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    元スレたしかあったジャンル「ベトナム帰還兵」

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    501 :

    男友「いよぅ!!お前と二人で飯食うなんて久しぶりだな!!」

    「……」

    男友「最近お前ずっと転校生さんと食べてるし……ってどうした?うかない顔して」

    「…すまん」

    男友「へ、何が?」(まさか男のヤツ俺が畑部さんの事…好きなのを…)

    ――ガチャンッ

    男友「おっ、他に誰か来……」クルッ

    &畑部「……」ゴゴゴゴ

    男友「ひッ!?」

    「俺には…これしか……」

    「男友がもう一人の審査員か…」

    畑部「こんなヘラヘラした人で当てになるんですか…?」

    男友「な、何コレ…審査員…?」(ヘラヘラした人…)

    「実は…」

    ……

    「…という訳なんだ」

    男友「あ~!!教室に忘れモンしてきちゃった!!取りに帰んなきゃ!!」

    畑部「…ソレは急ぎの用ですか?」チャッ

    男友「ッ!?い、いえ…!!」

    「なら私の美味な馳走を受けてからでも遅くはない、そうだろ?」

    男友「はい…」(やっぱり畑部さんキャラが……)

    「まぁ2人に増えたところで…」

    畑部「結果は見えてるんですけどね……」

    男友(うぅ…出口固められてるし…)

    502 = 501 :

    遅くなるとはいったけどホントに遅くて申し訳ない
    2正面作戦なもんで向こうを先に終わらせようとしてるんで…
    空いた時間はどうしても向こうに……すまん

    503 :

    「男は虫ケラのから食ってしまったからな…男友はまず私の料理から食え」

    畑部「大丈夫ですよ、いくら害虫の料理だからって毒が入ってるわけじゃないんですから」

    男友「おっ、男!!これ…!!」ヒソヒソ

    「俺はもう両者のを食べたから後はお前の意見を…」

    男友「お、おま!!よくもこんな面倒な事に…!!」ヒソヒソ

    「すまん…後で何かおごるから……」ヒソヒソ

    「何やってる?早く食え。もう煮えてるぞ」グツグツ

    畑部「そうです、辛い事は先にっていうでしょ?その後は私の美味なお菓子が待ってますよ」

    男友(この状況自体が辛いんだが…まぁでも畑部さんの手作りお菓子が食えると思ったら……って)

    「?」グツグツ

    男友「コレが…女さんの料理…?」(泥?しかもこの匂い…草?)

    「そうだが…それがどうかしたのか?」グツグツ

    畑部「ぷっ」

    「なっ…」

    畑部「アハハハ、やっぱりそうなりますよね!!だってあんな出来そこないのビーフジャーキーみたいのを煮るだけで料理って―――」

    「黙れ…貴様の粘土板にいわれたくないわ……」チャッ

    畑部「粘土…板?もう一度言ってみてください」スッ

    男友「ひいいぃぃ…」ガクブル

    「ホラ!!もう早いとこ食べて!!食べちゃって!!」

    504 = 503 :

    男友「……」ズズ

    「……」ドキドキ

    男友「ち、ちょっともう流石に……」

    「食えるよな?それくらい全部」チャッ

    男友「ひゃい…」(何これ…肉?すげぇ脂っこいし…草と獣の匂いが…うぇっ……)

    (すまん…お前の分とかいって俺が半分以上残したから……)

    男友「たっ…食べ終わりました…」ゼェゼェ

    「どうだった!?おいしかったよな!!」

    畑部「正直に言っていいんですよ」

    男友「おいしかった…です…」ゼェゼェ

    「うむ!!そうだろう、そうだろう」ニコニコ

    畑部「チッ…」

    男友「あの…これって…お肉しか入ってない?」(舌打ち…)

    「ん?勿論。羊肉だけだ」

    男友「なんか…すごい草のにお、いや香りが……」

    「ふふ、男友にしてはいい所に気付いたな」

    505 = 503 :

    「我々は羊が四歳になるまで殺さない、何故だかわかるか?」

    男友「おいしくない…とか?」(しては…)

    「好みにもよるが食感は子羊の方が上だ、大事なのはそんな事じゃない」

    男友「はぁ」

    「我々の大地は厳しい…だが広大だ、放牧すれば数千種類の草と巡り合える。その中で羊達は栄養のある数百種類の草のみを食べる」

    男友(ここ…日本だよな…?)

    「羊半頭で我々が2週間殆ど何も食わずに生きられるのは、羊肉がそういった数百の草の栄養が凝縮された製品だからだ」

    男友「あ…って事は」

    「そう、意外と察しがいいな。子羊だと充分に広くは動き回れない。つまり十分な種類の草が食えず栄養価が高くない」

    男友(意外とって…大して親しくないのに…何で俺こんな舐められてんだ……)

    「草の香りがするのはそれだけ栄養のある印って事だ」

    男友「勉強になりました…」(不味かったけどな…)

    畑部「あーん♪」

    「あ、あーん…」

    「って貴様あぁ!!人が話こんでる隙に何を…!!」

    男友「ッ!!」

    畑部「うるさいですねぇ…親しいならこれくらい当然ってさっきも言ったじゃないですか」

    男友(おぉぉ…!!あの野郎ォ…普段二人であんな事してたのかッ…!?)

    畑部「ねー、男君♪」

    「……///」ボリボリ

    「だ、黙れ!!私なんて男の方からあーんってされ――」

    畑部「はい、あーん♪」

    「他人の話を聞けえぇ!!だっ、大体そんなに上げたら男友の分が無くなってしまうだろが……!!」

    畑部「あ、そうですね。居たんでしたっけ、男友君」

    男友(死にたい…)

    506 :

    畑部ドSwwwww
    というよりもはやヤンデレ

    507 :


    男友「はぁ…」(女さんの料理はマズイし…畑部さんは冷たいし…)

    「ならとっとと男友に…」

    畑部「あーん♪」

    「ち、ちょっと!!もう残りが少な―――」

    ヒュッ…!!

    「ッ!!?」

    畑部「…ただの冗談ですよ、冗談。嫉妬は見苦しいですよ、害虫さん?」

    男友(くっ、クッキーが粉々に…)ガクブル

    「嫉妬…?何故私が嫉妬する必要がある?貴様がノロいから警告を与えてやっただけだ…」

    畑部「へぇ~なら男君は私がもらっちゃってもいいんですね?」

    男友「なっ!?」

    「はあぁッ!?きっ、きききき貴様ッ!!な、何を血迷った事を……!!」

    男友(や、やっぱり…!!というかもう殆ど分かり切ってた事だが…こうハッキリと……)

    畑部「フフ…これも冗談です、何興奮しちゃってるんですか?」

    「くっ…!!」

    男友(冗談に聞こえねぇよ…クソ…何でアイツばっかり…こんな……)

    「つ、つまらん冗談はいいから、とっとと男友にくっきーを食べさせろっ!!」

    畑部「はいはい、男君そこの袋とってもらえます?」

    男友(そっ、そうだ…!!男の反応は……)チラッ

    「……」ポリポリ

    男友(砕けたクッキー拾って食べてる…)

    畑部「フフフ…余程私のクッキーがおいしいんでしょうね♪」

    「くうぅ…」

    男友(うぅ…ホントに何でこんなヤツが……)

    508 = 507 :

    「…では仕切りなおしまして」

    「ふん…」ムスッ

    男友(ようやくメインイベントか……)

    畑部「~♪」ゴソゴソ

    男友(ここに来るまでに何度心折られそうになったか……)

    畑部「ハイ、これが私の手作りクッキーです」サッ

    男友「おお、すっげぇうまそう!!」

    「ハッ…何を白々しい…さっき見ただろうが……」(コイツまで…)

    男友「そ、それはそうだけど…近くで持つとまたいい匂いがして来て……」

    畑部「『いい』匂いですか。そりゃさっきまで食べてた誰かさんのすさまじい匂いの料理とは大違いですもんね♪」

    「あ、あれだって…食欲をそそる…いい匂いだぞ……」

    (いやいや…完全に家畜小屋の匂いだろ……)

    畑部「フフ♪さぁ、どうぞ食べて見てください」

    男友「う、うん」

    畑部「どうしたんですか?」

    男友「いや…」

    畑部「?」

    男友「その…」(アーンは…)

    畑部「……」ギリッ…

    男友「いただきます」

    509 = 507 :

    男友「ふ…ふまい…」ボリボリ

    畑部「フフ」

    「……」

    男友「ふぉれほんとふまいよ、焼き加減もパリパリふぃてて」ボリボリ

    (なんて幸せそうな顔で食べてるんだ…男友のヤツ……)

    「うんうん」(よかった…コイツの事だから血迷って女の料理でも気に入られたらどうしようかと思ったが……)

    男友「あと甘さ、甘さが控え目で調度いいから飽きがこないんだ」

    畑部「ッ!!そうですよ!!そう!!砂糖の加減に一番気をつけたんです!!」

    (いや…男にしたってそうだ…私の料理を食べても……こんな顔一度だって……)

    男友「やっぱり…市販のだったら甘ったるすぎてこんだけでも食べ切れなかったよ」(おっ…!!)

    (まさか…)プルプル

    畑部「いやぁ、男友君も中々分かってるじゃないですか。フフ♪」

    (まさか…ホントに私の料理…まずいのか……?)プルプル

    男友「ハハハ…」(コレ結構好感度上がったか…!?)

    (これなら……)

    畑部「男君って意外と繊細な舌してるんですね」

    (あの晩のごちそうも……男には…迷惑……だったのか…?)プルプル

    男友「う…」(畑部さんまで…まぁ軽く見られてるのは分かってるんだが……)

    「……」グスッ

    510 = 507 :

    「……」

    畑部「あれれ~?害虫さんなんか暗くないですかぁ?」ニヤニヤ

    「…るさい」プイッ

    畑部「まぁ無理もないですよねぇ、殆ど結果は見えてるんですから」

    (うぅ…何も言い返せん…)

    畑部「でもよかったじゃないですか、これで一つ勘違いが解けますよ?そりゃもっと人が多い方が分かりやすいでしょうけど…」

    「男友…ちょっと…」チョイチョイ

    畑部「一応ココに2人いるんですから♪害虫さんの料理は私よりまずいというより普通に『まずい』んですよ」

    511 = 507 :

    男友「何だよ?」

    「ぶっちゃけ…どっちのがおいしかった?」

    男友「そりゃお前…どう考えたって……」

    男友「畑部さんだよな」

    男友「ヒドスwwww」

    「…なら当然畑部さんに入れるよな?」

    男友「もちろん」

    「そうか…」ホッ

    男友「あ~…お前さては…女さんの方に入れるつもりだろ?」

    「ま、まあ…うん」ギクッ

    男友「お前…さては女さんの事……」ニヤニヤ

    「いっ、いや…そういう訳じゃ…」

    男友「だってお前最初っから女さんに入れる前提じゃん、俺を呼んだのは畑部さんに恥かかせないためだろ?」ニヤニヤ

    「ぐ…」(そういや…)

    男友「そりゃお前が優しいってのもあるだろうが。確認までして、俺が気を使って女さんに入れないかヒヤヒヤしてたみたいだし…」ニヤニヤ

    「ヒヤヒヤなんて…」(確かに俺は…無条件に女さんに入れようと……穏便にすませたいだけなら別に…どっちだっていいはずなのに……)

    男友「まぁいいさ。お互い利害は一致してるんだからな」

    「へ…?」

    男友「何、こっちの話だ」

    512 = 507 :

    「……」グスッ

    畑部「まだ分かりませんか?害虫さんの料理はマズイんですよ?こんなの男君に食べさせたって迷惑なだけです」

    「そっ、そんな事…ひぐっ…無い…」

    「おーい…」

    畑部「あ、そうでした。結果ですね」クルッ

    「っ…」ゴシゴシ

    男友「じゃあまず俺から…」

    畑部「フフ♪」

    「……」ウルウル

    男友「俺は…畑部さんの料理のがおいしかったかな」

    畑部「ッ!!」グッ

    「ぅぇ…」ヘタッ

    畑部「聞きましたか害虫さん?当然の結果がでましたよ?」

    「俺は…」

    「うぅ…ふえぇ…ぇ…」

    畑部「フフ、わざわざバラバラに言わなくても…」

    「俺は女さんの料理のが好きだったな…」

    「!!」

    畑部「…はい?」

    518 :

    すまねぇ…空いた時間先に終わらせたい向こうの方に使ってたもんで…
    時間はかかるかもだが絶対終わらせますお

    519 = 518 :

    「うあぁ…ぁ…///」

    「俺には…こっちの方が……」

    畑部「……」ゴゴゴゴ

    男友(畑部さんから尋常じゃない殺気が…)

    「お、男ぉ…私…わたしぃ……」グスッ

    「ハハ…何もそんな……」

    「だっ、だって……男も虫ケラの料理のが…好きそうだったし……」

    「そ、そう…?」ギクッ

    「もしかして…私の料理が…えぐっ…不味いんじゃないかと思うと……」

    「そんな事ないよ…ちょっと俺には量多いけど……」

    「じゃあ私は…男に迷惑…ぐすっ…かけてないんだな……?」

    「うん…」

    「私の料理を…おいしいと思ってくれるんだな…?」

    「う、うん…」

    「うぅ…よかったぁ…本当に」

    畑部「嘘ですよね?」ニコッ

    「っ…!!」ゾクッ

    「なっ…」

    畑部「全部丸っきり嘘ですよね?」ニコニコ

    男友(怖えええぇぇぇぇ!!!)

    520 = 518 :

    「な、なな何の事かな…?全然わからないなぁ…?」

    男友(うわぁ…)

    「……」

    畑部「トボケないでくださいよ、さっきの判定に決まってるじゃないですか」

    「あー、アレね…確かに転校生さんのもすごくおいしかったよ…」

    畑部「ええ、そうでしょうね」コクコク

    「でも俺には女さんの料理のが口に合ってたというか……」

    畑部「フフ、まだいってる。もうホント男君ったら優しいんだから♪」

    「そ、そんな事ないよ…俺はただ…」

    畑部「またまたぁ謙遜してぇ~」

    「ハハハ…」

    畑部「だってどう考えても私の時の方が美味しそうな顔してましたよ?」

    「……」

    521 = 518 :

    畑部「なのに虫ケラさんの時は…男友君の分とかいって半分以上残してましたよねぇ?」

    「……っ」

    男友「てめぇ…」

    (やばい…キッパリ言わなきゃなんだろうけど……)

    畑部「私のクッキーは床に落ちた分まで食べてくれたのに…フフ…」

    (相手のツッコミがここまで的を射てると……)

    畑部「それに虫ケラさんの料理…まるで家畜小屋みたいな匂いしませんでしたぁ?」

    「うっ…」(俺と同じ事を……)

    「男…」

    畑部「フフフ、もう正直に言っていいんですよ?こういうのは代えって正直に言った方が本人のためなんですから」

    「……」チラッ

    「……」ギュッ

    (女さん…下を向いて…涙を堪えてるのか……?)

    畑部「さぁ男君、時には非情さも必要です」

    「……」

    「う…くっ…」プルプル

    畑部「言っちゃってください。グサっと!!」

    「俺は…正直に言ったつもりだよ?」

    畑部「―――ッ!!」バキイィィ!!

    男友「がぁッ!!?」

    522 :

    ごぶさたですまねぇ…明日こそ頑張る…誰かいるかな?

    523 :

    そりゃあ誰かはいるんじゃないかなぁ

    524 :

    このスレにブクマ→創発板(携帯
    な俺がいる



    てかすごく今更なんだけど、もう片方ってどこなの(;ω;)

    525 = 522 :

    ごめんよ、がんばる

    >>524パー速の新ジャンル「ジェントルマン」です
    グダグダ通り越してもうよくわからんことにwwww

    526 = 522 :

    「畑部さん!!…っていっちゃったし」

    男友「うぐあぁ…」ピクピク

    「はぁ…」(結局仲良くさせるのは失敗か…)

    「……」ズイッ

    「ん?お、女さん…?」(近っ…)

    「男…」チャッ

    「ッ!?」

    ―――グイッ

    「えっ…」

    「私のナイフだ…受け取ってくれ…」

    「なんでまた…」

    「お、お前に…」モジモジ

    「……」

    「お前にもっておいて欲しい…からだ…///」カアァァ

    「女さん…」

    「大事に…してくれよ…?」

    「まさかコレ…寝台に女さんの両親が置いてたヤツと同じゃ……」

    「あぁ…///」コクッ

    「いっ、いやいやいや!!こんな大事なモノ受け取れないよ!?」

    「何故だ…?」

    「だ、だって…これ生死を示すもんだろ?」

    「うむ…」

    「君の両親とか…怒るんじゃ……」

    「うっ…だ、大丈夫だ」

    「いやでも…」

    「…と思う」ボソッ

    「いやいやいや……」

    527 = 522 :

    「大体俺が貰っても…使いよう無いというかさ…」

    「だ、だから私の生死をソレで示してくれれば……」

    「え…だってコレ寝台に置くんでしょ?一緒に住まなきゃ無理なんじゃ…」

    「っ…」ビクッ

    「あ、いや…ごめん…変な事を…」

    「変じゃ…無いぞ…」

    「へ…?」

    「全然変なんかじゃ…無いぞ…」

    「何を…」

    528 = 522 :

    「男は私の料理…好きだろ…?」

    「う、うん…」

    「私も男の事…別に嫌いじゃない…」

    「どうも…」(ん?)

    「なら…」ゴクッ

    (え?ええええ?)

    「そっ、それなら…だな…」ドキドキ

    (な、ななな何これ?もしかして…)

    「私とその…一緒に……///」ドキドキ

    (これって…!!?)

    男友「あ~…痛ててて…」ムクッ

    529 = 522 :

    男友「へ…」

    「……」

    「……」

    男友「何この空気…」

    「お前に…大罪は無い…」

    男友「たっ、大罪…?」

    「その上お前は男の友人だ…違うか?」

    男友「あ、あぁ…」

    「だから…選ばせてやる…喜べ、貴人として扱われるんだからな……」

    男友「選ぶって…何を…」

    「血を流させはしないということだ…お前には一握りの自由と袋のオプションがある」

    男友「え?ハハ…笑っちゃうよな男…いま俺血ぃって聞こえた気が……」

    「……」

    男友「ぇ…」

    530 = 522 :

    ―――バサッ

    「さぁ、選べ。ここに袋がある」

    男友「いや一種類しかない…」

    「この中入った上で馬に踏み殺してもらうか…」

    男友「は?」

    「それとも順に関節を折って殺してもらうか……」

    男友「こっ、殺し…」サァァ

    「あるいは床に転がされた上に絨毯をしき……」

    男友「あ…いゃ…」ブルブル

    「……そこで宴会を開いて圧死させてもらうか」

    男友「嫌ああああぁぁぁぁぁッ!!!」

    「む、どれも好みじゃないのか?」

    男友「おっ、おおおお男助け!!こ、殺される!!たっ、助け―――!!」

    「あぁ、確かに木の枝にぶら下げられて棍棒で撲殺ってのも中々粋だと…」

    男友「ひいいいいいぃぃぃ!!」

    「もういいよ、女さん…」

    531 = 522 :

    「ふん…」

    男友「え…ぇぇ…俺…助かったの…?」

    「いや冗談に決まってるだろ…」

    男友「なっ、なぁんだ…ハハ…」

    「まったくだ。これくらいで騒ぐな、みっともない…」

    男友「だ、だって…俺てっきり…何か怒らせたのかと……」

    「てっきり…だと?」ピキッ

    男友「ひっ!?」

    「てっきりもてっきりだ…貴様等は石造りの墓に文を刻むんだろ…何て刻んで欲しい?」

    男友「ぁ…」ガクブル

    「まぁまぁ…伸びてたんだし…」

    「確かにそう…だが…」

    男友「うぅ…」

    532 :

    男友「なっ、何で…そんな怒って……」

    「っく…///」

    男友「俺が伸びてる間に一体何が……」

    「うっ、ううううるさいッ!!ホントに殺されたいのか!!?」チャッ

    「……」

    男友「そっか…お前等さては…」

    「な、何だよ…」

    男友「うん、そうだよな…そりゃそうだ…」

    「おい…」

    男友「まぁコレは…俺が悪かったな……」

    「そ、そうだ…お前が悪いんだぞ…」

    533 = 532 :

    男友「ということで…んじゃ…」

    「ちょっと待て…何処行くんだよ?」

    男友「お邪魔虫は帰ります…」

    「おじゃまむし…?」

    「お前…」

    男友「普段なら冷やかしてる所だけど…もう何か…貶されるは、毒盛られるは、殴られるはでメンタル的にも身体的にも折れちゃいそうなんで……」

    「すまん…」

    「どく?」

    男友「い、いや…とにかく…お2人でごゆっくりお楽しみになって下さい…ではでは…」

    「……」

    ―――ポトッ

    534 = 532 :

    「!」

    「待て…」

    男友「何か?」

    「何か?じゃねぇ…全然さり気なく無いんだよ…っていうか何でポケットにコンドームが入ってんだお前…」

    男友「安全第一と申しましょうか…」

    「一切危険性ないヤツが何を…そもそもだな、俺達は別に――って女さん何拾っちゃってんの!!?」

    「おぉ…」ビヨーン

    「いや気持ちは分かるけど…」

    「見ろ男!!こんなに伸びるぞ!?これは一体…!?」

    男友「コンドームですよ、マダム」

    「こんどーむ?」キョトン

    「女さん…保険の授業で何を……」

    「一体何に使うんだ?」

    男友「避にn」

    「いいからお前とっとと出てけ!!」

    男友「いつかは知らなきゃいけない事ですよ?」

    「今はやめろ!!頼むから!!」グイイィィ

    「随分と薄い素材で出来てるな…むむ…なんか内側がねちゃねちゃしてるぞ…?」

    「女さんも…ソレ早くこいつに返しちゃって…」

    「も、もうちょっとだけ…」ビヨーン

    男友「あぁ、それなら沢山持ってるから別に返さなくていいですよ」

    「そっ、そうか!!悪いな!!」パアァァ

    男友「色違いもあります」

    「何ッ!?」

    「お前ちょっといい加減にしろよ」

    535 = 532 :

    「女さん…何でソレ指に被せてんの……」

    「フフ、どうだ?中々洒落てるだろう」

    「あの…まさかとは思うけどアクセサリーにするつもり……」

    「うむ。付け心地が独特で、色も綺麗だからな♪」

    「止めた方がいいよ…外でソレ付けて歩くのは…」

    「む、何故だ?」

    「いや…何故っていうか…そういう用途じゃ無いというか……」

    「そうか分かったぞ…もしかして…」

    「うん、あんまり人に見せるもんじゃ…」

    「…羨ましいんだろ?」ニヤニヤ

    「……」

    「ま、まぁ男になら…特別に貸してやらん事も無いんだが……」

    536 :

    まさかの下ネタwww
    ちょっと男友を木の枝にぶら下げてくるわ

    537 :

    「おい、厄介な事してくれたな…」ヒソヒソ

    男友「厄介?私が気絶する羽目になった料理対決よりも?」ヒソヒソ

    「ぐっ…だ、だからそれはごめんって…」ヒソヒソ

    男友「やだな~なんで謝るんですか?まるで私が恨んでるみたいじゃないですかぁ」ヒソヒソ

    「い、いやそんな事は…」(じゃあなんでさっきから敬語なんだよ…)

    男友「いいですか?もう女さん17歳なんですよ?いくらなんでも無知すぎませんか?」ヒソヒソ

    「そりゃ…そうだけど…」

    男友「ここは一つ彼女のためにもビシッと言って上げるべきです」ヒソヒソ

    「ビシッとったってお前…」チラッ


    「~♪」


    「うぅ、大体何であんな嬉しそうに…鼻歌歌ってるし……」ヒソヒソ

    男友「女さんもあぁ見えて年頃の女の子、お洒落に飢えてるんでしょうね…」ヒソヒソ

    「お洒落…」(コレで着替えの習慣が身に付いてくれたらなぁ…)

    男友「今日なんて私に『男からこんな服を貰ったんだぞ!!』って自慢して来ましたし」ヒソヒソ

    「ん?お前ってそんな女さんと親しかったっけ…」ヒソヒソ

    男友「いえ、全然。向こうからちゃんと話しかけられたのは、今日が初めてです」ヒソヒソ

    「……」



    538 = 537 :

    「いやでも色とりどりのコンドームを全身にまとってお洒落は無いだろ」ヒソヒソ

    男友「えぇ、このまんまじゃ女さんのあだ名が影で近藤さんになってしまう事は間違いないでしょうね…」ヒソヒソ

    「しまうって…コレ完全にお前のせいだろが…うぅ、どう説明すれば……」ヒソヒソ

    男友「クププ…」

    「へ?」

    男友「妙に純情な女さんの事だ、下手な説明したら嫌われちまうかもなぁ~?」ニヤアァァ

    「もうお前、完ッ全に俺の事恨んでるよな」

    539 = 537 :

    「あのね…女さん…コレの事なんだけど…」

    「ん?やはり貸して欲しいのか?」

    「あ、いや…」

    「しっ、仕方無いなぁ…一杯貰ったし…そこまで言うなら一つくらいは男に上げても……」

    「そうじゃなくてね、コレは…」

    「ちなみに私のオススメはこの緑色のヤツなんだが――」(フフ、これなら二つあるから男とお揃いに――)

    「妊娠しない様にする道具!!」

    「……ふぇ?」キョトン

    「コレは妊娠しない様にする道具なんだ」

    「にっ、にんしん?妊娠って…あの…」

    「……」

    「あの赤ちゃんが出来る…ヤツか?」

    「うん」(こういうのは…)

    「じょ、冗談だろ?ハハ…こんな可愛らしいモノをどう使ったらそんな事が……」

    「ペニスに被せる」(恥ずかしがるからいけないんだ、かえってストレートに言った方が――)

    「ぺに…す…?」

    「あぁ、そっからね…」


    男友「wwwwwwwwwwwww」

    540 = 537 :

    誰かおるかいー?

    543 = 537 :

    ・・・・・・

    「わ、分かった…?」

    「……///」コクッ

    「なら取ったほうが…」(良かった…なんとか分かってくれた…)

    「うぅぅ…///」ヌギヌギ

    「なんか…ごめんね…こんなダイレクトにというか……」

    「い、いや!!」

    「……」

    「いっ、良いんだ…お陰で…大変な恥辱を味合わずにすんだから……///」ヌギヌギ


    男友(あれ…?)

    544 = 537 :

    おお!!こんな短い間にwwwwありがたや…
    毎度だが放置ぎみですまんです…

    545 = 537 :

    「それに…未婚の女性にこんな事言うのは…きっと勇気の要る事だったに違いない…それこそ…初めての殺しくらい……」

    「ま、まぁ勇気?は要ったかなハハ…」(殺し…)

    「私の為に…勇気を出してくれて……」

    「……」

    「ありがとう、男…///」

    「女さん…///」


    男友(余計いい感じになってる…ナニコレ?)

    546 = 537 :

    「しかし…びっくりしたぞ…通りでこれを付けてる者等見たこと無い訳だ…フフ……」

    「女さんはもうちょっと授業ちゃんと聞いた方がいいと思うよ…」

    「む…ち、ちゃんと聞いてるぞ…失敬な……」

    「さいですか…」

    「あっ…」

    「どうかした?」

    「コ、コレが…その…そういう道具って事は…だな///」モジモジ

    「うん」

    「のっ、農耕民共は…羊の腸は使わない…って事か///?」

    「…は?」

    547 :

    羊の腸ww
    でも作者さん内情に詳しいな~。
    すっげェ量調べ物したのか?

    548 = 537 :

    「じゃ、じゃあコレ返そうか…」

    「うむ…」サッ

    「あれ?」

    「なっ、何だ?」ギクッ

    「おっかしいな…何か一つ無くなってる気が…」

    「に、にしても男友のヤツ許せんなッ!!」

    「……」


    男友「やべ…」ソ~

    549 = 537 :

    >>547趣味でよく調べてたんでwwww

    550 = 537 :

    「何故言ってくれんのだ!!危うく首飾りまで作ってしまう所だったではないか!!」

    「……」

    「だっ、大体ッ!!つがいだって居ないだろうに、生意気にこんなモン――!!」

    「……」ジト~

    「な、何だ…その訝しげな目は……」

    「…何でずっと左手握り締めてるの?」

    「ぅ…いっ、いや別に…特に理由は無いが……」

    「じゃあ解いて見せてよ」


    男友「……」ソ~


    「まっ、待てええええええぇぇッ!!」ダッ

    「あ、こら!!」


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