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    元スレ提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」

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    701 :


    艦娘全員や夜曾野提督が惚れる理由がよ〜く分かる気がした

    702 :

    副官がしつこく聞くのも納得だし
    住民に慕われるのも当然だったんだな

    703 :

    これは皆依存しますわ

    704 :

    >>702
    思えばあの憲兵達があんなにしつこく聞いてたのは間違ってなかったんだよなぁ…
    行った場所が悪かった

    705 :

    鈴谷とかいうヒロイン
    報われて欲しい

    706 :

    乙です 書き溜めは>>1の楽な方でええんよ〜
    提督マジでいい人だな(洗脳済み)

    707 :

    >>電「鈴谷さんも電達の本当の仲間になって・・・」
    >>電「皆で笑い合えれば・・・もっと毎日が楽しくなると思うのです」

    本当の仲間(盗聴したり提督汁飲んだり水面下でギスりあったり)

    708 :

    提督汁……?

    709 :

    天使のハズの電が普通に[ピーーー]とか口にしてますよ!?

    710 = 707 :

    >>708
    提督汁じゃなくて提督水(残り湯)だった

    711 :

    >電「あの程度の敵ならこちらに被害なく一方的に殺せたのです」

    これはプラズマちゃんですねぇ

    712 :

    この提督Fate/Zeroのランサーみたいな能力持ってそうだな

    713 :

    鈴谷が愉悦を感じている時に提督不在の鎮守府の様子は、どうなっているやら…。
    個人的な意見だが、長門は取り敢えず「ながもん」に時々なって若干、幼児退行していそうだな。

    714 :

    >>金剛「今回は鈴谷に鎮守府のルール(表)を覚えさせるのが目的デスから」

    んん?裏あるのか…(ガタガタ

    715 :

    (?)協定的なやつだろ

    716 :

    機能正常化した憲兵すらどうにかしてしまう艦娘と提督・・・恐ろしい(ガタガタ

    717 :

    提督は良い人だとは思うがあそこまで艦娘のスキンシップされて気付かないというのは鈍感過ぎな気がした

    719 :

    そろそろ五航戦許された?

    720 :

    結構前に憲兵の視察の連絡受けてるシーンで鈴谷になんかある伏線入ってたな
    電話の相手は先輩くさい

    721 :

    >>719
    ニーチェは言った。
    【愛は赦す】
    愛は赦す。
    愛は、欲情することをも赦す。
    『悦ばしき知識』

    だが五航戦、貴様らはダメだ。

    722 :

    >>719
    五航戦は赦すとか赦さないとかじゃなく、もう動名詞になってるからなぁ。
    最新版の広辞苑には「五航戦-スル」で掲載されるらしいし……。

    723 = 717 :

    もうそろそろ提督も五航戦の評判に気付くかもしれない

    724 :

    他の鎮守府の翔鶴と瑞鶴からしたらとんだ風評被害だな

    725 :

    演習場

    天龍「おう! 新入りの鈴谷じゃないか」

    鈴谷「皆で何してるの?」

    天龍「何って、訓練だよ。もっと強くなる為にな」

    「天ちゃんったら、また馬鹿なことしてるのよ」

    天龍「馬鹿とはなんだ!! 見ていろっ!!」

    そう言うと、天龍は刀をぶんっと振るう。

    天龍「九頭・天龍閃っ!!!」ドンッ


         
         壱 
       捌   弐
       
      漆  玖  参 
       
       陸   肆
         伍



    天龍の振るう剣から出た斬撃は

    9つの光になって演習用の標的を木っ端微塵にした。

    鈴谷「・・・え? 今の何?」

    天龍「9つの急所を同時に狙う・・・」

    天龍「俺のそこそこ得意な技だよ」

    726 = 1 :

    「剣と拳の2段抜刀術とか変な技ばっか使いたがるのよ・・・」

    「そもそも、抜刀してないのにね」

    「連携しての攻撃がセオリー無視で合わせるのが難しいのですよ」

    天龍「でもカッコいいだろ!!」

    鈴谷「すごいなぁ・・・」

    天龍「おっ分かるか? オマエ、いい奴だな!」

    鈴谷「皆、強くなろうって頑張ってるんだねぇ」

    「そうなのです。強くなって司令官さんを助けたいのですよ」

    「もっと頑張るんだからっ!!」

    少し離れた所では、長門が何かを繰り出そうとしていた。

    鈴谷「・・あれは・・・長門さん?」

    長門「ふんっ!!!!」

    長門が海面に拳を振るう。

    もの凄い轟音と共に海は2つに割れ、

    巨大な水柱が空へ舞い上がった。

    数秒ではあるものの、海の底が見えた。

    突然、水を失った魚がピチピチと跳ねていた。

    鈴谷「すごっ!?」

    長門「ふむ・・・まだ改良の余地はあるな」

    今のとんでもない技にまだ納得が行かないのか

    一人ブツブツと呟いている。

    727 = 1 :

    一部始終を見ていた天龍が良いことを思いついたと

    言わんばかりに長門に近寄る。

    天龍「なぁ、長門!! 俺を殴れ!」

    長門「はぁ? 何を言っているんだ」

    「よく分からないのですが・・・」

    「殴って欲しいなら電が殴ってあげるのですよ?」ガチャッ

    天龍「おい止めろよ!? そんな大きな錨で殴ったら怪我すんだろ!!?」

    「動かないで欲しいのです。狙いが・・・」ハイライトオフ

    天龍「俺がオマエのプリン勝手に喰ったのは謝るからっ!!」

    ブンッ

    天龍「待って!! ねぇ、待って!!?」

    「・・・・・・」ニコッ

    天龍「ごめんなさいっ!! 後で弁償するから!」

    「あれは・・・どこにも売ってないのですっ!」ブンッ

    天龍「うわぁっ!!?」パシッ

    「すごいっ!! 知ってるわソレ!」

    「シンケンシラハドリって奴よね!!」

    「・・・錨だけどね」

    (あのプリンは提督が作ってくれたのよね・・・私達・・・)

    (・・・いえ・・・私だけの為に)ハイライトオフ


    728 = 1 :

    長門「で? なんでオマエを殴る必要がある?」

    天龍「俺がジャンプするから、俺の足の裏を殴って欲しいんだよ!!」

    長門「よく分からんが・・・いいだろう」

    天龍「よしっ!行くぞ!!!」バッ

    鈴谷(天龍がジャンプして長門さんの上に・・・)

    長門「いくぞ?」

    鈴谷(・・・すごいジャンプ力。パンツ見えてるけど・・・)

    長門「・・・ふんっ!!!」ドンッ

    鈴谷(長門さんがロケットを打ち上げるように・・・)

    長門のパンチを足裏で受けた天龍は空高く舞い上がる。

    鈴谷「・・・すごい!! まるで飛んでいるみたい!!」

    やがて重力に引かれ、落下を始める。

    天龍「空中・・・九頭・天龍閃っ!!!」ドンッ

    放たれた9つの斬撃は光になって轟音と共に海面9箇所に

    降り注ぎ、巨大な9つの水柱が立った。

    もし、あの場に自分が居たらと思うとゾッとした。

    天龍「どうよ!! ちゃんと連携取れただろ?」

    電・雷「おおおっ!!!」パチパチ

    長門「・・・手が・・・痛い」ナミダメ

    729 = 1 :

    ブーーーン

    音がする。これは航空機が飛ぶ音だ。

    鈴谷「あれは・・・零戦?」

    長門「龍譲だな・・・」

    空を飛ぶ無数の零戦は綺麗に編隊を組み、

    まるでひとつの生き物のように動き回る。

    龍譲「どうや! 見たか! ウチの艦載機の動き!!」

    瑞鳳「あれが九九艦爆だったら100点だったのに」

    鈴谷(あの子は・・・確か、瑞鳳って言ったけ・・・)

    瑞鳳「九九艦爆可愛いで賞で+20点で120点だったのに」

    龍譲「うっさいわっ!まだまだこんなもんやないで!!」

    そう言うと零戦はまるで重力を無視したような不規則な動きを見せる。

    鈴谷(レシプロ機であるハズなのに音速を軽く超えているような・・・)

    早すぎる。あんなの捉えられない・・・

    「・・・まるでファンネルみたいですなぁ」

    鈴谷「ふぁんねる? 何かのブランド?」

    「いえ、一般人には分からない世界ですので・・・」

    鈴谷(ここに居る皆一般人じゃないけどね・・・艦娘だし)

    赤城「・・・やりますね」

    「私も新技、考えないとなぁ」


    730 = 1 :

    飛龍「加賀さんは新しい技があったよね」

    加賀「ええ・・・」

    龍譲「え? 何? 何? 見せてー」

    加賀「良いでしょう・・・」

    加賀は甲板を左手に装着すると演習用の的に突っ込み、

    甲板をぶっ刺した。的は爆散した。

    赤城「なんです? 今の?」

    加賀「甲板に電磁シールドのようなものを付けて頂きました」

    龍譲「夕張やな・・・」

    加賀「本来は、甲板前面にシールドを張って敵の内部に刺したら・・・」

    加賀「甲板に搭載されている大量の小型艦載機の一斉射で・・・」

    加賀「内側から敵を破壊する技です」

    隼鷹「うわぁ・・・えげつねぇなぁ」

    瑞鶴「まぁ・・・粗野な人にはぴったりじゃない?」

    加賀「・・・貴女にもやってあげましょうか?」ハイライトオフ

    瑞鶴「・・・やれるものならやってみなさいよ」ハイライトオフ

    飛龍「この2人何時もこうだよね」

    「喧嘩するほどって奴でしょ」

    731 = 1 :

    翔鶴「本当に・・・妹がすいませんっ」ペコリ

    龍譲「・・・!!!」

    飛龍「龍譲どったの? 凄い顔して」

    赤城「翔鶴さんが謝ったとき、胸がぷるんっと揺れました」

    翔鶴「え////」

    赤城「それを見て凹んだんでしょう」

    龍譲「説明すなっ!! さらに凹むやないかっ!!」

    翔鶴「あの・・・すいません」

    秋月「翔鶴さんって存在自体がいやらしいですね!」

    秋月(あまり気にしない方がいいですよ翔鶴さん!)

    翔鶴「!!?」

    「胸なんて大きくても重たいだけだって」

    龍譲「・・・・・・あ?」ハイライトオフ

    赤城「むしろ駆逐艦なのに空母並に艦載機を出せる・・・」

    赤城「貴女の方が凄いのだから・・・」

    赤城「自信を持ちなさい」

    加賀「そうよ。とても凄いことなんだから」

    龍譲「空母やっ!! ウチ・・・軽空母や!!!」

    732 = 1 :

    瑞鳳「あの・・・私も・・・軽空母ですよ?」

    赤城「え? 知ってますよ?」

    加賀「ええ、瑞と言う字は見るとイラっとくるので覚えてます」

    加賀「気をしっかり持ち、五航戦にならないように気をつけなさい」

    瑞鳳「良かった。空母として認識されていて・・・」ホッ

    龍譲「なぁ・・・ウチも空母やで? ねぇ?」

    浜風「知ってますよ」

    「良かったじゃない。重巡の娘にも認識されていて」

    浜風「あの、私・・・駆逐艦ですけど」

    龍譲「なぁ、お前らどこで判断してる? そろそろキレるで」

    瑞鶴「所で加賀さん? 何故イラっとくるのかしら? 教えてくれない?」

    加賀「教えて欲しい? 言わなきゃ分からないのかしら?」

    瑞鶴「ええ、頭が可笑しい人の考えってよく分からないので」

    加賀「教えてあげます・・・実戦方式で演習でもしましょうか? 2人きりで」

    瑞鶴「・・・別にいいけど? いいんですか? 入渠時間長いのに」

    2人「「ふふっ・・・」」

    鈴谷「皆、仲良いなぁ・・・」

    飛龍「・・・え?」

    鈴谷「向こうでは駆逐の子が練習してる・・・」

    733 = 1 :

    飛鷹「・・・じゃあ飛ばすわよ?」

    吹雪「何時でもどうぞ」

    放たれる無数の練習用の艦載機を吹雪は正確に打ち落とす。

    鈴谷「うわぁ・・・凄いねぇ」

    鈴谷「普通、あんな高度に居る敵に当てるのって難しくない?」

    吹雪「そうですか? 目で見えているなら落とせますよ?」

    鈴谷「何かコツでもあるの?」

    吹雪「例えばですけど・・・飛んでいる敵機ですけど」

    鈴谷「うん」

    吹雪「あれを擬人化するんです。脳内で」

    鈴谷「・・・うん?」

    吹雪「今は中年のイケメンを妄想してました」

    鈴谷「はぁ、そうなんですか」

    吹雪「そして、撃ち出す弾も擬人化します。脳内で」

    鈴谷「ハイ」

    吹雪「今の妄想ですと弾は少年です」

    吹雪「一見、無垢ですが実は獰猛な狼」

    吹雪「自分より年上の男性を手ごまに・・・」

    吹雪「最初は抵抗するものの・・・段々と・・・」グヘヘ

    734 = 1 :

    吹雪「実際にやってみせましょう」キリッ

    そう言うと吹雪は最後の練習機に狙いを定める。

    吹雪「撃ちますっ! ほら!! 」

    吹雪「少年が・・・中年男性を目指して・・・」

    吹雪「ここですか!? ここがいいんですか!?」

    吹雪「ほらっ! 挿れちゃいますよ!? アッーーー!!!」

    見事命中して練習機は爆散した。

    吹雪「ね? 簡単でしょ?」

    鈴谷「・・・うん・・・さっ・・・参考になったよ」

    朝潮「彼女、何を言ってるか分からないですけど・・・」

    朝潮が話しかけてきた。

    朝潮「技術は確かです」

    鈴谷「そうだね・・・」

    実際、縦横無尽に飛び回る航空機を確実に、正確に落として見せた。

    無駄弾も使わず、1発で1機づつ落としていた。

    途中で直線上に3機が並ぶ瞬間に撃った時は1発で3機も仕留めた。

    まさに神業だった。

    まるで敵の動きを全て先読みしているかのように。

    鈴谷「皆凄いね・・・ちょっと着いていけないレベルじゃん」

    「そうかしら? すぐに追いつくと思うけど?」

    735 = 1 :

    鈴谷「どうしてそんなに強くなろうとするの?」

    「戦うためよ」

    鈴谷「雷・・・」

    「戦って守るため」

    鈴谷「・・・人間を?」

    「それもあるわね。一応は」

    「電達が守りたい人は、この世に、ただ一人なのですよ」

    鈴谷「・・・提督?」

    「そうよ」

    瑞鳳「敵を全部倒すには強くなるしかないからね」

    鈴谷「敵って・・・深海棲艦だよね?」

    この場の艦娘全員『・・・・・・』

    まるで、深海棲艦だけが敵ではない。

    そんな空気だった。

    鈴谷「・・・みんな? どうしたの?」

    「殺すのは悲しいのです」

    「出来れば戦いたくない・・・」

    「でも、司令官さんに危害が及ぶ可能性がある以上は・・・」

    「殺すしかないのです。全て・・・」

    長門「敵が深海棲艦だけなら良いんだがな・・・」

    736 = 1 :

    「一つだけ言っておくよ」

    赤城「敵とは・・・」

    この場の艦娘全員『 提督に害を成すモノ全てだよ・・・ 』

    鈴谷「・・・・・・っ」ゾクッ

    見ると周りの娘は皆、じっと私を見ていた。

    誰一人口を開かず、私を見ていた。

    私の反応次第で何かしらの対処をする・・・

    その為に、どう反応するか伺っている。

    何かを試されている。

    考えすぎかもしれないけど、そういう風にも感じた。

    なんて答えて良いか分からなかった。

    如月「もしもだけど・・・」

    鈴谷「・・・何?」

    如月「司令官が・・・突然殺されたとしたらどうする?」

    鈴谷「・・・え?」

    如月「貴女は・・・許せる?」

    頭に過ぎったのは憲兵だった。

    737 = 1 :

    欲望を剥き出した気持ち悪い顔で体を求めてきたクズ共。

    あいつ等が提督を殺す場面が、ふと脳裏に過ぎった。

    提督が死ぬ。

    考えてゾッとした。

    嫌・・・嫌・・・嫌・・・・嫌だぁ・・・

    まるで、世界が終わったかのような絶望。

    そんな世界に生きていて意味があるのかと。

    想像しただけで足が震えてきた。

    如月「もう一度聞くわよ?」

    如月「そんなことされて・・・」

    如月「 許 せ る ?」ハイライトオフ

    許せるか? 提督が殺されたとして許せる?

    許せるワケがない。

    ――――絶対に。

    鈴谷「・・・殺してやる」

    如月「・・・・・・」

    鈴谷「もし、そんなことになったら・・・」

    鈴谷「ソイツを殺す!! 深海棲艦じゃなくても・・・」

    鈴谷「例え相手が人間でもっ!!!」

    如月「・・・ふふっ」ニコッ

    如月が満足そうに笑った。

    738 = 1 :

    長門「確かに人を殺せば犯罪だ。許されるわけが無い」

    長門「だが、だがだ・・・」

    長門「提督が殺害される。もし、そんなことになったら・・・」

    長門「私も他の者もソイツを地の果てまで追いかけて殺すだろう」

    長門「道徳的にいけないことであってもだ・・・」

    長門「それだけ許されないことなんだよ私達の中ではな・・・」

    鈴谷「・・・・・・」

    赤城「旧大戦時、味方ですら足を引っ張り合いました」

    赤城「企業は海外に会社の利益の為に油田や採掘場が欲しい」

    赤城「そうやって好き勝手に軍と手を組み・・・賄賂を送り」

    赤城「利益を得たい一部の高官、軍部が・・・」

    赤城「争うように次々と海外へ戦線を拡大させていきました」

    赤城「やがて戦況は不利になっても・・・」

    赤城「まだ自分だけの欲の為に好き勝手やる始末」

    赤城「ただでさえ、大国相手に戦ったんです」

    赤城「一時でも個人の欲を捨て、勝つために一丸となるべきだった」

    赤城「でもね、出来ないんですよ人間って。高い地位にある程ね」

    赤城「結局は自分の欲。そういう生き物ですから」

    赤城「何時の時代も敵よりも・・・」

    赤城「味方の方が面倒な敵だったりするものです」

    739 = 1 :

    赤城「だから恐いんです」

    赤城「人のいざこざに提督が巻き込まれないか」

    赤城「例えば内部の権力争いとかですね」

    加賀「そういった最悪の事態に陥ったときに・・・」

    加賀「提督に牙を向く全てを殲滅する力を求めているの」

    長門「向けられた悪意を事前に摘む・・・」

    長門「可能な限り、穏便にな」

    長門「殺害・・・と言うのはな」

    長門「それ以外の打つ手が、全て途絶えた時の最終手段だ」

    長門「誰も好き好んで手を汚そうとは思っていない」

    「そんなことをすれば司令官が悲しむもの・・・」

    長門「その為には力が要る・・・もっとな」

    長門「手を出せばタダじゃすまない・・・」

    長門「そう思わせるだけの力が・・・」

    翔鶴「一言で言えば抑止力ですね」

    長門「私達はどのような事態でも・・・」

    翔鶴「どんな相手でも・・・」

    「倒せる力を求めているのです」

    朝潮「だからもっと強くならないと・・・」

    740 = 1 :

    鈴谷「・・・言いたいことは分かった」

    鈴谷「多分ね・・・私も同じだよ」

    鈴谷「ここに来て、半年も立ってないけど・・・」

    鈴谷「提督のことが・・・好きなんだと思う」

    鈴谷「あんなに私を見てくれて」

    鈴谷「あんなに私を大事にしてくれて」

    鈴谷「あんなに私を理解してくれようとする」

    鈴谷「初めて会ったよ・・・あんな人」

    鈴谷「あの優しい人が・・・」

    鈴谷「酷い目に遭わされたら・・・」

    鈴谷「それを実行した奴は絶対に許せない」

    鈴谷「実行しようと考えているだけでも・・・」

    鈴谷「鈴谷は許せないと思う」

    自然とそんな風に言葉が口から出た。

    そして気付いた。どれだけあの人に惹かれているか、

    どれだけ提督が大好きなのか。

    最初は絶対にアンタの思い通りになんかならない、

    もう絶対に誰の命令にも従わない。

    そんな風にも思ったのに・・・

    何時の間にか私は提督のことが大好きになっていた。

    741 = 1 :

    そんな大好きな人が傷つき、倒れるのは

    想像するだけでも苦痛だった。

    何も恐れることは無い。

    既に私は人間を殺そうとしたじゃないか。

    当時の私の指揮官・・・黒提督を。

    「その言葉を聞いて安心したわ」

    長門「ああ、これで君も本当の意味でも私達の仲間だ」

    皆、笑って拍手をする。

    なんか照れくさかった。

    鈴谷「でも・・・いいの?」

    瑞鶴「何がよ」

    鈴谷「・・・私が提督を貰っちゃっても」

    加賀「・・・面白い冗談です」

    長門「まぁ誰が選ばれても・・・その時は祝福するさ多分」

    長門(多分、私は無理だがな・・・)

    他の艦娘達「そうだよ。恨みっこ無しだよ。祝福するよ多分」

    他の艦娘達(私は絶対無理だけど・・・)

    鈴谷「私達は・・・家族で仲間で・・・」

    鈴谷「恋敵だね・・・」

    「そうなるね」

    翔鶴「・・・負けるつもりはありませんけどね」

    全員『ふふっ・・・あははっ』ハイライトオフ

    742 = 1 :

    鈴谷(皆・・・頑張ってるんだ。私だって・・・)

    それから頑張って、努力して、もっと強くなろうと思った。

    もっと・・・もっと強く。

    少なくても、今度は私のせいで撤退なんてしないように。

    この時から私は皆と今までより仲良くなった。

    だけど・・・だけど・・・

    まだ私は完全には他者を信用出来なかった。

    この人達は大丈夫。

    今度の仲間は大丈夫。

    そう信じているハズなのに・・・

    心の奥底では、また裏切られるのではないかという・・・

    小さな不安が取れずにいた。

    大好きと自覚した提督に対しても・・・

    鈴谷(本当に私って・・・嫌な女)

    思った以上に黒提督の鎮守府での事が、

    トラウマになっているようだった。

    信じている、信じたい・・・

    それでも、どこかで不安があったのだ。

    私はもっと絶対的な安心が欲しかった。

    743 = 1 :

    投下完了。
    沢山の感想ありがとうございます。
    毎回、気持ち的には全員に返答したいのですが
    書き続けることで答えようかなと・・・

    >>ちょこちょこ大量

    しんじゃう!!

    また近いうち投下します。
    次回で鈴谷のターン終わる予定です

    744 :

    あんまり詳しくないけど五航戦の子が提督にふさわしいと思いました

    745 :

    いいえ、提督にふさわしいのはわt…浜風だと思います

    乙です

    746 :

    提督はいい人なのはよーく分かった…でもやっぱりみんなサイコだこれ!

    747 :

    艦娘同士の会話がなんか好きっぽい
    この作者のSSはシリアスとギャグのバランスが良いっぽい
    夕立が一番提督とお似合いっぽい

    748 :

    提督に害を成すモノにならない教祖ヲ級達はセーフだよな?

    749 :

    >>744
    これだから五航戦は・・・。

    てか提督はホントみんなに愛されてるなー(棒

    750 :

    もしや、ここの如月は某3話で行方不明になった如月なんじゃないかと思ってしまう。おや、誰か来たみたいだ....


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