元スレ提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
401 :
乙
その人間の女性と提督が婚約してる展開を希望
402 :
……"解体後の"人間の女性?(ボソリ
403 :
乙
>どうせ何時でも殺せるのです
うん……まあ……そうなんだけどさ……
405 :
ヒエー…天龍の中二病で偉い事になっとる…
アンジャッシュもびっくりの勘違いですわ
406 :
三つ目のハゲで写楽のほう思い出して理解不能状態になってたわ
408 :
ちょうど武器渡すところだったし俺も写楽かと思った
409 :
長髪天龍ってイラストあるんすね画像検索したら出てきた
410 :
アカン…YouTubeでマキシマム ザ ホルモンの「F」の動画を見た後だからか深海棲艦の教団組の会話が「F」の歌詞にあった【己朽ち果てることなく、この痛みと共に塞ぐ。】に思えた自分も天ちゃんと同じ中ニだなぁ…。
411 :
天ちゃんに憧れる暁ちゃん可愛いのです乙
何がタチ悪いって、 ル級瞬コロする厨2とか、伴ってる分厄介なのです
412 :
雷ちゃんのレベル、最初128だったのがいつの間にかMAX になってるな!怖すぎる……
第六駆逐の他の皆はいくつなんだろうか……
413 :
おいばかやめろ
天龍が喋るシーンを直視できねぇだろうが…………
414 :
新興宗教団体がカ○ト化する流れを見た気がしてならない
415 :
皆狂ってるのに可愛い不思議
416 = 415 :
皆狂ってるのに可愛い不思議
417 :
>>416
その気持ち正しく愛だな
418 :
電「沈んだ敵も助けたいのです」
「沈んでない敵は?」
電「まずは沈めるのです」
419 :
唐突な話だが、この鎮守府の提督が最低でも三日間。最長で一週間ほど出張で留守にしたら何てSSで有りがちなことになったらどうなるやら…。
あと、提督が夏場の夜に網戸だけ閉めて寝ていたら翌日には痒くない虫刺されが多数出来ていそうだな。
420 :
憲兵司令部
司令官「視察の方はどうかね? 問題は?」
副官「特に大きな問題はありませんよ」
副官「幾つかの鎮守府は厳重注意で済んでいます」
司令官「ふむ、今の時代は世論が五月蝿いからな・・・」
司令官「かつては内輪で揉み消されたことも・・・」
司令官「すぐ表に出て問題になる」
司令官「取るに足らん些細なことでもな・・・」
司令官「悪事はないに越したことは無い」
司令官「だが、あまりに些細なことで・・・」
司令官「大事になるのは面倒なのだ」
司令官「我々にも責任が追求されるからな」
副官「世論と言うのは大概面倒なものです」
副官「実際は大したことないことでも・・・」
副官「大事のように報道しますからね」
副官「決まって騒ぐのは無関係の人間ですし」
司令官「何事も無く平和に、穏やかに・・・」
司令官「それが出来れば一番いいのだが・・・」
司令官「人が増えれば、何かしら問題も出てくる・・・」
司令官「仕方の無いことだ」
司令官「その問題が表に出る前に、処理しなければならん」
副官「分かっております」
421 = 1 :
司令官「引き続き、残りの鎮守府を視察し・・・」
司令官「早く終わらせよう」
副官「はっ!」ビシッ
司令官「で? 残りの鎮守府はどこかね?」
副官「リストはこちらに・・・」
司令官「・・・この舞鶴の第2鎮守府」
司令官「ここはいい」
副官「と言いますと?」
司令官「あの鎮守府の提督は良い男だ」
司令官「正義感に溢れ、部下だけでなく・・・」
司令官「町民からも慕われている」
司令官「艦娘を大事にしている男だ」
司令官「視察の必要はない」
司令官「問題は無い」
司令官「外したまえ」
副官「いえ、そういうワケには・・・」
司令官「私が問題がないと言っているのだ」
422 = 1 :
司令官「視察したことにしておけ」
司令官「それがいい」
司令官「それでいこう」
司令官「それしかない」
副官「・・・司令?」
副官「お言葉ですが、上層部の命令は絶対です」
副官「司令と言えど、その発言は問題になりますぞ」
司令官「君は今年から配属だったな・・・」
副官「はい」
司令官「真面目なのはいいが・・・」
司令官「上官の命令には従うものだ」
副官「ですが、所詮は海の連中です・・・」
副官「信用できません」
副官「私は上層部の命に従い、全て視察すべきと考えます」
司令官「・・・そうか。では好きにしろ」
司令官「しかし、何かあった場合の責任は・・・」
司令官「君に取らせるぞ」
副官(・・・なんだと言うのだ)
副官(司令は何を・・・恐れている?)
副官「分かりました、失礼します」
ガチャ・・・バタン
423 = 1 :
司令官(融通の利かない奴だ・・・)
司令官「かつての部下は・・・」
司令官「あの鎮守府から帰還後に退職した」
司令官「突然、神の声を聞いたと言い出して・・・」
司令官「その後、寺に入ったと聞く」
司令官「その前の奴は・・・チャライ男だった」
司令官「女好きではあったが仕事は真面目だった」
司令官「奴は帰還後に突然、女は恐いと言い出して・・・」
司令官「男に目覚めたと新宿でオカマバーに転職」
司令官「結局・・・次は私が自らが出向いて・・・」
司令官「出向いて・・・? あれ・・・? 記憶がない・・・」
司令官「私は何をしていた・・・?」
司令官「うう・・・頭が・・・ヒッ!? 嫌だ・・・」
司令官「やめろ・・・・やめてくれ・・・」
司令官「私は・・・人間だ・・・やめろぉぉぉぉ!!?」
司令官「ハッ!? ハァハァ・・・ あれ? 私は何を・・・」
司令官「そうだ、あの鎮守府は問題ないモンダイナイ」
司令官「モンダイナイ・・・モン・・・d」
424 = 1 :
作戦室
副官「という訳で・・・」
副官「貴様の部隊は舞鶴第二の視察へ迎え」
部下1「・・・え・・・え・・・?」
副官「どうした?」
部下1「第二・・・? あの・・・?」
部下1「あああ・・・ああああっーーーー!!!」
部下2「しっかりしろっ!!! どうした!?」
部下1「違う!! 俺は仕事をしに来ただけで!!」
部下1「なんだそれは!? 比叡カレー? やめろ・・・やめ・・・あああ」
部下1「体が・・・汚染されるっ!! 溶けるっ!!! うわぁぁぁ!!!」
部下1「ボクは ナニモ ミテマセン! ミテマセンっ!! ミ・・・」
部下1「助けてくださいっ!! 助けてっ!!! あああああっーーーー!!!」
部下2「錯乱して居ます!! すぐ医務室にっ!!」
部下3「衛生兵っ!! 衛生兵っ!!!!」
副官「その鎮守府・・・怪しいな」
副官「ここまで取り乱すとは・・・」
副官「何か良くないことでも・・・しているのではないか?」
副官(しかし・・・部下達が取り乱している)
副官(これでは使えないではないか・・・)
副官「やり方を変える」
425 = 1 :
副官「私、自らが行こう」
副官「志願する者は付いて来いっ!!」
シーーーーン
副官「どうした誰も居ないのか?」
部下1「ハァ・・・ハァハァ・・・自分は無理です」
他の部下『無理です』
副官「情けない奴らだ・・・」
男憲兵「では・・・新参者ですが自分が」
女憲兵「では私も・・・」
副官「貴様ら・・・新顔だな」
男憲兵「ハッ、先日、着任したばかりであります!」
男憲兵「入隊したての若輩者ではありますが・・・」
男憲兵「憲兵隊の先輩方に恥じない働きをしてみせます!」ビシッ
女憲兵「自分も同じです!入隊したばかりでありますが・・・」
女憲兵「気持ちは同じであります!」ビシッ
副官「よし、では貴様ら2名は私について来い」
副官「明日、視察に向かう」
2人「「ハッ!!」」
部下1(まだ若いのに・・・可愛そうに・・・)
部下2(あの鎮守府は問題ないのに・・・ナイ・・・ノニ)
部下3(カユ・・・ウ・・・マ・・・)
426 = 1 :
投下完了。
また近いうちに投下します。
感想どうもです。
427 :
乙
まだ若いのにかわいそう
429 :
乙
憲兵殿、御勇気には敬意を表しますがこの世には人の力ではどーする事も出来ない魔窟もあるのですよ・・・・
430 :
勇気と無謀は違うのだよ…
431 :
>>430
人、それを蛮勇といふ也
432 :
誰も悪いことしてないのに…
433 = 429 :
悪い事はしていない(盗聴etcは除く)
悪い事を何時してもおかしくないだけだ
434 :
女憲兵とか、惨劇が起こる予感しかしない・・・・
435 :
>>433
盗聴は提督に何かあった時にすぐ動くためだから。
司令室には別に盗聴されてても問題ないと思うけどね、秘書官いるし。
436 = 1 :
翌日
副官「付いたな」
副官「男憲兵、貴様・・・」
男憲兵「なんでしょうか」
副官「貴様は町へ行け」
男憲兵「と言いますと?」
副官「町民から鎮守府の聞き込みをしてこい」
副官「何か黒い噂とかな・・・」
男憲兵「ハっ!分かりました!!」
鎮守府
提督「遠い所までご足労頂き、申し訳ない」
副官「いえ、任務ですので」
副官(この男が・・・提督か)
副官(まだ若い・・20代半ばくらいか)
副官(礼儀正しく、問題はないように見えるが・・・)
副官(こういう男こそ逆に怪しいものだ・・・)
437 = 1 :
提督「・・・何か?」
副官「いえ、なんでも」
副官「おい」ボソッ
女憲兵「なんですか?」ヒソヒソッ
副官「私が視察してる間・・・」ヒソヒソ
副官「提督殿の行動を監視していろ」ヒソヒソ
女憲兵「了解」ヒソヒソ
副官「では、施設の方を視察させて頂きます」
提督「どうぞ。秘書を案内にお付けします」
提督「何か分からないことはお尋ねください」
翔鶴「翔鶴と申します、よろしくお願いします」
副官「こちらこそ」
副官「では参りましょう」
ガチャ バタン
438 = 1 :
翔鶴「こちらが作戦立案を行う部屋です」
副官「ふむ」
翔鶴「こちらは建造を行う施設になります」
副官(今の所は問題がない)
副官(鎮守府内は清潔。手入れもされている)
副官(すれ違う艦娘達のコンディションも良いように見える・・・)
翔鶴「こちらは娯楽施設とでもいいましょうか・・・」
翔鶴「待機している艦娘が交流したり、娯楽を楽しむ憩いの場所ですね」
副官「テレビ・・・オセロやトランプ、将棋・・・」
副官「このような場所がある鎮守府は珍しい」
翔鶴「提督が娯楽は、心にゆとりを持たせると作ってくれまして・・・」
副官(艦娘のメンタルを考えてのことか・・・)
副官(この様子じゃ暴力等はなさそうだが・・・)
副官(表面だけは分からん・・・)
439 = 1 :
翔鶴「で、こちらが・・・」
副官(なんだろう。この翔鶴と言う娘・・・)
副官(美人で笑顔が可愛らしい・・・ハズなのだが・・・)
副官(人間を相手に話をして居ないような・・・)
副官(まるで私を・・・)
副官(そこら辺に転がってる、石か何かと同列に見ているような・・・)
副官(笑顔が・・・恐い・・・何故・・・)
副官(そうか・・・目だ・・・)
副官(目が笑ってないのだ・・・)
副官(まるでこちらを値踏みするような・・・)
副官(・・・冷たい目)
副官(いや・・・失礼だな)
副官(考えすぎだ)
翔鶴(・・・憲兵め)ギリッ
翔鶴(よりによって・・・なんで今日・・・)
翔鶴(私と提督の時間だったのに・・・)
翔鶴(死ねばいいのに・・・)
副官(!!? なんだ? 今の寒気!?)ゾクッ
440 = 1 :
一方・・・町では
男憲兵「あの・・・」
魚屋「ヘイ! らっしゃい!」
魚屋「おや、見慣れない顔だなぁ・・・」
魚屋「若い兄ちゃん、その服・・・軍人さんかい?」
男憲兵「はい、少し用がありまして」
男憲兵「急に失礼ですが、あそこの鎮守府をどう思いますか?」
魚屋「え? どうしてだい?」
魚屋「まぁいいが・・・」
魚屋「あそこの提督さんには感謝してもしきれねぇ・・・」
魚屋「20数年前・・・深海棲艦が出てからと言うもの・・・」
魚屋「漁業が廃れてな・・・」
魚屋「ウチは漁師で、取れた魚を店で販売してたんだ」
魚屋「爺さんの代からな・・・」
魚屋「ところが、海に出れない、海に近づけない・・・」
魚屋「これじゃ海水魚が入ってこないってワケだ」
魚屋「俺らにしても大打撃よ」
魚屋「入ってくるのは川魚や、陸地で養殖された魚」
魚屋「需要は上がり、値段も上がり・・・」
魚屋「庶民にも大打撃だわな・・・」
441 = 1 :
魚屋「あの提督さんが来てから・・・」
魚屋「この近海から深海棲艦共が一掃されてな」
魚屋「条件付きで海へ出れるようになったのさ」
男憲兵「条件?」
魚屋「漁船の数と、漁に出れる日、時間、出れる海域・・・」
魚屋「鎮守府の艦娘さんが海上で護衛してくれるのさ」
男憲兵「危険ではないのですか?」
魚屋「近海では滅多に出ないとはいえ・・・」
魚屋「完全に駆逐されたワケじゃないから危険もあるだろうな」
魚屋「でも、それじゃ生活できないのさ」
魚屋「だから提督さんに相談したんだ」
魚屋「渋々だったけど、最終的には了解してくれたよ」
魚屋「あちらが護衛にまわせる日で時間と場所を決めて、」
魚屋「絶対に単独で海に出ないことっていくつかの条件でね」
魚屋「もちろん、命の危険もあるので・・・」
魚屋「町の漁業組合では万が一の時は自己責任ってことで・・・」
魚屋「家族の了承を得て、承諾して署名をしているよ」
魚屋「それでも、あの提督さんと、その艦娘さんなら安心だけどな」
442 = 1 :
魚屋「ああいう偉い人が・・・」
魚屋「俺らのような庶民のことを真剣に考えてくれてな・・・」
魚屋「感謝してもしきれないよ」
魚屋「お偉いさんなんか信用出来ないが、提督さんなら話は別だ」
男憲兵「その漁業の護衛で鎮守府にお金はいくのですか?」
魚屋「いいや? 特に金銭は要求されないから逆に恐縮でな・・・」
魚屋「取れた魚を少し譲って差し上げているよ」
魚屋「提督さんは、この町では神様みたいな人さ」
魚屋「爺婆世代なんて提督さんに手を合わせるくらいだ」
魚屋「神様と言えば・・・」
男憲兵「はい?」
魚屋「最近は海坊主なんてのも出てよ・・・」
男憲兵「海坊主?」
魚屋「海神様なんて呼ばれてるな。俺は見たことはないが・・・」
魚屋「深海棲艦を食べて人間を守るらしい」
男憲兵(聞いたことがないな・・・)
男憲兵(都市伝説のようなものだろう)
男憲兵(こんな時代だからな・・・)
443 = 1 :
魚屋「所で兄ちゃんはどうしてこの町に?」
魚屋「あの鎮守府で働くのかい?」
男憲兵「いえ、自分は憲兵でして・・・」
魚屋「・・・何?」
魚屋「憲兵だとぉ?」
男憲兵「え・・・?」
男憲兵(急に攻撃的に!?)
魚屋「あの鎮守府が何かしたのか?」
魚屋「する訳ないだろうっ!!」
魚屋「まさかと思うが・・・」
魚屋「ある事ない事をでっち上げて・・・」
魚屋「提督さんを捕まえる気じゃないだろうなっ!?」
男憲兵「いえ、けしてそのようなことはっ!!」
町民『何!?憲兵だと!』『どいつだっ!?』『提督様を疑っているのか!?』『バチ当たりな!』
男憲兵(え・・・? いつの間にか・・・)
男憲兵(町民・・・数十人に・・・・)
男憲兵(囲まれている・・・・!?)
その後、数時間に渡り拘束され
提督の慈善事業と功績を強制的に聞かせられた。
444 = 1 :
再び
鎮守府
翔鶴「こちらが食堂です」
副官「大きいですな」
翔鶴「人数が人数ですので・・・」
副官「・・・あれは?」
翔鶴「どうされましたか?」
副官「あの子達にお話を伺っても?」
翔鶴「・・・構いませんよ」
イムヤ「それでね、司令官のアレの玩具を2本、前と後ろに・・・」
イク「それ、イクは毎日やってるの!!」
ロー「ローちゃんも、それ大分上達しました! 2本入りました! はいっ!」
しおい「!!!?」
ハチ「みんな・・・」アレッ
イムヤ「え?」
副官「こんにちわ。少し、お話いいですか?」
副官(潜水艦の娘の過剰な労働が多いと聞く・・・)
副官(是非聞かなければ)
445 = 1 :
イク「貴方は憲兵さんですか?」
副官「はい、視察に来ています」
ハチ「・・・なんの御用でしょうか」
副官「単刀直入に聞きます、ここでの生活に不満はありますか?」
イク「・・・は? いえ、どうしてでしょうか」
副官「潜水艦はオリョールでの資材集めに酷使される」
副官「そう言った事例が多くありまして・・・」
ゴーヤ「オリョールには行くでち・・・いえ、行きます。でも酷使はされてませんね」
ハチ「むしろ、出撃数は少ないくらいです」
ロー「そうだよね!ね!・・・いや・・・です!です!」
しおい「ええ、比較的緩い感じです」
イク「私達はもっと沢山出撃してもいいのですが・・・」
翔鶴(皆・・・ちゃんと敬語使えるのね・・・)
副官「隠さなくていいですよ?」
副官「提督殿に脅されましたか?」
副官「我々は貴女方、艦娘の生活改善になればと」
副官「こうして視察してるわけですから」
副官「心配なさらずとも、発言は匿名になりますのでご心配なく」
副官「重大な問題があるようでしたら・・・」
副官「問題を検証し、最悪更迭されて・・・」
副官「新しい提督が着任されるでしょう」
446 = 1 :
イク「・・・ごめん皆、もう無理」ハイライトオフ
イムヤ「私も・・・限界かも」ハイライトオフ
ハチ「・・・うん」ハイライトオフ
ゴーヤ「・・・でち」ハイライトオフ
しおい「・・・」ハイライトオフ
ロー「・・・うん」ハイライトオフ
副官(ほれ見ろ・・・何か問題があったじゃないか)
副官「では提督殿に、どのようなことを命令されているか・・・」
副官「普段の様子を聞かせていただけますか?」
イク「何か勘違いしているみたいネ」
副官「・・・え?」
イムヤ「だから、不満はないっての」
ハチ「私は不満はあるよ?」
ハチ「今、憲兵さんが提督を悪く言っていること」
ハチ「私はそれが凄い・・・不満」
副官「え? え?」
ゴーヤ「黙って聞いてれば・・・何様でち」
ゴーヤ「提督はなんも悪いことしてない!!」
ゴーヤ「それを更迭?」
ゴーヤ「何を意味不明なこと言ってるの?」
447 = 1 :
イムヤ「独り相撲も・・・ここまで来るとギャグね」
イムヤ「他の鎮守府では、どうか知らないけど・・・」
イムヤ「私、凄い大事にされてるから」
イムヤ(婚約者だし)
イク「イクもなの。酷使? バカじゃないの」ベー
イク(奥さん(私)を大事にしてくれる良い旦那様なの)
ハチ「こんなに良い環境はないと思う」
ハチ(恋人同士なのに毎日一緒に過ごせないのは不満だけど)
ゴーヤ「逆にこっちから毎日オリョクル申請したいくらいでち」
ゴーヤ(少しでも未来の旦那様の力になりたい・・・)
しおい「本当に恵まれてるよね」
しおい(彼氏(提督)も優しいし)
ロー「毎日楽しいですっ!ハイ!」
ロー(心から大好きな人(提督)と一緒ですし)
副官「私の前で嘘をつくのは止めてくれてもいいんだぞ?」
潜水娘達『・・・・・・・』
翔鶴「さっきから・・・貴方はなんなんです?」ハイライトオフ
翔鶴「誰も不満はないと言ってるでしょう」
副官「いや、しかし・・・え?」
気が付くと、大勢の艦娘が食堂に居た。
448 = 1 :
副官(何時の間に・・・・こんな人数が・・・)
副官(100人・・・いや・・・それ以上いる・・・)
100名以上の艦娘が自分を囲むように集まっていた。
副官(この鎮守府の全艦娘か・・・?)ゾクッ
副官(なんだ・・・? なんで寒気が・・・)
この場にいる艦娘。その全てに共通する点。
それはどこまでも・・・どこまでも冷たい目をしていた。
とても同胞に向ける視線ではない。
そして、誰もが無言。ただ見ているのだ。
そう、ただ見ているだけ。
言葉を発しず、ただ冷たく無言で・・・
まるで能面でも被ってるように無表情。
彼女達の整った容姿が、今は逆に不気味に感じる。
副官(なんだ・・・?)
足が震える。ガクガクと。
副官「諸君達も、提督殿への不満があるなら聞くぞ?」
辛うじて出た言葉。
だが・・・さらに視線は冷たくなる。
449 = 1 :
副官(なんだ・・・どうしたんだ・・・・)
副官(あの目・・・)
副官(そう、まるで・・・害虫でも見るような・・・)
極寒の海へ裸で放り出されたような急激な寒さが襲う。
喋ろうとしても、上手く口が開かない。体中が震えている。
思わず、後ろに一歩下がろうとしたが、体が上手く動かず、
尻餅をついてしまった。
副官「あ・・・ああ・・・」
一歩・・・また一歩・・・この場の全ての艦娘が
ゆっくり・・・歩き出した。こちらに来る。
副官(捕まったら・・・殺されるっ!!)
何故かそう思った。
立ち上がろうとしても、足が笑って立ち上がれない。
無様に、みっともなく、情けなくはあるが、
何度も転びながら、ようやく立ちあがる。
生まれたての小鹿のように足はおぼつかない。
450 = 1 :
副官「うわぁぁぁぁーーーー!!!?」
恐怖のあまり駆け出すが、何かにぶつかり再び、転んだ。
副官(・・・なんだ?)
見上げると・・・艦娘。
確か戦艦・・・長門。
長門「急に走り出して・・・どこに行くのだ?」ハイライトオフ
無表情。
彼女の目はギロリと自分を見ていた。
汚物でも見るような・・・とても同胞の人間に向けない目で・・・
私は恐怖心が決壊し、感情を爆発させて悲鳴を上げた。
大の男が出さないような、とても大きな悲鳴を・・・・
みんなの評価 : ★★
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