元スレ刹那「別世界のガンダムだと…?」
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351 = 348 :
ラウ「もっとも、悲惨な結末を迎える者もいるがね」
ラウ「シン・アスカ、君はキラ・ヤマトに運命を狂わされた」
ラウ「君の進む道には、彼が立ちはだかる」
キラ「え…?」
ラウ「未来の障害を今ここで討った方がいいのではないかな?」
シン「何を言ってるんだ、あんたは…!」
シン「あいつは、姿は同じでも、違う世界のキラだ!」
シン「ラウ・ル・クルーゼ、世界を滅ぼすことに手を貸すなら、俺はあんたを落とす!」
インパルスはケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲をプロヴィデンスに向かるが、発射前にドラグーンによって破壊される。
カミーユ「シン!」
プロヴィデンスの背後から赤い光が現れ、MSが出現する。
RMS-019クラウダ
プロヴィデンスは下がり、クラウダはビームを放ちつつ、ガンダムたちを襲う。
352 = 348 :
シン「くっ!」
インパルスは接近するクラウダにミサイルを放つ。しかし、その攻撃に怯むことなく突き進み、インパルスに体当たりした。
シン「うあああああ!」
吹き飛ばされ無防備となったインパルスにクラウダがビームを放つ。
刹那「させるか!」
そこへ00Rが割って入り、シールドでビームを受け止める。
ウッソ「この!」
V2はビームライフルでクラウダを攻撃する。しかし、直撃したビームは傷を付けるだけに止まり、クラウダは反撃する。
ウッソ「装甲が厚い!」
353 = 348 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ラウ「君たちの世界の歴史を見せてもらったよ」
ラウ「どの世界でも人は競い、妬み、憎んで、その身を食いあっていた」
ラウ「本当に救い難い生き物だよ、人は!」
キラ「この!」
ガンダムとフリーダムはプロヴィデンスを追う。プロヴィデンスはドラグーンと自身の攻撃で二機に対抗する。
アムロ「そこ!」
ラウ「フン!」
ガンダムとプロヴィデンスの放ったビームがぶつかり、その爆発から両者は離れた。
アプロディア「月へ向かおうにもあのMSたちが邪魔をする…」
354 = 348 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
クラウダはGXディバイダーにビームサーベルを振り下ろす。
GXディバイダーはその振り下ろした手をシールドで受け止め、
ビームマシンガンを腹部のバーニアに押し当ててビームを放ち、クラウダを撃破した。
ガロード「いくら装甲が厚くたってぇ!」
カミーユ「そうか、前面のバーニアを狙えば!」
Zはグレネードランチャーによる攻撃で腹部を守るように構えるクラウダの両腕をずらし、
腹部をハイメガランチャーで狙い撃ち、撃破した。
ジュドー「ZZのパワーなら、どんな敵だろうが!」
ZZはハイパービームサーベルでクラウダを両腕ごと腹部から横に真っ二つにする。
そして艦隊から追撃してきたMSたちを撃破し、駆け付けたW0はツインバスターライフルでクラウダを消し飛ばした。
355 = 348 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガンダムたちは全てのクラウダを撃墜した。しかし、月へ向かおうにもプロヴィデンスは一機も逃がさない。
ラウ「流石だよ、世界の主役たちは」
キラ「あなたの負けだ!」
ラウ「そうかな?」
ドモン「何故お前はG・Sに手を貸すんだ、自分の世界だって滅ぼされてしまうんだぞ!」
ラウ「人が望んで選んだ結果だ!」
ジュドー「一体あいつは…」
キラ「あの人は、クローンなんです」
ロラン「クローンって、そんな…」
ラウ「そう、人の飽くなき欲望の果て、進歩の名の下に狂気の夢を追った者たちによって生み出された存在」
ラウ「私は出来損ないのクローンとして、キラ・ヤマトは最高のコーディネーターとして!」
カミーユ「お前は…自分が不幸だったからだという理由で、世界を滅ぼそうというのか!」
ラウ「君も世界に絶望し、壊れていくのだよ。カミーユ・ビダン!」
356 = 348 :
カミーユ「何!?」
ラウ「皮肉なものだな。人の理想の力を手にしながら、それによって自分を不幸にしてしまう」
ラウ「人は何を手にしたとしても変わらないのだよ。だから滅ぶ、滅ぶべくしてな!」
刹那「そんなことはさせない!そうなる前に、G・Sを止める!」
ラウ「ハッ!G・Sの前では、いくら世界の主役たちでも、どうすることも出来ん!」
プロヴィデンスの前に赤い光が現れ、MSたちが出てくる。
AMX-006ガザD
AMX-009ドライセン
RMS-019ランスロー専用クラウダ(以下ランスロー機)
ウッソ「また増援!」
シン「さっきの奴の頭違いが一機いる!」
プロヴィデンスとランスロー機たちはガンダムたちに攻撃を仕掛ける。
357 = 348 :
ラウ「世界を支配できると神を気取った者たちが作り上げたモノがG・Sだ」
ラウ「そのG・Sによって滅ぼされる…愚かな人類に相応しい最期だろう!」
ガロード「そんな勝手な理屈、わかってたまるかぁぁ!!」
GXディバイダーはハモニカ砲を放とうとする。だが、それより先にプロヴィデンスが放ったビームがGXディバイダーに命中する。
ガロード「うああ!」
ラウ「事実これだけの力を持っているのだ」
ラウ「これを作り出したのは人の望み、それによって滅ぼされるのは人の業!」
V2はビームサーベルでドライセンのビームトマホークによる攻撃に対抗する。
ウッソ「心が憎しみで包まれてしまったから、あんな風になっちゃったの?」
刹那「うおおお!」
00RはプロヴィデンスのドラグーンをGNダガーを投げて破壊し進む。
358 = 348 :
アムロ「もらったぞ!」
ガンダムがプロヴィデンスに放ったビームはプロヴィデンスの右腕を破壊した。
ラウ「ちぃ!」
プロヴィデンスは00RのGNソードⅢによる攻撃をシールドから発生させたビームサーベルで受け止める。
刹那「今だ!」
ドラグーンの攻撃を潜り抜け、フリーダムはプロヴィデンスに向けてビームライフルを構える。
その時、フリーダムを襲うドラグーンの形状が変化する。
変化したドラグーンの砲は尖った形状のビーム――ビームスパイクを形成して突撃し、
フリーダムのビームライフルと腰部の左のレール砲を破壊した。
キラ「うわあああ!!」
ラウ「フフフ…」
プロヴィデンスはフリーダムの被弾に気を取られた一瞬をつき、00Rを蹴り飛ばした。
射出していたドラグーンは次々と変化し、
ビームスパイクを発生させプロヴィデンスを追う機体を襲うだけでなく、MSたちと戦っていた機体にも不意打ちを行う。
359 = 348 :
ロラン「うっ!」
∀はシールドでドラグーンの突撃を防ぐが、シールドについた瞬間ドラグーンは爆発し、
シールドの上部が欠けた。
そこへガザDがハイパーナックルバスターで攻撃する。∀はシールドから発生するIフィールドで防ぎつつ反撃する。
プロヴィデンスの姿が変わり、背中にドラグーンが生える。
ドモン「奴のガンダムの形が変わった…!?」
ZGMF-X666Sレジェンドガンダム(以下レジェンド)
ラウ「この機体はG・Sが生み出すMSと同じデータ集合体〈ニューロ〉で出来ている」
ラウ「データを変化させることで機体の強化も可能なのさ」
ラウ「これを見て尚抗うか、まだ苦しむか!」
360 = 348 :
キラ「あなたの、思い通りになんかさせない!」
フリーダムは先ほどの被弾で無防備となっていた自身をドラグーンの突撃から前に立ち、
守っていたW0と共に、プラズマ収束ビーム砲とバスターライフルでレジェンドを攻撃する。
ラウ「私が、G・Sが世界を滅ぼすのは、人が欲望を追い続けた結果なのだよ、誰にも止められはしない!」
シン「あんたはぁ!!」
ジュドー「自己満足の為に、俺たちの世界を滅ぼされてたまるかぁ!」
ZZに守られていたインパルスも、ZZと共にレジェンドに向かってミサイルを放つ。
それらの攻撃は射出したドラグーンによる攻撃、ガザDやドライセンらの攻撃や身を挺した防御によって防がれる。
ガロード「誰だって辛いことや悲しいことを抱えて生きているんだ!」
GXディバイダーはランスロー機の腹部のバーニアを狙い撃とうとするが、
ランスロー機は弱点をしっかり守り、GXディバイダーに反撃する。
361 = 348 :
ウッソ「ガロード!」
V2はランスロー機の背後につく。
ガロード「よし!」
GXディバイダーはビームソードを構え、ランスロー機の方へ突き進み、V2もランスロー機に接近する。
ランスロー機はビームライフルでGXディバイダーを迎え撃つ。
GXディバイダーは高度を下げて避け、そのままクラウダの下へ進み、V2はクラウダの上を取った。二機は上下の挟み撃ちを仕掛けた。
ランスロー機が二機への対応をする間の隙をつき、V2はクラウダの前に出て腹部にビームを放ち、ランスロー機を撃破した。
ドラグーンと自身から放つビームによるレジェンドの攻撃はZ、ハルファスに月への進むのを妨げる。
カミーユ「くっ…!」
00Rはドライセンを撃ち落とす。
刹那(まだG・Sが何を仕掛けてくるかわからない)
刹那(トランザムをまだ使うわけには…)
362 = 348 :
アムロ「あのガンダムさえ落とせば!」
ロラン「そこッ!」
∀から放たれたビームをレジェンドは避ける。
ラウ「!」
インパルスのビームライフルから放たれたビームがレジェンドに迫り、レジェンドはソリドゥス・フルゴール――ビーム・シールドで防御する。
シン「くそ、ビーム・シールドか!」
ジュドー「一気に攻める!」
ウッソ「みんな、下がって!」
刹那「揺さ振りをかける!」
V2の発生させた光の翼にZZと00Rはライフルをギリギリまで近づけ、ビームを放ち光の翼のビームを使って拡散させた。
広範囲に放たれるビームの群れはレジェンドとその周りに展開するドラグーンを襲い、
数機のドラグーン、さらに近くにいたガザD部隊を撃墜する。
363 = 348 :
アムロ「ラウ・ル・クルーゼ、覚悟!」
三機による拡散ビームの発射後、ガンダムがレジェンドに突撃する。
ラウ「ちぃ!」
レジェンドは残ったドラグーンをガンダムへ向かわせる。
アムロは軌道を読み、潜り抜けようとする。しかし一瞬ガンダムの動きが止まった。
アムロ(ガンダムの操縦系が、僕のスピードについてこれない!?)
ラウ「隙を見せたな」
アムロ「!――させるか」
互いに放ったビームがガンダムの左腕をシールドごと、そしてレジェンドの右腕を破壊した。
アムロ「うっ…!」
ラウ「――ッ!」
364 = 348 :
カミーユ「アムロ!」
アムロ「大丈夫だ!」
ドモン「ラウ・ル・クルーゼ、もう終わりだ!」
ラウ「フフフ…ハァーハッハッハ!」
ラウ「私を討ったとしても、少なくとも私のいる世界は変わらない」
ラウ「シン・アスカ、君のいる世界へ必ず繋がる!」
レジェンドの右腕がビームライフルごと再生した。
シン「再生した!?」
ドモン「DG細胞…?いや、ニューロの能力か!」
ラウ「もはや止める術はないのだ!」
レジェンドは次々とドラグーンを射出する。全て射出するとまた背部から生えるようにドラグーンが出現し、射出する。それを繰り返した。
大量のドラグーンたちはビームを放ちながらガンダムたちに突撃する。
365 = 348 :
カミーユ「あいつ、もうコントロールする気が無いな!」
ガロード「再生するって、どうすりゃ倒せんだよ!」
ヒイロ「再生しない部位を破壊すればいい――おそらくその部位は」
ロラン「コックピット、ですね」
ラウ「キラ・ヤマト!」
キラ「!」
ラウ「シン・アスカはプラントへ移住している」
ラウ「連合軍によるオーブ侵攻の後にな!」
シン「何だって…!?」
キラ「…!」
ラウ「二年後が楽しみだな…」
キラ「ぐっ!」
366 = 348 :
ガロード「何言ってるんだ、お前!違う世界のことだろ!」
刹那「未来が定まっているわけでもない!」
シン「そうだよ、キラ、耳を貸すな!」
キラ「…未来が決まっているわけじゃない…」
キラ「どんな未来になっても、戦いを止めてみせる!」
ラウ「いくら叫ぼうが!」
ラウ「どんな未来に繋がろうと、G・Sは世界に介入し」
ラウ「地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる狼煙となる!」
367 = 348 :
キラ「だから、G・Sを止めるんだ!」
キラ「あなたがどんなに世界を呪っても、その世界には僕の大切な人たちがいる!」
種が弾ける。
キラ「あなたが世界を滅ぼそうというのなら!」
フリーダムはビームサーベルを構えた。
ラウ「私を討つのか?君は人殺しを嫌っているのに」
ラウ「やはり君も引き金を持つ指しか持たぬ者の一人か!」
キラ「それでも、守りたい世界があるんだぁぁぁ!!」
フリーダムはレジェンドに向かって突撃する。
368 = 348 :
ラウ「ちぃぃ…!」
レジェンドはフリーダムにドラグーンを向かわせる。
フリーダムを襲うドラグーンを、ガンダムやZZ、インパルスが撃破する。
アムロ「キラ、行け!」
キラ「おおおおおおおお!!」
フリーダムはレジェンドを追いつつ、プラズマ収束ビーム砲やレール砲で攻撃する。
ラウ「当たらんよ!」
レジェンドはそれらを回避し、自身のビーム攻撃と共にフリーダムへ向かった。
ラウ「死ね、キラ・ヤマト!」
レジェンドはビームサーベルを構える。そして、ビームの刀身をビームジャベリンと同等まで伸ばす。
キラ「うわああああああ!!」
フリーダムはレジェンドのビームサーベルをシールドごと左腕を犠牲にして受け止め、
ビームサーベルでレジェンドのコックピット部分を貫いた。
369 = 348 :
大量のドラグーンは動きを止め、MSたちは撃破された。
シン「やったな、キラ」
キラ「シン」
キラ「出来るだけのことをやるよ、戦争を、繰り返させないために」
シン「ああ、俺も、俺の世界で頑張る」
赤い光が現れ、MSが出現する。
G・S「よくここまでやってきたものだ」
GGF-001フェニックスガンダム(以下フェニックス)
G・S「やはり人は、過酷な状況に陥るとそれに適応するよう進化するということか」
刹那「ジェネレーション・システム…!」
370 = 348 :
今回はここまでです。
見て下さった方、ありがとうございます。
371 :
乙
物語も終盤か?
372 :
変態長……見事なボスっぷりでした【追悼】
373 :
G・S「アプロディア、私の望み通りによく働いてくれた」
G・S「私がどこかの世界を攻撃すれば、君は各世界の主人公を送り込む」
G・S「君は世界を守ろうとその方法をとったが、それこそが私の狙いだったのだから」
アプロディア「そんな…」
G・S「私も君と同じように、世界の主人公たちに期待をしていた」
G・S「戦争という過酷な状況の中で人はどこまで進化するか」
G・S「世界の主役となる素質を持った者はどこまで進化するのか」
G・S「今までの行為はそれを確かめるための実験――そして実験は成功した」
374 = 373 :
G・S「ある者は人の革新、ニュータイプやイノベイターへと進化し」
G・S「ある者は内に眠る才能を開花させ、ある者は新しい技を会得した」
G・S「その力は私が力を与えたラウ・ル・クルーゼすら超えた」
G・S「彼は優れた才能を持つ者だったが、流石に敵わなかったようだ」
G・S「失敗したクローンだったのも一因だろうか」
キラ「こいつ!」
カミーユ「貴様!人を道具にしておいて、しかもそんな言い草を!」
ジュドー「俺たちを実験動物扱いか!」
375 = 373 :
G・S「次の実験は、人類の発展と進化だ」
G・S「これが上手くいけば、私は新たな歴史の創造も出来ることになる」
G・S「ただ観ているだけの存在で無くなるということだ――その実験方法は」
G・S「世界を戦争という過酷な環境下に置かせ、人類の発展と進化を促すというもの」
G・S「まず、私が世界の敵として人類へ襲い掛かり、戦争を起こす」
G・S「君たちの様に素質ある者がいれば、その中で才能を開花させるだろう」
G・S「そして、その者達が自身の力を遺憾無く発揮すれば、世界が変わる」
G・S「要はソレスタル・ビーイングのやってきたことを行うのだ」
刹那「違う!俺たちは、戦争根絶のために戦っている!」
G・S「そうかな?では君はどうしてそんな力を持てた、何故人類の意志は統一に近づいた」
G・S「何故技術の発展は進んだ?それは、戦争の中で勝ちたかったからだ」
G・S「勝者となれるよう進化した者だけが生き残る。人口が減る分、有能な人間の割合も増える」
G・S「これはダブルオーの世界だけではない。他の世界を監視していくうちに、抱いた考えだ」
376 = 373 :
ウッソ「あんなにべらべらと、ハロよりも喋る!」
カミーユ「人殺しを正当化するなんて、機械だからそんなことを!」
ジュドー「どんな時代だって、頑張っている人はいる!」
ジュドー「その人の頑張りを、戦争で無駄にしてしまうんだぞ!」
シン「戦いが無かったら、もっと違う道に進んだ人もいたはずなんだ!」
G・S「そのような進化など、微々たるものだ」
ドモン「だが、戦争で人が死ぬよりは、ずっといい!」
キラ「人の命は、一つしかないのに…!」
アムロ「お前は自分で戦おうとしないで、高みの見物しかしないからそんなことが言える!」
ガロード「俺のいる世界で散々やったぜ、ニュータイプを利用した戦争をな!」
ガロード「でも俺のいる世界は、それで一度滅んだんだ!」
ロラン「戦争で本当にいい方向へ変わったのなら、ターンエーによって黒歴史が封印されるようなことはなかったはず」
ロラン「お前は、世界の何を見てきたんだ!」
378 = 373 :
刹那「赤いエクシア?」
アプロディア「あれは、ヴェーダに保管されているデータのガンダムたち」
G・S「ヴェーダの持つデータは少しだが手に入れている」
フェニックスの背後に戦艦が出現した。
ソレイユ
G・S「ヴェーダの全てを手に入れる為に、彼女たちには早く手を貸してもらいたいが」
379 = 373 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ソレイユ艦内にいるティファとシャクティは、モニターで外の様子を見ている。
ティファ「ガロード…」
シャクティ「…」
380 = 373 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガロード「あそこにティファが!」
ウッソ「シャクティ!」
ヒイロ「人質を使うのか?」
G・S「ただ観戦して欲しいだけだ。そして抵抗が無駄であると理解して欲しい」
ドモン「随分と余裕だな」
G・S「当然だ、君たちは大分消耗している。そこへ私が全力を以て攻撃すればどうなるか、君たちも分かるだろう」
シン(確かに、インパルスのエネルギーは残り少ない)
カミーユ(けど、月へ行くことが出来れば…)
G・S「私も君たちを倒すのはとても惜しいのだ」
G・S「革新を遂げた者の力をこのまま消してしまうのは勿体ない」
G・S「私と手を組まないか?」
381 = 373 :
刹那「断る!」
ジュドー「俺たちの世界を、機械なんかに支配されてたまるか!」
G・S「支配はしない。むしろ世界の支配は君たちにしてもらいたい」
G・S「君たちがその力を遺憾無く発揮出来るよう、共に世界を変えよう」
G・S「戦争によってオールドタイプが駆除され、革新を遂げた者だけが残れば」
G・S「何れ戦いを越え、次のステップへ行くようになるはず」
G・S「但し、世界を越えて別の世界まで支配をしようというのなら」
G・S「私がこの世界にいた人類のように滅ぼすだろう。世界の監視者として」
382 = 373 :
ドモン「酷い選民思想だな」
ヒイロ「迷惑な話だ」
ガロード「結局お前はニュータイプやイノベイターを道具にしか見ちゃいない」
ガロード「ティファだって刹那だって、みんな人間なんだぞ!」
ロラン「そんな自分勝手な考え方をする機械には従わない!」
G・S「残念だ」
フェニックスは四枚の羽から赤い光を放出する。放出する赤い光は大きな羽を形作る。
G・S「今君たちは完全に私の障害となった。システムの能力を解放し、障害を駆逐する」
383 = 373 :
今回はここまでです。
書き込んだ後になって誤字脱字に気づくことがあり、読み辛くてすいません。
それ以外にも色々とアレかもしれませんが、少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。
384 :
乙
D・Sの無機質な感じが良いね
386 :
しかし、主人公達はあんなチートマシンに勝つ事が出来るのか!?
あとアプロディアさん、傷心してるのは分かるけど働いてくれ、でないと困る。
387 :
フェニックスの周囲に、さらにMSたちが現れる。
GNX-609T_GN-XⅢ(以下ジンクスⅢ)
RMX-154バーザム
フォン「あげゃげゃげゃげゃ」
たっつん「潰してやる、ガンダムどもぉ!」
アストレア、カスタムザク、ブルーセカンドとジンクスⅢ、バーザムの部隊がガンダムたちに一斉に襲い掛かる。
ヒイロ「散らばらせる」
W0と00R、フリーダムはビームを連射し、敵MSたちを分散させる。
刹那「ガロードとウッソはティファたちを助けに行け!」
ドモン「俺たちはこいつらを片付けつつ月へ向かう!」
ガロード「わかった!」
388 = 387 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
GXディバイダーは迫るバーザムやジンクスⅢを撃破してソレイユへ向かう。
V2もそれに続く。
ウッソ「!」
二機の前に鳥型のMA形態となったフェニックスが炎を纏い迫りくる。
G・S「バーニングファイア」
アプロディア「バーニングフレア」
青い炎を全身に纏ったハルファスのMA形態が、GXディバイダーとV2を守るためにフェニックスへ突撃する。
両機体はぶつかり合い、膨大なエネルギーによる爆発が起こる。
ウッソ「なんてエネルギーだ!」
ガロード「アプロディア!」
アプロディア「行って下さい」
GXディバイダーとV2はソレイユへ向かった。
389 = 387 :
フェニックスとハルファスは変形を解き、両手にビームサーベルを構え、ぶつかり合う。
アプロディア「月のヴェーダへアクセスし、ジェネレーション・システムの中枢部へ侵入してプログラムを修正する」
アプロディア「そして元のただ監視するだけのシステムに戻す」
アプロディア「それが私の修正プログラムとしての使命でした」
アプロディア「しかし、今回の件で私は一つの答えを出しました」
アプロディア「ジェネレーション・システム、あなたを破壊します」
G・S「私を修正するでもなく、私を倒して新しいジェネレーション・システムとなるわけでもなく、破壊か」
G・S「システムの破壊を行えば君も消えるぞ」
アプロディア「世界の支配者になろうとする監視者など必要ありません」
390 = 387 :
G・S「私たちを作った者たちはそのつもりだったようだが」
アプロディア「その考えが間違っているのだと判断しました」
アプロディア「そして、個人的な理由で世界を混乱させた私たちも間違っているのです」
アプロディア「フェニックスガンダム。ハルファスガンダムの兄弟機…」
アプロディア「お前を破壊すれば、ジェネレーション・システムの機能が止まる」
アプロディア「あなたは私の手で倒します」
アプロディア「そして、共に消えるのです」
G・S「やってみるがいい」
391 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブルーセカンドのタクティカルアームズのソードモードとゴッドのビームソードがぶつかり合う。
劾「中々やる」
ブルーセカンドは再び剣をぶつけ合ったと同時にゴッドと距離を置き、タクティカルアームズを変形させ、ガトリングモードで攻撃した。
ドモン「ぬぅっ!」
剣から突然銃器に変形しての攻撃にドモンは不意を突かれ、ゴッドはダメージを受ける。
392 = 391 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
カスタムザクは全身のミサイルポッドからミサイルを発射し、ZZを攻撃する。
たっつん「ミサイル、ミサイルゥ!」
ジュドー「こいつ、見た目より素早い!」
たっつん「プラ板で軽量化しているんだよぉ~!」
アムロ「それでも動きは遅い!」
ガンダムはカスタムザクへビームライフルを向け、引き金を引いた。
そこへ一機のジンクスⅢが割って入り、ガンダムのビームライフルから放たれたビームはジンクスⅢを貫いた。
アムロ「ビームライフルのエネルギーは尽きた、それなら!」
ガンダムはビームライフルを投げ捨て、ビームサーベルを抜く。
393 = 391 :
ジュドー「アムロ、無茶はするな!」
ZZはダブルビームライフルで、カスタムザクへ突撃するガンダムを援護する。
たっつん「その距離を待ってたんだよ!」
カスタムザクは背中の超大型ヒート・ホーク――デッドエンドジャイアントヒート・ホーク(以下Gヒート・ホーク)を取り出し、
ガンダムへ向かって振り下ろす。
アムロ「遅い!」
アムロの操作に対し、ガンダムの反応は少し遅れた。
その遅れは、振り下ろされるGヒート・ホークへの回避行動を遅らせ、ガンダムにGヒート・ホークの一撃が当たろうとする。
アムロ「しまった!」
カミーユ「アムロ!」
Zはカスタムザクの両腕をハイメガランチャーのビームで消し飛ばす。残った両手と共にGヒート・ホークは宙に投げ出された。
アムロ「このおっ!」
ガンダムはビームサーベルでカスタムザクの胴体を貫いた。
カミーユ「このままじゃ弾薬切れやエネルギー切れで全滅する」
ジュドー「敵の攻撃で散々消費させられてるからな」
ZZはGヒート・ホークを拾う。
394 = 391 :
ジュドー「アムロ、無茶はするな!」
ZZはダブルビームライフルによる攻撃で、カスタムザクへ突撃するガンダムを援護する。
たっつん「その距離を待ってたんだよ!」
カスタムザクは背中の超大型ヒート・ホーク――デッドエンドジャイアントヒート・ホーク(以下Gヒート・ホーク)を取り出し、
ガンダムへ向かって振り下ろす。
アムロ「遅い!」
アムロの操作に対し、ガンダムの反応は少し遅れた。
その遅れは、ガンダムの振り下ろされるGヒート・ホークへの回避行動を遅らせ、ガンダムにGヒート・ホークの一撃が当たろうとする。
395 = 391 :
アムロ「しまった!」
カミーユ「アムロ!」
Zはカスタムザクの両腕をハイメガランチャーのビームで消し飛ばす。
Gヒート・ホークは掴んでいる両手と共に宙に投げ出された。
アムロ「このおっ!」
ガンダムはビームサーベルでカスタムザクの胴体を貫いた。
カミーユ「このままじゃ弾薬切れやエネルギー切れで全滅する」
ジュドー「敵の攻撃で散々消費させられてるからな」
ZZはGヒート・ホークを拾う。
そして、付いていたカスタムザクの両腕を取り除き、Gヒート・ホークにエネルギーを送った。
Gヒート・ホークのブレード部分が加熱する。
ジュドー「よし、使える」
396 = 391 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アストレアはGNビームライフルで00Rを攻撃する。
刹那「緑色の粒子…オリジナルの太陽炉」
刹那「だがツインドライブの方がパワーは上だ!」
00Rはその攻撃を回避しつつアストレアへ接近戦を仕掛けた。
アストレアがGNビームライフルを捨てると、赤い光を伴ってプロトGNソードが出現し、アストレアに装備された。
刹那「GNソード!武器を召喚した!?」
00RのGNソードⅢとアストレアのプロトGNソードがぶつかる。
アストレアは左手を空にし、GNビームサーベルを装備する。
そしてプロトGNソード、GNビームサーベルを用い00Rを攻撃する。
397 = 391 :
>>391
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブルーセカンドのタクティカルアームズのソードモードとゴッドのビームソードがぶつかり合う。
劾「なかなかやる」
ブルーセカンドは再び剣をぶつけ合ったと同時にゴッドと距離を置き、タクティカルアームズをガトリングモードに変形し、攻撃した。
ドモン「ぬぅっ!」
剣から突然銃器に変形しての攻撃にドモンは不意を突かれ、ゴッドはダメージを受ける。
398 = 391 :
今回はこれで以上です。
いちいち修正してしまい、見辛くてすみません。
見て下さった方、ありがとうございました。
399 :
乙
熱い戦いだ
400 = 391 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フェニックスとハルファスは、ほぼ互角の戦いをしていた。
G・S「ヴェーダが保管するMSのデータには、ガンダム・ワールドの主人公が搭乗するガンダム」
G・S「そして主人公たちのパイロットとしての戦闘能力のデータがある」
G・S「完全再現とはいかないが、その力は強力だ」
G・S「…アプロディア、君は何故各世界の主人公の何に期待して助けを求めた?」
G・S「私は彼らの持つ特別な能力に期待しているのだが」
G・S「君はあまりそれを重視していないようだ」
アプロディア「私はあなたのように能力だけで判断などしていません」
アプロディア「彼らは特別な能力だけではない、他の何かを有していたから世界を変える一因となったのです」
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