元スレダンテ「シンカイセイカンねぇ」
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201 = 200 :
~説明中~
加賀
「・・・にわかには信じがたいのですが・・・・・・」
長門
(常人離れしているとは思っていたが、まさか・・・)
陸奥
「えーっと・・・お馴染みの冗談とかじゃないのよね・・・?」
ダンテ
「ああ」
赤城
(これは・・・さすがに予想外ですね・・・)
神通
(あ、悪魔なんてそんな・・・)
睦月
(えっ えっ)
夕立
「ぽい?」
金剛
「・・・」
比叡
(お姉さま・・・)
吹雪
(普通の人じゃない・・・? でもっ・・・そんなのっ・・・!)
「あのっ―」
金剛
「関係ありマセン。普通の人でないからといってなんデスカ?
それを言ったら私たちだって人ではありマセン。
でも、人ではない私たちは、使命ということもありマスガ、世界の人々のために戦ってイマス。
そして今日、同じくダンテもまた、一緒に戦ってくれました。結局、そういうことデスヨ」
「・・・」
金剛
「それに今日は、ダンテは私たちのことたくさん助けてくれましたヨ?」
吹雪
「そ、そうです!」
金剛
「・・・」チラリ
202 :
ごちゃごちゃやかましい
言い訳する暇があったら黙って書け
203 = 200 :
加賀
「・・・そう、ですね」
吹雪
「・・・!」
加賀
「ですが、ひとつだけ。
どうしても確認しておきたい事があります」
金剛
「・・・」
加賀
「単刀直入に聞かせていただきます。あなたのことは本当に信用してもいいのですか?」
ダンテ
「・・・表向きは便利屋をやってるが、合言葉を知ってる客相手にはその"特別な仕事"を請け負ってる。
気が乗らねぇのは別だが、どっちも受けたからには手は抜かねぇさ。これでもプロだからな。
今回の仕事はおたくらのお偉いさんから金をもらってる。その分はきっちりやらせてもらうさ」
加賀
「・・・」
赤城
「加賀さん・・・」
ダンテ
「それに深海の奴らの方が羽振りがいいとは思えねぇしな。
仮に持ってたとして、そいつはグズグズのくさいドル札だろうからな」hahaha
加賀
「・・・いいでしょう。とりあえずはそういうことで納得しておきます」
赤城
「ははは・・・」
204 = 200 :
>>202
うっす、了解っす
205 = 200 :
陸奥
「・・・とりあえずはよかったわね」ボソッ
長門
「ああ」ボソッ
吹雪
「・・・」ホッ・・・
金剛
「・・・」ジー
・・・
大淀
「あの・・・それで気になったんですけど・・・。今回、あなたがここに呼ばれたということは
先日の敵も、今回の敵もその・・・あ、悪魔の力の影響で、とかそういうことなのでしょうか・・・?
ダンテ
「お前さんがオオヨドだな? 会うのは初めてだったな」つ
大淀
「あ、すみません、挨拶もしないまま。よろしくお願いします」つ
ダンテ
「ああ。
その先日のってのは俺は知らないが、今回の奴らに関してはそうだ」
赤城
「それではあの不可解に強固な障壁も?」
ダンテ
「影響はあるだろうな」
長門
「やはり・・・」
206 = 200 :
神通
「ですが、いったいどういう経緯で・・・」
ダンテ
「それなんだがな・・・。 たとえばコイツだ」つ ○
夕立
(・・・ぽい?)
睦月
(・・・あれ?)
吹雪
(緑っぽく光ってる・・・なんかきれいかも・・・)
陸奥
「それは?」
ダンテ
「・・・」
パァ・・・
ダンテ
「・・・たとえばこうなる」ガシュ
加賀
「っ!」
金剛
「オゥ。最後の大爆発のあと、装備していたヤツですね。相変わらずカッコイイネ!」
比叡
「・・・よく見るとそれ、敵の旗艦が装備していた物にも似ていますね・・・」
長門
「まさか・・・」
ダンテ
「どうやって手に入れたのかは知らねぇけどな。
いくつか持ってるってことだろうな、やっこさんも」
207 = 200 :
赤城
「まさかそんな・・・」
加賀
「・・・そういえば、敵駆逐艦の中にも何体かしぶといのがいましたね・・・」
陸奥
「今回の敵は、全員がそういうの持っていたってこと・・・?」
ダンテ
「どうだろうな。全員かはわかんねぇが、今回の状況から考えて、
急にヤッカイになったってんなら、まぁその何体かってのはそういうことなんだろうな」
睦月
「ねぇ夕立ちゃん・・・」コソッ
夕立
「・・・うん」コソッ
吹雪
(?)
長門
「・・・」
夕立
「ねぇ、代理さん」クイクイッ
長門
「っ・・・ ど、どうした?夕立」
夕立
「これ」つ。
長門
「っ! ・・・どこでこれを?」つ
夕立
「作戦海域に浮かんでたっぽい」
長門
「・・・そうか」
(サイズは小さいがまさかこれは・・・)
208 = 200 :
長門
「すまない。少し借りるぞ、夕立」
夕立
「どうぞ。というかあげるっぽい。みんなの作戦戦利品よ」
長門
「・・・ふふ、そうだな」
・・・
長門
「ダンテ。これなんだが―」つ。
ダンテ
「ほぅ」
・・・
陸奥
「・・・なんかさっきのと全然大きさ違うわね」
加賀
「では、敵の駆逐艦は少なくともこれを持っていた、ということですか?」
ダンテ
「だろうな。
・・・おそらくだが、これより小さい物だともう完全に溶け込んじまってるだろうな。
バラしても欠片も出てこないと思うぜ」
赤城
「・・・」
加賀
「・・・赤城さん、それ飴じゃないですからね」
赤城
「わ、わかってますってば!なんですかもうっ!」
ダンテ
「HAHAHA」
<ITEM>
デビルコア S・M・L
…なぜか深海棲艦が持っていた光り輝く球体状の石。敵艦を倒すと手に入ることがある。
比較的、大きさのある物だと、よく形が残っているようである。
普通、雑魚艦はS、中級艦はM、ボス級艦はLを所持している。
Sは単純に、エネルギーとしての流用に限られるが、M以降はそれぞれ強い特性を持っている。
Lはかなり特異で、例えばダンテなどの"心得"があるのもならば、
そのコア(魔具・魔石)から真の姿(魔装)を現出させることができる。*オリジナル設定
209 = 200 :
ダンテ
「コイツはさっきの海域のとこのだよな?」
長門
「ああ。そこの夕立が拾ったらしい」
夕立
「ぽい」
ダンテ
「へぇ。
フランス人形みたいな嬢ちゃんだな」スタスタ スッ ←腰落とし
夕立
「そう? あと名前は夕立よ」
ダンテ
「allright. ユウダチ。
コイツは敵さんを倒した後に浮かんできたんだよな?」つ。
夕立
「そうよ。 ・・・そういえば、他にもけっこう浮かんでたかしら・・・?」
ダンテ
「・・・なるほどな。 ヘイ、ナガト」
長門
「ああ、すぐに確認してみよう。
陸奥、大淀。手の空いている待機組で調査隊を編成してくれ」
陸奥
「はーい」ガチャ
大淀
「了解しました。では私たちはこれで、お先失礼しますね」スタスタ
210 = 200 :
~ちょっとした細かいこと話した後~
金剛
「・・・」ソワソワ・・・
比叡
「・・・」
ダンテ
「・・・悪い。ちょいと用ありでな。俺もそろそろいいか」
長門
「ん、ああ、・・・そうだな。すまない、長時間も・・・ご苦労だった」
ダンテ
「いやいいさ。仕事だからな。
頼んでたヤツは今持ってるか?」
長門
「・・・あぁ、ちょっと待ってくれ」ゴソゴソ・・・
つ 券5枚
ダンテ
「どうも」
長門
「・・・5枚、・・・誰かと行くのか?」
ダンテ
「5枚も使えば、タダになったりするか?」
長門
「いや、そうはならないな・・・」
ダンテ
「ha. ただの野暮用さ。約束だったからな」
長門
「そうか」フッ・・・
ヘイ、コンゴウ
ッ! ヒャイッ!
・・・ハァ
211 = 200 :
長門
(とりあえず・・・話を進めるにしても調査の後、だな・・・。
皆、疲れているだろうし、彼もさすがにそろそろ休息が必要だろう・・・。
それの手配もあるな。もうここは、一度解散しておくか・・・)
長門
「皆、ご苦労だった。先の作戦ことは、だいたいはもう把握している。
これからを話し合うのは、調査の後にしようと思う。皆、疲れているだろうからな。
今回はもう報告はいい。各自、休んでくれ」
「「了解しましたっぽい」」
ガヤガヤ・・・
加賀
(・・・結局、あの玉を所持した深海棲艦を相手にするためには、
彼の力が必要不可欠、ということ・・・?)
赤城
「お腹空きましたねー」
加賀
「・・・そうですね・・・・・・」
睦月
「吹雪ちゃん、いこ?」
吹雪
「うん」
(・・・ダンテさんたち、どこに行ったんだろ・・・?)
夕立
「ごっはん~ごっはん~♪」
神通
「姉さんと那珂ちゃん、まだかかるのかしら・・・」
212 = 200 :
・・・
金剛
「ダ、ダンテ!先に鎮守府の入り口の所に行って、そこで待っててくだサイ!」
ダンテ
「あ? すぐに一緒に行くんじゃねぇのか」
金剛
「す、すぐに済みますカラっ!」
ダンテ
「・・・オーライ」
・・・
金剛
「・・・ヨシ、ばっちりデース!」キラリン
ガチャ、パタン
金剛
(気を利かせてくれたのか、比叡もいつの間にかいなくなってまシタシ)
「ムフフ・・・楽しみデース♪」
吹雪
「・・・あれ?」
金剛
「オゥ、今日来た Newface ネ!」
吹雪
「あ、はいっ。えっとっ」
(この人があの金剛さんっ・・・)
213 = 200 :
金剛
「金剛デース!」
吹雪
「・・・あ、ふ、吹雪ですっ」
金剛
「イエス!ブッキーネ!」
吹雪
(ブ、ブッキー・・・?)
金剛
「挨拶が遅れてたネ。ソーリーネ」
吹雪
「いえ・・・。まぁドタバタもしてましたし・・・」
金剛
「まったくネ!」HAHAHA!
吹雪
「あはは・・・」
(なんだかテンションが高い・・・)
・・・
吹雪
「・・・どこか、お出かけですか? すごく素敵なドレスですねっ」
(真紅のドレス・・・?)
金剛
「サンクス! ・・・実はこれからデートなんデース・・・///」
吹雪
「デ、デート!?」
214 = 200 :
吹雪
「そ、そうだったんですか・・・。
・・・もしかして、ダンテさんとですか?」
金剛
「イエース!///」
吹雪
「へぇ・・・」
(・・・)
金剛
「・・・ヘイ、ブッキー」
吹雪
「・・・っ! は、いっ・・・なんですか?」
金剛
「さっきの報告会のとき、ありがとネ」
吹雪
「・・・え?」
金剛
「口添えしてくれましたヨネ。ダンテのこと、擁護してくれマシタ」
吹雪
「・・・あぁ、いえ、そんな・・・。私は別に・・・そんな大したことも言えなかったというか・・・。
それに、その・・・助けてもらったのは事実っていうか・・・」アハハ・・・
金剛
「オゥ、ブッキーも助けてもらってたんデスカ?」
吹雪
「あ、はい。
・・・危ないときはちゃんと助けてやる、って。 そう言ってくれて、それで・・・」
金剛
「へぇ・・・」
吹雪
「はじめは、いつまでも怖がってる私を励まそうとして言ってくれてるって
思ってたんですけど、でもまさか本当に助けてくれるなんて・・・」ハハ・・・
金剛
「・・・そうだったんデスカ」
215 = 200 :
・・・
金剛
「あ、すみマセン、ブッキー。そろそろ行かナイト」
吹雪
「あ、そうでしたね。ごめんなさい、長々話しちゃって・・・」
金剛
「ノン!気にしないでくだサイ。聞いたのは私でしたし、いろいろ話せてよかったデース!」
吹雪
「ふふ、私もです」
(よかった、金剛さんいい人だ。仲良くなれそう)
金剛
「それじゃ、ブッキー」クルッ
吹雪
「・・・?」
金剛
「お先デスヨ?」キラッ☆
吹雪
「え、ええ・・・ 行ってらっしゃい・・・?」ヒラヒラ・・・
金剛
「イエス!行ってきマース!」
タタタタッ
吹雪
「・・・? ・・・あっ!二人待たせてたんだった! お財布!急がないとっ!」スタタタタ!
216 = 200 :
鎮守府 入り口
金剛
(・・・居マシタ!
・・・オゥ、そういえば若干、赤と赤でかぶってしまってマスネェ///)
「ヘーイッ!お待たせデース! ダンテー!」ブンブン!
ダンテ
「おう、けっこうかかってたな。そろそろ限界だったぜ」haha
榛名
「お待ちしてました!金剛お姉さま!素敵なドレスですね!」
霧島
「・・・さ、さすがです!金剛お姉さま!よくお似合いですよっ!」
(こ、これはまさかっ・・・!)
金剛
「」
比叡
「あはは・・・」
・・・
ダンテ
「hahaha」
榛名
「クスクス」
霧島
「・・・」チラチラ
金剛
「・・・」スタスタ・・・
比叡
「・・・お姉さま」
金剛
「・・・なんデスカ?比叡」
比叡
(・・・うっ・・・)
「す、すみません・・・。
はじめは断ろうと思ってたんですけど、なんでも、長門代理から
喫茶間宮の割引券を5枚ほどもらったそうで・・・。
それでどうせだから、姉妹含めて5人で行こうという流れに・・・」
217 = 200 :
金剛
「そうだったんデスカ・・・」
比叡
「・・・あの」
金剛
「・・・」ナデナデ
比叡
「っ!?」
金剛
「気を使わせてすみませんデシタ、比叡。ありがとうデス」
比叡
「いえっそんな・・・///」
金剛
「・・・そうデスネ・・・。 私だけ、なんていけませんデシタネ・・・」
比叡
「・・・」
金剛
「ヨーシ! せっかくのスイーツデス!楽しまないと損ネ! 比叡、行きマスヨッ!」グイ
比叡
「あ、お姉さまっ・・・」タタッ
金剛
「それに姉妹ぐるみの付き合いをしておくというのも大事なことデスシネっ!」
比叡
「・・・ふふ、そうですね・・・。 急ぎましょうか!お姉さまっ!」
金剛
「イエス!」
サンニントモマッテクダサーイ!ダンテー!
!?
チョ!?オネエサマ!ダカラソレアブナイデスッテバッ!
オ、オチツイテクダサイ!コンゴウオネエサマッ!
ドレスナノニハシタナイデスヨ、コンゴウオネエサマ…
218 = 200 :
作戦室
『―だいたいは回収できたと思います』
大淀
「了解です。ご苦労様でした、皆さん。
回収作業、完了しました。近海にはもう同様の物は確認できないとのことです」
長門
「ご苦労だった」
陸奥
「集めたのはいいけど、それでどうするの?」
長門
「集めた物もそうだが、・・・ダンテにいろいろ確認しておきたいこともある」
陸奥
「・・・ま、そうなるわよね」
長門
「明日、だな」
陸奥
「そうね。
・・・あっ・・・そういえば、どこで休んでもらうの?」
長門
「・・・それもずっと考えていたんだが、やはりあそこかと思う・・・」
陸奥
「あー。 ・・・うーん、でもあそこって」
大淀
「ずっと使ってませんね・・・。というか閉めっぱです」
219 = 200 :
陸奥
「必要なかったもんねー。 ・・・鳳翔さん、呼ぶ?」
長門
「いや、鳳翔には別のことを頼んでいる。 だから、陸奥」
陸奥
「私?」
長門
「最近、よく出入りしていたじゃないか」
大淀
「え、そうだったんですか?」
陸奥
「うーん・・・・・・まぁね」
長門
「よほど楽しみにしていたんだろう」
陸奥
「・・・長門もでしょ」
大淀
「じゃあ、もう大方?」
陸奥
「そうね、だいたいはね。
あとはもう軽く掃除しちゃって、お布団さえ入れちゃったら、って・・・」
長門
「どうした?」
陸奥
「・・・お布団・・・・・・ベッドじゃないわ・・・」
大淀
「あぁ・・・」
長門
「・・・」
220 = 200 :
深海棲艦・尽
「・・・」ギリ・・・
深海棲艦・双
「ヒャッハッ!
聞イタゼェ?何モデキズニ瞬殺サレテタソウジャネェカ」ヒャハハハッ
深海棲艦・尽
「・・・」
深海棲艦・双
「・・・ハン、ダンマリカヨ。 マァイイサ。次ハ俺ダゼ」
深海棲艦・尽
「待テ、次コソハ私ノハズダ」
深海棲艦・双
「今ノオ前ジャ無理ダヨ。指咥エテ見テナ」スタスタスタ
深海棲艦・尽
「・・・」・・・グッ・・・
・・・
深海棲艦・双
(アイツガ瞬殺トハネ・・・)
「・・・ヒャハッ! イッタイドンナ奴ナノカネェ・・・!楽シミニナッテキタゼッ!!」
221 = 200 :
提督室・寝室
陸奥
「それじゃ、ここ使ってね」ガチャ
ダンテ
「ほぉ、和室ってやつだな。・・・コイツがタタミか」トントン
陸奥
「見るのはじめて?」
ダンテ
「あぁ。 それで、この上に寝るのか?」
陸奥
「・・・それなんだけど、ベッドとかなくて・・・。アレなんだけど・・・」
ア お布団
ダンテ
「あぁ」
陸奥
「大丈夫?お布団でも」
ダンテ
「別に問題ないぜ」
陸奥
「そ? よかったぁ」スッ・・・ サッサ
ダンテ
「なんだったら向こうのソファでも十分だったしな」haha
陸奥
「ふふ、まぁでもせっかく用意したんだし、こっちを使ってほしいわ。
・・・さ、どうぞ?」ポンポン
ダンテ
「どうも」
222 = 200 :
陸奥
「バスルームとかトイレとかもちゃんとあるから、好きに使ってね」
ダンテ
「オーライ」
陸奥
「・・・もう休む?」
ダンテ
「ああ、そうだな。さすがに疲れてきたな。一風呂、浴びたらもう休ませもらおうか」
陸奥
「了解。 ・・・今日はお疲れ様、・・・ありがとね」
ダンテ
「おう。お前さんらもな」
陸奥
「・・・」
ダンテ
「・・・なんだ?」
陸奥
「いえっ・・・・・・なんでもないわ」
ダンテ
「そうかい」
陸奥
「・・・・・・。
あ、そうそうっ、長門から伝言よ。明日の8時に向かいの部屋にくるからって」
ダンテ
「ok」
223 = 200 :
陸奥
「そのときにいろいろ話すことあるからって。
・・・大丈夫?ちゃんと起きれそう?」フフッ
ダンテ
「ha. どうかな。もし寝坊してたらお前さんが起こしに来てくれ」haha
陸奥
「ふふ、わかったわ。それじゃまた明日ね?」ガチャ
ダンテ
「ああ、お疲れさん」
陸奥
「ええ、おやすみ」フリフリ パタン
・・・
陸奥
「・・・」コツコツコツ・・・
陸奥
「・・・もし秘書艦だったなら、こんな感じだったのかしら・・・?」
224 = 200 :
0730時 提督室前
陸奥
「・・・」コンコン
シーン・・・
陸奥
「・・・ま、予想はしてたけど」ガチャ
コツコツ
寝室前
陸奥
「起きてるー?そろそろ起きてないとまずいと思うわよー?」コンコン
シーン・・・
陸奥
「・・・もうっ、入るからねっ」ガチャ
ダンテ
「Zzz」
陸奥
「・・・」・・・スッ パタン・・・
寝室
陸奥
(・・・しかたないか。ずっと動いてたみたいだったし・・・。
・・・んー、時間、少し遅らせるように言った方がいいかしら・・・?)
陸奥
「・・・」ソロソロ・・・
ダンテ
「Zz・・・」
陸奥
「・・・」ジー・・・
225 = 200 :
ダンテ
「・・・」
陸奥
(半分は悪魔、ねぇ・・・。見たところ特には・・・あ、でも体はけっこうすごいわね・・・。
バスローブはだけてる・・・)
・・・
陸奥
「・・・」ア ソー
ツンツン・・・ サワサワ・・・
陸奥
「っ・・・」
(長門姉もすごい方だと思ってたけどこれはっ・・・
やっぱり男の人が鍛えると違うのね・・・)ペタペタ
ダンテ
「・・・今、何時だ」
陸奥
「」ビクーン サッ
ガバ
ダンテ
「・・・ん」ボリボリ
陸奥
「お、おはよっ」
226 = 200 :
ダンテ
「ああ。で、何時だ」ファ
陸奥
「えっと・・・今は、7時34分ね」
ダンテ
「・・・そうか。 ・・・悪い、ムツ。水をくれ」
陸奥
「あ、うん。待ってて」
・・・
陸奥
「はい」つ 水
ダンテ
「thanks」ゴクッ
陸奥
「・・・けっこう熟睡だったみたいね。やっぱりかなり疲れてた?」
ダンテ
「あぁ、みたいだな」グッグッ・・・ ←背伸び
陸奥
(ばれてない・・・?)
ダンテ
「悪かったな、わざわざ。案の定、寝すぎちまった」
陸奥
「いいのよ別に。それに仕方ないと思うわ」
ダンテ
「案外よかったな、この布団てのも。ありがとよ、ムツ」
陸奥
「・・・いいわ、これも仕事だから」
227 = 200 :
ダンテ
「・・・あと20分ほどか」
陸奥
「どうする?時間少しずらす?」
ダンテ
「いや大丈夫だ。先に向こうで待っててくれ。10分で行く」
陸奥
「早いわね・・・」
ダンテ
「男の準備なんてそんなもんだ」
陸奥
「ふーん・・・」
・・・
提督室
ガチャ、パタン
陸奥
(・・・はしゃぎすぎね)
「ふぅ・・・」
陸奥
(考えてみたら、朝の準備とか、そんな何から何まで手伝うのって
秘書艦の仕事でもないような気がするし・・・うーん・・・) コツコツ・・・ポスン ←ソファ座る
陸奥
「あ・・・、そういえばあの一件、いったいどうなっちゃうのかしら・・・?」
228 = 200 :
ガチャ
ダンテ
「・・・」←白のタンクトップ
陸奥
「もういいの? って、あら・・・」
ダンテ
「問題発生だ、ムツ」パタン
陸奥
「服ね・・・」
ダンテ
「あぁ」ポスン
ダンテ
「こっちに来るとき、できるだけ軽くしてきたからな。
さすがに日帰りとはできるとは思っちゃいなかったが、
・・・今回の仕事は長くなりそうだからな・・・」
陸奥
(ちょっと目のやり場に困るわね・・・)
「・・・今日、一緒に買いに行く?」
ダンテ
「um.. あぁ、頼めるか? 実際かなり助かるんだが」
陸奥
「ふふ。 ええ、もちろんいいわよ」
229 = 200 :
陸奥
(普通の秘書艦の人がどんなことしてるかなんて、そもそもよくわからないんだし、
変にこだわったり、考えたりするだけばかばかしいか)
「お茶入れるわね?」
ダンテ
「あぁ悪いな」
・・・
提督室前
コンコン
長門
「長門だ」
ハーイ、ドウゾー
長門
「む」
大淀
「あれ?」
ガチャ
長門
「早いな陸奥」スッ
大淀
「いないと思ったら、先に来てたんですね」パタン
陸奥
「まぁね」・・・つ旦~⊂
ダンテ
「・・・」ズ・・・
230 = 200 :
長門・大淀
「・・・」
陸奥
「・・・何よ?」
長門
「・・・いや」
大淀
「別に・・・」
ダンテ
(あっついなこれ・・・つーか、にげぇ・・・)
陸奥
「・・・お茶入れるわ」
長門
「あぁすまん」
大淀
「ありがとうございます」
陸奥
「あなたは?おかわりいる?」
ダンテ
「いや大丈夫だ」
陸奥
「了解」
長門・大淀
「・・・」
231 = 200 :
・・・
長門
「体の疲れは大丈夫か? 丸二日近く動いていたことになるそうだが」
ダンテ
「あぁ、おかげさんでこの通りだ。
喫茶マミヤで久々にうまいもん食わせてもらって、寝床も上等だったからな。
普段の仕事じゃ、こんなことはそうそうないもんでな。
だいぶ回復したぜ」hahaha
長門
「そうか、それはなによりだ」
大淀
「・・・」チラッ
陸奥
「・・・」o旦 スー、コクッ
・・・
長門
「それで本題なんだが、昨日の―」
ダンテ
「あぁ、海のお宝探しはどうなった?」
大淀
「相当数の同様の物を回収しました。ダンテさんの仰っていた通りですね・・・。
敵は間違いなく多数所持していたようです」
ダンテ
「huh」
232 = 200 :
長門
「ただ、大きさがどれも小さいものばかりだった」
大淀
「いくつか、ほんの少し大きいものもありましたが、
昨日、ここで見せていただいたサイズほどの物はありませんでした」
ダンテ
「だろうな。 で、その他のは今どこにあるんだ?」
長門
「工廠で保管している」
ダンテ
「コウショウ?」
陸奥
「一般的には、陸海軍に直接所属している、軍需品を製造する工場のことよ」
ダンテ
「へぇ」
長門
「現在はそこでできる限り、調べさせてはいるが・・・。
ダンテ、結局あれはなんなんだ?」
ダンテ
「・・・それと合わせて、言っておかないといけねぇこともあるな。
あれは、悪魔の魂やら、能力やらが結晶化したもんだ。
"本業"やってるとよく見かける。普通は悪魔が死んだときに落ちてるんだがな。
昨日も言ったが、やっこさんがあれをどこでどうやって手に入れたのかはまだわからねぇ。
だが、もう気付いてるかもしれないが、
やっこさんはあれを体に取り込んでるおかげで悪魔としての力を手に入れてるみたいだな」
長門
「・・・」
大淀
「・・・体に取り込んだ、その悪魔の力の影響で、あれほどまでに強力な障壁を・・・」
陸奥
「じゃあ、その石を取り込んでる深海棲艦を倒すにはあなたの、対悪魔の力が必要ということよね?」
ダンテ
「言っとかないといけないってのが、そこんところの話だ。
悪魔の力やら壁やらの部分はそうなんだが、それを壊した後の、やっこさん自身は俺じゃ倒せねぇ」
長門・陸奥・大淀
「!?」
233 = 200 :
陸奥
「・・・どういうこと?」
ダンテ
「倒せないってのも、少し違うんだが・・・。 そうだな、一言で言うと相性だ」
大淀
「・・・相性、が悪いと?」
ダンテ
「そうだ。単純に言っちまえば、硬すぎるってことだけなんだがな。
俺の銃には銀弾が詰めてあるが、そいつは弾かれるし、俺の剣じゃ刃が通りにくい。
だから仮に、もし俺一人でやるってんなら戦い方がだいぶ限られてくるだろうな。
やっこさんのミサイルをまんま跳ね返すとか、ひたすら斬り付けるとか、か。
まぁ面倒だ。
昨日、最後のシメで一気にやっちまった雑魚くらいなら、そうでもないんだろうがな」
(・・・まぁ何体か、"カス"みたいな石が溶け込んでる奴もいたようだが)
大淀
「・・・通常兵器では通用しない深海棲艦・・・」
ダンテ
「俺のエモノも普通ってのとは違うんだが、まぁだから、相性なんだろうな」
長門
「あの深海棲艦を倒すには、つまるところは、我々艦娘の力が必要ということか・・・」
ダンテ
「・・・そういうことだな。そっちの難しい話は俺には専門外だ」
長門
「昨日、全艦隊の一斉射の指示を出したのはそういうことか」
ダンテ
「ああ」
234 = 200 :
陸奥
「・・・あれ? でも待って。
さっき、石を取り込んで悪魔の力を手に入れてるって言ってなかった?
それだったら結局、あなたの本業と変わらなくなってくるんじゃないの?
ほら、昨日も溶け込んでるから欠片も残らないとか言ってたじゃない」
長門・大淀
「!」
ダンテ
「ha. 鋭いなムツ。気付いたのか」
陸奥
「・・・それでどうなの?」
ダンテ
「まずその、溶け込んじまうほど小さい石についてだが、
こいつはもう本当に悪魔の力の残りカスみたいなもんだ。
これを取り込んだところで、悪魔になったりはしない。
・・・そうだな、多少しぶとくなる程度なんじゃねぇか。
ヤッカイになったってことには変わりないかもしれないが、まぁ取るに足らねぇさ。
結局のところ石に関係なく、この手の雑魚は俺でも楽にやれる」
大淀
(・・・形の残っている小さい石が多く発見されたのは、
敵駆逐艦部隊が密集して展開されていたポイント・・・。
赤城さんの攻撃で一掃できなかった敵はこれを所持していた・・・)
ダンテ
「だが、問題なのはそれより上の奴だ。
面倒なんでもう結論を言うが、これも俺の場合、石は関係ないが、
さっきも言ったように、俺がそいつにとどめを刺すのは面倒だ。
あの石には魂と能力こそ宿っちゃいるが、結局、深海の奴らがそれをとりこんだところで―」
陸奥
「たとえ大きくても小さくても、あの石を取り込んだところで、
やっぱり悪魔にはなれない・・・?」
ダンテ
「そういうことだ。土台無理だったってこったな。
いくら深海のデビルちゃんたちとはいえ、本物の悪魔の力を手に入れて完全に同化しようなんざな。
できて、飲み込んだ石から力の一端だけを無理やり引き出せるって程度だろうぜ。
悪魔自体になれるわけじゃねぇ。拒絶も当然ある。
大きい石ほど残ってるってのはそういうことだ」
陸奥
「・・・なるほどね」
235 = 200 :
長門
「・・・話はだいたいわかったが、
それでも奴らがその力を手に入れて強力になったという事に変わりはない」
大淀
「昨日の作戦記録を見ても、この先、
私たち艦娘の攻撃が通用しないということも大いに考えられます」
陸奥
「あなたの戦い方にも限りがあるみたいだし・・・。
まさか昨日みたいな大道芸を毎回やるわけにもいかないでしょうし・・・」
ダンテ
「huh. 海上サーカスか、悪くはねぇな。
だがそうだな、昨日みたいにいつもうまく出張ってやれるとは限らないしな」
大淀
(海上をあれだけ、ぴょんぴょん飛び回れるなら案外問題なさそうな気もしますけどね・・・)
ダンテ
「お前さんらにしてみても、相手が倒せなけりゃ、それだけリスクも跳ね上がる。
・・・庇って出てやるのは構わねぇが、さすがに俺も体は一つだからな」
大淀
(・・・ふむ)
「どうすればいいのでしょうか・・・?」
236 = 200 :
ダンテ
「そこでだ。試しにやってみようぜ。
こっちも対マリンデビル用の力を手に入れるんだ」
長門
「・・・それはつまり、我々も悪魔の力を行使する、ということか?」
ダンテ
「その通り」
陸奥
「え あの石を飲み込むの・・・?」
ダンテ
「ha. まさか。そんな危ねぇことはさせないさ。
そんなことしなくてもちょっとした力くらいは使えるようにするんだ。
お前さんらの武装に埋め込んでな」
陸奥
「それって悪魔と艦娘の能力が合わさった兵器を作るってこと?」
ダンテ
「ああ。ただ、やっこさんの場合とは違って、
強固な障壁が張れるようになるわけでもないし、
埋め込み先のモノによっちゃ、石の能力が元の格より落ちたりするかもしれないけどな」
陸奥
「へぇ」
大淀
「でもどうするんですか?そんなの・・・」
ダンテ
「・・・銃の改造くらいなら俺にもできるんだが、
お前さんらの装備は俺がいじれるようなもんじゃねぇよなぁ」
陸奥
「あ、それなら工廠に行ってみる?
明石と夕張って子たちがいるはずだから、とりあえず話してみたら?」
長門
「石について、他に何かわかったかどうかも気になるな」
237 = 200 :
ダンテ
「okay. じゃあ、まずはそのコウショウって所に行ってみるか」
長門
「ん、待ってくれダンテ。
その前に、先の話してくれた内容について、他の者とも共有したいと思う。
構わないか?」
ダンテ
「あぁ、そうだな。
構わねぇよ、そっちは頼んだぜ」
長門
「了解した」
大淀
「それでは私は会議用の資料作成と、さっきの内容まとめますね」
陸奥
「長門はどうするの?」
長門
「・・・私はこれから少し用があるので、大淀と共に失礼する」
陸奥
(あぁ、あれね)
「わかったわ。それじゃ、私はこの人に付き添うから」
長門
(・・・)
「わかった。そっちはよろしく頼む」
大淀
(・・・)
「陸奥さん、石について何かわかっていたら報告してください。
それもまとめますから」
陸奥
「了解よ」
238 = 200 :
・・・
ガチャ、パタン
陸奥
「さて、それじゃ私たちも行きましょうか」
ダンテ
「あー、ちょっと待ってくれ」ガチャ ←寝室の方
バサッ
陸奥
「あら? コート・・・」
ダンテ
「昨晩に軽く洗って干しといた。やった乾いたみたいだ」 パタン ←ドア閉め
陸奥
「・・・ごめんなさい。気が利かなかったわ・・・」
ダンテ
「いや。お前さんが謝ることじゃねぇだろ」
陸奥
「・・・これからは私が洗うから出しておいて」
ダンテ
「あ? ・・・huh.
マジかよ、至れり尽くせりだな」
陸奥
「工廠での用事が済んだら、服買いに行きましょ。
お腹は空いてない?」
ダンテ
「・・・朝はすぐには入らねぇな」
陸奥
「そ。それじゃそれも後ね。外で食べましょうか」
ダンテ
「おー、いいねぇ。うまい店でも紹介してくれんのかい」
陸奥
「ふふ。 ええ、期待してて」
ダンテ
「オーライ」グィ ←お茶一気飲み
陸奥
(・・・)
239 = 200 :
お疲れさまでした
ここから工廠編です
設定に関してなんですが、まぁ変に長文ですし、さらっと読み飛ばすのが吉です
のちに強固に生きてくる設定でもないので(?)
当然突っ込みも禁止です
ダンテの無双成分を抑えて、ちゃんと艦娘が生きるようにしたかっただけなので
241 :
乙ー楽しんでるよー
242 :
とにかく続きが楽しみ
243 :
>>238訂正
ダンテ
「昨晩に軽く洗って干しといた。やっと乾いたみたいだ」 パタン ←ドア閉め
ありがとうございます!
本当に励みになります!
244 = 243 :
工廠
明石
「・・・ど、どう・・・?」
夕張
「・・・・・・いや、どうっていうか、・・・これやっぱりただのガラス玉にしか・・・」
明石
「だよねー」タハー ペシ
夕張
「んー、ていうか長門代理もけっこういい加減だったしなぁ」
明石
「とにかく何でもいいから調べてくれって言われてもねぇ」
夕張
「・・・」ジー つ。
明石
「・・・何か思いついた?」
夕張
「これさ、試しに艤装で打ち出してみる?」
明石
「・・・あー、数はけっこうあったんだっけ?」
夕張
「うん。渡された分は一応あそこにまとめて置いてあるわ」
明石
「・・・まぁ一つくらいなら・・・」
夕張
「どうせこのままじゃ何もわからないしね。 あ・・・」
明石
「どうしたの?」
夕張
「サイズが小さすぎる・・・」
明石
「・・・」
245 = 243 :
明石
「専用にカートリッジ作る?」
夕張
「なんか本当に小さすぎて、カートリッジの厚みがすごいことになりそう・・・。
それこそ拳銃でも持ってきて、それで撃ち出した方が早いかも?」
明石
「拳銃・・・あったっけ?」
夕張
「ないわよね・・・。
・・・提督室、・・・長門代理に聞けばわかるのかもしれないけど・・・」
明石
「・・・まぁ試しだし、とりあえずは艤装の砲弾用カートリッジを作ってみましょうか。
あとで必要になってくるかもしれないし」
夕張
「そうね。それじゃ―」
陸奥
「明石ー夕張ー。 二人ともどこにいるのー?」
夕張
「あれ?」
明石
「陸奥さん?」
246 = 243 :
陸奥
「この子たちがそうよ」
ダンテ
「ムツから聞いてるぜ。アカシとユウバリだな。よろしくな」つ
(・・・どういうスカートなんだ?あれ。ジャパンのガールファッションはパネェな)
明石
「は、はいっ・・・」つ
夕張
「よろしくお願いします」つ
(この人があの・・・)
・・・
陸奥
「二人とも、石については何かわかった?」
明石
「すみません、結局まだ何も・・・」
陸奥
(そりゃそうよね・・・)
「まぁ仕方ないわ。時間もなかったし。長門が無理言ってごめんね。
ありがとう二人とも、ご苦労様」
夕張
「いえ・・・」
(・・・)チラッ
ダンテ
「・・・」…ニッ ←唐突なニヒルスマイル
夕張
「」
247 = 243 :
ダンテ
「ムツ、すまねぇ。そろそろいいか」
陸奥
「あ、うん。ごめんなさい」
ダンテ
「いや」
明石・夕張
「・・・」
ダンテ
「hm.. あー、お前さんらが今、手に持ってる石のことも含めて、
いろいろと気になることもあるだろうが、
詳しいことは後で全部、ナガトとオオヨドの方から話があるはずだ。
ここに来た用件については、悪いがもう端的に言わせてもらうぞ。
お前さんら二人には新しい武器を作ってほしい。カンムス用のやつだ」
陸奥
「あら、新しく作るの?埋め込むんじゃなかった?」
明石
(艦娘用の武器だから・・・つまりは艤装?)
ダンテ
「試してみたいことがあるのと、
どこまでのモンを拵えられんのか気になるってこともあるな」
夕張
(む・・・)
「・・・どういったものを?」
ダンテ
「ha」ニッ
248 = 243 :
ダンテ
「こいつを作ってくれ」
パァ
ダンテ
「・・・お前さんらなりにでいい。ただ、機能・構造はできるだけ近づけてくれ」ガシュン ←"衝撃鋼ギルガメス"
明石
「なんか物々しい装備がっ!?」
夕張
「っ!」
・・・
-ディバインドラゴン-
ズォオオオンッ スタッ
ダンテ
「hu.. できることは大方これくらいか」
明石
「あわわわ」
陸奥
「昨日聞いてはいたけど、実際間近で見るとすごいわね・・・」
夕張
「ていうかさっきのライダーキックとかかっこよすぎない!?どうやってるのあれ!!」
(無駄にエフェクトがすごいだけでしょ)
陸奥
「たぶんだけど逆になってると思うわよ。落ち着いてね夕張」
ダンテ
「ha. ほれ」つつ 衝撃鋼ギルガメス
明石
「うぇっ!?」つギル⊂ カシャン
夕張
「っ・・・」つガメス⊂ カシャン
249 = 243 :
ダンテ
「どうだ、できそうか?」
夕張
「・・・・・・フフフフフ、 ・・・やってやるわっ!」ニッ
ダンテ
「ほぉ、いいねぇ。 それなら期待しちまうぜ?」ニッ
夕張
「半分は趣味みたいになっちゃってるけど、それでもこういうのにはかなり自信あるほうだから。
甘くみないでほしいわねっ」
ダンテ
「great. そんじゃまかせるわ」つ クシャクシャ
夕張
「ちょ、ちょっとっ!?」ワタワタ
陸奥
「・・・大丈夫? あんな兵装、初めてだと思うけど」
明石
「正直なところ、まだなんとも・・・。
構造とかもよく調べてみないとですし・・・お時間、けっこういただくことになるのかも・・・」
陸奥
「そう・・・」
明石
「でも、やってみます。私自身もけっこう興味はありますし。それに」チラッ
夕張
「―?」
ダンテ
「――」
夕張
「――!?」
ダンテ
「hahaha」
明石
「・・・あっちはもうとっくに乗り気みたいだし」アハハ・・・
陸奥
「ふふふ、そうね」
250 = 243 :
作戦室
大淀
「・・・ふぅ、こんなもんですかね」
長門
「ご苦労」
大淀
「あ、長門さん。あっちの方はどうですか?」
長門
「ああ、今は間宮にも応援を頼んで、鳳翔と共にだいぶ進めてくれている。
誘導の方は陸奥にまかせよう」
大淀
「適任ですね」
長門
「ふっ、そうだな」
大淀
「それと、陸奥さんから石の報告来てました。
やっぱり特に何もわからなかったみたいですけど」
長門
「・・・そうか。まぁあの二人にもずいぶん無理を言ってしまったからな・・・。わかった。
それでは、朝食の時間の後、皆を会議室に集めてくれ。
二人はどこにいる?」
大淀
「あー・・・それなんですけど・・・。
なんか街の方に行くって言ってましたね・・・。朝食もそっちで済ませてくるそうです」
長門
「なに・・・。
・・・ふむ、まぁいいだろう。
二人の方に新しく知らせておくようなことはなかったしな。
それにうまく遠ざけておいてくれるなら、それはそれで・・・」
大淀
「・・・アレって、する必要ってあったんですか?」
長門
「外国だと基本はそうするものらしい」
大淀
「はぁ・・・」
(また変にこだわって・・・)
みんなの評価 : ☆
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