元スレ提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
451 = 1 :
投下完了。
もうちょっと続きますよ?
また明日投下します。
452 :
怖すぎちびた
453 :
うぅ~ん、いいねぇ~!!
最高にハイ!て奴だァァ!!!!
454 = 417 :
いーいじゃん!
盛り上がってきたねぇ!
455 :
?「どこへ行くんだぁ?」
456 :
これ女憲兵が一番ヤヴァいパターンじゃね?
>>455
ながもんのトコで同じような事思ったわww
457 :
ここの提督は、有る意味一番安全な奴だと思う。
459 :
触らなければ薬だな
460 :
町人まで……
素で提督のことを信奉しているのかそれとも艦娘たちの影響なのか
462 :
乙
少し胸くそ悪い気もするのは何故だろうか…
463 :
女憲兵が楽しみすぎる
464 :
俺は胸くそ悪くないが恐らく憲兵は行きすぎてはいるが職務熱心なだけだからだろう
465 :
女憲兵はヤバイだろ
提督に近づく悪い虫認定されたら死ぬぞ
466 :
憲兵は仕事してるだけ
艦娘は提督が好きすぎるだけ
提督は真面目に鎮守府運営してるだけ
誰も悪ないよ!
467 :
鎮守府の実情を知った視点からは憲兵がしつこい誘導尋問にも見える質問してるように見えるが、
ガチのブラック鎮守府相手の場合はあれぐらいしないと艦娘守れないんだろうな
468 :
憲兵『艦娘諸君、聞いてくれ。実はここの提督には同性愛者の疑惑が持たれているのだ
同性愛者の提督は艦娘を愛してやれない後ろめたさで艦娘に必要以上に親切に接する事が多い
諸君に心当たりは無いだろうか?』
469 :
執務室
提督「どうぞ、ソファーにおかけになってください」
女憲兵「いえ、自分は・・・」
提督「客人を立たせておく訳には行きませんよ」
女憲兵「恐れ入ります。では、失礼します」
提督「どうぞ」
女憲兵「早速ですが・・・提督殿は・・・」
提督「はい、なんでしょう」
女憲兵「艦娘をどのようにお考えですか?」
提督「私個人の考えですが・・・」
提督「家族のように思っております」
女憲兵「家族ですか・・・」
提督「一般で言う所の、本当の家族と言うものが・・・」
提督「どんなものか分かりませんがね」
女憲兵「お分かりになられない? 何故です?」
提督「調べれば分かることですが・・・」
提督「私には血の繋がった家族がおりません」
女憲兵「と言いますと?」
提督「父も母も、物心付く前に他界しておりまして・・・」
女憲兵「ご病気か何かで?」
提督「殺された・・・と聞きます」
女憲兵「殺された!?」
470 = 1 :
提督「ええ、深海棲艦に・・・らしいです」
提督「と言っても私も後になってから知りましたが・・・」
女憲兵「それは・・・さぞお辛いでしょう」
女憲兵「では、復讐の為に提督に?」
提督「・・・違うと思います」
提督「全く、憎くないと言うと嘘になるでしょうね」
提督「でも、憎しみは殆ど・・・ないんですよ」
提督「物心付く前のことで、事実を知ったのも大分後ですし」
女憲兵「では何故、提督に?」
提督「そうですね・・・自分みたいな境遇の人間を増やさないため・・・」
提督「なんでしょうかね?」
提督「少しでも早く、戦いを終わらせて・・・」
提督「平和になって欲しい。その思いが一番強いです」
女憲兵「ご立派だと思います」
提督「それと父の友人が海軍の提督でして・・・」
提督「色々面倒を見てくださって・・・・」
提督「その人の姿がカッコイイと・・・」
提督「子供の頃から憧れていたのもありますね」
女憲兵「良い方に恵まれたのですね・・・」
提督「はい」
471 = 1 :
女憲兵(特に問題ないどころか・・・)
女憲兵(めっちゃ良い人っぽいじゃないですかぁ)
女憲兵(どう育ったら・・・ここまで真っ直ぐに・・・)
女憲兵(私より少し年上なだけで・・・)
女憲兵(こんなに・・・しっかりした人間になれるんだ)
女憲兵(良い人な上に、カッコイイ・・・)
女憲兵(こりゃモテそうだわ・・・)
女憲兵(彼女いるのかなぁ・・・)
女憲兵(って会ったばかりで何考えてるんだ私・・・)
提督「で、こちらが最近の出撃の資料になります」
女憲兵「え? あっハイ・・・どもっす」
女憲兵(やばっ言葉遣い!!)
提督「・・・はははっ 楽にしてくれて大丈夫です」
提督「どうせ、今は我々しか居ませんし」
女憲兵「いえ、そういう訳には・・・」
その後、雑談で結構盛り上がった。
472 = 1 :
コンコンッ
提督「ん?誰だ? はい、どうぞ」
夕立(改2)「提督さん、この前の遠征結果の報告書、持って来たよ」
提督「ありがとう」
夕立「お礼より! 撫でて! 撫でて!!」
提督「分かった、分かった・・・よく頑張ったな」ヨシヨシ
夕立「へへへ~ 提督さんの為なら、もっと頑張るっぽいっ!!」
女憲兵(まるで人懐っこい犬みたい。尻尾ぶんぶん振ってそう・・・)
夕立「所で・・・・」
夕立「誰?」
夕立「その女」ボソッ
提督「ああ、東京から視察に来られた憲兵さんだよ」
夕立「ふ~ん・・・へ~」
女憲兵「こんにちわ」
夕立「・・・・コンニチワ」
女憲兵(・・・なんだろう? なんか怒ってる?)
女憲兵(怒らせるようなことしちゃったかなぁ・・・)
???『うわぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!?』
提督「なんだ!!? 食堂の方だ・・・」
473 = 1 :
提督「すいませんが、少し見てきますのでこちらに居てください」
女憲兵「わかりました、お待ちしております」
ガチャ・・・バタン
女憲兵(上官からも・・・ここに居ろと言われてますし)
女憲兵(下手に動かないほうがいいですね)
夕立「・・・・・・」
女憲兵(それにしても・・・無言・・・何か話さないと・・・)
女憲兵「ねぇ・・・貴女は提督殿をどう思ってるの?」
夕立「・・・・・・どういう意味かしら」
女憲兵(さっきまでの無邪気さが・・・無くなってる・・・)
女憲兵(なんだろう・・・この冷たい感じ・・・)
女憲兵(この部屋・・・こんなに寒かったけ)ブルッ
女憲兵「いえ・・・艦娘から見た提督殿はどうなのかと・・・」
夕立「誰にも渡せない・・・命より大切な人っぽい・・・」
夕立「それより・・・貴女、提督さんとお話してたよね?」
夕立「楽しそうに・・・」
夕立「全部見てたよ? ・・・全部・・・全部・・・ゼ ン ブ 」
女憲兵(え・・・? この娘は何を・・・・)ゾクッ
夕立「楽しそうにっ!! 提督から笑顔を向けられてた!!」
474 = 1 :
女憲兵「え・・・」
夕立「私の提督さんと楽しそうに・・・」ギリッ
夕立「17分38秒も楽しそうにっ! お喋りしてたっ!!」
女憲兵「ひっ!?」
女憲兵(これは・・・嫉妬・・・?)
女憲兵(まぁ年頃の女の子だし・・・)
女憲兵(自分達の提督殿を・・・)
女憲兵(盗られるって思っちゃてるのね)
女憲兵(大事にされている彼女達からすれば・・・)
女憲兵(父親みたいなものですものね)
女憲兵(そうだ・・・提督殿を褒めて、なだめようっ!!)
女憲兵(そうすれば怒りも嫉妬も収まるハズ!)
女憲兵「そっそれにしても・・・ステキな提督ですよね!!」
夕立「ええ、そうね・・・」
女憲兵「大事にされてるんですね」
夕立「・・・当たり前っぽい」(結婚してるし)
女憲兵「羨ましいなぁ・・・」
夕立「・・・・・・」
女憲兵「あんな優しそうな人に大事にされて・・・」
475 = 1 :
夕立「ねぇ・・・」
女憲兵「はい?」
夕立「貴女は・・・提督さんをどう思うの?」
夕立(あることないこと・・・でっちあげるの?)
夕立(提督さんを捕まえるの?)
夕立(提督さんは・・・何も悪いことしてないのに・・・)
夕立(憲兵め・・・憲兵のくせに・・・)
夕立(提督さんと・・・)ギリッ
女憲兵「それはもう、ステキな殿方だと思うわよ?」
女憲兵「紳士的で優しく礼儀正しくて・・・」
女憲兵「あんな人を彼氏に出来たら良いですよね」
女憲兵「もう私が恋人に立候補しちゃおうかな・・・なんて」アハハ・・・
女憲兵「・・・・え」
気が付くと夕立と呼ばれる少女の顔がすぐ近くにあった。
キスでもするんじゃないかってくらいの近距離。
彼女の血のように紅い瞳は冷たく、攻撃的で・・・
まるで、これから捕食する獲物を狙う・・・獰猛な肉食獣のよう。
タラリ・・・と背中に冷たい汗が流れた。
476 = 1 :
室内は無音、たった数秒のことなのに・・・
時間が止まったかのように感じた。
蛇に睨まれた蛙。そんな言葉が今の状況に当てはまる。
自分の心臓の音がドクン、ドクン、と五月蝿く耳障りだった。
女憲兵(五月蝿い・・・静かにしてよ・・・)
じっと・・・ただ、冷たく私を見ている。
少しでも動いたら、その瞬間に命を刈り取られるような感覚。
恐い。恐い。怖い。
本能が告げている。逃げろ。
ニゲロ ニゲロ ニゲロと・・・・
だが体は金縛りにあったように動かない。
目を逸らすことも出来ない。
女憲兵「ああ・・・あう・・・」
何かを喋らないと・・・この沈黙が恐かった。
早くっ!! 早く誰か来て・・・早く・・・
早く私をここから出して! この空間から出して!!
嫌・・・ここは嫌だ・・・恐い・・・寒い・・・助けて・・・
477 = 1 :
どれくらい立っただろう・・・
やがて夕立と呼ばれる少女は私の耳元で囁いた。
夕立「会って数分で・・・」
夕立「提督さんのこと知りもしない癖に・・・」
夕立「 あ ん ま り 調 子 に 乗 ら な い で 」
女憲兵「ひっ・・・・・・!!?」
夕立「 提 督 さ ん は 貴 女 達 に 渡 さ な い か ら 」
女憲兵「あ・・・は・・・い・・・ああ・・・」
夕立「 絶 対 に 」
嫌悪や殺意のこもった冷たい声だった。
声だけで人を殺せそうな・・・
心臓を鷲づかみされたような感覚に、体は震えた。
一瞬、恐怖のあまり・・・呼吸の仕方すら忘れるほどに。
下半身がじわっと湿っていくのを感じた。
気持ち悪い生暖かさ。
女憲兵(・・・わたし・・・漏らしちゃった・・・)
そして意識を手放した。
それだけが・・・この恐怖から逃れる手段だったのだ。
478 = 1 :
食堂
提督「何事だ!!?」
提督「どうした? こんなに集まって」
長門「提督・・・いや、憲兵殿が急に錯乱してな・・・」
提督(どうしたんだ? うずくまって震えている・・・?)
提督「大丈夫ですか?」
副官(・・・え? この声は提督殿・・・?)
副官(・・・助かった)
ちょうどその時である、
顔をあげ、提督を見上げた副官には見えたのだ。
提督の後ろに金色の光が・・・
ただの室内灯の光であったのだが、
それは後光のようであった。
自分を救いに来た仏。
少なくても、今の彼にはそう見えた。
まるで雲の上から地獄に垂らされた一本の糸。
479 = 1 :
提督「立てますか・・・?」
差し伸べられた手。
もう、先ほどまでの恐怖心は無かった。
副官(提督殿・・・いや・・・この御方は・・・・)
副官(現世に舞い降りた仏だとでもいうのか・・・そうか・・・)
副官はその時、世の理(ことわり)の全てを悟った感覚に囚われた。
提督「一体何があったんですか?」
副官「いえ、なんでもないですよ」
提督「いや、しかし・・・悲鳴が・・・」
副官「ちょっと疲れていただけなんです」
提督「え?」
副官「ですが、今はとても清々しい・・・」
副官「生まれ変わった気分ですよ」
提督「え? え?」
副官「私が今日、ここに来たのは天命だったようです」
提督「はぁ・・・」
提督(え? なんで俺を拝んでいるんだ・・・?)
そして、執務室で寝ていた女憲兵と、町の公園のベンチで
死んだ目をして何かを呟いていた男憲兵を回収すると、
副官達は敬礼をし、帰っていった。
提督「よく分からん・・・」
憲兵隊の視察は無事終了したのだった。
480 = 1 :
投下完了
また夜中か明日の夜に投下するでち。
感想くれた方々ありがとうございます。
胸糞悪く感じたら申し訳ないです。
481 = 468 :
無事・・・??
どうも俺の知ってる日本語は間違っていたようだ
国語の勉強をやり直してくる
482 :
乙
地雷を見事に踏み抜いてしまいましたね
483 :
乙
女憲兵さんのパンツは私がもらっていきますね
484 :
乙
姉妹で共有しようと行動してる霧島が唯一の良心やな
486 :
室内灯で笑ってしまった
487 = 463 :
ハイライトオフ無いとモノ足りない体になってしまった…
488 :
横鎮の病みが深いのは知っていたが
まさか舞鶴までもこの病み具合か…
489 :
後日・・・
憲兵司令部
司令官「帰還したか」
副官「はい、ただいま戻りました」
副官「問題は全くありませんでした」
司令官「それは良かった。ほらみたことか」
副官「私は・・・仏を見ました」
司令官「・・・・え?」
副官「現世に顕現しておりました」
副官「あの方こそ、世界を救済してくださるのです」
副官「そう確信致しました」
司令官「・・・は?」
副官「・・・これを」スッ
司令官「え? まさか退職するって言うのか?」ガタッ
副官「いえ、休暇申請です」
司令官「そっ・・・そうか。 たまには休むといい」
司令官「ゆっくりと頭を・・・」
副官「私は暫く山に篭ります」
490 = 1 :
司令官「・・・は?」
副官「天に近い場所で己を鍛え・・・」
副官「自らの心の穢れを取り・・・」
副官「少しでも世の救済の力になりたいと思ってます」
副官「あの御方の為に」
男憲兵「私も同感です。お供させてください」
副官「ああ、では行こう・・・救済の為に」
2人「では失礼しました」
ガチャ バタン
司令官「え?・・・ねぇっ!! ちょっとまってくれない!?」
司令官「おい君、あの2人に何があったんだ?」
女憲兵「何も」
女憲兵「何も無いですよ」
女憲兵「私は職務に戻ります、失礼しました」
司令官「え・・・? ああ・・・頼む」
ガチャ バタン
491 = 1 :
司令官「だから関わるなと・・・うっ・・・頭が・・・」
司令官「ダメだ・・・思い出すな・・・思い出すな・・・」
司令官「あれ・・・? 私は何を・・・?」
司令官「記憶が飛んでる・・・?」
司令官「そうだ、そうだ、最後の鎮守府も問題なしっと・・・」ペタン
司令官「無事終わってよかった ヨカッタ」
廊下
女憲兵「提督さん・・・」ハイライトオフ
女憲兵(気絶していた私を優しく・・・抱きかかえてくれた)
女憲兵(恐い娘から助けてくれた・・・)
女憲兵(優しくしてくれた・・・)
女憲兵「偉くなって・・・貴方に・・・」
女憲兵「少しでも貴方の力に・・・」ブツブツ
492 = 1 :
夕方
執務室
提督「ふむ、問題なく査察も終わって良かった」
翔鶴「そうですね」
翔鶴(良かった・・・誰も手を汚さなくて・・・)
提督「さて・・・さっさと書類を終わらせるか・・・」
翔鶴「この分でしたら、すぐ終わりそうですね」
提督「ああ・・・」
提督「これは・・・こう・・・」ペタン
翔鶴「そう言えば、要望箱はどうなってます?」
提督「最近はあまり意見がなくてね・・・」
提督「いや、必ず毎週1通はあるんだが・・・」
翔鶴「どのような内容なんですか?」
提督「流石に叶えてあげられそうにない」スッ
匿名『戦艦になりたい』
翔鶴「・・・確かに無理ですね」
提督「だろう? どうしたものか」
翔鶴「明石さんにでも頼みますか?」
493 = 1 :
提督「止めておこう」
提督「きっと大変なことになる」
翔鶴「・・・ですね。ふふっ」
提督「ふぅ・・・書類のチェックは終わったか」
翔鶴「お疲れ様です。コーヒーを入れてきますね」
提督「ああ、頼む」
翔鶴(お湯を沸かして・・・と)
翔鶴(今日は・・・何事もなく終わって良かった)
翔鶴(食堂では・・・どうなることかと・・・)
翔鶴(オーダー66・・・)
翔鶴(最悪のプランを実行せずに済んで本当に良かったです)
翔鶴「提督、お待たせしました・・・」
翔鶴(提督・・・お疲れだったのですね)
提督「・・・zzz」
翔鶴(居眠りをするなんて珍しい・・・)
翔鶴(お疲れですし・・・ベッドで休ませてあげないと)
翔鶴「執務室は提督の部屋へ通じてますし・・・」
ガチャ
494 = 1 :
翔鶴(艤装・・・展開)パァ
翔鶴(提督、失礼しますね・・・)ヒョイ
翔鶴(艤装のおかげとは言え・・・)
翔鶴(男の人をお姫様だっこする女の子って)
翔鶴(なんか馬鹿力っぽくて嫌ね)
翔鶴(提督はベッドで寝かせました・・・)
翔鶴(憲兵対策で外したので・・・今、この部屋は・・・)
翔鶴(カメラも盗聴器もない・・・)
翔鶴(添い寝しても・・・バレない・・・?)
翔鶴(提督っ!! 失礼しますね!)スッ
翔鶴(提督と2人きりで・・・同じ布団で・・・)ドキドキ
翔鶴(提督ぅ・・・)ギューーー
翔鶴(・・・あれ? 私も眠く・・・)
翔鶴(提督のそばだと・・・安心でき・・・ます・・・)スヤッ
495 = 1 :
廊下
瑞鶴「可笑しい・・・翔鶴姉が戻らない・・・」
瑞鶴(・・・まさか・・・抜けがけ・・・?)
瑞鶴「・・・・・・」
瑞鶴「・・・いや・・・まさか・・・」
瑞鶴「でも・・・・」ムムムッ
執務室
コンコン
瑞鶴「失礼しまーす」
瑞鶴「あれ? 提督も居ない・・・」
瑞鶴「ん? 提督の部屋へ通じるドアが・・・」
瑞鶴「少し開いている?」
瑞鶴「・・・お邪魔します」
瑞鶴「・・・!!!」
瑞鶴(なんで・・・2人で・・・)ハイライトオフ
翔鶴「むにゃ・・・? ひゃれ? 瑞鶴?」
瑞鶴「翔鶴姉・・・なんで・・・」
瑞鶴「提督さんのベッドで2人で寝てるのかなぁ?」
496 = 1 :
翔鶴「・・・なんでって・・・そこに提督がいて・・・」
翔鶴「熟睡してて、カメラも盗聴器も無かったら・・・」
翔鶴「普通、やるでしょう?」
翔鶴「同じ立場なら貴女だって・・・」
翔鶴「やるでしょ?」ハイライトオフ
瑞鶴「・・・やるけどっ!!」
瑞鶴「絶対やるけどっ!!」
翔鶴「ダメよ瑞鶴? 静かにしなさい?」
翔鶴「提督が起きちゃうでしょ?」
瑞鶴「翔鶴姉のせいでしょ・・・」
翔鶴「それに、今日の秘書艦は私よ?」
翔鶴「憲兵のせいで・・・」
翔鶴「一緒に居れなかった分は補いたいの」
翔鶴「少しでも提督分を補給しないと・・・」
翔鶴「気が狂いそうになるもの」
翔鶴「ようやく体の震えも止まったのよ」
497 = 1 :
瑞鶴「でも・・・これは・・・」
瑞鶴「レギュレーション違反してるじゃない!」
翔鶴「・・・分かってるわ」
翔鶴「でも、これはチャンスなのよ?」
翔鶴「監視カメラもなく、盗聴器もなく・・・」
翔鶴「提督も一度眠ると・・・ちょっとや、そっとじゃ起きない・・・」
翔鶴「凄い・・・大チャンスなのよ?」
翔鶴「それこそ、太陽系の惑星が全部一列に並ぶくらいの・・・」
翔鶴「そんな奇跡が起きているのよ?」
瑞鶴「・・・じゃあ私も・・・やるもん」
翔鶴「え? ちょっと・・・・?」
瑞鶴「私は右側、翔鶴姉は左側、提督さんは真ん中」
瑞鶴「これならいいでしょ」
瑞鶴「私も提督さんを堪能しちゃうもん」ギュー
瑞鶴(失われたテイトクニウムが・・・満たされていく・・・)
翔鶴「もう・・・しょうがないわね」ギュー
提督「・・・う?・・・・う・・・? 」
提督は満員電車に押し込められる夢を見てうなされた。
498 = 1 :
執務室
卯月「司令官!! 仕事終わったぴょん?」
卯月「たまには、一緒に遊ぶぴょん!!」
卯月「ベッドの上でプロレスごっこがしたいぴょんっ!!」
卯月「うーちゃん、最近構ってくれなくて寂しいぴょん!」
卯月「あれ・・・? 居ない・・・ぴょん?」
卯月(自室かな?)コンコンッ
卯月「しれーかん? 中に居るぴょん・・・?」
ガチャ・・・
卯月「・・・ぴょん」ハイライトオフ
卯月は熟睡する提督と、それに左と右からくっ付く
五航戦姉妹を見て言葉を失った。
翔鶴に至っては、ほぼ全裸であった。
すぐに他の艦娘も集まり、五航戦姉妹は捕まって怒られた。
以後、鎮守府内に置いて抜け駆け行為や浅ましい行為の総称に
『五航戦』と言う言葉が暫くの間、使われることになった。
なお、その騒ぎの中でも提督は熟睡しており、
睡眠スペシャリスト(プロ)の初雪を唸らせたと言う。
499 = 1 :
「五航戦」の使用例
そんな意地汚い真似やめなさい
↓
そんな五航戦な真似やめなさい
抜け駆けする気ですか?
↓
五航戦する気ですか?
馬鹿なんですか?
↓
五航戦なんですか?
※「鎮守府内の期間限定ローカル・ルールブック」
2巻より抜粋
著者・・・青葉
表紙・・・秋雲
冊子内説明イラスト(125枚)・・・秋雲
500 :
提督の存在がどんどんメシア級に……(ほぼ艦娘が原因で)
みんなの評価 : ★★
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