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    元スレ利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」

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    301 :

    >>300
    もしかして千葉県民?

    303 :

    >>301
    いや、ラバウル民だが?
    なんならMNB撃とうか?

    304 :

    >>300
    普通だな

    305 :

    MNB
    陸奥になるビーム
    まるゆになるビーム
    どっちもいやだなぁ…

    306 :

    武蔵になるビーム()

    307 :

    睦月になるビーム(大型)

    308 :

    楽しみにしておるぞ?

    309 :

    まるゆになるビームは最低値の時はまだうれしいんだがな
    大和型レシピで出ると近代化じゃなくて解体したくなる

    310 :

    一週間も期間が開いてしまった……。仕事の締め切りが今日までなんです……。
    明日には投下するから、もう少しお待ち下さいませ。

    311 :

    パンツ脱いで待ってますー

    お仕事頑張って下さい

    312 :

    待ってる…

    313 :

    ここの利根は縛り上げて視覚聴覚奪って放置プレイすると
    人肌への渇望と罪の意識からくる自虐との相乗効果で
    何やらとっても愉快なことになりそうで愉しみ

    314 :

    愉悦か

    315 :

    言峰提督かな?

    316 :

    いい具合に目が死んでるな

    317 :

    深海棲艦にマジカル八極拳するのか…

    318 :

    >>314-317
    前々作の提督なら深海棲艦に対して

    提督「命を懸けろ。あるいは、この身に届くかもしれん」

    とか言っても不思議じゃない。
    そのままマジカル八極拳をしても、やりやがったコイツとしか思えないかもしれない。


    という訳で投下していきます。

    319 = 1 :

    長門「失礼する!!」バンッ

    大佐「……ノックぐらい出来ないのかお前は」

    長門「話を耳にしたぞ! 貴様は一体何がしたいんだ!!」

    大佐「チッ……面倒な奴に……」

    長門「答えて貰うぞ……! あの三人に轟沈命令を出したそうじゃないか……!!」ギリッ

    大佐「それがどうしたんだ。俺は面倒が嫌いなのを知ってるだろ」

    長門「ふざけるな!! 貴様は艦娘をなんだと思っている!?」

    大佐「兵器だろ。何を当たり前の事を言っているんだ……」

    長門「ならば、なぜその質の高い兵器を捨てようと考えた!」

    大佐「単純に把握が面倒だからだよ。見分けなんて付かないだろ。……ああ、艦娘のお前らなら見分けが付くのかもしれんが、人間には無理だ」

    長門「それならばバッヂでもなんでも使えば良かったのではないか!? わざわざ……轟沈処分にする理由が分からん! 解体して装備は近代化改修に回しても良い! 総司令部に届けて戦力の足りない鎮守府に送るというのも──!!」

    大佐「なぜ艦娘をバッヂで一々確認せねばならんのだ。それと、解体も手続きが面倒なんだよ。解体をする為には総司令部の都合もあるから随時受け付けている訳じゃない。理由も必要だ。ただ単に被って把握が面倒だからという理由なんて書いてみろ。大目玉を食らうのは俺だぞ」

    大佐「その点、轟沈は楽だ。艦娘の代えなどいくらでも居る。轟沈しても報告書の端に名前を入れるだけで良い。それならば轟沈させる方が良い」

    大佐「あと、艦娘がそう簡単に別の提督の言う事を聞く訳がないだろ。昔、俺も戦力が乏しかった時に高レベルの艦娘が総司令部から送られてきた事はあった。だが、俺の言う事など聞きやしなくて作戦どころじゃなかったぞ。お前も俺以外の提督から命令されて動くか?」

    長門「……少し抵抗はあるが、貴様よりも遥かに良い提督ならば聞くぞ」

    大佐「チッ……!」

    長門「毎度毎度、貴様は考えが足りていない。だから、これだけの戦力を有しておきながら結果も残せず万年大佐だと、なぜ分からない」

    大佐「……あ? お前、誰にそんな口を利いているのか分かっているのか?」

    長門「無論、目の前に居る私の外道な提督だ。今回の件で心底呆れた。──そうだな。私にも轟沈命令を出すか?」

    大佐「…………」

    長門「別に大した痛手でもなかろう? すぐに別の私がお前の下で、私と同じく最高錬度となるだろう。……だが、これだけは断言しておく。どの私も貴様に心を開かん。貴様がそうである限りな」

    大佐「生意気な奴め……」

    長門「当然だ。私がこの鎮守府に居る理由も、貴様が上司だからではない。ここに居る艦娘の皆が心配なだけだ。早く失脚して欲しいものだな」

    大佐「……………………」

    長門「話す事は全て話した。私は戻る」

    大佐「……不敬罪だ」

    長門「ん?」

    大佐「お前は提督である俺に不敬を働いた。それは罪となるのは知っているだろ」

    長門「ああ知っている。だが、貴様を敬えと言われても無理な話だ」

    大佐「お前は総司令部で懲罰を受けてもらう。出てくるまでに俺への敬い方を覚えておけ」

    長門「ああ。貴様も艦娘の扱い方を覚えておくんだな」

    大佐「減らず口を……!」

    長門「ふん」

    大佐(……いつか必ず、その高いプライドを圧し折ってやる)

    ……………………
    …………
    ……

    320 = 1 :

    提督「…………」

    利根「…………」

    「本当に良く眠ってるね。もう何時間もこのままだ」

    瑞鶴「……大丈夫かしら。本当にピクリとも動かないわよね」

    金剛「ええ……。二人共、寝返りすら打たずに──」

    金剛「……ホワッツ?」

    瑞鶴「? どうしたの、金剛さん?」

    金剛「……私の記憶違いでなければ、二人は寝返りを打っていまセンよね?」

    「うん。一回もしていないよ」

    金剛「良くありまセン。ウェイクさせてしまうかもしれまセンが、体勢を変えさせまショウ」スッ

    瑞鶴「えっと……どういう事?」

    金剛「寝返りはとても大事デス。血の巡りを良くしたり、身体の歪みを直そうとしたりする重要な動きデス」グイッ

    「……もし寝返りを打たなかったらどうなるの?」

    金剛「肩こりや腰の痛み、挙句には自律神経にもアブノーマルが現れる事があるそうデス」グイッ

    瑞鶴「そうなんだ……って、詳しいわね?」

    金剛「えっと、私も寝返りを打たなくなってしまった事がありまシテ……」

    「……司令官に仕えていた時だね?」

    金剛「イエス。妹達が教えてくれるまで気付きまセンでシタ。それで、霧島が寝返りの事について調べてくれたのデス」

    瑞鶴「それで知ったのね。……でも、どうして寝返りって打たなくなるのかしら。必要な動きなんでしょ?」

    金剛「原因は色々あるらしいのデスが、ストレスも関係しているらしいデスよ」

    瑞鶴「……なるほどね。あの頃の金剛さんや、中将さんと利根さんに当て嵌まるわ」

    金剛「私なんて、二人に比べれば些細な問題デス。……二人は壊れた心で治ろうと、自殺願望を無理矢理抑えていたのデスから」

    「私にとっては、どっちもどっちだと思うけど」

    金剛「そんな事はありまセン。私が二人と同じ体験をしたら、きっと…………耐えられなかったでショウ……」

    瑞鶴・「……………………」

    321 = 1 :

    金剛「…………起きまセンね。二人……」

    瑞鶴「うん……」

    「……ねえ。私達は何をしてあげたら良いのかな」

    瑞鶴「むしろ、何が出来るのかしら……」

    金剛「二人の心を癒す事が出来れば一番なのデスが……」

    瑞鶴「難しいわよね……。だって、私達は中将さんの……」

    三人「…………」

    金剛「……私は、瑞鶴と同じく何だってするつもりデス」

    「私もだよ。出来る限りの事をするつもり」

    瑞鶴「でも、どうすれば中将さんと利根さんの心を癒せられるのかしら……」

    金剛「正直に言うと……分からないデスよね……」

    瑞鶴「うん……。たった三ヶ月だけど、ずっと一緒に居たのに分かんない」

    「消去法で考えれば答えが出てくるかな?」

    金剛「良いデスねそれ。少し考えてみまショウ」

    「まず、性行為はダメだったよね」

    瑞鶴「マッサージもあんまり意味がなさそうって結論だったっけ」

    金剛「食事も特に拘りが無いみたいデスよね」

    三人「……………………」

    瑞鶴「……詰んでない?」

    金剛「あ、諦めるのはまだ早いデス……!」

    322 = 1 :

    瑞鶴「でも……この島で出来る事なんて他に……」

    「んっと、私達が提督の艦娘になるって言ってみるのは?」

    金剛「ダメです」

    瑞鶴「ダメよ」

    「……やっぱり、傷口を広げてしまうよね」

    金剛「それもありマスが、今はその時期ではないデス。理想を言うならば、提督から言って下さるのを待った方がベターだと思いマス」

    瑞鶴「……もしかしなくても、それまでの間は私達って野良艦娘?」

    「の、野良……」

    金剛「間違ってはいまセンが、そう言うと……とても惨めになるネー……」

    瑞鶴「中将さん……拾ってくれるかしら……」

    「野良艦娘です、にゃぁにゃぁ──って鳴いてみると良いんじゃないかな。拾われたいって思って鳴いてる野良猫みたいに」

    瑞鶴「…………」

    金剛「……と、とりあえずデスね。私は一つ思った事があるデス」

    「なんだい?」

    金剛「マッサージは意味が無いと思っていまシタけど、同じ体勢で寝続けているのならば意味があるのではないかと思いまシタ」

    「ああ、確かに。言われてみればそうだね」

    金剛「なので、二人が起きたらやってみまショウ」

    「うん。やってみる」

    瑞鶴(……………………)

    …………………………………………。

    323 = 1 :

    提督「…………む」

    瑞鶴「あ、起きた?」

    提督「瑞鶴……か……」

    瑞鶴「中将さん、大丈夫?」

    提督「ああ。大分落ち着いた。──利根は寝たままか?」

    瑞鶴「ううん。さっき起きたわよ。だけど、寒いって言って中将さんにくっついて寝ちゃった」

    提督「なるほどな。だから利根がしがみついているのか」

    提督「……起きる為だ。少し我慢してくれよ利根」ソッ

    利根「うーん……」モゾモゾ

    瑞鶴「服の端掴んでる。本当に中将さんの事が好きみたいね」

    提督「……ところで、金剛と響はどうした?」

    瑞鶴「ん、二人は外で木とか塩とか取りに行ったわよ」

    提督「そうか。……世話を掛けさせてしまったな」

    瑞鶴「良いって良いって。それより、お水でも飲む?」スッ

    提督「わざわざすまん」スッ

    瑞鶴「……んー」

    提督「?」ゴクン

    瑞鶴「謝られるよりお礼を言ってくれた方が嬉しい」

    瑞鶴『────────────────────』

    提督「……………………」

    瑞鶴「……中将さーん?」

    提督「あ、ああ……。どうした」

    瑞鶴「なんか急に上の空になってたけど、まだ眠いの?」

    提督「大丈夫だ。……ああ、大丈夫だ」

    324 = 1 :

    瑞鶴「……なんだか大丈夫に見えないんだけど」

    提督「夢見が悪かっただけだ。心配させてすまない」

    瑞鶴「むー……」

    提督「…………」

    瑞鶴「むぅー……」ヂー

    提督「……心配してくれて、ありがとう瑞鶴」

    瑞鶴「うんっ!」ニコッ

    瑞鶴『────』

    提督「……すまん、もう一杯だけ水を貰っても良いか?」

    瑞鶴「あ、足りなかった? じゃあ汲んでくるから、ちょっと待っててね」スッ

    提督「頼む」

    瑞鶴「良いって良いって。じゃあ、いってきまーす」トコトコ

    提督「…………ふー……」

    提督「…………」ボー

    瑞鶴『────────────』

    提督「……大丈夫だ。……大丈夫だとも」

    瑞鶴「何が大丈夫なの?」ヒョコッ

    提督「──ああいや、独り言だ」

    瑞鶴「ふうん? あ、お水、汲んできたわよ」スッ

    提督「ありがとう」スッ

    瑞鶴「二人もすぐに戻ってくると思うわよ」

    提督「…………」ゴクッ

    提督「……そうか」

    325 = 1 :

    瑞鶴「──あ、噂をすれば」

    金剛「提督ー」ヒョコッ

    「やあ」ヒョコッ

    提督「おかえり、二人共。──木や塩を回収してくれていたんだったな。ありがとう」

    金剛「イエイエー。あのくらいお安い御用デース」

    「それよりも、提督は大丈夫なのかい?」

    提督「問題ない……とは言えないが、すぐに良くなるだろう。気持ちの問題だ」

    金剛「無理はノーですからね?」

    提督「分かっているさ」

    「…………」チラ

    「利根さんは、まだ寝てるんだね」

    提督「そうみたいだ。……それだけ精神的にキツかったんだろうな」

    金剛「…………」

    「そうだ。利根さんが起きた時に話したい事があるんだ」

    金剛「お二人に出来る事を、私達なりに考えてみたのデス」

    提督「そんなに気にしなくても良いと思うのだが」

    金剛「ンー……提督には、こう言った方が良いかもしれまセン」

    金剛「──私達がしたいと思ったのデス。なので、させて下サイ」

    提督「……まったく。このお人好しめ」

    瑞鶴「きっと、中将さんのがうつっちゃったのよ」

    提督「そうとは思いにくいが」

    瑞鶴「そうよ。きっと、ね?」

    提督「……向こうに戻ってから、少し強引になったか?」

    「そうかもね。……ダメだったかい?」

    提督「いや、良い事だと思う。お前達は少し自分を押し通すくらいで丁度良いだろう」

    金剛「ハイ。そうさせて貰いマスね」

    提督(……そうなると、辛くなるのは私達かもしれんがな)

    …………………………………………。

    326 = 1 :

    今回は以上です。またいつか、来ますね。

    一応確認してるけど、割と眠い中で書いたので誤字とかあったらごめんよ。

    327 :

    お疲れ様です!

    提督と瑞鶴との過去が気になってきましたね…

    328 = 317 :

    乙です

    確かに前々作の提督さんなら違和感無いですわ

    329 :

    乙乙
    前々作提督(CV:ジョージ)

    昔の瑞鶴とも丸々同じような会話したんだろうか。3つ目のセリフも気になる

    331 :

    ふと思ったんだが、この大佐バカじゃね?

    ・艦娘は兵器だ→兵器に意志は存在しないから不敬罪不成立
    ・長門を不敬罪で告発→艦娘に意志があることになり轟沈指示は自殺教唆

    と、矛盾したことを言ってる。
    これ、長門が上層部に垂れ込んだら、この大佐クビどころじゃ済まんぞ。

    332 :

    意志のある兵器と認識してるんだろ

    333 :

    そりゃ艦娘の登場に合わせてそれなりの法整備や解釈がされてるだろ

    334 :

    あんな「糞野郎」役を与えられた舞台装置でしかない奴の描写を掘り下げるよりも
    本筋の離島組の描写を増やしてくれた方が嬉しいな

    335 :

    >>331
    ぶっちゃけると、それ故に「大佐」なんです。
    三ヶ月で三隻をPONとLv99以上にする徹底した教育の腕があり、作中で出ているだけで長門や金剛型四姉妹や瑞鶴を保有していて、響が居なくなっても放っておかずにさっさと補充している事から、多くの艦娘を保有している事が窺える。
    艦娘の数と錬度だけならば大艦隊なので、間違いなくトップクラスです。そこだけを見れば、この世界では少なくとも大将クラスはあります。
    艦娘自体の運用方法や性格、戦術に難があって、力でのゴリ押ししか出来ないので大佐でしかないのです。
    例えるならば、3-2-1でレベリングだけして戦果を稼がない提督みたいな感じです。
    この大佐のケッコンした順番が六番目まで空母系列=3-2-1レベリングばかりする提督=艦娘を育てるだけで戦果を稼がない提督=戦力を持っていながら階級が低い。
    という暗喩でもありました。

    ちなみに、総司令部もこの事は知っています。分かった上でやらせています。ここから先はSSとして書く予定なので、色々と妄想してみると良いかもしれません。

    336 :

    3-2-1ばかり・・・戦果を稼がない・・・

    なぜだろう、心が痛いわ

    337 :

    3-2-1大好きな大佐のところにはまるゆが何十ものスペアで眠ってる
    俺には分かる(ゲス

    338 :


    3-2-1でレベ上げだけして戦果をあげない…俺のことかな?

    339 :

    5-4回らずにEOや任務をこなしてれば月末は大将~中将に落ち着くな
    このスレの中将はサーモンの鬼じゃないようだ

    340 :

    さいきん3-2-1はじめました!疲労がたまったら交代しています!ブラックじゃありません!

    341 :

    3-2-1巡回は高効率だから別にそれ自体が悪というわけじゃないぞ
    潤沢な戦力を保持しておきながらそれを的確に運用しないのが悪いというだけだろう

    342 :

    レベリング好きなんだろうな
    ゲームなら別に悪いことじゃないが、本当の世界ならただ部下を擦り減らすだけって事かねえ

    343 :

    >>335
    言わんとしてる事は理解できるんだけど3-2-1レベリングの下りは蛇足だったかもね

    344 :

    久々にちまちま投下していきます。
    何か用事が出来たら書き溜めを全投下して終わると思いますのでご了承下さいませ。

    345 = 1 :

    利根「……三人が…………。はぁ……やはり夢ではなかったのか」ジトッ

    提督「…………」ガツッ

    利根「~~~~~~ッッ!?」ジタバタ

    瑞鶴「うわ……痛そう……」

    金剛「あ、あの……流石にやり過ぎでは……」

    「……脳天直撃っていうのは、こういう事なんだね」

    提督「なぜ頭を殴ったか分かるか、利根」

    利根「……わ、分かる」

    提督「ならば、言う事があるな?」

    利根「…………すまぬ、金剛、瑞鶴、響……」

    提督「次から失礼な事を言うなよ」サスサス

    利根「うぅ……撫でられてる場所がヒリヒリするのじゃ……」

    提督「返事はどうした」グイグイ

    利根「あダッ!? アイダダダダダッ!!! はいッ! もう言わぬ!! もう言わぬからぁ!!」ジタバタ

    提督「よろしい」サスサス

    利根「うぅぅ……痛いのじゃ……痛いのじゃ……」

    瑞鶴「……なんかすっごく可愛い」

    利根「やるでないぞ!?」ビクンッ

    提督「まったく……。艦娘を殴った事なんて初めてだぞ……」サスサス

    利根「我輩も提督が殴るのなんて初めて見たぞ……。痛い……」

    提督「……すまん。強過ぎた」サスサス

    利根「我輩が悪いのじゃ……。自業自得なのじゃ……」

    346 :

    待ってました

    347 = 1 :

    利根「……しかし、少し不思議な気分じゃ」

    「不思議?」

    利根「よくは分からぬが、こうして提督に撫でられると……うーん? 満たされる……? いや、違うのう……。温かい……? むぅ……? なんじゃろうか、この気持ち……? 言葉に出来ぬ」

    提督「……ふむ」サスサス

    「……確かに、提督に撫でられると嬉しい気持ちになるね。そういうのじゃないの?」

    利根「嬉しいというのは近いような違うような……むー……」

    「…………? なんだろうね?」

    金剛(瑞鶴、これはもしかしなくても……)ヒソ

    瑞鶴(でも、利根さんって中将さんに恋愛感情は無いって言ってたし……)ヒソ

    金剛(自覚していないとかデスかね……?)ヒソ

    瑞鶴(どうなんだろ……。分からないわ……)ヒソ

    提督「……………………」スッ

    利根(む……撫でてくれるのが終わってしまった……)

    提督「ところでお前達。利根が起きたら何か話したいと言っていなかったか?」

    瑞鶴「あ、そうだった。──えっと、二人に何かしてあげたいって思っててね、思い付いたのがマッサージなの」

    利根「マッサージ?」

    提督「ふむ。どうしてだ?」

    金剛「提督も利根も、昔の私のように寝返りを打っていませんでシタ。なので、身体が凝り固まってると思ったのデス」

    提督「なるほどな。だから身体を解してみようという事か」

    「うん、そうだよ」

    348 = 1 :

    利根「そんなに凝るものなのかの? 我輩、まったくそんな感覚が無いのじゃが」

    金剛「とりあえずデスが、やってみまショウ。やっても損はないデス」

    利根「ふむ。確かにそうじゃのう」

    瑞鶴「ここにはベッドが一つしかないから、私達の部屋まで移動して貰って良いかしら」

    提督「分かった。利根、行くぞ」スッ

    利根「うむ。了解した」スッ

    金剛(……あれ? 今気付いたのデスが、いつもの利根になってマス? 気を失う前と、起きたばかりに見えた狂気はどこへ……?)

    瑞鶴「ほら金剛さん、行くわよ?」トコトコ

    金剛「あ──エクスキューズミィ」スタスタ

    「──はい、提督はこっちで利根さんはこっちだよ」

    提督「分かった」スッ

    利根「これで良いかの?」ボフッ

    「うん。利根さんみたいにうつ伏せになってね」

    提督「ふむ」スッ

    金剛「では、マッサージを始めマスねー」ソッ

    瑞鶴「力を抜いていてね、利根さん」スッ

    利根「寝てるようにで良いのかの?」

    瑞鶴「うん。それで良いみたい」グッ

    瑞鶴「……カチカチじゃないの。こんなになってて痛くないの?」クイクイ

    利根「うむ。特に何ともないぞ」

    瑞鶴「まさかとは思うけど、痛みが麻痺してるとかなんて事は……」コネコネ

    利根「痛いものは痛いがのう……」

    349 = 1 :

    金剛「…………」クニクニ

    提督「…………」

    「二人は静かだね」

    金剛「……身体は鍛えられているようなのデスが、とっても柔らかいデス。どこもマッサージをする必要がないデース……」スッ

    提督「ならば座っているぞ。──私は利根と違って多少の運動や柔軟体操はやっているから、身体の凝りとは無縁だろう」ギシッ

    利根「むう……我輩もやってみようかのう……」

    提督「少し前に一分も持たずしてやめたのはどこの誰だったかな」

    利根「……何も言い返せぬ」

    提督「だろうな」

    「でも、どうしようかな……思い付いたのがマッサージだけだったのに……」

    提督「だから、気にしなくても良いと言っただろう?」

    金剛「ダメです。私達は二人に何かをしてあげたいネ」

    提督「とは言ってもだな……。私も何かして欲しいと思う事が無い」

    金剛「ぅー……」

    「……本当、後はこれくらいしか無いのにね」トコトコ

    提督「ん? 何をするんだ、響?」

    「ただこうするだけだよ」ピトッ

    提督「……何の真似だ?」

    「ただ肌を寄せてるだけ。私が隣に居るのが嫌なら止めるよ」

    提督「嫌いではないが、こういう事はもっと信頼できる人や大事な人にやりなさい」

    「それって、どっちとも提督に当て嵌まってるよ」

    金剛(響が隣に居ても問題ない、デスか。ならば、私も大丈夫デスかね?)

    提督「…………」

    350 = 1 :

    利根(……………………)チクチク

    瑞鶴「ん。利根さん、身体に力が入ってるわよ」コネコネ

    利根「ん? すまぬ」

    「お願いだから、何か恩返しをさせてくれないかな」

    提督「……困った子だ」

    利根(…………)チクチク

    金剛「では、私は反対側デスね」ソッ

    提督「お前までどうしたんだ金剛……」

    金剛「背中の方が良かったデスか?」

    提督「そういう意味ではない」

    金剛「では提督は隣と背中、どっちがライクですか?」

    提督「……非常に返答が困るんだが」

    「じゃあ、私は背中で」ノシッ

    提督「本当に一体どうしたんだ二人共……」

    利根(……………………)チクチクチク

    …………………………………………。


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