元スレ男「魔が差して奴隷を買ってしまった」 少女「…………」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
奴隷商「てめぇはいつもいつも売れ残りやがって!!」
少女「…………」
奴隷商「いつになったら売れんだよぉ! なにか言ったらどうなんだ!!」ガシッ
少女「……ぅ!」
奴隷商「家事も何もできねえってんなら客に又開いて媚でも売れってんだよぉ!」ドゴッ
少女「……っ……ぁ………」ポロポロ
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2 = 1 :
奴隷商「ったくよぉ! 何か言ってみろよぉ!!」ガシッ
少女「……………」
少女(たすけて…ママ……!)
少女「ぁ……ぁ………」
男「ママ、か。 いや、私には関係がないことだ」
奴隷商「はぁ。 もう谷底にでも突き落としてやるか?」
少女「………!」
奴隷商「なんだよ。 なんなんだよその目はよぉ? なんか文句あんなら言ってみろよおらぁ!!」ドゴッ
少女「………っ!!」
奴隷商「本当にとんだお荷物だぜ全く……」グリグリ
少女「………ぅ……ひっく………」ポロポロ
男「そこの奴隷商」
奴隷商「ん?」
男「この少女を買いたいんだが、その足をどけてもらえるか?」
3 = 1 :
少女「…………!」
男「金貨3枚出します。 それでその奴隷を今すぐに持ち帰りたい」
奴隷商「へぇ! それはこっちとしちゃ願ってもねえことですぜ!」
奴隷商「ただ、うちは奴隷の返品なんざ受け付けてねえですぜ?」
男「構わないですよ。 金貨3枚です、受け取ってください」
奴隷商「……本物のようですねぇ? じゃ、これがその奴隷の首輪の鍵になりやす」
男「あぁ、確かに」
奴隷商「じゃ俺はこれで失礼しやすぜ」
奴隷商「奴隷生活、楽しんでください。 いひひひ」
男「……………」
少女「……………」
男「……下品な」
5 = 1 :
男「そういうわけです。 ここが今日からあなたの住む家になります」
少女「……………」
男「さぁ、入って」
少女「……………」ペコリ
ガタン
ガチャガチャン
少女「…………っ」ビクッ
男(鍵を締める音だけでこんなに怯えて……可哀想に)
男「ようこそ、我が家に」
男「といっても私しか住んでいないのだけどね」
少女「……………」
男「さぁ、どうぞ」
少女「……………」トボトボ
6 = 1 :
男「さて、自己紹介をまずはしましょう」
少女「…………」コク
男「私は男。 この国の兵士長をやっている者です。 歳は……あなたの一回り上くらいですね」
少女「……………」
男「あなたのお名前は?」
少女「……………」
少女「ぃ………ぉ………」
少女「……………」ポロ
少女「……………」フルフル
男「……そうですか、声が出なくなってしまったんですね」
少女「……っ………ひっく………」コクコク
男「いいんですよ。 声が出ないくらいで私はあなたを虐めたりはしない」
男「これからよろしくお願いします、少女」
少女「………!?」ハッ
男「ふふ、なんで名前が分かったのかって?」
少女「……………」コクン
男「あなたが教えてくれたんですよ?」
少女「…………?」
7 = 1 :
男「色々お話したいことは沢山ありますが」
男「まずはその汚れてしまった身体を綺麗にしなくてはなりませんね」
少女「………?」
男「今お風呂を沸かしてきます。 少し待っててくださいね」
少女「………! ~~!」バタバタ
男「はは、そんなに慌てなくていいんですよ、少女はそこに座っていて下さい」
少女「……………」パクパク
男「今度から少女にもやってもらいますから、今日だけは休んでいてください」
少女「……………」
男「納得できませんか?」
少女「……………」コクン
男「……そうですねぇ、でしたら」
男「命令だ。 そこに座っていろ」
少女「………っ!」ビクン
男「少しだけですからね。 待っていてください」スッ
少女「………っ!?」ビクッ
男(可哀想に。 手を近づけただけでこの怖がり様か)ナデナデ
少女「…………?」
男「すぐに戻ってきます。 ね?」
少女「…………」コク
8 = 1 :
少女「……………」チョコン
少女(どうしようこんなに大きなお屋敷に来ちゃった)
少女(……あの人いないし、逃げるチャンス、だよね)
少女(今は優しそうな人だけどこれからどうなるか分からないし)
少女(また……痛いこと沢山されるかもしれない……)
少女(もう、殴られたり蹴られたりするのは……いやだなぁ)
少女(ママ……会いたいよぉ……)ポロポロ
少女「ま………ま………うっ………っ……」
男「……………」
10 = 1 :
男「少女」
少女「…………!」ハッ
少女「……………」ゴシゴシ
男「……いいんですよ」スッ
少女「………!?」ビクッ
男「大丈夫です。 私はあなたを殴ったりなどしません」ギュ
少女「……ぃ………ぁぁ……」ビク
少女(いや! やだ! 怖い!!)
男「今すぐに信じろとは言いません。 あなたはもう奴隷なんかじゃない、私の大切な家族です」
男「もう、安心していいんですよ」
男「ね?」
少女「……………」プルプル
男「あなたは自由です」ガチャン
少女「…………!?」
男「あなたを縛る首輪は外れました。 これでもう奴隷ではなくなっでしょう?」
少女「…………ぁ…ぁ…」ペタペタ
男「ふふ、首をそんなに触って。 信じられませんか?」
少女「…………!」ブンブン
男「ではお風呂ももういいでしょうから、しっかり体を綺麗にして暖まってきてくださいね? これがあなたの最初の仕事ですよ」
11 = 1 :
休憩します
12 :
奴隷の胸糞展開すき
主人が優しい系はもっとすき
13 :
↓いつもの絵
14 :
同人ゲー界隈で物議ってか話題を呼んだあの奴隷ゲーかな
15 :
つい最近似たゲームを買った俺にはタイムリーなスレだ
16 :
あちこちでステマしてすげえ売れてるヤツか
17 :
奴隷購入系SSの主人公って何とも言えない臭いが漂ってるよな
18 :
分からなくもないが優しくないと話にならんからだろ
19 = 1 :
少女「…………」ブクブク
少女(あったかいなぁ……)
少女(ちゃんとお湯に入るなんていつ以来かな。 たまに入れても冷たい水で身体を流すだけだったし)
少女(なんでご主人様は私に優しくしてくれるんだろう)
少女(奴隷はもっと……ボロ雑巾みたいに扱われて、最後には殺されちゃうものだとばかり思ってた)
少女(でもあの人なら…… ご主人様ならそんなことしなそうだけど)
少女(どうなんだろう…… 男の人だし…… 私は奴隷だし……)
少女(無理矢理、犯されちゃったりとかするのかな…… 嫌だな)
少女(我慢、しなきゃだよね。 それくらい、受け入れなきゃだめだよね)
少女(ちょっとおじさんだけど、でも男の人だもんね…… きっと、したくなるよね)
少女(お風呂入って綺麗にしてこいって言ったのも…… そういうことだろうし)
少女「………」ブクブク
20 = 1 :
男「おかえりなさい。 湯加減はどうでしたか」
少女「…………」ペコリ
男「なら良かった。 ごめんね女物の服はないので、私の服ですけど勘弁してください」
少女「…………」プラーン
男「やっぱり大きいですね。 私もそんなに背が高い方ではないのですが…… ちょっとこちらへ来て下さい」
少女「………?」
男「裾を引きずっていますよ。 これでは転んでしまいますよ?」
男「よいしょっと。 はい、これでいいでしょう」
少女「…………」ジー
男「んん?」
少女「…………」ペコリ
男「はは、どういたしまして」
男「ところで……ちょっとお願いがあるのですが」
少女「………?」
男「服を脱いでもらってもいいですか?」
21 = 1 :
少女「………!」
少女(あぁ……やっぱりこうなるんだ)
少女(考えてた通りだ。 ご主人様も男だもんね……)
男「さぁ。 どうしましたか」
少女「…………」プルプル
シュルシュル……
男「…………」ジー
少女「…………」
少女(裸すごい見られてる…… そうだよね、私はこの人の奴隷なんだもん)
少女(こわい、こわい…… やだ…… いやだよぉ……)
男「思っていたより酷い痣がたくさんありますね…… 今薬を塗りますからね」
少女「………ぇ」
22 = 1 :
男「こんなに傷だらけでは寝るのも辛かったでしょう、大変でしたね」
少女「…………」
男「ちょっと痛いですが我慢してください」ペタペタ
少女「……っ! ぁ……!」
男「お腹もこんなに…… 女性をなんだと思っているのでしょうね」
少女「…………」
男「さぁ、終わりましたよ」
少女「…………」
男「どうしましたか? もう服を着てもいいですよ」
少女「…ぁ……」
男「はい、もうお終いです。 せっかくお風呂に入って暖まったんですから服を着なさい?」
少女「…………」コクン
少女(やっぱり酷いこと、されなかった。 それどころか薬なんて高い物まで使ってくれた)
少女(ご主人様は…… どうして私にそこまで……?)
23 = 1 :
男「では食事にしましょう。 座って座って」
少女「………!」
少女(すごい豪華なご飯…… お肉にスープにお野菜、それになんだか良く分からないお料理もある……)
男「どうしたんですか? さぁ冷めないうちに食べてください」
少女「………?」
男「はい、少女のために作ったんですよ。 あまり食材がなくて大したものが作れなかったのですが」
少女「…………」
男「いいんですよ。 一緒に食べてください。 私からのお願いです」
少女「…………」
少女「…………」ポン
少女「…………」ペコリ
少女(いただきます)
男「ふふ、丁寧ないただきますですね。 どうぞ召し上がれ」
24 = 1 :
少女「―――!!」
少女(おいしい…… こんなおいしいもの初めて食べた……)
少女(いつも冷たいものしか食べれなくて…… こんなに暖かくて優しい味がするもの……初めて……)
少女「…………」ポロポロ
男「おいしいですか?」
少女「…………」コクコク
男「そうですか。 それはよかった」
男「いっぱい食べてくださいね。 元気の源はおいしい食事からです」
少女「………!」コクン
少女「…………」パクパク
男「あ、それは!!」
ガタンッ!!
少女「~~~!?」バタバタ
男「それは唐辛子といってとても辛いものなんです。 吐いてください」
少女「…………」フルフル
少女「…………」ゴクッ
男「飲み込んだんですか!? 辛かったでしょう」
少女「…………」フルフル
少女「…………」ジワッ
男「なにもそんなものまで食べなくていいのに…… ほらほら水を飲んでください」
25 :
兵士長ならそれなりの身分だろうに使用人いないのか
26 = 1 :
少女「…………」カタン
男「もういいんですか? あまり食べていないようですが」
少女「…………」コクコク
男(胃が小さくなるほどしか食べてこれなかったのか。 まぁ奴隷商品としての扱いを考えれば仕方がないことか)
少女「…………」ペコリ
少女(御馳走様でした。 とってもおいしかったです。 全部食べられなくごめんなさい)
男「ふふ、その御馳走様にはたくさんの意味が込められていそうですね」
少女「………///」
男「でも、それしか食べなかったら大きくなれないですからね。 いっぱい食べて元気をつけてください」
少女「…………」コクコク
男「ところで、少女は今何歳なんですか?」
少女「…………」ピシ、ピシ
男「16歳ですか……」
男(もっと子供かと思っていた…… あまり発育が進んでいないのは個人差というだけではないのだろうな)
27 = 1 :
少女「…………」コクン、コクン
男「夜も遅いし眠くなってしまいましたね」
少女「………!」ブンブン
男「いえ、いいんですよ今日はもう休みましょう」
少女「…………」
男「部屋はあるにはあるんですが…… 掃除をしていないのでとてもではないですが埃っぽいので」
男「今日は一先ず私のベッドを使ってください」
少女「………!?」
男「私はソファーで寝ますから」
少女「………!」ブンブン
少女「…………」グイッ
男「私にベッドに寝ろって?」
少女「…………」コクコク
男「それでは少女がソファーで寝ることになってしまいますよ」
少女「…………」コクコク
男「それはいけません。 女性が身体を冷やすのはよくないのですから。 それに疲れが取れませんよ」
少女「…………」ブンブン
少女「…………」グイグイ
男「……意外と少女は頑固なんですね。 しかしどうしたものか」
28 = 1 :
少女「………?」
男「では、一緒にベッドで寝ましょうか」
少女「………!」
男「そうしましょう。 2人で寝てもそれほど窮屈ではないでしょうし」
少女「…………」
男「さぁ、どうぞ入ってきてください」モゾモゾ
少女「…………」
男「少女」
少女「…………」モジモジ
男「おいで」
少女「…………」ペコリ
もぞもぞ……
男「では、明かりを消しますよ?」
少女「…………」
29 = 1 :
少女「…………」ブルブル
少女(今度こそするのかな…… 大丈夫、心の準備は……覚悟は出来てる)
少女(こんなに良くしてもらってるんだもの。 抵抗なんて……)
男「震えていますよ、少女。 寒いですか?」
少女「…………」フルフル
男「なんて、意地悪でしたね。 男と、しかもおじさんと一緒のベッドで怖くないはずがありませんね」
少女「…………」
男(ぐぅ…… 今の冗談はさすがに笑えないな。 失敗したな)
少女「…………」モゾモゾ
男「んん?」
少女「…………」ピトッ
男「…………」
少女「ぁ……ぉ…ぅ……」
少女「ごほっ……ごほっ……」
男「ふふ…… どういたしまして」
男(喉が潰れかけてるのに一生懸命お礼を言ってくれたんだ。 本当にいい子なんだな)
男「おやすみ少女。 いい夢を」
少女「…………」コクン
30 = 1 :
終わります
早く少女ちゃん喋らせてエッチなことさせたいでぇー
31 = 4 :
乙
某ゲームに良く似た、しかし良いモノだ
32 :
結局エッチなことしたいだけじゃねーか!ラブラブでハッピーエンドなエッチ希望!
乙!
34 :
乙
ゲームってなんぞ
35 :
乙
はやくしゃべっておくれ
36 :
乙
その奴隷のゲーム気になります
37 :
乙
すぐ削除された淫夢実況のdoreiなんちゃらみたいなあれやな
わいは好きやで
38 :
おつおつ
某ゲーム通りなら少女ちゃんがこの後淫魔になってしまう…
39 :
某同人ゲー配信サイトのランキングみりゃすぐわかる
40 :
おつおつ素晴らしい
41 :
少女「…………ん」パチ
少女「……………」ムクリ
少女(ご主人様いない……)
少女「…………」トコトコ
ガチャリ
少女「…………!」
男「あぁ、起きてたんですね。 おはようございます少女」
少女「……………」ペコリ
男「よく眠れましたか?」
少女「……………」コクン
男(そんなわけ無い。 一晩中うなされたり泣いていたりと、あまり眠れていなかったはずだ)
男(……やはりまだ気を使わせてしまうか。 仕方ないことだがこれから徐々に慣れてもらうしかないだろう)
男「それはよかったです。 では顔を洗ってきてください」
男「そんなに寝癖がピョンとしていたらせっかくの美人さんが台無しですよ」
少女「…………!?」パッ
少女「……………」
少女「……………………」
男「んん?」
少女「…………///」カァ
男「ははは、寝癖くらい誰でもつきますよ」
42 = 41 :
男「フレンチトーストはお好きですか?」
少女「…………?」
男「おや、あまり馴染みない料理でしたか」
少女「…………」コクン
男「でしたら、きっと美味しくてびっくりすると思いますよ」ニコ
少女「……………」
男「パンがふわふわで甘くてバターの良い香りがまた食を掻き立てるんです」
少女「…………」ゴクリ
男「ふふ、もう少しだけ待っていてくださいね」
少女「……………」ハッ
43 = 41 :
少女(ごちそうさまでした)
少女「……………」ペコリ
少女「……………」ニコニコ
男「ふふ」
男(美味しいご飯を食べたら少しは歳相応の笑顔になりましたね)
男(やはり美味しい食事は心を満たしてくれる)
少女「……………」
少女(ご主人様、私なんかのためにこんな美味しいご飯を…… 本当にありがとうございます)
少女(せめて……お礼を伝えることができたら……)
男「どうしました?」
少女「……………」
少女「ぁ………ぅ………」
男「んん?」
少女「ぁぃ………ぉ…ぁ………」
男「ごめんなさい少女。 何を言いたいのかわかってあげられなくて……」
男「文字は書けますか?」
少女「……………」フルフル
男「そうですか」
少女「……………」ジワ
男「少女、大丈夫です私はあなたに酷いことなどしないし、捨てることなどもちろんしません」
男「あなたの言いたいことを私が分かってあげられないこともあると思います。 本当にごめんなさい」
少女「…………!」フルフル
男「でも私はあなたの力になりたい。 支えてあげたい 心からそう思います。 信じていただけませんか」
少女「……………」
少女「……………」コクン
男(私はこの子になんと酷な事を言っているのか……)
男(信じろと強制するなど…… この子には時間が必要だというのに私は……)
44 = 41 :
男「お腹も満たせたところで」
男「掃除をしましょう」
少女「…………?」
男「少女の部屋を作らないとですからね」
少女「…………!」
男「少女にもお手伝いをお願いしてもいいですか?」
少女「…………!」コクコクコク
男「ふふ、それではやりましょうか」
男「少女はこのほうきで床を履いてもらってもいいですか?」
少女「……………」コクン
男「それにしてもやはり埃っぽいですね……布団を洗って干さねば」テキパキ
男「棚も建て付けが悪いな……直すか」テキパキ
男「あ、しまった収納も…… うわ、やっぱりカビが……」テキパキテキパキ
少女「……………」ボケー
少女(ご主人様、動きが早くて目が追いつかない……)
男「少女? 大丈夫ですか?」
少女「…………!」ハッ
少女「………………」アタフタ
男「うんうん、頑張ってくださいね」
ガンッ
少女「…………っ!?」ドテッ
ガシャーン!!
45 = 41 :
少女「…………!!?」
少女「………………」ガクガクガク
男「大丈夫ですか少女!?」
少女「ぁ………ぁ………」パクパク
少女(ど、どどどどうしよう!? 高そうな壺を割ってしまいました!!)
男「あぁ、壺が落ちて割れてしまったんですね」
少女(ごめんなさいごめんなさい!!)
少女(いやだ! 痛いことしないでください!! ごめんなさい! もう殴らないで!!)
少女「………………」ガクガク
男「怪我はないですか少女?」
少女「………………」パクパク
男「無さそうですね、良かった」
少女「………………」ガタガタ
男「気にしないでいいんですよ少女。 失敗など誰にでもあります」
男「あなたに怪我がなくて本当に良かった…… さぁ、立てますか?」スッ
少女「…………っ!?」ビクッ
男「大丈夫ですよ」ニコニコ
少女「…………?」
男「さぁ、手を」
少女「……………」ソー
少女「……………」ピトッ
男「ほら、酷いことなどしないでしょう?」グイ
少女「……………」コクン
男「よしよし。 ではちりとりを持ってくるので待っていてくださいね。 破片で怪我してはいけないので絶対に触ってはいけませんよ?」
少女「…………」コクン
男(不器用も度が過ぎるとおもしろいな)
46 = 41 :
男「やっと終わりましたね」
少女「……………」コクリ
男「お疲れ様でした少女」
少女「……………」ペコリ
男「お茶にしましょう。 紅茶がいいですか? コーヒーがいいですか?」
少女「……………」
男「紅茶なら右手を、コーヒーなら左手をあげてください」
少女「……………」ビシッ
男「ふふ、では紅茶にしましょうか。 いい茶葉が入ったのできっと美味しいですよ」
少女「……………」キラキラ
男「ミルクを入れる人は手をあげてください」
少女「……………」ビシッ
男「砂糖を入れる人ー」
少女「……………」ビシッ
男「たっぷり入れたい人ー」
少女「……………」ビシッ
男(甘い物好きか)
47 = 41 :
男「ふぅ………」
少女「……………」ホッ
男「暖かい飲み物はほっとしますね」
少女「……………」コクコク
男「掃除で少し疲れましたか?」
少女「…………!」ブンブン
男「はは、そんなに気を張らなくていいんですよ? こっちに来て背を向けて」
少女「…………?」
男「肩を揉んであげましょう」モミモミ
少女「~~……」ハァー
男「あははは! 気持ち良さそうですね! いやー良かった良かった」
少女「…………///」カァ
48 = 41 :
男「さて、では出かけましょうか」
少女「………………」
男「外は怖いですか?」
少女「……………」コクン
男「そうですか……」
男「では手を繋ぎながらならどうですか?」スッ
少女「……………」ビクッ
男「……無理にとはいいません。 外に行けば嫌なことももしかしたらあるかもしれない」
男「私とでは、まだ外にはいけないでしょうか?」
少女「……………」
少女「……………」スーハー
少女「……………」ギュ
男「ふふ、ありがとう少女、勇気を出してくれて」
少女「……………///」コクリ
49 = 41 :
男「じゃ、少女のお洋服を沢山買いに行きますよ」
少女「…………!?」ブンッ
男「だってこのまま私の服を着続けるつもりですか?」
少女「……………」
男「別に私はいいんですが、少女も女の子なんですから可愛いお洋服を着ないといけませんよ?」
少女「……………」ブンブン
男「頑固ですね…… 昨日も言いましたがあなたはもう奴隷ではありません。 私の家族です」
男「少しは私に格好つけさせてください。 家族なんですから」ニコ
少女「…………」
少女「…………」ペコリ
男「ふふ、じゃあいきましょうか」
50 = 41 :
男「さすがに休日だけあってすごい人だ」
少女「……………」
男「まだ、怖いですか?」
少女「……………」コクン
男「そうですか。 ではしっかり捕まっていてください」
少女「……………」ギュ
男「欲しいものがあったら遠慮なく言ってください」
少女「……………」コク
男「おじさんのセンスはダメでしょうからね」
少女「……………」
男「否定はしてくれないのですね」
少女「…………!?」ハッ!
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