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    元スレ刹那「別世界のガンダムだと…?」

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    551 = 546 :

    マーク(このまま接近戦にもっていく!)

    ボリス「ビームが効かないのであれば」

    フォーエバーはシールドを捨て腰に装備していたガンダムハンマーを取り出し、
    棘付きの鉄球をGセイバーへと向かわせた。

    ボリス「ビーム・シールドを突き破る程の巨大な質量による攻撃を使う!」

    マーク「何!?」

    Gセイバーは回避に間に合わず、咄嗟にビーム・シールドで防御しようとした。

    しかし、鉄球はビームに焼かれながらもビームの壁を突き破って左腕に命中し、Gセイバーに強い衝撃を与える。

    マーク「うわああああああ!」

    体勢を崩したGセイバーに、フォーエバーは再び攻撃を仕掛けようとする。

    ジュドー「ガンダム!?」

    ZZはダブルビームライフルでフォーエバーを攻撃するが、四基のファンネルが作り出す
    ビーム・バリアーに防がれた。

    さらにフォーエバーは手元に赤い光を呼び出し、光の中からチェーンマインを取り出す。

    フォーエバーはGセイバーが体勢を立て直す前に、チェーンマインをGセイバーの機体に巻きつけた。

    552 = 546 :

    マーク「!――両腕ごと縛り付けられた!?」

    ボリス「これで手足を使った宇宙空間での姿勢制御――AMBAC(アンバック)も十分に行えず、
        碌に動くことが出来まい」

    マーク「――外れない!」

    ボリス「機体を縛り付けている連結した吸着型機雷――チェーンマインは時限式…
        起爆するまで仲間が倒されるのを見ていたまえ」

    ボリス「今度は君だ、ダブルゼータ」

    ジュドー「くっ!」

    フォーエバーは自身の前面に四基のファンネルでビーム・バリアーを張りZZからのビーム攻撃を防御、
    そして背中に装備した四基のファンネルのビームキャノンで攻撃しつつ接近し距離を詰めていく。

    ボリス「ダブルゼータ、ビームの出力が弱まっているぞ――パワー自慢が台無しだ」

    フォーエバーが赤い光から武器を取り出す。

    ジュドー「!――ハンマーか!?」

    ボリス「これはGセイバーに使ったものとは違うぞ」

    フォーエバーは防御、攻撃に用いていた八基のファンネルを全てZZに向かわせた。

    ジュドー「…!」

    553 = 546 :

    ZZがファンネルへの対処に気を取られた一瞬を突き、フォーエバーはZZに向けて
    赤い光から取り出した武器、ハイパーハンマーの鉄球を放つ。

    鉄球に備わるバーニアが噴射し、さらなる勢いとガンダムハンマー以上に鋭くなった棘
    を持った鉄球はZZを襲う。

    鉄球はファンネルを撃ち落としていたZZの腹部に命中した。

    ジュドー「ああああああああ!!」

    フォーエバーはZZの下半身を中心にチェーンマインを巻きつける。

    ボリス「整備はきちんとしておくものだ、ガンプラへの情熱が足りないな」

    ボリス「これで終わりだ、アプロディアの戦士たち」

    マーク「――!」

    554 = 546 :

    Gセイバーは両腕を始めとするチェーンマインが張り付いている装甲の部位をパージし、
    チェーンマインと機体の間に隙間を作りバーニアを吹かして脱出した。

    ボリス「あの機体…素体フレームと装甲が別々なのか!」

    マーク「背中と腰のスラスターがあればスピードは十分だ!」

    チェーンマインの爆発を背に、Gセイバーはフォーエバーに攻撃を開始し、フォーエバーがそれに対処しようとする。

    ジュドー(あのガンダムに気を取られた!)

    ZZは下半身を外し、下半身を構成するパーツであったため共に外されていたバックパックから
    ハイパービームサーベル一本を持ち、チェーンマインの束縛から脱出する。

    上半身のみのZZは、出来る限りのエネルギーをハイパービームサーベルに回し、
    フォーエバーに向かって突撃する。

    ジュドー「おおおおおおおおお!!」

    ZZのハイパービームサーベルがフォーエバーの胸部を貫く。

    ボリス「――!!」

    フォーエバーの指示により、周囲のファンネルがZZに攻撃を加えようとする。

    ジュドー「まだ動く!?」

    マーク「させるか!」

    すかさず、Gセイバーがフォーエバーに止めのビームを放ち、フォーエバーは撃破された。

    555 = 546 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ユニコーンとBD1は互いに接近しつつ、また距離をとりつつ撃ちあう。

    バナージ(すごく近づいてからビームマグナムの引き金を引いても相手は避ける…!)

    「…!」

    BD1は空いた左手から赤い光を発し、光の中からビームライフルを取り出した。

    BD1は右手にマシンガン、左手にビームライフルを持ちビームライフルで攻撃しながら
    ユニコーンへ接近する。

    バナージ「ビームは効かない!」

    シールドから発生させたIフィールドでビームを弾き、接近していく。

    ユニコーンが接近してきたのを見計らいBD1はマシンガンや胸部のバルカン砲による
    攻撃を加えた。

    BD1はビームをおとりに、ユニコーンに対し近い距離での実弾による一斉攻撃を仕掛けたのだ。

    バナージ「――!!」

    ユニコーンはバナージが〈避けなければ〉と判断した瞬間、その思考に命じられるままに
    BD1の攻撃を避けていく。

    556 = 546 :

    バナージ(ユニコーンガンダムのNT-D――リミッター解除での稼働可能時間は5分…)

    バナージ(何かの機体にジムの頭を取って付けたようなヤツ――ジム頭に対抗するにはこの状態じゃないとダメだ)

    バナージ(ビームマグナムも撃つだけ無駄――なら接近戦で!)

    ユニコーンはビームマグナムとシールドをしまい、ビームサーベルを取り出しBD1に
    接近戦を仕掛ける。

    ユニコーンの接近戦に対し、BD1も両手の武器を捨てビームサーベル二本で接近戦に応じた。

    ユニコーンとBD1は激しくビームサーベルをぶつけ合う。

    バナージ「ッ!」

    ユニコーンは左腕前腕部から起動させたビームトンファーを頭部への不意打ちに用いるが、
    BD1はその攻撃を察知して後ろに下がり、胸部からミサイルを発射した。

    バナージ「――!?」

    557 = 546 :

    「!」

    BD1の真下からビームの群れが襲い掛かる。

    BD1はビームを避けていく。ユニコーンに向かって放たれたミサイルはそのビームの群れに破壊された。

    下からの攻撃に気を取られた隙を突き、シナンジュがBD1の真上からビームライフルで
    攻撃しつつビームサーベルでBD1に襲い掛かる。

    さらにクシャトリヤがBD1にビームサーベルで襲い掛かった。

    バナージ「さっきの攻撃は四枚羽の――ジム頭を倒すのに協力する?」

    フロンタル「三方向からの同時攻撃…いかに殺気を感知出来ても、それに対処出来ねば
          意味があるまい!」

    マリーダ「やれ、ガンダム!」

    BD1はシナンジュとクシャトリヤの左右から振り下ろされるビームサーベルを
    両手それぞれに持つビームサーベルで受け止める。

    BD1はユニコーンの前で両腕を塞がれた状態となった。

    558 = 546 :

    バナージ「――頭…!」

    正面からユニコーンがBD1の頭部目掛けて右手に持つビームサーベルで斬りかかる。

    BD1は頭部バルカンで右手を狙う。

    バナージ「…!」

    ユニコーンはその攻撃でビームサーベルを落とすが、構わずに右の拳をBD1の顔面に押し付けた。
    そして右腕前腕部のビームトンファーを起動する。

    ビームトンファーで頭部を貫かれたBD1は動きを止めた。

    バナージ「やった…!」

    『         』

    バナージ「――!…!!!!?」

    バナージ「パイロットの声が、消えた…?俺は、パイロットの――――ぐっ――!?」

    559 :

    マリーダ「撃破に協力したとはいえ敵の前で動きを止めるとはな」

    ユニコーンは背後からクシャトリヤの四枚の大型バインダーから伸び出た隠し腕により
    両手足を捕まえられた。

    そしてユニコーンの前にシナンジュが立つ。

    フロンタル「ご苦労だった…ガンダム」

    ユニコーンの腹部に、シナンジュの拳による強烈な一撃が見舞われた。

    バナージ「―――――――ぁ!!」

    リディ「!――ガンダムが!」

    バナージ「ごめん…オードリー…」

    ユニコーンは変身を解き、ユニコーンモードへと戻る。

    引き上げるクシャトリヤ、動かなくなったユニコーンを抱えるシナンジュやアンジェロ機等を
    追いかけようとするリゼルに、クシャトリヤがファンネルで攻撃し足止めをした。

    リディ「!」

    リゼルがその攻撃に対処している間に、シナンジュ等はユニコーンを連れ引き上げた。

    リディ「…逃げられた……!」

    560 = 559 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    コア・トップ…ダブルビームライフル、ZZの上半身、コア・ブロックで構成される形態

    ジュドー「下半身に取りついた爆弾、結局爆発しちまった…上半分だけでどう戦えっていうんだ」

    ジュドー「バナージも、連れ去られちまった…クソ……!」

    コア・トップとGセイバーの前に青白い光が現れる。

    ジュドー「――光…次は何処へ連れて行く気だ」

    マーク「この光は…」

    561 = 559 :

    今回はこれで以上です。

    見て下さった方、ありがとうございます。

    562 :

    乙彼様でした

    BD1
    シナンジュ
    ユニコーン
    クシャトリヤ

    ……やろうと思えばエクバで再現可能?
    ただしわざと味方に当てる必要があるけど

    563 :


    今のGジェネにステージエディットがあればある程度再現できるのに

    564 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    回想――ガンダムUCの世界

    RGM-86RジムⅢ

    フロンタル「連邦軍のMSと戦闘状態に入った――いや、応援はいらん…私一人でやる」

    シナンジュは四機のジムⅢを相手に立ち向かう。

    シナンジュがビームライフルでジムⅢを一機撃破したのを見て、
    三機のジムⅢはシナンジュをビームライフルで攻撃しつつも後退していった。

    フロンタル「逃げるか…母艦はそちらにあるのか、つけさせてもらう」

    追跡中、突然シナンジュの前に赤い光が現れ、そこからMSが出現した。

    フロンタル「何…!?」

    GGF-01フェニックスガンダム(以下フェニックス)

    565 = 564 :

    フロンタル「――ガンダムだと…!」

    G・S『作戦行動を執っている所を邪魔して済まない…時間のロスはさせないから安心していい』

    フロンタル「通信?電子音声…」

    G・S『出来れば早いうちに君と会いたかったからね、シャアの再来――フル・フロンタル』

    フロンタル「何者だ」

    G・S「ジェネレーション・システム――君の味方だ」

    フェニックスは赤い光を放ち、自身とシナンジュを包み込んだ。

    フロンタル「…ここはどこだ?」

    G・S「私がどういう存在であるか、ここへ連れてきた方が早いと思った」

    フェニックスが連れてきたのは赤色の空間であった。

    フェニックスの背後には地球がある。そして周囲には映像が散らばって表示されている。

    映像の中身は様々なMSの戦闘場面である。

    566 = 564 :

    G・S「U.C.、A.W.、F.C.、A.D.、.A.C.、A.G.、C.E.、C.C.、その他ガンダム・ワールドの
    世界で繰り広げられている戦いの記録だ」

    フロンタル「夢であって欲しいものだな」

    G・S「この状況をどう思うかは君の自由だ…ただ、覚えておいて欲しいことがある」

    フロンタル「…」

    G・S「私が出てきたように、赤い光から出てくる機体は君の味方だということだ」

    G・S「それらはきっと、君の前に現れる障害を排除してくれる心強い存在となる」

    フロンタル「私を助けることが、そちらにとってどのような利益をもたらされる?」

    G・S「世界を次のステップへと進ませるための力になる」

    567 = 564 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         ・
                         ・
                         ・
    フロンタル(“ニュータイプだけの世界にしてみせる”)

    フロンタル(聞こえのいい言葉を吐き、しかし自分の本心を語ろうとしない――とてもマシンとは思えぬ存在だった)

    フロンタル(二機のガンダムや青いジムとの戦闘も含めて、ヤツはただ戦いを作り出して楽しみたいだけにしか思え        ないがな)

    フロンタル(とにかく、ヤツがふざけた存在であることは十分に分かった)

    フロンタル(しかし対抗手段が分からぬ今は様子見としたいが、果たして――)

    フロンタル「皆にはどのように説明すべきかな」

    568 = 564 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ――スペースコロニー…フロンティアⅠ

    F91_ガンダムF91(以下F91)

    シーブック「どういうマシーンなんだ!?」

    XM-07ビギナ・ギナ(以下ビギナ)

    セシリー「知らないのよ、クロスボーン・バンガードだって一つじゃないし」

    コロニー内を飛んでいるF91に数機の全長3.9m程の円盤型自律兵器、バグが襲い掛かる。

    F91はビームライフルでバグを撃ち落とそうと引き金を引くが、機敏に動くバグにあてることが出来ずにいた。

    シーブック「あたれよ!下手に撃ってコロニーに傷をつけたら…――う!」

    二機のバグがF91のコックピットを狙い接近する。

    それらをF91は胸部のメガマシンキャノンを使って撃墜した。

    569 = 564 :

    シーブック「…ッ!」

    F91はビームライフルを投げ捨て、ビームサーベルを取り出し機体を切り裂こうと接近してくる
    バグをビームサーベルやサーベル状にしたビーム・シールドで迎え撃った。

    F91はバグの突撃に合わせて反撃することで確実にバグを撃破していく。

    RGM-109ヘビーガン

    ビルギット「人間だけを殺す機械かよ!」

    地上に降りてバグを迎え撃っていたヘビーガンだが、バグによりシールド、右手首、両足と切断されていった。

    シーブック「ビルギット、もっと動くんだ!」

    ビルギット「こいつらっ!こいつらっ!こいつ!」

    両足を失ったヘビーガンは上昇し、バグを追い払うため左手でビームサーベルを振り回す。

    しかし、それをくぐってヘビーガンの胸部にバグが襲い掛かる。

    その時、どこからか放たれた真紅色の光がバグを消し飛ばした。

    ビルギット「…!」

    RX-78-2ガンダム

    570 :



    ビルギットが生き残った!

    571 :

    おつおつ

    ビルギットだけを殺す機械かよ!

    572 :


    ビルギットさえも殺せない機械だよ

    573 :

    青白い光からフロンティアⅠの地上に出たガンダムは、Gジェネレーションの世界で
    拾っていたジンクスⅢのGNビームライフルでヘビーガンに迫るバグを破壊すると、

    装甲がへこみ、焼け焦げている左足の方へ機体の重心が偏って倒れそうになったため、
    そうならないよう右足と右腕でバランスを取りなおそうと踏ん張った。

    アムロ「コロニーの中で重力があるから…被弾した左足のせいで機体のバランスが悪くて立ちにくい!」

    シーブック「大型のMS、いつのまにいたんだ?」

    セシリー「地上に青白い光…?」

    RX-78NT-1-FAガンダムNT-1/アレックス…チョバムアーマー装備(以下アレックス)

    クリス「なに?…ここは――あの二つ目のMSは?」

    クリスはアレックスのセンサーやモニター等を通して状況を確認する。

    クリス「紫色の大きなコマやMSが飛び回ってる…」

    クリスはバグが建築物や車両を切り裂いている姿。バグから同型の小さいバグが出てきて、
    それらがレーザーを発射して人間を焼く姿、そしてバグを破壊する自身の機体よりも小さいMSを見る。

    クリス「なんなの、これ…?」

    574 = 573 :

    アル「うわーーーー!!!」

    アルフレッド・イズルハ(以下アル)は青白い光に包まれた後、突然変わった、
    しかも奇妙な機械やMSが飛び回る異様な光景にパニックを引き起こしていた。

    アレックスのカメラはおびえるアルを捉える。

    クリス「アル?!どうして?!」

    アルの叫びに反応して、数機のバグがアルの方へ向かう。

    クリス「…!」

    アレックスはとにかく逃げようと思い走るアルを追いかけ、接近するバグを追い払おうと両手を振り回した。

    多数のバグは群がるのを邪魔された羽虫のように散らばる。

    クリス『アル!動かないでそのまま伏せて!』

    アレックスから聞こえた声に、アルは立ち止まる。

    アル「クリス…?」

    575 = 573 :

    バグが激突した衝撃で、右腕のチョバムアーマーの装甲が破けた。

    アムロ「あのガンダム!そのままでは切り刻まれるぞ!」

    ガンダムはアレックスを襲うバグを狙い撃とうとGNビームライフルの引き金を引く。

    アムロ「…!?ビームライフルのエネルギー切れか!」

    ガンダムはGNビームライフルを捨て、ビームサーベルを抜いた。

    アレックスは右腕前腕部に収納されているガトリングガンを露出させ、真っ直ぐに向かってくるバグを破壊した。

    セシリー「ビギナ・ギナが傍にいれば識別でバグに襲われない!」

    ビギナはヘビーガンの傍に寄り、自身を盾にしてバグの接近を阻んだ。

    ビルギット「…敵だったヤツに守られるなんて」

    シーブック「とにかく、こいつらを全部破壊するんだ!」

    F91は両手にビームサーベルを持ち、手首を回転させビームサーベルを振り回した。

    散らばっていたバグは、F91の発する熱や、音や、挙動に吸い寄せられるように集まっていく。

    576 = 573 :

    シーブック「もっとだ、もっと、もっと来い!」

    アムロ「こっちだ!」

    ガンダムは走り回りながら接近してくるバグをビームサーベルで切り裂いていく。

    アレックスは右腕のガトリングガンと左手のビームサーベルでバグの接近を阻む。

    クリス「来ないで!散って!」

    シーブック「うおおおおおーーー!!」

    F91、ガンダム、アレックス三機の奮戦により、コロニー内にいた多くのバグは破壊され、姿を見せなくなった。

    アムロ「一通り、破壊出来たのか?」

    シーブック「ハァ…ハァ…ハァ…!」

    F91はゆっくりと高度を下げ、地上へ着地する。

    アムロ「空を飛ぶ小型のガンダム、かなりの数を一機で落としていたぞ…
    ――小型、ビームのシールド、ここはウッソのいる時代かそれに近い時代なのか?」

    577 = 573 :

    シーブック「ハァ…ハァ…――何だ?」

    アムロ「コロニーの上空に赤い光…ジェネレーション・システムのMS部隊か!」

    ovv-fガフラン…飛行形態

    ovv-aバクト…飛行形態

    それら四機のガフラン達を追ってきたかのように、ガフラン等の背後から青白い光が現れMSが出現した。

    AGE-1_ガンダムAGE-1ノーマル(以下AGE1)

    フリット「見つけた…UE!」

    AGE1はバーニアを吹かしてガフランに接近しつつドッズライフルで攻撃した。

    狙われたガフランは回避が間に合わず螺旋状に回転するビームに消し飛ばされた。

    それ以外のガフランはMS形態に変形し、振り返り腹部の拡散ビーム砲や掌のビームバルカンで反撃にでた。

    AGE1はガフラン達の攻撃に怯むことなく、シールドで機体を守りつつ前進しドッズライフルで攻撃した。

    シーブック「回転するビーム…」

    アムロ「新しいタイプのガンダム」

    578 = 573 :

    フリットはモニターに映る光景と自身が居たはずの状況の違いに戸惑いを覚えたが、
    すぐに頭を切り替え目の前の敵に集中した。

    フリット「とにかくここが何処だろうと、UEの好きにはさせない!」

    AGE1はドッズライフルでガフランを攻撃する。

    ガフランは飛行形態に変形してバラバラに散らばり、空を飛び回って空中戦に不利なAGE1を翻弄する。

    滞空時間に限界が来たAGE1は着地するが、着地時の姿勢制御の一瞬をのガフランとバクトに狙われた。

    二機の、上空からの尻尾のビームキャノンによる攻撃を受け、AGE1は倒れ臥した。

    フリット「うぅっ…町を壊して――しまった!」

    ガフランがMS形態に変形してAGE1の前に着地し、掌から発生させたビームサーベルでAGE1を貫こうとする。

    フリット「やられる!」

    その時、ガフランの背部に多数の砲弾が命中する。ガフランの装甲にはあまり効果がなかったが、動きは止まった。

    579 = 573 :

    フリット「今だ!」

    その隙にAGE1はバーニアの噴射でガフランから離れた。

    アムロ「バルカンじゃ倒せない!――なら」

    フリット「あれは…」

    ガンダムはガフランに向かって走りながらビームサーベルをビームジャベリンに変形させ、
    自身に攻撃を仕掛けようと正面を向けようとするガフランに投げつけた。

    フリット「小さい頃見た、伝説の戦士の絵と同じだ…」

    ビームジャベリンのビームの三つ叉の槍頭がガフランの胸部に突き刺さり、ガフランは爆散した。

    ガフランの機体の残骸から発せられる炎の中をガンダムは歩き、向かい合うAGE1に近づく。

    アムロ『胸のAマークのガンダム、大丈夫ですか?』

    フリット「救世主――ガンダム」

    580 :

    ageまでいるとは

    581 :

    ビームサーベルの形ってその場で変えられるのか

    583 :

    騎士と武者でたんだったらキャプテン、ゼロ、爆熱丸もでればいいなと思った俺は異端?

    584 :

    騎士、武者と来たならコマンドだな

    585 :

    アムロ『救世主?』

    フリット『え、あの!そのMSはガンダムを模して作ったんですか?』

    アムロ「模するもなにも…これは宇宙世紀でのオリジナルのガンダムです」

    フリット「宇宙世紀?A(アドバンスド).G(ジェネレーション).じゃ…」

    ガンダムとAGE1に向かってMS形態のバクトが上空から飛来する。

    アムロ「さっきのとは別」

    フリット「新しいタイプ…――下がってください!こいつは僕が!」

    AGE1はドッズライフルで攻撃する。

    バクトは左腕を、機体を守るようにかざし、防御の姿勢を取った。

    フリット「!」

    ドッズライフルからのビームはバクトの左腕に命中したが、命中したビームは拡散した。

    バクトは自身の纏っている電磁装甲でドッズライフルのビームを拡散、無効化させたのだ。

    バクトは無傷である。

    586 = 585 :

    フリット「ビームを弾いた!?」

    バクトのビームバルカンによる反撃を二機は散開して避け、AGE1は再びバクトを
    ドッズライフルで攻撃する。

    バクトは右腕でビームを受け止め、ビームを防いだ。

    アムロ「ビームが効かないのは腕だけか!」

    ガンダムはガフランの撃破に使用して、その破片の傍に落ちていたビームの刀身が消えている
    ビームジャベリンを拾う。

    アムロ「接近戦で腕以外を狙えば」

    フリット「!――小さいガンダム!?」

    シーブック「あと一機!」

    空中でF91はバクトと対峙した。

    バクトは飛行形態となりF91に接近する。

    F91は背面に懸架されている左右のヴェスバーを移動させて両手に持ち、飛び回るバクトに照準を定める。

    シーブック「こいつのビームなら効くだろ!」

    F91はヴェスバーのビームをバクトに向けて発射した。

    バクトは咄嗟に両腕を前に出して防御の態勢を取ったが、
    弾速を速くさせ、貫通力を高められたヴェスバーのビームはバクトの電磁装甲を貫通し、バクトを破壊した。

    アムロ「あのMSの装甲を撃ち抜いた…」

    587 :

    流石ヴェスバー

    588 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    フリット「ジェネレーション・システム、アプロディア、ガンダム・ワールド…」

    ビルギット「そいつらのおかげで昔の伝説の機体とあのニュータイプ、アムロ・レイにお目にかかれるなんてね」

    アムロ「同じ宇宙世紀でも、別の世界の人間です。この世界の僕とは違います」

    ビルギット「わかってるよ」

    ビルギット(だが、あの素早いバグを撃ち落としたんだ)

    クリス(実際に見ると、聞いていた以上に幼い…この子がアムロ・レイ少尉――それに他の子たちも…)

    フリット「ニュータイプってなんですか?」

    シーブック「君みたいにMSを上手く扱えちゃう人のことだよ」

    フリット「?」

    589 = 588 :

    セシリー「それで、そのアプロディアがあなたたちを転移させるまでどうするつもりなの?」

    クリス「どうすれば…」

    アムロ「シーブックさんたちに付いていきます」

    シーブック「ジェネレーション・システムが僕を狙う可能性があるからか?」

    アムロ「はい。ジェネレーション・システムは、とにかく様々な世界のガンダムと名の付く
    MSと戦いたいみたいですから」

    セシリー(マシンによる人への攻撃…鉄仮面もやっていることはその機械と同じか)

    アムロ「とにかくアプロディアの言う通り、この世界と別世界から来たガンダムと協力して、目の前の敵を倒していく」

    クリス「そして大本のジェネレーション・システムを倒さなければ、元の世界に戻れない」

    アムロ「そうです」

    アル「まだ帰れないってこと?」

    クリス「そうみたい」

    アムロ(アプロディア…何故この戦いに関係しそうにない子どもまで連れてきたんだ?)

    590 = 588 :

    ビルギット「俺たちの手伝いをしてくれるのはありがたいが、お前のガンダムはどう見てもボロボロだぜ?」

    アムロ「問題はそこです。武器もほとんどありません…小型MSの武器なんて小さくて持てないし」

    シーブック「戦艦――スペース・アークになら、まだ武器があるかもしれない。
    ただあったとしても、ジェガンタイプ用のだから大きいかもしれないけど」

    セシリー「ビルギットさんと、アルフレッド君もスペース・アークに収容してもらいましょう。
    でも、大丈夫かしら?MSがスペース・アークに近づいたら、折角上手く戦いから
    抜け出せているのに、敵がそちらに向かうかもしれない」

    シーブック「そのために、僕たちで注意を引くんだ」

    セシリー「そうね…そして敵を倒す」

    フリット(UEじゃなくて、人と戦う)

    クリス「アスノ君はどうする?」

    フリット「!…僕もアムロさんたちと行きます!」

    591 = 588 :

    クリス「わかったわ…レイ少尉、アレックスを使ってください」

    アムロ「アレックス?」

    クリス「私の乗ってきたガンダムNT-1のコードネームです」

    クリス「左腕のガトリングとビームサーベル、バルカンが使えます。チョバムアーマーのおかげで
         機体にも大きな損傷はありません――今はこんな状況です、戦いに使えるものは使ってください」

    アムロ「わかりました、アレックスをお借りします。その代わりに、ガンダムをお願いします」

    シーブック「彼らのこと、どうします?ビルギットさん」

    ビルギット「折角のご厚意だ…参加してもらえ。お前も頼んだぞ、シーブック」

    シーブック「はい」

    592 = 588 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    シーブックたちはそれぞれの機体に搭乗する。

    シーブック(ニュータイプは大概個人的には不幸ってビルギットさんが言ってたけど)

    シーブック「不幸にしているのはガンダム、か」

    セシリー『シーブック、急がないと次のバグが来るかも』

    シーブック「クロスボーン・バンガード――あんなマシンを考えるなんて…怖いぞ」

    セシリー『いいえ、おじい様も、クロスボーンの艦隊も、ザビーネだって知らないことよ』

    シーブック「どういうこと?」

    セシリー『鉄仮面』

    シーブック「一人のことか?」

    セシリー『そう』

    シーブック「なら、鉄仮面をやるしかない」

    593 = 588 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    アムロ「アレックス…カミーユさんに見せてもらったゼータのコックピットに近い」

    アムロ「同じ宇宙世紀で同じ年代に、ここまで技術が発展しているなんて」

    アムロ「後は僕がこいつを使えるかどうかだ。いきなり実戦だものな」

    アムロ「…クリスチーナさんは、バグとの戦いのとき、この機体を
         少し持て余しているように感じた。調整役の彼女がそうなのにやれるんだろうか?」

    アムロ「――とにかく、精一杯やるんだ」

    594 = 588 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    フリット(UEとじゃなくて、人と戦う…コロニー・ファーデーンで発見して、
          赤い光の中に消えていくUEを追いかけたら青白い光に包まれて、こんなことになるなんて)

    フリット(戦争をもたらす存在、ガンダム…僕がガンダムを造ったから、人同士の戦争に巻き込まれた?)

    フリット(僕は、UEから人を守るために戦っているのに…)

    シーブック『いいですか?』

    フリット「…!はい!」

    シーブック『僕とセシリー、アムロ、フリットはあそこの…鉱山側の方から宇宙に出ます』

    フリット「コロニーの端の岩壁の穴から…」

    シーブック『クリスさんは反対の、太陽側の港口からスペース・アークを追ってください。
           クロスボーン・バンガードとの遭遇を避けられるはずです
           ――ジェネレーション・システムの方は知りませんが』

    クリス『わかったわ』

    セシリー『別世界とはいえ、MSの技術に差があるのに、クロスボーン・バンガードのMSと戦えるかしら?』

    595 = 588 :

    シーブック『あのバグを破壊出来たんだ。それにF91はフリットのいる世界のMS…UEを倒せた』

    アムロ『アプロディアからは、“世界ごとの性能格差が、その世界内での位置づけに依存する”と説明されました』

    フリット「それだけじゃ、よく分からないですけど何かしらの力が働いてるおかげで
          僕たちは戦えるようになっているんですね」

    アムロ『そうでなきゃ、MSが生まれたばかりの時代にできたガンダムが、
         モビルアーマーに変形するMSや、特殊な粒子を用いて性能を向上させる飛び回るMS、
         自己修復や増殖を行うMSなどに敵うはずがない』

    クリス『そこまでMSの技術が発展している世界があるのね…』

    シーブック『行こう』

    アムロ「はい」

    フリット(元の世界に帰るには、戦わなきゃいけないんだ。
          母さんやブルーザーさんの願いを、ガンダムを救世主にすることを叶えるために…)

    フリット「さあ行こう――ガンダム!」

    F91、ビギナ、アレックス、AGE1は鉱物採集用の小惑星が接続されている方へ向かい、
    そこからコロニーの外へ出るために発進した。

    ビギナは両足と右手首を失っている、ビルギット機のヘビーガンを抱えて飛ぶ。

    セシリー「鉄仮面、必ず私が止める」

    596 = 588 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ビルギット「ガンダムのコックピットには人が三人も入れないですからね、右手に乗りますよ!」

    ガンダムのコックピットに座るクリスに向かって、ビルギットが大声で話す。

    クリス「すいません、ピリヨ少尉」

    アル「いいのクリス?ガンダムをあのお兄ちゃんに貸して」

    アルが自身の座る膝の主に尋ねる。

    クリス「ええ、アムロ・レイ少尉は凄いパイロットなの。きっとアレックスを使いこなしてくれる」

    アル「…あんな頼りなさそうなヤツより、バーニィの方が絶対強いよ」

    クリス「ん?」

    アル「なんでもない!」

    クリス「そう」

    クリスはガンダムのコンピュータの設定を確認する。

    クリス「え…!?」

    アル「?」

    597 = 588 :

    クリス(こんな設定で動かせるの?これじゃ機体が敏感すぎて、それに操縦系に異常が…)

    アル「クリス、どうしたの?」

    クリス「設定を変える時間はない…アル、捕まってて」

    クリスは右の手のひらを地上に下ろし、ビルギットを乗せる。

    ビルギット『ここはミノフスキー粒子が濃いので、スペース・アークに通信を送るには余程近づかないといけません』

    ビルギットからの、ノーマルスーツから機体ごしでの通信にクリスは応じる。

    クリス「わかりました」

    クリスはガンダムを発進するよう操作する。

    しかし、クリスの予想以上の反応でガンダムはその操作に応じた。

    ガンダムは、機体のバランスを崩し、危うく前に倒れそうになる。

    598 = 588 :

    アル「うわぁっ!?」

    クリス「うっ!」

    ギリギリのところでガンダムは倒れるのを踏みとどまった。その際も、ガンダムの機体は揺れる。

    アルはクリスの身体にしがみつき、ビルギットは手のひらから落ちないようガンダムの指に必死でしがみついた。

    クリスはすぐにバランスを整え、少し前のめりの状態でガンダムは静止した。

    ビルギット「おい!危ないじゃないか!」

    クリス「すいません!」

    クリス(…ニュータイプ……本当なんだ――きっとアスノ君やアノー君、フェアチャイルドさんもそうなのね)

    アル「大丈夫?」

    クリス(――考えてる暇なんてない。自分の出来ることを、するしかない)

    クリス「大丈夫よ、感覚は掴んだわ――お願いね、ガンダム」

    599 :

    アムロがアレックスに乗るとか胸が熱くなるな・・・

    600 :

    乙乙

    この流れだとトビアやアセムの登場はお預けになりそうだけど、
    いかにもGジェネらしいクロス、特に掛け合いは毎回楽しませてもらってますー


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