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元スレ魔王「俺も勇者やりたい」 勇者「は?」
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勇者(こいつは、まずいぞ……)
勇者(昨日今日、勇者に成りかわったばかりの俺が、あいつの好物なんか知るわけがない)
勇者(そのうえ、人間の食べ物の名前だってろくに知らん……)
勇者(な、なにか良い受け答えは……)
勇者「…………」
勇者母「勇者、お昼なにが食べたい?」
勇者「……あ、……その」
勇者母「なーに?」
勇者「か、母さんが作ったものなら、なんでもいい……」
勇者母「あら……、そうなの。ふふ」
勇者「…………」
勇者(……な、なんだかよく分からんが、いま相当恥ずかしい事を言ってしまった気がする!)
僧侶「勇者様……? 首まで真っ赤になってますよ?」
戦士「おいおい勇者、遠慮することないんだぞ」
魔法使い「そうよー、自分の家なんだからさー」
勇者「…………」
勇者母「まあまあ。では、お昼ができるまで、皆さん、くつろいでてくださいね」
僧侶「あ、あの、なにか手伝うことありますか?」
勇者母「いいのよ。僧侶さんもお疲れでしょうから、休んでてくださいな」
僧侶「でも……」
勇者母「ありがとうね、心遣いだけでも嬉しいわ。すぐ出来るから待っててちょうだい」
僧侶「……はい」
勇者「…………」
勇者(これが、勇者の母か)
勇者(僧侶が疲れているのを見抜いて、あえて手伝わせなかったとは……)
勇者(……あの弱小とくらべて、なかなかの人格者らしい)
勇者母「あ、でも勇者は手伝ってほしいわ」
勇者(……なぜに俺なんだ!?)
勇者母「ふふ、勇者ったら、いま『どうして自分が?』って思ったでしょう?」
勇者「う……」
勇者母「決まってるでしょ。お客さんを手伝わせるわけにはいかないからよ」
勇者「…………」
勇者母「あなたが手伝ってくれたら、すぐにご飯ができるわよ。お願いね」
勇者「……仕方ないな」
戦士「ぅおーい、勇者ー! こちとら腹減ってんだから、頼んだぜー!」
魔法使い「せっかくの親孝行、ぬかりなくやるのよー」
勇者(こいつらが……、こいつらが、仲間でさえなかったら……っ!)
僧侶(ゆ、勇者様が、拳を震わせながら、般若のような表情に……!?)
~魔王城~
魔王(ああー、オレ本当に魔王やらされてるのかー)
魔王(まじで困る。今にもバレそうで本気で困る)
魔王(……もしバレたら、城中の魔物にボコボコにされちまうんだろうなぁ)
魔王「…………」
魔王(な、なにか魔王になりすますために、いいアイテムはないかっ!?)ガサゴソ
まおうは ほんだなを しらべた。
まおうは 「まおうのこころえ」を みつけた! ▼
魔王「おっ! いいもんみっけ! こいつは使えそうだぞ!」
魔王「なになに、『本書は全六章に分けて構成されており、』……」
魔王「『この本を読むと、魔王になったばかりの君も、困った時にどうしたらいいか分かります。』」
魔王「そいつはありがたいな! 今のオレに超必要な本だぜ!」
魔王「えーと、『なお、なるべく早く、魔王のいろはを身につけたいというあなたには……』」
魔王「『実際の場面と想定して、練習しながら読むことをお薦めします。』」
魔王「なるほど、確かに。練習って大事だよな」
魔王「よーし、じゃあこの花瓶と文鎮を、さっきの見張り達と見立てて、練習してみるか」
『 第一章――「高笑いで出迎えよう」
第一印象は大事です。
初めて会った時から、魔界の王者としての威厳を見せつけるなら、
出会ったばかりの相手も、あなたに屈服するでしょう。
また、笑い飛ばすことで、あなたの緊張や不安も吹き飛ばすことができます。 』
魔王「なるほどー。笑って登場することは、そんなに大切だったんだな」
魔王「えーと、こんな感じかな?」
魔王「ククク……、ハーッハッハッハッハ! 誰かと思えば、見張りどもかっ!」
『 第二章――「相手をほめつつ、けなしてみよう」
あなたは魔王といえど、王様です。
目下の者とはいえ、相手のがんばったことを認めて、敬意を示してあげましょう。
でも、褒めてばかりだと、魔王ではなく、ただの良い王様になってしまいます。
ゆえに、適度に、毒や皮肉や罵倒を浴びせることを、忘れてはいけません。 』
魔王「へー、魔王でも誰かを褒めてやんないといけないんだな」
魔王「意外とためになる本だな、……どれ」
魔王「いつもご苦労だな、見張りども!」
魔王「ただし、万が一、子ネズミ一匹侵入をゆるそうものならば……」
魔王「貴様らの首は、職的にも物理的にも無いものと思え!」
魔王(……なんか、ちょっと楽しくなってきたぞ)
『 第三章――「取引をもちかけてみよう」
ここで高度なテクニックを紹介です。
あなたは魔王なので、様々な権力や力を持っています。
そこで、困った時は、相手に条件と、それに見合った報酬を突きつけ、取引をしてみましょう。
取引は、いろんな場面で使えるテクニックなので、
いざという時のために、マスターしておくと便利です。 』
魔王「ふむふむ、取引かぁ。ちょっと小難しくなってきたな」
魔王「えーと、どんな感じにやったらいいかな……」
魔王「もしも、貴様らが、勇者を追いかえすことができたなら……」
魔王「貴様ら二人に、魔王軍幹部の席を用意してやろう!」
魔王(よーし、だんだん、つかめてきた気がするぜ。この調子で、どんどん進めてみるか!)
『 第四章――「力づくで何とかしてみよう」
もしも、トラブルや問題がなかなか片付かなかったら、
自分の力で解決してみましょう。
魔王の力や威厳を見せつけるために、戦闘に持ち込むこともお薦めです。
相手と自分の、圧倒的な力の差を見せつけてください。 』
魔王「何ぃっ!? 勇者を逃しただと!?」
魔王「馬鹿者どもめ! 役立たずな貴様らは、このオレが直々に懲らしめてくれるわ!!」
『 第五章――「手強かったら、真の姿を現してみよう」
ごく稀に、力技だけでは解決しないトラブルもあります。
しかし、そんな時のために、とっておきの切り札があります。
それは、あなたの真の姿を現すことです。
魔王たる者、最初から全力で戦ってはなりません。
何段階かに分けて変身し、本当の力を見せつけることで、
相手に、絶望と恐怖を、幾重にも植え付けることができます。 』
魔王「ちぃっ、見張りの分際で、オレをここまで追い詰めるとはな……!」
魔王「だが、見張りどもめ、とくと見よ! そして絶望しろ! これが魔王の真の姿だ――!」
『 第六章――「負ける時は、潔く負けよう」
これが最終章です。
もしも、あなたがどんな手を尽くしても、敵わないことがあったなら、潔く負けてください。
ただし、相手の記憶にいつまでも残るように、美しくかつド派手に散ることが大切です。
あなたは負ける時も、なお魔王なのです。 』
魔王「ば、ばかな……!」
魔王「この魔王が、たかが、見張りごときに……ッ!?」
魔王「う、ぐ……、ぎ、」
魔王「ぐぎゃぁああ、あああああーーーっ!!」
魔王「…………」
魔王「…………」
魔王「…………」
魔王「……なんか、途中から、話の流れが変だったような気がする」
魔王「どっかのページ飛ばしたかな……?」パラパラ
魔王「…………」パラパラ
魔王「…………」パラ…
魔王「……あっ!」
魔王「……いま表紙みて気づいた。これ『魔王の心得――対勇者編』だったのか」
魔王「なーんだ……。あいつが来るまで使えないじゃん、この本。ちぇっ」
側近(…………)
側近(……魔王様が心配だったから、少し様子を見に来てみたら、)
側近(さっきから、花瓶と文鎮どなりつけて、何をしてらっしゃるんでしょうか……?)
本日はここまでです。
読んで下さった方、コメくださった方、ありがとうございます。
また今週来ます。
読んで下さった方、コメくださった方、ありがとうございます。
また今週来ます。
~勇者の家~
勇者「……母さん、野菜切れたよ」
勇者母「ありがと、そこに置いといてちょうだい」
勇者「ああ」
勇者母「それと、洗いものもお願いね」
勇者「わかった」
勇者母「あら……?」
勇者「なんだ?」
勇者母「少し見ないうちに、野菜の切り方上手になったじゃない」
勇者「え?」
勇者母「厚さも均一だし、皮の剥き残しもないし……」
勇者「そ、そうか?」
勇者母「上達したわね。さすが我が息子よ」
勇者「…………」
勇者(……幼少の頃、魔王学を真面目に勉強しておいてよかった)
勇者(当時は、なぜこんなことまで学ぶんだろうと疑問に思ってたが、)
勇者(まさか、この場面で調理技術が役に立つとは……)
勇者「…………」
勇者母「…………」
勇者(……気まずい)
勇者母「……ねえ」
勇者「……! なんだ?」
勇者母「最近どう?」
勇者「……な、何がだ?」
勇者母「いろいろよ。旅とか、戦いとか」
勇者「ああ……、順調にやっているが?」
勇者母「そう、それは良かった」
勇者「…………」
勇者母「…………」
勇者(に、日常会話って、こんなに難しいものなのか……?)
勇者母「あのね」
勇者(……今度はなんだ?)
勇者母「お母さんはね、たまにとてつもなく心配になる時があるのよ」
勇者「…………」
勇者母「あなたのことを信頼していないわけじゃないけれど、」
勇者「…………」
勇者母「母親の“さが”なんでしょうね」
勇者「…………」
勇者母「だから、こうしてたまに顔を見せてくれると、心の底から嬉しいわ」
勇者「…………」
勇者母「魔王討伐、がんばってね」
勇者「……ああ」
勇者(…………、皮肉なことに)
勇者(今、隣にいる男は、息子でも勇者でもなく、その魔王本人なのだがな)
勇者(魔王と知らず、ここまで親切にされてしまうと、呆気にも似た同情を感じる)
勇者(まあ、母親にも関わらず、見抜けないのは問題だが……)
勇者(…………)
勇者(とはいえ、一つだけはっきりしたことがある)
勇者(魔族も魔物も人間も、どの種族でも、)
勇者(――母親は偉大なものらしい)
勇者母「はい、味見おねがい」
勇者「ああ、……」
勇者母「どう?」
勇者「……良いと思う」
勇者母「ふふ、よかった。じゃあ、みんなで食べましょうか」
勇者(……いちいち、いろいろと気恥ずかしいが、)
勇者(勇者の家は、これが普通なんだろうな……)
勇者(…………)
~魔王城~
側近「魔王様、魔王様」コンコン
魔王(ん、あの声は側近か……)
魔王「なんだ?」
側近「昼食のご用意ができたようです。お部屋までお持ちしてもよろしいでしょうか?」
魔王「ああ、ありがとう……。持ってきてくれ」
側近「かしこまりました」
魔王(……メシかぁ)
魔王(ちょうど腹減ってたから、嬉しいなーっと♪)
魔王(……けど、魔王って、何食べるんだろう)
魔王(どちらかというと、草食じゃなくて肉食だと思うけど)
魔王(……肉、か)
魔王(…………)
魔王(やっぱ人肉……!?)
側近「魔王様、魔王様。昼食をお持ちいたしました」
魔王「……あ、ああ! 入ってくれ!」
側近「失礼致します」
魔王「ガクガクブルブル」
側近「…………」
側近「……なぜ震えているのですか?」
側近「さて、本日のメニューですが……」
魔王(……やっぱ人肉か!? 人肉のオンパレードなのか!?)ガクブル
側近「魔界南瓜のクリームスープ。腐れ百合と黒トマトのサラダ。」
魔王「…………」
側近「メインは、鬼ヤリイカと朧六枚貝の魔性海鮮パスタ」
魔王「…………」
側近「デザートは、蠍苺のミルフィーユ、七色ジェラート添えです」
魔王「…………」
側近「……復唱致しましょうか?」
魔王「あ、いやいや、大丈夫!」
魔王(……なんか、すげえのが運ばれてきたな)
魔王(さすが魔王のランチ)
魔王(でも、変な名前のが多いような気が……)
側近「何か質問が御座いますか?」
魔王「ぅえっ!? な、なんで?」
側近「何か、聞きたそうなお顔をされていたので……」
魔王「あー、えっと、じゃあ、この食べ物の材料って、どこで手に入れたんだ?」
側近「野菜、魚介、果物、調味料……、全て魔界で獲れたものですよ」
魔王(魔界産なのか。道理で知らないわけだ……)
側近「魔界直送の食材をふんだんに使って、ここの専属シェフ達が腕を振るって作りました」
魔王「へぇ……」
側近「人間界の食材は、魔族にとって栄養価が低すぎますからね」
魔王「なるほど」
側近「その烏賊と貝も、今朝、魔界の海で獲れたものですよ」
魔王「そうか。あ、もう一つ質問」
側近「なんなりと」
魔王「……この飯、人肉とか入ってないよね?」
側近「入ってないですよ。だって、魔王様は人間の肉がお嫌いでしょう?」
魔王「ほっ、良かったー……。え、そうだっけ?」
側近「ええ。人間の肉は臭すぎるとか、嫌な味がするとか、いつも言ってるじゃないですか」
魔王「そ、そうなのか」
側近「実際は、高タンパク・高カロリーな素敵な食材なんですけどね。私も大好物ですけど……」
魔王(……人肉が、素敵食材。好物……)
側近「まあ、魔王様の高貴な舌には、合わない食材だったということでしょう」
魔王「……まあ、そういうことだな」
魔王(……助かった。魔王が偏食家で助かった……!)ドキドキドキ
側近「ささ、魔王様。冷めないうちに……」
魔王「あ、ああ……、いただきます」パク
側近「…………」
魔王「…………」モグモグモグ
側近「…………」
魔王「…………」ゴックン
側近「…………」
魔王「…………」
魔王「なにコレ美味すぎ!!」ガツガツガブガブ!
側近(……! 物凄い勢いで食べ始めた!?)
魔王「やっべー、超うめー! 側近、パスタとサラダのおかわり頼む!」
側近「はい、かしこまりました」
魔王「あ。それと、もう一つ頼みたいんだけど……」
側近「?」
魔王「厨房のシェフ全員に伝えてくれ。『すんげー美味い。ありがとうな』ってな」
側近「――!」
側近「かしこまりました。魔王様の仰せのままに……」
側近「…………」スタスタ
側近「…………」
側近(……ものすごく珍しい)
側近(あの魔王様が、お食事をお褒めになるだなんて……)
側近(普段だったら、『まあまあだな』とか、『悪くなかった』としか言わないのに)
側近(……しかも、シェフにまで伝言だなんて、ここ百数年なかったことだわ)
側近(というか、いつもより、全体的に雰囲気がくだけてる気がする……)
側近(……まさか、)
側近「あの魔王様は――」
~勇者の家~
戦士「うおお! すっげぇうめー!」
僧侶「最高においしいです!」
魔法使い「さすが勇者のお母様、おいしすぎですねー」
勇者母「ふふ、ありがとう。まだまだあるから、たくさん食べてね」
勇者「…………」
勇者母「どう? おいしい? 自分も手伝った料理のお味は」
勇者「…………」
勇者(……正直のところ、味が薄い)
勇者(料理の味付けがというわけでなく、素材の味が……)
勇者(城に取り寄せられる食材は、魔界の最高級品ばかりだったしな……)
勇者(やはり、人間の食物は、魔族の俺には合わなかったというわけか)
勇者(……だが、)
勇者「美味いと思う……」
勇者母「そう、よかった」
勇者「……おかわり」
勇者母「はいはい、ちょっと待っててね」
勇者(……別に、世辞でも嘘でもないぞ)
勇者(舌には合わなかったが、なぜか美味いと感じたんだ)
勇者母「はい、どうぞ」
勇者「……ありがとう」
勇者母「それで、みなさんは今日はこの後、何する予定なの?」
勇者「――!?」
勇者(しまった、まだ何も考えてなかった)
戦士「うーん、何って言われましてもねぇ……」
僧侶「決まってますよ! 魔王城です!」
魔法使い「えー、またー? 最近、通いづめで飽きちゃったよー」
勇者母「あらあら、どうするの? 勇者」
勇者(どうするの、と言われても……)
勇者(こんな時、勇者だったらなんて言うだろうか……)
勇者(……あの弱小単純馬鹿のことだ。即、「魔王城!」と答えるだろうな)
勇者(だが、俺としては、あまりそれは好ましくない)
勇者(せっかく魔王の仕事から離れられたのに、すぐに戻るのは気が進まん)
勇者(最低でも、もう2~3日、こうしていたいのが本音)
勇者(その理由を、上手くカバーできる言い訳は……)
勇者(…………)
勇者「――そうだな。当然、魔王城で魔王を倒すことが一番の目的だ」
勇者「しかし、現状を見る限り、何度立ち向かっても時間の無駄……」
勇者「となると、魔王を討つべく、万全に備える必要がある」
戦士「へー。で、どんな準備するんだ?」
勇者(……それを、今から考えようとしてたんだが)
僧侶「あ、じゃあ、勇者様! あそこに行ってみましょうよ!」
勇者「どこへだ?」
僧侶「以前、行こうと思ってて、なかなか行けなかった“古代の迷宮”です」
魔法使い「あー。そういえば、そんなダンジョンもあったねー」
戦士「なんだっけ、それ?」
僧侶「伝説の武具が封印されている古代遺跡ですよ」
魔法使い「ダンジョンは難解だし、魔王城並にモンスター強かったから、後回しにしてたのよねー」
勇者(……ほう)
戦士「なるほどな……。全く記憶に無いぜ!」
魔法使い「あんた洞窟に入るなり、強豪モンスターに瞬殺されたからね」
勇者(……伝説の武具か)
勇者(その昔、伝説の勇者が装備していたと謳われる最強装備……)
勇者(無論、それらの武具は勇者にしか装備できないという……)
勇者(興味が無いわけではないが、魔王の俺が勇者の冒険を進めてやるのは、何だか癪だな)
勇者(……まあ、単なる暇つぶしと思えばいいか)
勇者(適当な所で退いて、やはり魔王城に向かおうと言ってもいいわけだし)
勇者「決まりだな。では、“古代の迷宮”に行くとするか」
戦士 & 僧侶 & 魔法使い「賛成ーーー!」
勇者母「みなさーん、果物剥けましたよー」
戦士 & 僧侶 & 魔法使い「食べまーーーす!」
勇者(…………おい)
今日はここまで。
読んで下さった方&コメントくださった方、ありがとうございます。
また今週書きにきます。
読んで下さった方&コメントくださった方、ありがとうございます。
また今週書きにきます。
~魔王城~
魔王「うめぇええっ! ミルフィーユ美味すぎ!」
側近「お気に召されたようで何よりです」
魔王「ジェラートも極上だな! ミルフィーユに乗せて食べると、さらに極上!」
側近「おかわりお持ちしましょうか?」
魔王「ああ、頼む!」
側近「かしこまりました」
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