元スレ提督「安価でさらにみんなと遊ぶ」
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851 :
852 = 834 :
―提督私室・前―
青葉(あれ、司令官の部屋が少し開いてますね)
青葉「……」
青葉(これは見てくださいってことですね。わかってますよ、フリには答えますよ)
提督「……こう、腕を組む感じで……」
青葉(鏡に向かってポーズをつけてますね。これは、ナルシスト特有のかっこいいポーズの練習でしょうか)
提督「体を傾けて……」
青葉(あ、あれ、重力を無視しているような感じに……しかも、手の向きとかちょっと折れているような……)
853 = 834 :
提督「じゃあ、ゴホン……スター――」
青葉()
提督「……なんて、あれ……青葉ぁ!」
青葉「は、はいっ!? 青葉はいったい何を!?」
提督「なんでドアの隙間からこっそりのぞきこんできてるんだ。何か用か?」
青葉「な、なんでもないです! それではっ!」
青葉(突然司令官が目の前に現れたような……き、気のせいですね!)
ダッ
854 = 834 :
提督「……なんか見られたっぽいな。やれやれだな、としか言えないけど」
提督「いや、そんな格好つけてる場合じゃないんだけどさ。どうしようもないから放っておくだけだけどさ」
提督「ちょっと真似しただけなのに……あれ晒されたら結構恥ずかしいんだぞ……」
↓2
855 :
856 :
857 :
提督「山城が珍しく俺に相談してきたんだが」
山城「提督、冗談で相談しに来たんじゃないんですよ。聞く気ないなら帰ります」
提督「聞く聞く、聞くから帰らないでくれ」
山城「……最近姉さまが大破続きで戻ってくるのは知っていますよね」
提督「つまり、俺の作戦と指揮がカスなのを直せと」
山城「提督に求めても無駄なことは分かっているつもりです」
提督(いつも通りなんだけど、辛辣……)
山城「かわりに何とかして元気づけてください」
提督「そういうのって、俺に相談する前に山城がすると思ってたんだが」
山城「最近は私の方が無傷で戻ってくることが多いせいで、多分嫌味にしかなりませんから……」
提督「ふうん……よし、任せろ」
858 = 857 :
―母港―
扶桑「はぁ……今日も空が青いわね……」
扶桑(最近戦果が芳しくないわ……私は、ここにいていいのかしら)
山城「いいんです、姉さま」
扶桑「山城?」
山城「姉さまは、ここにいていいんです」
扶桑「でも、私は山城と違って、この艦隊でもドックに入ってばかりだし……」
山城「まずは、自分を好きになってください」
扶桑「自分を?」
859 = 857 :
山城「そうです。扶桑姉さまはこの世に一人でしかいない。そして、その扶桑姉さまを大切に思っている人がいるんです」
扶桑「私を……」
山城「自分に自信を持って、周りの声を聴いてみてください」
扶桑「私は私が嫌い……でも、好きになれるかもしれない」
扶桑「私は、ここにいていいの?」
提督「そうだ、扶桑は扶桑でしかない」
山城「姉さまは姉さまです。ありのままの姉さまが好きなんです」
提督「扶桑は、ここにいたくないのか?」
扶桑「私は……私はここに居たい。私はここにいてもいいのね」
860 = 857 :
ワーワー パチパチ
山城「おめでとう」
伊勢「おめでとう」
日向「おめでとう」
最上「おめでとう」
満潮「おめでとう」
時雨「おめでとう」
長門「めでたいな」
陸奥「おめでとさんね」
球磨「クマー」
大和「おめでとう」
武蔵「おめでとう」
明石「おめでとう」
ビスマルク「おめでとう」
霞「おめでとう」
提督「おめでとう」
扶桑「……ありがとう」
妖精さんにありがとう 深海棲艦にさようなら そして、全ての艦娘達に おめでとう
861 = 857 :
~~~~~~~~
提督「というネタでどうだろうか」
山城「上司がこれとか……不幸だわ……」
扶桑(山城に提督……私のために……私は、ここにいていいのね)
―執務室―
提督「という作戦だったとさ。扶桑は何故か知らないけど元気を取り戻していたらしい」
提督「とりあえずおめでとうとは言っておいた」
下2
862 :
加賀とデート
863 :
休暇を利用して五航戦と一緒に提督の実家に行く
864 :
翔鶴「提督、第一艦隊が帰投いたしました」
提督「……」
翔鶴「提督?」
提督「ん? あ、ああ、すまんな。明日取っている休暇の事を考えていた」
翔鶴「どこか行くつもりなんですか?」
提督「実家に帰る予定なんだが……そうだ、翔鶴も来るか?」
翔鶴「……はい?」
提督「瑞鶴も連れてきてもいいぞ。ああ、いやなら構わないんだが」
翔鶴「それでは――」
865 = 864 :
―提督の実家―
提督「鎮守府は秘書官に任せておけば無問題。さーて、久々の休暇だ」
瑞鶴「へぇ、ここが提督さんの出身地……すごい田舎ね」
翔鶴「こら、瑞鶴」
提督「田舎なのは変わりない。そして、ここが俺の家だ」
瑞鶴「結構立派ね」
翔鶴「古き良きといった佇まいですね」
提督「……」
翔鶴(提督の実家に……どうしましょう、どきどきしてきたわ……)
瑞鶴(ここまで来たは良いけど、私たちの事をどうやって紹介するつもりなんだろ)
866 = 864 :
ガラッ
提督「……それで、ここが家の中」
翔鶴「お、お邪魔します!」
瑞鶴「失礼しま……ちょっと、提督さん」
提督「なんだね」
瑞鶴「瑞鶴の目がおかしくなければ、すごく散らかっているような気がするんだけど」
提督「よく分かったな。そして、お前たちはよくぞここまで来てくれた」
瑞鶴「提督さん、もしかして……」
提督「俺の親は今旅行で出かけている。掃除のできない親でな、旅行に行っている間に片づけろときたもんだ。見ての通り、家がそこそこでかい。最悪休暇が全部潰れるかもしれないからな」
翔鶴「その、それって、人手が欲しくて誘ったというわけですか?」
提督「正解」
瑞鶴「……」イラッ
<ダイイチコウゲキブタイ、ハッカン!
<ギャー!
867 = 864 :
~次の日~
提督「爆撃したから余計な仕事が増えたじゃないか」
瑞鶴「ふん」
翔鶴「それでも、殆ど綺麗になりましたね」
提督「主に翔鶴のおかげだ。瑞鶴は爆撃分で微妙だけど」
瑞鶴「人を連れてきておいてその態度?」
提督「さて、休暇は明日までだから、今日は存分に休むとするぞー」
翔鶴「スイカを買って来たので、切りますね」
提督「気が利くな」
瑞鶴「翔鶴姉、私も手伝う」
翔鶴「じゃあ、お皿出しておいてね」
提督「あー……平和だ」
868 = 864 :
―執務室―
霞「というわけで、これが三日分の仕事よ」
提督「……」
霞「これでも少ない方なんだから、ちゃんと今日中に終わらせなさいよ」
バタン
提督「……はぁ、まだ実家に居たい……」
提督「とりあえず程よく遊ぶことにして、仕事のモチベーションを上げるか」
下2
870 :
時雨・夕立・時津風を猫可愛がりする
871 = 864 :
時津風「しれー、呼んだって……」
提督「夕立は可愛いなぁ。もちろん時雨もな」
夕立「えへへ~、ていとくさ~ん」
時雨「う、うーん……」
時津風「……憲兵……いや、秘書官の方を呼ぼっか」
提督「ちょっと待ってくれ時津風」
時津風「なに、ロリコンしれー」
提督「ロリコンじゃない、ちょっと猫可愛がりをしていただけだ」
夕立「夕立、ペットっぽい?」
時雨「僕はそういわれても、あんまり嬉しくないかな……」
872 = 864 :
提督「ペットとして扱ってるんじゃなくて、ペットのように可愛がっているんだ」
時津風「つまり変態だってみとめるんだね」
提督「む、そんな事言うなら可愛がってあげないぞ」
時津風「ふーん、しれーはそれでいいんだ?」
提督「……夕立ー、時津風が虐めるからもっと撫でさせてくれー」ナデナデ
夕立「提督さんの為なら、夕立いくらでも撫でられるっぽい!」
提督「夕立は可愛い事言ってくれるなぁ! 時雨ももっと寄ってきてもいいんだぞ」
時雨「時津風、霞の所に行くんだよね、付き合おうか」
時津風「うん」
提督「ちょっ」
873 = 864 :
~数分後~
霞「提督、あんたの……あら」
提督「時津風もなんだかんだでツンデレだなぁ」
時津風「しれー、ちょっとべたべたしすぎー」
時雨「なんだかんだで、こう収まるんだよね」
夕立「みんなが仲良いなら、夕立はそれでいいっぽい!」
霞「……ま、いいか」
霞(今日中に終える必要のない書類が混ざっていたけど、あの様子なら放っておいてもいいわね)
874 = 864 :
~~~~~~~~
提督「癒され心地のまま仕事を終わらせた。しかし、どう考えても三日分以上あった気がする……」
提督「途中でサボってたからそう思うだけかもしれんが」
提督「しかし、夕立に猫とはこれいかに。いや、どうでもいいけどさ」
下2
875 :
加賀とデート
876 :
加賀の見ているところで五航戦と実家の話をする
877 :
― 一航戦の部屋 ―
提督「実家から土産だ」
赤城「今川焼きですか。ですけど、何故私たちに?」
提督「翔鶴と瑞鶴を連れて行ったんだが、一航戦の先輩方に何かお土産を送りたいといっていたのでな」
赤城「そうですか、二人には感謝しないといけませんね。ね、加賀さん」
加賀「そうね。提督、伝えておいてくれますか」
提督「おう」
赤城「……」ガサガサ パク
加賀「……」モグモグ
提督「……」ズズ
878 = 877 :
赤城「ちょっと待ってください、実家に行ったんですか?」
提督「おい、一個食べてツッコミは遅すぎる」
加賀「提督もゆっくりお茶を啜っていたじゃありませんか」
赤城「提督、それをこの場で言うのはまずかったのでは……」
提督「ん?」
加賀「……なんですか、こっちをみて」
提督「……しまった、加賀に聞かせるのはまずかったか」
赤城「もう、提督……」
879 = 877 :
提督「加賀、ええと……気にするな、な?」
加賀「何を考えてるのかは知りませんけど、あの二人に対しては態度を少し改めることにしましたから」
赤城「改める、ですか」
提督「おお、言われてみれば、実家に行ったことを何も気にしていない風になってる」
加賀「思うだけなら、提督には関係ありませんからね」
提督「……ん? それってどういうことだ」
加賀「さて、それくらい自分で考えてください」
提督「……とりあえず、問題ないという事でいいな」
赤城(地雷踏んでます……起爆したことが分からないだけです、提督……)
880 = 877 :
―執務室―
提督「表面上いつも通りだし、加賀は問題ないという事でいいか」
提督「よし、悩みの種が一つ減ったぞ」
下2
882 :
霞と朝潮に趣味の家庭菜園がばれる
883 :
オータムクラウド先生の執筆光景見学
884 :
―庭―
提督「~~♪」ジャー
朝潮「司令官、おはようございます」
提督「おはよう朝潮」
朝潮「何か育てているんですか?」
提督「ミニトマトとピーマンだ。比較的育てやすいし、ちょっと育ててみてるんだ」
朝潮「……」
提督「……好き嫌いするなよ?」
朝潮「だ、大丈夫です!」
885 = 884 :
霞「ふぅん、家庭菜園ねぇ」
提督「ひ、秘書官、なぜここに……」
霞「おかしくはないでしょ。こっちとしては、なんでこんなところで育てているかってことなんだけど」
提督「ここなら日当たりがいいのが一番の理由だけど……怒るだろ?」
霞「どれだけ私は怒りっぽいのよ! 家庭菜園くらい、怒りはしないわ」
提督「まじか」
朝潮「そうなの?」
霞「クズ提督は今日の仕事量、覚悟してなさい。朝潮、今日の朝ごはんは、ヘルシーで体にいいものにしましょう」
提督「」
朝潮「」
886 = 884 :
―執務室―
提督「どこにこんなに仕事が残ってたんだよ……危うく一日がつぶれるところだった……」
提督「しかし反撃が怖くて何もできないのだった」
↓2
888 :
加賀とデート
889 :
とばっちりじゃないか
890 = 884 :
提督「加賀、デートしよう」
加賀「帰らせていただきます」
提督「待て、冗談だから許せ」
加賀「……はぁ、そういう冗談は別の人にしてください」
提督「加賀は本当に冗談が通じないな」
加賀「性格ですから」
提督「じゃあ、一緒にお出かけには行ってくれるのか?」
加賀「別にいいですよ」
891 = 884 :
―公園―
提督「たまにこういう場所に行くと、まるで争いが起きてるとは思えなくなってくる」
加賀「そうですね……」
提督「……」
加賀「……こんなところに連れ出して、何か聞きたいことがあるのでは?」
提督「デートにそんな野暮なことは言いっこ無しだろ」
加賀「帰ります」
提督「ジョーク、ジョークだから、ごめん」
加賀「……はぁ、いいですけど」
提督(穏やかな顔をしている。とりあえず、加賀の心労を回復させる作戦は成功といったところか)
892 = 884 :
―執務室―
加賀「では提督、何のためにつれだしたのか、いまいちわかりませんでしたが」
提督「ちょっと気分転換だ。一人より二人の方がいいだろ」
加賀「提督が気分転換なんてする必要あるんですか」
提督「ひどいな、一日中机にかじりついていたというのに。加賀だって、悪くなかっただろ」
加賀「そうですか。それなら……ありがとうございます」
バタン
提督「言葉を返す時にちょっと悩んだ気になるが……」
提督「まあ、礼を言ってきたということは、加賀自身も気分転換できたということだろう」
↓2
893 :
愛宕に膝枕で耳かきしてもらいそのまま昼寝する
894 = 889 :
895 = 884 :
―青葉型の部屋―
提督「青葉ぁ!」バタァン
衣笠「て、提督? どうしたの?」
提督「青葉は知らないか」
衣笠「青葉? 青葉なら、さっき面白い記事が書けたって、どこか出かけちゃったけど……」
提督「チィッ! 衣笠、青葉を見つけたら縛り付けてでも逃がすな」
衣笠「青葉が何かした?」
提督「……翔鶴と瑞鶴で帰省する写真、加賀と出かけている写真を撮られていたんだ」
衣笠「青葉がそれを撮ったら……ああ、余計な事を書きそう……」
提督「だろ、何とかして止めなくては」
衣笠「そうですね……あ、ではちょっとだけ待ってくれますか――」
896 = 884 :
―廊下―
青葉「ふっふっふ、三人の間で揺れ動く想い、これは話題になりますよ」
提督「見つけたぞ青葉ぁ!」
青葉「見つかりましたか、ですけど、絶対につかまりませんからね!」
提督「俺以外にかかわるゴシップ記事は禁止だと言っとるだろうが!」
青葉「司令官だって関わってるじゃないですか!」
提督「主役は三人だろうが!」
青葉「ふふーん、こんな面白い内容、逃せませんよ」
提督「加賀がせっかく落ち着いてきたというのに、これ以上余計なことをされてたまるか!」
897 = 884 :
青葉(なんだか、司令官の声質がマジな感じですね。残念ですけど、この記事はやめて、今回はここまでに――ひっ!?)
提督「青葉ぁ!」
青葉(司令官の顔が今までにないほど怖いんですけど!? え、も、もしかして予想以上に怒っているんですか!?)
提督「とまれ青葉ぁ!」
青葉(止まったら何されるかわからないじゃないですかぁ!)
提督(む、青葉の逃げるスピードが上がったな……作戦は失敗か?)
青葉(し、司令官から全然距離を離せません……!)
衣笠「あちゃあ……予想以上に効いちゃったみたい、提督に施したメイク」
898 = 884 :
―執務室―
提督「衣笠に任せたら、青葉が半泣きになりながら逃げるくらい怖い顔になっていた」
提督「最後に糸が切れるように倒れたのは、恐怖が振り切ったのか、疲れから来たものなのか……」
↓2
899 :
加古とどっちが長く寝ていられるか対決
900 :
赤城とディナー
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