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元スレ鳴上「月光館学園?」
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・ペルソナ4の主人公(鳴上悠)が月光館学園で最後の高校生活一年間を過ごす話。
・過去のペルソナシリーズのキャラとコミュを築きます。一部捏造設定有り。
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1329486637(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
・過去のペルソナシリーズのキャラとコミュを築きます。一部捏造設定有り。
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>2012年3月
>稲羽市での生活を終え、帰ってきた両親から告げられた鳴上の新たな転居先……
>それは、港区にある月光館学園の寮であった。
鳴上(息子と再会したのも束の間、また仕事で出張するから……だもんな。本当に忙しい人達だ)
>巌戸台駅へと向かう電車内。
>今日からまた新しい土地で新しい生活が待っている。
>だが、まだそこまでの道のりは長い……。
鳴上(なんだか眠くなってきた……少し目を閉じよう)
>稲羽市での生活を終え、帰ってきた両親から告げられた鳴上の新たな転居先……
>それは、港区にある月光館学園の寮であった。
鳴上(息子と再会したのも束の間、また仕事で出張するから……だもんな。本当に忙しい人達だ)
>巌戸台駅へと向かう電車内。
>今日からまた新しい土地で新しい生活が待っている。
>だが、まだそこまでの道のりは長い……。
鳴上(なんだか眠くなってきた……少し目を閉じよう)
>……
?「おや……」
?「また貴方様でしたか」
>気付くとそこは車の中。
>もう利用する事はないだろうと思っていたベルベットルームの中のようだった。
イゴール「ようこそ、ベルベットルームへ」
マーガレット「お久しぶりですね」
鳴上「……ここは」
>意識がぼんやりとする……
>何故またこの場所にいるのだろう。
>これはただの夢なのだろうか?
>それとも……
?「おや……」
?「また貴方様でしたか」
>気付くとそこは車の中。
>もう利用する事はないだろうと思っていたベルベットルームの中のようだった。
イゴール「ようこそ、ベルベットルームへ」
マーガレット「お久しぶりですね」
鳴上「……ここは」
>意識がぼんやりとする……
>何故またこの場所にいるのだろう。
>これはただの夢なのだろうか?
>それとも……
イゴール「フフッ、どうやら御客人とは切っても切れぬ縁で結ばれているようですな」
イゴール「再会の記念に御客人のこれから一年を占ってさしあげましょう。何時の日かのように」
>イゴールの前にタロットが並べられ一枚ずつめくられていく。
>その結果は見覚えのあるものだった。
イゴール「ほほう。貴方もつくづく数奇な運命をお持ちのようだ」
イゴール「また私達も誠意をもって力添えせねばなりませんな」
鳴上「それは……どういう……」
マーガレット「お客様の持つワイルドの力。それをまた使う日が訪れたという事です」
イゴール「詳しい話はまたいずれ……。どうやら今日はもうお時間のようです」
イゴール「それでは次会う時まで。ごきげんよう……」
>……
イゴール「再会の記念に御客人のこれから一年を占ってさしあげましょう。何時の日かのように」
>イゴールの前にタロットが並べられ一枚ずつめくられていく。
>その結果は見覚えのあるものだった。
イゴール「ほほう。貴方もつくづく数奇な運命をお持ちのようだ」
イゴール「また私達も誠意をもって力添えせねばなりませんな」
鳴上「それは……どういう……」
マーガレット「お客様の持つワイルドの力。それをまた使う日が訪れたという事です」
イゴール「詳しい話はまたいずれ……。どうやら今日はもうお時間のようです」
イゴール「それでは次会う時まで。ごきげんよう……」
>……
『……次は巌戸台、巌戸台。モノレールご利用のお客様はお乗りかえです。お忘れ物なさいませんようお気をつけ下さい』
鳴上「……ん。着いたのか」
鳴上(……。それにしてもさっきの夢は……いや、今は考えるのはよそう。とりあえず寮へ行かなければ)
03/30日(金) 曇り
【昼間】
巌戸台駅
鳴上(今日からここで一年……か)
鳴上(修学旅行で一度来たからまったく知らない土地じゃないけど、やっぱりハイカラな場所だ)
鳴上(……さて、寮の場所はっと)
鳴上「……ん。着いたのか」
鳴上(……。それにしてもさっきの夢は……いや、今は考えるのはよそう。とりあえず寮へ行かなければ)
03/30日(金) 曇り
【昼間】
巌戸台駅
鳴上(今日からここで一年……か)
鳴上(修学旅行で一度来たからまったく知らない土地じゃないけど、やっぱりハイカラな場所だ)
鳴上(……さて、寮の場所はっと)
>……
学生寮前
>建物の前に女性が一人佇んでいるのが見える。
>女性もこちらの存在に気付いたようだ。
?「君だな。今日からこの学生寮に新しく入る鳴上悠くんというのは」
鳴上「はい、そうです」
?「私はこの寮の管理責任者の桐条美鶴だ」
鳴上「鳴上です。今日からお世話になります」
美鶴「長旅ご苦労だった。すぐに部屋へ案内しよう」
学生寮前
>建物の前に女性が一人佇んでいるのが見える。
>女性もこちらの存在に気付いたようだ。
?「君だな。今日からこの学生寮に新しく入る鳴上悠くんというのは」
鳴上「はい、そうです」
?「私はこの寮の管理責任者の桐条美鶴だ」
鳴上「鳴上です。今日からお世話になります」
美鶴「長旅ご苦労だった。すぐに部屋へ案内しよう」
学生寮 ラウンジ
美鶴「……さて事前に説明は聞いていると思うが、今回君の入寮に関して少し不手際があってね。現在使われている寮での空き部屋の確保が出来なかった為、しばらくの間はこの先日まで閉鎖されていた寮で生活をして貰いたいという訳だ」
鳴上(生活のにおいがまるでない場所だ……)
美鶴「本当に申し訳ない。君が来る前にもう清掃は済んでいるから汚いという事はないだろうが、この広い寮で一人きりの生活になってしまうという事なんだ」
鳴上「いえ、屋根があって雨風が凌げる場所で生活出来るなら、そのくらいはどうという事はないです」
美鶴「頼もしいな。すまないがよろしく頼むよ」
鳴上「はい。……?」
美鶴「……さて事前に説明は聞いていると思うが、今回君の入寮に関して少し不手際があってね。現在使われている寮での空き部屋の確保が出来なかった為、しばらくの間はこの先日まで閉鎖されていた寮で生活をして貰いたいという訳だ」
鳴上(生活のにおいがまるでない場所だ……)
美鶴「本当に申し訳ない。君が来る前にもう清掃は済んでいるから汚いという事はないだろうが、この広い寮で一人きりの生活になってしまうという事なんだ」
鳴上「いえ、屋根があって雨風が凌げる場所で生活出来るなら、そのくらいはどうという事はないです」
美鶴「頼もしいな。すまないがよろしく頼むよ」
鳴上「はい。……?」
>何処からか視線を感じる……。
>階段の方だ。
>階段の上から制服姿の男がこちらを見下ろしている……?
美鶴「? どうかしたか?」
鳴上「あの、他にも人が……あれ?」
>少し目を離した隙に人影は消えていた……。
鳴上(気のせいか……?)
美鶴「なんだ、幽霊でも見たような顔をして」
鳴上「……いえ、なんでもないです」
美鶴「そうか。さあ、君の部屋はこっちだ」
>二階へと続く階段をのぼっていくが、その先には誰もいない。
>やはりこの場所には鳴上と美鶴の二人しかいないようだ。
>階段の方だ。
>階段の上から制服姿の男がこちらを見下ろしている……?
美鶴「? どうかしたか?」
鳴上「あの、他にも人が……あれ?」
>少し目を離した隙に人影は消えていた……。
鳴上(気のせいか……?)
美鶴「なんだ、幽霊でも見たような顔をして」
鳴上「……いえ、なんでもないです」
美鶴「そうか。さあ、君の部屋はこっちだ」
>二階へと続く階段をのぼっていくが、その先には誰もいない。
>やはりこの場所には鳴上と美鶴の二人しかいないようだ。
美鶴「二階の一番奥の部屋。今日からここが君の場所だ。大きな荷物ももうこの中に運んである」
鳴上「ありがとうございます」
美鶴「……」
>美鶴は鳴上の部屋の扉をじっと見つめながら黙っている。
鳴上「桐条さん?」
美鶴「……。鍵はなくさないようにな。何かあったらすぐに一階カウンターの回線から連絡してくれ」
鳴上「あ、はい、わかりました」
美鶴「近日中に私とは別にもう一人住み込みの寮の責任者を手配するから心配には及ばないとは思うがな」
>そういってごまかすように笑い、鍵を渡すと美鶴は去っていった。
鳴上「ありがとうございます」
美鶴「……」
>美鶴は鳴上の部屋の扉をじっと見つめながら黙っている。
鳴上「桐条さん?」
美鶴「……。鍵はなくさないようにな。何かあったらすぐに一階カウンターの回線から連絡してくれ」
鳴上「あ、はい、わかりました」
美鶴「近日中に私とは別にもう一人住み込みの寮の責任者を手配するから心配には及ばないとは思うがな」
>そういってごまかすように笑い、鍵を渡すと美鶴は去っていった。
自室
>部屋の中はダンボールでいっぱいだ。
鳴上「学校が始まるまでにはきちんと整理しておかないとな」
>とりあえずすぐに必要な荷物が入っている箱から順に開けていく事にしよう。
・
・
・
鳴上(ええと、制服は……あ)
>ダンボールの中から出てきたのは八十神高校の制服だ。
鳴上(うっかり入れてきてしまった)
鳴上(これを着る事はもうないんだな)
鳴上(…………)
>部屋の中はダンボールでいっぱいだ。
鳴上「学校が始まるまでにはきちんと整理しておかないとな」
>とりあえずすぐに必要な荷物が入っている箱から順に開けていく事にしよう。
・
・
・
鳴上(ええと、制服は……あ)
>ダンボールの中から出てきたのは八十神高校の制服だ。
鳴上(うっかり入れてきてしまった)
鳴上(これを着る事はもうないんだな)
鳴上(…………)
>ダンボールから次々と思い出の品が溢れてくる。
>陽介の絆創膏、千枝とお揃いのリストバンド、雪子から貰った神社のお守り、完二お手製のストラップ、りせのサイン入り写真、直斗の探偵バッジ……
>他にも八十稲羽で得た大事なものがそこに物だけではなく沢山詰まっていた。
鳴上(落ち着いたらみんなに連絡してみよう)
鳴上(……おじさんも菜々子も元気にやってるかな)
>鳴上と菜々子と堂島の三人がうつる写真を飾り、今日はもう休む事にした……。
>陽介の絆創膏、千枝とお揃いのリストバンド、雪子から貰った神社のお守り、完二お手製のストラップ、りせのサイン入り写真、直斗の探偵バッジ……
>他にも八十稲羽で得た大事なものがそこに物だけではなく沢山詰まっていた。
鳴上(落ち着いたらみんなに連絡してみよう)
鳴上(……おじさんも菜々子も元気にやってるかな)
>鳴上と菜々子と堂島の三人がうつる写真を飾り、今日はもう休む事にした……。
03/31(土) 曇り
【朝】
>春休みはまだ続いている。
>残りの荷物を片付けてしまおう。
>……
【昼間】
自室
>意外と早く終わらせる事が出来た!
鳴上「こんなものでいいかな」
鳴上「さて、これからどうしよう」
鳴上「周辺の確認も兼ねて散策でもしてみようか」
>修学旅行の時の記憶を頼りに街へ出かける事にした。
【朝】
>春休みはまだ続いている。
>残りの荷物を片付けてしまおう。
>……
【昼間】
自室
>意外と早く終わらせる事が出来た!
鳴上「こんなものでいいかな」
鳴上「さて、これからどうしよう」
鳴上「周辺の確認も兼ねて散策でもしてみようか」
>修学旅行の時の記憶を頼りに街へ出かける事にした。
学生寮前
美鶴「なんだ出かけるのか?」
>寮を出たところで美鶴と会った。
鳴上「こんにちは、桐条さん。少しこの辺りに何があるのかきちんと見ておこうと思いまして」
美鶴「一人で平気か?」
鳴上「はい。一度来た事のある場所ですし、迷子になるという事はないと思います」
美鶴「そうか。君の様子を見に来たんだがあまり心配はいらなそうだな。ならば寮の留守は私に任せて行ってくるといい」
鳴上「いいんですか?」
美鶴「ああ。ここで少しやる事もあるからな」
鳴上「じゃあ、よろしくお願いします」
>留守を美鶴に任せて行く事にした。
>……
>ポロニアンモールでショッピング。巌戸台駅周辺を食べ歩き。長鳴神社でお参り。
>刺激溢れる都会の街並みを楽しんだ。
美鶴「なんだ出かけるのか?」
>寮を出たところで美鶴と会った。
鳴上「こんにちは、桐条さん。少しこの辺りに何があるのかきちんと見ておこうと思いまして」
美鶴「一人で平気か?」
鳴上「はい。一度来た事のある場所ですし、迷子になるという事はないと思います」
美鶴「そうか。君の様子を見に来たんだがあまり心配はいらなそうだな。ならば寮の留守は私に任せて行ってくるといい」
鳴上「いいんですか?」
美鶴「ああ。ここで少しやる事もあるからな」
鳴上「じゃあ、よろしくお願いします」
>留守を美鶴に任せて行く事にした。
>……
>ポロニアンモールでショッピング。巌戸台駅周辺を食べ歩き。長鳴神社でお参り。
>刺激溢れる都会の街並みを楽しんだ。
【夜】
学生寮 ラウンジ
鳴上「調子に乗って食べすぎた。お腹がいっぱいだ……」
>ラーメン、あんみつ、今日のオススメ定食、新作ハンバーガーセット、たこ焼き(たこなし)……
>色々な具が胃の中でまだ消化しきれず半端に混ざり合っている……
美鶴「……君か。おかえり」
美鶴「どうした? 顔が青いぞ」
鳴上「いえ、ちょっとはしゃぎすぎて……今日はもう休みます」
美鶴「? おだいじにな」
美鶴「そうだ。明日新しく寮の責任者がやってくる事になっている。ひとつよろしく頼むよ」
鳴上「わかりました。それじゃあ、おやすみなさい」
美鶴「おやすみ」
学生寮 ラウンジ
鳴上「調子に乗って食べすぎた。お腹がいっぱいだ……」
>ラーメン、あんみつ、今日のオススメ定食、新作ハンバーガーセット、たこ焼き(たこなし)……
>色々な具が胃の中でまだ消化しきれず半端に混ざり合っている……
美鶴「……君か。おかえり」
美鶴「どうした? 顔が青いぞ」
鳴上「いえ、ちょっとはしゃぎすぎて……今日はもう休みます」
美鶴「? おだいじにな」
美鶴「そうだ。明日新しく寮の責任者がやってくる事になっている。ひとつよろしく頼むよ」
鳴上「わかりました。それじゃあ、おやすみなさい」
美鶴「おやすみ」
04/01(日) 晴れ
【朝】
>春休みはまだ続いている。
鳴上「今日は一日部屋でのんびりしていよう」
【昼間】
>テレビを点けた。
『あなたの テレビに 時価ネットたなか~』
>耳に残る音楽が流れてきた。
『みんなの 欲・の・友♪』
鳴上「……今日はめぼしい商品は売ってないな」
>適当にチャンネルをあわせてぼーっとテレビを見ながらすごした。
【夜】
コンコン
>扉をノックする音が聞こえる。
美鶴「私だ。少し出てきて貰っていいか?」
鳴上「はい、今開けます」
ガチャ
美鶴「夜遅くに済まない。昨日言っていたこの寮に住み込みで働いてくれる者が到着したので紹介したいんだが、下におりてきてくれるか」
鳴上「わかりました」
鳴上(どんな人だろう)
【朝】
>春休みはまだ続いている。
鳴上「今日は一日部屋でのんびりしていよう」
【昼間】
>テレビを点けた。
『あなたの テレビに 時価ネットたなか~』
>耳に残る音楽が流れてきた。
『みんなの 欲・の・友♪』
鳴上「……今日はめぼしい商品は売ってないな」
>適当にチャンネルをあわせてぼーっとテレビを見ながらすごした。
【夜】
コンコン
>扉をノックする音が聞こえる。
美鶴「私だ。少し出てきて貰っていいか?」
鳴上「はい、今開けます」
ガチャ
美鶴「夜遅くに済まない。昨日言っていたこの寮に住み込みで働いてくれる者が到着したので紹介したいんだが、下におりてきてくれるか」
鳴上「わかりました」
鳴上(どんな人だろう)
学生寮 ラウンジ
>カウンター前に銀色のトランクケースを持ち水色のワンピースを着た女性がいる。
?「美鶴さん、彼がそうですか?」
美鶴「ああ、彼が一昨日からここに住んでいる鳴上悠くんだ」
鳴上「鳴上です、初めまして」
?「初めまして。私は、今日からここの責任者として住む事になりました、アイギスです。以後よろしくお願いします」
鳴上「こちらこそよろしくお願いします」
鳴上(アイギス……外人さんか?)
美鶴「これからは寮で何かあったらアイギスに相談するといい」
鳴上「はい」
美鶴「さ、アイギス。君の部屋に案内しよう」
アイギス「わかりました」
アイギス「……」
鳴上「?」
>階段に上がる間際、アイギスはこちらを振り返り鳴上の事をじっと見つめてきたが、すぐに上へとのぼっていってしまった。
鳴上(なんだか不思議な人だな)
>カウンター前に銀色のトランクケースを持ち水色のワンピースを着た女性がいる。
?「美鶴さん、彼がそうですか?」
美鶴「ああ、彼が一昨日からここに住んでいる鳴上悠くんだ」
鳴上「鳴上です、初めまして」
?「初めまして。私は、今日からここの責任者として住む事になりました、アイギスです。以後よろしくお願いします」
鳴上「こちらこそよろしくお願いします」
鳴上(アイギス……外人さんか?)
美鶴「これからは寮で何かあったらアイギスに相談するといい」
鳴上「はい」
美鶴「さ、アイギス。君の部屋に案内しよう」
アイギス「わかりました」
アイギス「……」
鳴上「?」
>階段に上がる間際、アイギスはこちらを振り返り鳴上の事をじっと見つめてきたが、すぐに上へとのぼっていってしまった。
鳴上(なんだか不思議な人だな)
学生寮 四階
美鶴「アイギス、彼の事はくれぐれもよく頼む」
アイギス「“寮で何かあったら”ですか」
美鶴「……」
アイギス「……」
美鶴「ただの取り越し苦労で終わればいいのだがな」
アイギス「……そうですね」
・
・
・
>……
>それから数日。
>鳴上の春休みは何事もなく平和に過ぎていった。
>あの夜を迎えるまでは……
美鶴「アイギス、彼の事はくれぐれもよく頼む」
アイギス「“寮で何かあったら”ですか」
美鶴「……」
アイギス「……」
美鶴「ただの取り越し苦労で終わればいいのだがな」
アイギス「……そうですね」
・
・
・
>……
>それから数日。
>鳴上の春休みは何事もなく平和に過ぎていった。
>あの夜を迎えるまでは……
04/04(水) 雨
【夜】
>外は雨が降り続いている……
学生寮 ラウンジ
>消灯を終え、すっかり暗くなっている一階に鳴上はおりてきた。
>部屋には洗面台はあるもののトイレは備わってある筈もなく、この場所にしかない為だった。
ジャー……
鳴上(……今日はもう寝よう)
>うっすらと眠気を覚える。
>もうあと何日かすれば学校が始まる。
>それまでに早寝早起きを体に慣れさせなければならないかもしれない……
鳴上(……そういえば)
>トイレから出ると鳴上は階段にいかずラウンジの方へと向かう。
【夜】
>外は雨が降り続いている……
学生寮 ラウンジ
>消灯を終え、すっかり暗くなっている一階に鳴上はおりてきた。
>部屋には洗面台はあるもののトイレは備わってある筈もなく、この場所にしかない為だった。
ジャー……
鳴上(……今日はもう寝よう)
>うっすらと眠気を覚える。
>もうあと何日かすれば学校が始まる。
>それまでに早寝早起きを体に慣れさせなければならないかもしれない……
鳴上(……そういえば)
>トイレから出ると鳴上は階段にいかずラウンジの方へと向かう。
>そこにはもう映る事のないブラウン管のテレビが一台。
鳴上(雨の夜はどうしてもテレビが気になって仕方ない。習慣って怖いな)
>時刻はもうすぐ0時をまわろうとしている……
鳴上(まあ、もう何も起きないだろうけど)
04/05(木)
深夜 0:00……
>…
>……
>………
鳴上「……。うん、何も起きない。何も映らない」
鳴上「……」
――ドクン
鳴上「っ!?」
鳴上「今、一瞬だけど変な気配を感じたような……」
鳴上「まさか、な」
>だが、次に待っていたのは耳に届く確かな物音と大きな振動だった。
鳴上(雨の夜はどうしてもテレビが気になって仕方ない。習慣って怖いな)
>時刻はもうすぐ0時をまわろうとしている……
鳴上(まあ、もう何も起きないだろうけど)
04/05(木)
深夜 0:00……
>…
>……
>………
鳴上「……。うん、何も起きない。何も映らない」
鳴上「……」
――ドクン
鳴上「っ!?」
鳴上「今、一瞬だけど変な気配を感じたような……」
鳴上「まさか、な」
>だが、次に待っていたのは耳に届く確かな物音と大きな振動だった。
鳴上「なっ、なんだ……!?」
>いつの間にか寮の扉が何者かに破られている
>そこには明らかに人ではない何かがいる。
>だが自分は“それ”が何であるかを知っている……
鳴上「こ、これはっ……」
鳴上「シャドウ……!?」
>いつの間にか寮の扉が何者かに破られている
>そこには明らかに人ではない何かがいる。
>だが自分は“それ”が何であるかを知っている……
鳴上「こ、これはっ……」
鳴上「シャドウ……!?」
>それはかつて鳴上が仲間達と共に戦った時に対峙していたシャドウに見えた。
鳴上(だけど何故こんな所に!?)
鳴上(そもそもここはテレビの中の世界でもない。現実世界だ……!)
鳴上(何処かのテレビから出てきたのか?いや、それを考えるよりもまず――)
鳴上「逃走だ!」
シャドウ「グオアァァアアアア!!」
>襲ってくるシャドウの攻撃をかわしながら鳴上は一気に階段をかけのぼる。
鳴上(アイギスさんを起こさなきゃ……!)
鳴上(だけど何故こんな所に!?)
鳴上(そもそもここはテレビの中の世界でもない。現実世界だ……!)
鳴上(何処かのテレビから出てきたのか?いや、それを考えるよりもまず――)
鳴上「逃走だ!」
シャドウ「グオアァァアアアア!!」
>襲ってくるシャドウの攻撃をかわしながら鳴上は一気に階段をかけのぼる。
鳴上(アイギスさんを起こさなきゃ……!)
学生寮 四階
>ここの大きな扉の向こうがアイギスの使っている部屋だと聞いている。
鳴上「アイギスさん! 起きてくださいっ大変ですっ、アイギスさん!」ドンドンッ
>扉を叩いて呼びかけるがアイギスの返事はない……
鳴上(くそっ、こうしている間にもシャドウがっ……!)
>振り返るとそこには階段をのぼりきろうとしているシャドウの姿が見える。
>このままではアイギスも自分もどうなってしまうかわからない。
鳴上(こんな時にペルソナが呼べれば……でもここはテレビの中でもないし、それに今はもう……)
アイギス「鳴上さん、下がっていてください」
>ここの大きな扉の向こうがアイギスの使っている部屋だと聞いている。
鳴上「アイギスさん! 起きてくださいっ大変ですっ、アイギスさん!」ドンドンッ
>扉を叩いて呼びかけるがアイギスの返事はない……
鳴上(くそっ、こうしている間にもシャドウがっ……!)
>振り返るとそこには階段をのぼりきろうとしているシャドウの姿が見える。
>このままではアイギスも自分もどうなってしまうかわからない。
鳴上(こんな時にペルソナが呼べれば……でもここはテレビの中でもないし、それに今はもう……)
アイギス「鳴上さん、下がっていてください」
鳴上「! アイギスさん!?」
バンッ!
バララララララ…
>扉が勢いよく開きそれと共に聞こえたのは機関銃を思わせるような音だった。
>いや……『ような』ではない。
>機関銃の音だった。
>そして、それはアイギスの手から、正確には指から発射されている。
アイギス「鳴上さん、こちらへ」
>シャドウがアイギスのそれに怯んだ隙をついて、彼女は鳴上を連れて屋上へと走った。
バンッ!
バララララララ…
>扉が勢いよく開きそれと共に聞こえたのは機関銃を思わせるような音だった。
>いや……『ような』ではない。
>機関銃の音だった。
>そして、それはアイギスの手から、正確には指から発射されている。
アイギス「鳴上さん、こちらへ」
>シャドウがアイギスのそれに怯んだ隙をついて、彼女は鳴上を連れて屋上へと走った。
学生寮 屋上
アイギス「貴方にはこれを」
鳴上「これは……」
>アイギスから手渡されたものは、ゴルフクラブ。それと……
鳴上「銃……?」
アイギス「そうです。弾は装填されていませんが」
鳴上「そんなものどうして。それに貴女は一体……」
アイギス「それを説明している暇はありません。今は戦闘体勢を整えてください」
アイギス「敵シャドウ、来ます」
アイギス「貴方にはこれを」
鳴上「これは……」
>アイギスから手渡されたものは、ゴルフクラブ。それと……
鳴上「銃……?」
アイギス「そうです。弾は装填されていませんが」
鳴上「そんなものどうして。それに貴女は一体……」
アイギス「それを説明している暇はありません。今は戦闘体勢を整えてください」
アイギス「敵シャドウ、来ます」
グオアァァアアアア!!!
>人とも獣とも似つかない雄叫びが雨の夜の屋上に轟く。
>ついにシャドウに追いつめられてしまった……
アイギス「心配しないで。貴方にはあれに立ち向かえるだけの力がある。そうでしょう?」
アイギス「それに私がいます」
アイギス「私が貴方を、守ります」
アイギス「――ペルソナッ!」
>人とも獣とも似つかない雄叫びが雨の夜の屋上に轟く。
>ついにシャドウに追いつめられてしまった……
アイギス「心配しないで。貴方にはあれに立ち向かえるだけの力がある。そうでしょう?」
アイギス「それに私がいます」
アイギス「私が貴方を、守ります」
アイギス「――ペルソナッ!」
>アイギスの頭上に現れたそれがシャドウに立ち向かっていく。
鳴上「っ……」
>……
>……そうだ。自分にだって
「ぺ、」
>あれに立ち向かえるだけの
「ル、」
>力が
「ソ、」
>……ある――!
「ナ……!」
>持っていた銃を無意識のうちに自分のこめかみに突きつけている。
>恐怖と昂揚の混じった感情が鳴上を包む。
鳴上「――こいっ、イザナギ!」
ズガンッ――!
鳴上「っ……」
>……
>……そうだ。自分にだって
「ぺ、」
>あれに立ち向かえるだけの
「ル、」
>力が
「ソ、」
>……ある――!
「ナ……!」
>持っていた銃を無意識のうちに自分のこめかみに突きつけている。
>恐怖と昂揚の混じった感情が鳴上を包む。
鳴上「――こいっ、イザナギ!」
ズガンッ――!
>鳴上の頭上に現れたもの。
>それは紛れもなく、彼のペルソナだった。
>アイギスのペルソナに続き、シャドウへと立ち向かっていく。
>そして先ほどまで脅威でしかなかったそれが倒されるまでそう時間はかからなかった。
アイギス「敵シャドウの殲滅を確認しました」
鳴上「倒したの……か……」
アイギス「! 鳴上さん!? 鳴上さん!」
>急にアイギスの声も意識も遠くなっていく
>どこかに引っ張られていく……
>それは紛れもなく、彼のペルソナだった。
>アイギスのペルソナに続き、シャドウへと立ち向かっていく。
>そして先ほどまで脅威でしかなかったそれが倒されるまでそう時間はかからなかった。
アイギス「敵シャドウの殲滅を確認しました」
鳴上「倒したの……か……」
アイギス「! 鳴上さん!? 鳴上さん!」
>急にアイギスの声も意識も遠くなっていく
>どこかに引っ張られていく……
>……
イゴール「ようこそ、ベルベットルームへ」
イゴール「再びお目にかかれましたな」
イゴール「どうでしょう、久しぶりに力を使った感想は」
>……
イゴール「これから先、またしても貴方に試練の時がこうして度々とやってくる事でしょう」
イゴール「それにはより強いペルソナを宿していく必要があるのは御客人も過去の経験から理解している筈です」
マーガレット「しかしながら残念なお知らせがあります」
イゴール「ようこそ、ベルベットルームへ」
イゴール「再びお目にかかれましたな」
イゴール「どうでしょう、久しぶりに力を使った感想は」
>……
イゴール「これから先、またしても貴方に試練の時がこうして度々とやってくる事でしょう」
イゴール「それにはより強いペルソナを宿していく必要があるのは御客人も過去の経験から理解している筈です」
マーガレット「しかしながら残念なお知らせがあります」
マーガレット「お客様が以前まで使われていたペルソナ全書ですが、ページが全て白紙の状態に戻ってしまいました」
マーガレット「ですので、また一から作成・登録をしていただく事になります 」
イゴール「それに伴い、新たな環境でまた新たなコミュニティを築かれるのがよろしいでしょう」
イゴール「難しい事ではありません。また同じ事をすればよいだけの話です。フフッ……」
イゴール「もう時間のようですな。またこの鍵を貴方に授けましょう。次からはご自身の意志でここを訪れるといい」
>契約者の鍵を手に入れた
イゴール「それでは、いずれまた……」
マーガレット「ですので、また一から作成・登録をしていただく事になります 」
イゴール「それに伴い、新たな環境でまた新たなコミュニティを築かれるのがよろしいでしょう」
イゴール「難しい事ではありません。また同じ事をすればよいだけの話です。フフッ……」
イゴール「もう時間のようですな。またこの鍵を貴方に授けましょう。次からはご自身の意志でここを訪れるといい」
>契約者の鍵を手に入れた
イゴール「それでは、いずれまた……」
おきのどくですが ペルソナぜんしょは きえてしまいました
という所で今回は終了
という所で今回は終了
サイコーに期待してる。
っていうかすでにプロローグの時点で期待以上の出来。
あとアイギスかわいいよアイギス。
っていうかすでにプロローグの時点で期待以上の出来。
あとアイギスかわいいよアイギス。
自分のイメージとしては
・引き継いでるもの
ステータス 所持金 一部のアイテム
・引き継いでないもの
ペルソナ全書 レベル
ってつもりで書いてるよ。
レベルに関しては、しばらくペルソナ使ってなかったから体が忘れてるだとか、テレビの中とは勝手が違うだとか、そもそも月光館学園での生活の経験値をまだ積んでいないからだとか、そういう理由で最初からみたいな、そんな感じで
では、投下
・引き継いでるもの
ステータス 所持金 一部のアイテム
・引き継いでないもの
ペルソナ全書 レベル
ってつもりで書いてるよ。
レベルに関しては、しばらくペルソナ使ってなかったから体が忘れてるだとか、テレビの中とは勝手が違うだとか、そもそも月光館学園での生活の経験値をまだ積んでいないからだとか、そういう理由で最初からみたいな、そんな感じで
では、投下
鳴上「ん……」
鳴上(ここは……?)
美鶴「! 気付いたか。気分は悪くないか?」
鳴上「桐条さん……?」
>いつの間にか寮のラウンジのソファに寝かされていたようだ。
>傍には美鶴と……アイギスもいる。
>アイギスが顔を覗き込んできた。
アイギス「呼吸、脈拍、体温、共に正常です」
アイギス「よかった……」
>今まで強ばっていたアイギスの表情が弛んだのが見えた。
アイギス「あのまま目覚めなかったらどうしようかと……」
鳴上「アイギスさん……」
鳴上(ここは……?)
美鶴「! 気付いたか。気分は悪くないか?」
鳴上「桐条さん……?」
>いつの間にか寮のラウンジのソファに寝かされていたようだ。
>傍には美鶴と……アイギスもいる。
>アイギスが顔を覗き込んできた。
アイギス「呼吸、脈拍、体温、共に正常です」
アイギス「よかった……」
>今まで強ばっていたアイギスの表情が弛んだのが見えた。
アイギス「あのまま目覚めなかったらどうしようかと……」
鳴上「アイギスさん……」
>ソファからゆっくりと体を起こす。
>見渡した一階の様子は、扉も破られていないし何も無かったかのように綺麗になっている。
美鶴「まだあまり無理をしない方がいい」
鳴上「いえ、大丈夫です」
鳴上「それよりも、あの……」
>突然姿を現したシャドウ。
>これも夢だと思いたいが……
美鶴「きっと色々聞きたい事があるだろうがその話はまた明日しよう」
アイギス「今夜はこのまま部屋で休まれた方がいいと私も思います」
美鶴「用心の為、今晩は私とアイギスが一階に待機する」
美鶴「もし何かあったら、君にもすぐ知らせるからゆっくり眠っているといい」
鳴上「……。わかりました」
>言葉に甘えて自室で休む事にした。
>……
>見渡した一階の様子は、扉も破られていないし何も無かったかのように綺麗になっている。
美鶴「まだあまり無理をしない方がいい」
鳴上「いえ、大丈夫です」
鳴上「それよりも、あの……」
>突然姿を現したシャドウ。
>これも夢だと思いたいが……
美鶴「きっと色々聞きたい事があるだろうがその話はまた明日しよう」
アイギス「今夜はこのまま部屋で休まれた方がいいと私も思います」
美鶴「用心の為、今晩は私とアイギスが一階に待機する」
美鶴「もし何かあったら、君にもすぐ知らせるからゆっくり眠っているといい」
鳴上「……。わかりました」
>言葉に甘えて自室で休む事にした。
>……
04/05(木) 雨 自室
【昼間】
>どうやら昼過ぎまで寝てしまったようだ。
>起こされなかったところをみると昨夜はあれから何もなかったのだろう。
>一階へおりてみる事にした。
学生寮 ラウンジ
美鶴「おはよう」
鳴上「おはようございます」
美鶴「やはりだいぶ疲れていたようだな」
鳴上「はい。こんな時間まですみません」
美鶴「いや、気にしなくていい。もしまだ具合が優れないような病院を手配するが」
鳴上「いえ、そこまでは……」
美鶴「そうか」
鳴上「……」
美鶴「……」
【昼間】
>どうやら昼過ぎまで寝てしまったようだ。
>起こされなかったところをみると昨夜はあれから何もなかったのだろう。
>一階へおりてみる事にした。
学生寮 ラウンジ
美鶴「おはよう」
鳴上「おはようございます」
美鶴「やはりだいぶ疲れていたようだな」
鳴上「はい。こんな時間まですみません」
美鶴「いや、気にしなくていい。もしまだ具合が優れないような病院を手配するが」
鳴上「いえ、そこまでは……」
美鶴「そうか」
鳴上「……」
美鶴「……」
アイギス「おはようございます、鳴上さん」
鳴上「……あ、おはようございます」
美鶴「よし、人も揃った事だ」
美鶴「色々と積もる話をしようじゃないか。立ち話もなんだ、座るといい」
>……
美鶴「まずは改めて彼女の紹介からといこうか」
>アイギスがすっとソファから立ち上がる。
アイギス「私はアイギス。シャドウ討伐の為に造られた機械。桐条グループが開発した兵器です」
鳴上「……あ、おはようございます」
美鶴「よし、人も揃った事だ」
美鶴「色々と積もる話をしようじゃないか。立ち話もなんだ、座るといい」
>……
美鶴「まずは改めて彼女の紹介からといこうか」
>アイギスがすっとソファから立ち上がる。
アイギス「私はアイギス。シャドウ討伐の為に造られた機械。桐条グループが開発した兵器です」
鳴上「シャドウ討伐の……兵器!? それに桐条グループって……」
美鶴「ああ。察しの通り、私の実家だ」
アイギス「昨夜すでにご覧になったかと思いますが、私にはシャドウに対抗する為の武器とペルソナ召喚能力が備わっています」
美鶴「そして私もまたペルソナ使いの一人だ」
美鶴「君と同じく、な」
鳴上「!」
美鶴「ああ。察しの通り、私の実家だ」
アイギス「昨夜すでにご覧になったかと思いますが、私にはシャドウに対抗する為の武器とペルソナ召喚能力が備わっています」
美鶴「そして私もまたペルソナ使いの一人だ」
美鶴「君と同じく、な」
鳴上「!」
美鶴「ここに来る前に君の事とその周辺の事を少し調べさせて貰った」
美鶴「去年、稲羽市を騒がせていた連続怪死事件及び連続失踪事件。それにはシャドウが絡んでいた……間違いないか?」
鳴上「……」
美鶴「そしてその事件を解決に導いたのは君とその仲間達のようだ。ペルソナの能力を使ってな」
鳴上(凄い……そんな事まで……)
美鶴「まあ、その話はまたいずれ詳しく聞かせて貰うとしよう」
美鶴「去年、稲羽市を騒がせていた連続怪死事件及び連続失踪事件。それにはシャドウが絡んでいた……間違いないか?」
鳴上「……」
美鶴「そしてその事件を解決に導いたのは君とその仲間達のようだ。ペルソナの能力を使ってな」
鳴上(凄い……そんな事まで……)
美鶴「まあ、その話はまたいずれ詳しく聞かせて貰うとしよう」
美鶴「実はな、私とアイギスも今から三年ほど前に起こったある事件絡みでシャドウと戦った経験があるんだ」
アイギス「その頃に無気力症という原因不明の病が流行っていたのを覚えていらっしゃいますか?」
鳴上「確か冬頃に一気に患者が増えて、でも原因がわからないまま春にはもう殆どの人が完治したっていう……」
鳴上「まさかそれが……!?」
>美鶴とアイギスは頷く。
美鶴「その原因を排除したのは私達とその仲間だ」
美鶴「あの時にシャドウは一掃した。……そう考えていたんだがな」
アイギス「その頃に無気力症という原因不明の病が流行っていたのを覚えていらっしゃいますか?」
鳴上「確か冬頃に一気に患者が増えて、でも原因がわからないまま春にはもう殆どの人が完治したっていう……」
鳴上「まさかそれが……!?」
>美鶴とアイギスは頷く。
美鶴「その原因を排除したのは私達とその仲間だ」
美鶴「あの時にシャドウは一掃した。……そう考えていたんだがな」
鳴上「そこで昨夜のあれ、ですか」
美鶴「ああ……」
美鶴「もっとも、またシャドウが現れるかもしれないという予測は少し前から既にあったんだがな」
鳴上「予測?」
アイギス「はい。今から半年ほど前でしょうか。先のシャドウの事件を解決し、私は眠りについていたのですが……」
アイギス「いい現せない『不安』と共に再び目覚めたのです」
アイギス「また人類を脅かすシャドウが現れるのだという『悪い予感』がしたのです」
美鶴「さっき彼女が言った通り、アイギスはシャドウ討伐の為の兵器だからな。そういう予感があっても不思議ではないという事でしばらく様子をみていたんだ」
アイギス「ただの思い違いであって欲しい。そう願っていましたが……」
アイギス「私の『悪い予感』は当たってしまったようです」
美鶴「ああ……」
美鶴「もっとも、またシャドウが現れるかもしれないという予測は少し前から既にあったんだがな」
鳴上「予測?」
アイギス「はい。今から半年ほど前でしょうか。先のシャドウの事件を解決し、私は眠りについていたのですが……」
アイギス「いい現せない『不安』と共に再び目覚めたのです」
アイギス「また人類を脅かすシャドウが現れるのだという『悪い予感』がしたのです」
美鶴「さっき彼女が言った通り、アイギスはシャドウ討伐の為の兵器だからな。そういう予感があっても不思議ではないという事でしばらく様子をみていたんだ」
アイギス「ただの思い違いであって欲しい。そう願っていましたが……」
アイギス「私の『悪い予感』は当たってしまったようです」
鳴上「……」
鳴上「その原因に心当たりは?」
アイギス「今のところはまだ、何も」
アイギス「シャドウが現れた理由、その目的、現れる時期等、あの時とはまた状況が違っていてなにもかもが不明です」
美鶴「そこでだ」
美鶴「急な話であるのを承知で言わせて貰う」
美鶴「君の経験を見込んで、今回のシャドウ騒ぎ解決の為に協力を頼みたい」
鳴上「その原因に心当たりは?」
アイギス「今のところはまだ、何も」
アイギス「シャドウが現れた理由、その目的、現れる時期等、あの時とはまた状況が違っていてなにもかもが不明です」
美鶴「そこでだ」
美鶴「急な話であるのを承知で言わせて貰う」
美鶴「君の経験を見込んで、今回のシャドウ騒ぎ解決の為に協力を頼みたい」
美鶴「シャドウと戦えるのはペルソナ使いだけだ。本当なら以前の仲間達にも協力を頼めればいいんだが、あれから時間も経っていてこの街を離れているものも多い」
美鶴「人手が不足している、という訳だ」
鳴上「だからといってこのままシャドウを野放しにしておく訳にもいかない」
美鶴「そうだ」
鳴上「……」
鳴上「俺もシャドウに好き勝手されるのは御免です」
美鶴「それじゃあ……」
鳴上「俺で力になれるなら、よろこんで」
美鶴「……ありがとう。そう言ってくれて私も嬉しい」
美鶴「人手が不足している、という訳だ」
鳴上「だからといってこのままシャドウを野放しにしておく訳にもいかない」
美鶴「そうだ」
鳴上「……」
鳴上「俺もシャドウに好き勝手されるのは御免です」
美鶴「それじゃあ……」
鳴上「俺で力になれるなら、よろこんで」
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