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    元スレ上条「ソードアート・オンラインか、やってみたいな」

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    401 :

    乙!
    学園都市どうなってんの?(現実)

    402 :

    >>401
    現実の学園都市は筑波とか日本各地にあるよ

    403 :

    リアルの話題を持ち込むのはマナー違反だぜ?(SAO的な意味で)

    404 :

    二次元入りすぎて現実の学園都市=とあるの学園都市になってた。

    405 :

    じゃあ俺は学園都市在住だな

    406 :

    >>405
    レベルと能力は何だ?

















    うまくボケてくれ。

    407 :

    俺はレベル7 能力は確率操作だ

    408 :

    >>407 コンマが一足りないんだよなあ

    409 :

    レベル4/穴埋めのスキル「発砲塞がり」

    410 :

    それ西尾だろ

    411 :

    じゃあ俺はレベル2の純白職歴で

    412 :

    お前ら黙れ

    413 :

    久々にパー線乗ったらカメラ小僧いっぱいいた…


    どうも、投下します


    今週末は、2回できたらいいなぁ…

    414 = 413 :

    時を戻し、ここは学園都市



    1か月前、ソードアート・オンライン事件が起こった日。


    あの日、白井は犠牲となってしまった学生の部屋で、駆け付けた警備員に事情を説明してた。
    その時彼女の携帯が鳴った、相手は固法。内容は敬愛するお姉様、御坂美琴が事件に巻き込まれてる。
    しかも、すでに意識不明だと


    白井「なっ!?・・・・・・・」


    彼女は絶句した。この事件はすでに報道されてるし、なにより死者も出ている。
    ここからでも解るが、そこらじゅうでサイレンが鳴り響き、どんなパンピーでも事の重大さが解る。
    彼女はすぐに場所を聞き病院に向かう。

    途中初春とも連絡を取るが繋がらない


    白井(この街で回線が混むとか、尋常じゃないですの)


    テレポートを繰り返し、美琴の居るカエル顔の医者の居る病院に着く。
    そこにはすでに沢山の緊急車両が止まっており、メディアなどの人混みも出来ている。
    彼女は建物内にテレポートし、近くの看護婦に美琴の病室を訪ね部屋へ向かう。
    部屋に入るとカエル顔の医者と顔見知りの警備員、黄泉川愛穂、他数人がいた


    白井「お姉様!!!!」ダッ


    美琴の元へ駆け寄るが

    415 = 413 :

    黄泉川「まずい!取り押さえろ!!」


    「「「はっ!!」」」


    黄泉川の号令と共に警備員数人で彼女を抑えようとするが


    ヒュン


    「え?!」


    警備員の視界から彼女は消える、白井は美琴のベットの近くにテレポートしてた


    黄泉川「こう来ると思ってたじゃん!!」ガシ

    白井「!?」


    白井の考えをまるで先読みしてたかの如く、黄泉川は彼女の手をがっしり掴んだ


    黄泉川「ちょっと可哀そうだけど、これ着けさせてもらうじゃん!!」ガチャン


    そう言って黄泉川は白井に、対能力者用の手錠を付けた。
    手錠を着けられた彼女は先ほどの警備員に羽交い絞めにされてる


    白井「ちょっと!!これは何のつもりですの!?」

    黄泉川「どうもこうも、それ着けてないとお前は、こいつのナーヴギアを外そうとするジャンか?」

    白井「そうですの!!お姉様をあんな風にさせたくありません!!」


    あんな風、それは先ほどまで彼女がいた学生の部屋にあった、頭の内側から沸騰したような死体。
    目の前にいる美琴がそうならないように、彼女は自分の能力で外そうと思ってる。
    もちろん、美琴以外の被害者も彼女は外そうと考えてる、それはこの街の平和を守る風紀委員の勤めだからだ。
    だが、彼女は周りを見るべきだった、なぜ今までナーヴギアを外そうとするものがいなかったのか、
    なぜこの医者は立ち尽くすだけしかしてないのか。


    「白井さん!!」バン!!


    知ってる声が自分を呼んでる

    416 = 413 :

    黄泉川「固法!!ちゃんと伝えてなかったじゃんか!?」

    固法「すみません!電話がつながらなくて」

    黄泉川「・・・いいから、そいつを連れて行くじゃん」

    固法「わかりました・・・」

    白井「ちょっと!!放すんですの!!」


    「こいつっ・・・暴れんな!!!」


    白井「放せ!!放すんですの!!!」

    黄泉川「うるさい!!外で頭冷やしてろ!!固法!!」

    固法「っはい!!」

    黄泉川「白井を見張ってるじゃんよ!!」

    固法「了解・・・白井さんっ、こっちよっ!!」


    白井「嫌ですの!!お姉様、お姉様ぁぁぁぁぁぁ」ズルズル


    バタン!



    黄泉川「・・・最低じゃんよ・・・私は」

    冥土返し「「・・・」

    417 = 413 :

    部屋を出ると白井は固法にひっぱたかれる


    固法「落ち着いて!白井さん!!」


    冷静になる。
    そして、現状を聞いをまとめる


    無理に外部からナーヴギアを外そうとすると、外された本人と、他の被害者全員が死亡してしまう


    ナーヴギアにテレポート能力他、能力系統は通用しない(実証済み)


    こんなとこだ


    固法「それとね・・・落ち着いて聞いてくれる?」

    白井「はい・・・」


    固法から聞いたこと、それは彼女を絶望させた。


    固法「初春さんと・・・佐天さんも・・・このゲームに――」


    それからは泣き崩れたことしか白井は覚えてない。

    固法曰く、初春が臨時招集の電話に出ないので携帯を逆探知して風紀委員の1人に行かせた、しばらくすると支部に連絡があった。
    佐天の家にて2人を発見、意識不明、例のゲーム機を付けてる。
    つまり、彼女はこの日3人もの友人をSAOに連れてかれた。
    なかば発狂に近く泣き乱れた彼女は、この後鎮静剤を打たれるまで泣きながら友達の名前を叫んだ


    「初春!!佐天さん!!お姉様!!お姉様あああああああああ!!!」

    418 = 413 :

    目が覚める、彼女は病院の廊下のベンチで横になっており、起き上がって周りを見る。
    その様は壊れた人形のようで、泣いて腫れた顔が一層悲壮感を増してる。
    虚ろな目で周りを見る、白いものが写る、いつか見たシスターだ。
    先ほどまで脇に男女2人がいたが、帰ったみたいで今は彼女1人だ。
    彼女は祈りをささげてる、見ると月明かりに照らされた鉄骨が十字架に見える


    白井(この街で神頼みだなんて・・・)


    アンバランス。
    この科学で埋め尽くされた街、そこで神様に祈る行為などばかばかしいにも程がある。
    普段の彼女ならスルーだが・・・


    白井(私とて、頼みたいですの・・・)


    彼女はこの日、そのまま寝てしまった。

    419 = 413 :

    翌朝、彼女は目が覚めると手錠がないことに気が付いた、おそらく寝てる間に外してくれたのだろう


    白井(どうせなら、寝床に運んでくれればよかったものを・・・?!)


    気が付く、腕時計をしてる。彼女は昨日、腕時計をしてなかったはず、なのになぜ?


    「目が覚めたか?」


    声を掛けられる、粗っぽい声だが女性なのは解る。
    見るとスタイルのいいパンツスタイルの女性がいる、だが堅気ではない人物特有のオーラ。
    白井は警戒する。なにせ、さっきまではそこに居なかったのだから


    「そんなに固くなんなくていいのよぉ、その時計その他もろもろの説明だから」

    白井「・・・で、何なんですのこれは?」

    「簡単に言えば携帯キャパシティーダウン、こうやってスイッチを入れると」ス


    女がスマホをいじる、すると


    白井「うっ」ズキズキ

    「装着してる者に軽い頭痛を起こす。私は関係ないけど、デリケートな演算の必要なあなただとねぇ」

    白井「何者・・・なんですの・・・」ズキズキ

    「あぁ、自己紹介がまだだったねぇ・・・」

    「麦野沈利、あんたにはレベル5第4位って言った方が速いかにゃーん?」

    420 = 413 :

    白井「で、そのレベル5が、なんの用ですの?」ズキズキ

    麦野「警告だよ」

    白井「警…告…?」

    麦野「そ!警告。大体内容は解るでしょ?」

    白井「…お姉様のことですの?」

    麦野「そおゆうこと。その時計はこちら側からスイッチを入れたらさっきの通り、演算を阻害する」

    白井「ならこんなもの外してしまえば!――」


    麦野「外したら、あんたの友達の命はないよ」


    白井「――なっ!!」


    絶句する。命はない、それは誰かが殺される。彼女はまさかと思う


    白井「まさか、・・・・お姉様を!?」

    麦野「そんなわけないでしょ?仮にもレベル5よあの餓鬼は、みすみす殺したりはしないよ」

    白井「それじゃ…まさか?」

    麦野「察しのいい子ね、あなたの思ってるとおり残り2人よ」

    421 = 413 :

    残り2人、それは紛れもない初春に佐天の事に違いない。だがこれでは


    白井「それじゃ人質じゃないですの!!そんなの、学園都市で許される――」

    麦野「むしろ許されるんじゃない?あんただって解るでしょ?この学園都市が腐ってることに」

    白井「――だとしても、このわたくしが許しませんですの!風紀委員として絶対に!」

    麦野「ずいぶんとプライド高いのね、憧れちゃうわ~…でも、事実だからね」

    白井「そんなことー!!――」

    麦野「ならやってみたら?超電磁砲のナーヴギアを外して残りを皆殺しにするか、それとも2人を犠牲にするか。あ、そっか」


    何かに気が付き発言する、だがそれは


    麦野「残り2人は無能力者みたいなものだからいいのか、所詮底辺の『ゴミ』みたいなものだしねぇ。関係ないのか」


    白井黒子をキレさせるのに十分だった


    白井「――っこんのーー!!あなたはーーー!!」ダッ


    許せない、それだけだ。
    自分の友達、初春や佐天さんを『ゴミ』呼ばわりしたこの女を。
    例えレベル5だとしても、敵わなかったとしても、自分が許さない

    422 = 413 :

    麦野「・・・はぁ」


    軽くため息を吐く、だが、吐き終えると目つきが変わる


    ガシッ!!


    白井「!?」


    一瞬の疑問の後、激痛が走る。
    彼女は麦野の左手で首元を掴まれており、そのまま持ち上げられてる


    白井「っがっ…っ!!」

    麦野「ったく…人の話は最後まで大人しく聞きなさいって、教わんなかったのかクソガキ!!」メキメキ


    凄まじい怪力、自分と歳がそう離れてないと思えるが。
    それもあるが、風紀委員の訓練で鍛えてる白井でも見えなかった彼女の動き。
    そして、何よりもさらに荒々しくなった口調に雰囲気、いつかのテレスティーナを思い出させる


    白井(何とか・・・腕だけでも・・・)


    麦野に首を抑えられてるが手は動く、彼女は太ももにある金属矢手に持ち、


    白井「…ッツ!!」ブス

    麦野「あん?」


    麦野の左腕に刺した、貫通してる。これで一瞬力が弱まりその間に抜け出し、その間に体勢を立て直し反撃する


    白井(これで・・・)


    はずだった

    423 = 413 :

    麦野「チッ」


    麦野は舌打ちするだけで何の動揺もない、左腕の力も弱まった形跡もない。確かに金属矢は左腕を貫いてるのに


    麦野「ふん!!」ブン

    白井「…っぶ!!」ビタン!!


    彼女は白井を乱暴に床に叩きつけると、無造作に金属矢を抜く


    麦野「お嬢様のくせに物騒な物、持ってんじゃねーか」

    白井「…っぎ・・・義手?!」

    麦野「そうよ、結構高くて精密なんだから壊さないでよ」ゲシ

    白井「…うっ!!」

    麦野「・・・いい?もう一回説明してあげる」グルグリ

    白井「…っぐ・・・」

    麦野「不用意にこの件に首を突っ込まないこと、後その腕時計は外さないこと。わかった?」

    白井「・・・」

    麦野「返事しやがれこの雌豚!!」ドカ!!


    まるでサッカーのフリーキックのごとく、麦野は足を振り上げ白井の腹に向かって蹴りを入れた

    白井「うっ!!・・・うぉぇぇぇ」ゲロゲロ

    麦野「っつ!!汚ったねぇな」


    腹に麦野のキックが入ってしまった白井は嘔吐してしまう、

    424 = 413 :

    白井「っく・・・」ユラ


    だが彼女は怯まない、それでも立ち上がろうとする


    麦野「はぁ・・・まだやるの?いいかげん手を引いてほしいんだけど?」

    白井「申し訳ないですが…聞き分けのないのは…自覚しておりまして」

    麦野「ふーん・・・」ツカツカ


    無造作に距離を詰める


    白井「ですが…お姉様や…わたくしの友達を…侮辱するのは…絶対にゆるしません!!」

    麦野「もういい、長い」シュン!!

    白井「グハッ!!」ドサ


    白井とのやり取りに耐えられなくなった麦野は、白井の背首に手刀を下し彼女の意識を奪った。
    彼女はそのまま糸の切れたマリオネットのごとく、床に倒れ込んだ

    425 = 413 :

    麦野「はあ…」


    「やり過ぎじゃないの?」


    麦野「…なんだ、案内人か」


    麦野に声を掛けたのは案内人、結標淡希。普段と違い、紺のカーディガンにカーキのパンツ。


    麦野「こいつが突っかかってきたからよぉ…」ゲシゲシ

    結標「あなたが煽るようなこと言ったからでしょ」

    麦野「そんなこと言うならテメーがやればよかったろ!?」

    結標「だから…私とこの子は前にいざこざがあったって、言ったでしょ?」

    麦野「ったくよ…説明しようと思ったら突っかかられるし、しかも説教もされて。挙句の果てには殺されかけるとは、どういうことだよ!?」

    結標「殺されかける?」

    麦野「おい!そこ!!隠れてねえで出てきやがれ!!」


    「」ス


    物陰から出てきた青年、爽やかなパリッとしたスーツを着ているが表情は穏やかではない。
    手には物騒な石造りのナイフが握られており、より物騒さを醸し出してる。
    海原光貴、学園都市暗部『グループ』に所属してたアステカの魔術師


    結標「あら、いたの?」

    426 = 413 :

    麦野「なんで私が殺されなくちゃいけないのかにゃ~ん?返事次第では、そのナイフもろとも『原子崩し』で貫くぞ包茎!!」

    海原「それはこっちのセリフです。それ以上、御坂さんの御友人を手掛けるのならその左腕、バラしますよ?」

    麦野「やれるもんなら、やってみろ!!」


    「やめてくれないかね?」


    ヒートアップする麦野と海原の間に渋い声が入る。この病院のカエル顔の医者『冥土返し』だ


    冥土返し「ここは病院、そんな血生臭いことは他所でやってほしいんだがね?」

    麦野「…ッチ!!」

    海原「すみません、取り乱しました…」

    冥土返し「ならいいけどね?それよりも、その子を治療しよう」

    結標「…大丈夫そうですか?」

    冥土返し「このくらい、僕なら朝飯前だよ」


    そう言うと、冥土返しは看護婦に白井を処置室に運ぶように指示をだし場を去ろうとする


    麦野「あ、あの…」

    冥土返し「ん?」

    麦野「その…よろしくお願いします」ペコリ


    何と、麦野が頭を下げたのだ。プライドの高い彼女がここまでするのは大変珍しく、周りに居る一同目を丸くして驚いてる


    冥土返し「その気持ちがあるなら結構だよ…君も後で来るといいよ?彼女に腕、貫かれたのだろ?」

    麦野「…解りました」

    冥土返し「じゃあ、僕は行くからね」コツコツ

    麦野「…」

    427 = 413 :

    結標「…珍しいのね、あなたが頭を下げるなんて。プライド高そうに思えたんだけど?」

    麦野「普段じゃ絶対にやらねーよ…さっきは、取り乱してたのは事実なんだし…」

    結標「そう…でも、しょうがないわよ。人質とられてるのは私達も同じなんだから」

    麦野「…お前らもか?」

    結標「ええ…私は居候先の家主と、金髪バカの義妹」

    海原「自分は…白井さんのほとんど同じですが、後ここに入院している知り合いです」

    麦野「そうか…状況は?」

    結標「これもあなたと同じ、拘束はしないけどいつでも殺せるってさ…」

    海原「おそらく、ナノディバイスが近くに跳んでいるのでしょう…」

    麦野「…くっそ!!」ダン!!


    麦野が壁を叩く


    麦野「何がレベル5だ!!…『原子崩し』で貫くこと以外、何も出来やしねえじゃねえか…チキショウ」

    結標・海原「「…」」


    自分の無力さを嘆く彼女に結標と海原は、何も声を掛けることが出来なかった

    428 = 413 :

    今日はここまで


    先に言っときます。黒子、麦野ファンの方スンマセンでした


    何時もながらの駄文…いけるかこれ?


    では、また

    429 :

    内容云々より誤字が酷すぎる。
    「そおゆうこと」→「そういうこと」
    「冥土返し」→「冥土帰し」

    431 :

    句読点の使い方がおかしすぎて読むのきつい
    駄文駄文言うくらいなら見直してから投稿してくれ

    432 :

    乙でした

    433 :

    >>420何を警告したのかいまいち伝わりにくい

    あと細かいことだが黄泉川のジャン→じゃんな

    435 :

    分かりにくいな…

    436 :

    >>433
    一度テレポート使ってナーウギアを外そうと先走り抵抗の素振りまで見せたから枷をつけただけだろ
    枷だけじゃ足りないから人質があるからとオマケで釘を刺した
    要するに暗部と無関係な黒子にわかりやすい内容で大人しくしとけとの警告を出しただけ

    黒子に大真面目な話をしても
    「行動起こすと上層部に狙われるぞ?」→「私は風紀委員ですの。例え上層部が相手だろうと戦いますの。」
    こんな無駄なやり取りをするなら>>420みたいな方法が手取早いくらい暗部組みの麦野なら熟知してる

    437 :

    こまけぇこたぁいいんだよ!

    438 :

    どうも、こんばんは


    なんか>>436さんが俺より詳しく補足していただいて、ありがとうございます


    どう考えても、俺の説明不足なんだけどね…



    では投下します

    439 = 438 :

    「……こ……こ……ろこ……」


    ん……うんん……


    「……黒子!…黒子!!」


    お…お姉様?


    「やっと気が付いた…黒子ったら心配かけさせて…」


    「白井さんったら~また無茶したんですか?」

    「本当ですよ~いつも御坂さんに無茶するなって言ってるくせに~」


    初春…佐天さん……


    「でも、よかったですね!白井さんが目を覚まして!」

    「白井さんはこのぐらいでやられるような人じゃないですよ」


    初春、なんかトゲのある言い方じゃなくて?


    「おお、さっそく突っ込んだ。これならもう大丈夫ですね!」


    大丈夫って。佐天さんまで…

    440 = 438 :

    「あははは。でも、本当に心配したんだからね?」


    お姉様……グス


    「!?ちょっと!黒子?」

    「し、白井さん!?」

    「どうしたんですか!?」


    な・・・何でもないですの…エックエック


    「ど~したんだろ、急に?」

    「御坂さんの顔を見て、急に安心しちゃったじゃないんですか?」

    「黒子…」ギュ


    !?お、お、お、お姉様?


    「み、み、御坂さん!?」

    「白井さんを抱きしめるなんて、だ~いたん!!」

    「怖かったんでしょ?…あの第4位だもんね」


    お姉様…ジワ


    「だから、ちょっとの間私の胸を貸すから、おもっきしないちゃいな、ね?」


    う…うわあああああああああああああああああ、


    お姉様、お姉様、お姉様、お姉様、おねえさまああああああああああああああああああ

    441 = 438 :

    「お姉様あああああああああああああああああ!!」クワ!!


    「うわ!!」ビク!!

    「…ん?」


    「はあ、はあ、ここは?」


    「びっくりした…目が覚めたのね。海原、先生呼んできて」

    「はい…」ネムイ

    「あ、あなたは?」

    「久しぶりね…会いたくなかったかしら?」

    「少なくとも寝起きでは会いたくはなかったですわ、結標淡希」


    白井が目を覚ますとベットの横には美琴や初春佐天の姿はなく、
    メガネをかけた赤いツインテール。かつての敵、結標淡希がいた

    442 = 438 :

    結標「ずいぶんな言い草ね…」

    白井「そりゃ…コルク抜き埋め込まれたり、拳銃で撃たれたり、頭上に4520g転送されたりしたらそうなりますの」

    結標「あの時は…悪かったわよ…」

    白井「…さっきの殿方は?」

    結標「元仕事仲間ってところかしら、あなたの思ってるような関係じゃないわ」

    白井「そうですの…」

    結標「…」

    白井「…」


    沈黙が支配する。先ほど白井が述べた通り2人はかつて戦った仲、いや殺し合ったと言った方が正しいのかもしれない。
    そう簡単に相いれる関係にはならないし、フランクに喋れるわけでもない


    白井「…夢を見てました」

    結標「夢?」

    白井「ええ…お姉様や友達が見舞いに来てくれた夢…」

    結標「そう…」

    白井「…そういえば…何故、あなたはここに?」

    結標「あなたと同じよ…」

    白井「同じ…」

    結標「そ。私の知り合いも巻き込まれてね、それで来たの」

    白井「そうなんですか…」

    結標「それに、あなたと同じ様に人質もいる」

    白井「人質!?」

    443 = 438 :

    白井が反応する、まさかこの女も?


    結標「ええ、家主と巻き込まれたバカの義妹ね。あなたも知ってるわよ、土御門舞夏」

    白井「舞夏さんのお兄様も?!」

    結標「そ。しかもね、あの子巻き込まれた兄と友達を最初に見つけてね。パニックで過呼吸起こして倒れちゃったのよ」

    白井「…」

    結標「それで今朝まで入院しててね、今は家にいるわよ」

    白井「…ご容体は?」

    結標「もう見ちゃいらんないわ、目は腫れてるし、肌はがさがさ。壊れたラジオみたいにずっと『兄貴、兄貴・・・』って呟くだけ」

    白井「…家主さんは?」

    結標「その兄と友達ってのが家主の受け持ってるクラスの生徒でね、今朝までいろいろやってたみたいで帰ってきたら死んだように寝てるわ」

    白井「そうですの…」

    結標「…」


    再び沈黙が支配する


    結標「麦野沈利」

    白井「!?」

    結標「聞きたい?」

    白井「…えぇ」


    彼女は再び敵意が湧いたが、ここは相手の情報を聞くことにした

    444 = 438 :

    結標「あの人は下で義手の調整中、どっちかって言うとあっちの方が重傷みたいね」

    白井「…そうですか」


    生身の自分より義手の方が重傷とか、何とも皮肉な話である


    結標「こんなこと言うのもなんだけど…」

    白井「?」


    結標「あの人の事悪く思わないでね?」


    突然何言いだすんだこの女、白井はそう思う。
    そりゃ急に現れて何か言いだしたと思ったら、友達を馬鹿にされ、更には彼女自身にこんな怪我を負わせたのだ。
    もちろん彼女は激昂し


    白井「な、何を言って――」

    結標「あの人も、私達と同じよ」

    白井「同じ?」

    結標「そう、私達と同じ巻き込まれた仲間がいて人質がいるわ」

    白井「…」


    彼女は黙り込む、と言うより驚いてるの方が正しい。
    なぜなら彼女は麦野のことを今回の事件の首謀者、茅場の仲間だろうと思ってたからだ。
    まあ、いきなり現れて能力を封じられ、ボコボコにされたら少なくとも仲間とは思わない。
    だが、麦野も彼女と同じ立場なのだ、なのに何故という疑問が湧く


    結標「何故?って顔してるわね」

    白井「…そりゃ…もちろん」

    結標「まあ彼女の性格にも問題はあるけど。あなた、けっこう正論を彼女にぶつけたんじゃないの?」

    白井「けっこうってほどでもないですが、多少なりとは言いましたの」

    結標「それが結構カンに来たっぽいわよ」

    白井「カンに来たって…」

    結標「あとね、自分にそうとうイラついてたんだって」

    白井「イラついてた?」

    445 = 438 :

    結標「そ。あの人レベル5でしょ?なのに今回の事件では何の力にもなれない」

    白井「…」

    結標「どっちかって言うと『超電磁砲』。あなたのお姉様の方が活躍する事件じゃん?」

    白井「…ええ」

    結標「だからね――」

    麦野『結局、あたしには壊すだけしかできないのかよ…救い出すことはできないのかよ…』

    麦野『しかも、私のせいでフレメアを巻き込むのかよ…畜生…なにがレベル5だ』

    結標「――そう嘆いてたわ」

    白井「そうですの…」

    結標「後はあなたが突っかかったのが原因ね」

    白井「へ?」

    結標「だから、イラついてる時に突っかかったからやられたのよ」

    白井「え~そんなのっ…」

    446 = 438 :

    結標「だって、あの人見るからに低血圧そうじゃん。だから、小皺もめd――」


    「だれが、低血圧の小皺が増えただって~?」


    結標が喋ってると後ろから声、麦野が結標の後ろに立ってた


    麦野「人の事べらべら喋っちゃ口はこれかにゃ~ん?」グイー

    結標「ひひゃいひひゃい!!(イタイイタイ!!)」

    白井「あ、あの…」

    麦野「あ?…なんだお前か…」

    白井「お前じゃありませんの。白井黒子、ちゃんとした名前があるんですの!」

    麦野「あーわかった、わかった。…その…なんだ」

    白井「?」

    麦野「悪かったな…」

    白井「…もう過ぎたことだから結構ですの!淑女たるもの過去は何時までも振り返らないものなので」

    麦野「…いい性格してるなお前」

    白井「あなたこそ…もう少し落ち着いた方が、いいレディーになりますわよ」

    麦野「あんだと!!」グイーーー

    結標「いふぁっふぁふぁふぁふぁ!!!(いたたたたたたたた!!!)」バシバシ

    白井「あと…そろそろ放してあげたらどうですの?」

    麦野「おっと、忘れてたわ」ポイ

    結標「ぐえ!」ドコン!

    白井(すごい、雑ですの…)

    麦野「はあ…おい!」

    白井「なんですの?」

    麦野「前にも言ったけど、これ以上この件にかかわるなよ。表のお前には荷が重すぎる」

    白井「…聞くと思って?」

    麦野「だろうな…もう、何も言わねえよ」ハア

    447 = 438 :

    警告したが、白井は絶対にこの事件の真相を突き止めるため、奔走するだろう。
    麦野がそう思うのは、彼女自身もこの事件のために動く気なのだから。
    意外とこの2人は似てるのかもしれない


    麦野「それとな」

    白井「!?」

    麦野「私これでも最近、丸くなってよ――」

    白井(丸くなった?あれで!?)

    麦野「――で、元から喋る方だったんだけどよ、更に喋るようになったんだ」

    白井「はぁ…」

    麦野「そしたら独り言増えちまったんだよ、まあ聞こえちまったら聞き流してくれよ」

    白井「?…わかりましたの…?」

    麦野「それだけだ、じゃあ私はいくわ。…じゃあな」バタン

    白井「…」

    結標「いたたた…ほっぺ千切れてないよね?」

    白井「大丈夫ですわよ…それよりも何なんですの、あれ?」

    結標「何って…そりゃ情報を分けてくれるってことでしょ?」

    白井「それって!?」

    結標「後は解るでしょ?…じゃ私も行くわ、お大事にね」


    そう言って、結標も去り白井は部屋に1人になる。しばらくして医者が来て、明日になったら退院していいと言われた。

    448 = 438 :

    それから1カ月


    「はあ…」


    白井はため息をついてた、彼女がいるのは自販機の公園。
    風紀委員のパトロールの途中で、休憩という名のサボり。
    ため息をついたのは疲れてるからでわない、疲れてるには疲れてるが


    (何の情報もないですの…)


    あまりにも情報が無いのだ。
    退院して以降何の進展もない、ネット、メディア系も大体SAO事件のことを扱ってるが大体同じ内容。
    このゲームの内容はどんなものか、どのような人たちがプレイしてるか、開発者の茅場はどのような人物だったか。
    だが、救出の方法は一向に確立されてない、それよりも


    (何故、お姉様か囚われてることが報道されてないんですの?)


    御坂美琴、彼女のことがまったくと言っていいほど報道されてないのだ。
    外部の情報ならまだしも、学園都市内部のメディアも報じてない


    「…お姉様」


    「そのお姉様が、今のあなたを見たら何て言うのかしらね?」

    「あなたは皮肉口しか言えないんですの?結標淡希」

    449 = 438 :

    そこにはこの前と違うが、私服姿でスーパーの袋を持った結標がいた。
    彼女は袋の中から飲み物を出し、白井に投げ渡す。そして、彼女も飲み物を取り出し白井の隣に座る


    「ありがとうございますの。…で、何か要件ががあるんやなくて?」

    「あら鋭い、何個があるけどあまりよくはないわよ?」

    「…いいか悪いかは私が判断します」

    「そう、なら話すね――」


    結標が話し始める。彼女が最初に話し始めたのは現在の捜索状況からだ、確かに捜査が進んでるとは思えない、どうしてか?
    答えは今回の事件、学園都市は全く介入してないのだ


    「何故ですの!?失礼ですけど、外部よりは技術面などもこちらの方が進んでますの!!」

    「そうだけどね、外部の捜査組織のメンツらしいよ」

    「メンツって…そんなくだらない物のために。そんなくだらない物のために、学園都市は身を引いたんですの!?」


    語尾を荒げる白井、だが結標は冷静に話し続ける


    「もちろん、ハイそうですか。で引いたわけじゃないわよ、技術面も然りその他でも協力するって言ったらしいけどね…」

    「けど?…」

    「御坂美琴」

    「お姉様?」

    「そのお姉様が交渉材料に使われたの」

    「交渉材料って…まさか!?」

    「大丈夫、私達の人質みたいに命を狙うとかは無いわよ」

    「…でしたら?」

    「それはね――」

    450 = 438 :

    再び結標が話し出す、彼女曰く。
    今回、御坂美琴が巻き込まれたのは、学園都市上層部にとってもイレギュラーだったのだ。
    御坂美琴、彼女は学園都市トップレベルの生徒であり、学園都市の広告塔でもあるのだ。
    その彼女がゲームとは言え外部の技術に屈し、囚われの身になってるのだ。
    この事案はすでに外部捜査組織も知っており、この事件に介入するならこの件を公開すると言ってきたのだ。
    この件が公開されれば学園都市側のメンツもプライドもガタ落ちするし、
    何より先の大戦において絶対的な力を見せた学園都市は実は大したことがないのでは?と言う疑念が広がりかねない。
    そのため、学園都市側はこの件に口を挟まないことになった


    「そんな…そんなことのために…」

    「それが大人なんじゃないの?…」

    「大人って…」


    メンツだの疑念だの、大人の世界だとしたら白井は理解しがたいと思った。それよりも


    「お姉様をそんな風に扱うなんて…」


    彼女が一番腑に落ちないとこ、それは御坂美琴を交渉材料に使われたとこだ。
    美琴自身が特別扱いを嫌ってるのもあるし、彼女がいたら絶対にこのような事はさせないはず。
    何より下らない取引のために彼女を使われたのが、とても嫌と白井は思ってる


    「…でも、よかったじゃないの」

    「よかった?!この状況のどこが良かったんですの?!こうしてる間にもお――」

    「あなたのお姉様がその交渉材料ってことは、少なくとも殺したりはしないでしょ?上は」

    「!…だとしても、初春や佐天さんは…」

    「それは、解らないけどね…諦めたら?いっそのこと」

    「っそんなこと!絶対にありえませんの!!」キッ!!


    力図よく答えた白井は結標を睨みつける。だが、結標は臆することなくお茶を飲み続けてる


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