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    元スレたしかあったジャンル「ベトナム帰還兵」

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    351 :

    支援
    ……肛門はきついなぁ

    352 :

    「ぷはぁ――!!よし男、これも飲め!」ドンッ

    「もっ、もうお酒は…」(よくこんだけ飲めんで平然としてるな……)

    「なにをいう、これはツァイだ」

    「え…つぁい?」

    「磚茶に乳と塩をいれた飲み物だ。とりあえず飲んでみろ」

    「はぁ」(色が泥色なんだけど…それに変な匂いするし…これがお茶?)

    「ああ、待て待て」ポチャ

    「…」

    「バターをいれた方がさらにおいしいぞ」

    「うえぇ…」(滅茶苦茶脂っこい…すっきりしたもんないのかよ……)

    353 = 352 :

    「さてと腹もいっぱいになったようだし」

    「…ヒック」

    (もうこんな時間だ…今から働かされるのか…うぅ、食いすぎ飲みすぎで気持ち悪ぃし……)

    「仕方ない、今日は泊ってけ」

    「はああああぁ…!?」

    「外はどしゃぶりの後でぐちゃぐちゃだ。それに今週は男の家親いな……いっ、いやなんでもない!!」

    「…どうしてそれを」(ぐちゃぐちゃの中で解体してただろ…)

    「なっ、なんのことだ?とにかくこんな暗い中泥濘道を帰すのは悪いから泊って行けっていってるんだ!!もう決定事項だからな!!」

    「でも女さんのご両親は…?」

    「ああ、それならすでに納、いや私の両親も旅行中なんだ!!奇遇だな!!ハッハッハッ!!!」

    (『も』って…やっぱり知ってるんじゃないか……)


    誰かいるくぁい?

    354 :

    お、俺たちの事は気にするな・・・
    お前は自分の作業を続けるんだ・・・ガハッ

    355 = 352 :

    「見ろ男、どしゃぶりの後だ。星が綺麗に見えるぞ」

    「ほんとだ…」

    「フフ…お前の星はどれだろうな?」

    「俺の星…?」

    「人にはそれぞれ一つづつ己の運命の星が決まってる…きっと私の星は……」

    (己の運命の星…か)

    「おっ、おとこの星の…近くに……///」ボソボソ

    「え?」

    「いっ、いや…」(私は今日…男と…同じ屋根の下で……///)ドキドキ

    (なんか…いい感じだな……)

    356 = 352 :

    「あ、流れ星見っけ」

    「なっ、何ッ…!?」バッ

    「ほら。あそこ」

    「トゥイ、トゥイ、トゥイ!!私じゃない、人の星!!おっ、お前も早く言え!!」

    「え?なっ、何それ……?」

    「いっ、いいから!!いいから早く言うのだ…!!」

    「トゥイ、トゥイ、トゥイ、私じゃない、人の星…これって……」

    「ふぅ…これはおまじないだ」

    「おまじない…?」

    「星が流れた…きっと誰かが死ぬ……これはそれが自分の番じゃない事を願うためのものだ…」

    「へぇー」

    「さ、そろそろ寝るぞ」

    「う、うん…」

    「……///」ドキドキ

    357 = 352 :

    「じ、じゃあ男はそっちの寝台で寝てくれ」

    「え…寝巻きとかに着変えないの?」

    「ねまき…?」キョトン

    (マジかよ…)

    「ああ、あと一応念のためにコレを枕もとにおいておけ」サッ

    (短剣と弓…)

    「まぁ、外は犬が見張ってるからめったに使うことはないだろうがな」

    「ん?寝台の上にまでナイフが置いてあるんだけど……」(めったにって…)

    「父と母が外泊してるからな、ソレは生きている証だ」

    358 = 352 :

    「…この辺ってそんな物騒かな?」

    「何をいう。狼の群れに襲われたり敵対部族に襲撃されたり…死はそこら中に転がっている」

    (俺の家から徒歩20分にそんな危険が……)

    「……」ビイィィ

    「…なにしてるの?」

    「いいか!!この線からは絶~対入ってきちゃダメだからな!絶対だからな!!」

    「…はいはい」モゾッ

    パチパチ…

    「かまどの火は消さないの…?」

    「自然に消えるまではな…自分で消したら家が途絶える」

    「はぁ…」(やばい…なんかすげぇ疲れた……瞼が…)

    「……///」ドキドキ

    359 = 352 :

    「……///」ドキドキ

    「……」

    「お、おい男…」ドキドキ

    「……」

    「おいってば」

    「……」

    「…もう寝てしまったのか?」

    「んぐ…」

    「…っ///」ドキドキ

    「くかー…」

    「なっ…」

    「くかー、くかー…」

    「くうぅ…」グスッ

    360 = 352 :

    同時刻、40キロ離れたゲル

    「しかし我が娘もようやく理想の男をみつけたみたいだな……」

    「ええ、今まであの子まったくそういう事に興味を示さなかったから安心したわ…」

    「思い出すな、俺たちがまだあいつくらいの若者だった頃を……お前を力づくで家族から奪った…俺を恨んでいるか?」

    「いいえ、それが草原の掟ですもの…おかげで今こうやって、こんなにも強く逞しい人と結ばれている……これ以上の幸せはないわ」

    「…今頃あいつも、うまくやってるんだろうな」

    「ええ」ニコッ



    「……ふぇぇ…えっ…えぐっ」

    「くかー、くかー…」

    361 = 352 :

    チュンチュン

    「んん…」ムクッ

    「うぅ、頭がズキズキする…げっ、もうこんな時間か…」

    「くかー…すぴー…」

    (起こしたほうがいい…よな?でもこの状態で朝から早駆けは……)

    「にゃむにゃ……男ぉ…」

    「はっ、はい!?」

    「わはひを…りゃッ…りゃっ……」

    「りゃ…?」

    「略奪うゥゥッ―――!!」

    「なっ…」(な、なんつー寝言だ…にしてもこうやって見てみると……)

    「ん…」

    「女さんってなかなか可愛いよなぁ……」ボソッ

    (ッ!?うおぉっ…!?お、男の顔が目の前にっ!?)

    「?」

    (て、ていうか今私の事っ……!!かっ、かかかか可愛いって!?///)カアァァァ

    「急に赤くなりだしたな…」

    (うぅ…起き辛い……///)

    362 = 352 :

    学校
     
    「ハイッ!我が学年の今年の運動会の競技はぁ~」パンパンッ

    ザワ…  ザワ…

    「結局遅刻かよ…」(なんか女さんはあれからずっとボーっとしてるし……)

    男友「よォ、どうした?クマできてんぞ、それになんか動物くせぇ気が…」

    「そ、そうか?気のせいだろ…」(こいつに知られたらやっかいだな)

    「騎馬戦ッ!!じゃあ各自適当に組あわせを決めな!!」
       
    男友「んじゃ組もうぜ」

    「…もう一人いるな」チラッ


    「……///」キュッキュッ


    見てくれてたら支援とかもらえると嬉しいです

    363 :

    見てるぞ

    364 = 352 :

    (鞍磨いてる……)

    男友「やばいな、男子奇数だぞ。ぐずぐずしてると…」


    (かっ、かかか可愛い…っていわれてしまった……もしかして男も…私のことを……///)キュッキュッ

    「あんたが誘いなさいよ…」「でももうみんな決まっちゃったみたいだし…」「女さん怖いんだもん……」ヒソヒソ


    (そりゃあぶれるよなぁ…怖がられてるし…いやでもさすがに……)

    男友「おい、どうすんだよ」

    「…な、なぁ男友?」

    男友「ん?」

    「男の方はみんな決まっちゃったみたいだしさ…」

    男友「はぁ、女さんを誘おうってか…?」

    「え…よ、よくわかったな」


    >>363ありがとん 淋しくなってきた所だったんで…

    365 :

    見ているぞ

    366 = 352 :

    男友「そうかぁ、お前ああいうのがタイ――」

    「ちッ、違!そんなんじゃなくてだな…!!」ガタッ

    男友「冗談だよ、長い付き合いだ。それくらいわかる。お前は無駄に優しいからな、ずっ~と女さんのほう心配そうに見てたし」

    「む、無駄にって何だよ…無理かなぁ?女の子だしさ」

    男友「いやまあいけるはいけるだろ、うちの担任去年あぶれた生徒性別関係なくいれてたぜ(どうかとは思うが)」

    「んじゃ」ゴトッ

    男友「お、おい!?」

    男友(やっぱりマジか…相手は女さんだぞ?あいつこういうときだけ妙に勇気というか行動力あるんだよな)


    おお…ありがとん

    367 :

    見ていないぞ

    368 = 352 :

    「…女さん」

    「……///」ぽーっ

    「女さん?」

    「ッ!?おッ、男!?」ボトッ

    「よ、よかったらさ。一緒に騎馬戦くまない?」

    「へ…?」

    「い、いや、男子もう組む相手がいなくてさ。女さんがいいなら…」

    「なッ、ななななななな!!?」(こッ、これはもしや男から初めてのお誘い!?しかも騎馬戦!!?)

    男友(そらみろ…無理に決まってる……)

    「その…上でも下でも女さんが好きな方でいいから……いっ、いやなら別に無理には…」(やっぱり男子と組むのはいやなのかな)

    「…組もう」ボソッ

    「へ?」

    「くうぅううううもぉおおおおおうううう!!!!」

    「おっ、女さん!声大きいって!!落ち着いて!!!」

    男友(ちょwww何この展開wwwwwww)

    369 = 352 :

    >>367見てwwww

    370 = 352 :

    「なにぃッ!?騎馬戦は3人一組なのか!!?」

    「え、知らなかった?ていうか女さん騎馬戦ってどんなのかわる?」

    「い、いや知ってる…と思う……」ボソ

    男友「よっ、よろしく…」(あれ?男と同じ匂いがする…動物…羊の匂い?)

    「あぁ…」

    「ハハハ…」(急にテンション低くなった気が…)

    男友(もしかして……)

    「むぅ…」(しかし三人とは…変わった趣向の模擬戦闘だな……)

    「女さん、大丈夫?やっぱり嫌なら」

    「嫌じゃないッ!!全ッ然嫌じゃないぞおおおおううう!!!!」

    「そ、そう…静かにね…」

    男友(これは…)

    (せ、せっかく男が誘ってくれたんだし…だが3人が乗れる馬となると……)ボソボソ

    371 = 352 :

    運動会当日

    男友「…にしても女さん」

    「ああ…」

    男友「結局あの日以来一回も学校にこなくなったな」

    「やっぱ嫌だったのかなぁ…ハァ」

    男友「ま、まァ気にすんな、多分関係ねぇって!!それに2人でやれないこともないし……」(俺の勘違いだったのか?)

    アナ「次の競技は騎馬戦です。10-4と10-5の男子生徒はそれぞれ整列して騎馬を組んで下さい」

    男友「のったか?」

    「うん」

    男友「軽いからお前なら1人で充分いけるわww」

    「……」

    男友「どうした?」

    「…なんかすげぇ嫌な予感がする」

    372 = 352 :

    パカラッ、パカラッ!!

    「ハイヤアアァァ!!」ピシッ!!

    (はぁっ…!!はぁっ!!プッ、プログラム見ないとッ!!やばい、もう始まるっ!!!!)



    アナ「騎馬戦開始ッ――!!」

    ワアアアァァァァ…

    男友「うおっ!!来たぞぉ!!」

    「う、うわああああ!!くそッ!!」グイイイィィ

    (だッ、ダメだァ…やっぱり…俺の力じゃ……)

    373 = 352 :

    ―――ヒュン

    敵生徒「ぐあッ!?」ドサァ

    (ゆッ、弓ッ……!?)

    パカラッ、パカラッ!!

    「男おおぉ!!待たせたなぁぁ!!!2人共つかまれぇぇえ!!!」ガシィッ!!

    生徒一同「ええええ!!?馬ああああぁぁ!!?」

    「やッ、やっぱりぃいいいいいい!!」

    男友「うwwwwwまwwwwwwww」

    「いやぁ、待たせたな!!3人が武装して乗れる馬となるとちょっと遠出しないと手にはいらなくてな!!」

    「人ぉ!!人殺したよ!!女さんってばああぁ!!!」

    「ああ、アレは演習用の模擬の弓だから多分大丈夫だ!!さすがに殺すわけないだろう!!ハッハッハ!!!!」

    「た、多分って…」

    男友「wwwwwwwwwwwww」

    375 = 352 :

    「な、なんだアイツ等…!?」「マジで馬乗ってるぞ…!!」「どうなってんだ…!?」ザワザワ


    「よおし!!要はこの上に乗ってるヤツらを全員倒せばいいんだな!!」キリキリ

    (回りはみえてる…のか?)

    ビシュッ!!

    「いっよっしゃあぁぁ!!二騎目ぇ!!ほら、貴様らも弓を使え!!!」

    男友「うはwwwww弓とかwwwwまかせろww」キリキリ

    ビシュッ

    男友「ムリポwww当たんねぇwwww」

    (…もうなんでもいいや)キリキリ

    ビシュッ!!

    敵生徒「うあッ…!!」ドサァ

    (えっ?当たっ…た?)

    「おっ、男おおおぉおお!!すごい、すっごいぞぉ!!近距離とはいえ騎射なんて初めてだろうに!!!!」

    「…というか弓持つのも初めてだよ」

    (やっぱりだ!!やっぱりこいつは軟弱な農耕民なんかじゃない…!!)

    376 = 352 :

    (でもまぐれだとしても…悪い気はしないな……)キリキリ

    ビシュッ!!

    敵生徒「ぎゃあッ!!」ドサァ

    (また当たった…俺もしかして才能あるのか?)キリキリ

    「男ぉ……///」

    男友「おまwwwwww」

    (さすがは私が目初めた男、見た目はひょろっちくても男は白き雌鹿と蒼き狼の子孫!!テングリの子なんだ……!!)

    ヒュン、ヒュン

    敵生徒「うわぁああ!!」ドサァ

    味生徒「ま、まてッ!!おれはみかッ―――!!?」ドサァ

    パカラッ、パカラッ

    男友「男wwwwパネェwwwつか女さんwww無差別とかwwwwwだめだww全ッ然当たんねぇwww」キリキリ

    (うッ、うわぁ…何だこの感覚……)ゾクゾクッ

    (あの眼…草原の男、戦士の眼……男を好きでいて…本当に……本当によかった…うぅ……)グスッ

    377 = 352 :


    校長「あれ、お、おかしいですねぇ…?私は今までてっきり騎馬戦を見てるつもりだったのですが…先生……これは一体」プルプル

    「やッだなあ!!もう校長先生ったらぁ!!ボケちゃったんですかァ!?つもりじゃなくて騎馬戦ですよ、騎馬戦!!」

    校長「でっ、ですがこれは…」ビキビキ

    ワー!!ギャー!!

    「一人残らず殲滅しろ!!!遺恨を残すなッ!!殺せぇっ!!殺しまくれぇぇ!!」

    「wwwwwwwwwwww」

    「……」キリキリ


    「いやぁー、みんな元気ですね!!なんつかこう青春ってかんじで!!ハッハッ!!!」

    校長「……」プルプル

    378 = 352 :

    「うぅ…」ズーン

    男友「よぉ、ひさしぶり!!この前は楽しかったな!!」

    「一か月の謹慎さえなけりゃね……」

    男友「何いってんだ?一か月も遊べたんだからいいんだろ」

    「お前…」

    男友「ん?」

    「いいや…そういえば全然女さん見ないな」

    男友「どうした?そんなに女さんが気になるかwwwww?」

    「いや、そういうわけじゃないけど…いつもあんな目立つのに……」

    男友「はいはいww駐輪場に馬がつないであったから今日来てるはずだぞwww」

    (とことん迷惑な人だなぁ…)

    380 = 352 :

    (フフ、やっとまた毎日堂々と男と会えるぞ…!!)

    (男…この首飾りに…気づいてくれるかな……フフフ)キュポッ

    「んぐっ…ん…」ゴクゴク


    (あっ、女さんだ。あんなとこに座りこんで何やってるんだろ…)       


    「ん?おぉ、男ッ!!ひさしぶ…」クルッ

    「ッ!?」ダッ

    「ど、どうした?血相変えて…」

    「おっ、女さん!!血が!!!口から血がでてるよ!!大丈夫!!?」

    「ああ、これは羊の血を飲」

    「とっ、とにかく保健室!!保健室いこっ!!」グイッ

    「なっ…///」

    ――ヘタッ

    「えっ女さん!?もしかして立てないの!?熱もあるみたいだし…」

    「いや、これは…その……///」(おっ、男が私の手を…!?

    381 = 352 :

    「お、女さん……」

    「…ぅぁ///」

    「ほっ、ほら!!早く背中におぶさって!!」

    「ッ!?」(こっ、これはまさかタナボタってヤツかじゃ…!?)

    「女さんちゃんとのれてる?しっかりつかまっててね」(すごい熱だ、顔も真っ赤だし…)

    「ああ…///」

    「うっ…」(見た目より全然重い…なんかガチャガチャいってるし……)

    「……///」(フフ、男の背中暖かいな…♪)

    (まさか…下に甲冑でも着てるんじゃ……)




    「女さん、大丈夫?もう少しだからね……」ゼェゼェ

    「おとこ…」(こんな必死になって私のことを…)

    「ホラついたよ…」ゼェゼェ

    「……」

    382 = 352 :

    ガラガラ

    「誰もいないね、俺は先生よんでくるから女さんベットで横に――」

    「ま、まってくれ…その」

    「ん?」

    「じっ、実は…だな……」
        
    ………

    「……」

    「すっ、すまん…わざわ」

    「ふざけんなよ!!」

    「!!」ビクッ

    「こっちがどんだけ心配したと思ってるんだ!!」

    383 = 352 :

    「すっ、すまなかった……」

    「な、なんでッ…!!」

    「っ…」(あの男が…怒ってる…それだけ本気で心配してくれたのに……私は……)

    「なんでさっさといってくんなかったんだよ!?」

    「ほ、本当に…悪かった…ごっ……」(私は…男を…騙した……)

    「……」

    「ごっ…ひぐっ…ごめん…なさい……」ポロポロ

    (あの女さんが…泣いてる……)

    「うぇっ…うええぇ……」ポロポロ

    「こ、こっちも…ちょっと…いいすぎた……」

    384 = 352 :

    キーンコーン

    「授業……始まっちゃったな」

    「ごめん…わ、私のせいだ……」グスッ

    「いやもういいよ……どうせ嫌いな授業だったしさ」

    「……」

    「……」

    「まっ、まだ……怒ってる…か?」

    「ちょっとね…」

    「こ、これっ…!!」サッ

    「ん?」

    385 = 352 :

    「わっ、私の自慢の羊の骨でつくった首飾りだ!!これをお詫びに上げるから…その……許してほしい」

    「ぷッ…」

    「なっ、何故笑うんだ…私は真剣なんだ……ぞ」

    「いやだからというかなんというかさ……まあいいや、もう怒ってないよ」

    「ほ、本当か…!?」パアァァ

    「うん、首飾りありがとうね」

    「あっ、ああ!!」

    「へぇ…よく出来てるなぁ…」ジャラッ

    「な、なぁ男…ならその……ちょっと首飾りつけてみてくれないか?」

    「いいけど…」

    「おお、似合ってる!似合ってるぞ男!!」(フフ、帰ったらさっそくまた作って男とおそろいにしてやろう…!!)

    「そ、そうかなぁ?」

    「~♪」(男とおそろいかぁ…///)

    (立ち直り早いな、オイ)

    386 = 352 :

    「おっ、男…」

    「ん?」

    「この前は…その……すっごく格好良かったぞ」

    「ああ、アレね……」(なんであんなことしちゃったんだろう…)

    「今日も私を長い距離おぶってくれたし……」

    「……」

    「男…お前は強いんだ……だからもっと自分の力に自信をもて………」

    「そんなことないよ…体だって小さいし……力もないし……」

    「ちっ、違う!お前は優しいだけだ!!本当は誰よりも…誰よりも強い…ハズなんだ……」

    「……」

    388 = 352 :

    「そういえば女さんと謹慎中殆ど会わなかったよね」

    「ああ、この季節は干し草を作ったり冬越しの準備で忙しいからな…それに……」

    「それに…?」

    「この天候のせいで草が全然育たんのだ…おかげで最近まったくいいモノを食ってない…食事の量も減らさざるおえんし…うぅ…」ブツブツ

    (そんな…普段少食の俺の半分も食わない女さんが食事の量を減らすって……)

    「…必然的に次の放牧地の選定や狩りに時間を割か――」

    (大体この天候って…別に少し天気が悪いだけじゃ……)

    「どうかしたのか?」

    「い、いや…そういえばなんで血なんか?」(なのにこの前は…俺にあんな沢山ご馳走(?)を……)

    389 = 352 :

    「我々の暮らす大地は野菜や作物を栽培できるほど肥えてはいない……」

    (どおりで肉しかでなかった訳だ……)

    「だから家畜の血は交易せずに手にいれられる我々の貴重なミネラル源なんだ…」

    「なんか…遊牧民の人達って結構大変なんだね。のどかなイメージがあるのに……」

    「フフフ『のどか』か、真逆だな。我々の生活は自然に全面的に依存してるからな……」

    「へぇ…」

    「ほんの少しの事故やちょっとした自然の変化でいともたやすく崩壊する…そうなると」

    「そうなると?」

    390 :

    なんだろうこの気持ち・・・つまらん
    とらドラなど最近やってる取り敢えず女の子だしたって感じしかしない。
    あと何が原因かしらんが読みにくい。(俺が面白くないと思っているからかも試練)

    見返すとベトナムベテランもそうかもしれんが、あっちはもちっともやもやさせてくれたもんだが。


    391 :

    >>390 すまん…たしかにまず遊牧民書きたいってのが先走ってたから実際その通りだと思う…
       読みにくいのは擬音が多いからとかも関係してるかと
       
       ベトナムベテラン(?)とかのがってのは言い訳がましいが、現行の除いて多分一番最近書いたヤツだからかも。
       ベ>コ>短い雑なの>遊なんで…書き足したとはいえ大筋は初めてSS書いた時のままだし、
       そういうの抜きにしても前の2の中で一番ストーリーに自信がないのでこの先もつまらんと思う……勘弁してくれ

    392 :

    でも、頑張って。

    ごめん ベトナムベテラン=ベトナム帰還兵。 

    393 :

    最近やってる取り敢えず女の子だしたって感じ?大好きです
    正直結末はわかってんだ!ベトコン、マフィアの流れからしてw
    それでも支援したくなるのは、例えるなら志村けんのバカ殿の「志村ー!後ろ後ろー!」的なというか

    騎馬戦は突き抜けてやったのが面白かった
    ともかく頑張ってくれー
    超支援

    394 :

    おいおい俺は楽しく読んできたし読みにくくないぜ?
    所詮は他人の意見なんだ。一つの意見として考慮するのは結構だが半端するのは作品に失礼じゃないか

    395 :

    >>393テーマの割に毎回ベタベタだからねwwww
      今回はさらにベタかもwww

    >>394ありがとう
      昨日は書き溜めある方のPC使えんかったからがんばるよ

    396 = 395 :

    「まず家畜からバタバタ死んでいく…そして……」

    「……」

    「殆どあいだをおかずして我々も死ぬ」

    「…っ」

    「まあ、そういう時のために……」    
        
    ――チャッ

    「コイツがあるんだけどな」

    「…弓?」

    「ああ、我々は戦いを躊躇わない…臆病者の農耕民共と違ってな、戦わねば明日飢え死にするのは我々のほうだから……」

    「……」ゴクッ

    「フフ、男は弓の才能がある…そっち側の人間なのがもったいないくらいだ……だっ、だから」

    「女さん…」

    「だから…いつでも……その…こ、こっち側に」ゴニョゴニョ

    「?」

    「……きてくれても…いいんだぞ///」ボソッ

    397 :

    過去作品に拙さを感じるのはしゃーないさw
    むしろ、書きたいって気持ちの先走り汁でもにんしry

    398 = 395 :

    パカラ、パカラ…

    「~♪」
      
    クラス「ねぇみた?男君と女さんの首飾り……」「あの2人地味に仲いいよね?」「運動会の時だって…」ヒソヒソ
      
    (おそろいになってるし……)

    国=国際交流部部員
    畑=畑部部員

    「今日の留学生歓迎合同BBQ大会楽しみだね~」

    「うん!野菜いっぱいもってくるよ~。そっちもお肉いっぱいもってくるんでしょうね?」

    「もちろん!!だいぶ奮発しちゃった♪」

    「……」ニヤァ


    >>397ありがとうwww遊牧民が大好きすぎてwwww

    399 = 395 :

    「男、もう秋だな」

    「そうだね。紅葉がきれいだ」

    「時に男、秋といえば?」

    「う~ん…読書とか…?」

    「フフ、甘いぞ男。秋といえば――」

    「?」

    「――戦争の季節だ」

    「せっ、戦争ッ…!?」

    「馬もよく肥えるからな、フフフ…」

    (確かに今日なんかいつもよりさらにものものしい感じが……)

    400 = 395 :


    畑部部長=畑部

    ガラガラッ

    畑部「男君、よろしかったら今日の放課後の留学生歓迎BBQ大会に参加しませんか?」

    「えっ、あれって部員と留学生以外参加したらまずいんじゃ」

    畑部「別にいいんです」キッパリ

    「あっ、そうなの?じゃあ参加させてもらいます」

    畑部「はいっ!!」

    男友「……」


    男友「部長さん、部長さん」トントン

    畑部「はい?」

    男友「俺も放課後のBB」

    畑部「部外者はお断りです」キッパリ

    男友「……」


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