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    元スレダンテ「シンカイセイカンねぇ」

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    401 = 385 :

    吹雪
    「け、ケルベロスっ!?」

    睦月
    「」

    夕立
    「ぽい・・・?」

    天龍
    「っ!」キラーン

    龍田
    「え~?このワンちゃんがですか~?」

    陸奥
    「・・・えーと、その子供ってこと?」

    ダンテ
    「いや違う。だからこいつがそうだ。 ・・・本当はもっとドでかいはずなんだがな・・・。
     何があってこうなってるのかまではわからねぇな」


    「・・・・・・」

    402 = 385 :

    ダンテ
    「フブキ、こいつは俺の方で預かるぜ。うちのが迷惑かけたな」

    吹雪
    「えっ、あ・・・いえ・・・私は別に・・・」

    v-ェ-v …テテテ

    吹雪
    「あ、あれ・・・?」
    v-ェ-v ストン…←後ろに隠れてる


    ダンテ
    「あん? ・・・ha, えらく懐いてんじゃねぇか」

    吹雪
    「えぇっ なんでだろう・・・」ナデナデ…

    v-ェ-v


    ダンテ
    (・・・・・・へぇ)
    「huh, 悪いな、フブキ。やっぱそいつお前にしばらく任せていいか?」

    吹雪
    「えっ・・・は、はいっ。私は大丈夫ですけど・・・」

    ダンテ
    「thx. 頼んだぜ」

    睦月
    「だ、大丈夫なのかな・・・。噛み付いたりとか・・・」

    ダンテ
    「あぁ、その辺りは問題ねぇ。むやみに吠えたり、噛み付いたりしないように徹底的に仕込んではあるからな。
     身に沁みてたんだろうよ、それくらいはちゃんと覚えてるみたいだぜ」hahaha

    夕立
    「だからずっと大人しかったっぽいー」

    睦月
    「・・・」ソロー…サワサワ…

    v-ェ-v ..メ

    睦月
    「っ・・・」…フフッ

    吹雪
    「・・・んふふっ。 あとは、長門さんに確認かぁ・・・」

    陸奥
    「・・・」

    夕立
    「とりあえず名前どうするっぽい?」

    吹雪
    「あ」

    403 = 385 :

    吹雪
    「考えてなかった・・・」

    睦月
    「そのままの名前だとちょっとアレだね・・・」

    夕立
    「かわいくないどころか、この見た目だとネタっぽい」


    Σv-ェ-v …


    吹雪
    「うーん、いざ考えるとなると難しいかも・・・」

    睦月
    「ケルベロスだから、・・・えーっと、け、ケ○ちゃん、とか・・・?」

    夕立
    「睦月ちゃん、それダメなやつだから」

    睦月
    「えっ」

    天龍
    (・・・ケルベロスだろ? んー・・・ケルベ・・・ケルb・・・・・・)
    「ん・・・ケルビ・・・」

    龍田
    「・・・」
    (天龍ちゃん、それ・・・)

    吹雪
    「っ・・・ケルビ・・・」

    夕立
    「なんかかわいいっぽい!」

    睦月
    「うん、いいねっ」

    吹雪
    「うんうん! その名前、いただいちゃってもいいですかっ?」

    天龍
    「お、おうっ」

    吹雪
    「ありがとうございますっ!」

    天龍
    「・・・なーにっ、いいってことよっ!」ナハハハッ!

    龍田
    (・・・まぁ気に入ってもらえたならいいけど)

    404 = 385 :

    吹雪
    「ケルビっ!」

    v-ェ・v _

    v-ェ-v メ


    ダンテ
    「ha. 気に入ったとさ、よかったな」


    吹雪
    「本当ですかっ!? わぁー、あはははっ」ダキッ
    v-ェ-v
    つu u⊂


    陸奥
    「・・・本当にずいぶんお利口さんなのね」

    ダンテ
    「huh..」
    (・・・まぁ元々しゃべるくらいだからな)

    405 = 385 :

    陸奥
    「ふふふ、決まってよかったわね。
     それじゃケルビのことも報告にまとめておくわね。
     長門はまぁ・・・、事後報告でもいいと思うわ」

    吹雪
    「え・・・、大丈夫なんでしょうか・・・?」

    陸奥
    「大丈夫大丈夫。
     なんとでもなるわよ、あんなちょろ姉」アハハッ

    吹雪
    「そ、そうなんですか・・・?」

    夕立
    「だから言ったっぽいー」

    睦月
    「もう、夕立ちゃんっ・・・」

    ・・・

    吹雪
    「あ、そういえばご飯とかはどうすればいいんですか?この子」

    ダンテ
    「あぁ、基本的には何でもいいな、ドッグフードでもなんでもな。
     適当に残飯でも食わせてやってくれ」

    吹雪
    「えぇ・・・」

    ダンテ
    「ha.まぁ 大丈夫だ。
     たまのご褒美に甘いモンでもくれてやってくれ。それで拗ねたりすることはねぇはずだ」

    吹雪
    「甘いもの・・・それって本当に大丈夫なんですか?」

    ダンテ
    「ああ。いろいろ食わせたりしたこともあったが、腹下したり、具合が悪くなるようなことはなかったからな。
     基本は丈夫な奴だ。そんなに気を使ってやることもねぇよ。
     ハニートーストやらケーキなんかが大好物だな。ま、ハチミツ漬けのモンなら何でも喜んで食うだろうぜ」hahaha

    吹雪
    「わ、わかりました・・・」
    (ラスクも大丈夫だったんだ・・・)

    夕立
    「すごい甘党そうっぽい」

    睦月
    「うふふっ、なんだか可愛いねっ」
    v-ェ-v
    つu u⊂

    406 = 385 :

    パタン

    「早くしないとお昼食べる時間なくなっちゃうよっ!」
    「あわわっ、ご飯どこで食べるの!?」
    「購買に急ぐっぽい!」
    「・・・」

    タタタター


    陸奥
    「私達もどうする?」

    ダンテ
    「食堂は使えないんだよな?」

    陸奥
    「ええ、まだ昨日の片付けも終わってないはずだから・・・」

    龍田
    「たしか、鳳翔さんがもうお昼にはお店を開くって言ってましたよ~」

    天龍
    「あぁそういや言ってたな。今日の昼はまだ食堂が使えないだろうからって。
     間宮さんもそっちの手伝いに行ってるんだっけか」

    陸奥
    「決まりね」

    ダンテ
    「あぁ」

    407 = 385 :

    天龍
    「陸奥さん、ごちそうさまっ!」

    龍田
    「ごちそうさまでした~」

    陸奥
    「はいはい、どういたしまして」

    天龍
    「そんじゃまたな、ダンテ!」

    龍田
    「いろいろ失礼しました~」

    ダンテ
    「おう、またな」

    ・・・

    陸奥
    「出る前にまとめた報告書を大淀に渡してくるから、あなたは先に戻ってて」

    ダンテ
    「ok」

    ・・・
    提督室

    ガチャ

    ダンテ
    (・・・煮物か)
    「なかなかだったな。ん?」パタン

    翔鶴
    「あっ・・・」


    ダンテ
    「おぅ、報告か?」

    翔鶴
    「はい、陸奥さんに・・・」

    ダンテ
    「uhm」

    408 = 385 :

    ダンテ
    (・・・)
    「お前さん、また怪我してんな」

    翔鶴
    「っ・・・これも掠り傷です。お気になさらずに・・・」

    ダンテ
    「huh, そうかい。
     ・・・なぁ、ショウカク。
     ムツが戻るまで、また時間潰しに一勝負でもしてみねぇか?」

    翔鶴
    「・・・ポーカーですか?」

    ダンテ
    「ああ」

    翔鶴
    「・・・わかりました。お相手させていただきます」ウズ… ←前回勝ち越してるので、若干ハマってきてる

    ダンテ
    「good, そうこなくちゃな」ガチャ ←私室へ

    ・・・

    ダンテ
    「次はお互いで賭けてやろうぜ」

    翔鶴
    「何を賭けるんですか?」

    ダンテ
    「uhm.. そうだな・・・なぁ、お前さん、ムツに報告した後はヒマなのか?」

    翔鶴
    「え・・・ええ、入渠も必要ありませんから、特には・・・」

    ダンテ
    「ok, よし、とりあえずは3回勝負だ。
     そのうち一度でも俺より強い手札が出ればお前さんの勝ちだ。
     貸し一つだ、まぁ何か考えときな」

    翔鶴
    「・・・私が負けたら、どうなるんですか?」

    ダンテ
    「ムツに報告した後、俺の用事に付き合え」

    翔鶴
    (用事?)
    「・・・わかりました。受けて立ちましょう・・・!」

    409 = 385 :

    翔鶴、2連敗


    翔鶴
    「・・・」ズーン…

    ダンテ
    「降参か?」hahaha

    翔鶴
    「・・・いえ、まだ一勝負あるはずですっ・・・もう一度っ!」

    ダンテ
    「いいねぇ!」ha!

    ・・・

    翔鶴
    「・・・っ! フルハウスですっ!」パサッ!
    (来た! これでっ!)

    ダンテ
    「悪いな、ロイヤルストレートフラッシュだ」

    パサッ

    翔鶴
    「」

    ・・・

    翔鶴
    「うぅ・・・」ガクリ…
    (くすん・・・)


    ダンテ
    「残念だったな」ha ha


    ガチャ

    陸奥
    「ただいまー・・・ってあら、またポーカー? ・・・今度は何を賭けたのよ?」

    ダンテ
    「別に大したもんでもねぇさ」

    陸奥
    「ふぅ~ん・・・」

    410 = 385 :

    陸奥
    「了解よ。今日もご苦労様」

    翔鶴
    「いえ」

    ダンテ
    「終わったか」スッ ←立ち上がり

    翔鶴
    「あ、はい」

    陸奥
    「・・・二人でどこに行くの?」

    ダンテ
    「コウショウだ」

    陸奥
    「あら、工廠だったら私も用事があるから付いて行くわ。いいでしょ?」

    ダンテ
    「ご自由に」

    翔鶴
    「工廠・・・何か装備でも?」

    ダンテ
    「ああ。だがまずは試射場の方だな」

    翔鶴
    「?」

    陸奥
    「・・・」
    (また何か危ないことするんじゃないでしょうね・・・)

    411 = 385 :

    工廠


    陸奥
    「それじゃ、私は明石に整備状況の進捗と、あと一応石のことも他に何かあったか聞いてくるわ」

    ダンテ
    「ああ」

    翔鶴
    「・・・」

    ダンテ
    「あっちだったか」スタスタスタ

    翔鶴
    「あっ、はい」タッタッタ

    ・・・
    試射場


    翔鶴
    (工廠内の試射場・・・久しぶりに見たわね・・・。来ることも滅多にないし・・・)
    「ここで何をするんですか?」

    ダンテ
    「お前さん、左利きだったりするか?」

    翔鶴
    「いえ・・・妹が元々そうだったりはしますけど・・・」*オリジナル(?)

    ダンテ
    「へぇ、そうかい。 ・・・まぁいいだろ。
     けっこう重さはあるが、カンムスのお前さんなら持てるだろ。ほれ」つ√ ̄ ←エボニー

    翔鶴
    「・・・えっ、ちょ、ちょっと待ってください!
     私、拳銃なんて、かなり前に共通兵科で座学研修した程度ですよ!?」

    ダンテ
    「ほぉ、なら撃ち方はわかるのか。そいつはよかった、ちゃんと覚えてるか?」hahaha

    翔鶴
    「え、ええ・・・一応は・・・。でも本当にそれ以来ですよ・・・?
     必要になるようなこともありませんでしたし・・・」
    (機銃とかだって直接、私が用いるわけではないし・・・)

    ダンテ
    「a'ight, ムツから多少は聞いてるぜ。
     お前さんらクウボってのは、戦える状況がそれなりに限られてるらしいじゃねぇか」

    翔鶴
    「・・・事実ではありますね・・・」

    ダンテ
    「ま、手札は多いに越したことはない、ってな。
     とりあえず、持って撃ってみろよ。 ヒマt・・・ぁー、用事だ、それに付き合ってくれる約束だったよな?」

    √ ̄⊂ クルッ カチャ

    翔鶴
    「・・・わ、わかりました」つつ√ ̄ チャキ…
    (っ・・・この銃、銃身がすごく長い・・・)

    ダンテ
    「カートリッジは左から出てくる。
     まぁそうやって正面に構えてるなら当たらねぇだろうが、一応な」

    翔鶴
    「っ! は、はいっ」ビクッ

    412 = 385 :

    パンッ

    シーン…

    翔鶴
    「・・・」

    ダンテ
    「・・・」


    翔鶴
    「・・・あ、あの・・・・・・は、外しましたけどっ・・・///」

    ダンテ
    「・・・あぁ、構えと握りはよかったが、サイティングが甘かったな。弾が上に飛んでる」

    翔鶴
    「えっ・・・見えるんですか?」

    ダンテ
    「見えなかったか? huh, ま、お前さんもすぐに見えるようになる」

    翔鶴
    (も・・・?)

    ダンテ
    「こうだ」スッ

       q グィ
    つつ√ ̄ カチャ


    翔鶴
    「あっ・・・」

    ダンテ
    「こんな感じで、ここのサイトに見えるブロックが全部水平になるようするんだ。
     左右の調整はよかったんだが、さっきのはフロントサイトが上に浮きすぎだったな。
     これでやってみろ」

    翔鶴
    「は、はい・・・//」
    (男の人がこんなに近くにっ・・・//)

    ダンテ
    「これでまだ上に飛ぶなら、今度は握りが甘い。
     どうしても無理なら、真ん中に見えてるブロック自体をほんの少しだけ下にして撃ってもいい」

    翔鶴
    「・・・わかりました。 注意してやってみます・・・!」

    413 = 385 :

    パンッ パスッ


    翔鶴
    「っ! 当たった!当たりましたっ!」

    ダンテ
    「Great. いいスジしてんじゃねぇか」ha ha-

    翔鶴
    「っ・・・ ・・・はい!ありがとうございますっ!///」
    (男の人に褒めてもらうなんて初めてね・・・///)

    ・・・

    翔鶴
    「・・・これが手ずから撃つ、という感覚なんですね・・・」

    ダンテ
    「ああ。 怖いのか?」

    翔鶴
    「・・・いえ、私は艦娘です。こういったことも、もとより覚悟の上です。
     まぁでも、そういった場面があるのかどうかはわかりませんけどね」フフフ…

    ダンテ
    「銃自体は弾を撃ち出すだけの道具だが、使い方ならいろいろあるもんなんだがな」スタスタスタ

    翔鶴
    「・・・?」


    ダンテ
    「ほれ、撃ってみろ」クルッ


    翔鶴
    「え・・・はい」つつ√ ̄ チャキ     ◎


    ダンテ
    「あぁいや違う。的はこっちだ」⊂ トンッ


    翔鶴
    「・・・・・・えっ?」


    ダンテ
    「huh, 遠慮すんな」ウィ


    翔鶴
    「いえ遠慮とかではなくてですねっ!?」

    414 = 385 :

    パンパンッ チュインッ


    翔鶴
    「っ!?」

    ダンテ
    「さすがにここまでやれとは言わねぇけどな。まぁこんなこともできるのさ」スチャ ←アイボリー仕舞う

    翔鶴
    (・・・今のは、まさか・・・銃弾を銃弾で弾いた・・・?)

    ダンテ
    「お前さんが弓を構えて放って、・・・あーなんだアレ、・・・・・・あぁカンサイキか。
     状況によっちゃ、それよりいくらか早く使えることもあるんじゃねぇかと思ってな」

    翔鶴
    「・・・!」

    ダンテ
    「素人判断だけどな。
     だが、撃たれる前に撃つ。これだけは絶対のもんだ。
     可能性の話だがな、それができる場面なら、そのときのリスクはそれなりに減らせるだろうよ」

    翔鶴
    「・・・」

    ダンテ
    「ま、オマモリみたいなもんだと思っとけ」ha

    翔鶴
    「・・・御守り・・・」

    415 = 385 :

    翔鶴
    「・・・あの」

    ダンテ
    「ん?」

    翔鶴
    「お話ししていただいたことは理解できたのですが、・・・実際の所、通用するのでしょうか・・・?
     こういった、・・・銃というものは深海棲艦に・・・」

    ダンテ
    「あぁ、一応当てはあるぜ? 銃も弾もな」ニッ

    翔鶴
    「・・・・・・」チラ ←エボニーに目を落とす

    つ√ ̄⊂

    翔鶴
    「・・・こちらの銃、もうしばらくお貸しいただけますか?」

    ダンテ
    「ああ、もちろん。気の済むまでやってみな」ha

    翔鶴
    「ありがとうございますっ」

    ・・・

    パンッ パンッ パンッ スカァーンッ!

    「ぅひゃうっ!?」

    「手汗か?グリップが滑るから注意しろよ、ショウカク」haha

    「は、はいっ気をつけます!」



    浜風
    「・・・む」
    (試射場に誰か? 珍しい・・・。
    "皆"最近は使ってないと聞いていたけど・・・。 ・・・いるのかな?) スタスタスタ

    416 = 385 :

    試射場


    浜風
    「・・・あっ」ピタッ

    ダンテ
    「ん?」


    翔鶴
    「・・・っ」つつ√ ̄ カチンッ


    翔鶴
    「・・・あら? あの、ダンテさん。 ・・・?」


    浜風・ダンテ
    「・・・・・・」ジー

    翔鶴
    「あら、浜風さん? ・・・どうしたんですか? お二人とも見つめ合ったりして・・・」


    浜風
    「・・・はっ! す、すみません、不躾でしたっ・・・」

    ダンテ
    「・・・huh. いや、こっちもマナーがなってなくて悪かったな。
     知り合いに似てたもんでな」
    (まぁあっちは坊やだったんだが)

    浜風
    「私に、ですか・・・?」

    ダンテ
    「ああ。だが、勘違いだった。
     あっちのは生意気な悪ガキだったんだが、今目の前にいるのは本物の天使みたいだからな」ha

    浜風
    「て、てんっ・・・///」

    翔鶴
    (・・・)
    「・・・あの、ダンテさん。よろしいですか?」

    ダンテ
    「ん、どうした」

    翔鶴
    「銃の弾がもう無くなってしまったみたいで・・・」つ√ ̄⊂

    ダンテ
    「あぁ、貸してみな」

    翔鶴
    「はい」スッ

    ダンテ
    「・・・」つ√ ̄ ハシ カチャ

    クル カシャンッ

    ダンテ
    「ほれ」

    √ ̄⊂

    翔鶴
    「・・・? あの・・・回しただけでは・・・?」つ√ ̄⊂ ハシ

    ダンテ
    「いや、もう入ってるぜ」

    翔鶴
    「っ!?」

    浜風
    「?」

    417 = 385 :

    浜風
    「拳銃の試射ですか?」

    翔鶴
    「というより、射撃訓練ですね」

    浜風
    「へぇ・・・」
    (珍しい、というか・・・意外な感じが・・・)

    翔鶴
    「身を守る術の一つとして、教えてもらっていたんです」

    浜風
    「なるほど、そうだったんですか」
    (ふむ・・・)

    ダンテ
    (・・・)
    「お前さんもカンムスだよな?」

    浜風
    「あ、はい、申し遅れてすみません。
     陽炎型13番艦、駆逐艦、浜風です。以後、よろしくお願いいたします」ビシッ! ←敬礼

    ダンテ
    (・・・まぁさすがに、んなわけねぇわな)
    「おぅ、ご丁寧にどうも。聞いてるかもしれねぇが、ダンテだ。こっちこそよろしくな。
     ・・・・・・ぁん? 13番だ?」

    浜風
    「はい、そうですが・・・。 それが何か・・・?」

    ダンテ
    「・・・huh. いや別に。ちっとばっかしおもしれぇなと思っただけさ」

    浜風
    「・・・はぁ」
    (?)

    ダンテ
    「つーか、多いな。そんなに姉妹がいるのか、お前さんらは」hahaha

    浜風
    「あぁ、私たち陽炎型は―」


    uhm


    翔鶴
    「・・・」
    (・・・一人で再開しておきましょうか。
    弾は・・・・・・本当に装填されているようね、重さ的に・・・。 どういう原理なのかしら・・・?)カチャ




    *実はパーティではほとんどまともに挨拶とかできてません。
     何のための歓迎パーティだったというのか…。
     まぁいろいろわちゃわちゃしてたとか、哨戒任務などで入れ替わり立ち代り激しかったり、
     飲み食いで騒いだりで入り乱れまくるし、相手側がかなり酒も入ってたとか、なかなか忙しいパーティだったということで。

    418 = 385 :

    翔鶴
    「・・・」ググッ…

    パンッ パンッ


    浜風
    「・・・」
    (・・・さすが普段、弓道を嗜んでおられるだけはありますね・・・。
    厳密に関係あるのかどうかまでは、私ではわかりかねますが・・・)

    ダンテ
    「撃ちに来たんじゃなかったのか、お前さんも」

    浜風
    「あ、はい」

    ダンテ
    「よくやるのか?」

    浜風
    「ええ。演習とは違って簡単に行えますし、何かの力になればと・・・。
     まぁもう趣味のようなものですね。姉妹でよく競ったりします」

    ダンテ
    「ほぉ、そいつは楽しそうだな。 ha
     どれ、ひとつ見せてくれねぇか、お前さんの腕前を」

    浜風
    「えっ・・・はい、わかりました。ではっ・・・」チャキ

    ダンテ
    「そりゃ自前のやつか?」

    浜風
    「はい。長門代理に申請して、それから支給していただきました」カシャン

    ダンテ
    「へぇ」

    419 = 385 :

    パンッ パスッ


    浜風
    「っ・・・」
    (またいつもの癖で下の方に・・・)

    ダンテ
    「・・・hm」

    浜風
    「・・・」
    (油断して意識し忘れていると、なぜか度々なってしまう・・・) チャキ…

    ダンテ
    「お前さんも座学研修ってのを受けただけか?」

    浜風
    「え・・・はい、そうですが・・・」

    ダンテ
    「そうか。 ・・・こいつだ」スッ

    つ√
    d ツン

    浜風
    「え?」

    ダンテ
    「お前さん、少し手が小さい方だな。
     それでありがちなんだが、反動に備えて、小指までフルに力を使ってグリップを握っちまってる。
     お前さんの場合は特に、小指の指先に負担がかかりすぎだな。それにつられるから銃口が下に向いていっちまうんだ。
     小指の力をもう少し抜いて、小指に入れてた力の分を中指と薬指に均等に回すような感じで握ってみろ」

    浜風
    「・・・」つ√ スッ…

    420 = 385 :

    パンッ パスン


    浜風
    「・・・あっ」
    (ちゃんとサイトの狙い通りの所に・・・!)

    ダンテ
    「ph♪ なるほどな、いつもやってるだけのことはあるじゃねぇか。なぁ」

    ポンポン
    浜風
    「んっ!//」

    ダンテ
    「おっと、すまねぇ。知ってる奴と同じ感覚でやっちまったぜ」ha

    浜風
    「別に・・・気にしませんっ・・・///」


    翔鶴
    (・・・・・・)
    「あの、ダンテさんっ」


    ダンテ
    「おぅ、なんだショウカク」

    421 = 385 :

    陸奥
    「えーっと、たしかこっちよね・・・?」
    (戦艦の私からすれば、中の試射場なんて本当に縁がないから忘れちゃってるのよね・・・。
    ていうかそれどころか、今じゃ海上演習すら遠のいて久しいんだけど・・・)



    「ほぅ、ド真ん中にも入ってるじゃねぇか。やっぱいい腕してるぜ、ショウカク」
    「ありがとうございますっ・・・///」
    「さすが、お見事です」
    「ふふふ、ありがとう///」



    陸奥
    「あ、いた。 ん、浜風もいるのね。 ・・・あら・・・」
    (なんかこうして後姿見てると、あの三人ってなんだか・・・)スタスタスタ

    ・・・

    陸奥
    「はぁい、戻ったわよー」ヒラヒラ


    ダンテ
    「ん、おう」クルッ

    翔鶴
    「お帰りなさい、補佐艦」クルッ

    浜風
    「え?」クルッ


    陸奥
    「プフッ! あなたたちwwww」


    ダンテ
    「・・・あ?」

    翔鶴
    「ど、どうされたんですか?」

    浜風
    「陸奥補佐艦・・・?」
    (というか、いらしてたんですね)

    422 = 385 :

    陸奥
    「ご、ごめんなさい・・・ふふっ。
     なんかあなたたち三人、そうやって並んでると親子みたいに見えるわよ?ww」フフフッ


    翔鶴
    「え・・・親子、ですか? ・・・・・・っ!?///」ボッ

    ダンテ
    「・・・」

    浜風
    「親子・・・」チラッ ジー…

    ダンテ
    「・・・なんだ、お前さんまで」

    浜風
    「っ! い、いえっ!///」バッ
    (・・・親・・・・・・)


    陸奥
    (多分これって浜風が間に入ってるから、余計そう見えてるのよね。格好が格好だし。
    さしずめ、奔放すぎる外国人旦那と、それへの気苦労とかがいろいろ絶えなくて若白髪になっちゃった日本妻と、
    複雑な家庭に加えて、見た目やらなんやらで学校ではいろいろあったりしちゃう多感な中学生(?)の娘、みたいな?)


    陸奥
    「・・・・・・ブフーッ!www」←予定のない休日はもっぱら昼ドラとか見て、お茶しばきながらせんべいかじってるタイプ


    ダンテ
    (なんだコイツ・・・)

    翔鶴
    「親子・・・親・・・親どr・・・・・・はっ! 買い物に行かないとっ!いろんなものを買わないといけないわっ!
     えっとまずはお魚とお米と、カエルにヘビにネズミに、あっ、あとは虫ね!これもたくさんいただかないとっ!」アタワタッ

    浜風
    「・・・親、ですか・・・」ボソリ…

    ダンテ
    「・・・・・・Hmm」ヤレヤレ…

    423 = 385 :

    ・・・

    陸奥
    「へぇ、なるほどねぇ。
     ・・・ふぅーん、ていうかあなた射撃も結構すごいんだ?」

    ダンテ
    「huh, 信じてねぇってツラしてるな」

    陸奥
    「まぁ射撃に関しては見せてもらったこともないし?
     ね、私にも見せてよ。二人にはもう見せたんでしょ?」ンフフ…

    浜風
    「・・・いえ」

    翔鶴
    「そういえば私もまだ見せてもらっては・・・」


    ダンテ
    「ん・・・あぁ、そういやそうだったか」チャキ つ√ ̄ ←アイボリー      ◎

    タタタタタタンッ ……


    浜風
    「っ!?」

    陸奥
    「・・・・・・え。
     どれか当たった? まさか全部外しちゃったとか?」

    翔鶴
    (・・・)

    浜風
    「いえ、先ほど翔鶴さんが射抜いた的の真ん中に全て入っていきましたっ・・・。
     よく見ると穴もほんの少しだけですが、広がっています」
    (まさかこんな神業を実際に目の当たりにするとは・・・っ)

    陸奥
    「えーっ うそーっ? ・・・んー・・・本当にそんなことできるものなの?」ジー ←目を凝らして的を見てる

    翔鶴
    (やはり、先の銃弾を弾いた技も・・・)

    ダンテ
    「huh, ok. じゃこっちだな」チャキッ

    424 = 385 :

    翔鶴
    (・・・拳銃を真横に?)

    浜風
    「っ!?」
    (あれはまさかっ!)


    タラララララッ


    陸奥
    「・・・あらあら・・・」

    翔鶴
    「全て、的の中心に・・・」

    浜風
    「水平薙ぎ撃ちっ・・・俗には馬賊撃ちと呼ばれているものですっ・・・。
     元々は精密射撃をするための撃ち方ではないはずなのですが、それでもこれほどまでに正確なんて・・・!
     ・・・こんなのは初めて見ました!すごいですっ!」

    ダンテ
    「huh, どうも。いい見物になったんならよかったぜ」ha クルル

    浜風
    「・・・そちらの銃、そういえば先ほどから翔鶴さんが持っていたものと色違いですね・・・。
     あなたの銃だったんですね。 ・・・やはり何か、特別な仕様が施されているのですか?」
    (すごく・・・大きい・・・)

    ダンテ
    「あー・・・まぁそうだな。
     よーく狙うんならショウカクの持ってる黒い方だが、とにかく早撃ちするならこっちだな」チャキ つ√ ̄ ←アイボリー

    浜風
    「へぇ・・・あっ、確かによく見ると両方でかなり違うところがあるんですね・・・」
    (仮にこういった装備が深海棲艦に通用するとして、敵艦の群れにあんな風に射撃できるとしたら・・・)ジー

    ダンテ
    「・・ha, 撃ってみるか?お前さんもこいつで」

    √ ̄⊂

    浜風
    「えっ・・!」

    ダンテ
    「重いから気をつけてな」

    425 = 385 :

    ・・・

    「んっ・・・! こ、これはっ・・・」
    「だ、大丈夫?浜風さんっ・・・」


    陸奥
    「すごいじゃない」

    ダンテ
    「huh.. どうも。
     それで、石はどうだったんだ?」

    陸奥
    「あぁ、それなんだけど、明石がいろいろ試してみたいことがあるにはあるみたいなんだけど、
     でもやっぱり不安も大きいから、あなたにもできるだけ立ち会ってほしいんですって」

    ダンテ
    「まぁそうなるだろうな。
     a'ight, 俺の方にもまた頼みたいことができたしな」

    陸奥
    「そう。それじゃ行きましょうか」

    ダンテ
    「ああ。
     おい、お前さんら・・・ん?」


    「ふっ、ぅんっ・・・」フルフル…
    「あ、あぶないわっ! 浜風ちゃ・・・浜風さんっ!」
    「いえっ・・・これくらい、なんでもありません・・・! ・・・浜風、行きますっ!!」パパンッパンッ スポンッ!
    (・・っ!? しまっt)


    陸奥
    「あっ!」

    426 = 385 :

    浜風
    「っ・・・!」ギュ…

    シュン
    ダンテ
    「悪かったな。
     やっぱお前さんの手には大きすぎたな」グィ パシッ ←背後から額を引き寄せて、空いてる手でアイボリーをキャッチ

    浜風
    「え・・・あっ・・・・・・///」ポスン…

    ・・・

    翔鶴
    「大丈夫ですか!?」

    浜風
    「は、はいっ・・・。
     あの、・・・ありがとうございましたっ//」

    ダンテ
    (・・・やっぱこんなことでも、カンムスつっても一括りにはできねぇモンだな。 ・・・ムツも言ってたな)
    「ちゃんと見ててやるべきだったな。すまんな」

    ポン

    浜風
    「あ、いえ・・っ///」

    陸奥
    「・・・ふぅ・・・」

    ・・・

    翔鶴
    「・・・つまり、まったく新しいものとして開発する、ということですか?」

    ダンテ
    「ああ。当てがあるってのはそれのことさ。もう少し付き合ってくれねぇか?」

    翔鶴
    (まったく新しい装備・・・。"今の"対深海棲艦用の・・・)
    「・・・はい、わかりました。ぜひお供させてください」

    ダンテ
    「thx」

    浜風
    (・・・)
    「・・・あの、私も同行してもよろしいでしょうか・・・?」

    ダンテ
    「ha, 気になるか? 構わねぇぜ、好きにしな」ニッ

    浜風
    「っ・・// はい、ありがとうございますっ!」

    427 = 385 :

    開発室?


    明石
    「・・・なるほど、それで銃と銃弾というわけですか・・・」

    浜風
    「・・・」

    ダンテ
    「おう。今ちっこい石は持ってるのか?どこにある」

    明石
    「あ、はい、今も丁度も持ってましたけど」つ。

    スッ

    ダンテ
    「・・・」つ。 スタスタスタ ←皆から少し離れていってる

    明石
    (?)
    「で、それなんですけど・・・」

    陸奥
    「? ちょっと、どうしたのよ?」


    ピタッ

    ダンテ
    「ま、実際用途なんてそんなにはねぇのさ」ブンッ

    √ ̄⊂


    カンッ! バァァンッ!! ←アイボリーの銃底で叩き砕くと、炸裂した



    「っ!?」

    428 = 385 :

    ダンテ
    「こうやって爆発させるか、もっと大きい石の補給に当てるか、それくらいだ。
     ・・・ん?」



    明石
    「す、すごい・・・っ」
    (あんなに小さくて軽い石だったのに、なんて爆発力・・・!)

    浜風
    「なんかお祭りとかにもある、かんしゃく玉みたいですね・・・」
    (確かに、この威力ならば・・・)


    陸奥
    「」ガタガタガタ…

    翔鶴
    「あ、あの、ちょっと・・・補佐艦? スカートを掴むのは・・・あっ、やっ・・・!」←足元を陸奥に隠れられた


    ダンテ
    「・・・あん? なんだ、どうした?ソイツ」スタスタ


    陸奥
    「ち、近寄らないでっ!」


    ダンテ
    「・・・?」huh..


    陸奥
    「い、石っ! もう持ってないでしょうねっ!?」


    ダンテ
    「・・・hmm. あぁ、持ってたのはついさっきぶっ壊した一つだけだ」

    429 = 385 :

    陸奥
    「そ、そう。・・・・・・はっ! ていうかあんなのかためて置いてたら危ないんじゃないのっ!?」シュル… ←・・・

    浜風
    (あ・・・)

    翔鶴
    「・・・・・・え?」


    ダンテ
    「ん、まぁそりゃそうだが、それにしたってけっこうな衝撃でもねぇと―」


    陸奥
    「だめよ!だめだめっ!絶対に許しません!
     明石、補佐艦権限で厳命します!石は散らしておきなさいっ!
     しっかりと固定して厳重に保管しておくこと!
     いい!?絶対よ!約束してっ!!」バッサァ! ←スカート思いっくそ握りしめながら立ち上がる

    明石
    「は、はいっ わかりましたけど・・・」

    浜風
    「あ、あの・・・陸奥補佐艦・・・翔鶴さんのスk」

    翔鶴
    「いやー!! 返してー!!いやぁーっ!!///
     ちょっだから補佐艦なんでスカートをっ!?どうしてこんな目にー!もういやー!!///」グイグィッ!!←スカート引っ張り返そうとしてる

    陸奥
    「え ・・・っ!?」つЩ..


    ゴ、ゴメンナサイッ!
    ハヤク、カエシテクダサイッ!!
    カ、カベニナリマスッ
    ア、ワタシモ


    ダンテ
    「・・・huh」
    (さすがに驚かせすぎちまったかね)

    430 = 385 :

    翔鶴
    (うぅ・・・)

    浜風
    「・・・」


    明石
    「銃弾の弾頭の先と薬室に、・・・ですか?」

    ダンテ
    「ああ。お前さんらが扱う砲弾だか魚雷だがに関しては、先の方にだけ取り付けときな。
     それだけで十分使いモンになるはずだ」

    明石
    「・・・ふむ、なるほど・・・」

    ダンテ
    「それで、銃なんだがな」


    翔鶴
    「・・・」チラ…


    明石
    「あ、はい。先ほどもおっしゃってましたね。どういった具合に?」

    ダンテ
    「あぁ。おい、ショウカク」

    翔鶴
    「・・・・・・っ! は、はいっ!//」ビクッ

    陸奥・浜風
    「・・・」

    ダンテ
    「今お前が持ってるその黒い銃、明石に見せてやってくれ」

    翔鶴
    「わ、わかりましたっ」つ√ ̄ スッ…

    …ゴトンッ ←工作台の上に

    明石
    (けっこう重そうな音したんですけど・・・)
    「・・・えっと、これをどうすれば?」

    ダンテ
    「早い話がこれを基にして、ショウカク用にカスタムとデザインをやってほしいってことさ」

    明石
    「想像はしてましたけど・・・」

    ダンテ
    「ha, 無理そうか?」

    431 = 385 :

    明石
    「・・・」
    (・・・正直、夕張が"あの子"を私にはあまり触らせてはくれないから、手持ち無沙汰なのよね・・・。
    ・・・というかこれ・・・)


    明石
    「・・・この銃、すごく素敵なデザインですね・・・。
     こちらはご自分で?」

    ダンテ
    「ん・・・あー・・・コイツは・・・・・・まだ十代のガキの頃か、
     使ってた銃を片っ端から壊しちまっては、よく見てもらってたガンスミスがいてな。
     ・・・実際には自分で組み立てたが、パーツは作ってもらった。 ・・・良いガンスミスだった」

    明石
    「だった・・・?」

    ダンテ
    「コイツも形見みたいなモンでな。
     ・・・わけあって、コイツが最後の遺作になっちまったのさ・・」

    陸奥
    「・・・」
    ("も"・・・)

    明石
    「あ・・・すみません・・・」

    翔鶴・浜風
    「・・・」

    ダンテ
    「huh.. いや何、悪かったな。こっちも急に妙な話をしちまった。
     製作に関しては俺も立ち会うぜ。 この銃は、ちょいと大事なものでもあるんでな」

    明石
    「・・・」

    432 = 385 :

    陸奥
    「・・・ねぇ、さっき言ってた人って、もしかして女の人?」

    ダンテ
    「ん? ああ、よくわかったな」

    翔鶴
    (・・・)ピク…

    浜風
    「・・・」

    陸奥
    「・・・私もその銃、触ってみてもいい?」

    ダンテ
    「あぁ、いいぜ」

    陸奥
    「ありがと」スッ…

    ・・・

    陸奥
    「・・・とても良い人だったんでしょうね・・・。 ・・・若い人だったの?」つ√ ̄⊂ サワ…

    ダンテ
    「いや、そうでもなかったな。
     ・・・俺からしてみりゃ育ての親、・・・か? ha.. まぁそんな感じだったのかもしれねぇな・・」

    陸奥
    「そう・・・」

    浜風・明石
    「・・・」

    翔鶴
    (・・・)

    ・・・

    陸奥
    「・・・本当に素敵ね。この肖像画のブローチも・・・。 なんだか・・・とても暖かい感じがするわ・・・」つ√ ̄⊂ …

    ダンテ
    「・・・昔は本当に世話になった。 ・・・ha, 俺もまだガキだったからな、いろいろと無茶を言いつけたもんさ。
     ・・・無愛想な態度をしてることも多かったが、それでも銃はよく見てくれたな・・・。仕事は確かだった」


    陸奥・翔鶴・浜風・明石
    「・・・・・・」

    433 = 385 :

    ダンテ
    「・・・huh, もうずいぶん古い話だからな。
     今じゃ覚えてることも少なくなっちまったが・・・。
     俺の知る限りじゃ、最高のガンスミスだったってことくらいは、今でもちゃんと覚えてるな」

    陸奥
    「・・・そう」つ√ ̄⊂ カチャ…
    (・・・・・・あら?)


    明石
    (・・・・・・)
    「・・・あの、ダンテさん」

    ダンテ
    「ん?」

    明石
    「私、やります。やってみたいです」

    ダンテ
    「・・ha. よろしく頼むぜ、アカシ」つ

    明石
    「・・・はいっ!」つ


    陸奥
    「うふふ・・・」

    翔鶴
    (私の新しいタイプの兵装・・・)

    浜風
    (・・・暖かい感じのする兵器・・・)ジー…
    「・・・」ソワソワ…


    ダンテ
    (・・・)

    434 = 385 :

    ダンテ
    「アカシ、せっかくなんでもうひとつ頼みたいんだが、いいか?」

    明石
    「え、あはい。なんでしょう?」

    ダンテ
    「悪いな。コイツでもう一丁、デザインを頼みたいんだ。今度はこっちのお嬢ちゃん用にだ」

    ゴトッ ←アイボリー

    浜風
    「えっ・・・!」

    翔鶴・明石
    「!」

    陸奥
    「・・・」

    ダンテ
    「俺としても確かめてみたいことがあってな。
     お前さん、よかったらそれに付き合ってくれねぇか?」

    浜風
    (・・・新開発のテスト、とかでしょうか・・・?)
    「・・・なるほど、わかりました。
     そういうことでしたら、私の方に断る理由はありません。
     ・・・謹んで、お引き受けいたしますっ」ググッ

    ダンテ
    「ha, ありがとよ」ニッ

    浜風
    「い、いえっ//」


    明石
    (基があるとはいえ、拳銃を2丁デザインかぁ・・・。あ、でも手伝ってくれるんでしたっけ)
    「・・・それじゃ、具体的に進めていきますね」

    ダンテ
    「おう」

    翔鶴・浜風
    「はい!」


    陸奥
    (・・・やっぱりそうよね、これって・・・)
    「ねぇ、ちょっと」つ√ ̄⊂ カチャ

    ダンテ
    「ん、なんだ?」

    陸奥
    「ここ、綴り間違ってるんじゃない?」

    明石
    「え?」

    ダンテ
    「・・・あぁ、いいんだ。それはそれで」

    陸奥
    「・・・ふぅ~ん・・・そっか」

    ダンテ
    「・・・・・・ああ」


    翔鶴・浜風・明石
    「・・・」

    435 = 385 :

    午後の部、実技演習終了後


    間宮・外

    ケルビ
    「Zzz..」

    ・・・
    間宮・中

    睦月
    「落ち込まないで、吹雪ちゃん・・・」

    吹雪
    「うぅ~・・・」

    睦月
    「・・・そ、そういえば長門さん今日はいなかったねっ」

    夕立
    「うんー」ポムシャポムシャ
    (本当は吹雪ちゃんの実技演習をコソコソハラハラしながら見てたっぽいー)

    ・・・

    川内
    「うーん・・・」
    (長門代理の後ろにずっと引っ付いてたあの黒い犬、いったいなんだったんだろう・・・?)

    神通
    「姉さん?どうかしたの?」

    川内
    「あ、・・・いやなんでもないよ。
     あれ?那珂、何やってるの?それ」

    那珂
    「特訓メニューだよ♪ 名付けて"アイドルへの道!"」

    川内
    「ふーん」

    神通
    (・・・)

    ・・・
    提督室


    金剛
    「・・・」

    比叡
    「・・・あ、あのお姉さま・・・」

    金剛
    「もう少し待ちマース・・・」

    比叡
    「あ・・・はい・・・」




    *この後もすれ違って、結局会えませんでした。

    436 = 385 :

    工廠・工作室


    明石
    「こちらです」

    ダンテ
    「ほぉ、こいつはすげぇな」hahaha

    ・・・

    妖精さん
    「―」フワフワ

    ダンテ
    「・・・あん?」

    明石
    「あ、紹介しますね。こちら妖精さんです。
     私たち艦娘も、ここ鎮守府でも、この工廠でも、こちらの妖精さんの―」

    ・・・

    ダンテ
    「へぇー」

    明石
    「なので、今回製作する新武器に関しても、
     妖精さんには多いにお手伝いしてもらうことになりますね」

    ダンテ
    「なるほどな。 ha, そういうことだ。
     ドーモ、はじめまして ダンテ だ。これからよろしく頼むぜ、ヨウセイ=サン」人 スッ

    妖精さん
    「――」人 ペコリ

    ・・・

    ダンテ
    「ほぅ、そいつはすげぇな。見た目のわりには頼もしいんだな。ha
     なら期待しちまうぜ?」

    妖精さん
    「―!」ワイワイ


    明石・翔鶴・浜風・陸奥
    「!?」

    437 = 385 :

    明石
    「えちょっ、話せるんですかっ!? こっちは基本一方通行なんですよ!?」*オリジナル(?)

    ダンテ
    「あ? お前さんらは話せないのか?」


    明石
    「えぇ・・・」

    浜風
    「すごいですね・・・」

    翔鶴
    「いったいどういうことなんでしょうか・・・」

    陸奥
    「え 何? 半分は悪魔だからとかそういう感じ?」

    ・・・

    明石
    「― 決まりましたね。それじゃこんな感じで進めていきましょうか。
     大本営に申請して、必要なものを発注してもらわないといけませんから、今日はこんなところですね。
     製作が開始できそうになったら、私の方から連絡しますね。近日になると思いますけど」

    ダンテ
    「ok」

    浜風
    「了解です」

    翔鶴
    「予定、空けておきますね」

    陸奥
    「お疲れ様ー」

    438 = 385 :

    ゾロゾロ

    ダンテ
    「・・・おっと、忘れ物だ。お前さんらは先に帰りな」

    翔鶴・浜風
    「?」

    陸奥
    「別に、私は待ってるけど?」

    ダンテ
    「・・・いや、いい。お前も帰ってな」

    陸奥
    (・・・)
    「わかったわ。提督室でね」ヒラヒラ

    ダンテ
    「おう」スタスタ


    浜風
    「何の忘れ物なんでしょうか?」

    翔鶴
    (・・・)
    「ええ・・・」

    ・・・
    提督室

    ガチャ

    ダンテ
    「・・・ん?」

    陸奥
    「・・・おかえり」

    ダンテ
    「・・・おう」パタン

    ・・・

    ダンテ
    「・・・」ポスン ←ソファ

    陸奥
    「・・・」ジー…

    ダンテ
    「なんだよ・・・」

    陸奥
    「・・・明石が残ってた工作室に戻っていくのが見えてたんだけど。
     で? 忘れ物って結局なんだったの?」

    ダンテ
    「あぁ、アカシに頼み忘れてたことがあってな。
     ・・・ha, スミスってのはたいてい、いつも無茶を言われるもんだからな。
     それをアカシにも言ってきたってだけだ」

    陸奥
    「・・・ふぅーん・・・」

    439 = 385 :

    一日の終了。
    三水戦の部屋・吹雪たちの方


    夕立
    「えーっ じゃあ赤城先輩とご飯食べてきたっぽい?」

    吹雪
    「うんっ」

    睦月
    「うわさだけど、赤城先輩って見かけによらず、すごい大食いだとかっ」

    夕立
    「あっ 私も聞いたことあるっぽいー! どうなのっ?」

    吹雪
    「んふっ それは、ひみつ!」

    夕立
    「えぇーっ」


    ケルビ
    「Zzz..」


    吹雪
    「明日からがんばろうっと! 赤城先輩も同じ艦娘なんだもん。私にもきっとできるよ。
     じゃあ、おやすみぃー・・・」


    夕立
    「・・・どういうこと?」

    睦月
    「さぁ・・・」

    440 = 385 :

    睦月
    「そういえば結局、長門さんには会えなかったね」

    夕立
    「うんー」フアァ…

    睦月
    「ケルビは?」

    夕立
    「もう寝たっぽいー・・・」コショコショ…

    睦月
    「ケルビってよく寝るよね」

    夕立
    「うん・・・。夕立もそろそろ・・・」

    睦月
    「あ、うん」


    ピクッ
    ケルビ
    「・・・」…ヒョイッ テテテッ


    睦月
    「あれ?」

    夕立
    「・・・? 隅の方に隠れちゃったっぽい」


    ガチャッ!!

    「特型駆逐艦!」


    睦月・夕立
    「あ」


    吹雪
    「・・・ふぇ?」

    441 = 385 :

    夜 鎮守府・グラウンド


    吹雪
    「うぇえぁあ"っ! ・・・いたたたぁ・・・」

    川内
    「しっかしうまくならないねぇ・・・。こんなに練習してるのに」

    吹雪
    「すみません・・・」

    川内
    「・・・でも感心したよ。見事な水雷魂だ」

    吹雪
    「水雷魂・・・?」

    川内
    「水雷戦隊に必要な心意気みたいなもんだよ。
     悖らず、恥じず、憾まず。 ニヒヒッ」

    吹雪
    「悖らず・・・恥じず・・・憾まず・・・。 ・・・ぁっ」
    (・・・誇り高き魂・・・)


    川内
    「水雷魂を忘れず、明日からも頑張ろう!」

    吹雪
    「・・・はいっ!」



    ケルビ
    「・・・」ジー

    442 = 385 :

    翌日


    パッパー パラー パララ、パラララー


    軍港・裏


    神通
    「とりあえず今日は、一度当たるまで頑張ってみましょうか」

    吹雪
    「えぇっ!?」


    ケルビ
    「・・・」←隠れて見てる

    ・・・

    提督室


    ダンテ
    「ん"ぁあ"ー・・・」ファ…


    ドボーン


    ダンテ
    「・・・あ?」パタン ←提督室内の軍港・裏が見渡せる窓を開けた


    ダンテ
    「ほぉ・・・」


    ガチャ

    陸奥
    「あら、今日は起きてたんだ」


    ダンテ
    「ん、おう」

    陸奥
    「何見てたの?」

    ダンテ
    「・・・いや、なんでも」ha

    443 = 385 :

    お昼ごろ、昼食後


    金剛
    「ダンテェーイ!」ジタバタッ

    比叡
    「お、お姉さま、落ち着いてくださいっ・・・」オロオロ…

    榛名
    「・・・昨日も駄目だったんですか?」

    霧島
    「夕食にもいらっしゃらなかったみたいよ」スー、コクッ

    榛名
    「へぇ・・・。 今日のお昼もいらっしゃいませんでしたよね・・・」

    ・・・

    明石
    「すみません、けっこう持ってもらっちゃって・・・」

    ダンテ
    「構わねぇさ。頼んだのは俺だしな」ha

    夕張
    「あぁーでもなぁー拳銃のデザインかぁー。 かっこいいよねーいいなぁー」

    明石
    「夕張は今"あの子"にかかりきりじゃない・・・。そっちはどうなの?」

    夕張
    「も、もう少し・・・?」

    ダンテ
    「ほぅ、すげぇな。もうそこまでいってるのか」hahaha

    夕張
    「うーん・・・実はだいたいの構造とかはある程度できてきてはいるんだけど・・・可変とか?
     でも肝心のあのスチーム? の機関のところが正直どうなってるのかよくわからないのよねー。
     あれだけすごい蒸気エネルギーを、どうやってあんな小さい兵装の中に納めてるのかがねぇ・・・」

    ダンテ
    (なるほどな・・・)
    「ヘイ、ユウバリ。そこのところは無視してくれていいぜ。だいたいの形と変形とかだけやってくれりゃそれでいい。
     あとは俺がやる」

    夕張
    「へ?」


    明石
    「あ」

    ダンテ
    「ん?」

    444 = 385 :

    那珂
    「みんなー!聞いてね、初恋!水雷戦隊! ほら、吹雪ちゃんもっ!」

    吹雪
    「へ? えぇええっ!?」


    不知火
    「おとなしいですね・・・」

       0 フリフリ
    っ〆
     v-ェ-v …

    浜風
    「どこから来たんでしょうね」
    (かわいい・・・)

    陽炎
    「・・・不知火、それ猫じゃらしじゃない?」

    不知火
    「え?」


    v-ェ-v
     d コショコショ

    浜風
    「・・・フフッ」サワサワ



    ダンテ
    「・・・」

    明石
    「あー、今日でしたっけ」

    夕張
    「んーていうかたいていゲリラ的にやってるから、いつもやってるみたいな感じだけどねー」

    ダンテ
    「・・・ha」




    ケツカルー!

    445 = 385 :



    三水戦の部屋・吹雪たちの方


    吹雪
    「うぅ・・・疲れたぁ・・・」

    睦月
    「お疲れさま・・・」コト…

    夕立
    「三人でよってたかって特訓なんていじめっぽいっ」

    吹雪
    「そんことないよ、みんな私のためだし・・・」


    ガチャッ!!

    「特型駆逐艦!いるっ!?」


    吹雪
    「川内さんっ・・・」

    川内
    「さぁ、今日も特訓だよー! ん?」

    睦月
    「・・・お話がありますっ」

    ・・・

    睦月
    「軽巡の先輩なので黙っていましたが、もう我慢できません!
     このままじゃ、吹雪ちゃんが轟沈しちゃいますっ!」

    川内
    「・・・でも」

    睦月
    「でもも、へちまもないですっ!」

    神通
    「いえ、ですが・・・」

    睦月
    「・・・え?」

    446 = 385 :

    睦月
    「長門さんがそんなことを・・・?」

    川内
    「うん・・・。 近々、出撃があるから、それまでに出撃可能か、見極めたいと・・・」

    神通
    「・・・」

    那珂
    (長門さんもあれでけっこう心配性なんだよねー。こと駆逐艦に関してはー♪)

    ・・・

    コンコンコン、ガチャ


    「・・・ぁ」


    睦月
    「夕立ちゃん、どうしたの?」

    夕立
    「・・・吹雪ちゃんが」


    「え?」

    447 = 385 :

    外・グラウンド


    吹雪
    「よっ、はっ」



    睦月
    「吹雪ちゃん・・・」

    川内
    「本当に、根性だけはあるんだよなぁ・・・」

    夕立
    「・・・どうするっぽい?」

    神通
    「第三水雷戦隊の旗艦として、艦隊にいてほしいです。
     あのように、心がキチンとしている子には」

    那珂
    「那珂ちゃんも賛成っ」

    夕立
    「睦月ちゃんはっ?」

    睦月
    「そんなの決まってるでしょっ いひひっ」


    テテテッ


    吹雪
    「・・・あ、みんな・・・」

    神通
    「吹雪ちゃん、皆で協力します。頑張りましょう」

    川内
    「絶対できるようになるって!」

    那珂
    「アイドルに一番大切なのは、根性だよっ!」

    夕立
    「夕立も手伝うっぽいー!」

    睦月
    「次の戦いも、この6隻で出撃しよっ!」

    吹雪
    「・・・みんなっ・・・ うんっ!」

    448 = 385 :

    スッ

    神通
    「睦月ちゃん」

    睦月
    「はいっ! えっと、じゃあみんな、がんばっていきましょー!」


    「おぉーーっ!!」



    ケルビ
    「・・・・・・」

    ・・・
    さらに翌日

    パッパー パラー パララ、パラララー


    ガチャ、(ヒョイッ)パタン…
    吹雪
    「・・・よし。 ってあれ?ケルビ?」

    v-ェ-v


    吹雪
    「もしかして、一緒に走ってくれるの?」

    v-ェ-v メ


    吹雪
    「わぁっ んふふっ、ありがとうケルビ! それじゃ行こっか!」エッホエッホ

    ケルビ
    「・・・」タタタッ

    449 = 385 :

    那珂
    「お願いーっ」

    北上
    「んー別n」


    大井
    「・・・ちょっと」ゴゴゴ…

    那珂
    「!?」ビクーン

    北上
    「あ」

    ・・・

    ケルビ
    「・・・」

    吹雪
    「ふっ ふっ ふっ・・・」


    北上
    (・・・ふーん・・・)
    「・・・ていうかあの犬、なに?」

    ・・・

    大井
    「・・・むー」プクー

    北上
    「つまり、未来を予測してうつって感じかな」


    吹雪
    「わぁー・・・」キラキラ


    ケルビ
    「Zzz..」

    北上
    (あ、今度は廊下で寝てる)

    450 = 385 :

    バンッ! バババン!

    ズシューン! シューン!


    「おー!」


    ズルッ ビシャーンッ!


    「あー・・・」

    v-ェ-v …

    ・・・
    提督室


    陸奥
    「―それで、今日午後の実技演習試験で全て判断するってこと?」

    長門
    「そうだ」

    ダンテ
    「・・・」

    陸奥
    「心配しすぎじゃない? 別に、実戦で経験を積んでいって、それで立派になっていくってこともあると思うわよ?」

    長門
    「だ、だめだっ! 航行すらあんな足取りでは、それはリスクが高すぎるっ・・・! 危険だ!
     我々は今はもう昔の戦艦ではないのだ、艦娘だ! 旧時代のデータがそのまま全て当てはめられるというわけではない!
     これはとうに報告されていることだ!個々人にどういった性質があるのか、それを正確に推し量ることは難しい・・・。
     いくら艦娘とはいえ、やはり得手不得手はあるものなのかもしれん。
     別に戦うことだけが艦娘にとって全てというわけでもあるまい。
     傍に居てくれるだけで・・・戦場から疲れて帰ってきたとき・・・ただ、お帰りなさいと言ってくれるだけで・・・
     ただそれだけでもいいというものもあるだろうがっ!!」

    陸奥
    「・・・あっそう・・・」
    (何アホなこと言ってるのよ・・・本当に・・・)

    大淀
    「・・・それじゃ、とりあえず試験の準備は進めておきますね」

    長門
    「あ、大淀、カメラはいつも通り忘れないように頼むぞ。記録としては大事なことだからな」

    大淀
    「はいはい・・・」

    陸奥
    「はぁ・・・。
     ・・・ん、あら、どこに行くの?」


    ダンテ
    「散歩だ」スタスタスタ


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