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    元スレダンテ「シンカイセイカンねぇ」

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    301 = 276 :

    お疲れ様でした。
    もう序盤に思いついてるネタ全部詰め込んでいこうと思っているので
    遅々として進みませんが、ご了承

    305 :

    やべー見返したらすごいミスしとるー!

    >>168
    Sword Dancer!

    Sword Master!


    でした、さーせん
    これ、いつか形にしようと思ってた自作品ネタの方の奴と混ざってました。
    あっちもDMCのスタイルネタパクってたもんだから、がっつり混ざりました。

    306 = 305 :

    吹雪
    「やっぱり無理だよね、私なんかじゃ・・・」


    ダンテ
    「ヘイ、フブキ」スタスタ

    吹雪
    「・・・あっ・・・ダンテさん・・・」

    ダンテ
    「いい天気だってのに俯いてるじゃねぇか。どうした」ストン ←腰下ろす

    吹雪
    「っ・・・」

    ・・・

    ダンテ
    「uh」

    吹雪
    「・・・私、結局何もできなくて・・・」

    ダンテ
    「そうだったか?盛大にかましてたじゃねぇか。 スカッとな」hahaha

    吹雪
    「」

    307 = 305 :

    吹雪
    「うぅ・・・」

    ダンテ
    「ま、慣れない海上での初陣じゃあんなもんじゃねぇのか」

    吹雪
    「・・・」

    ダンテ
    「huh. そう落ち込むな。
     立派だったと思うぜ、お前さんは。覚悟は十分だった」ニッ

    吹雪
    「ダンテさん・・・」

    ダンテ
    「しかし、・・・そうだな。
     やっこさんを前に、へっぴり腰で目を瞑って撃ってたってとこだけはいただけなかったもな」haha

    吹雪
    「はうっ・・・・・・うぅ~・・・」

    ダンテ
    「あとは腕前だけだな。
     よし、ちょっくら立ってみろ」

    吹雪
    「・・・え?」

    308 = 305 :

    吹雪
    「ふぅうっ!」プルプルッ

    ダンテ
    「まだ高い。もう少し腰を落とせ」

    吹雪
    「は、はいっ・・・! ・・・ふっ、ん"ぅっ・・・!」

    ダンテ
    「足腰だけはしっかり鍛えとけ。
     やっこさんの攻撃を避けるときは勿論だが、バランスを取るのにも保つときにも使うぞ。
     お前さんのナリであれだけごちゃごちゃしたモン担いで行くんならなおさらだ」

    吹雪
    「はいっ!」グググッ・・・

    ダンテ
    「・・・ほぉ」

    ・・・

    吹雪
    「あ、足がぁぁっ・・・!」ピクピクッ・・・

    ダンテ
    「えらかったな。悪くねぇガッツだったぜ」hahaha

    吹雪
    「・・・えへへ・・・」

    309 = 305 :

    ダンテ
    「最初はそんなもんだな。 ま、これからさ」

    吹雪
    「はい・・・」

    ダンテ
    「どうした?」

    吹雪
    「・・・私、本当に強くなんてなれるんでしょうか・・・?
     昨日は本当に何の役にも立てなくて・・・、今だってこんな・・・。
     ・・・私なんかに強くなれる力なんて、本当は・・・」

    ダンテ
    「フブキ。
     本当に大事なモンはな、力なんかじゃねぇのさ」

    吹雪
    「え・・・?」

    ダンテ
    「それよりも、もっと大切なものがある」

    吹雪
    「もっと大切なもの・・・・・・それって何なんですか・・・?」

    ダンテ
    「ん? huh..
     そうだな、あえて言葉するなら "誇り高き魂" ・・・なんてどうだ?」ha

    吹雪
    「・・・誇り高き、魂・・・」

    310 = 305 :

    ダンテ
    「お前さんはもう持ってると思うがな」

    吹雪
    「えっ ・・・私が、ですか?」

    ダンテ
    「ああ。 だから、焦るこたねぇのさ。
     大丈夫だ。それをずっと持っていられるなら、お前さんは必ず強くなれる」

    吹雪
    「・・・それって本当ですか・・・? 本当にこんな私でもっ」

    ダンテ
    「ああ。
     卑下することもないと思うぜ。お前さんは根性もあるみてぇだからな。地道に鍛えていきゃ立派にもなれるさ。
     昨日もしっかりと見せてもらってるからな。保証してやるよ」

    吹雪
    「昨日・・・?」

    ダンテ
    「出撃前のな。いいツラしてたぜ」

    吹雪
    「・・・」
    (・・・私が・・・)

    311 = 305 :

    吹雪
    「・・・私、がんばりますっ。
     今度はしっかり戦えるように、ちゃんと訓練して・・・!」ググッ…!

    ダンテ
    「・・おう、面構えも戻ってきたな」

    吹雪
    「・・・はいっ!」

    ・・・

    吹雪
    「あのっ!」

    ダンテ
    「あん?」

    吹雪
    「また、いろいろ見てもらってもいいですか?えっと、・・・姿勢とか!」

    ダンテ
    「ha. そうだな、せめてへっぴり腰くらいは早く直しとかねぇとな。
     見てるこっちまでヒヤヒヤしちまうからな」

    吹雪
    「ぁうっ///」

    ダンテ
    「uh・・・huh. さっき言っちまった手前もあるな・・・。
     ok, なんなら、お前さんが自信を持てるようになるくらいまでなら面倒見てやろうか」haha

    吹雪
    「! ・・・それ、約束・・・してくれますか?」

    ダンテ
    「・・・ああ、いいぜ」
    (まぁ今回はそういう仕事だからな)

    312 = 305 :

    アリガトウゴザイマシター! ←吹雪、走り込みへ


    ダンテ
    「今からでも、か。 huh..
     さっきまでひどく落ち込んでたかと思ったが、元気だねぇ。
     マジにガッツあるな」ヒラヒラ


    ア、イタ


    「探したよ。こんなところにいたんだね」スタスタ


    ダンテ
    「おっと、悪い。また放っちまった」


    「それはいいんだけどね。 まぁでも次からは一言ほしいかな・・・」

    ダンテ
    「ああ、そうする」

    313 = 305 :


    (補佐艦が戻るのはいつになるんだろうか・・・?)
    「それで、結局どうするんだい? 昼寝する場所でも探すのかい?」

    ダンテ
    「・・・あー・・・いや。目も冴えてきちまったからな。
     一旦、用意されてる部屋に帰るわ。ムツも戻ってきてるかもしれねぇしな」


    (丁度いい、かな)
    「わかったよ。私もついて行っていいかい?」

    ダンテ
    「おう」

    ・・・

    提督室

    ガチャ

    ダンテ
    「・・・まだみたいだな」


    「のようだね」パタン

    ・・・


    「・・・使ってる部屋ってあそこだよね?」

    ダンテ
    「あぁ、そうだ。タタミなんて初めてだったんだがな。
     なかなかだったな」


    「へぇ、それはよかった。そうか、畳なんだ。
     あそこの部屋はずっと閉められたままだったことしか知らないから、入ったことはないんだよね。
     お邪魔してもいいかい?」

    ダンテ
    「構わねぇぜ」


    「スパスィーバ」ガチャ

    314 = 305 :

    ハラショー、ケッコウヒロインダ


    コンコン
    「哨戒編成隊旗艦、翔鶴です。第五班は全員、帰還しました」←提督室・前


    ダンテ
    「ん? 開いてるぜ」

    「っ!」


    ガチャ…

    翔鶴(小破)
    「し、失礼します! 報告に・・・って、・・・あら?」

    ダンテ
    「報告か、そいつはタイミングが悪かったな。ムツなら外してるぜ。
     それともナガトか、オオヨドか?」

    翔鶴
    (あっ・・・)
    「えっと、その・・・」

    ダンテ
    「ナガトとオオヨドはわからねぇが、ムツなら少し待ってりゃくるかもな」

    翔鶴
    (!)
    「ではこちらでしばらく待たせていただいてもよろしいでしょうか?」

    ダンテ
    「あぁ、いいんじゃねぇか」

    315 = 305 :

    ダンテ
    「・・・ん?よく見りゃお前さん、怪我してんじゃねぇか」

    翔鶴
    「あ、いえ、ほんの掠り傷ですから・・・。
     私たち艦娘は入渠・・・えっと・・・入浴すれば怪我は直せますし、
     これくらいであれば本当に・・・」

    ダンテ
    「へぇ。本当にすげぇな、カンムスってのは。
     報告だったか? ムツに言っとけばいいんだよな?
     俺が聞いて、言っといてやるよ」

    翔鶴
    「え、いえ・・・でも」

    ダンテ
    「見てらんねぇのさ。とっとと、・・・ニュウキョか? ま、手当てなりしてきな。
     そんな傷でも、もし残ったりでもしたら事なんじゃねぇのか」

    翔鶴
    「だ、大丈夫ですっ ほんとに・・・。
     気にしないでください・・・」

    ダンテ
    「・・・そうかい」

    316 = 305 :

    ガチャ


    「あれ?翔鶴さん?」

    翔鶴
    「あら、響ちゃん」

    ダンテ
    「満足したのか?」


    「うん、堪能できたよ。本当にいい部屋だね。できれば今度は姉妹たちにも見せたいかな。
     皆、ずっと気になってた部屋なんだよね」

    ダンテ
    「huh.. 好きにしな」


    「ハラショー、言ってみるもんだね。それじゃお言葉に甘えて、また今度にでも」

    ダンテ
    「ああ」

    翔鶴
    「・・・」
    (あそこの部屋に・・・)


    「翔鶴さんは哨戒の報告かい?」

    翔鶴
    「ええ。でも代理も補佐艦もいらっしゃらないみたいだから、ここで待たせてもらってるの」


    「なるほどね。哨戒任務、お疲れ様、翔鶴さん」

    翔鶴
    「ありがとう、響ちゃん」

    ダンテ
    「・・・ただ待ってるってのも暇だな」ガチャ ←私室へ

    響・翔鶴
    「?」

    317 = 305 :

    ダンテ
    「こいつで時間潰さねぇか?」つ□


    「あ」

    翔鶴
    「トランプ、ですね・・・」


    「へぇ、部屋にそんなのあったんだ」

    ダンテ
    「いや、今朝方にムツと出掛けたときにな・・・。
     売れ残ってる服を買い取ってやったら、おまけだつってくれたのさ」


    「ふーん」

    翔鶴
    (なんかそれも変な話ですね・・・)

    ・・・


    「でもトランプか、いいね。ゲームは何にするんだい?」

    ダンテ
    「中途半端になってもいけねぇからな。簡単ですぐに終わらせられるポーカー、・・・なんてどうだ?」


    「なるほどね。 でもいいのかい?私はけっこうポーカーは強い方みたいだよ?」

    ダンテ
    「そういう面してるよな、お前さんは・・・。
     huh. かくいう俺も勝利の女神とは仲が良くてな。
     後で泣きを見ても知らないぜ?」


    「ふふ、そいつはいいね。とても楽しみだ」

    翔鶴
    「・・・」

    ダンテ
    「・・・huh.
     よし、始めるぞ。ほれ、お前さんもずっと突っ立ってないで座れ」

    318 = 305 :

    翔鶴
    「あ、いえ、私は・・・ ルールもわかりませんし・・・」


    「あれ、そうなのかい?」

    翔鶴
    「ええ・・・瑞鶴、・・・妹が他の子達と一緒にやっているのは見たことはあるんですけど、
     細かいルールまでは・・・」


    「そっか。でも教えてあげるから大丈夫だよ。シンプルなゲームだしね」

    ダンテ
    「あぁ。いくつか役を覚えるだけだ。一応細かいこともあるが、まぁなんとかなるだろ」

    翔鶴
    「・・・はぁ」

    ・・・

    食堂


    間宮
    「それではこちらも追加で手配しますね」

    長門
    「頼む」

    鳳翔
    「長門さん、お酒の件なんですけど・・・」

    長門
    「ん、なんだ?」

    319 = 305 :

    キィー…
    陸奥
    「うわっ、すっごっ・・・あんな飾りつけまで・・・。
     ほんと、こんなことでも真面目ね、長門ったら。ふふっ」パタン…


    鳳翔
    「日本酒なんですけど、海外の人だと伺いましたし・・・。
     ビールはいつものように常備もそれなりにあるのでいいんですけど、
     ワインなどの洋酒も必要かと思いまして・・・」

    長門
    「あぁ、そこまで考えていなかったな・・・。
     たしかに、あった方がいいだろうな」

    鳳翔
    「それで、ワインなんですけど・・・、
     実は料理用に大量に消費してしまいまして、備蓄の方が・・・」

    長門
    「なんと・・・。わかった、それならそれも新しく追加しよう。
     領収書はあとで私のところに」

    鳳翔
    「わかりました」


    陸奥
    「忙しそうね」スタスタ

    長門
    「陸奥っ。 いいのか?そっちの方は」

    陸奥
    「少し様子を見に来ただけだから、すぐに戻るわ。
     それに頼りになる子達に任せてきたから、大丈夫よ」

    長門
    「ほう」

    320 = 305 :

    陸奥
    「だいたい何時くらいでいいの?」

    長門
    「そうだな・・・、多少大掛かりになってしまったが、準備は早くから始めたからな。
     いつもの夕食の時間には間に合いそうだ」

    陸奥
    (多少、ね・・・)
    「わかったわ、じゃそれくらいにね」

    長門
    「頼んだぞ」

    陸奥
    「はいはい」


    ナガトサーン!


    長門
    「む、すまん、駆逐艦が私を呼んでいるっ」

    陸奥
    「あぁ、手伝うって申し出てくれた子達ね。
     了解、いってらっしゃい」

    長門
    「ああ、ではな!」スタターッ


    陸奥
    (ま、役得ってやつよね・・・)ヒラヒラ
    「・・・まぁ私も、か。 ・・・ふふっ、どうなのかしらね、実際」スタスタスタ…

    321 = 305 :

    提督室


    ダンテ
    「スリーカード」フッ

    翔鶴
    「・・・えーと、たしかストレートと言いましたっけ?これ・・・」

    ダンテ
    「・・・。 ヒビキ、お前さんは?」


    「ふむ」パサッ

    -フルハウス-

    翔鶴
    「・・・あっ・・・」

    ダンテ
    「おいおい、ドベかよ・・・」


    「何も賭けてなくてよかったね」

    ダンテ
    「お前さん、今笑ってやがるな・・・。口調に出てるぜ」


    「おっと。私もまだまだだね」

    翔鶴
    「ふふふ・・・」クスクス

    ダンテ
    「・・・ha」

    322 = 305 :


    「さて、どうする?続けるのかい」

    ダンテ
    「そうか、・・・そうだな。何も賭けてないからだ」

    翔鶴
    「?」


    「いいのかい?フラグにしか思えないけど」

    ダンテ
    「何を言ってるのかわからねぇな。次は賭けるぞ。
     ・・・そうだな、もし俺が負けたら、マミヤでストロベリーサンデーを・・・・・・奢ってやろう」


    「何かな、今の間は」

    翔鶴
    「ストロベリーサンデー?」


    「・・・ん、そんなのあったかな?」

    ダンテ
    「昨日、出来たばっか新メニューだ。
     あそこのマスター、いい腕してるな。
     材料と作り方を適当に言って、作ってもらったんだが、
     出来上がったサンデーの甘さ加減は絶妙だった」


    「ということはあなたのリクエストしたスイーツがそのままメニューにってことかな?」

    ダンテ
    「そういうことだ。
     まぁ、材料自体はポピュラーだからな。作り方だけ言ったらサクっと作ってくれたぜ?」


    「なるほどね」

    翔鶴
    「苺のスイーツですか、おいしそうですね・・・」


    「うん、いいね。面白くなってきた」

    ダンテ
    「そうこなくちゃな」

    翔鶴
    (・・・大丈夫なんでしょうか・・・?)

    323 = 305 :

    ダンテ
    「ツーペア」フッ


    「ストレート」

    ダンテ
    「」


    「翔鶴さんは?」

    翔鶴
    「えっと、私もツーペアですね・・・。同列2位でしょうか・・・?」


    「ん・・・あ、エースとクイーンのツーペアだね。どっちもダンテの手札より強いよ。
     翔鶴さんの勝ちだね」

    ダンテ
    「・・・」

    翔鶴
    「えっと・・・すみません・・・」

    ダンテ
    「・・・いや、勝負は勝負だ」


    「そうだね」

    324 = 305 :


    「私が4連勝で、そのうち翔鶴さんとダンテでの勝負で、それぞれ3勝と1勝だね。
     もしかして、その勝利の女神さんとはケンカしてる最中だったんじゃないのかい?
     "ここ"では縁起でもないし、早めに仲直りしておいたほうがいいと思うよ」

    ダンテ
    「ご忠告どうも。そうするよ・・・」

    翔鶴
    (なぜか私も耳が痛いわ・・・)


    「というか微妙な役なのにドヤ顔なんだね」

    ダンテ
    「お前さん、けっこう辛らつだな・・・。
     ギャンブルってのはな、クールな態度と勢いが大事なんだよ」


    「へぇ、そうなんだ」ニヤリ…

    ダンテ
    「・・・tut」

    翔鶴
    「・・・」クス…

    325 = 305 :


    「よし。とりあえず、姉妹の分は稼いだかな」

    ダンテ
    「ほぉ。なるほど、考えたな」


    「一気に4つは食べられないと思うし、引き伸ばしすぎて忘れられても困るからね」

    ダンテ
    「huh.. ちょっとした暇つぶしのつもりが、ずいぶん高くついたぜ・・・」


    「ふふ、残念だったね。
     翔鶴さんも少なくとも2回は奢ってもらえるし、
     瑞鶴さんと一緒にご馳走してもらうといいんじゃないかな」

    翔鶴
    「いえ、私は別に・・・」

    ダンテ
    「ギャンブルってのはこういうもんさ。男に二言はねぇよ」

    翔鶴
    「あ、ありがとうございます。それではお言葉に甘えて・・・」

    ダンテ
    「おう。 だがまぁ、・・・日本円が手に入ってからだがな・・・」


    「あれ 持ってないのかい?」

    ダンテ
    「ドル札だけだ。それもはした金のな。今回の仕事の前金はもらってるはずなんだが、
     まだ手元には来てねぇな」

    翔鶴
    「昨日はどうなされたんですか?」

    ダンテ
    「・・・一緒に行った金剛に借りた・・・」


    「・・・服は経費かい?」

    ダンテ
    「あー、いや・・・ムツがカード出してたな・・・」

    響・翔鶴
    「・・・」

    326 = 305 :

    ガチャ

    陸奥
    「あら?」

    翔鶴
    「補佐艦、戻られましたね」

    ダンテ
    「おぅ、ムツ。けっこうかかってたな」

    陸奥
    「ちょっとね」


    「丁度お開きかな」

    陸奥
    「遊んで待ってたの?ごめんね、遅くなっちゃって。
     ・・・あら、おまけでもらったトランプじゃない。ゲームは何?」

    ダンテ
    「ポーカー」

    陸奥
    「あ、そう・・・」


    「・・・」

    翔鶴
    「補佐艦、長門代理は・・・」

    陸奥
    「あぁ、私が代わりに受けるわ。哨戒任務の報告よね?」

    翔鶴
    「はい」

    327 = 305 :

    陸奥
    「了解、ご苦労様。交代班はもう哨戒に出てるし、あとはゆっくり休んでね」

    翔鶴
    「ありがとうございます、それでは。
     ・・・あの、楽しかったです。その、また・・・」

    ダンテ
    「ああ。またな、ショウカク。
     金は入ったら俺の方から、声かけるぜ」

    翔鶴
    「っ・・・ふふ。
     はい、妹の瑞鶴と一緒にお待ちしています」ペコリ

    ガチャ、パタン

    陸奥
    「・・・何の話?」

    ダンテ
    「hm..」


    「ポーカーで賭けに負けてしまったから奢るって話だよ」

    陸奥
    「あら?手持ちのお金はないんじゃなかったの?」

    ダンテ
    「・・・ああ、だから金が入ったらって話だ」

    陸奥
    「ふう~ん・・・」

    ダンテ
    「・・・なんだよ?」

    陸奥
    「・・・別に?」

    ダンテ
    「huh.. んな顔すんなよ。金が入ったらちゃんとお前にも返すさ」

    陸奥
    「別にお金を返してほしいわけじゃないんだけど・・・」

    ダンテ
    「あん?」

    陸奥
    「・・・もういいわよ、別に・・・」ハァ


    「・・・」

    328 = 305 :

    ダンテ
    「なぁ」

    陸奥
    「・・・なに?」

    ダンテ
    「さっきのショウカクだが、怪我が多いのか?」

    陸奥
    「っ・・・」


    「・・・どうしてそう思ったんだい?」

    ダンテ
    「まぁなんとなくだ。変に意地張ってるようにも見えたからな」

    陸奥
    「・・・多いといえば多いわ」

    ダンテ
    「ふ~ん・・・」

    陸奥
    「今日も哨戒中にはぐれの小艦に遭遇して、軽度の戦闘。
     哨戒班全体では特に大きな損害はなかったみたいだけど、それでも翔鶴だけは被弾。
     ・・・まぁでも本当に軽傷でよかったわ」


    「これまでの作戦でも彼女だけが被弾とか、そういうことってけっこう多いんだ・・・」

    ダンテ
    「へぇ。どんくせぇのか?」


    「そういうわけでもないと思うんだけどね・・・」

    陸奥
    「・・・」

    ダンテ
    「hm..」

    329 = 305 :

    陸奥
    「そういえば、あなたジャケットは?」

    ダンテ
    「・・・あぁ、暑かったんで脱いだな」

    陸奥
    「そ。まぁ洗うほどでもないんだろうけど。
     今はちゃんと掛けてるの? 出したままにしてない?」

    ダンテ
    「・・・あぁ、大丈夫だ。ちゃんと掛けてある」

    陸奥
    「ならいいわ。えらいわね」

    ダンテ
    (マジでガキ扱いだな・・・)huh..


    「・・・」

    ・・・

    陸奥
    「あら、もうお昼もだいぶ過ぎちゃってるわね」


    「あぁ、もう1300か。けっこう遊んでたのかな」

    ダンテ
    「気付いたら腹も減ってきやがったな。
     ここじゃ飯はどうしてるんだ? 食える所はあるんだろ?」

    330 = 305 :

    陸奥
    「そうだけど・・・ねぇ、デリバリーにしない?」


    「・・・それがいいんじゃないかな。
     この時間だと、任務とか演習とか、その他の用事で、お昼時に遅れた人たちでまた込むんだ。
     さっきまで哨戒に出てた翔鶴さんたちみたいに、帰ってきた人たちとかでね」

    ダンテ
    「あ?狭いのか?その食う所は」

    陸奥
    「そういうわけでもないんだけどねっ。
     まぁ、いいじゃないデリバリーでも!」


    「・・・」

    ダンテ
    「腹ペコだからな。できれば早い方がいいんだが・・・」

    陸奥
    「お店も近くてすぐだから!えっと、ピザのお店とかは本当にすぐ来てくれるのよっ!」

    ダンテ
    「ph♪ へぇ、近くにピザ屋があんのか。そいつはいいな。よし、さっそく頼んでくれ、ムツ。
     生ハム&ガーリックポテトミックススペシャルのLサイズだ。オリーブは抜きで頼むぜ」

    331 = 305 :

    陸奥
    「わ、わかったわ。飲み物はどうするの?」

    ダンテ
    「ビールか赤ワイン・・・って言いたいところだが、
     ヒビキ、お前さんも食うよな?」


    「いいのかい?」

    陸奥
    「いいわね。一緒に頼めるし、そうしましょう」


    「スパスィーバ。
     でもそれなら、姉妹も呼びたいかな・・・」

    ダンテ
    「おう、いいじゃねぇか。呼んで来い。
     ムツ、飲み物はトマトジュースとコーラだ。あぁ、オレンジも必要かもな」

    陸奥
    「ふふふ、それじゃいろいろ頼みましょうか。デザートとかも注文できるから」

    ダンテ
    「いいね」


    「スパスィーバっ」ガチャ、タタタッ


    ダンテ
    「ha. ちょっとしたピザパーティだな」

    陸奥
    「うふふ、そうね」



    *艦娘の飲酒年齢事情は見た目相応ということにしてください。
    ただ厳密には考えてないです。
    アニメダンテとかだと、特にこの辺のモラルには厳しい方だと>>1は勝手に思ってます。
    見た目19歳くらいだと、勧めてるかもしれないですけどね。

    332 = 305 :

    陸奥
    「え、あ、・・・はい。わかりました。
     いえ、それで構いませんよ。それじゃお願いします」p

    ダンテ
    「どうした?」

    陸奥
    「ええ、それが・・・今日は鎮守府<うち>の子達、みんながいろいろ出前を取ってるようなの・・・。
     だから、ピザ屋さんも、その、・・・ね?」

    ダンテ
    「? 他のは、みんな飯所で食ってんじゃねぇのか?」

    陸奥
    「ま、まぁこういう日もあるわよ!
     まとめて宅配はしてるみたいだから、少し余分にかかる程度よ、きっと!」

    ダンテ
    「hm. まぁしかたねぇか」

    陸奥
    「・・・えーと、ただ待ってるのも退屈よね・・・・・・あ、ねぇっ トランプあるじゃない!
     それやりましょうよっ」

    ダンテ
    「かまわねぇが・・・。何やるんだ?」

    陸奥
    「・・・ポーカーとか・・・?」

    ダンテ
    「ほぉ、いいのか、俺は勝利の(ry」

    陸奥
    「・・・あら、私も(ry」

    ダンテ
    「へぇ・・・」

    陸奥
    「・・・何よ」

    333 = 305 :

    ダンテ
    「huh. 上等だ。
     物は何を賭けてほしいんだ?なんでもいいぜ?
     お前には貸しがあるからな。お前はなしでいい」

    陸奥
    「言ったわね・・・。
     それじゃ、私が勝ったらお願いの一つでも聞いてもらおうかしら?」

    ダンテ
    「ok, そんじゃ始めるぜ」

    ・・・

    ダンテ
    「ワンペア・・・」

    陸奥
    「わ、私も・・・」

    パサッ

    ダンテ
    「キングとクイーン・・・今度は俺の勝ちか・・・」

    陸奥
    「みたいね・・・。 交互に3勝ずつ・・・ねぇ、私たちって・・・」

    ダンテ
    「何が言いてぇのかわからねぇな・・・。
     ・・・ところで、遅くねぇか、あいつらも」

    陸奥
    「そういえばそうね・・・。呼びに行っただけだと思うんだけど・・・」


    ガチャ


    ダンテ
    「お」

    陸奥
    「あら」



    「遅くなって申し訳ない。起こすのに手間取ってね。特に姉の」


    「ちょっと響!?」


    「今日はお誘いいただき、ありがとうなのです!」


    「手ぶらで来ちゃったんだけど、よかったのかしら?
     何か用意するものある? 飲み物は私が準備するわねっ!」


    ダンテ
    「huh. 一気に騒がしくなったな」

    陸奥
    「ふふ、そうね」
    (・・・結局、賭けはダメだったわね・・・)

    334 = 305 :

    三水戦の部屋・吹雪たちの方


    コポコポコポ・・・

    睦月
    「はい、吹雪ちゃん」

    吹雪
    「ありがとー、睦月ちゃん! ふぅー」ゴクゴク

    睦月
    「本当にさっきまで走り込んでたんだね」

    吹雪
    「うんー、もう腹ペコだよー」グテー

    睦月
    「ふふふ、もう少しで―」


    コンコンッ 


    睦月
    「あ、きたね」

    吹雪
    「? お客さん?」


    「届いたっぽいー。あけてー」


    吹雪
    「あれ?夕立ちゃん?」

    睦月
    「ご苦労様。夕立ちゃん」トテトテトテ、ガチャ

    335 = 305 :

    睦月
    「はい、吹雪ちゃん。熱いから気をつけてね」

    吹雪
    「あ、うん、ありがと・・・ ピザ?」

    夕立
    「今日は食堂も間宮さんも忙しいっぽいー」

    睦月
    「ちょっ! 夕立ちゃんっ」

    夕立
    「おいしーっぽい!」

    吹雪
    「へぇ・・・?」

    ・・・

    提督室



    「ぐぬぬぬっ・・・」

    ダンテ
    「ほれ、こっちだ、こっち」


    「その手には乗らないんだから~っ!」ピッ

    ダンテ
    「huh」


    「・・・にゃっ?!」ガビーン

    ダンテ
    「hahaha」

    336 = 305 :


    「何回そのやり取りやってるのよ」


    「また二人がババの押し付け合いになっているのです・・・」


    「結局最後は毎回こうなってるね。
     言うまでもなく暁は顔に出るタイプだし、片や一方は基本的に勝負運はないみたいだね」


    「届いたわよー、開けてもらえるー?」



    「あ、来たね」

    ・・・

    陸奥
    「すごい量だったの忘れてたわ・・・」


    「あぁ、気が回らなかった、ごめんなさい・・・」

    陸奥
    「あ、いいのよ。気にしないで」

    ダンテ
    「悪いなムツ。どれが生ハム&ガーリックなんだ?」

    陸奥
    「こっちよ」つ■

    ダンテ
    「thx」



    「すごくいい匂いだわ!」


    「それもたくさんなのですっ」


    「わぁ!オレンジジュースもあるわっ!」

    337 = 305 :

    パカッ…

    ダンテ
    「・・・んだこりゃ」

    陸奥
    「何って、あなたが頼んだ、・・・えーっと・・・
     生ハム&ガーリックポテトミックススペシャルじゃない。オリーブ抜きの」ピラッ ←チラシ見せる

    ダンテ
    「いやだから、そのチラシのイメージと全然違うだろ・・・。
     何の詐○だこいつは・・・」


    「一緒よ?」


    「一緒なのです」


    「どう見ても同じじゃないか」


    「変なダンテね」

    陸奥
    「あなたが何を言ってるのかわからないわ」

    ダンテ
    「・・・」

    338 = 305 :

    サクッ…

    ダンテ
    「・・・! 味はイケるな」モグモグ

    陸奥
    「それはよかったわ」


    「おいしー!」パァ


    「むふーんっ!」ムニョーン


    「アツアツなのですっ!」ハフハフ


    「ハラショー。この苺のデザートピザってのも意外にいけるね」モニュモニュ


    提督室・前

    ドタドタドタドタッ!

    「数量限定スーパーデビルクラフトは私のものですーっ!!」ウヒャーイ!
    「五航戦!挟撃遅れているわよ、急ぎなさいっ!独り占めされます!!」シュタタタタッ!
    「言われなくてもわかってるっての!あーもうっ!ていうか相変わらず早すぎなのよっ!!」グググッ…!
    「二人とも鎮守府内なんですよ!? 瑞鶴もそれはやめなさいっ!」
    「・・・まぁ、こうなるだろうなってのはわかってたけどねー」
    「だよね・・・」

    ズダダダダーッ


    ダンテ
    「・・・あん?」

    陸奥
    「・・・はぁ、気にしなくていいから・・・」←頭かかえてる



    「オレンジジューズもおいしい!」プハー


    「暁、こぼしてるよ」


    「もー、仕方ないわねぇ」フキフキ


    「雷ちゃんもパラパラ付いてるのです・・・」サッサッ

    339 = 305 :

    お疲れ様でした


    まだお昼過ぎなんですぜ、これ・・・
    さーせんね

    突然なんですけど、吹雪に黒い犬っころの相棒ができるとしたら、名前がどんなのがいいんですかね

    340 = 305 :

    すみません、情報少なすぎでしたね。
    無茶振りすぎたので補足させていただきます。


    吹雪のパートナーになるのは、三氷棍のケルベロスです。

    ケルベロスはとある経緯から、三つ頭 → 一つ頭 → 犬っころ にまで弱体変化します。
    人語を話す能力もしばらくは失われた状態から合流します。

    まだ詳しいことは考えてませんが、とりあえず青いほねっこ(一本)の魔装形態にして
    吹雪の腰にでも携えてれば、そこそこサポートはしてくれる、程度には考えてます。

    まぁ合流はもうちょい先です。


    名前に関して何ですが、中の人ネタとかにまで広げてはみたのですが、
    どうもしっくりこないなぁと。


    どうしましょうかね…
    "ケロ"も考えたんですけど、なんかそれもアレだなぁと思いまして…
    まぁこっちの犬は羽ないんですけど。

    342 :

    提督室・寝室


    ダンテ
    「Zzz..」


    「スー」Zz..


    「ハラショー…」Zz..


    「モット、ワタシニ…」


    「ダカラモウ、コドモジャナイッテバァ…」


    陸奥
    「うふふ・・・」パタン…

    ・・・

    提督室


    陸奥
    「一緒になって寝ちゃって・・・本当に子供みたいな人ね」ポスン ←ソファ


    陸奥
    「・・・暇が出来たわね・・・」
    (どうしようかしら・・・。あっちの手伝いにでも行く・・・?
    ・・・だめね、誰も付いてないことになっちゃうし・・・)


    コンコン!


    陸奥
    「? はーい、どうぞー」

    343 = 342 :

    金剛
    「HI! 陸奥、今日はイイ天気ネー!」

    比叡
    「失礼します!」

    陸奥
    「あら、金剛、比叡。こんにちは」

    金剛
    「コンニチワデース!」

    比叡
    「こんにちは!代理補佐艦!」

    陸奥
    「どうしたの?二人とも」

    金剛
    「hm.. それが、今朝からずっとダンテを探してるんデスガ、見つかりマセーン・・・。
     0900くらいにココにも一度来たのデスガ・・・。
     ドコにいるのか知りまセンカ?」

    比叡
    (今日は朝の準備にやたら時間かけてましたからね、お姉さま・・・)

    陸奥
    「・・・実は今朝方、ここで長門、大淀と私とあの人の四人で午前の会議前の話合いをしていたの。
     終わったのは0830くらいだったかしら。
     その後は各自で・・・、だったから実は私も今はどこにいるのかは知らないの。ごめんなさい・・・。
     六駆の子達と遊んでるとは聞いたから、もしかしたら今もどこか近くの外に出てるのかもしれないわね」

    (今は皆寝ちゃってるし、正直ここで起こされてもって感じなのよね・・・)

    344 = 342 :

    金剛
    「oh, そうだったんデスカ。フム、第六駆<Little Sweeties>デスカー」

    比叡
    「外も見回りましたけど、見かけませんでしたね」

    金剛
    「ホントデース・・・。
     hmm... 今日は食堂も間宮も利用できないカラ、外へ昼食にでも誘おうと思っていたノニ・・・」

    陸奥
    「それは残念だったわね。
     会議の後すぐに第六駆の子達が来て、遊びに出かけたみたいよ。それっきりかしらね」

    金剛
    「uh-huh. ナルホドネー。会議の後・・・デスカ。
     ・・・ン? そういえば陸奥、その会議には出てませんデシタヨネ?ダンテもいませんデシタ」

    陸奥
    「えっ、ええ・・・。私は他に執務があって・・・。
     あの人にも、会議で新しく話しておくようなことは特になかったし、ね・・・」

    金剛
    「・・・フーン・・・」

    比叡
    「・・・」

    陸奥
    「あはは・・・」←目逸らし

    金剛
    「・・・まぁ、いいデス。ダンテの方を問い詰めますカラ」

    陸奥
    「」

    比叡
    (なんかすみません、補佐艦・・・)

    345 = 342 :

    金剛
    「それじゃ、行きマース。 陸奥、ダンテを見かけたら教えてくださいネー!」ガチャッ

    比叡
    「失礼しました、代理補佐艦。慌しくてすみません・・・」

    陸奥
    「いえいえ・・・」ヒラヒラ…

    パタンッ

    陸奥
    「・・・はぁ、なんか無駄に緊張したわね・・・」

    ・・・

    陸奥
    (・・・本格的に手持ちぶさたになっちゃったし、私も少しだけ休んじゃおうかな・・・)
    「・・・んー・・・・・・zz」スー…


    1600時


    陸奥
    「・・・ん・・・ぅ・・・・・・っ!? いけないっ!」ビクンッ
    (・・・あら? 毛布・・・?)

    ダンテ
    「ha. 起きたのか。何がいけないって?」ペラ ←資料本

    陸奥
    「・・・これ、あなたが?」つ毛布

    ダンテ
    「ん? ・・・あぁ」ペラ

    陸奥
    「・・・ありがと」
    (見られたわよね、寝顔・・・//)

    ダンテ
    「いや」huh

    346 = 342 :

    陸奥
    「それ・・・」

    ダンテ
    「んぁ悪い。見せてもらってるぜ」

    陸奥
    「別にいいわ。信用してないわけじゃないもの」

    ダンテ
    「ha. そいつは光栄だね。
     まぁ今回の仕事はマジで長くなるだろうからな。柄にもなくお勉強さ」ペラ

    陸奥
    「ふぅ~ん。・・・読めるの?」

    ダンテ
    「みたいだぜ? 本当すげぇな、あの魔法のコンニャクってのは」

    陸奥
    「へぇ・・・」

    ダンテ
    「しっかしどうしてこう、お前さんら日本人の名前ってのはごちゃごちゃしてんだ?」ピンッ ←紙を弾いた

    [陸奥] ファサ… ←手書きされた紙

    陸奥
    「っ・・・。 ふぅん・・・よ、よく書けてるじゃない?」

    ダンテ
    「huh, オイオイ、銃か剣しか握らない手だとでも思ってたのか?
     馬鹿にするなよ、ピザを食うときには使うし、ワインボトルだって握るぜ?
     デザートを食うとき、スプーンを持つのにも必要だしな」

    陸奥
    「プ、フフフッ…、なによそれ。結局あんまり筆は取らないんじゃない」クスクス

    ダンテ
    「ha.. まぁ、細かいことは相棒任せだったな」

    陸奥
    「へぇ・・・、それじゃここにいる間は私がその相棒ってことね?」

    ダンテ
    「頼りにしてるぜ」

    陸奥
    「ふふっ。ええ、了解よ」ニコ

    347 = 342 :

    陸奥
    「そういえば、あの子達は?」

    ダンテ
    「ひとしきり部屋漁ったら、満足して帰っていったな」

    陸奥
    「そ・・・」

    ダンテ
    「ああ」ペラ

    陸奥
    「・・・」ジー

    ダンテ
    「・・・」

    ・・・

    陸奥
    (・・・)
    「・・・」

    ダンテ
    「・・・ヘイ」パタン

    陸奥
    「な、なにっ?」ビクッ

    ダンテ
    「ただ読んでるだけじゃわかんねぇし、お前も退屈してるみたいだからな。
     勉強のお時間だ。ちょいと付き合ってくれよ。
     こっちとしても、レd・・・仲介屋の女からは触りくらいしか聞かされてなくてな」

    陸奥
    「あら、そうだったの?」

    ダンテ
    「ああ・・・。
     だから教えてくれ。敵さんのシンカイセイカンのことと、お前たちカンムスのことをよ。
     あとはまぁ、・・・いろいろだな。"ここ"のことも教えてくれ。
     つーか今リストも見せてもらってるが、まだ会ってない奴も相当いるだろこれ・・・。
     昨日のブリーフィングで挨拶した奴でもまだ名前覚え切れてないのも多い」

    陸奥
    「・・・そうね。
     確かにすぐにでも必要になってくることだと思うし、とても重要なことだったわね・・・。
     遅くなってごめんなさい。ちゃんと話すわ」

    ダンテ
    「thx」

    348 = 342 :

    ダンテ
    「へぇ。そんじゃつまり結局のところはよくわかってねぇのか」

    陸奥
    「ええ・・・。
     はっきりとわかっているのは、こちら側人類に対し、
     明確な敵意を持っていて、攻撃をしかけてくるということ。
     そして現状、制海権のほぼ全てがその深海棲艦に握られている状態にあって、
     各国は必至の抵抗を試みている、という状態ね」

    ダンテ
    「なるほどな」

    陸奥
    「それで、その具体的な対抗手段なんだけど・・・、
     もうあなたも知っての通り、深海棲艦に通常兵器は通用しないわ。
     そこで、私たち艦娘の存在、というわけね。
     次に私たち艦娘のことについて、詳しく話すわね」

    ダンテ
    「頼む」

    ・・・

    ダンテ
    「hm. 沈んだらどうなる?」

    陸奥
    「そのままよ。 そのまま・・・海の底に・・・。
     言うなれば、それが私たち艦娘の死ね」

    ダンテ
    「uhm..」

    陸奥
    (・・・)
    「・・・」

    ダンテ
    「あ?どうした」

    陸奥
    「・・・いえ、何でもないわ」フルフル

    349 = 342 :

    ダンテ
    「ok. つまり今回の俺の仕事としては、要はお前らを沈めないようにして、
     やっこさんをぶっ飛ばせばいいってだけだな]haha

    陸奥
    「え、ええ・・・そういうことになるけど・・・。
     随分と簡単に言ってくれるわね・・・」

    ダンテ
    「ハンパな仕事はしねぇよ。ちゃんと全員守ってやるさ」ha

    陸奥
    「っ・・・ そう、それなら頼りにさせてもらおうかしら?//」

    ダンテ
    「おう」

    ・・・

    ダンテ
    「あとはコウショウやら設備か。 面倒が多そうだな・・・」

    陸奥
    「あぁ、そういった細かいことは私が全部・・・とはいかないかもしれないけど、なるべく付き添うわ。
     詳細もそのときでないと難しいでしょうし」

    ダンテ
    「そいつは助かるな。
     あとは名前だな・・・。そもそも数が多すぎる」

    陸奥
    「・・・まぁそれも私がそばにいると思うし、時間をかけて覚えていくしかないんじゃない?
     ゆっくり慣れていくしかないわよ」

    ダンテ
    「huh. それもそうだな」

    350 = 342 :

    ダンテ
    「ン"、アァ"ー・・・肩がこった。悪かったな、だいぶ付き合わせちまったぜ」ポキポキ

    陸奥
    「問題ないわ。これも大事なお仕事だしね」


    *艤装や入渠、その他諸々について、いろいろ詳細に聞きました。
    LIBRARYに追加されました。



    1740時


    陸奥
    (もうそろそろいい時間かしらね・・・)
    「ね、そろそろお腹空かない?」

    ダンテ
    「ん? おぉ、けっこうかかってたんだな。
     そうだな、どうする?また外に食いに行くのか?」

    陸奥
    「ちょっとここで待っててもらえる?」

    ダンテ
    「あぁ構わねぇぜ」

    陸奥
    「ありがと」ガチャ、パタン

    ・・・
    食堂


    陸奥
    「了解。それじゃもう二人まとめて連れてくるわね」

    長門
    「ああ!
     皆で懸命に準備したからな、しっかり頼んだぞ!」

    オネガイシマス! ワイワイ

    陸奥
    「ふふふ、はいはい。任されたわ」ヒラヒラ


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