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    元スレ刹那「別世界のガンダムだと…?」

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    401 = 391 :

    G・S「その何かも特別な能力ではないのかな?」

    アプロディア「違います、それはきっと違います」

    アプロディア「機械には再現など出来ないもの、理解出来ないもの」

    アプロディア「だから私にもわからない」

    アプロディア「しかし、必ずそれは存在する」

    G・S「感情による力か?」

    G・S「だがそれを確かな力として現せるのはドモン・カッシュ…」

    G・S「そしてシャッフル同盟や一部のガンダムファイターぐらいだろう」

    アプロディア「ヒイロ・ユイやガロード・ランをはじめ、その他の主人公たちもその力を示しました」

    アプロディア「行動で、言葉で…そう、主人公たちの感情や意志が自身と世界の変革を促したのです」

    402 = 391 :

    G・S「そんな不確かなものに世界を変えることが出来るとは思えない」

    G・S「勝つ者と負ける者、その違いをはっきりとさせるものは、はっきりと現れる力の違いだ」

    アプロディア「その力はどこから来たのですか?」

    G・S「人の持つ素質だよ」

    G・S「それを開花させるには、それなりの状況がいる」

    G・S「それが戦争だ。闘争の世界だ」

    アプロディア「その戦いの果ては、この世界のような人の破滅です」

    G・S「そうならないよう、私が管理しよう」

    アプロディア「あなたの望む力があっても、世界を変えることの出来なかった人はたくさんいました」

    G・S「私が導く」

    G・S「そして造り出す。私が理想とする最強の部隊を」

    G・S「戦いで世界を変え、革新を遂げた者たちと共に、新しい世界を創造するのだ」

    アプロディア「…やはり、あなたは世界を使って遊んでいるだけ」

    アプロディア「シミュレーション感覚で戦いを楽しみ、人をただの駒としか見ない最悪の機械」

    アプロディア「遊ぶのはもう終わりです」

    ハルファスがビームサーベルでフェニックスに斬りかかる。

    G・S「そうだな…君との遊びは、もう終わりだ」

    フェニックスのビームサーベルはハルファスの右腕を切り裂いた。

    403 = 391 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ガロード「もうちょっとだ、ティファ!」

    ティファ「逃げて、ガロードッ!」

    ティファの叫びが、ウッソに届く。

    ウッソ「!――ガロードさん!」

    ソレイユは間近に迫るGXディバイダーとV2に機銃で攻撃を開始した。

    その攻撃により二機はソレイユへ近づけず、回避に徹さざるを得なかった。

    ソレイユから六機のMAが発進する。

    GNX-Y903VSブレイヴ一般用試験機(以下ブレイヴ)

    GNX-Y903VWブレイヴ指揮官用試験機(以下グラハム機)

    グラハム「ソルブレイヴス隊…全機、フルブラスト!!」

    404 = 391 :

    ガロード「速い!」

    六機のブレイヴは、GXディバイダーとV2を翻弄する。

    グラハム「身持ちが固いな、ガンダム!」

    ガロード「くそ!」

    GXディバイダーはビームマシンガンでブレイヴらに反撃するが、グラハム機によりビームマシンガンを切断された。

    ウッソ「こいつら!」

    V2はMS形態となったブレイヴのビームサーベルによる攻撃を避け、光の翼で真っ二つに切り裂く。

    グラハム「もらったぞ!」

    グラハム機を含む四機のブレイヴがGNビームライフル――ドレイクハウリングの最大出力のビームをV2へ向けて放った。

    V2はメガ・ビーム・シールドからバリアを展開して防御しようとする。

    ウッソ「!――ダメだ!」

    V2はメガ・ビーム・シールドを手から放し、すぐにその場から離れた。

    四機のブレイヴから放たれたビームは、バリアを展開していたメガ・ビーム・シールドを消し飛ばした。

    405 = 391 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ジュドー「ハルファスガンダムが…」

    フェニックスはガンダム、Z、ZZの前に立ち塞がる。

    フェニックスの手には、四肢を失くしたハルファスがいる。

    フェニックスは、掴んでいたハルファスの首から手を放した。

    四肢を失っているハルファスはそのまま宙を漂う。

    カミーユ「アプロディア!」

    G・S「ハルファスガンダムはフェニックスガンダムの後継機だが、私というパイロットは君よりもずっと強い」

    アムロ(止めを刺されてないのか?)

    G・S「ハルファスガンダムの複製を造るのは不可能なのだ」

    G・S「一思いに倒すことが出来ないのはやはり歯痒い」

    G・S「後でアプロディアを消去し、ハルファスガンダムは使わせてもらう」

    406 = 391 :

    ジュドー「アプロディア!」

    アプロディア「お願いします…フェニックスガンダムを…破壊、してください」

    アプロディア「彼は…私と同じく、自身のデータを機体に転送しています」

    アプロディア「フェニックスガンダムを破壊すれば、ジェネレーション・システムも活動を止めます」

    ジュドー「あのガンダムにジェネレーション・システムの本体がいるんだな!」

    ZZは右手にGヒート・ホーク、左手にダブルビームライフルを構える。

    アムロ「ジェネレーション・システム…!」

    G・S「君たちは強い。だが、私と戦っている間に他のメンバーはどうなっているかな?」

    407 = 391 :

    今回はこれで以上です。
    見て下さった方々、ありがとうございます。

    409 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ∀のビームライフルによる攻撃で、バーザムは破壊された。

    その近くにいるインパルスも、襲い掛かってきたバーザムを撃破する。

    シン「ロラン、俺のことはいい!大丈夫だ!」

    ロラン「でも、機体のエネルギーはもうほとんどないんだろ!」

    シン「これ以上ウッソたちの所へ、敵を行かせないようにしないといけないんだ!」

    アストレアと交戦している00Rは、∀とインパルスの近くにまで来ていた。

    刹那「くっ…!」

    トランザムを起動しているアストレアは、両手に持つGNビームピストルを連射しつつ00Rを追う。

    410 = 409 :

    ロラン「刹那!」

    ∀とインパルスに気づいたアストレアは、GNビームピストルを捨て、赤い光を伴って出現したGNバズーカを装備した。

    シン「武器を召喚した!?」

    刹那「GNバズーカ!?」

    フォン「バーストモード!」

    刹那「!――みんな避けろ!」

    アストレアのGNバズーカによる攻撃を、三機は散らばって避ける。

    シン「このおっ!」

    ビームを撃ち終えたアストレアに、インパルスはビームライフルで攻撃しつつ突撃する。

    411 = 409 :

    フォン「ハンッ!」

    アストレアはGNバズーカを捨て、出現したGNハンマーを装備する。

    そして、攻撃するインパルスに対して真っ直ぐ向かう。

    シン「ビームが、曲がる!?」

    インパルスが放つビームは、トランザムを起動させたアストレアが発動する機能――GNリフレクションにより、
    アストレアの機体に命中しても多少の傷は負うが、深いダメージを負わせることが出来なかった。

    アストレアはGNハンマーの金属球部分を射出し、インパルスに命中させた。

    シン「うわああああ!」

    射出された金属球はインパルスの胸部に命中する。

    金属球の棘から放出されるGN粒子はインパルスのVPS装甲を無効化し、インパルスの胸部は深いダメージを負った。

    412 = 409 :

    ロラン「シン!」

    フォン「あげゃぁ!」

    刹那「させるかぁ!」

    アストレアは∀にGNハンマーで攻撃を仕掛けた。

    射出されたGNハンマーの金属球部分はトランザムを起動させた00Rにより弾かれる。
    シン「捕まえたぞ!」

    00Rに気を取られていたアストレアに、灰色のインパルスは全速力で背後から体当たりし、手足を使ってアストレアの機体の自由を失くした。

    そして腰から対装甲ナイフ――フォールディングレイザーを取り出し、アストレアのGNドライブに突き刺した。

    413 = 409 :


    刹那「シン!」

    アストレアはインパルスによる束縛を振りほどき、腰部からGNビームサーベルを抜き、インパルスを攻撃する。

    シン「ぐっ!」

    インパルスは上半身、下半身、バックパックを切り離し、アストレアの攻撃を切り抜ける。

    アストレアは∀から放たれたビームを避け、漂うインパルスのコア部分を追おうとする。

    その時、インパルスのGNドライブへの攻撃によるダメージがGNドライブの機能を妨げ
    トランザムが解除され、機体からトランザム発動時の赤色の発光が消えた。

    アストレアのスピードが一気に落ちる。

    刹那「はあァッ!」

    そこへ00Rが突撃し、アストレアを真っ二つに切り裂いた。

    414 = 409 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ドモン「うおおおおお!」

    Gガンダムはブルーセカンドとの戦いに対し、接近戦において優位に立っていた。

    「接近戦はあちらの方が上手か、なら!」

    ブルーセカンドは爪先から戦闘ナイフ――アーマーシュナイダーを突きだし、Gガンダムに蹴りを浴びせる。

    ドモン「!――ナイフか!?」

    Gガンダムは避けきれず、腹部にアーマーシュナイダーが突き刺さった。

    ドモン「ぐっ…!」

    ブルーセカンドはもう一方の足でGガンダムを蹴り飛ばし、距離を開け、さらにソードモードのタクティカルアームズをGガンダムへ投げつける。

    415 = 409 :

    ドモン「ぬぅ…!」

    Gガンダムはタクティカルアームズを受け止め、投げ捨てた。

    その隙にブルーセカンドは赤い光を伴って出現したローエングリンランチャーを装備し、発射態勢に入った。

    ドモン「何、武器が!?」

    「終わりだ」

    ブルーセカンドはローエングリンランチャーを発射する。

    陽電子のビームがGガンダムを覆う。

    「任務(ミッション・)完(コンプリー)…何!?」

    416 = 409 :

    Gガンダムは陽電子のビームを光り輝く掌で受け止め、防いでいた。

    ドモン「俺のこの手が真っ赤に燃える!!勝利を掴めと轟き叫ぶ!!」

    ドモン「ばぁくねつ!!ゴッド・フィンガァァァァァ!!」

    Gガンダムは爆熱ゴッド・フィンガーでブルーセカンドへ向かって陽電子のビームの中を突き進む。

    「ちっ…!」

    ブルーセカンドはローエングリンランチャーの出力を上げた。

    しかし、Gガンダムはそれでも突き進み、そのままローエングリンランチャーを破壊した。

    Gガンダムの右手がブルーセカンドの頭部を掴む。

    417 = 409 :

    ドモン「おおおおおおおお!!」

    「…まだだ!」

    ブルーセカンドはアーマーシュナイダーでGガンダムの右手を突き刺す。

    ドモン「ぐっ!…ヒィィィィィト!!」

    ドモンは次々と深く突き刺さるナイフによる右手の痛みに耐えつつ、ブルーセカンドの頭部を握りつぶす。

    ドモン「エンド!!」

    418 = 409 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    フェニックスはガンダム、Z、ZZを相手に、三機の攻撃を避けることを中心に戦っていた。

    ジュドー「ちょこまかと!」

    カミーユ「自分を倒してみろと人を煽っておいて、貴様は何がしたい!」

    G・S「まだだ、もう少しでここに全員揃う」

    刹那「ジェネレーション・システム!」

    00RとGガンダムがフェニックスとの戦闘に参加する。

    G・S「来たか。バーザムやGN-XⅢも全て撃破するとは」

    フリーダムとインパルスのコア部分――コア・スプレンダーはフェニックスとガンダムたちの戦闘から離れた場所で漂うハルファスの下へ、
    W0と∀はソルブレイヴスと戦うGXディバイダーとV2の下へ向かう。

    419 :

    流石ドモンだな…色々ぶっとんでる

    420 = 409 :

    キラ「アプロディア!」

    アプロディア「…ごめんなさい……」

    G・S「この世界は既に他の世界へ行くための扉をブロックしている」

    G・S「ハルファスガンダムの力を以てしても、この世界と親和性が高く繋がりやすい」

    G・S「Gガンダムの世界や∀ガンダムの世界にすらも行くことは出来ない」

    G・S「そして、既に私は月のヴェーダからのジェネレーション・システム本体への侵入に対するプロテクトを完了している」

    刹那「何!?」

    アプロディア「そんな…」

    G・S「当然、罠にかけるのだ。そのための下準備は済ます」

    421 = 409 :

    G・S「アプロディア、君には本当に感謝している」

    G・S「君がもっと早く、修正プログラムとしての使命から背いていたらこうはならなかったかもしれない」

    アプロディア「…」

    G・S「これで君たちがここから出るには、私を倒すしかない…この状況を待っていた」

    G・S「私は君たちを仲間にしたいと思う一方で、君たちと本気で戦いたいと思っていたのだ」

    フェニックスの左右に、赤い光が現れる。

    Concept-X6-1-2ターンX

    G・S「ターンX、二機…君たちに相応しい相手」

    G・S「さあ、ここからが本当の戦いだ」

    422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    GXディバイダーはハモニカ砲の拡散ビームによる攻撃でソルブレイヴスの連携を崩し、
    V2がブレイヴを一機ずつ撃破する方法をとった。

    その方法で一機の撃墜に成功し、ブレイヴは残り四機である。

    グラハム「ビームの翼のガンダム、流石のスピードだ――ならば」

    グラハム「トランザム!」

    ウッソ「何!?」

    ガロード「こいつらも赤くなるのか!」

    V2とGXディバイダーに迫る四機のブレイヴたちを巨大なビームが襲う。

    423 = 422 :

    ヒイロ「ダブルオーライザーと同じ機能を有している」

    W0はバスターライフルでブレイヴを攻撃する。

    ∀は上部の欠けたシールドを背負い、拾ったバーザムのビームライフルと自身のビームライフルを両手に持ち、
    二丁のビームライフルで攻撃しつつ、GXディバイダーに近づく。

    ロラン「拾ったビームライフル、使える?」

    ガロード「使えるみたいだ、サンキュー、ロラン!」

    ロラン「あのMSたちはヒイロとウッソが止めてくれている」

    ガロード「よし、今のうちにティファたちを」

    G・S「ソレイユには行かせない」

    MA形態のフェニックスがGXディバイダーと∀に接近する。

    ガロード「!――ジェネレーション・システム!」

    ロラン「ジュドーたちは!」

    G・S「君のよく知るMSが相手をしている」

    424 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    二機のターンXはそれぞれ機体を頭部、胸部、両肩、両腕、背部、腰部、両足に分離しオールレンジ攻撃を行う
    ――ブラディ・シージでガンダムたちを翻弄し、攻撃する。

    ジュドー「こいつ、すばしっこい!」

    刹那「くっ!」

    00Rは飛び回る身体の内の右足にビームを当てるが、右足が纏うバリアに防がれる。

    刹那「バリア!?」

    カミーユ「そこ!」

    Zは飛び回るターンXの胸部をハイメガランチャーで狙い撃とうとした。
    そこへ右腕の溶断破砕マニピュレーターが五本の指を開き、光を放ちながら迫る。

    カミーユ「!」

    Zは咄嗟にハイメガランチャーをその迫る右腕に向けるが、それより先に右腕がハイメガランチャーを掴んだ。

    ハイメガランチャーはターンXの右腕に潰される。Zはビームサーベルを取り出し、
    ターンXの右腕に突き刺した。

    Zのビームサーベルは、ターンXの右腕を貫通する。

    425 = 422 :

    カミーユ「ちっ!」

    Zはハイメガランチャーとビームサーベルから手を放し、ハイメガランチャーは爆発する。

    ターンXの右腕は、Zのビームサーベルによるダメージは負ったが、それでも飛び回りビームを発射し続ける。

    カミーユ「くそ!」

    アプロディア「…ジェネレーション・システムといえども、ターンタイプの再現は不可能です」

    シン「ハルファス、動けるのか!」

    アプロディア「機能は大分回復しました」

    アプロディア「――しかし、次元転移能力はジェネレーション・システムに封じられています」

    426 = 422 :

    キラ「アプロディア、あのMSの弱点は!」

    フリーダムはコア・スプレンダーの援護に回り、向かってくるターンXの各部分に
    残っている武装であるプラズマ収束ビーム砲で攻撃するが、避けられる。

    アプロディア「ターンXトップ…ターンXの頭部を破壊すれば、全ての機能を停止します」

    アプロディア「しかし遠距離からのビーム攻撃や大抵の実弾兵器はターンXが纏うIフィールドによって防がれてしまう」

    アプロディア「近距離での強力なビーム攻撃、接近戦用の武器での攻撃ならば、攻撃が通るはずです」

    シン「あれに攻撃を当てるだけでも大変なのに」

    キラ「アプロディアはここにいて…シンはアプロディアを頼む」

    シン『キラ!だいじょ――ザッ――ザザッ』

    キラ「シン!…通信が!?」

    アプロディア「電波妨害…アムロ・レイや刹那・F・セイエイたちには、私の声を届かせることが出来るが…」

    アプロディア「オールドタイプの人たちには…」

    ハルファスはターンXのオールレンジ攻撃を避けているフリーダムに接近し、機体をぶつけた。

    427 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ガロード「何だ、通信が出来ないぞ!?」

    ウッソ「ミノフスキー粒子の濃度が上がってる!」

    ヒイロ「レーダーやセンサーが鈍っている――!」

    フェニックスがビームサーベルでW0を攻撃する。

    W0はそれをビームサーベルで受け止めた。

    G・S『戯れさ』

    ヒイロ「声が聞こえる?」

    W0とフェニックスはビームサーベルでの鍔迫り合いを続ける。

    G・S『声が聞けず、レーダーやセンサーも満足に使えず、目の前で仲間が次々と倒れていくのを見ていくがいい』

    428 = 422 :

    ヒイロ「貴様!」

    G・S『ヒイロ・ユイ、ウイングゼロは君に教えていないか?』

    G・S『君たちの敗北という未来を』

    ヒイロ「何!」

    G・S『ゼロシステム…状況を分析・予測し、ありとあらゆる勝利するための方法をパイロットに見せるシステム』

    G・S『戦いに勝つためのシステム。それは自身の死すらも、勝つために必要ならば強要させる』

    G・S『しかし、どうかな?私に勝てる未来が見えるか?』

    G・S『見えたとしても、例えば自身や仲間を犠牲にする方法を君は取ることが出来るか?』

    フェニックスはW0のビームサーベルを払い、距離を取った。

    429 = 422 :

    G・S「君ではゼロシステムの力を完全に発揮出来ない」

    グラハム機を含むブレイヴ二機がW0を襲う。

    G・S「だから君は私の部隊には必要ない」

    フェニックスは四つの翼を前方に向け、W0に向かってメガビームキャノンを放とうとする。

    W0は二機のブレイヴを相手にしており、フェニックスに対処出来ない。

    ヒイロ「くっ!」

    ガロード「させるかぁ!」

    ディバイダーを背中に装着した高機動モードのGXディバイダーは、バーザムのビームライフルでフェニックスを攻撃する。

    G・S「フン…」

    フェニックスはGXディバイダーに狙いを変え、メガビームキャノンを放つ。

    GXディバイダーはそれを避けつつフェニックスへ向かう。

    フェニックスも二丁のビームライフルを取り出し、互いに攻撃しあいながら接近する。

    430 = 422 :

    フェニックスは片方のビームライフルをGXディバイダーの攻撃で破壊された。

    GXディバイダーは空いているもう片方の手で大型ビームソードを抜き、フェニックスに接近戦を仕掛ける。

    フェニックスはビームサーベルを取り出し、応戦した。

    G・S『先ほど君は私がニュータイプを道具として見ているといったが』

    GXディバイダーとフェニックスは大型ビームソードとビームサーベルを何度もぶつけ合う。

    ガロード「声が聞こえる!」

    G・S『それは被害妄想だ、ジャミル・ニートの下にいたからかな?』

    ガロード「ニュータイプの力を戦争に使おうとしているんだろ!」

    GXディバイダーは大型ビームソードをフェニックスのビームサーベルに押し付けた。

    431 = 422 :

    G・S『そうだ。だが、私は彼らの合意を得て手を貸してもらおうとしているのだ』

    ガロード「その合意ってのを、無理やり得ようとしているじゃないか!」

    ガロード「ティファを傷つけているヤツを、俺は絶対に許さない!」

    G・S『私も君を許さない。私の実験を邪魔する者、特に君の、君の居る世界のニュータイプへの認識が気に入らない』

    ガロード「何!?」

    フェニックスはビームサーベルをGXディバイダーの大型ビームソードに強くぶつける。

    GXディバイダーはそれによって後ろに吹き飛ばされた。

    G・S「力を否定する者は、私の造る部隊、いや、世界にはいらない」

    432 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ――ソレイユ内部

    ティファ「ガロード、みんな…逃げて…!」

    シャクティ「やっぱり、無線も、何もかも応答しない…ウッソ…!」

    433 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    カミーユ「女の子の声…!?」

    アムロ「逃げろと言われても、このままじゃ…!」

    刹那「ティファ・アディールの声が、聞こえる」

    ジュドー「ティファって人か?ガロードを呼んでいる…!」

    434 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    G・S「ティファ・アディールが言っているよ“逃げろ”とね」

    ガロード「ぐっ…!」

    GXディバイダーはフェニックスの猛攻に苦戦していた。

    G・S「ソレイユのコントロールは私が握っている」

    G・S「あちらから操作は出来ないが、私はこのように、彼女たちの動向を監視出来る」

    G・S「君の名前を呼んでいる…未来が見えるのだろう、君が死ぬ未来を」

    ウッソ「ガロードさん!」

    G・S「ブレイヴもあとウイングゼロとターンエーが相手をしている三機か…トランザムを起動しているブレイヴとああも戦えるとは」

    435 = 422 :

    V2がGXディバイダーを助けに行こうとするが、フェニックスが放った通常より大量に射出されたフェザーファンネルに阻まれた。

    G・S「ターンXと私の操るフェニックスガンダムのオールレンジ攻撃は、今までのものと違うぞ」

    ガロード「このお!」

    GXディバイダーの攻撃はフェニックスに避けられ、フェニックスの反撃によりGXディバイダーはビームライフルを破壊された。

    フェニックスはMA形態となり、そのままGXディバイダーに体当たりする。

    ガロード「うああああああ!!」

    G・S『ティファ・アディールの悲痛な声が聞こえるか?ガロード・ラン』

    G・S『感応能力を持つ者には聞こえているだろうが、肝心の君には聞こえない』

    G・S『ティファ・アディールを悲しませているのは、力を持たず、弱い君の所為でもあるのではないかな?』

    436 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ドモン「!――フリーダムガンダム!」

    フリーダムは、Gガンダムに近づこうとする。
    しかし、ターンXのオールレンジ攻撃がフリーダムを襲い、フリーダムはそれを避けるのに精一杯だった。

    キラ「触れ合えれば通信が出来るってアプロディアが言っていたけど、近づくことすら出来やしない!」

    二機のターンXのオールレンジ攻撃は、ガンダムたちを追い詰める。

    カミーユ「うああ!」

    アムロ「ああ!」

    Zはシールドを破壊され、ガンダムは左足に被弾する。

    アムロ「…接近戦が有効だっていったって、ガンダムじゃ追い切れない!アプロディア!」

    ガンダムは拾ったジンクスⅢのGNビームライフルで反撃するも、避けられる。

    437 = 422 :

    ジュドー「クソ!当たれよ!」

    ターンXの左腕は、ZZの攻撃を避けていき、飛び回るターンXの背部のウェポンプラットホーム――キャラパスからビームライフルを取り出す。

    そして、ハルファスと、コア・スプレンダーのいる所へ向かう。

    ドモン「そっちには、シンとアプロディアが…ぐぅ!」

    ターンXの脚部からの攻撃が、Gガンダムの右肩を掠める。

    刹那「何!?」

    00Rの前に、ターンXの機体が一機組み上がる。

    刹那「アプロディアの助言通り、接近戦で攻撃すれば!」

    00RはGNソードⅢで斬りかかるが、ターンXは身体を分離させて回避した。

    438 = 422 :

    ターンXの頭部以外の部分が、00Rに取りついて拘束する。
    そして、ターンXトップが発する光に呼応し、00Rを拘束するターンXの各部分は、強力な磁場を発した。

    刹那「うあああああああああああ…!!」

    刹那の身体を、強い電撃が襲う。

    アムロ「刹那さん!」

    キラ「助けないと!」

    ガンダムとフリーダムは00Rを助けに行こうとするも、もう一機のターンXのオールレンジ攻撃によって阻まれる。

    刹那「ああああああああああああ!!」

    ジュドー「刹那!」

    カミーユ「刹那!――どけよぉ!」

    ZやZZ、他の機体たちも自身に迫る攻撃に対応することで精一杯だった。

    439 = 422 :

    刹那「や、ら…れる…!」

    刹那「仲間も…!みんな…!」

    刹那「…動け…動け!ダブルオーライザー!」

    刹那「仲間が危機に陥っているのを、このまま見ているわけにはいかない!」

    刹那「動けぇぇぇぇぇぇぇ!!」

    刹那の叫びと共に、00Rは機体から膨大なGN粒子を放出した。

    GN粒子は七色の輝きを発し、00Rを拘束していたターンXの各部分と頭部は、そのGN粒子により吹き飛ばされる。

    00Rから放たれたGN粒子は、ガンダムたちが戦っている所へ、ハルファスたちがいる所へ、そしてソレイユがいる所、さらにその先の月にまで届く。

    440 = 422 :

    『ロード…ガロード…』

    GXディバイダーは少しずつ機体から炎の様に赤い色のエネルギーを放出している、
    MA形態のフェニックスからの体当たりを受け続けていた。

    G・S「このまま少しずつバーニングファイアの威力を上げていく」

    『ガロード!…ガロード!』

    ガロード「何だ…声が、俺を呼んでいる…?」

    G・S「――GN粒子の光…」

    ティファ『ガロード!』

    ガロード『ティファの声…ティファ!』

    ガロード『ティファ…ティファァァァァァ!!』

    G・S「このGN粒子の光り方…まさか――ッ!」

    GXディバイダーは、体当たりしてくるフェニックスを受け止め、バーニアを最大出力で噴射してフェニックスの勢いを殺した。

    441 = 422 :

    GXディバイダーは大型ビームソードを抜き、フェニックスに突き刺そうとする。

    フェニックスはそれを避け、ブレストバルカンで攻撃してくるGXディバイダーから離れた。

    ウッソ『シャクティ!――声が届くのか?』

    シャクティ『ウッソ!』

    ガロード『ティファ!』

    ティファ『ガロード、私たちは大丈夫』

    シャクティ『逃げて、ウッソ!あの人が力を貸してくれる!』

    442 = 422 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    アプロディア「これは、トランザムバースト…」

    アプロディア「!――月からのアクセス」

    アプロディア「別世界への転移が可能になった」

    アプロディア「ジェネレーション・システムの掛けたブロックを解除したのですね」

    アプロディア「“月からのジェネレーション・システム本体への侵入は、既に対策が張られている”」

    アプロディア「“しかし、システム攻略の鍵は掴んだ”」

    アプロディア「“攻略達成のために、より多くの仲間を集めよ”」

    アプロディア「…そうですね、私たちではどうにもならない」

    アプロディア「彼らの力を借りて、彼と、私と、あなたの破壊を…」

    アプロディア「――D.O.M.E」

    443 = 422 :

    今回はここまでです。

    見て下さった方、ありがとうございます。

    444 :

    面白い!
    逆シャアアムロ、コウ、バナージが戦ってるのもみたいなー!

    445 :

    まだまだ続くんですか!?こいつはスゲェや!

    446 :

    追いついた!面白いなこれ
    更なる仲間か・・・OVA組とかかな?ASTRAYとかは敵機で出てるし

    447 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    アプロディア『これから、あなたたちを他の世界へ逃がします』

    ドモン『アプロディアの声が、頭に響く!?』

    ジュドー『アプロディア、他の世界って!』

    アプロディア『そこにいるだろう仲間と出会い、出来れば協力を要請して下さい』

    アムロ『仲間…!』

    ロラン『色んな人の声が響く…この七色の光の所為なのか!?』

    アプロディア『今までの様に、必ず巡り合うはずです』

    刹那『ガンダムを探せばいいんだな』

    アプロディア『しかし、次元転移の発動まで時間がかかります』

    ヒイロ『問題ない、時間は稼いでみせる』

    448 = 447 :

    アプロディア『そして、それぞれ別の世界へ飛ばすので、一機ずつの転移となります』

    アプロディア『…これから飛ばす世界には、ジェネレーション・システムの介入が進んでいる世界があります』

    アプロディア『激しい戦いを強いられるでしょう』

    アプロディア『私からも、出来るだけ支援します。さらに別の世界から応援を呼ぶかもしれません』

    アプロディア『とにかく、まずは一機、誰かを転移させます』

    キラ『シン、君からだ!』

    シン『俺よりもアムロやキラの方が先だ!』

    シン『俺はハルファスに乗る…みんなを助けるんだ!』

    アプロディア『わかりました…そちらへ向かいます』

    カミーユ『なら、アムロ!』

    ジュドー『機体にガタが来てたんだ、アムロが一番先でいい』

    アムロ『で、でも、僕が最初で…』

    449 = 447 :

    カミーユ『アムロ』

    カミーユ『人の善意を無視する奴は、一生苦しむ…皆も異論は無いはずだ』

    シン『よし、乗り換えた――ターンXの腕が飛んでくる!』

    アプロディア『この世界内での転移は出来ません』

    アプロディア『アムロ・レイのいる場所への移動をお願いします』

    シン『わかった!』

    450 = 447 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    G・S「トランザムバーストで彼らの意識を拡張し、アプロディアは高濃度のGN粒子を利用して通信を行ったのか」

    G・S「アプロディアにはそういう機能が備わっている…私にはないモノだ」

    G・S「D.O.M.E…」

    G・S「君からの私へのアクセスは既に不可能、そして今の戦力では私を倒すことも出来ない」

    G・S「それを知り、私がこの世界に掛けたブロックを外し、別世界へ逃がすつもりだな」


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