元スレ提督「安価でますますみんなと遊ぶ」
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551 :
―とある軒下―
ザーザー
提督「買い物から帰ろうとしたら、すごい土砂降りだなぁ……」
五月雨「そうですね……」
提督「この前も雨だったし……これが五月雨ってやつかな」
五月雨「司令官、それが言いたかっただけですよね」
提督「そうともいう。だが、雨は偶然だぞ」
五月雨「流石にそれはわかってますよ」
提督「……で、いつ止むんだろうか」
五月雨「どうでしたっけ……確か今朝の天気予報では……」
「今日は深夜まで雨降るらしいぜー」
「マジか、こんな日に傘忘れる奴はやばいな」
552 = 551 :
提督「……一日中雨だそうだな」
五月雨「はい、そうでした……」
提督「こうしていても埒があかない。いっそ駆け抜けるぞ」
五月雨「駆け抜けるって……この雨の中をですか!」
提督「どうせ後は帰るだけだ、誰に迷惑をかけるでもない」
五月雨「そ、そうかもしれませんけど」
提督「こうしていてもしょうがないぞ。さあ五月雨、覚悟を決めろ」
五月雨「いえ、私は海に出るので濡れるのは慣れてますけど、司令官が……」
提督「なら問題ないな、行くぞ」ダッ
五月雨「あっ!」
553 = 551 :
~~~~~~~~
提督「こうして雨に濡れながら帰るのは久しぶりだ!」
五月雨「前にもしたことあるんですか!」
提督「あんときは風邪ひいてな! 五月雨も、帰ったらすぐに風呂に入って体を温めろよ!」
五月雨「司令官もですよ!」
提督「ははは、わかってる!」
五月雨「もう……あっ」ツルッ
提督「おっと、危ない」ガシッ
五月雨「あ、ありがとうございます」
提督「ドジっこも気をつけろよ、水たまりに突っ込むところだったんだから」
五月雨「ドジっこ言わないでください! ……でも、水たまりも今更ですね」
提督「それもそうか。すでに濡れてないところなんてないくらいずぶぬれだしな」
五月雨「ふふ……帰りましょうか」
提督「そうだな。たまにこうして雨に濡れるのも、悪くない」
554 = 551 :
―執務室―
提督「さすがにこの季節でも濡れて帰るのは寒いな……」
提督「ま、雨の中濡れて歩くのは嫌いじゃないが」
下2
555 :
朝潮に引っかけ問題を出して遊ぶ
556 :
皐月をかわいがりまくる
557 :
イタリア艦とポーラ歓迎会
558 :
提督「皐月? 可愛いね!」
皐月「な、何、突然」
提督「例のあのセリフはいつ聞いてもよくてな」
皐月「あのセリフ?」
提督「そう、これ」
皐月『ボクとやりあう気なの? かわいいね!』
皐月「い、いつの間に撮ってたの!?」
提督「そりゃ通信からさっと音源だけ」
皐月「うぅ、恥ずかしいよ司令官……」
提督「で、改二にもなっただろう」
皐月「うん」
提督「こりゃ今一度皐月の可愛さを再確認するときかなって」
559 = 558 :
皐月「可愛さを再確認って、司令官いつにもましていきなりだよね」
提督「嫌か?」
皐月「それは意地悪だよ……」
提督「ふふん、断れないと思って聞いたからな」
皐月「いい性格してるよね、司令官」
提督「そもそも、皐月の方だってよく可愛いって言ってくるだろ」
皐月「え、そうかな?」
提督「たしかホワイトデーの時とか言ってなかったか」
皐月「あ……」
提督「だから、こう、お返しをな」
560 = 558 :
皐月「具体的にどうするのさ……」
提督「そうだな……ほら、こっちこい」ポンポン
皐月「? うん」
提督「ほら」グイッ
皐月「わっ、ひ、引っ張らないでよ。もう、ボクを膝の上に座らせてどうするつもりなの」
提督「可愛い可愛い皐月ちゃんには、こうして愛でてあげようかと思ってな」ナデナデ
皐月「く、くすぐったいって、司令官」
提督「だが嫌ではないんだろ」
皐月「う~、そうやって先回りしないでほしいな」
提督「ふふ、まあ今日の皐月には拒否権はない。のんびり撫で繰り回されるといいわ」
皐月「撫でって…………えへへ……」
提督(あ、本当に嫌じゃないんだ)
561 = 558 :
―執務室―
提督「冗談じゃなく皐月は可愛い」
提督「ちょっとお姉さんのようでまだまだ子供っぽいところとかかわいい」
下2
562 :
563 :
夕立と秋津州でラップの練習
564 :
565 :
あ”あ”あ”ぁ”ぁ”あ”!”?”皐”月”ち”ゃ”ん”か”わ”い”い”ね”っ”!”
566 :
秋津洲「ラップっていうのが巷の町で大流行かも!」
提督「何年前だよ……」
秋津洲「ラップが何か知ってるっぽい?」
提督「何かは知っているが、作ったりはないな」
秋津洲「ラップがどういうのか教えてほしいかも!」
提督「うーん……夕立、ゆうだちー」
夕立「提督さん呼んだっぽい?」
提督「こちらのお嬢さんにラップを教えてやれ」
夕立「適当なこと言わないでほしいっぽい。夕立、ラップなんてうたったことないよ」
提督「あれ、そうだっけ? 誰かから妙にテンポのいい歌を聞いたんだけど……」
567 = 566 :
秋津洲「とにかく、教えてほしいかも!」
提督「まあ、簡単に言えば今日のテンポに合わせて言葉を連ねることだな」
秋津洲「どういうことかも」
提督「そうだなぁ……ヘイ秋津洲お前は無茶ぶり大杉あり得ないついでにかもかも大杉マジあり得ない」
秋津洲「いきなり馬鹿にするなんてひどいかも!」
夕立「音楽がないとやっぱり変っぽい」
提督「お前ら……」
秋津洲「ほかに何か例は出せないの?」
夕立「提督さんは見てるものが偏ってるっぽいから」
提督「夕立すらフォローに回らないとか、そんなにさっきのラップひどかったか!?」
568 = 566 :
秋津洲「とにかくテンポに合わせればいいかも?」
提督「そうだよ」
秋津洲「……かもかもかもかもかかもかも」
提督「!?」
秋津洲「かもかもかもかもかかもかも」
夕立「っぽいぽいぽいぽいぽぽいぽい」
提督「!?」
秋津洲「かもかもかもかもかかもかも」
夕立「ぽいぽいぽいぽいぽぽいぽい」
提督「……秋津洲、突然何かましているんだよ。夕立まで一緒になって。まじこいつらクレイジーだぜ」
霞(なにやってるのかしら……巻き込まれたくないから放っておきましょ)
569 = 566 :
~~~~~~~~
提督「意味なく言葉をつなぎ合わせても、それがテンポ良ければラップ」
提督「まるでロックみたいだな……」
下2
570 :
鎮守府から発射されたエネルギー砲(んちゃ砲)が全国ニュースになっていた
572 :
末尾0、やるにしてももう少し巧妙に頼む
今回のはちょっと笑っちゃうほど下手い
573 :
―食堂―
提督「ふーん、深海から使者ねー。どうせまたただの噂なんだろうけど」
赤城「提督、おはようございます」
提督「ああ、おはよう」
赤城「新聞ですか、いいですね。そういえば面白い記事があるの知ってますか?」
提督「面白い記事?」
赤城「はい、なんでも高濃度エネルギーがどこからか放出されたとか」
提督「なんだそれ、怖いな」
赤城「それが、この鎮守府の方から放出されていたみたいなんです」
提督「あー……もしかして、あきつ丸の報告って」
赤城「それはよくわかりませんが、敵からの攻撃かもしれないと思うと、警備はもっと厳重にしないといけませんね」
提督「敵から、ねぇ……」
赤城「?」
574 = 573 :
~~~~~~~~
青葉「で、そこのところどうなんですか?」
提督「知らん」
青葉「嘘ですよー、何か事件があったらまずは司令官を疑えって言われますから」
提督「誰が言ってんだそれ。間宮券没収するぞ」
青葉「あ、青葉に言われてもわかりませんよ。それで、本当に知らないんですか?」
提督「知らない」
青葉(司令官が目をそらして一言の時は絶対に何か知っているときなんですけどねー)
提督「もういいだろう、さっさと朝食を食べさせろ」
青葉「しょうがないですね、いつか聞かせてもらいますからね」
提督「知らん」
575 = 573 :
―執務室―
提督「ったく、鎮守府からエネルギーほだなんて、そんなことありえるわけないだろう。気分転換にテレビでも見よう」ピッ
『――鎮守府より観測された高濃度のエネルギーは海の方を伝い――敵に対して放たれたものだと解釈が――』
提督「」
霞「何ぼーっとしてんの」
提督「いや、そのこれ……」
霞「ああ、まあ気にしなくていいんじゃない。適当に言い訳はしておいたし」
提督「え、本当に大丈夫?」
霞「一応大丈夫のはずよ。まあ、こちらとしてもわかってないことに対して追及されてもね」
提督「だ、だよなー」
霞「はぁ……今後は気をつけなさい」
576 = 573 :
バタン
提督「気を付けろっても、俺もよくわかってないんだけど……」
提督「いや、あれは意地でも夢ってことにするぞ、うん」
下2
577 :
下
578 :
579 :
夕立と秋津洲のラップの応酬に高波とヴェールヌイも参戦
580 :
―朝潮型の部屋―
提督「朝潮、クイズをしよう」
朝潮「クイズですか?」
提督「ああ。こうした戯れもたまにはいいだろう」
朝潮「戯れ、ですか。はい、いいですよ」
提督「よしよし、では第一問だ。パンはパンでも食べられないパンは?」
朝潮「フライパンですか?」
提督「……では第二問」
朝潮「え、あれ、一問は?」
提督「第二問だ」
朝潮「正解だったんですか?」
581 = 580 :
提督「第二問。荷物を運んでいたトラックが急カーブをしました。何をおとした?」
朝潮「速度ですか?」
提督「……第三問」
朝潮「正解なんですね」
提督「誰も仕事の遅刻をしない日はどんな日だ」
朝潮「休みの日です」
提督「なぜひっかからない!」
朝潮「どこかで聞いたようなものが多かったのでつい……」
提督「即席でなにか考えろと言うことか」
朝潮「い、いえ、そんなつもりでは!」
582 = 580 :
提督「いや、フォローなどいらない。自分の実力不足だということはわかっている」
朝潮「実力不足だなんて、そんなことは……」
提督「少し待て。なにかすぐに考えてみる」
朝潮「そ、そこまでしてもらわなくていいんですよ?」
提督「…………」
朝潮(すっかりやる気になってますね……)
提督「よし……第四問。改装設計図を十個持った状態で、最も多く改装できる艦はだれでしょうか」
朝潮「ビスマルクさん……は違いますよね?」
提督「さすがに即席で考えたものはすぐには解けないか」
朝潮「……あ、わかりました」
提督「えっ」
朝潮「正解は――」
583 = 580 :
―執務室―
提督「まさかこんなに早く分かるとは……」
提督「真面目は子ってこういうの苦手だと思ってたんだがなー」
↓2
584 :
585 :
586 :
提督「アイオワか」
霞「ええ、失礼の無いようにしなさいよ」
提督「何故共に戦う仲間に気を使わなければならん」
霞「一応今回はアメリカの艦娘よ。いつものような馬鹿なマネをするのはよくないわよ」
提督「いつものような馬鹿なマネ? はて、知らんな」
霞「……まあ、あんたは馬鹿ではあるけど間抜けではないから、その辺はまかせたわよ」
提督「心配しなくても無謀なマネなんてしない。で」
霞「?」
提督「まさか秘書官がそれだけの為に話しに来たわけでもないだろう」
霞「半分以上はさっきのが用事なんだけれど……なにか変な事をしようとしているという噂を聞いたのよ」
提督「ふーん」
霞「……まあ、いいわ」
提督(……)
587 = 586 :
―工廠・深夜―
提督「馬鹿め、俺が大人しくしていると思ったか」
夕張「何を言ってるんですか。こんなもの突然仕入れさせて」
提督「おお、これがフェアレディか。いいではないか」
夕張「また何を考えているんですか」
提督「なに、ちょっとしたサプライズだよ」
夕張(ぜった碌な事しませんよね……)
提督「というわけで、これをここに配備して置け」
夕張「……もしかして、これに乗って扉を突き破って登場とか」
提督「そこまで派手な事はしない」
夕張(それくらい派手な事はするんですね)
提督「ふふふ、まあその時のお楽しみな」
夕張(久しぶりに不安をあおられましたよ……)
588 = 586 :
―執務室―
提督「といっても、特に何も考えては無かったが」
提督「あっちでもなかなかに有名だろうという気持ちそれだけだったし」
↓2
589 :
一式陸攻を参考に二式大艇を陸上型に改造してみる
590 :
珍しく秘書艦が弱味を見せてあまえてくる!
591 :
592 :
―提督私室―
提督「さーて、そろそろ寝るかー」
コンコン
提督「ん? 入っていいぞ」
霞「失礼するわ。……もしかして寝てた?」
提督「今からな」
霞「そう、ならいいわ。おやすみなさい」
提督「……どうした、何か悩み事か?」
霞「はぁ……こういう時ばかり鋭いんだから」
提督「そりゃ、いつも見てるからな。様子がおかしいのなんてすぐにわかる」
霞「つまり、あんたがもうちょっと真面目なら見破られることもなかったってことね」
提督「言いたいことはわかるし否定しない」
593 = 592 :
霞「さて、ちょっと愚痴になるけど」
提督「どんと来い」
霞「……正直、不安なのよ。アメリカ艦、しかも既存で存在している艦娘が来るのは」
提督「なんだ、だからあんなに言ってきたわけか」
霞「ドイツとイタリアの子も今でこそ折り合いはついてるけれど、最初は大変だったし……」
提督「そうか?」
霞「あんたが入ると喧嘩している余裕もなくなるんじゃない」
提督「今日は微妙にけなしてるとも取れる発言するよね」
霞「いつものことじゃない」
提督「それもそうか」
594 = 592 :
霞「とにかく、今回に限っては私だけで納められるか正直不安よ……」
提督「何かあれば俺が」
霞「あんたは被害を大きくさせるだけでしょ」
提督「それをいわれちゃあおしまいだ」
霞「……なんて、嘘よ」
提督「お?」
霞「司令官が馬鹿なことをしてくれているおかげで、新しく着任した子もなじみやすくなっているのよ」
提督(大真面目にやっていることも多いんだけど)
霞「司令官、一応何もないと思う。けれど、何かあった場合は頼むわね」
提督「おう、まかせとけ」
霞「普段からこれくらい頼りになってくれればいいんだけど……」
提督「ていうか、秘書官はもっとツンデレっぽく打ち明けてくるのかと思ってた」
霞「はぁ……そういうこと言わなければ、素直におわれたのだけれど」ギュッ
提督「え、何その手は――」
595 = 592 :
―執務室―
提督「気づいたら寝ていた」
提督「秘書官が何か言ってきたような……うーん……まあ、いいか」
下2
596 :
アイオワを戦艦皆で盛大に迎える
597 :
598 :
―金剛型の部屋―
『本日もまた晴天であり、こんな日にはお寺にも人が訪れ――』
比叡「ひえぇ、お姉様と同じ名前の象とかあるんですね」
提督「なんだ、知らなかったのか?」
霧島「有名ですし、聞いた事くらいあると思いますけど」
比叡「実物は見た事無かったから……」
榛名「少し遠出しなきゃいけませんしね」
提督「写真くらいならすぐに見られるぞ」
比叡「そうですね。金剛お姉様は知っていますかね?」
提督「流石に知ってるんじゃないか。まあ、知らなかったとしても言わない方が良いと思うけど」
比叡「?」
提督「そうだな、分かりやすく作って来てやろう」
霧島(また変なこと考えましたね)
599 = 598 :
~数十分後~
提督「作って来たぞ」
霧島「一回私に見せてください」
提督「な、なんだよ、ちょっとしたジョークだから怒るなよ?」
霧島「怒るような物作って来たんですか……どれ」
提督「金剛力士像の顔を金剛にしたぞ」
霧島「……絶対に金剛お姉様に見られないようにしてくださいよ」
提督「分かってるって」
比叡「見ても良いんですか? ……ひえーっ!」
榛名「あっ、比叡お姉様、そんな突然手を離しては……!」
ビュオオオオオオオオ バサッ
提督「大変だ! 風でクソコラが飛んで行ったぞ!」
榛名「たしか、もう金剛お姉様が帰ってくる時間ですよね!?」
霧島「分かっていた展開でしたけど!」
600 = 598 :
―母港―
金剛「フー、今日も近海は平和でしたネー」
天城「そうですね。……あれ、こっちに走ってきているのって、提督じゃないですか?」
金剛「提督ー!? もしかしてワタシに早く会いたくて迎えに来てくれたんですネー!」
天城(あの提督でそれは無いと思いますけどね)
金剛「提督ー!」ダッ
提督「やばい、もう金剛が帰って来てる!」
霧島「どうするんですか、気付いてないみたいですけど、良い感じにお姉様の方へ紙が飛んで行ってますよ!」
比叡「というより、目の前に落ちます!」
提督「こうなったら比叡! 俺を思いっきり投げろ!」
比叡「なるほど、お姉様が手にする前に奪えればいいんですね! 気合! 入れて! 投げます!」ブンッ
提督「投げるの早てか勢い付き過ぎぃいいいいいいいいい!!」バシャァン
榛名「う、海に落ちましたよ!?」
比叡「ちょっと力を入れ過ぎちゃったみたい」
金剛「……て、提督ぅー!」
天城(何だか変な紙を奪っていったみたいですけど……とにかく、今は提督を救助しなきゃいけませんね)
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