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    元スレダンテ「シンカイセイカンねぇ」

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    501 = 481 :

    赤城
    「鋼の艤装は、戦うために。 高鳴る血潮は、守るために。 秘めた心は、愛するために・・・。
     ありがとう、大好き、素敵、嬉しい・・・」


    吹雪・睦月
    「・・・」


    ダンテ
    「・・・hm」クル、スタスタ…


    赤城
    「大切な人への大切な気持ちを伝えることをためらわないで。
     明日、会えなくなるかもしれない私たちだから・・・」


    吹雪
    「っ・・・はいっ!」ザァー


    睦月
    「吹雪ちゃんっ」タタタッ

    つ⊂ ギュ

    吹雪
    「ありがとう、睦月ちゃん。大好きだよっ!」

    睦月
    「私も、大好きっ!」

    v-ェ-v
       メ

    ア、モチロンケルビモダヨッ!
    フフ、ソウダネッ
    ワイワイ


    赤城
    「うふふ・・・」チラ… ←ダンテが帰っていった方向を見ながら

    502 = 481 :

    赤城
    (・・・)

    吹雪
    「あの!ダンテさんっ! ・・・って、あれ?」

    赤城
    「行ってしまわれたようですね」

    吹雪
    「え・・」

    赤城
    「・・・ふふふ、逃げられてしまったのかもしれませんね」クスクス…

    睦月
    「?」

    吹雪
    「逃げるって、ダンテさんがですか? えっと・・・どういうことなんでしょう・・・?」

    赤城
    「さぁ? 私も特別、男性を知っているというわけではありませんから」フフフ

    吹雪・睦月
    「・・?」

    ・・・

    睦月
    「とりあえず戻って会えたらすぐに、かな。 ね、吹雪ちゃん」

    吹雪
    (ダンテさんには本当に、いろいろ・・・)
    「・・・うんっ。
     あっ、それからあの、赤城先輩っ」

    赤城
    「はい?」

    吹雪
    「私、先輩のこと尊敬してます。いつか、同じ艦隊で戦いたいですっ!」

    赤城
    「・・・ふふ、ありがとう。待っていますね」ニコ

    吹雪
    「っ・・・はいっ!」

    503 = 481 :

    ・・・

    赤城
    「ところで、先ほどから気になっていたのですが、そちらの犬は」

    吹雪
    「あぁ、紹介しますねっ。 ケルビ、っていうんです!」

    赤城
    「まぁ、カルビ! とても素敵なお名前のワンちゃんですねっ!」

    Σv-ェ・v ッ!?

    睦月
    「っ!? えっいやあのっ・・」

    吹雪
    「えへへっ はい!///」

    睦月
    「アレッ!?」
    (いやはいじゃないよっ!? 吹雪ちゃんちがうよ!? いつの間にそんな香ばしい名前になったの?!)ガビーン


    「甘い物食べちゃうとすぐに寝ちゃって、なかなか起きないんですよーww」
    「ほぅ・・・甘い物を食べると寝てしまう・・・」


    v;-ェ-v タジ…

    睦月
    (・・・これ、少なくとも吹雪ちゃんが赤城先輩といるときは、私は目を離さないほうがいいんだろうなぁ・・・)
    「・・大丈夫だよ、ケルビ。私がちゃんと守ってあげるからねっ」

    _つ ナデ…
    v-ェ-v ジーン…


    赤城
    「ふふふ、冗談ですよ?」クスクス…


    睦月
    「」ビクッ
    Σv;-ェ-v ッ!?




    *青葉、広報はまだ作成中。

    504 = 481 :


    大切な人への大切な気持ちを伝えることをためらわないで
    明日、会えなくなるかもしれない私たちだから・・・



    ダンテ
    (・・・・・・)hum..

    スタスタスタ…

    ・・・
    提督室

    ガチャ

    ダンテ
    (ちっとマジで眠くなってきやがったな。あいつがくるまで―)
    「もうひと眠りしてるk」ファ…


    陸奥
    「あら、おはよう。今日も早かったのね」ニコッ


    ダンテ
    (・・・)
    「おぅ・・・」

    パタン…

    ・・・

    陸奥
    「それで? 今日はまた別の女?」

    ダンテ
    「・・・あぁ」

    陸奥
    「へぇ・・・。 今度は何の用事だったのかしら?
     人目を盗むみたいにして、こんな朝早くから・・・。
     あぁ、お忍びデートの約束でも取り付けてきたのかしら? いつの間に・・・ふふ、すごいわね。
     "こっち"にきてまだ日もないのに、そんな人がいたなんてね。やっぱり、女に困らない色男は違うわね。
     あなたみたいに危険な香りまでさせてる男の人なんてそうはいないし、
     そういうのが好きな女からすればたまらないんでしょうねぇ~」

    ダンテ
    「・・ヘイ、落ち着けよ。早すぎて何言ってるのかわからねぇぜ。
     あと悲しいことに、俺は女運は良くないほうでね。 そんな色気のあるような話じゃなかったさ」

    陸奥
    「・・・ふぅ~ん」

    505 = 481 :

    ・・・

    陸奥
    「仲介屋の?」

    ダンテ
    「そうだ。今回の仕事のことについて、細かい注意とかを、な」
    (・・・"あの話"は不用意に話せるようなモンじゃねぇよな)

    陸奥
    「・・・そう」…

    ダンテ
    「・・・それで今日、そいつから荷物が届くみたいなんだが―」

    陸奥
    「あら、それってこれのこと?」ゴソゴソ

    つ□ トサッ ←茶机の下から出した

    ダンテ
    「あぁ、なんだもう届いてたのか」

    陸奥
    「はいこれも」

    ピラッ
    つ[] ←メッセージカード

    ダンテ
    「ん、おう」つ

    陸奥
    (・・・)
    「なんて書いてあるの?」

    ダンテ
    「ちょっと待て」ペラッ


    [だいたい10日間隔で食べてね♥] ←無駄にリップマーク


    ダンテ
    「・・・」

    陸奥
    「・・・フフフッ、ずいぶん仲のいい仕事仲間さんなのね?」ニコ…

    ダンテ
    「huh..」
    (アイツめ・・・)

    ・・・

    陸奥
    「箱の中身、食べ物みたいだけど、・・・一応検めさせてもらうから」

    ダンテ
    「・・お好きに」

    ガサゴソ…
    陸奥
    (・・・)
    「・・・あら、これって・・・」つ日 カサ

    ダンテ
    「おー、なるほどな」ha




    *例の魔法のこんにゃくの詰合せでした。

    506 = 481 :

    作戦準備場


    吹雪
    (結局、入れ違いで会えなかった・・・)

    夕立
    「吹雪ちゃん、早く最後の準備するっぽい」

    吹雪
    「・・・あ、うんっ」

    睦月
    「・・・あれ?」


    ケルビ
    「・・・」トテトテ…


    吹雪
    「え、ケルビっ?」

    ・・・

    睦月
    「さっきまで部屋で寝てたのに・・・」

    吹雪
    「・・・ついてきちゃったの?」

    _つ ナデナデ…
    v-ェ-v …

    夕立
    (ていうかもうひとr、一匹であの部屋のドア開けられるとか、本当お利口さんっぽい)

    507 = 481 :

    スタスタ

    ダンテ
    「付いて行きたいんだとさ」ha

    睦月
    「あっ」

    吹雪
    「ダンテさんっ」

    ・・・

    吹雪
    「でもさすがに・・・というか海ですし・・・」

    ダンテ
    「ha, まぁそうだよな。 だとさ」チラ

    ケルビ
    「・・・」

    パァ

    吹雪・睦月
    「っ!」

    夕立
    「なにっぽい!? すごくまぶしいっぽい!」


    - コテン


    睦月
    「・・・えっ?」

    吹雪
    「ケルビ・・・?」

    夕立
    「青いほねっこ?」

    ダンテ
    「hahaha. これが、コイツが武器になったときの姿だ。"魔装"ってやつさ」

    夕立
    「へぇー」

    睦月
    「魔装・・・」

    吹雪
    「これが、ケルビの別の姿・・・」

    508 = 481 :

    ダンテ
    (・・・)
    「前はもう少しサイズがあったし、元々は三又だったんだがな」

    吹雪
    「えっ そうなんですかっ?」

    ダンテ
    「ああ。 ・・・まぁいい。それより、これならどうだ? ha
     連れて行ってやってくれねぇか、フブキ」

    吹雪
    「・・はいっ! それじゃ一緒にいこっか、ケルビ! って、つめたっ!?」

    ダンテ
    「haha, おい、犬っころ」

    ケルビ
    「・・・」

    シュー…

    吹雪
    「・・・あ、冷たくない。ちゃんと持てる・・・」

    ダンテ
    「腰にその鎖を巻けば固定できるはずだ」

    吹雪
    「鎖・・・なるほど、これですね、了解ですっ。
     あ、そうだ、ダンテさん!」

    ダンテ
    「アン?」

    ・・・

    吹雪
    「―だから、そのっ・・・ダンテさんには本当にいろいろ助けてもらって・・・私、ちゃんとお礼が言いたくて・・・」

    ダンテ
    「・・・huh」

    ポンッ
    吹雪
    「あうっ」

    ダンテ
    「気にすんな。こっちも仕事さ。あと、試験はお前さんが頑張ったからだな。
     いい仲間がいるな、フブキ」ニッ

    吹雪
    「・・・はいっ!//」

    ダンテ
    「ha」

    509 = 481 :

    ・・・

    ダンテ
    「おっと、言い忘れてたぜ。
     ソイツ(ケルベロス)なんだが、・・・まぁ、そうだな、だいぶ力は落ちてるが、
     それでもお前さん一人を守るくらいの仕事はちゃんとするはずだ。
     犬っころにしてみりゃ、お前さんが今の飼い主なのさ。信じてやるといい」

    吹雪
    (ケルビが私を・・・。 私が今の・・・)
    「・・・はいっ!わかりました!」

    ダンテ
    「good. そんじゃ、あとでな」ヒラヒラ


    ダンテ
    (頼んだぜ、犬っころ)


    ケルビ
    (・・・) 




    吹雪

     <ARMS>

      三氷棍ケルベロス・一棍(Lv.1)


    譲渡されました。


    吹雪

     <STYLE>
      
      ハウンドオーナー(Lv.1)    


    習得しました。

    510 = 481 :

    出撃直前


    川内
    「さぁ!夜戦だ夜戦だ! 腕が鳴るぅ!」

    神通
    「私も、体が火照ってしまいます・・・」

    那珂
    「おびき出すのは任せてね! 那珂ちゃんの魅力で、み~んな誘惑しちゃうから♪」キラン☆

    球磨
    「それは不安だクマ」

    夕張
    「皆、置いてかないでね・・・」←わりとハードスケジュール

    ポン

    夕張
    「ん・・・」

    多摩
    「大丈夫にゃ。問題にゃい」b

    如月
    「うふふ・・♪」


    睦月
    「・・・ねぇ、如月ちゃん」

    如月
    「え?」

    511 = 481 :

    如月
    「なぁに?」

    睦月
    「・・・あ、あのね、この作戦が終わったら・・・話したいことがあるんだっ」

    如月
    「あら~♥ 愛の告白かしら?//」

    睦月
    「ち、ちがうよぉ!////
     あっ・・・って、あんまり違くないけど・・・でも、あのっ・・・」モジモジ…

    如月
    「・・・ふふ。 わかったわ」スッ…

    睦月
    「・・・あ」

    如月
    「約束、ね」-☆

    睦月
    「っ・・・うんっ!」パァ


    吹雪
    「・・・フフッ」ニコ

    512 = 481 :

    作戦室


    陸奥
    「・・・」トントン ←指トントンしてる

    長門・大淀
    「・・・」


    大淀
    「・・・えー、間もなく作戦開始予定時刻です、けど・・・」

    長門
    「・・・あー・・・陸奥、何か気が立っていないか?」

    陸奥
    「・・・別に? 気にしないで」トントントン

    長門・大淀
    「・・・」


    長門
    「そうか・・・。で、では始めるぞっ」

    大淀
    「はいっ・・・」

    陸奥
    「・・・」

    ・・・

    ガチャ

    長門
    「・・・これより、W島攻略作戦を発動する!
     第三、第四水雷戦隊せよ!」


    「はいっ!!」


    吹雪
    (いよいよ・・・! これが私にとって本当のっ・・・!)

    ケルビ
    (・・・)

    513 = 481 :

    発艦口、外


    ダンテ
    「・・・」スン ←匂い


    ダンテ
    「hum.. 今回は薄いな。前ほどじぇねぇ」
    (・・・)



    ザザーッ! ←吹雪たち



    ダンテ
    (俺は基本、後衛で"待ち"だったな。"例のヤツ"が出張ってきたら、あとは自由、だったか)
    「・・・huh. ま、あいつにもタンカ切ってるしな。しっかりやることはやらせてもらうさ」シュバッ


    ヒュォォ


    GUNS!


    -PF594 アーギュメント-


    ・・・
    深海基地


    深海棲艦・双
    (今日ガ、アイツラノ夜戦奇襲作戦ノ決行日・・・!)
    「・・・コッチモイロイロ"準備"ガアッテ手間取ッチマッタガ。・・・クククッ! バレバレサ!
     無駄ナンダヨ! 新シイ"コノ力"ノ前ニハナァ!」


    敵艦s
    「ギギッ…!」ガシャッ!

    514 = 481 :

    お疲れ様でした。
    とりあえず、前半だけ。

    リアルがちょっとやばめなので、かなり遅いとかいろいろあるかもしれません。

    次からは戦闘入ります。

    515 :

    乙、待ってる

    517 :

    Tips: W島攻略作戦




    先日の敵棲地の発見と殲滅により、近在の深海棲艦の拠点が一掃された。
    これにより、近々、大規模反抗作戦が発令される見通しとなった。



    本作戦は、その試金石ともなる作戦である。


    目標、W島。
    この島を守備している敵・水雷戦隊を夜戦による奇襲で殲滅することが本作戦における達成条件である。

    基本の作戦は、第三水雷戦隊が囮となり、敵を引きつけて転進。
    後方に控えた、第四水雷戦隊が展開している海域まで誘導し、二隊で挟撃する。



    W島を攻略できれば、哨戒線を押し上げ、さらなる作戦展開が可能となる。





                                                           Now Loading...

    519 :

    >>512

    長門
    「・・・これより、W島攻略作戦を発動する!
     第三、第四水雷戦隊せよ!」



    長門
    「・・・これより、W島攻略作戦を発動する!
     第三、第四水雷戦隊、出撃せよ!」

    520 = 519 :

    作戦開始の十数分前

    工廠の試射場


    ―バルルルッ…

    ダンテ
    「・・・よし、こんなもんか」コンコンッ ←パンドラ

    ・・・

    スタスタスタ…

    ダンテ
    (・・・しっかし)
    「ハァ・・・話すら聞いてくれねぇからな。 ・・まいったぜ」huh..

    明石
    「あっ、いた! おーい!ダンテさーんっ!」

    ダンテ
    「…ン?」

    ・・・

    ダンテ
    「ほぉ、間に合ったのか。すごいじゃねぇか」hahaha

    明石
    「ええ、一応は・・・。ですが、数がまだそんなにはできてなくて・・・。
     元々、この工廠にはダンテさんが扱っているような拳銃の弾丸用の鋳型がなくて、
     まずはそれを作ることから始めたので・・・」

    ダンテ
    「なるほどな。 ご苦労だったな、アカシ。ありがたく使わせてもらうぜ」ジャラ…

    明石
    「い、いえっ・・・。 ・・・あの、大丈夫なんですか? 本当にそれだけで・・・」

    ダンテ
    「ああ。むしろ、こんだけありゃ十分さ。
     せっかくお前さんが急ぎで作ってくれたわけだしな、無駄にもしねぇよ」ニッ

    明石
    「っ・・・//
     でも、無理はしないでくださいね?
     私たち艦娘ならともかく、もしダンテさんが大事になったとしても"ここ"じゃ簡単な応急処置しかできませんから・・・」

    ダンテ
    「了解。よーく覚えとくぜ」ピッ ← トゥーフィンガーサイン

    スタスタ


    明石
    「・・・」



    *艤装もですが、この銃弾も妖精さんに協力してもらって作りました。


    ・・・

    明石
    「・・・あっ! 夕張から預かってた"あの子"を返すの忘れてた!! ちょっと!ダンテさーんっ!」タタタタッ

    ・・・

    明石
    「ハァハァ・・・」キョロキョロ


    シーン…


    明石
    「・・・もういないっ」

    521 = 519 :

    Tips: 現存敵性体 "悪魔の力"を獲得した、敵・深海棲艦




    いかなる経緯があったのかは不明だが、
    敵・深海棲艦はデビルコア(S・M・L)を手に入れたことにより、"悪魔の力"を獲得しているようである。
    *雑魚艦はS、中級艦はM、ボス級艦はLを所持している場合が多い。


    敵・深海棲艦は獲得しているデビルコアに応じた、"悪魔の障壁"を有している。
    さらにM以降のデビルコアを持つ敵・深海棲艦は、それぞれそのデビルコアに宿る悪魔の力の特性と魂によって、
    それに由来する能力と武装をも有している場合がある。



    基本的に"悪魔の障壁"を有する現存の深海棲艦に対し、既存の艤装による攻撃ではあまり効果がない。
    また逆に、ダンテ曰く、深海棲艦本体に対しては、魔装の攻撃は通用しにくいらしい。


    よって、
    現存の敵・深海棲艦に対する基本戦法としては、同じ"悪魔の力"を以って、敵艦の"悪魔の障壁"を破壊し、
    その後、艤装による攻撃で本体を叩く、という方法が望まれる。





                                                           Now Loa

    525 :

    >>1です。

    地文使います。
    ご了承です。

    526 = 525 :

    作戦開始の二十分ほど前(明石から新弾丸を渡されるよりも少し前)

    作戦の準備場


    陸奥
    「これ」つ.

    ダンテ
    「なんだソイツは?」

    陸奥
    「いつもフラフラしてるあなたの位置が、いつでもどこでもわかるようになる便利な物よ。
     いいからどこかに付けておいて」

    ダンテ
    「了解・・・」

    527 = 525 :

    吹雪隊(*旗艦は神通)
    敵陣の発見


    那珂
    「みーっけ」←指眼鏡で敵陣を確認中

    神通
    「・・・気づかれてませんよね?」

    那珂
    「うんっ、今日はお忍びだもんね♪」

    神通
    「作戦通り、ここで敵の動向を探りつつ、夜を待ちます。
     姉さん、零式水偵を」

    川内
    「はいよ!」

    ・・・

    神通
    「お願いしますね」

    妖精さん
    「―」∠ ピッ

    川内
    「いっけぇー!」


    ビューン…


    神通
    「・・・吹雪ちゃん、夕立ちゃん、睦月ちゃん。あなたたちには交代で目視による哨戒をお願いします」

    吹雪・睦月・夕立
    「はい!」

    528 = 525 :

    ・・・

    夕立
    「ふぁ・・・」ムニムニ…

    睦月
    「ねぇ夕立ちゃん」

    夕立
    「ふぇ?」

    睦月
    「私、夕立ちゃんのこと大好きっ」

    夕立
    「っ!?///」ガシャンッ

    睦月
    「?」

    夕立
    「と、唐突すぎるぅ~!// 睦月ちゃん緊張で壊れちゃったっぽい!?//』

    睦月
    「違うよっ。 ・・・実はね、今朝―」

    ――

    川内
    「・・・水偵がなかなか戻らないね」

    那珂
    「収録が押してるのかな?」

    神通
    「少し心配ですね・・・」

    529 = 525 :

    ・・・

    睦月
    「―って、赤城さんが・・」

    夕立
    「・・ふ~ん、そんなことがあったんだ。 ・・・うん、ちょっとステキっぽいっ」

    睦月
    「でしょっ?
     ・・・それで思ったの。睦月、夕立ちゃんにはあんまり言えてなかったなって」

    夕立
    「っ・・・そ、そういうことなら私だって、睦月ちゃんたちのことっ・・・すっ」


    吹雪
    「・・・っ!? うそっ・・・」


    睦月・夕立
    「っ!」


    川内
    「どうした!? 特型駆逐艦っ!」


    吹雪
    「10時の方向! 敵機です!」



    ヴーン

    530 = 525 :

    神通
    「そんなっ・・・ホ級に動きはなかったはず・・・。どこからっ・・・!」

    川内
    「それよりも偵察機に発見されたってことは・・・!」

    那珂
    「・・・敵の艦隊が動き出したよっ!?」

    川内
    「っ・・・くっ! 司令部に打電をっ!」

    ―――
    作戦室(司令部)


    長門
    「くっ・・・」
    (・・・)

    陸奥
    「・・・どうする? 三水戦が敵に発見された時点で、奇襲作戦は破綻だけど・・・。
     四水戦を動かして、正面対決に持ち込む?」

    長門
    (・・・)
    「いや、三水戦を下がらせる」

    陸奥
    「・・・」

    長門
    「大淀、全速力で現海域を離脱するよう伝えてくれ」

    大淀
    「はいっ」

    531 = 525 :

    大淀
    『三水戦、急ぎ後退してください!』ザザァー


    『了解!』ザザァー

    ―――
    作戦海域・後方のどこか


    『三水戦、急ぎ後退してください』ザザァー

    ダンテ
    「アン?」

    ―――
    作戦室(司令部)


    大淀
    「三水戦、後退を開始」

    長門
    「・・・うむ」

    陸奥
    「・・・でも敵は軽巡2、駆逐艦4の計6隻、二隊合わせれば、そのまま押し切れると思うけど・・・」

    長門
    「ん、いや―」

    ザザァー

    ダンテ
    『なんだ見つかっちまったのか? huh
     最初の作戦じゃ、俺の方は夜まで寝てていいって話だったが、どうするんだ?
     なんなら俺が出張って、散らしてきてやろうか』hahaha

    大淀
    「えっあのっ」アタワタ

    長門
    「む、待ってくれ。不測の事態に備え、ダンテは変わらz」

    スッ
    陸奥
    「貸して、大淀」

    大淀
    「え、あっ」

    長門
    「お、おい・・・」

    532 = 525 :

    陸奥
    「偵察は失敗。逆に発見されて、夜戦の奇襲作戦は破綻したから予定は早まったけど、
     あなたへの指示は変わらないわ。少しくらい大人しくしてたら?子供じゃないんだから」

    ダンテ
    『へいへい・・・』

    陸奥
    「・・・ふんっ。 はいっ」

    スッ
    つ【インカム】

    大淀
    「あ、はい・・・」つつ スッ

    長門
    (もしかしてさっきから気が立っていたのは・・・)

    ―――
    作戦海域、三水戦、後退中


    ザー

    神通
    「・・・っ! 姉さん、あれ!」

    川内
    「っ!?」

    夕立
    「うそっ!?」

    那珂
    「ヌ級が二隻もっ!?」

    川内
    「発見されたよっ! 来る・・・!」

    神通
    「輪形陣! 全艦、対空戦闘よーい!」


    ヴーン!


    神通
    「・・・撃ち方始めー!」


    睦月
    「・・・っ!」
    (帰るんだ・・・!絶対! みんなと一緒にっ!)


    バンッ!ババンッ

    533 = 525 :

    作戦室(司令部)


    陸奥
    「・・・増援?」

    長門
    「ああ。だが、まだこれは―」

    大淀
    「!? 三水戦より入電っ!」

    ―――

    陸奥
    「空母が2隻っ・・・」

    長門
    「やはりか・・・」

    陸奥
    「このままだと、三水戦は敵の水雷戦隊にも追いつかれて挟み撃ちに・・・!」

    長門
    「・・させないさ」

    陸奥
    「・・え?」

    長門
    「四水戦に打電! 敵水雷戦隊の足止めを!」

    大淀
    「・・・」コクッ

    陸奥
    「・・・でもこのあとはどうするの? ここからこちらの増援を出しても間に合わないわ・・」

    長門
    「・・・いや、まだ手はある」

    陸奥
    「・・・?」

    534 = 525 :

    作戦海域、四水戦、進行中


    球磨
    「敵水雷戦隊を発見したクマ!」

    夕張
    「新弾薬を試すいい機会ね・・・! 砲雷撃戦よーいっ!」

    如月
    「・・・っ!」ガシャンッ


    如月
    (・・・・・・睦月ちゃん・・・)チラ…

    ―――

    夕張
    「みんな、ここで食い止めるからっ!」
    (この新弾薬でっ・・・!)


    夕張
    「ってぇー!!」


    バンッ! ババンッ!   ドォーン!


    敵艦(雑魚級)
    「ギッ! ギィ…」ガスンッ…

    ―――

    ダンテ
    「ハァン・・・」←指示通り、アーギュの上で静観中。
    (・・・)

    535 = 525 :

    夕張
    「よしっ、ちゃんと効いてる! これならいけるっ!」

    如月
    「・・・っ」
    (でも・・・)

    ―――
    作戦海域、三水戦


    ドォーン!

    那珂
    「那珂ちゃんはっ ぅあっ! ・・・みんなのものなんだからそんなに攻撃しちゃだめなんだよっ!」ババンッ!

    夕立
    「う~っ!ブンブンうるさくて落とすの難しいっぽい~!」バンバンッ!

    神通
    「くっ・・・!」ガシャンッ

    川内
    「少し、数が多いかな・・・っ!」バンッ!


    睦月
    「ねえ、吹雪ちゃん! 絶対・・・絶対に、一緒におうちに帰りましょう!!」 

    吹雪
    「はいっ!!」


    神通
    「・・・っ!」ガシャンッ!
    (魚雷、当たってください・・・!)

    536 = 525 :

    敵艦載機・射
    「ギギ」タタタタッ!

    ドゴォォーン!

    神通
    「・・・くっ!爆風がっ・・・」
    (迎撃されたっ・・・)


    川内
    (・・・!)
    「睦月、魚雷! その位置からならっ!」


    睦月
    「・・・っ! ・・・いけぇーっ!!」



    敵艦載機・射
    「ギッ!」タタタタッ!

    ドォーン!

    睦月
    「あっ!!」


    睦月の魚雷を迎撃した後、そのまま旋回し、睦月に射線を合わせる敵艦載機。


    ダダダダッ!

    睦月
    「ふぁっ!? ・・・っ!?」


    敵艦載機・射
    「ギ・・・!」カシャ…


    吹雪
    「っ!」

    夕立
    「・・・っ!? 睦月ちゃーーんっ!!」

    吹雪
    (・・いやだっ!そんなの!!)
    「約束したんだもんっ! うぁあああーーーっ!!!」

    ザァー!

    睦月
    「ぁっ!?」
    (吹雪ちゃ)

    川内
    「なっ!? 吹雪っ!!」
    (それじゃあんたがっ!)

    那珂
    「練度も低いのにっ!」

    神通
    「・・っ!」

    537 = 525 :

    敵艦載機の攻撃に、身を固め覚悟を決めた吹雪。


    敵艦載機・射
    「ギギィ!」ガシャン!

    吹雪
    「っ・・・!」グッ…

    コォォ! パキィン!   ドォーンッ!


    敵艦載機の5-inchロケット弾が放たれたそのとき、


    -アイスエイジ-


    川内
    「!?」

    那珂
    「ちょっ吹雪ちゃんなにそれっ!?」

    神通
    「っ・・・」


    突如、巨大な氷塊が現れ、吹雪の身を包み込み、ロケット弾から吹雪を守った。


    夕立
    「吹雪ちゃっ・・・それっ・・・!」


    吹雪
    「っ・・・これって・・・」

    睦月
    「大きい、氷・・・?」

    ケルビ
    「・・・」コォォ…




    ケルビ

     <CERBERUS>

      アイスエイジ


    ケルベロス Lv1(緑の左眼)

    …その"こうべ"は過去を象徴し、その開かれた隻眼には保存の力を宿らせている。
     主が有事の際には、主の身を氷塊で包み込み、防護する役目を担う。
     主に対する忠誠心は絶対的なものであり、主を必ず守るという強い意志を持っている。
     具現化された氷塊の頑強さは、その意志の強さと主との絆の深さにより変化する。

    538 = 525 :

    ダンテ
    「ha! 随分、思い切ったじゃねぇか、フブキ。相変わらずいいガッツしてるぜ」
    (・・・思ってたよりも大丈夫そうだな。お前もやるじゃねぇか犬っころ)

    ―――

    神通
    「・・・全員、気を抜かないように!まだ作戦は終わっていません!」

    「はいっ! っぽい!」



    ヌ級・法
    「―」ザァー!



    睦月
    (!)
    「吹雪ちゃん、魚雷! 正射必中だよ!」

    吹雪
    「・・うんっ!」
    (自分を信じて・・・!)ガシャ!


    吹雪
    「お願い! 当たってください!」バスンッ!←魚雷



    ザブンッ   ドォーンッ!!

    ヌ級・法
    「ッ・・・」



    夕立
    「やった!」

    那珂
    「効いてはいるみたいだけどっ・・・」

    神通
    「・・・やるしかありませんっ」

    川内
    「だね・・・! 皆、吹雪に続いて!」

    睦月
    「はいっ!」

    夕立
    「っぽい!」

    539 = 525 :

    神通
    「皆、今っ! てぇーっ!」

    バスンバスンッ!   ドゴォォオーンッ!!


    睦月
    「・・・やったぁ! にゃっ!?」ドボンッ

    川内
    「気を抜かないで! まだ敵は―」


    川内の激励が飛んでまもなく、


    ヒューン…   バーーンッ


    神通
    「っ!」

    川内
    「三式弾・・・!? 水平線の向こうからっ・・・!」

    ―――
    作戦室


    長門
    「間に合ったか」フッ

    ―――
    第二艦隊


    金剛
    「フッフ~ンッ!」

    比叡
    「お姉さまに続きます! 主砲、一斉射!」

    540 = 525 :

    ドォーンッ!!


    吹雪
    「凄い・・・」

    ―――

    ダンテ
    「・・・へぇ。 この分なら、俺の出る幕はないかもな」huh

    ―――

    第二艦隊も合流し、第三・第四水雷戦隊の三隊による包囲挟撃戦。
    敵艦の数は多く、石の能力や悪魔の障壁など、不安な要素も多かったが、
    新弾薬の効果もあって、戦況は非常に有利に進んだ。


    霧島
    「・・・あらかた片付いたようですね」

    金剛
    「Too easy! まぁざっとこんなモンデース!
     ところで、ダンテはどこなんデスカ!? 私の活躍、ちゃんと見ててくれマシタカー!」

    榛名
    「またどこか広範囲を移動なさっているのでしょうか・・・?」

    比叡
    「私たちの方は無線も持って行けませんでしたし、ほかの人の詳細な位置はわからないですね・・・」

    ―――
    作戦室


    大淀
    「当該海域の敵艦隊、反応なくなりました!」

    長門
    (・・・)
    「ふむ・・・」

    陸奥
    「・・・案外、あっけなかったわね・・・」

    541 = 525 :

    ?????


    深海棲艦・双
    (アイツラノアノ弾薬・・・)
    「・・・ヘッ」

    深海棲艦・尽
    「・・・」ノソノソ・・・

    深海棲艦・双
    「・・アン?」

    深海棲艦・尽
    「行クンダロウ。 ・・・油断ハスルナヨ、用心スルコトダ」

    深海棲艦・双
    「・・・ハッ」ノソノソノソ

    深海棲艦・尽
    「・・・」

    ―――

    深海棲艦・双
    「ヤッパ雑魚ジャダメダヨナァー・・・!」ヒャハハ!

    敵艦
    「―」ガシャン

    深海棲艦・双
    「オラ!オ前ラ、続ケ! 突ッ込ムゾ!」ジャキン!

    ―――
    四水戦


    多摩
    「終わりにゃ?」

    夕張
    「帰還命令がまだみたいだけど・・・」

    球磨
    「・・・っ!? みんな見るクマ!敵、増援クマ!」

    多摩・夕張
    「!?」

    ―――
    作戦室


    大淀
    「敵、増援の報告!」

    陸奥
    「また増援!?」

    長門
    「来たか・・・!」

    542 = 525 :

    敵側のさらなる増援。
    数はそれほどでもなかったが、個々の艦が曲者であった。

    各隊で、それぞれ数隻を囲み、撃破を試みることとなった。
    それにより、各隊は分断されることになってしまった。

    その流れは、まるで敵側の作戦に躍らされているかのように、スムーズに形成された。


    三水戦の海域


    ヌ級・法(二隻)
    「「―」」



    川内
    「またこいつか・・・!」

    那珂
    「しかもまた二隻もいるよぉっ!」

    神通
    「・・・これもやるしかありませんね・・・!」

    夕立
    「こいつなんだかすごく頑丈っぽい~!」

    睦月
    「きっと、報告にあった"例の障壁"のせいだよ! あの艦は特別強力なのかもっ・・・」

    吹雪
    「・・・! 敵航空隊、来ますっ!」

    ケルビ
    「・・・」

    神通
    「全艦、よーい!」

    543 = 525 :

    四水戦の海域


    敵軽巡艦・力(敵艦数?)
    「ガガッ」ムキムキ



    望月
    「腕気持ち悪っ!」

    弥生
    「近づきたくない・・・」


    ザァー!
    敵軽巡艦・力
    「ガッ!」ブンッ!

    多摩
    「にゃっ!?」ヒョイッ

    球磨
    「っ!? こいつ殴りかかってきたクマ!」

    夕張
    「興味深いけど・・・! 皆、距離を取って戦って!」

    如月
    「あんなに太くて、逞しいものにやられたら、ひとたまりもないわね・・・!」

    544 = 525 :

    第二艦隊の海域


    深海棲艦・斬(一隻)
    「シャー・・・」チャキリ…



    比叡
    「なんですかこいつは?!」

    榛名
    「初めて見るタイプの敵艦ですね・・・!」

    霧島
    「・・・どうしますか?お姉さま」

    金剛
    「関係ありマセン!砲撃でねじ伏せてやりマショウ!」

    霧島
    「了解しました。 ですが、距離を取りつつ戦いましょう。この敵は未知数過ぎます」
    (・・・)


    霧島
    「各個散開してください!同士討ちを避けるため、単横陣にて応戦しましょう!」

    金剛・比叡・榛名
    「了解! デース!」


    金剛
    「ph~♪ なかなかCoolな日本刀ですネ! ダンテのために持って帰ってあげたいデース!」ザァー!

    比叡
    「お姉さま、油断はしないでくださいよ!」ザァー!

    金剛
    「油断は大敵デスネ!わかってマース!」ガシャン!



    深海棲艦・斬
    「・・・」キラン…

    545 = 525 :

    作戦室


    大淀
    「各隊、各個撃破態勢を展開!」

    長門
    「・・・」

    陸奥
    「・・・いいの? これで・・・」

    長門
    「・・・大淀、増援の準備を進めてくれ。私が合図をしたら、出撃だ」

    大淀
    「・・はいっ」

    陸奥
    「長門・・・」

    長門
    「わかっている・・・。だが、やはり何よりも仲間を失うわけにはいかない・・・!」

    陸奥
    「・・・そうね・・・」

    長門
    「・・・皆を信じよう。・・・彼を・・・」

    陸奥
    「・・・」

    546 = 525 :

    各隊よりも、はるかに遠く、一番離れた海域にて―

    アーギュメントに乗っているダンテは各隊の様子を静かに見やっていた。
    後ろにいる敵艦隊の方には一瞥もしないまま。


    ダンテ
    (・・・)humm..



    深海棲艦・双
    「・・・オイ!イツマデ余所見シテル!後ロカラヤッテモツマンネェンダヨ!」ジャキン!

    敵随伴艦s
    「―」ガシン!



    ダンテ
    「・・・huh. 遅かったな。今回は何もしないまま終わっちまうのかと思ってたところだ。
     そうならなくてよかったぜ」hahaha



    深海棲艦・双
    「ハッ!」

    547 = 525 :

    各隊、距離関係




                                  四水戦
                                   VS
                               敵軽巡艦・力(敵艦数?)




                                                             三水戦
                                                              VS
                                                           ヌ級・法(二隻)




                                  第二艦隊
                                    VS
                                深海棲艦・斬(一隻)






     ダンテ
      VS
    深海棲艦・双

    548 = 525 :

    深海棲艦・双
    「聞イテルゼ、アンタノコトハヨ。前ノ奴ハ一瞬デ終ワラセチマッタソウジャネェカ!」


    ダンテ
    「・・huh. 最後にやったのは俺じゃなかったんだがな。 つーか」


    深海棲艦・双
    「アン?」


    ダンテ
    「お前さんも黙ってた方が美人なタイプだな」ha


    深海棲艦・双
    「ンナッ!?」

    ―――
    作戦室


    陸奥
    「」ピキッ

    長門
    「・・お、おい陸奥・・・」

    大淀
    「・・・あのっ・・・」

    陸奥
    「なにそれっ・・・ 本っ当、誰でもいいわけ・・・っ!? 相手が誰だかわかってるのっ・・・!?
     ていうか何よ?黙ってた方がって・・・あてつけ?」プルプル…

    長門
    (美人の部分は否定しないんだな・・・まぁいいが)

    大淀
    「きっといつもの冗談ですよ!それにほらっ、陸奥さんのことじゃないと思いますしっ!」

    陸奥
    「言われなくてもわかってるわっ・・・。 でもちょっと貸して!大淀!」つ ビッ!

    大淀
    「あ、はい」つ スッ… ←インカム

    長門
    「陸奥っ! 作戦中だぞ!お前そろそろいい加減にっ」ガシッ

    陸奥
    「っ! 離して長門姉! わかってるけどっ・・・せめてこれだけは今言ってやらないと気が済まないのっ!」ググッ…!

    長門
    「本当に後じゃだめか!?それはっ・・・! 一旦冷静にならんか!」ググー…!

    大淀
    「とりあえず、早めには返してくださいね・・・あはは・・・」…ハァ…

    スグニスムッテバ!
    ヌゥ、ホントウダナッ…?

    549 = 525 :

    深海棲艦・双
    「・・・舐メヤガッテ・・・!
     何時マデソンナ態度デイラレルカナァ!?」ジャキンッ! ブンッ!

    ボォォーーン!!


    ダンテ
    「・・ほぉ、そいつは・・・」


    深海棲艦・双が赤と青のノコギリのようにも見える二刀を取り出し、二刀を繋げて振り上げた。
    すると、巨大な炎の竜巻が発生し、深海棲艦・双の周囲をその渦で包み込んだ。

    炎風属性の双剣 "アグニ&ルドラ" である。


    深海棲艦・双
    「ハハハハァー!」


    ダンテ
    「・・・へぇ、うまく使ってるじゃねぇか。
     お前さんがソイツらを持ってるとはな。 ・・・うるさくねぇか?ソイツらは」


    深海棲艦・双
    「ア? ドウイウ意味ダッ?」


    ダンテ
    (・・・)
    「・・huh. いや、なんでもねぇ。 ・・・そうか、"そのまま"なら案外悪くねぇ武器なんだがな。
     これからソイツらをお前さんから奪い返して、叩き起こさなきゃならないことを考えると、なんともユウウツだね」ha


    深海棲艦・双
    「・・ヤッテミナァ!俺ハアイツトハ違ウゼ!」


    ダンテ
    「ハァン、そいつはいい。前は本当にすぐに終わっちまったからな。
     お前さんも、初っ端からそんなに飛ばしてすぐにバテたりしないでくれよ?」hahaha


    深海棲艦・双
    「ハッ!俺ノコトヨリ自分ノ心配ヲスルンダナ! オ遊ビ自体ハスグニ終ワッチマウト思ウゼ!?
     アンタガ最後ニハ灰ニナッチマッテナァッ!!」

    敵随伴艦s
    「―」ガチャッ


    ダンテ
    「・・huh」

    550 = 525 :

    ダンテ
    (・・・つっても、正直けっこう面倒だな。ずっと"アレ"纏ってやがる。
    服焦がしちまうような真似はしたくねぇんだよな・・・。これ以上、あいつに小言を言われるのも―)ポリポリ

    *トレードカラーの赤っぽい服


    ザザー

    ダンテ
    「ん?」

    陸奥
    『ちょっと!聞こえてるわよね!?』
    マッタク…
    マァ、スグニスムソウデスシ、トクレイトイウコトデ…

    ダンテ
    「アン? なんだ、ムツか。どうした?」

    陸奥
    『なんだ、じゃないわよ!
     作戦中に女口説くとか何考えてんのよっ!?しかも相手は深海棲艦っ!!』
    サクセンチュウ ウンヌンハ、オマエモイエナイダロウ…
    ハハ…アイテガダンテサンデモナケレバアブナクテ、デキマセンネ…

    ダンテ
    「あ?口説く? 俺は別にそんなつもりm」

    陸奥
    『どうだかっ! っていうか、本当にわかってるわよねっ?
     仕事はちゃんとやってよねっ!』

    ダンテ
    「・・あぁ、わかってるさ。そんなに怒るなよ」

    陸奥
    『ふんっ!』

    ダンテ
    「・・・」


    深海棲艦・双
    「・・・」

    敵随伴艦s
    「・・・」


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