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    元スレ鳴上「月光館学園?」

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    タグ : - ペルソナ + - 鳴上「月光館学園?」 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    951 = 110 :

    鳴上「それはいいけど、どうしてこんな場所に?」

    ラビリス「あのな、ウチ生徒会の手伝いしようと思ってん」

    鳴上「えっ!?」

    ラビリス「昨日の進路指導の時の話の流れでな、生徒会に人手が足りないから準役員を探しているって先生から聞いて」

    ラビリス「ウチ、それに立候補したんや!」

    鳴上「生徒会の準役員、か」


    >そんなものをやりたがるラビリスに驚いたが、彼女の表情は本気のようである。


    ラビリス「もう必要な書類に署名は書いたから、あとは挨拶しとけばいいって先生が」


    952 = 110 :

    ラビリス「だからウチ、ちょっと行ってくるわ」

    ラビリス「……あれ? 扉開かない?」

    鳴上「たぶん、活動は放課後なんじゃないのか?」

    ラビリス「あ、そっか! そういえばそんな事言っとったわ」

    ラビリス「アカンなあ。先走りすぎたわ」


    >ラビリスは恥ずかしそうに笑っている。


    鳴上「どうして準役員に立候補を?」

    ラビリス「うん。あのな……ウチ、テレビの中でみんなにひどい迷惑かけてもうたやろ?」

    ラビリス「悠たちはもちろん、八十稲羽の人にまで」


    953 = 110 :

    ラビリス「それから保護されて、今はこうして普通に生活さしてもらっとるけど……ウチ、誰かの力がないと結局なにもできてないんやなあって、そう感じたんや」

    ラビリス「だから、誰かの力になれるような、誰かの為になれるような事なにかできないかなってな」

    ラビリス「わからないことばっかやけど、ウチにもやれるかな……」

    鳴上「……ああ。ラビリスが真剣にそう思ってるなら、やれるさ」

    ラビリス「えへへ、そうだったらええなあ」

    ラビリス「……うん! 悠にそう言ってもらえたら、さらにやる気出てきたわ!」

    ラビリス「ありがとな、悠!」


    >ラビリスから感謝されている。

    >少し仲が良くなれたようだ。



    『ⅩⅥ 塔 ラビリス』のコミュを入手しました

    『ⅩⅥ 塔 ラビリス』のランクが1になった


    鳴上「放課後はひとりで大丈夫か?」

    ラビリス「うん。帰り道ももう覚えたし、ひとりで残っても平気や」

    ラビリス「教室戻ろ!」


    >……


    954 = 110 :

    【放課後】


    >今日の授業が全て終了した。

    >ラビリスはすぐに生徒会室へと向かっていったようだ。


    メティス「あの、鳴上さん。帰り、ご一緒してもいいですか? ラビリス姉さんは用事があるようですし……」

    鳴上「ん、ああ」


    >メティスと下校する事にした。

    >……


    メティス「例の事件、また死亡者が出ましたね」

    鳴上「ニュースでやってたな」

    メティス「鳴上さんはこの件、どう思いますか?」

    鳴上「……」

    鳴上「ただの事故だとは思えないな」

    鳴上「自然死には到底見えないし、誰かの犯行なんだとしても人間の力で出来るような事でもないと思う」

    鳴上「でも……」


    955 = 110 :

    メティス「でも?」

    鳴上「……いや、なんでもない」


    >シャドウの仕業であるとも思えないなどとは、今は口に出来ない……

    >そう感じる理由を、上手く説明出来ないからだ。


    鳴上「今、過去の似た事件で被害に遭いながらも生き延びたらしいって人を探してる」

    鳴上「その人に話が聞ければ、何か手がかりが掴めるかもしれないしな」

    鳴上「これもただの噂話だから、アテになるかはわからないけど……」

    鳴上「あ、でも、その人とは別にこの事件について詳しそうな人をひとり発見したから」

    鳴上「まずはそっちから聞き込みだな」


    956 = 110 :

    メティス「もしかして、最近夜に出かけられているのは、それが理由ですか?」

    鳴上「ん……まあ、そうだな」

    メティス「言ってくれれば、私もご一緒したのに」

    鳴上「いや、そこまで大げさな事じゃないっていうか、ひとりでも平気だから」

    メティス「……そう、ですか」

    メティス「……」

    鳴上「メティス?」

    メティス「……鳴上さん。私って」

    メティス「私ってみなさんの……鳴上さんの役に立っているんですか?」

    鳴上「え? どうしたんだよ、いきなり」

    メティス「私……」


    >メティスは思い詰めたような表情をしている。


    957 = 110 :

    メティス「……最初の映画館の事件のときからそうです」

    メティス「シャドウを倒そうと必死になっていました。なっていた、つもりなんです……」

    メティス「でも、私結局何もしていないんです」

    メティス「できていないんです。あの時、自分がやっていた事を聞かれたら、何も答えられません。鳴上さんたちにくっついていただけだから……」

    メティス「ラビリス姉さんの件だって」

    メティス「私もあの時、ラビリス姉さんの捜索にあたっていたんです」

    メティス「でも、まったく見当違いなところを探していて、そうしている間に遊びに行ってた筈の鳴上さんが解決してしまって……」

    メティス「それなのに、ふてくされるような真似をして。ラビリス姉さんにも変な態度とっちゃうし」

    メティス「……自分が恥ずかしいです」

    メティス「私、ここにいる意味あるんでしょうか」

    メティス「私、ここにいてもいいんですか?」

    メティス「シャドウとまともに戦う事も出来ない対シャドウ兵器なんて……」


    958 = 110 :

    鳴上(そっか、連休の終わりから様子が変だった理由って、この事もあるのか……)


    >メティスは黙ってしまった。


    鳴上「俺はメティスが役立たずだなんて思った事はないよ」

    鳴上「他のみんなもだけど……ただ、傍にいてくれるだけでもじゅうぶん勇気をもらってるし」

    鳴上「俺は、ひとりきりじゃないんだってな」

    鳴上「だから今回の件も、メティスの力が必要になればすぐに言うから」

    鳴上「今はまだひとりでも大丈夫だってだけの話だよ、さっきのは」

    メティス「鳴上さん……」

    メティス「……」

    メティス「私、これからもっと頑張ります」

    メティス「特別課外活動部の一員として恥じないように」

    メティス「この街の平和の為にも」


    >メティスは固い決意を見せている。

    >メティスの気持ちを知る事が出来たような気がする。



    『Ⅴ 法王 メティス』のランクが2になった


    959 = 110 :

    鳴上「……やっぱり姉妹なんだな。言ってる事が似てる」

    メティス「え?」

    鳴上「いや、なんでもない」

    鳴上「そういや、今度の休みは結局……」

    鳴上「……!」


    >姉妹で遊ぶという話はどうなったのかと聞こうとした時、目立つ姿が視界に飛び込んできた事で言葉が途切れてしまった。


    メティス「鳴上さん?」

    鳴上「あそこにいるの……」

    鳴上「チドリ!」

    チドリ「!」


    >自分の声で振り返った人物は、やはりチドリだった。


    鳴上「心配してたんだぞ、急にどうしたのかって」

    チドリ「……」


    960 = 110 :

    鳴上「何か悩みがあるなら聞くぞ? そういう約束してるし。……順平さんの代わりにはならないと思うけど」

    チドリ「……そうよ」

    鳴上「え?」

    チドリ「悠が順平の代わりなんて、する必要がない」

    チドリ「私はただ……」


    >チドリはそれ以上の言葉を続けなかった。

    >かわりに聞こえてきたのは、街頭にある巨大モニターからのニュースの声だった。


    『――連続衰弱死事件の速報です』

    『さきほど、新たな死亡者の名前が発表されました』


    >キャスターは、死亡者の名前を読み上げていっている。

    >そこで最後に聞こえてきた名前は、この場を凍らせるのに十分な力を持っていた……


    961 = 110 :

    『――伊織順平さん 19歳。以上です』


    鳴上・チドリ「ッ――!」

    メティス「鳴上さん……今の名前って」

    鳴上「そんな、まさか……」

    チドリ「嘘、でしょ?」

    チドリ「私が昨日、あんな事言ったから……?」

    チドリ「順平っ……」


    962 = 110 :

    順平「よーっす! 皆さんお揃いでどしたの?」



    メティス「……」

    鳴上「……で」

    鳴上「出たっ!?」

    順平「ちょっ、なにその幽霊でも見たような反応は!?」

    鳴上「順平さん……ですよね?」

    順平「他に誰がいるっつーんだよ」


    >確かに、生きた順平がそこにいる……

    >さっき聞こえてきた名前は同姓同名の別人だったようだ。


    順平「チードリ! よっす、おひさ!」

    順平「ごめんな。来るの遅くなっ……」

    順平「……チドリ?」

    チドリ「っ……」


    >チドリは俯いて小さく震えていた。

    >そして上げた顔にある瞳には涙が溜まっていた……


    963 = 110 :

    順平「な……」

    順平「なんだよ、チドリー。俺っちに会えて泣くほど嬉しい訳? いやあ、照れるなー」

    順平「でもさ、ほら! 今は人前だし、な?」

    チドリ「……っの」

    チドリ「バカ! バカ順平!」

    順平「うわっぷ!?」


    >チドリはスケッチブックを順平の顔面に投げつけて走り去っていってしまった……


    順平「いてて……」

    鳴上「順平さん、今のはちょっと……」

    メティス「これが、いわゆる『男子サイテー』というやつですか?」

    メティス「モットモヒクイ」

    順平「妹ちゃんの知識源はどこなんだよ……」


    964 = 110 :

    順平「まあ、チドリが怒ってる事に心当たりはあるから何も言えないけど……突然ガチギレされるとは思わなかったなあ」

    鳴上「それなんですけど」


    >順平に昨日の事とさっきあった事を話した。


    順平「それは……マズった」

    順平「タイミング最悪だったんだな、俺……」

    鳴上「追いかけなくていいんですか?」

    順平「ああ、もう行くって。チドリが何処に行ったかは大体見当ついてるし」


    >順平はスケッチブックを拾い上げた。


    順平「……お前、詳しい事情とか聞かないのな」

    鳴上「今はそんな事話してる時じゃないと思うし」

    鳴上「……また機会があって、順平さんが話してもいいと思ったら、聞かせてください」


    965 = 110 :

    順平「ん。この間から、なんか悪いな」

    順平「サンキュ」


    >順平は帽子をかぶり直し、苦笑している。

    >二人の事は気になるが……今はそっとしておくしかないのだろう。



    『Ⅰ 魔術師 伊織順平』のランクが2になった。



    順平「そういえば、鳴上よぉ」

    順平「俺たち、最近どっかで会ったっけ?」

    鳴上「え?」

    順平「あ、いや、お前だけなんか久しぶりって感じがしなくてさ」

    順平「ワリ、変な事言って。もう行くわ」


    >順平は誤魔化して走っていってしまった。

    鳴上(言われてみれば俺もそんな気がするけど……でも、そんな事ないよな?)

    メティス「……私たちも行きましょうか」

    鳴上「ん、ああ……」


    >二人で学生寮に戻った。

    >……


    966 = 110 :

    【夜】


    >アイギスに聞いたところ、美鶴はずっと衰弱死事件の事について調べているようだった。

    >もう数日は時間がかかるかもしれないらしく、寮の方にも来れそうにないのだという。

    >ならば、こちらもこちらで出来る限りの事をするしかない。

    >今夜もあの男、ヴィンセントがあの場所にいる事を祈ろう。

    >……



    クラブ エスカペイド


    >若者から少々浮く形で、カウンターの指定席に座るヴィンセントの姿を発見した。


    鳴上「こんばんは」

    ヴィンセント「……」

    ヴィンセント「……ああ。お前か」

    鳴上「隣、良いですか?」

    ヴィンセント「ああ」


    >ヴィンセントは何処となく元気が無いように見える。


    967 = 110 :

    ヴィンセント「……だいぶ偉い事になっているな」

    ヴィンセント「落ちる夢が原因だって囁かれてる、例の謎の衰弱死事件」

    鳴上「ここ三日くらいで、もう十人以上の死亡者が出ているみたいですね」

    鳴上「さっきここに来る前に見たニュースで、また新しい犠牲者の名前があがっていました」

    ヴィンセント「犠牲者、……か」

    ヴィンセント「あの衰弱死をした人間の口からは、蟻が出てくるんだとな」

    ヴィンセント「その蟻は魔女の使い魔だって言われているようだ」

    ヴィンセント「想像しただけで気持ち悪いな」


    968 = 110 :

    鳴上「あの……ヴィンセントさんはどうしてそんなにあの噂の事とか詳しいんですか?」

    ヴィンセント「……」

    ヴィンセント「三年前にあった似たような事件の時にな、あの死に方をした知り合いが何人かいたんだ」

    ヴィンセント「周りも当然あの話題ばっかで、自然と色々な話が耳に入ってきたってだけだよ」

    ヴィンセント「だから、この話題を聞くとどうしてもあのときの事を思い出しちまう」

    ヴィンセント「……色々と、な」

    鳴上「……」

    鳴上「……すみませんでした。変な事聞いて」

    ヴィンセント「いいよ、別に」


    969 = 110 :

    ヴィンセント「お前と初めて会った時から、既に色々と思い出しちまってたからな」

    鳴上「え?」

    ヴィンセント「その三年前にもな、ここで月光館の生徒とその話をしてた事があるんだよ」

    ヴィンセント「あの時話をしたのは女の子だったけどな」

    鳴上「……あ」

    鳴上「もしかして、昨日話してた浮気相手っていうのは」

    ヴィンセント「バカちげーよ!」

    ヴィンセント「……あー、でもそうだな。雰囲気はなんか似てたかも、な」

    ヴィンセント「小悪魔的っつーの? タイプは違ってたけどさ……。こう言ったらあれだけど、あの子は真面目で可憐で純情そうに見えて、でも影で男心を弄んでそうな風だった」


    970 = 110 :

    ヴィンセント「しかも無自覚っぽいときたもんだからなあ、余計タチが悪い……」

    ヴィンセント「実際、あの時ここに来てた客であの子に入れ込んでるっぽいヤツいたからな」

    鳴上「へ、へえ……」

    ヴィンセント「あの子に、今度会う事があったらこの話の続きを聞かせてやるなんて言った事もあるけど……元気にしてっかな」

    ヴィンセント「流石に卒業してるだろうしな。この街にはもういないかもな」

    鳴上「あの、もし良かったら、俺がその話の続きを聞いてもいいですか?」

    ヴィンセント「ん? んー……」

    ヴィンセント「まあ、それもいいかもな」

    ヴィンセント「でも、別に面白い話って訳じゃないから、そこんとこは期待すんなよ」


    >ヴィンセントは曖昧な笑みを浮かべている。


    971 = 110 :

    ヴィンセント「じゃ、今日はもう帰るわ」

    ヴィンセント「またな」

    鳴上「おやすみなさい」


    >ヴィンセントと別れた。



    『ⅩⅤ 悪魔 ヴィンセント』のランクが3になった



    鳴上「俺も今日はもう帰ろうかな」

    鳴上「……」



    【深夜】


    >最近、あまり眠れていないような気がするので早めにベッドに潜ってみたつもりだったが寝付けない……

    >もしかしたら……眠りたいのに眠りたくないのかもしれない。


    鳴上(眠ったらまた思い出せない嫌な夢を見るのかって思うと……)


    >深いため息が出た。


    972 = 110 :

    >閉じていた目をゆっくりと開いてみる。

    >すると、すぐ近くで人の顔がこちらを覗き込んでいるのが目に入ってしまった。


    鳴上「!?」

    イヤホンの少年「……や」


    >……この部屋のもうひとりの主だった。


    鳴上(びっ、びっくりした……!)

    鳴上「おどかさないでくれ……」

    イヤホンの少年「? ごめん」

    鳴上(この顔は絶対にわかってないだろ……)

    鳴上「今夜はどうしたんだ? またお使いか?」

    イヤホンの少年「いや」

    イヤホンの少年「……」

    イヤホンの少年「最近……夜、うなされてるみたいだから気になって」

    鳴上「!」


    973 = 110 :

    鳴上「……そんな風に、見えるのか?」


    >イヤホンの少年は、こくりと頷いた。


    イヤホンの少年「もしかして、変な夢……見てる?」

    鳴上「……と、思う」

    イヤホンの少年「はっきりしないんだ」

    イヤホンの少年「……なるほどね」


    >イヤホンの少年はその静かな口を一層噤んで何かを考えている。


    イヤホンの少年「たぶん、見たことある……その夢」

    イヤホンの少年「三年前くらいに、ね」

    イヤホンの少年「……あまり、思い出したくはないけど」

    鳴上「!?」


    >イヤホンの少年の顔が若干青ざめているような気がする……


    974 = 110 :

    鳴上(まさか、こいつ……)

    鳴上「なあ、もしかして」

    鳴上「お前がそんな風なのって、その夢が原因……とか?」

    イヤホンの少年「それは違う」

    イヤホンの少年「むしろ、あれを見ていた中で……奇跡的に生き残っていた側の方だと思う」

    鳴上「じゃ、じゃあ!」

    鳴上「お前が『伝説の男』!?」

    イヤホンの少年「それも……違う」

    イヤホンの少年「俺は、あれを登りきる前に、あの夢を見なくなった」

    イヤホンの少年「俺が辿り着く前に、一番上まで登りきった奴がいたんだろうな。きっとその影響で……」

    鳴上「……」


    975 = 110 :

    イヤホンの少年「……」

    イヤホンの少年「よし、わかった」

    鳴上「……何が?」

    イヤホンの少年「任せろ」

    鳴上「だから、何がだ……」


    >イヤホンの少年はグッと拳を握っている。

    >どうでもいいなどと言ったりする彼にしては、珍しく何かやる気を見せているようだ。


    イヤホンの少年「この間のお礼をきちんとしようと思って」

    イヤホンの少年「……また後で会おう」


    >イヤホンの少年の姿が、徐々に希薄になっていった……



    『ⅩⅢ 死神 謎のイヤホンの少年』のランクが5になった



    >…
    >……
    >………


    976 = 110 :




    囚われた羊たちは、裁きの時を待つしかない

    たとえ、有罪である事から逃れられないとわかってはいても――


    Next→

    ――stage 4 Inquisition


    審問法廷――



    977 = 110 :

    終わりです。

    また次回。

    もしかして次スレ立てた方が良いかね。

    978 = 933 :

    キタローとハム子の事がうっすらとだが垣間見えて来たな。
    って言うかレス数がヤバくなって来たので、うかつにコメント出来ないね
    と言う訳で今回も乙でした

    979 :

    乙!


    もう次スレの季節か!

    980 :

    いいねいいね
    いつも楽しみにしてる
    ハム子が出てきて3本編はどうなっていたのか気になるな

    981 = 110 :

    とりあえず立ててきました

    次スレ

    http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1335610871/


    いつも読んでくれてるみなさんありがとう。
    まだまだ続きます。

    今後ともよろしく!

    982 :

    おもしろかった乙

    983 :

    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1335610871/l50

    984 = 983 :

    >>981で行ったら、変になった人はこっち

    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1335610871/l50

    でやってみてくれ。

    ブラウザはfire foxだったんだが、>>981だとダメだったんだ

    985 = 933 :

    誘導乙。なんで携帯版になるんだろうね

    987 :


    アトラス作品だけじゃなくP3Pもクロスしてるのか?ハム子だとするとどんな位置にいたんだろうか

    988 :


    まさかのP3Pとのクロスとは意外な驚きだ
    キタローもすでにいるしこの場合どうなるんだろう?楽しみ

    989 :

    本命 ハム子によく似た別人の話
    対抗 特別課外活動部は関係のないところでハム子がいた
    大穴 キタハムは双子、二人で一人のリーダー、ワイルド、ニュクス封印者

    990 :

    P3Pやってないからわからんなぁ…

    991 :

    菜々子の勘


    まさに第七感だね
    な?んてね(笑)

    992 :

    PSストアで1500円だった

    結構安くなってんだね

    994 :

    ゲームとしてみればミックスレイドや武器合体、コミュ、全書の廃止で、
    高難易度でプレイしやすかったと思えるアイギス編

    995 :

    >>984
    誘導ありがとうです。
    飛べなかったのは>>1が携帯からスレ立てしてそのままそのURL貼ったせいかな?

    以後気をつけます。

    まだレスが残ってるので小ネタいっこ投下してこのスレ埋めたいと思います。

    では。

    996 = 110 :

    学生寮 四階 作戦室


    アイギス「……それでは、お願いします。自分でやろうとも思ったのですが、余計壊してしまいそうなので」

    鳴上「わかりました」


    >アイギスは作戦室から出ていった。


    鳴上「とは言っても、俺にも出来るかどうかちょっと……な」

    鳴上「ま、見みるだけ見てみよう」


    >とりあえず、作戦室の機材に触ってみる事にした。



    >今、鳴上が普段アイギスが生活の場に使用しているこの場所にいるのはこれが理由だ。

    >最近、ここにある機材の調子があまりよくないとの事らしい。

    >それを自分にどうにかして欲しい、という話なのだが……


    鳴上「俺だって機械にそこまで詳しいって訳じゃないんだよな……」

    鳴上「右斜め45度から叩いたら、案外すぐ直ったりして」

    鳴上「なんてな。……あ!」


    >予期せず、何だかわからないボタンを押してしまった。

    >すると、急に機械が動きだしてしまったようだ。

    >モニターに、映像が映り始める。

    >右下には、『2012/05/07』と表示されている。

    >映っている場所は見た事のない部屋だったが、雰囲気からなんとなく何処なのかは察しがついた。


    鳴上「これ、寮の中か?」


    鳴上「! 誰か出てきた! これは……」


    鳴上「ラビリスとアイギスさん、それにメティスか?」


    >しばらく眺めてみる事にした。

    >……


    997 = 110 :

    アイギス『着心地の方はどうですか?』

    ラビリス『うんうん、ピッタリや! これが月光館の学園用迷彩……もとい、制服なんやね』

    ラビリス『妹とおんなじ服着ておんなじトコ通えるなんて夢みたいやわぁ』

    アイギス『ふふ、気に入ったみたいで何よりです』

    ラビリス『アイギスは行く支度せんの?』

    アイギス『え?』

    ラビリス『や、だから学校に』

    アイギス『いえ。私は、あの学校の生徒ではありませんから……』

    ラビリス『えっ、そうなん!? ウチ、アイギスとも一緒に学校行けると思ってたのに……』

    メティス『そう言われてみれば、私たちが通うのに姉さんが行かないのはおかしい気もしてきますね』

    ラビリス『せや! 今からでもええ、アイギスも一緒に学校行こ!』

    アイギス『それは、ちょっと無理が……』

    美鶴『諸君、おはよう。ラビリスは学校に行く支度はできて……どうかしたか?』

    ラビリス『おはよう、美鶴さん。なあなあ、アイギス用の制服ってあらへんの?』

    美鶴『アイギスの制服? 月光館学園のか? もちろん、あるけれども』

    アイギス『も、もちろん!? あるんですか!?』

    美鶴『ああ。いつまた君が学校に行きたいと言い出してもいいように、な』

    ラビリス『よっしゃ! ならアイギスも着替えよ』

    アイギス『えっ、ちょ……』

    美鶴『これだ』

    ラビリス『よーし。メティスはアイギスを確保!』

    メティス『……仕方ないですね。了解です』

    アイギス『美鶴さん! メティスまで……!』

    アイギス『きゃっ! あ、あの、そこは触らないでくだっ……』


    >……


    998 = 110 :

    ラビリス『というわけで、お着替え終了や!』

    メティス『制服も似合ってますね、姉さん』

    アイギス『……。本当に久しぶりですね、これを着るのは』

    美鶴『ふっ……そのまま本当に学校へ行ってしまってもいいんだぞ?』

    アイギス『いえ、それは……』

    アイギス『……』

    アイギス『不公平です』

    美鶴『え?』

    アイギス『私だけでは、不公平であります』
    美鶴『何がだ?』

    アイギス『美鶴さんの制服姿も見たいであります』

    美鶴『は!? 突然何を言ってるんだ!?』

    美鶴『私の制服姿なんて、君は見た事あるだろうが!』

    アイギス『しかし、姉さんとメティスは美鶴さんの制服姿を見た事がありません。それに……』

    アイギス『美鶴さんが「規定の」制服を着ているところは、私も見た事がありません」

    美鶴『なん……だと……?』

    アイギス『美鶴さんが月光館学園の高等科に通っていた時、美鶴さんはいつも指定のブラウス以外のものを着用していました』

    アイギス『それに、夏はともかく冬もブレザーを着込んでいるところを見た覚えがないのですが……』

    アイギス『生徒会長が先立って校則違反をしていたけどいいのか! という声が聞こえてくるような気がするであります』

    美鶴『どこからだ!?』

    アイギス『という訳で』

    美鶴『どういう訳だ! 話を……』

    ラビリス『美鶴さんもお着替えタイム?』

    アイギス『ぴんぽんぴんぽーん』

    メティス『予備の制服はまだここにありますしね』

    美鶴『や、やめろ! それ以上近付くな!』

    アイギス『大丈夫。痛くなんかしませんから、私たちに身を委ねてください……』

    美鶴『ばっ、ばか! 脱がそうとするな! 手を! 手を入れるなぁ!』

    >……


    999 = 110 :

    アイギス『任務完了です』

    美鶴『……。これはきつい、色々な意味で……』

    アイギス『? ……あ、そういえば美鶴さん、少し体型に変化がありませんか?』

    美鶴『え!? いや、これは……胸が! そう! 胸がきついんだ!』

    アイギス『確かに、過去のデータに比べて胸囲に2cmほど差異があるようですが、それにあわせてウエストも、』

    美鶴『言うな! それ以上言うな!』

    メティス『……で、姉さん。その手に持っているものは?』

    アイギス『カメラよ。せっかくだから、記念にメティスと姉さんの並んだ制服姿を撮ろうかと思って』

    ラビリス『だったらもういっその事、みんなで写ればええんやないの?』

    アイギス『タイマー付きですから、やろうと思えば可能ですが……』

    ラビリス『決まりや!』

    美鶴『……それには私も含まれているのか?』

    アイギス『じゃあ、みなさんここに一列に』
    アイギス『……いいですね? いきます』

    アイギス『いちたすいちはー?』

    アイギス『にー』

    メティス『……に?』

    ラビリス『にー!』

    美鶴『に、にー……』


    カシャッ


    アイギス『はい。お疲れ様でし……』




    鳴上『うわあああああああああああああ!!』

    ドターン!


    アイギス・メティス・ラビリス・美鶴『!?』


    1000 = 110 :

    ラビリス『え? なに今の? すごい音やったけど……』

    メティス『それに、鳴上さんの悲鳴が……!』

    アイギス『わ、私、様子を見てきます!』

    美鶴『アイギス!? ……行ってしまった』

    美鶴『あの格好のままで……』

    美鶴『……』

    美鶴『……私は誰かに見られる前に着替えてしまおう』

    ラビリス『えー、もう? そんなん、つまんなーい!』

    美鶴『これ以上バカな事を言ってないで支度をしろ! 転入初日から遅刻するぞ!』


    >……

    >映像はここで終わっている……

    >……


    鳴上「……」

    ……カチ

    カチカチカチカチカチカチカチカチカチッ

    鳴上「巻き戻し! 巻き戻しボタンはどれだ!?」

    鳴上「あと、ダビングはどうやったら……!」

    鳴上「くそっ、あの時部屋の扉を開けていれば、制服姿のアイギスさんをこの目で見れていたって事なのか!」

    鳴上「せめて、あの写真を一枚俺にも……」

    鳴上「……」

    鳴上「なにやってるんだろう、俺……」

    鳴上「アイギスさんには、よくわかりませんでしたって言っとくか……」


    おわり


    あらためて、次回から2スレ目もよろしくお願いします!


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