元スレダンテ「シンカイセイカンねぇ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
751 = 728 :
お疲れ様でした。
まだまだオフ編は続きますが、とりあえずこんな感じで。
クリスマスおまけは本当はかなりやりたかったけど、置きが足りない・・・
752 :
SE ショートCM
教会
ロッソ
「・・・」
ギィ… パタン
??
(ビアンカに頼まれて様子を見に来たけど・・・本当にいましたね・・・)
「お祈りですか?ロッソくん」コツコツ
ロッソ
「・・・いえ、違います。 ただ見ていただけですよ」
??
「・・・その像をですか?」スッ…
ロッソ
「はい」
753 = 752 :
・・・・
??
「・・・」
(あの像はいわゆる―)
ロッソ
「・・・その問いには答えぬ者―」
??
「え・・・?」
ロッソ
「何かを語ることもない者、たとえ祈ろうと助けてくれることもない者・・・
・・・そもそも、誰かを救えるような、そのような力など元々持ち合わせぬ者・・・
祈る人間がいなければ、生まれることはなかったし、
その人間の絶え間ない信仰なくしては、その存在を保つことすら出来ない。
力は愚か、口すらない。
たとえ自己の存在を穢されていようとも、抵抗も、反論すらもできずに・・・
人に忘れられて、死んでいく・・・
何と脆く、弱く、愚かな存在であることか・・・」
・・・・
??
「・・・」… ←像を静かに見やる
ロッソ
「・・・でも、ある人がこう言ってました。
"ソレ"は己の中にこそあるものだと―」
??
「己の中?」フィ ←ロッソを見やる
ロッソ
「・・・フフ。
人それぞれに、それはあるってことなんですかね。
・・・だとするなら、それはいったいどういう姿をしているのでしょうね・・・?」
??
「・・・」… ←再び像へ
754 = 752 :
事務所
ビアンカ
「お待ちどおさま! ご注文のストロベリーサンデーですっ」
??
「おぉ、これはすごいですねっ・・・!」
ビアンカ
「喫茶店でアルバイトしてるからねー。 昔からある、パパの行きつけだった所なんだよ♪」
??
(・・・)
「へぇ・・」
ビアンカ
「家でもそうなんだけど、もう料理とかもけっこう任されてるから、
材料さえあればたいていの物は作れちゃうかなー♪」
??
「おー」パチパチパチ
ビアンカ
「へっへーん」フンス
・・・・
ビアンカ
「―っておねーさん、付いてるよ?ww」つЛ
フキフキ
??
「んむっ・・・あ、ありがとうございますっ・・////」
ビアンカ
「いえいえ、どういたしまして」アハハッ
755 = 752 :
・・・・
ビアンカ
「パパの話?」
??
「えぇ・・・」
・・・・
ビアンカ
「―まぁ、うちのママ、パパにベタ惚れだからねぇ。
えーっと、知り合ってからだと何年になるんだっけ・・・?」
ロッソ
「・・39年間だよ」
ビアンカ
「あーそうなるかぁー。
ながいよねぇーww 付き合いだけならトリッシュさんより長いんだとか」
??
「・・・」
ビアンカ
「出会ってすぐとか、昔はいろいろもめたみたいだけどね」
ロッソ
「借金とかね・・・」
ビアンカ
「それwww
あとまぁ、これはトリッシュさんから聞いたんだけど、・・・あぁ、ママはこの手の話、絶対に口割らないからさww」
??
「・・・」
ビアンカ
「なんでも・・・んと、それはもうあたしたちが生まれる前の話になるんだけど、
当時、パパが"魔界"に閉じ込められちゃったことがあってさ。
まぁ本人は観光旅行だとか言ってたんだけど・・・w
そこからパパを脱出させる際に、トリッシュさんとママで協力し合ったことがあったのね」
ロッソ
(・・・)
756 = 752 :
ビアンカ
「その甲斐あって、なんとかパパは魔界から帰ってこられたわけなんだけど、
・・・あー、まぁトリッシュさんは元々なんだけどママがね・・・。
パパはもう"魔界落ち"してからはもうすぐに、だったみたいだけど・・・」
ロッソ
(真の解放・・・)
??
「・・・?」
ビアンカ
「・・んーと、もう言っちゃうと、年を取らなくなっちゃったみたいなんだよね。
厳密に言うと、老化が止まっちゃった、みたいな?」
??
「っ!?」
ロッソ
「・・・」
・・・・
ビアンカ
「それでなんかま、もうそれがほぼ決め手だったみたいだねぇー。
今までの溜めに溜めといた借金の分も合わせて、畳み掛けてたってさwww
"責任取りなさいよっ!" ってww」プフフーw
??
「・・・っ」
ロッソ
(・・・)
ビアンカ
(・・・)
「・・・それで、気持ちを言っちゃって結婚してからは、
元々心に溜め込んでた物が堰を切ったみたいにベタ惚れっていうか。
まぁそんな感じかな。 ママの話もけっこうしちゃったねw」
??
「・・・・・・」
757 = 752 :
・・・・
ビアンカ
「はい、これが昔の写真」ピラッ
[四人家族+トリッシュ]
??
「・・・っ」ジー…
ビアンカ
「あたしら可愛いくない?
あたしもロッソも5才のときにみんなで撮った写真だよ。10年前のやつだね。
・・・あ、そだ。パパとママの見た目は今もその写真のときと変わってないよ」
??
「・・・」…
ビアンカ
(・・・)
「・・んふふ、パパかっこいいでしょ?w」
??
「!?////」
ビアンカ
「あははww なんか昔、めちゃくちゃ絞ったとかは言ってたよw
魔界落ちの前ね」
??
(・・・)
758 = 752 :
???
ロッソ
「・・・フッ!」
ッ!
――…
ロッソ
「・・・」グッ…
スッ…
トリッシュ
「ハァイ。久しぶり、ロッソ」
ロッソ
「っ! ・・・ええ、お久しぶりです、トリッシュさん」
・・・
トリッシュ
「最近、"それ"の調子はどう?」
ロッソ
「いい感じですよっ」
トリッシュ
(へぇ・・・)
「大したものね。もううまく扱えてる」
ロッソ
「っ・・・ありがとうございます!」
トリッシュ
「ふふっ・・・」
・・・
トリッシュ
「―それじゃ、慌しくてごめんなさいね。用事があるから」
ロッソ
「はいっ ではまた!」ビッ
トリッシュ
「ええ」ヒラヒラ
シュンッ…
トリッシュ
「・・・フフフッ・・・」
759 = 752 :
買い物の一幕
ビアンカ
「―だから、毎週の火曜日には って、あーっ」
??
「?」
ビアンカ
「ネロおじさんだ。おーい!」
ネロ
「・・・ん?」
760 = 752 :
???
ロッソ
「・・・力無き存在を崇拝することに、意味など・・・! 己が強くあること・・・それこそが・・・!」ビリ…
・・・・
ドシャッ!
ビアンカ
「んぐぅっ!」
??
「ビアンカっ!」
ビアンカ
「下がってて!」ハァハァ!
??
「っ・・・!」
ロッソ?
「・・・」ビリリッ…
ビアンカ
「あたしが行かないとダメだからっ・・・!」ググッ…
??
「・・・」
(・・・しかし、ロッソくんのあの姿はっ・・・)
761 = 752 :
・・・・
ゴゴゴゴォ…ッ
ビアンカ
「うあー、大きいなぁー。
・・・あれ、パパじゃないと無理じゃない?」
ロッソ
「・・・いや見た目だけだよ。
力の本体は中枢。それさえ叩ければ・・・」
??
「・・・急ぎましょう、民間に被害が及ぶ前に・・・!」
・・・・
ビアンカ
「・・・心無い悪魔なんかとは違う―」
ロッソ
「・・・ましてや、力無き神などとも決して違う―」
??
「・・・何よりも、人であるということ。
私達はそのことに誇りと信念を持っています。
それが理解できないあなたに、・・・私達が負けるはずがありません・・・!」
ゴォォォオオ―!!
・・・・
??
「・・二人とも、よろしいですか?」
ビアンカ
「もちろん♪
はい、ロッソっ」ヒュンッ
ロッソ
「僕には不要なんだけど・・・。
まぁ、今回は二人に合わせるよ」パシッ チャキン
??
「合図します!
お二人、わかりますか?」
ビアンカ・ロッソ
「Sure」
…ガチャキンッ!!
「Jackpot!」
762 = 752 :
おまけ2(パラレル)
そのころのネロおじさん(嘘)
764 :
凄くどうでもいいが
最初から少し読み返してて、地味に色んな場所に居るかげぬいに職人魂を感じてしまった。
767 :
>>745 から続き
…シュー… ブシュッ!!
金剛
「フッ!!」ブォンッ!! ←オーバー・フルスチーム
ダンテ
「いい感じだ。もう掴んじまうとはな。大したもんだ」ha ha-
金剛
「サンクスデースっ・・・///
あ、あのっ 次はっ?//」
タタタタッ
天龍
「入れてもらってきたぜー!」
龍田
「戻りました~」
ダンテ
「おぉ」
金剛
「・・・ン」
陸奥
「お待たせー。
けっこう大変だったわ・・・」
ダンテ
「huh」
金剛
「・・・ムーッ」ムスッ
*
1段階のスチームチャージ→ スチーム(ジャストタイミングアタックで フルスチーム)
2段階のスチームチャージ→ オーバースチーム(ジャストタイミングアタックで オーバー・フルスチーム)*オリネーム
768 = 767 :
ダンテ
「丁度いい。集まったな」
天龍
「あん?」
龍田
「ん~?」
陸奥
「あら」
金剛
「・・・」
・・・・
ダンテ
「前に話した、特性のある石の話の続きだ」
天龍
「おぉ!」
陸奥・龍田
「・・・」
金剛
(・・・)ムー…
769 = 767 :
ダンテ
「本来、悪魔が魔具・・・あー・・石のことな。それになるのには二通りあるんだ。
一つは悪魔が相手の力を認めて、その魂を捧げる。
もう一つは悪魔が相手の力に完全に屈服して、その魂を奪われちまった場合だ」
陸奥
(・・・)
「その二つって、差はあるの?」
ダンテ
「・・・ああ、あるといえばあるな。
回りくどい言い方をしちまったな。
早い話が、悪魔に気に入られるか、悪魔の肉体を完全に破壊しちまって体から出た魂を無理やり魔具に変えるか、
まぁそういう違いだ」
天龍
「っ・・・」
陸奥
「・・・そう・・・」
ダンテ
「・・・続けるぞ。
後者は置いとくとして、前者の場合について、次は話すぞ。
今、コンゴウとテンリュウが武器に組み込んでる特性のある石がその前者だ」
天龍
「!」
金剛
「・・・uh」ガシャ ←拳を見る
ダンテ
「ちなみにフブキとヒエイのもそうだな」
陸奥
「・・・ふむ」カキカキ ←メモ
770 = 767 :
ダンテ
「フブキとヒエイ、そしてコンゴウに渡してあるヤツは、前にも俺と組んでたことのある奴らだ。
昔とは違って、今はもうすっかり丸くなっちまってるな」hahaha
金剛
「・・・ナルホドネェ」
(そういえば、初めて扱ったわりにはずいぶんしっくりキマース。あのチャージアタックも・・)
ダンテ
「テンリュウの方なんだが」
天龍
「お、おぉっ!?」
ダンテ
「・・・まぁ、話が全く通用しねぇって奴でもないからな。 とりあえず、まずは話をしてみればいい。
悪魔との契約ってほど大層なモンじゃねぇが、
力を貸してほしけりゃ、お前らの場合は仲良くしとくに越した事はねぇってことさ」ha
天龍
「えっ!? 話ができんのかっ!?コイツと!? ャッベ マジかよっ!!」キラキラキラ
陸奥
(対話可能・・・)カキ…
龍田
(・・・)
「あの~いいですか~?」
ダンテ
「おう、なんだ」
771 = 767 :
龍田
「言葉は通じるのでしょうか~?」
ダンテ
「・・あぁ。
コンゴウ、どうだ?」
金剛
「え・・・・・んっ・・」グッ…
ヴァルキュリス
「・・・」
金剛
(・・・)
「・・そう、デスネ。
なんとなく、わかるような気がしマスネ・・」
龍田
「・・・え~?」
陸奥
(・・・)
天龍
「・・・ぉぉお~っ!」
ダンテ
「石になって、そのギソウにくっ付いちまってる間は口がねぇからな。
むしろ、通じ合いやすいと思うぜ?
心で繋がる感覚に慣れちまえばな」ha ha-
金剛
「・・・」
(・・・心デ繋がる・・・兵装ト・・・)
772 = 767 :
ダンテ
「ま、だから最初はお前らの方から心を開いてみな。
意気投合でもすりゃ、力もよく貸してくれるだろうぜ」
龍田
「・・・」
(新兵装を持ってない私だから、わからない感覚なのかしら・・・?)ウ~ン…?
天龍
「わ、わかったぜっ! とにかく話しかけりゃいいんだよなっ!」
金剛
(・・・ダンテから貰った新兵装・・・)
「・・・これから、ヨロシクオネガイシマスネっ」グッ…
ヴァルキュリス
「・・・」
陸奥
「・・うーん・・・」
(これはまた・・・どうやってまとめればいいものなのかしらね・・・)
天龍
<ARMS>
天龍の後檣刀・水竜魔(Lv.2)
開発しました。
天龍
<STYLE>
チャージコマンダー(Lv.2)
習得しました。
773 = 767 :
???
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・・・・・だれ?
――
・・・何を言ってるの・・・? わからないわ・・・
――
・・・
っ・・・ 行っちゃった・・・
・・・いったい、誰だったのかしら・・・
・・・・・・誰・・・だれ・・・・・・あら・・・?
私は・・・・・・ダレ・・・?
774 = 767 :
入渠場
チャプン…
如月
「・・・・・・んっ・・・」ッ…
睦月
「っ!? 如月ちゃんっ!」
如月
「・・・・・むつき・・・ちゃん・・・?」
―――
作戦室
大淀
「っ・・・・了解です。報告ありがとうございました、利根さん。
・・・昨日からずっと・・・本当にお疲れ様でしたっ・・・」
利根
『なに、お互い様じゃろ。 では、入渠ドックから出る手伝いをしてやらねばならんのでな』
大淀
「はい。引き続きになりますが、どうかよろしくお願いします」
利根
『うむ』
長門
「・・・よかったっ・・・!」
大淀
「ええ」ニコッ
775 = 767 :
金剛型の部屋
比叡
「あーん」
つo
ルドラ
「んまい」ムグムグ
比叡
「ふふっ」
アグニ
「汝は良いのか、姉の所には行かないのか?」
比叡
「・・・今、邪魔するわけにはいきませんから・・」
アグニ
「ほぉ、姉想いなことだな」
比叡
「いやぁーあはは///
・・・まぁ、大事な人ですからね、とても・・・。
それは榛名も霧島も同じです。この鎮守府の皆も」
アグニ
「ふむ」
・・・
アグニ
「しかし、ヒエイよ。汝は特別、姉を好いているのように見えるな」
比叡
「まぁ・・///
・・・尊敬しているんです、本当に・・。
私たち姉妹も、他の子達のことも本当に大事に考えてくれている、・・・自慢の姉なんです」
アグニ
「・・・良いな。 ・・うむ、やはり、良いものだな」
ルドラ
「ゴクン… あの男にもかつては兄弟がいたのじゃがな」
比叡
「・・・・え?」
776 = 767 :
今日の工廠での用をあらかた済ませたダンテ。
陸奥とは今日の分のまとめの報告のため、一旦別れた。
工廠から出て、外(夜)
ダンテ
(・・・まだまだ数は足りてねぇだろうが、これで多少はリスクを減らせるはずだ・・・)スタスタスタ…
ダンテ
「・・・ん?」
もう月が出ていた。
雲はなく、澄んだ空気に、静かな海。
つい昨日、この海で砲弾やら何やらが飛び交う喧騒があったことなどは想像もし難い。
ダンテ
「・・・huh.
本当に、"それ"さえなけりゃ、最高にいい所なんだろうな」…
ダンテ
「・・・・haha! ・・・fum-. 柄じゃねぇか」スタスタスタ
777 = 767 :
鎮守府・本館、入り口
ダンテ
「・・・」スタスタ
如月
「む、睦月ちゃん、本当にもう大丈夫だからっ 一人で歩けるわ・・・」
睦月
「だめだよ! 利根さんはああ言ってたけど、まだ病み上がりなんだしっ!」
如月
「ん~・・・
・・・あっ」
睦月
「? ・・・あ」
ダンテ
(・・・)
「よ」
・・・
ダンテ
「もういいのか?」
如月
「え、ええ・・・。
・・・睦月ちゃん、やっぱり先に帰ってて?」
睦月
「えっ・・・」
如月
「大丈夫だから? ね?」ニコ
睦月
(・・・)
「わかった。無理とかはダメだよ? 早く休めるように準備しておくからね」
如月
「ええ。ありがとう、睦月ちゃん」
778 = 767 :
ダンテ
「・・・」
如月
「・・・」
ダンテ
「・・・ここにいる娘っ子は―」
如月
「・・・?」
ダンテ
(・・・)
「皆、姉妹仲がいいな。それに思いやりがあるヤツばっかりだ」
如月
「・・・うふふ、そうね。 私の自慢の姉妹と・・・皆、私の大切な家族よ」フフフ
ダンテ
「ha」
779 = 767 :
・・・
如月
「・・ねぇ、助けてくれたのはあなただったのよね・・?」
ダンテ
(・・・)
「お前さん、どこまで覚えてる?」
如月
「え・・・・そうね・・・海の底に沈みかけていたところを、ぜんぜん怖くない真っ赤な鬼さんが
私を迎えに来てくれてその両腕に抱いてくれたって所までかしらね・・」
ダンテ
「へぇ、真っ赤なオニか。 それ知ってるぜ、日本にいる化け物のことだよな。
まさか海にも現れるってことまでは知らなかったけどな。やっぱ魔境だな、日本ってのは」hahaha
如月
(・・・)
「・・んふふ♪
私も海にはもうけっこうよく出てるんだけど、海で見かけたのはさすがに今回が初めてなのよねぇ。
本当に不思議な鬼さんだったわぁ。長門代理に報告して、調査をお願いしてみようかしら~?」
ダンテ
「・・・huh. 降参だ、お嬢ちゃん」
如月
「如月よ」
ダンテ
「・・・おう、キサラギ。
"あの姿"は他のやつには内緒にしといてくれねぇか?」
(まだ、な・・・)
如月
「・・・うふふ、いいわ。そうしてあげる。 私とあなただけの秘密ね?」
ダンテ
「助かる」
如月
「うふふふっ♪」
780 = 767 :
ダンテ
「あぁ、そうだ。
ほれ、預かってたヤツだ。会ったらすぐに渡そうと思ってな」
つ【髪飾り】
如月
(・・・)
「ねぇ、あなたがつけてくれない?」
ダンテ
「アン?」
如月
「いいから、お願い」
ダンテ
「・・・huh. ok」スッ…
如月
「っ・・///」
・・・
ダンテ
「これでいいかい、お姫様?」ha
如月
「・・んっ」サワ…
如月
「・・・うん。まぁ、悪くはないわね♪」
ダンテ
「こりゃ手厳しいね」hm
如月
「うふふふっ」
ダンテ
「hahaha」
781 = 767 :
ダンテ
「部屋までは大丈夫か?」
如月
「あら、もしかして送ってくれるの?」
ダンテ
「まぁな」
如月
「・・んふふっ ありがと♪」
―――
如月・弥生・望月の部屋(オリセ)
睦月
「それじゃ、如月ちゃん。ちゃんとゆっくり休んでねっ?」
如月
「・・はぁ~い、わかってるわ。本当にいろいろありがとね、睦月ちゃん」
睦月
「・・・うん」
如月
「・・・あなたも」
ダンテ
「huh.. 今日はもう夜更かしはしないようにな。
さっさとベッドに入ってオネンネしちまうこった」
如月
「あら♪
それじゃ、一緒に寝てくれない?
そうしてくれたら、すぐにでも眠れると思うわ♪」
睦月
「にゃしっ!?///」
望月
「お、おいっ!///」
弥生
「・・・///」
782 = 767 :
ダンテ
「・・・あー、悪いが、そいつはまた今度だな」
(あいつに何を言われるかわかったモンじゃねぇからな・・)
如月
「あら・・残念・・・。
じゃあ、また今度、約束よ?」
ダンテ
(・・・)
「・・おう。そんじゃな。いい夢を」スッ
睦月
(あっ・・)
「それじゃ、如月ちゃん、また明日ねっ。
二人とも、如月ちゃんのこと頼んだよっ」スクッ
望月
「・・ああ」
弥生
「まかせて・・・おやすみ」フリフリ
ガチャ パタン
・・・
ダンテ
「・・・」スタスタスタ
睦月
「あのっ!」テテテテッ
ダンテ
「・・ん?」
783 = 767 :
睦月
「如月ちゃんを助けてくれて、本当にありがとうございましたっ!」
ダンテ
「・・huh. 気にするな。そういう依頼だ。
というか」
睦月
「?」
ダンテ
「昨日、キサラギを連れて帰るのが遅くなって悪かったな。
お前さんを盛大に泣かしちまった」huh..
睦月
「っ///
すみません、恥ずかしい所を・・・///」
ダンテ
「・・・」ジー
睦月
「・・・えっ・・・な、なんですかぁ・・?//」
ダンテ
(見た目は普通の女子供にしか見えねぇが、それでもカンムスってのは普通の人間とは違う・・・。だが)
「・・・いや、本当に何も変わらねぇと思ってな」
睦月
「・・え?」
ダンテ
(たとえ人間でなくとも、大切な仲間や家族のために、ってか・・・)
「・・ha. 悪い、変なこと言っちまった。
・・・もう大分遅い。子供はとっくに寝る時間だ。お前さんも部屋に帰って早く寝ちまいな。 それじゃな」クルッ
睦月
(・・・)
「は、はい・・・ あっ、おやすみなさいっ」
ダンテ
「ああ」スタスタ
784 = 767 :
同刻(夜)
作戦室
陸奥
「高速機動部隊の編成?」
長門
「・・・ああ。
南西海域に眠る豊富な資源。
今後激化する戦いに備え、なんとしても抑えておきたいわけなのだが・・・」
大淀
「深海棲艦の狙いも同じのようです。近海にその存在を確認できました。
明日のXXXX(午後ほど)には当該海域付近にまで接近し、XXXX(夕方ほど)には資源の回収作業を完了。
その後、撤収していくものと思われます」
長門
「・・・言うまでもないが、資源の確保は絶対だ。特に"ここ"ではな・・・」
陸奥・大淀
「・・・」
長門
「・・そして、タイミング的に、それは今しかない。
この機会を逃せば・・・当該海域の資源は深海棲艦にすべて持ち去られてしまう」
陸奥
「了解。
急いで作戦会議ね。あの人も呼んでくるわ」クルッ
大淀
「・・・」
長門
「・・・いや、彼はこの作戦には参加できない」
陸奥
「・・・え?」ピタッ
大淀
「これを」つ[] ピラッ
785 = 767 :
・・・
陸奥
「出頭要請っ!?
こ、これっ・・・!」
長門
「そこに書かれている通りだ・・・」
陸奥
「っ・・・
今まで、一封筒をやり取りするだけだったのに、なんで急にまたっ・・・」
長門・大淀
「・・・」
・・・
陸奥
「・・・どうするの? 事情を説明して予定を変更してもらって―」
長門
「説明したさ・・・」
陸奥
「!?」
大淀
「・・・必ずその日に出頭するようにと・・・」
陸奥
「っ・・・」
長門
「・・・それに念も押された」
陸奥
「え・・・?」
786 = 767 :
長門
「今回の資源確保作戦、"成功を祈っている" とな・・・」
陸奥
「・・・っ!
普段、まともに支給もしてくれないくせに、何なのよっ・・・!」
長門
「・・・その予定の日に間に合わせるには、明日の正午にはもうここを経たねばならない。
明日、お前は彼を連れて出頭してくれ」
陸奥
「・・・作戦はどうするつもりなの?」
長門
「この作戦立案も急遽だったからな。
もともと準備なども必要だったため、編成各位への作戦説明、そして決行は明日の予定だった。
・・・明日の作戦開始時刻まで、できうる限りのことをする。それしかあるまい」
陸奥
「・・・」
長門
「お前はもう今日中に、出立の用意を済ませておけ。
それと、彼にも説明をしておいてくれ」
陸奥
「わかったわ・・」
787 = 767 :
提督室
陸奥
「―というわけだから・・・」
ダンテ
「hum・・」
(出頭ってなんだ・・・。はっきり言って面倒くせぇことこの上ないんだが・・・どうなってんだよ、レディ・・・
つーか、約束もあるんだがな・・・)
陸奥
「・・・」
ダンテ
(・・・依頼自体はそのお偉いさんから受けてるんだったな。 止むを得ねぇわけか)
「・・その編成メンバーってのはもう決まってるのか?」
陸奥
「え?」
・・・
陸奥
「その三人はもう既にメンバーだったけど・・・。
天龍と龍田を?」
ダンテ
「ああ。
この二人、足はどうなんだ?」
陸奥
(・・・)
「・・うん、この二人なら、それは問題ないわ」
ダンテ
「good. それなら決まりだな。
俺の代打に推すぜ」
陸奥
「わかったわ。長門に伝えておく」
ダンテ
「thx」
788 = 767 :
翌日、早朝
提督室
島風
「オゥ! オゥ!」
天龍
「そんでよ! こう、剣に纏わせる感じのイメージでさっ!
まぁコイツが教えてくれたんだけどなっ!」ハハッ!
ダンテ
「へぇ、もう随分仲良くなったんだな」hahaha
天龍
「おう! それがよぉ、これがまた結構話せるヤツでよー!」
龍田
「よかったわね~天龍ちゃん♪」ウフフフ
大淀
「・・・」カタカタカタ ←PC操作
吹雪
「・・・あの、それで作戦というのは?」
長門
「・・・少し待っていてくれ。全員揃ってから説明したい」
陸奥
「はーい、皆の分のお茶入ったわよー。 はい、大淀」カチャカチャ
大淀
「あ、どうも」
ダァァーンテェェエ―イ!!
ダンテ
「・・・」
789 = 767 :
バタァンッ!
金剛
「ばぁーにんぐぅ らぁあーぶぅー!!」ギュルルルルッ!! ←月輪脚ばりの飛鳥文化アタック
ダンテ
「huh..」
Royal Guard!
-ロイヤルブロック- ×3
ガガッ ガァン!
…ポスッ
金剛
「Oop..?」
ダンテ
「相変わらず元気だな。お前は」ha
金剛
「・・・oh!! ////」ギュー ←お姫様だっこ+首に手を回す
陸奥
「っ・・・」
長門
「・・・」ハァ…
タタタタッ
比叡
「お姉さま待ってくださいよーっ ・・・ん・・・・・・っ!?」
榛名
「金剛お姉さま、室内で走るのはあまり・・・」
霧島
「む、召集時刻にはまだ早かったはずですが、皆さんもうお集まりだったのですね。
すみません、お待たせしてしまって」
長門
「・・・いや、いい。
皆集まったな。では今回の任務について説明する」
790 = 767 :
・・・
榛名
「よう撃作戦ですか?」
長門
「ああ。
・・・だが」
霧島
「現在、南西海域に発生中のスコール、ですね?」
大淀
「その通りです。スコール自体は前日の予報で把握されてはいましたが」
龍田
「なるほど~。つまり一航戦のような航空戦力が今回は運用できないから」
天龍
「オレたち高速艦の出番ってわけだなっ!」
長門
「そうだ。今回編成した高速艦隊の皆の機動力を以って、敵艦隊を撃滅する。
以上だ。何か質問はあるか?」
金剛
「ハイっ!!」ビシッ
陸奥
「・・・」
長門
「・・・だいたいわかるが、聞こう・・・」
791 = 767 :
金剛
「作戦の参加メンバーなんデスガ、人数的に今回は二隊編成での出撃ですよネっ!
私はダンテと同じ隊がいいデス!!」
吹雪
(質問じゃなくて要望だった・・・)
陸奥
(やっぱりね・・・)
長門
「・・・残念だが、彼はこの作戦には参加しない」
金剛
「」
龍田
(・・・)
天龍
「えっ? 出ないのか?」
榛名
(え・・?)
ダンテ
「・・・」ハッ…
・・・
霧島
「・・・それは・・・本当に何とも急な話ですね・・・」
榛名
「・・・」
長門
「・・よって、今回の作戦参加のメンバーは、
金剛を旗艦とする、金剛型四姉妹の小隊と、
天龍を旗艦とする、龍田、吹雪、島風の小隊だ」
天龍
「旗艦かっ・・・! ますます燃えてきたぜ!」
792 = 767 :
龍田
(・・・)
「あの、私も質問いいですか~?」
長門
「ああ」
龍田
「数ある高速艦の中で、天龍ちゃんと龍田が選ばれた理由というのは、例の新兵装の関係ですか?」
長門
「ああ、その通りだ。彼の推薦だ」
天龍
「っ!」
ダンテ
「・・ま、そういうことだ。俺の代わりにしっかり頼むぜ」
天龍
「お、おう! まかせとけっ!//」
龍田
「でも、私は持っていませんよ~?」
長門
「あぁ、それも陸奥からの報告で把握している。
しかし、龍田に関しても、彼の推薦なんだ」
天龍
「ん? ・・・んー?」
龍田
(・・・天龍ちゃんから目を離すなってことかしらね・・・。
後で工廠に行って、明石さんから"石"のストックもらっておかないといけないわね~)
「そういうことですか。わかりました~」
ダンテ
「・・huh」
長門
「他には。誰かないか?」
「・・・」
793 = 767 :
長門
「・・・よし、作戦決行はXXXX(午後ほど)だが、
皆、準備を済ませた後、もう一度ここに集まってくれ。では一時解散」
「了解!」
金剛
「・・・うぅ・・・」
比叡
「ほら、お姉さまっ・・・」
ダンテ
「コンゴウ」
金剛
「ダンテ・・・?」
ダンテ
「また土産話、楽しみにしてるからな?」
金剛
「っ!!」パァ
金剛
「ま、まかせるネー! ダンテにもらったあの装備で必ず大活躍してみせますカラっ!」
ダンテ
「ほぅ、いいね。頼もしいぜ」ha ha-
比叡
「・・・ふぅ」
794 = 767 :
榛名
「・・・」
ダンテ
「ハルナ」
榛名
「! は、はいっ 何でしょうっ?」
ダンテ
「コイツを持って行ってくれ」
つホーリーウォーター ×3
榛名
「・・・これは?」
ダンテ
「ヘビーな奴がいたら、そいつに投げつけろ。悪魔の力を持ってる奴なら有効なはずだ。
使いどころだけ、間違えないようにな」
榛名
(っ・・・)
「・・・わかりました、大事に使います。
お心遣い、ありがとうございますっ」
ダンテ
「・・・本当ならもっとくれてやりたいんだが、俺は元々こいつを使わねぇからな。
あまり仕入れてはねぇんだ。悪いな」
(つまらなくなるからな・・・)
榛名
「い、いえ・・・」
(?)
795 = 767 :
全員一時解散、
陸奥は出立の準備、他の者は出撃準備
提督室
金剛
「ムッキィー!! どうしてぜかましはいつまで待っても来ないデスカーっ!?」
天龍
「オレも見てねぇな・・・」
龍田
「何してるのかしら~?」
吹雪
「島風ちゃん・・・」
陸奥
「大淀、わかりそう?」
大淀
「とにかく自由な艦娘なので、見つけるのは少々手間取るかと・・・」
長門
「むぅ・・・どこにいるんだ島風っ・・・」つつ[島風の写真]
ダンテ
「シマカゼって、さっきのバニー耳したお嬢ちゃんのことだよな?」
長門
「ああ、そうだ」ピラッ
ダンテ
「・・・hm」
陸奥
「」
796 = 767 :
ダンテ
「ま、わかったぜ。俺も探してみる」スタスタ
ガチャ パタン
金剛
「あっ ダンテ、一緒に!」タタッ
比叡
「あ、お姉さま」
ガチャ
金剛
「・・あ・・・ うぅー・・・もういないデース・・・」
比叡
「・・・まぁ、私たちは別口で探しましょうか」
霧島
「そうですね。手分けしたほうが早いでしょうし」
榛名
「榛名も参ります!」
吹雪
「あ、私も行きますっ」
龍田
「どうする?天龍ちゃん」
天龍
「しゃーねーだろ」
龍田
「うふふ、そうね。それじゃどこから探す~?」
陸奥
「私たちは?」
長門
「全員でここを動くわけにはいかないからな・・・」
大淀
「では皆さん、見つからなくても、とりあえず30分後にもう一度ここに集まってください」
「了解っ」
797 = 767 :
鎮守府の一番高い所に立つダンテ。
ダンテ
「・・・humm」シュンッ
―――
波止場
島風
「・・・」
ダンテ
「ヘイ、ベイビーバニー。 何してんだ?」
島風
「っ!
・・れ、連装砲ちゃんとお話してたのっ・・・」
ダンテ
「レンソウホウ=チャン?」
島風
「・・・この子だよ」つつ ズィ
連装砲ちゃん
「―ッ」ビシッ
ダンテ
「・・へぇ、こいつは不思議なもんだな。魔法か?」ha
・・・
ダンテ
「来ないのか。お前さんは」
島風
(・・・)
「・・・作戦の開始時間までまだあるもん・・・」
798 = 767 :
ダンテ
(・・・)hm..
島風
「・・・」イジイジ…
ダンテ
「・・・よし、そんなら暇つぶしに何かしようぜ。
お前さん、なんか得意な遊びとかはねぇのか?」
島風
「・・えっ?」
・・・
島風
「本当にいいのっ!?」
ダンテ
「ああ、もちろんいいぜ」
・・・
島風
「ん・・・そのままでもいいの?」←クラウチングスタート・スタンバイ
ダンテ
「ああ、俺はこれでいい」
島風
「・・ふ~ん、そんなこと言って、知らないからっ!
手加減はしないからねーっ!」
ダンテ
「上等」ha ha-
799 = 767 :
・・・
島風
「ねぇねぇ! あれどうやってるのっ!? 教えてー!」コツコツ
ダンテ
「教えてどうにかなるようなもんじゃねぇだろうからなぁ」スタスタ
島風
「えー・・・」
ダンテ
「っと。着いたな」
島風
「用事って工廠だったんだ」
ダンテ
「ああ。どうする?」
島風
「・・・別に、暇だしっ・・・」
ダンテ
「huh.. ありがとな」
ポン
島風
「んっ・・///」
ダンテは他に何か"仕込み"はできないものかと、工廠に来た。
800 = 767 :
工廠
夕張
「出来たーっ!」
明石
「?」
*-[らら
∩ ∩
夕張
「じゃじゃーん!」
明石
(かかと部分に撃鉄が付いた脚部艤装・・・? なんかまた悪い予感が・・・)
「・・・何それ? なんかカウボーイのブーツみたいになってるけど・・・」
夕張
「ふっふーん! 金剛さんの新兵装と今平行して作ってる拳銃から着想を得たの!
脚部の浮上用艤装をやたら頑丈にして、そこにとある機構を組み込みましたっ!
片方の足でもう一方の撃鉄を引いて、両足を強く合わせるか、かかとを強く踏むとっ・・・!」
明石
「・・・なしで」
夕張
「えぇっ!?」
明石
「もうだいたいわかっちゃったし・・・。
どうせそれもまた出力の設定とかめちゃくちゃなんでしょ?」
夕張
「えー・・・セーブしたらそもそも意味がないって言うか・・・。
イメージ的にはあの人がいつもピョンピョン飛んでるみたいなやつに近づく感じかな!
こっちはただ爆発的に早いってだけなんだけどっ! オリジナルの方はもう完全に謎だしねっ」
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