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    元スレ鳴上「月光館学園?」

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    タグ : - ペルソナ + - 鳴上「月光館学園?」 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 110 :

    美鶴「こんばんは、遅くなってすまなかったな」

    鳴上「お疲れ様です」

    美鶴「もう話は聞いているかもしれないが、今日から作戦に加わってくれる仲間を連れてきたぞ」

    >美鶴の後ろから、ガラガラとトランクケースを引っ張ってくる人物が現れる。

    「こんばんは、今日からお世話になります」

    鳴上「君は……!」

    >つい数時間前に見た記憶がある人物だ。

    >……そうだ、剣道部の見学をしていた時にぶつかった中等科の少年で間違いない。

    「あれ? あなたは……」

    >少年も鳴上の事に気付いたらしい。


    152 = 110 :

    アイギス「天田さん、お久しぶりです」

    アイギス「最後に会った時よりも大分身長が伸びたようですね。人間の成長期というものに驚きを感じます」

    天田「お久しぶりです、アイギスさん」

    >天田と呼ばれた少年は、アイギスの言葉に照れたように笑っている。

    美鶴「紹介しよう。彼は天田乾。月光館学園中等科に通っている。かつて私やアイギス達と共に戦ってくれた、心強い仲間だ」

    天田「天田乾です。あなたが美鶴さんの話していた鳴上さんだったんですね、びっくりしました」

    鳴上「俺もだ。これからよろしくな」

    天田「はい。よろしくお願いします」

    >天田と握手をした。

    美鶴「なんだ、二人はもう顔見知りだったのか。だったら話は早いな」

    メティス「私も自己紹介を。アイギス姉さんと同じ対シャドウ兵器、名をメティスと申します。以後お見知りおきを」

    天田「……」

    >天田は驚いたような表情でメティスを見つめたが、すぐ笑顔をつくってメティスと握手をした。

    天田「よろしくです」


    153 = 110 :

    美鶴「……それから、天田の他に『彼』もいるぞ」

    「ワンッ!」

    >天田の後ろから犬の鳴き声が聞こえてきた。

    鳴上「彼って……この犬の事ですか!?」

    美鶴「そうだ。彼はコロマル。これでもれっきとしたペルソナ使いだ。天田と同様、かつてシャドウと戦ってくれた仲間だ」

    アイギス「コロマルさんもお元気そうでなによりです」

    コロマル「ワンッ!」

    鳴上「犬のペルソナ使いか……凄いな」

    メティス「よろしくお願いします、コロマルさん」

    鳴上「よろしくな」

    >コロマルの頭を撫でてやった。

    >コロマルは歓迎されて嬉しそうにしている。

    美鶴「さて、天田の部屋だが、以前使っていた場所で構わないな?」

    天田「はい。それで大丈夫です。とりあえず荷物置いてきますね」

    >天田はケースを引っ張って階段をのぼっていった。


    154 = 110 :

    >……

    >それぞれ一息置いたところで、再びラウンジに集合がかかった。

    美鶴「……さて、こうして戦力が揃ってきた訳だが、おそらくこれ以上の人員は集まらないだろうという事をまず先に断っておく」

    美鶴「ここにいるのがフルメンバーという事だ」

    天田「前にいた他の特別課外活動部の人達は……?」

    美鶴「やはりこの街から離れている者が多く、連絡をとるのも難しくてな。今の私の力ではこれが限界なんだ、……すまない」

    >美鶴は本当に申し訳なさそうに項垂れている。

    天田「そうですか……仕方ありませんよね、みなさんもそれぞれの都合があるでしょうから」

    美鶴「……ああ」

    アイギス「それでは、現場でのサポート・アナライズ役は必然的に美鶴さんが行う事になる訳ですね」

    美鶴「そういう事だ。私は前線で戦う事が出来なくなる」

    美鶴「それに伴って、現場のリーダー役及び特別課外活動部の部長をここで決めてしまいたい」

    美鶴「私の意見としては……鳴上。君を推薦したいと思うのだが、どうだろう」


    155 = 110 :

    鳴上「俺、ですか?」

    美鶴「君のペルソナの特性やかつての経験、それを見込んだ上でのお願いだ」

    アイギス「異論はありません」

    メティス「姉さんがそういうのでしたら、私も」

    天田「僕も鳴上さんでいいと思います」

    コロマル「ワンッワンッ!」

    鳴上「……」

    鳴上「わかりました。精一杯努めます」

    美鶴「ありがとう」


    156 = 110 :

    >みんなから期待されているようだ……

    >リーダー兼部長に任命された。


    『0 愚者 特別課外活動部』のランクが3になった


    >このメンバーを今後まとめていかなくてはならない。

    >骨が折れそうではあるが、苦痛だとは思わなかった。

    美鶴「最後に、今後の事でもう一つ。明日から夜間の外出を許可する事にする」

    美鶴「黒沢さんや周防さんにも話はつけてあるから、夜中に出歩いていても何か言われるという事はないから安心するといい。学校側には風紀委員の活動のようなものをしているという事になっているから、その事は頭においといてくれ」

    美鶴「定期的に街中のパトロールや情報収集をして貰えればと思う。もちろん、学業に差し支えない程度で構わない」

    美鶴「少しでも気になる事があったら、すぐ私や鳴上に相談するように」

    >今後の指針が定まったところで、今夜は解散する事になった。


    157 = 110 :

    今日はここで終了です。

    チドリとテレッテについては今後話に出てくると思うから詳しい事は言わないけど、>>1にNTR属性とか無いんでそういう展開にはならんよとだけ。

    それじゃあまた次回。

    159 :

    >>157
    安心したわ

    161 :

    番長は女子とも友情を築けるいいこだからな、むしろ順平出てくるかが気になる

    162 :

    あ、そういやFESの後って事はアイギスもワイルドの力持ってるのか?

    163 :

    キタローのコミュはどうなっているんだろう 6股済みなのかな?

    164 :

    04/11(火) 晴れ 自室

    【朝】

    >今日は雲一つない晴れ模様だ。

    >この先一週間の天気予報も、雨が降る様子はないと言っている。

    >……学校へ行こう。

    >……

    >今日の朝は寮でメティスの姿を見かけなかった。

    >一人で登校しよう……

    >……

    月光館学園 校門前

    >生徒達の話し声が聞こえてくる。

    生徒A「なあ、おまえ『辰巳ちゃんねる』って知ってるか?」

    生徒B「超ローカルなくだらない噂から新しい都市伝説まで、信憑性あるのかないのかわかんない色々な情報がやりとりされてる掲示板でしょ? 最近流行ってるよね」

    生徒A「そうそれ。でさ、なんか最近この近辺に変なバケモノが出るらしいって話で昨日盛り上がってて!」

    鳴上「!」

    165 = 110 :

    鳴上「!」

    鳴上(バケモノ……シャドウの事か?)

    生徒B「なんだよそれ、アホらしー」

    生徒A「ポートアイランド駅の広場の外れって不良が溜まってんじゃん? そこの何人かが、夜中に見たって」

    生徒A「あとさ、上映時刻終了した夜中の駅前の映画館で……」

    鳴上「ちょっとその話、詳しく聞かせてくれないか?」

    生徒A・B「?」

    >話していた生徒から情報を得たという『辰巳ちゃんねる』のアドレスを教えて貰った。

    >帰ったらパソコンから見てみよう……


    166 = 110 :

    【昼休み】

    子A「ねぇ、鳴上くん。ちょっといい?」

    >クラスの女子数名に話しかけられた。

    子B「鳴上くんさ、つい最近まで閉鎖されてた分寮にいるって話、ほんとなの?」

    鳴上「ああ、そうだけど」

    子C「あそこってさ、なんかこう……出たりするの?」

    鳴上「え?」

    子A「だから、ほら、幽霊的な何かがさ」

    鳴上「幽霊……」

    鳴上「あー……」

    子B「えっ何その反応! やっぱりマジなの!? 寮で自殺した月光館学園の男子生徒の霊が出るって噂!」

    子C「ちがうよー原因不明の病でー部屋で眠るようにぽっくり逝っちゃってぇ、一週間近く気付かれなくて悲しみのあまり化けて出たとかって話でしょ?」

    子A「えー? 私、死因は階段から踏み外して打ち所が悪くてーって聞いたよ?」

    >あの寮には妙な噂があるらしい……

    167 = 110 :

    鳴上(まさかその霊っていうのが、あのヘッドホンの男なのか?)

    >女子達は、鳴上を抜きにして勝手に盛り上がっているので、そっとしておくことにした……

    鳴上(また色々質問される前に教室から出よう……)

    鳴上(購買にでもいってみようかな)

    月光館学園 一階 購買前

    教師A「お、いいところに。おまえ確かA組の鳴上だったな」

    教師A「橿原先生にこれ渡しといて貰えないか?」


    >教師にプリントの束を押しつけられた。

    >教師は用件を告げるだけ告げて、忙しそうにその場からすぐ去ってしまった……

    鳴上(職員室すぐそこなのにな……)

    >仕方ないので職員室に行く事にした。


    168 = 110 :

    職員室

    鳴上「失礼します。橿原先生はいらっしゃいますか」

    教師B「橿原先生? ……今はいないねー」

    教師C「あー、たぶん花壇にいるんじゃないかな? 前、柿の木があったとこなんだけど」

    鳴上「花壇ですか?」

    教師C「体育館に続く渡り廊下から見えるとこだよ」

    鳴上(そういえば昨日、部活見学に行く前にそんな場所を見た気がする)

    鳴上「ありがとうございます。行ってみます」

    >教えて貰った場所に行く事にした。

    >……

    渡り廊下

    >橿原が花壇の前にいるのを見つけた。

    >水やりをしているようだ。

    169 = 110 :

    鳴上「橿原先生」

    「やあ、鳴上くん。どうしたんだい?」

    >橿原に渡すように頼まれたプリントの束を見せて事情を説明した。

    「僕を捜してたのか。悪かったね、転校したばかりでまだ校舎の中わからなかっただろうに」

    鳴上「いえ。いい運動になりました」

    「……君、なんだか面白いね」

    >橿原は笑っている。

    鳴上「この花壇は先生がずっと世話をしているんですか?」

    「うん、そうだよ。本当はここに柿の木があったらしいんだけど、校舎の増設とかなんとか色々理由があって今は違う場所に移し変えられたんだって」

    「でも、その話は結局無かった事になっちゃったらしくてね。ぽっかりと空いてるままなのも寂しいから、こうして花壇をつくったんだ」

    170 = 110 :

    鳴上「そうだったんですか。とても綺麗でいいと思います」

    「そう言ってくれると嬉しいよ。最近の子は、あまりこういうものに関心を示してくれないからね」

    「よかったら、今後もこの子達の事見にきてくれると嬉しいな」

    鳴上「はい、そうします」

    >橿原とささやかなひと時を過ごした……



    『Ⅹ 運命 橿原淳』のコミュを手に入れました

    『Ⅹ 運命 橿原淳』のランクが1になった


    >昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

    「もう午後の授業が始まるから行こうか」

    >橿原と別れて教室に向かった。


    171 = 110 :

    【放課後】

    >今日の授業は全部終わった。

    メティス「鳴上さん、今日のご予定は?」

    >メティスに声をかけられた。

    鳴上「ちょっと気になる事があるから、それを調べようかと」

    メティス「……もしやそれは、特別課外活動部の活動内容のひとつですか?」

    鳴上「鋭いな。まあ、そんなとこ」

    メティス「ご一緒してもよろしいですか?」

    鳴上「ああ」

    >メティスを連れて学校を出た。


    辰巳ポートアイランド駅前

    >メティスに、今朝登校途中に生徒から聞いた話を伝えた。

    メティス「この周辺で目撃されたというバケモノの噂……それが、シャドウかもしれないと」

    172 = 110 :

    メティス「なんだか随分とアバウトな話ですね。詳細を要求します」

    鳴上「それは帰ってからネットで調べてみない事には……。辰巳ちゃんねるってサイトで話題になってた事らしい」

    メティス「辰巳ちゃんねる、ですか。クラスの女子の方達が口にしていたのを聞いた覚えがあります。なんなのですか?」

    鳴上「この街に関する色々な情報が交換されてるとこらしいけど」

    メティス「……。それは信用出来る情報なのでしょうか」

    鳴上「正直あまり期待は出来ないと思うんだけど……でも、気になるじゃないか」

    鳴上「その情報がデマならそれでもいい。むしろ、その方がいいとさえ思う」

    鳴上「でも、そういう話が出てきてる以上、本当の可能性は捨てられないだろ」

    メティス「……それもそうですね。では、より明確な情報収集に専念しましょう」

    メティス「目撃があったとされる場所は、この広場はずれでしたね?」


    173 = 110 :

    駅前広場はずれ


    >学生が易々と入れないような店が並んでいる……

    >不良の溜まり場とされているが、猫が数匹いるだけで、今は人の気配がないようだ。

    メティス「目撃者が普段からここにいるのならば直接問い質せるかと思ったのですが、来る時間帯を見誤りましたか……」


    鳴上(確かにそうだけど、意外と大胆な事しようとするな……)

    鳴上(まあ、メティスなら不良なんてどうという事はないんだろうけど)

    メティス「日と時間を改めましょう」

    鳴上「そうだな。みんなにも話さないといけないし。……ん?」

    >近くにいる猫が何かを引っ掻いて遊んでいる。

    >よく見てみるとそれは財布のようだ。

    >誰かの財布を拾った。

    鳴上「落とし物か? 交番に届けとくか」

    >東辰巳交番に寄る事になった。


    174 = 110 :

    ポロニアンモール 辰巳東交番

    >周防がいた。

    達哉「……ん。お前らか」

    鳴上「お疲れ様です。落とし物を拾ったんで届けにきました」

    達哉「そうか。ご苦労だった」

    >周防に拾った財布を渡した。

    周防「財布か……そういえば、少し前に落としたって届けがあったな」

    >周防は財布の中身をあらためている。

    達哉「やはりそうだな。藤堂尚也……免許証の名前と届け人の名前が一致してる」

    周防「落とし主には連絡しておこう。何処で何時拾ったのか詳しく教えてくれ」

    >周防に拾った時の事を説明した。

    175 = 110 :

    達哉「……お前らあんな場所に何しに行ったんだ?」

    鳴上「あの辺りでバケモノを見たっていう噂があったので、念のために確認しに行ったんです」

    達哉「噂……」

    鳴上「周防さんは、あの周辺で最近何か不可解な事件があったとか、そういうの知りませんか」

    達哉「あそこはしょっちゅう騒ぎがあるからな……」

    鳴上「そうですか……」

    達哉「こっちでも少し詳しく調べてみよう。黒沢にもあの辺りの見回りを強化しておくよう言っておく」

    鳴上「ありがとうございます。よろしくお願いします」

    達哉「お前らにしか出来ない事があるように、俺達にしか出来ない事をするだけだ」

    達哉「だが、あまり不用意な行動はするなよ。はりきるのは結構だがな」

    >周防から忠告を受けた。

    >周防なりに鳴上たちの心配をしてくれているようだ……



    『ⅩⅨ 太陽 周防達哉』のランクが2になった



    >周防と別れて寮に戻る事にした。


    176 = 110 :

    【夜】


    学生寮 ラウンジ

    アイギス「二人ともおかえりなさい」

    >寮にはアイギスの姿しか見えない。

    アイギス「今日は、美鶴さんは寮にはこられないようです」

    アイギス「天田さんはコロマルさんと散歩がてらこの周辺の見回りに行っています」

    鳴上「そうですか。タイミングが悪かったな」

    アイギス「どうかしましたか?」

    >アイギスに今日知った情報を伝えた。

    アイギス「そんな話が……」

    アイギス「わかりました。今の事は私からみなさんに伝えておきますね」

    鳴上「俺、今夜は部屋で辰巳ちゃんねるに書かれている事を調べてみようかと思います」

    メティス「私は部屋で待機しています。何かあれば、姉さんも鳴上さんも何時でも呼んでください」

    >各自別れて夜を過ごす事になった。


    177 = 110 :

    【深夜】


    >あれから数時間……

    >バケモノの噂と、辰巳ちゃんねる内にある有力そうな情報探しをした。

    >しかし、思っていた以上の膨大な情報量がそこにはあり、一晩だけで目を通す事には無理があるようだった……


    鳴上「それにしても、凄い騒がれ様だな」

    >ポートアイランド駅に現れたというバケモノの話題を扱っている専用の掲示板は、レスの伸び率が凄まじい。

    >しかしその内容は、大半が煽りや興味本位で知りたがっている者達の書き込みで、実際の詳しい内容はよく解らなかった。

    鳴上「うわ、なんかそれっぽい合成画像までわざわざ作ってる人もいる」

    鳴上「うーん……いくらなんでも変に盛り上がりすぎじゃないか……?」

    >もっと過去のログを漁ってみる事にした。

    >……

    178 = 110 :

    鳴上「……一番最初の話の出所は、『港区の噂話』ってタイトルのとこなのか」

    >その中には、今日学校で聞いた学生寮に出るという男子生徒の霊の話もあった。

    >初めはそれと同じく紛れるようにして書かれた信じるのも馬鹿らしい話のひとつに過ぎなかったようだが……

    >ある人物がレスをしたのをきっかけに、急に話の流れが変わったようだった。

    >書き込みを読み進めていくと、その人物は割と名の知れた『情報屋』だったらしい事がわかった。

    『情報屋』の話の食いつき方を見て、その内容を眺めていた周りが、これはただの噂で終わる話ではないと勝手に話を広げたのがそもそもの始まりだったらしい。

    鳴上「今はもうその『情報屋』はここに来てないみたいだな」

    『情報屋』の名前を検索をかけてみた。

    >そのトップにひとつの情報サイトがひっかかっている。

    >そのページの管理人が、『情報屋』のようだ。

    >どうやら、サイトに直接情報を載せる訳ではなく、メールやチャットで情報のやり取りをしているみたいだった。

    >試しに、ページに設置されているチャットルームのひとつに入ってみた。


    179 = 110 :

    今日はこれでおしまい。

    気になる事がいくらかあるかもしれないけど、それもそのうち話の中で明らかにすると思うので(多分)

    また次回。おやすみ。

    181 :



    楽しみにしてるよ

    182 :

    まさかのピアスまで登場とは・・、尚也名義だから漫画版設定もこみなのかな

    183 :


    ――番長さんが入室しました

    番長:どうも初めまして


    鳴上「……って、入ってはみたものの、俺しかいないみたいだな」

    鳴上「とりあえず待機してみるか」

    鳴上「ん?」

    >さっそく誰かがチャットに入ってきたようだ。


    ――パオフゥさんが入室しました

    パオフゥ:よぉ。初めて見る顔だな


    鳴上「! この名前って……」

    鳴上「このページの管理人……『情報屋』の名前だよな?」


    184 = 110 :

    番長:初めまして、パオフゥさん。今日は教えて貰いたい事があってきました。

    パオフゥ:お前も例の港区に現れるバケモノの事について野次りにきたクチか?

    パオフゥ:先に言っておくが、俺から話せる事は何もないからな

    パオフゥ:最近ずっと同じような連中相手にしてて流石に疲れてんだよ


    鳴上「……やっぱりただのデマなのか?」

    鳴上「でも、それならどうして最初にその話に食い付いたのか、やっぱり気になるな……」

    鳴上「それなら……」


    番長:実は俺も妙な怪物に襲われた事があるんです。だから、同じヤツなのかと怖くて気になってしまって。

    パオフゥ:そんな風に話を聞き出そうとするヤツも溢れるほどいるが

    パオフゥ:どういう状況だったか詳しく説明できるか?


    >最近起こったシャドウの事件と過去のシャドウとの戦いの事を、虚実を織り交ぜて話してみた。

    >パオフゥのレスがしばしの間止まった……


    185 = 110 :

    パオフゥ:その話が本当だったとして、よく今まで無事でいられたな

    番長:まあ、悪運が強かったというか、なんというか


    >また少しの間パオフゥのレスが止まり、次に書きこまれたのはメールアドレスだった


    パオフゥ:気が変わった

    パオフゥ:そのアドレスにメールしろ

    パオフゥ:別のチャットルームへ案内する

    パオフゥ:その話、もう少し詳しく聞かせて欲しい

    パオフゥ:お前が知りたい事も教えてやるよ。お前からの情報に見合う分だけだがな


    鳴上「!」


    186 = 110 :

    パオフゥ:ただ、今日はもう時間が無い。話は明日以降だな

    パオフゥ:じゃあ、先に落ちるぜ

    ――パオフゥさんが退室しました。


    鳴上「なんで急に……」

    鳴上「何かの罠って事もあるか?」

    鳴上「いや、今はこの人を信じてみよう」

    >チャットから退室して、教えて貰ったアドレスにメールを送る事にした。

    『情報屋』のパオフゥ知り合いになった。


    『Ⅸ 隠者 パオフゥ』のコミュを入手しました

    『Ⅸ 隠者 パオフゥ』のランクが1になった


    >今夜はもう遅い……

    >気になる事を抱えたままベッドに潜る事にした。


    187 = 110 :

    04/12(水) 朝 晴れ 自室

    【朝】

    >外はとても良い天気で気持ちよさそうだ。

    >だが、昨日夜ふかしや長時間のネットなど慣れない事をしていたせいか、頭が重い気がする

    >とりあえず学校に行かねば……

    >……



    【昼休み】

    >午前の授業が終わった……

    >今日は何故だかやけに時間が経つのが遅いように感じる。

    メティス「具合が悪そうですね。大丈夫ですか?」

    鳴上「……ああ、うん。昨日の夜ずっと辰巳ちゃんねるに張り付いてたから寝不足で……」

    メティス「首尾の方は?」

    鳴上「なんとも……バケモノ騒ぎの事を調べてて俺達よりも事情を知ってそうな人とコンタクトをとったんだけど、まだ詳しい話は聞けてないし」

    メティス「そうですか……」

    鳴上「……悪い、ちょっと寝る。午後の授業が始まる前に起こして」

    メティス「了解です。鳴上さんの安眠は私が死守しましょう。おやすみなさい」

    >しばしの休息をとった……


    188 = 110 :

    【放課後】

    >今日の授業が全部終わった。

    メティス「……鳴上さん、本当に大丈夫ですか?」

    鳴上「ああ、なんとか……」

    >一日疲れがとれなかった……

    >今夜は寮で安静にしておくべきかもしれない。

    メティス「私はこれから用事がある為、真っ直ぐ寮に戻れません。なので付き添い出来ませんが……」

    鳴上「大丈夫。用があるなら、俺に構わず行ってこい」

    メティス「……」

    メティス「お気をつけて」

    >鳴上の事を気にして先に行くのを躊躇いながらも、メティスは教室から出ていった。

    鳴上(保健室に行くほどでもないよな)

    鳴上(眠い……)

    >少ししてから教室を出た。


    189 = 110 :

    >……

    辰巳ポートアイランド駅前

    >駅前は帰宅する生徒でごった返している。

    >今の体調のせいもあって、人ごみに酔ってしまいそうだ。



    >その中でチドリの姿を見かけた。

    >ベンチに腰を落ち付けながら、相変わらずスケッチブックと向かい合っている。

    鳴上「チドリ」

    チドリ「!」

    >驚いたようにして、チドリは顔上げる。

    >次に彼女の口から出たのは溜息だった。

    チドリ「……なんだ、悠なの」

    鳴上(何故だかがっかりさせてしまったようだ……)


    190 = 110 :

    >チドリは絵を描く手を止めてスケッチブックを閉じてしまった。

    鳴上「邪魔したなら悪かった」

    チドリ「そういう訳じゃない。今日はもう時間ないし」

    チドリ「……」

    >そうは言いつつも、チドリはそこから去る素振りは見せず、座ったままでいる。

    >まるで、ここから帰りたくないように見えた。

    鳴上「どうかしたのか?」

    チドリ「……別に」

    >チドリはもう一度溜息を吐いてから、ゆっくりと立ち上がった。

    チドリ「……何時くるかも解らない人を待ち続けるのって辛いわね」

    191 = 110 :

    鳴上「もしかして、約束すっぽかされたとか?」

    チドリ「違うわ。私がただ勝手に待ってるだけ」

    チドリ「……でも、今日はいくらかマシだったわ」

    チドリ「悠に会えて気が紛れた」

    チドリ「じゃあね」

    >チドリは人の波の中へと消えていった。

    鳴上(誰を待ってたんだろう……?)

    >少しだけ、チドリの心に触れた気がした。


    『ⅩⅡ 刑死者 チドリ』のランクが2になった


    鳴上(俺も早く帰ろう……)

    >巌戸台駅へ向かうモノレールに乗った。


    192 = 110 :

    巌戸台駅周辺

    鳴上(寮までの道ってこんなに長かったっけ……?)

    鳴上(……)

    鳴上(……あっ!?)

    >うっかり足を滑らせて転んでしまった。

    「ちょっとキミ、大丈夫?」

    >近くを通りかかった女性に声をかけられた。

    鳴上「あ、はい。大丈夫です」

    鳴上(恥ずかしいところを見られてしまった……)

    >急いで立ち上がろうとするが、体が重い……

    >女性の手を借りてなんとか起き上がった。

    「……あ、手のとこケガしちゃったみたいだね」

    193 = 110 :

    >手のひらを擦り剥いてしまったようだ。

    >見た目はそれほどでもないのだが、出血もしているし地味に痛い……

    「ちょっと待っててね」

    >女性は絆創膏で手当てをしてくれた。

    「うちに帰ったらちゃんと消毒するんだよ」

    鳴上「なんか色々すみません。ありがとうございます」

    「ううん、気にしないで」

    >女性はすぐに去って行ってしまった。

    >口元のほくろとショートカットが印象的な美人だった……

    鳴上(都会にもああいう優しい人はいるんだな)

    >女性の後ろ姿を見送ってから、寮の方へと再び歩き始めた。


    194 = 110 :

    【夜】

    学生寮前

    天田「あ、鳴上さん、おかえりなさい」

    コロマル「ワンッ!」

    >寮に着いたところで天田とコロマルが中から出てきた。

    鳴上「ただいま。散歩に行くのか?」

    天田「はい。それから少し街の見回りを」

    コロマル「ワンッワンッ」

    鳴上「様子はどうだ?」

    天田「特に変わったところは見られないですね。僕が知ってる限りでは、事件があった気配もないみたいです」

    鳴上「そうか。ご苦労様」

    >天田は一礼してから、コロマルを連れて出かけていった。


    195 = 110 :

    学生寮 ラウンジ

    アイギス「おかえりなさい」

    鳴上「ただいまです」

    アイギス「鳴上さん、顔が青いですね。体調不良ですか?」

    鳴上「ええ、ちょっと……。申し訳ないんですけど、早めに休ませて貰っていいですか?」

    アイギス「わかりました。明日は美鶴さんがいらっしゃるようなので、今日はゆっくりしてください」

    鳴上「はい。失礼します」

    >早々に自室へと戻った。



    自室


    >着替えてすぐにベッドに潜った。

    鳴上(パオフゥの情報が気になるけど、今日はもうホントに無理そうだ……)

    鳴上(周防さんの言うように、張り切るのはいいけど程々にしとかないとダメって事か)

    鳴上(……)

    鳴上(なんかちょっと情けないな……)

    鳴上(俺、リーダーなのにな……)

    >……考えを遮断するように、静かに目を閉じた。

    >明日からまた頑張ろう……


    196 = 110 :

    >>1も眠気に耐えられないので短いけど今夜はこれで終わりです

    また次回



    >……目を閉じますか?

    >はい

    197 :


    毎晩楽しむにしてる

    199 :

    こんな良スレに今まで気づかなかったとは……乙!
    超期待してる

    200 :

    乙乙
    >>196
    目を閉じたらダメーw
    永眠しちゃうw


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