元スレ刹那「別世界のガンダムだと…?」
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451 = 447 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ティファ『ガロード、私たちは、負けない。だから逃げて!』
ティファ『私たちも戦う…ジェネレーション・システムの言いなりにならない!』
ガロード『…わかったよ…ティファ…!』
ウッソ『シャクティ、待ってて!絶対助けに戻る!』
シャクティ『ウッソ…無事でいて!』
452 = 447 :
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G・S「逃亡の要はハルファスガンダム…アプロディア」
G・S「捕える、もしくは破壊してしまえば私の勝ちだ」
G・S「だがまずは君たちだ――ウッソ・エヴィン」
フェニックスは、V2に狙いを定め、攻撃する。
G・S「数機逃げられたところで、その世界にMS部隊を送り込み倒せばいい」
G・S「ここは一機ずつ、私に仇なす者を倒してやる」
ウッソ『ぐっ…!』
V2は、フェニックスからの攻撃を避けきれず、ビーム・シールドで防御する。
G・S「耐ビームコーティングアーマー、ヴェスバー、ビームライフル、ビーム・シールド」
G・S「機体は無事でも君自身は戦いで相当消耗しているだろう」
453 = 447 :
刹那『ウッソ!』
ウッソ『声――刹那さん!』
00Rはフェニックスに向かっていく。
G・S「刹那・F・セイエイ、君にはしてやられたよ」
刹那『お前を倒せば終わりだ!』
ガロード『刹那、赤くなっていても、一人で倒せる相手じゃない!』
刹那『たとえ無理でも、足止めはしてみせる!ガロードたちはハルファスの援護を!』
454 = 447 :
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シン『アムロ!』
アムロ『シンさん!』
アプロディア『ガンダムの次元転移を行います』
アムロ『光が――』
ハルファスガンダムが全身から青白い光を放ったと同時に、ガンダムは青白い光に包まれ、消えた。
ジュドー『成功したのか』
カミーユ『次はキラ、君だ!』
ドモン『シン、アプロディア!そっちにターンXのパーツが行ったぞ!』
シン『腕と脚が無いから、バランスは悪いけれど!』
ターンXの左肩が、ハルファスを襲う。
シン『やってやる…俺がやられたら、負けなんだ!』
種が割れる。それと同時に、ハルファスはターンXの左肩からの攻撃に上手く立ち回った。
455 = 447 :
G・S「トランザムバーストで出来た空間の中にいると、人間の会話や思いが筒抜けになるのだったか」
フェニックスは大量のフェザーファンネルを、自身を囲うように配置する。
G・S「頭の中に色んな人間の言葉が響く状態、私も体験したいものだ」
G・S「私はマシンだから無理だがね」
フェニックスを囲うフェザーファンネルは周囲を回りながら、全方位にビームを放った。
G・S「フェザーファンネルの放つ大量のビームを食らえ」
フェニックスは全方位にビームを放ちながら、V2、GXディバイダー、00Rを襲う。
ウッソ『こっちに注意を引き付けられるのはいいけど!』
ガロード『ハルファスが俺たちを転移させるまで、この攻撃から逃げ切れるか?』
456 = 447 :
刹那『クッ…ビームが邪魔で、反撃することも!ガロードたちを逃がすことだって出来なかった!』
ウッソ『一人で相手にするなんて無茶だったんですよ!』
ガロード『クソッ、この攻撃…隙はないのか!』
刹那『!――フェニックスの周囲を囲うモノたちの隙間…通り抜けられる道』
刹那『そこを抜けて、接近戦を仕掛ければ!』
00Rに、フェザーファンネルから放たれたビームが迫る。
刹那『!』
00Rはその場から消え、ビームはそのまま通り過ぎた。
G・S「機体を量子化させたか」
457 = 447 :
G・S「射撃でダメならば接近戦だと君は考える」
G・S「だから君は、私が空けたフェザーファンネル同士の空間を通り」
G・S「私に近づいてくるはずだ」
G・S「たとえ量子化しようと、攻撃は実体化しなければ出来ない」
G・S「ならば実体化出来る状況をワザと作り出し、そこに君を炙り出せばいい」
ティファ『!――ダメ!』
刹那『何!?』
00Rが実体化した先で、フェニックスはビームライフルを構えていた。
G・S「狙い通りだ」
フェニックスはビームを放った。
00Rは咄嗟に回避運動をとったが、避けきれず左肩に直撃した。
刹那『うああああ!!』
G・S「君がその能力を完全にはコントロール出来ていないのも仇となったな」
G・S「フフフ…楽しいぞ」
フェザーファンネルは、体勢を崩した00Rを追撃する。
00Rはトランザムが解除され、機体の赤色の発光が止まった。
458 = 447 :
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ブレイヴのトランザムは時間切れとなり、赤色の発光が消える。
ロラン「声が、消えた…七色の光も」
ヒイロ「もらったぞ!」
W0のバスターライフルから放ったビームは、ブレイヴ一機を消し飛ばした。
459 = 447 :
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アプロディア『キラ・ヤマト、次はあなたの番です』
キラ「通信が!」
アプロディア『ミノフスキー粒子の濃度が下がったのでしょう』
シン「キラ、直ぐにそっちへ行くから!」
460 = 447 :
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ガロード「刹那、しっかりしろ!」
V2とGXディバイダーは00Rを援護した。
V2がビーム・シールドでフェニックスの攻撃を防ぎつつ、GXディバイダーは00Rを助けながらフェニックスの攻撃から逃げる。
00Rの機体は酷く傷ついていた。
刹那「大丈夫だ…!」
G・S「逃がさない――!」
フェニックスは、自身の背後に向かって放たれた巨大なビームを避ける。
ヒイロ「外したか!」
ウッソ「ロランさん!ヒイロさん!」
W0と∀はフェニックスを攻撃し、00Rたち三機から引き離す。
G・S「ブレイヴを全て撃墜したか」
フェニックスはW0、∀と攻撃に転じたV2の三機に対抗する。
461 = 447 :
アプロディア『刹那・F・セイエイ』
刹那「――通信!?」
アプロディア『次はあなたを送ります…行き先はガンダム00の世界』
刹那「何故俺を…俺はまだやれる!」
アプロディア『あなたはジェネレーション・システム攻略の要です』
アプロディア『あなたを失うわけにはいきません』
刹那「くっ…!」
ロラン「行って下さい!」
刹那「ロラン!」
ガロード「そうだ!ジェネレーション・システム攻略の要ってことは」
ガロード「ティファたちを取り返すのにも必要ってことだ!」
刹那「ダメだ、ティファにお前を任されている!」
ヒイロ「アイツのお守りは任せろ…行け!」
刹那「ッ…!」
462 = 447 :
シン「刹那、すぐそっちへ向かう!」
刹那「…アプロディア、俺が転移した先で戦闘は行われているのか?」
アプロディア『おそらく、大丈夫なはずです』
アプロディア『無事、あなたの仲間の下に辿り着けるでしょう』
刹那「…ガロード、GNソードを使え」
00RはGNソードⅢを手放す。
刹那「幾らかGN粒子が蓄積されている。ライフルも何発かは撃てるはずだ」
ガロード「…わかった、使わせてもらうよ」
GXディバイダーは右手にGNソードⅢを装備した。
ハルファスは00RとGXディバイダーの所へ向かう。そのハルファスを、各部を合体したターンXが追う。
463 = 447 :
シン「クソッ、振り切れない!」
ガロード「シン、避けろ!」
GXディバイダーはハモニカ砲を、00RはオーライザーのGNビームマシンガンとGNマイクロミサイルでターンXを攻撃する。
ターンXは自身に向かってくる攻撃をIフィールドで防御しながら強引に突き進む。
その行動により、ターンXの機体には幾つか傷が付いた。
ガロード「なんとか食い止める!」
GXディバイダーは、ディバイダーを構えターンXに立ち向かう。
シン「刹那!」
アプロディア『ダブルオーライザーの転移を開始します』
刹那「みんな…すまない!」
464 = 447 :
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ウッソ「刹那さん、行ったの?」
ロラン「次はウッソ、君だ!」
ロラン「ヒイロと僕でジェネレーション・システムを抑える!」
ウッソ「僕はまだ戦えます!」
G・S「逃がすものか」
フェニックスは自身の周囲に大量のフェザーファンネルを配置しようとする。
W0はそこへバスターライフルを撃ち、フェニックスの行動を邪魔する。
ヒイロ「ジェネレーション・システムはニュータイプを欲している」
ヒイロ「万が一お前が捕まって、助ける人数が増えたら面倒だ」
ロラン「それに、一番年下の君をこれ以上後にさせるわけにはいかない」
ウッソ「こんなところで年齢を持ち出すなんて…」
ウッソ「…わかりました、死なないで下さいよ!」
ロラン(ジュドーたちが戦っている相手、ターンXなんだよな、しかも二機)
ロラン(…ターンエーの月光蝶、全員を逃がした後に使うか?)
ロラン(ダメだ、使い方も…コントロールだって出来るかわからないのに)
465 = 447 :
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ガロード「ハァ、ハァ…こいつ…!」
GXディバイダーは、ターンXの攻撃により、所々機体に傷を負っていた。
対して、ターンXはハモニカ砲による攻撃は避けていき、その他の攻撃はIフィールドで防いでいた。
ターンXは右腕の溶断破砕マニピュレーターからビームサーベルを発生させ、GXディバイダーに接近戦を仕掛ける。
ガロード「やれるか…!」
GXディバイダーの後方から放たれた四つのビームが、ターンXがGXディバイダーに接近するのを遮る。
シン「ガロード、大丈夫か!」
ハルファスがGXディバイダーに近づく。
ガロード「手足が無い状態で、戦えるのか?」
シン「少しずつだけど、機体が安定してきているんだ」
シン「ハルファスの自己修復機能のおかげらしい」
466 = 447 :
ターンXはハルファスとGXディバイダーに攻撃を仕掛ける。
そこへ、V2が駆け付ける。
ウッソ「アプロディア、次元転移の準備は!」
アプロディア『もうすぐ準備が出来ます』
ハルファスはクロス・ビームキャノンをターンXに放つ。
V2も、ヴェスバーとビームライフルでターンXを攻撃した。
ターンXは、二機からの攻撃を避ける。そこへGXディバイダーが突撃する。
ガロード「俺がこいつを引き付ける!」
ウッソ「お願いします!」
467 = 447 :
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ドモン「ようやく捉えたぞ!」
Gガンダムは飛び回るターンXの胸部に狙いを定め、ビームソードで切り裂こうとした。
そこへ、ターンXの右腕がGガンダムを貫こうと、溶断破砕マニピュレーターからビームサーベルを出して突撃する。
ジュドー「させるかよ!」
ZZはターンXの右腕を捉え、右手でGヒート・ホークを振り下ろす。
ターンXの右腕は、Gヒート・ホークによって叩き折られ、そこへZZはさらにダブルビームライフルで追い討ちをかけた。
ターンXの右腕は破壊された。
ジュドー「やった!」
ドモン「ぐああ…!」
GガンダムはターンXの腰部からの攻撃を右手に受け、ビームソードを右手から放した。
468 = 447 :
ターンXの胸部は逃げ、破壊された右腕以外の各部分がターンXの機体を組み上げる。
ジュドー「ドモン!」
ドモン「ぐ…大丈夫だ」
ターンXの腰部からの攻撃により、Gガンダムの右腕は酷く損傷していた。
ドモン(クソッ…、右腕が思うように動かない!)
ターンXは背部のキャラバスからバズーカを取り出し、ZZとGガンダムを攻撃する。
カミーユ「この!」
Zはクラウダのビームライフルでバズーカから放たれたロケット弾を破壊する。
ドモン「カミーユ!」
カミーユ「すいません、武器を拾っていました!」
ジュドー「!――ターンX、何をする気だ」
ターンXの胸部にあるX字の傷が光る。
そして、両目が光ると同時に、背部から緑色を主とした虹色の光を放出した。
その光は蝶の翅のような形となり、やがて周囲にその光を拡散させた。
カミーユ「何だ、この光…!?」
469 = 447 :
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ハルファス、V2、GXディバイダーと戦っているターンXも、同様の光を背部から放出した。
アプロディア『月光蝶…!』
シン「え…?」
アプロディア『ウッソ・エヴィン、次元転移を行います』
ウッソ「は、はい!」
アプロディア『月光蝶があなたたちに甚大な被害を与える前に、早くここから逃げるのです』
V2を青白い光が包む。
470 = 447 :
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G・S「ターンXの再現をするのは不可能だった」
G・S「だから月光蝶も本来の機能を発揮することは出来ない」
G・S「だが、君たちのガンダムのエネルギーを分解、吸収していくことは出来る」
G・S「この月光蝶の影響を受けないのは、フェニックスガンダム、ハルファスガンダムと」
ロラン「ターンエー…!」
ヒイロ「ロラン、コイツは任せろ」
ロラン「一人で大丈夫なの!?」
ヒイロ「やれる――行け!」
W0はフェニックスに向かっていく。
471 = 447 :
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ガロード「ハモニカ砲のビームを、吸収している…!?」
ターンXは月光蝶の光を前面に展開し、ハルファスのクロス・ビームキャノンとGXディバイダーのハモニカ砲からのビームを吸収しつつ、
GXディバイダーに接近していく。
アプロディア『月光蝶を纏ったターンXに触れられたら、機体のエネルギーを吸収されてしまいます』
シン「ガロード!」
ガロード「くっ…!」
ロラン「やめろぉぉぉぉぉ!!」
ハルファスやGXディバイダーを助けに来た∀は、GXディバイダーの前に出てターンXをビームライフルで攻撃する。
ターンXは∀の攻撃を月光蝶で吸収する。
ロラン「ならぁ!」
∀はビームライフルをしまい、ターンXを殴りつける。
472 = 447 :
シン「触れても大丈夫なのか!?」
アプロディア『ターンエーは月光蝶の影響を受けません』
ロラン「このターンXは僕に任せて、シンとガロードはジュドーたちの所へ!」
∀はターンXの溶断破砕マニピュレーターから発生させたビームサーベルでの攻撃を避け、反撃に頭部を殴り、腹部を蹴り飛ばした。
シン「わかった!」
G・S「させはしない」
MA形態のフェニックスがハルファスたちに接近する。
ロラン「!――ヒイロは!?」
ガロード「…俺がアイツの相手をする!シン、行け!」
アプロディア『シン・アスカ、行きましょう』
ハルファスはZ、ZZ、Gガンダムのいる方へ向かう。
∀はターンXを捉えてハルファスを追いかけるのを阻止し、GXディバイダーはフェニックスに戦いを挑む。
473 = 447 :
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ドモン「ぐっ…!」
カミーユ「ドモンさん!?」
ドモン「…大丈夫だ…!」
ジュドー「かなり消耗しているんだな、ゴッドガンダムの動きで分かる」
ジュドー「右手だってやられているし…」
カミーユ「ドモンさんは休んでいてください、ターンXは僕たちでやります!」
ZとZZはターンXにビームを撃つが、ターンXが前面に展開した月光蝶に全て吸収された。
カミーユ「接近戦なら!」
Zは空いた手でビームサーベルを持ち、ビームライフルで攻撃しつつ接近する。
アプロディア『いけない…!』
474 = 447 :
ターンXは機体を分離してZの攻撃を避け、Zの背後で機体を組み立てた。
カミーユ「しまった…うわっ!」
ZはすぐにターンXの方へ向くが、ターンXの左手で腹部を捕まえられた。
ターンXの右腕が、赤い光を伴って出現する。
カミーユ「何…!?」
ジュドー「カミーユ!」
ZZはターンXの背中をダブルビームライフルで攻撃するが、背部から放出された月光蝶に吸収される。
ターンXは溶断破砕マニピュレーターの掌から光を放ち、Zの頭部にその光り輝く掌――シャイニングフィンガーをぶつけた。
カミーユ「うわあああああああああああ!!」
ハルファスが接近する。
シン「カミーユ!!」
アプロディア『このままでは、Zガンダムが…』
475 = 447 :
ドモン「背中に攻撃をぶつけるぞ!」
ジュドー「ドモン!あんた、体力がもう!右手だって使えないじゃないか!」
ドモン「左手でやる!俺の一撃…吸収し切れるか!」
ジュドー「…カミーユを助けられるなら、やってやる!!」
Gガンダムは左手で爆熱ゴッド・フィンガーのエネルギー波を、ZZはハイメガ・キャノンをターンXの背後に放った。
ターンXは展開している月光蝶で攻撃を吸収する。
ドモン「おおおおおおおおおお!!」
Gガンダムの機体は金色に光り輝き、爆熱ゴッド・フィンガーはパワーを上げていく。
しかし、月光蝶はそれすらも飲み込む。
Zは頭部を破壊された後、ターンXに放り投げられた。
ハルファスはZをバーニアを利用して、機体で優しく受け止める。
シン「カミーユ、カミーユ!返事をしろ!」
カミーユ『…う、うぅ…』
アプロディア『Zガンダムの転移を行います』
476 = 447 :
ターンXは前面にも月光蝶を放出しつつ、正面をGガンダムとZZに向ける。
ドモン「…ぐぅッ…!」
ジュドー「ダメだ、吸収されていく」
G・S「たとえ精神から発した力であっても、エネルギー波はエネルギー波…月光蝶は吸収する」
G・S「これがターンタイプ、最高クラスのMSの力だ」
アプロディア『フェニックスガンダム…』
シン「まさか、ガロード…!?」
Zの転移を終えたハルファスを、フェニックスが襲う。
G・S「ハルファスガンダム、破壊するには惜しいが…」
ジュドー「やめろおおおおお!!」
ZZの機体から赤色のオーラを放ち、ハイメガ・キャノンの出力が上昇していく。
それと同時に、ハイメガ・キャノンの砲口とアンテナが熔けていった。
ZZとGガンダムの放つ二本の巨大なエネルギー波はターンXが前面に展開する月光蝶の光の壁を突き破り、ターンXの機体に直接浴びせられる。
477 = 447 :
G・S「何…!」
フェニックスの動きが止まり、ターンXが二本の巨大なエネルギー波の中に呑まれていくのを見ていた。
ターンXは二本の巨大なエネルギー波によって消し飛ばされた。
シン「やった!」
アプロディア『――!』
ハルファスへ向かってターンXが接近する。
シン「ロランが戦っていたヤツ…!」
ジュドー「ハァ…ハァ…シン…!アプロディア…!」
ターンXがハルファスに向かって溶断破砕マニピュレーターからビームを撃とうとしたとき、
閃光とともにシールドを失った∀がハルファスの前に出現し、ターンXを阻む。
478 = 447 :
アプロディア『瞬間移動…』
ロラン「下がれぇぇぇぇぇぇぇ!!」
∀の両目が赤く光り、背部から青色を主とした虹色の光を放出する。
放出される光は、蝶の翅のように見える。
∀はその光を前面に向け、ターンXの放ったビームをその光で吸収した。
ジュドー「ターンエーが…!」
アプロディア『月光蝶…』
G・S「フフフ…ハハハ…楽しいぞ…」
フェニックスは∀に攻撃を仕掛ける。
∀は月光蝶を放出しつつ、フェニックスと戦う。
479 = 447 :
ロラン「バリアーを出したつもりだったのに!――止まれ、月光蝶!」
アプロディア『いけません…次は、ジュドー・アーシタを』
シン「――ターンX!」
月光蝶を放出し、ハルファスを襲うターンXを、ターンXを狙ったビームが阻む。
アプロディア『ウイングゼロ、ガンダムXディバイダー…』
ハルファスを助けに来たW0はシールドを失くし、機体が所々酷く傷ついている。
GXディバイダーもW0と同様で、加えて左足が破壊されていた。
GXディバイダーはディバイダーを背中に装着し、高機動モードとなっている。
ヒイロ「シン、ターンXは任せろ」
ガロード「早くドモンたちを転移させるんだ!」
ヒイロ「ガロード、コイツは俺一人で相手をする」
480 = 447 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
G・S「オリジナルの月光蝶が散布したナノマシンは」
G・S「ハルファスガンダム以外の仲間たちを蝕んでいくだろう」
ロラン「止まるんだ…止まれぇぇぇ!!」
∀の月光蝶の放出が止まり、∀の両目の色は戻る。
G・S「その力、君のいる世界で有効に使えば、戦いでもっと優位に立てたものを」
ロラン「お前は…ギム・ギンガナムと同じだ!」
G・S「そうだな…私も彼の思想に賛成だ」
G・S「∀ガンダムの世界に行くときは、彼に誘いをかけてみようと考えている」
G・S「きっと、ラウ・ル・クルーゼのように快く賛同してくれるだろう」
ロラン「そんなことはさせない!」
G・S「全ての力を解放したターンエーガンダムならともかく、君では私に勝てない」
G・S「力を解放してくれれば、戦いがいがあって嬉しい…解放するんだ」
481 = 447 :
フェニックスはビームサーベルを∀に投げつけた。
ロラン「何!?」
∀は回転しながら襲い来るビームサーベルを避け、フェニックスに接近する。
フェニックスはビームサーベルを取り出す。
∀が避けた回転するビームサーベルは、∀を背後から切り刻もうと再び襲い掛かる。
ガロード「ロラン!」
GXディバイダーはGNソードⅢのライフルモードで∀を襲うビームサーベルを撃ち抜き、破壊した。
G・S「ガロード・ラン…何度も何度も」
フェニックスは∀の攻撃を避け、フェザーファンネルを射出し、∀を足止めする。
そして、GXディバイダーにビームサーベルで斬りかかった。
G・S「これで終わりにしてやる」
482 = 447 :
ガロード「GNソードのビームサーベル、最大出力で…!」
GXディバイダーはGNソードⅢをソードモードに切り替え、フェニックスに突撃する。
ガロード「いけぇぇぇぇぇぇぇ!!」
GNソードⅢの刀身からビームの刃を発生させ、GXディバイダーはGNソードⅢでフェニックスの胸部目掛けて突き刺そうとした。
G・S「ビームサーベルの長さはそちらが上…!」
フェニックスは、胸部の直撃を避けるため機体をずらし、GXディバイダーのGNソードⅢはフェニックスの左腕を貫く。
ガロード「ギリギリで避けた!?」
G・S「フェニックスガンダムに、ここまでの傷を付けたか…!」
フェニックスはGNソードⅢのビームサーベルに左腕を貫かれたまま、強引にビームサーベルでGXディバイダーの左腕を貫いた。
両機の左腕は爆発する。フェニックスはすぐにそこから離れたが、GXディバイダーはその爆発に巻き込まれた。
483 = 447 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ターンXから放たれたビームがW0のツインバスターライフルに命中し、
その衝撃でツインバスターライフルはW0の手から離れた。
ヒイロ「ぐぁぁ…!」
ターンXはW0を追い詰めていく。
シン「アプロディア、ジュドーの転移は終わった!ヒイロを助けるんだ!!」
アプロディア『……!』
ドモン「ぐっ…動け…!ゴッドガンダム…!動いてくれ…!」
484 = 447 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガロード「ハァ…ハァ…」
GXディバイダーのGNソードⅢは蓄積されたGN粒子が底をつき、刀身は光を失った。
G・S「中々楽しかったよ、ガロード・ラン」
フェニックスはビームサーベルを構え、GXディバイダーへ突撃する。
ロラン「ガロード!!」
∀は未だフェニックスが射出した大量のフェザーファンネルの攻撃に阻まれ、GXディバイダーを助けに行けずにいた。
ガロード「俺は、死なない…ティファを助け出すまでは…」
フェニックスはGXディバイダーに迫る。
ガロード「死んでたまるかぁ!!」
GXディバイダーの両目から光が消える。
G・S「さようなら」
GXディバイダーのコックピットハッチが開き、そこから何かが出てきてから間もなく、
フェニックスのビームサーベルはGXディバイダーの胸部の中心近くを貫いた。
ロラン「ガロードォッ!!」
485 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ZZは青白い光の、空間の中を進んでいた。
ジュドー「カミーユ、ウッソ、ロラン…みんな…無事なのかな」
ジュドー「――光が、抜ける…」
ZZは別世界の宇宙へ辿り着いた。
ZZの前では、二機のMSが戦闘を繰り広げている。
ジュドーは二機のうちの、赤く発光しながら飛び回る白いMSに目を止めた。
ジュドー「あれは…ガンダム…!」
RX-0ユニコーンガンダム
486 = 485 :
今回はこれで以上です。
一応、ここまでが前編になります。
見て下さった方、ありがとうございます。
487 :
超乙
問題はこのあと中編がくるのかもう後編が来てしまうのか、だ…
488 :
前編……だと…?
489 :
UC、宇宙世紀のほうからなら
まだまだ主役クラスの助っ人が目白押しだもんな。大いに期待。
ただ、vsターンX2機とかあった以上、戦力強化して挑むガンダムチームをなお苦しめるライバルは重責だ
シロップさんとか、光と影とか、あっちの出の人は変態的な超絶機動で魅せてくれそうなイメージあるけど
490 :
なーに、いざとなったらサイズのちんまい銀河1つ分のエネルギーのガンダムとかあるでよ
491 :
まだかよ
492 :
――後編―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シン「ヒイロォ!」
ハルファスガンダム(以下ハルファス)は宙を漂うウイングガンダムゼロ(以下W0)を襲うターンXを攻撃し、
ターンXの注意を自身に向けた。
シン「どうしたウイングゼロ、動かないのか!?」
ターンXはハルファスを襲う。
ハルファスはフェザーファンネル、クロス・ビームキャノンで攻撃するもターンXが放出する月光蝶により防がれていた。
逃げ回るハルファスを、ターンXはじわじわと追い詰めていく。
ヒイロ「動け、ゼロ!」
ドモン「ゴッドガンダム…!」
493 = 492 :
シン「ウイングゼロもゴッドガンダムも動きを止めたままだ!」
アプロディア『ターンXの放つ月光蝶――無数のナノマシンが』
アプロディア『ゴッドガンダムとウイングガンダムゼロのエネルギーを吸収していき、ついに機能停止にさせました』
シン「そんな!」
ジェネレーション・システム(以下G・S)『アプロディア、次元転移をしないのか?』
アプロディア『…!』
G・S『彼らを見捨てて、逃げられるだろう』
シン「通信、ターンXから!?」
アプロディア『ジェネレーション・システムの人格データのコピーが搭載されています』
シン「そうか、機械だから…」
アプロディア(ジェネレーション・システム製の機体を構成するデータ集合体〈ニューロ〉)
アプロディア(これを操作して武器の召喚、機体の修繕を行うには一定以上の高度なAIが必要だからか)
494 = 492 :
G・S「最後に残ったのは所謂アナザーガンダム…」
G・S「どうした、アプロディア…君は“大切なのは主人公たちの意思”だと言ったが」
G・S「最優先で逃がしたのは、特別な力を持つ者たちじゃないか」
アプロディア『…』
シン「お前!」
G・S「これが答えだ、アプロディア」
G・S「君たちの窮地を救ったのは刹那・F・セイエイ、ジュドー・アーシタが持つ力」
G・S「特別な力、革新を遂げた者たちの力だ」
アプロディア『それでも…私は私の考えを、思いを捨てたりはしません』
アプロディア『一人も見捨てたりはしない』
アプロディア『私たちの、力の限りを使ってでも、彼らをここから逃がす』
ハルファスの前に、緑色の光が現れ、そこからMSが出現した。
495 = 492 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ロラン「ガロードッ!」
フェニックスガンダム(以下フェニックス)がビームサーベルでガンダムエックスディバイダー(以下GXディバイダー)
の胸部近くを突き刺す前に、GXディバイダーのコックピットから飛び出したガロードは、手足を振りながら宙を漂う。
G・S「…しぶといな」
ロラン「やらせない!」
ターンエーガンダム(以下∀)はフェニックスが仕掛けた大量のフェザーファンネルの攻撃を強引に抜け、
フェニックスに迫る。
G・S「ガロード・ランが近くに漂うのにビームライフルは使えない」
G・S「だが、当然それでは間に合わない」
フェニックスはガロードを捕まえようとする。
ガロードへ向かって伸ばした右腕に、どこかから放たれた銃弾が命中した。
496 = 492 :
G・S「!――何だ?」
真武者ガンダム(以下、真武者)
真武者は火砲、種子島を構え、フェニックスを狙う。
ロラン「うおおおおおおおお!!」
真武者は火砲、種子島でガロードに当てぬよう気を付けつつ、∀を援護する。
G・S「右腕が動かん…」
フェニックスは真武者からの攻撃を避けるため、その場から離れた。
∀はガロードを捕まえる。
ロラン「ガロード、しっかり!」
ガロード「へへ…ノーマルスーツっての、着といて良かったぜ…刹那たちに感謝しなきゃな」
ガロードの右手にはガンダムXを動かすためのコントロールレバー、Gコンが握られていた。
497 = 492 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドモン「あれは…モビルファイターか?」
騎士ガンダム(以下騎士)
ターンXはハルファスにビームを放つが、騎士が間に入りナイトシールドで防いだ。
G・S「D.O.M.Eからの使者か」
騎士『アプロディア、彼らを地球へ送るんだ』
アプロディア『地球へ…わかりました』
G・S「ナイトガンダム」
騎士『行くぞ、ジェネレーション・システム!』
騎士はナイトシールドからナイトソードを抜き、ターンXに向かっていった。
498 :
来年はどうなるかな~?良いお年を!
499 :
明けましておめでとうございますっ!
世界とみんなに幸あれ!
500 :
フェニックスはハルファスの下へ向かう。
G・S「流石に二機だけでは不利か」
フェニックスの周囲に三つの赤い光が現れ、そこからMSが出現する。
GGS-000フェニックス・ゼロ
ロラン「青いフェニックスガンダム!」
∀と真武者はハルファスの下へ向かうフェニックスと三機のフェニックス・ゼロを追っていた。
ガロード「やっぱりまだ手加減してやがったな!」
ガロードは∀の左の掌に座り、中指にしがみついている。
ロラン「ジェネレーション・システムは、僕たちが思っている以上に恐ろしく強大なんだ…」
二機のフェニックス・ゼロが∀と真武者を止めるために方向を変え、二機に襲い掛かる。
それに対して真武者は∀の前に出た。
ロラン「守ってくれるのか?」
ガロード「頼むぜ、頑駄無!」
真武者は背中から薙刀――電光丸を取り出し、二機のフェニックス・ゼロに立ち向かう。
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