょうか』

    提督「なにって、BFだが」

    青葉『陸軍の戦い方を聞いたのに、なぜゲームに……』

    提督「このゲームはリアルな戦争を楽しめるともっぱら評判だぞ」

    青葉『そうですけど……』
    古鷹『提督、拠点内の戦車が固くて突破が出来ません!』

    提督「青葉、お前工兵だっただろ、衣笠連れてバックアップしろ」

    青葉『あ、はい……というより、みんな上手ですね』

    提督「実は一部の奴らとはこっそりやっていたり」

    青葉『陸軍どうこうより、そっちのほうが記事にしたくなってきましたよ……』

    利根『すまん、ヘリを落とし損ねてしもうた!』

    提督「じゃあ、そっちは俺とザラで片づける。青葉、とにかく北のA地点で古鷹と合流しろ」

    青葉『分かりましたよ……』

    ザラ『提督、落とせるんですか?』

    提督「見たところ相手のヘリはそんなにうまくないみたいだからな。簡単に撃墜できる」

    361 = 359 :

    高雄『私達はどうしますか?』

    提督「とりあえず、このヘリを落としたら……」
    青葉『あっ』

    古鷹『青葉さん! 提督、敵がここからリスポーンしてるみたいで、増えているのですけど!』

    提督「……戦車持って急行するぞ。摩耶だけはトラックでここまで迎えに来てくれ」

    高雄『了解しました』

    妙高『なら、私達も向かった方が良いですか?』

    提督「そうだな、そのまま敵の背後を付くように移動してくれ。オイゲンの偵察では敵はいないらしい」

    妙高『なるほど、戦車だけでも落としますか』

    提督「出来るなら頼む」

    妙高『分かりました』

    青葉『……ガチ勢ですか!? あんなのあっさり倒せるわけないじゃないですか!』

    提督「いや、戦車破壊は何故か羽黒が得意でな、敵の数が不安だが、おそらくやってくれるだろうと」

    青葉『いえいえ、そんな上手くいくわけ……』
    羽黒『目標撃破です』

    提督「よくやった。その他の歩兵たちはこのまま戦車で押しつぶす。あ、青葉は多分敵が攻めて来るからそこの拠点で待機な」

    青葉『な、なんだか初めて青葉がついていけない話になったんですけど……』

    362 = 359 :

    ―執務室―

    提督「まあ、あれだ。戦い方や戦略の勉強にもなるからとゲームをしない一部の奴らを進めたらな……」

    提督「なんにしても、この人数で出来る事は稀なんだが」

    ↓2

    363 :

    瑞鳳と玉子焼きは砂糖派かダシ派かかくにん

    364 :

    大和と花見

    365 :

    ―公園―

    提督「おー、前来た時より、綺麗に咲いてるなぁ」

    「そうですね」

    提督「一枚、どうだ?」

    「一枚ですか?」

    提督「ほら、カメラを持ってきたんだ。桜はいつか散るものだが、この箱の中に収めたものは散ることはないだろう」

    「……そのセリフ、どこからの受け売りですか?」

    提督「雑誌」

    「ですよね」

    提督「だが、共感したことは本当だぞ。だからこそ、こうしてカメラを持ってきたわけだしな」

    「……そうですね、私もその言葉、いいと思いますよ」

    提督「だろう。だから、桜をバックに一枚撮ってもらおうか」

    「はい」

    366 = 365 :

    ~~~~~~~~

    提督「いい物が撮れたな」

    「たまたま通りがかった人がカメラマンの仕事をしている人で良かったですね」

    提督「ああ、この幸運に感謝だな」

    「そういえば、お弁当も作ってきたんですよ」スッ

    提督「そうか! 大和の手作りか?」

    「はい。間宮さんや鳳翔さんほどは上手に作れていないですけど……」

    提督「あの二人と比べたらだれの料理でも勝るわけがないだろう」

    「それもそうですね」

    提督「でも……いただきます、もぐもぐ……うん、こういう大和が作ったというのがわかるような味も好きだぞ」

    「褒められているのか微妙にわかりづらいですね。そんなにわかりやすいですか?」

    提督「大和ホテルというだけあって、ちょっと豪華な味がするんだ」

    「もう! ホテルじゃないですよ!」

    提督「はっはっは、すまんすまん」

    367 = 365 :

    「……ここは平和ですね」

    提督「どうした、突然感傷に浸って」

    「桜が舞うこの公園にきて、なんとなく、思ったんです」

    提督「……そうだな、だが、これはお前たちが守り続けているからこそ見ることのできる光景だ」

    「はい」

    提督「だから、共に守り続けよう、この平和を」

    「提督……」

    提督「……よし、ビデオカメラはばっちり。これを流せば落ちた俺の威厳も取り戻せるだろう」

    「……はい?」

    提督「桜を背景に大和を諭す姿、これなら復権間違いなしだな。……ん、どうしたやま――」

    368 = 365 :

    ―執務室―

    提督「なんか怒らせてしまったな……」

    提督「というか、撮った内容も青葉からNG貰ったんだが、何かいけないシーンでもあったか……?」

    下2

    369 :

    >>363

    370 :

    夜桜の散るのを見ながら木曾と花見酒

    371 = 370 :

    しまったよく考えたら花見で被ってるなすまん

    372 = 369 :

    花見自体今年はすでに春雨といってるしまだ被ってない方

    373 :

    ~夜・庭~

    木曾「……提督、どうした」

    提督「げっ、気付かれた」

    木曾「そんな離れた所に居なくてもいいだろ。近くにこいよ」

    提督「いや、なんだか夜桜に木曾が一人で酒をあおっている姿が様になっててな」

    木曾「なんだそれ。寂しい奴と思ってるのか」

    提督「いやいや、そんなつもりはないから!」

    木曾「なんてな、冗談だ。褒められて悪い気はしない」

    提督「冗談か……木曾が冗談を言うなんて珍しいな」

    木曾「俺だって冗談の一つや二つくらい言う。それに、少し酔ってるのもあるからかもな」

    提督「そうか」

    374 = 373 :

    木曾「……提督も飲むか」

    提督「いいのか?」

    木曾「一人酒も飽きてきたところだからな。っと、そういえば昼にも花見に行ったって聞いたが、もしかしてこの桜じゃ肴にならないか」

    提督「いや、少ない桜を見るのもそれはそれで一興だ」

    木曾「ふっ、そうだな」

    提督「なんだ、木曾も同じことを思っていたのか」

    木曾「桜に囲まれて酒を飲むのも良いが、一人で飲む分にはこれだけで十分だ」

    提督「木曾とはうまい酒が飲めそうだ」

    木曾「俺も今日は気分よく飲めそうだ」

    375 = 373 :

    ~~~~~~~~

    提督「んくっ……はぁー……しかし、こんな所に桜の木なんてあったんだなぁ」

    木曾「ここは隠れてるし、すぐに花も散るからな」

    提督「え、マジで? ……そういや、そうだな」

    木曾「桜は散り際が一番美しい……良く言ったもんだよな」

    提督「それには同意しかねるな。長く咲き続けるからこそ、美しさを感じる事が出来るんだろう」

    木曾「……かもな。まあ、桜が散るなんて、あたりまえのことではあるが、わざわざ口に出す事ではないな」

    提督「だな」

    木曾「……」

    提督「……だが、この桜が綺麗なのは俺も同意だ」

    木曾「……だよな」

    376 = 373 :

    ―執務室―

    提督「夜に見る桜と昼に見る桜はやはり違うものだと思わせられる」

    提督「そうだ、あの桜も写真に収めておこう」

    ↓2

    377 :

    睦月型と筍掘り

    378 :

    村雨とショッピングで着せ替えする

    379 :

    ―デパート―

    村雨「つきあわせてごめんなさいね」

    提督「問題無い。暇してたしな」

    村雨「あら、本当に暇だったのかしら? 霞ちゃんに聞いちゃってもいい?」

    提督「それは勘弁してくれ。暇だったとしても怒られる」

    村雨「うふふ、それで、私のお買い物に付き合わせちゃったし、私も提督のお買い物に付き合うわよ」

    提督「それは本当か」

    村雨「ええ」

    提督「だったら、大分前にしたかったことがあったんだ」

    村雨「したかったこと?」

    380 = 379 :

    ~~~~~~~~

    提督「こっちの方が良いかな!」

    村雨「そうですねー」

    提督「どうした、女の子といえば、服とか見るともっとキャーキャー言うところじゃないのか」

    村雨「うーん、どちらかというと、ノリノリな提督に引いてたりするかな」

    提督「な、なんだと……!」

    村雨「なんて、冗談でよ。私の為に選んでくれているのだから、もちろんうれしいわ」

    提督「そ、そうか……じゃあさっそくこれを着てくれないか!?」

    村雨「はいはーい、村雨の違う一面、ちゃんと見てね♪」

    提督「ああ、あとこれとかこっちの方とか……」

    村雨「もう、ちょっと急ぎ過ぎよ。ちゃんと着てあげるから、焦らなくて良いのよ」

    提督「すまんすまん、前にここに来てからずっと村雨に似合いそうな服を考えていたもので」

    村雨「あら♪ 提督の意外な一面が見えて嬉しいかも」

    提督「そんな意外か?」

    村雨「ええ。そろそろ着て来るわね」

    提督「ああ。期待しているぞ」

    381 = 379 :

    ~~~~~~~~

    村雨「提督、どう?」

    提督「おお、予想通り、似合ってるぞ!」

    村雨「ありがと。提督が選んだこのカーディガンも良い感じよ」

    提督「じゃあ次はこっちの方を……」


    村雨「このチュニック、どうかしら? うふふ、春の季節にもぴったり」

    提督「うん、俺の見立ても間違ってなかったみたいだ。可愛いぞ!」


    村雨「このシフォンはどうかしら?」

    提督「そのゆったりした感じが色気を誘って素敵だぞ!」


    村雨「セーラーワンピースかしら、やっぱりいつも通りがお好きなの?」

    提督「似ている服でも、ちょっと違えば印象って変わるもんだろ」

    村雨「あら、なら感想はどうなの?」

    提督「とても似合っている。ここにしかない可憐さも秘めているように感じるぞ!」

    382 = 379 :

    ―執務室―

    提督「話に落ちは無いが、まあいろいろ買ってあげたということで……」

    提督「……出費に関しては、見なかったことにしよう」

    ↓2

    383 :

    初春型とカラオケ

    384 :

    明石を労う

    385 :

    ―売店―

    明石「あ、提督? 今良いものが入荷したんですよ」

    提督「へー、どんなのだ?」

    明石「肩たたき券です!」

    提督「売り物じゃない!」

    明石「冗談ですよ。さすがに肩たたき券が売り物になるとは思っていませんよ」

    提督「……」

    明石「提督? じっと見つめてどうかしましたか」

    提督「いや、やっぱりこれを貰おうか」

    明石「え、ええっ! こんな紙切れに強制力はないですよ!?」

    386 = 385 :

    提督「別に強制力とかいらんし。ただ、使い道を早速発見したから使ってみようかなって」

    明石「使い道ですか?」

    提督「おう、それでいくらだ」

    明石「さ、流石にお金は取れませんって。ジョーク商品なんですから」

    提督「ふうん、それなら……ほら」

    明石「? どうしたんですか、肩たたきしてほしいんですか?」

    提督「逆だ、してやるから好きに使え」

    明石「え、えっと……」

    提督「交渉の仕事もだが、こうして店番もしてくれているだろう。その感謝だ」

    明石「て、提督が感謝……!?」

    387 = 385 :

    提督「なんだ、意外か?」

    明石「い、意外といえば意外ですが……」

    提督「ですが?」

    明石「その……嬉しくて……」

    提督「……」

    明石「で、では、もししてほしい時が来たら、ありがたく使わせて頂きますね」

    提督「……うーん、まだ固いな」

    明石「固い、ですか」

    提督「やっぱ、物だけの労わりじゃ足りないか」

    明石「そ、そういうわけでは……!」

    提督「いや、明石、お前は頑張ってくれている。これからもよろしく頼むな」ナデナデ

    明石「て、提督……ありがとうございます」

    388 = 385 :

    ―執務室―

    提督「肩たたき券が売られてなかったら、こういうことしようと思わなかっただろう」

    提督「とはいえ、感謝の念を抱いていたのは本当だ。良い機会だった」

    ↓2

    390 :

    秋月と桜餅食べる

    391 :

    ―秋月型の部屋―

    提督「今日のおやつは桜餅だ!」

    秋月「……だいぶ前に量産した奴じゃないですよね」

    提督「さすがに違う。余ったもち米ではあるけども」

    秋月「それなら、いいですけど」

    提督「……でも、秋月の事だから、あの時の桜餅でも食べるだろ」

    秋月「そ……! そんなことはない、ですよ?」

    提督「さすがに冗談って事にしておけ」

    秋月「はい……」

    提督「一応言っておくと、これは俺が作った物だから、味に関しては保証しないぞ」

    秋月「それは保障されてるって事じゃないですか?」

    提督「……褒めても何も出んぞ」

    秋月「そういうつもりじゃないですよ」

    392 = 391 :

    提督「とにかく、まずは食べてみろ。自信作なんだぞ」

    秋月「で、では……」パクッ

    提督「……うむ、自分で作って言うのもなんだが、結構上手に出来てるな」

    秋月「そうですね……すごくおいしい……」

    提督「これなら間宮のデザートにも勝てるかもしれんな」

    秋月「いえ、それは無理かと」

    提督「正直だな秋月」

    秋月「あっ、すみません」

    提督「真面目なトーンで謝られても……」

    393 = 391 :

    秋月「で、ですけど、凄く美味しいのは本当ですよ」

    提督「それでも間宮には勝てないんだろ」

    秋月「それは……」

    提督「……なんて、別に何とも思ってないぞ。そう簡単に間宮を越えれると思ってないし」

    秋月「ほっ……ですが、本当に美味しいと思いますよ。この葉っぱとかどうしたんですか?」

    提督「どうしたって?」

    秋月「なんだか、凄く食べやすいんです。味もしっかりしてますし……」

    提督「ああ、そりゃ作ったからな」

    秋月「……作った? もしかして、味付けからですか?」

    提督「ああ、だから葉も本物だ」

    秋月「そ、それは凄いですね」

    提督「はっはっは、そうだろう」

    秋月(凄いには凄いんですけど……その情熱を別の所に注いでも良いと思うんですけどね)

    394 = 391 :

    ―執務室―

    提督「なんだかんだと楽しみながら食べた」

    提督「じつは餅の色も桜から取った物だったり」

    ↓2

    396 :

    卯月漣巻雲のウサギを集めて飼育してみる

    397 :

    ―庭―

    「あれー、どこに行ったんだろ」

    卯月「おや、誰か探してるぴょん?」

    「そんなところ」

    卯月「実はうーちゃんも探してるぴょん」

    「おやおや、それはそれは――」

    卯月「……」

    「ご主人様が怪しいね」

    卯月「ぴょん」

    ~~~~~~~~

    提督「おー、よしよしよし」

    巻雲「司令官様、巻雲にも触らせてください!」

    提督「じゃあ、かわりに巻雲のウサギも触らせてくれ」

    巻雲「いいですよ、はい」

    提督「ありがと」

    398 = 397 :

    「あーっ! ようやく見つけましたよ!」

    提督「げっ、もう見つかったか」

    卯月「うーちゃんたちのウサギを勝手にとるなんて、よくもやってくれたぴょん!」

    巻雲「え、でも可愛いですよ?」

    「可愛いのは知ってる、そういうことじゃないから」

    巻雲「??」

    卯月「……はぁ、なんだかもういいぴょん」

    「これが脱力系巻雲ちゃんの力……」

    卯月「司令官はどうしてうーちゃんたちのウサギを狙ったぴょん?」

    提督「飼育してみたかった」

    「うーん、イエローピーポーですかね」

    巻雲「黄色の救急車のこと?」

    卯月「ここまで救急車来てくれるかな?」

    提督「カー! ボケがいのない子たちだよ!」

    「突っ込みいないですからね」

    399 = 397 :

    提督「とりあえず、飼育は半分冗談で半分本気だ」

    卯月「うーちゃんに対してのイタズラじゃないぴょん?」

    提督「いたずらでウサギをさらったりするか。まあ、真面目な話をすると、生態の管理だな」

    巻雲「せいたい……?」

    提督「なんだ、このウサギたちはお前らに引っ付いてきたものだろ。それ故に疑問も尽きないわけだ」

    「でも、ご主人様はそこまで気にしていなかったですよね」

    提督「上の方がな……ほれ、ニンジンだぞ」

    巻雲「ウサギってニンジンをあまり上げない方がいいんですよ。あげるなら葉の方がいいです」

    提督「えっ……そ、そうなのか?」

    兎<コクコク

    「は、初めて知りました……」

    卯月「うーちゃんも……」

    提督「ま、巻雲に教えられる日が来るとは……」

    巻雲「?」

    400 = 397 :

    ―執務室―

    提督「意外とウサギは凶暴だし、構いすぎるとストレスがたまるという……」

    提督「想像のウサギとは大違いだな……そして、それをまさか巻雲に教えられる……」

    提督「いやまて、そもそもあいつらのウサギは実際のウサギと同じように扱ってもいいのか!?」

    下2


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