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    元スレたしかあったジャンル「ベトナム帰還兵」

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    101 = 100 :


    バラバラバラ

    兵3「おい見ろ!!ハハッ、ヘリだ!!ヘリが来たぞ!!」

    兵1「たっ…助かったぁ!!」

    バッバッバッバッ

    「グズグズするな!!早く乗れ!!」

    「軍曹、援護します!!早く皆を……!!」

    「よしテメェら!!重いモンは置いていけ!!全力で走るんだ!!」




    タタタン…パラ……タタタ!!

    「女!!全員収容した!!お前も早く乗れ!!」

    「急げ!!とっとと来い!!」



    V「○□××!!」

    「Ro―」(なっ…!?こんな近くに――)

    V「○×△GI!!」チャキッ



    「女アァァ!!!」

    102 = 100 :


    タタタン…パラ……タタタ!!

    「ハァッ…ハア…ハァ!!」(くっ、くそ!!グレネードか…)

    「ち、畜生……」ムクッ



    「まだか!?早く離陸させてくれ!!」

    「うっせぇ黙ってろ!!奴はまだ生きてる!!」

    「……頼む、あいつを…助けてやってくれ…神様…」

    兵1「……」



    「ハァ…ハァッ…!!」(まずい…爆発のショックで…真っ直ぐ歩けない…)

    「クソッ!!ハァッ…ハァ…」ヨタヨタ





    タタタン…パラ……タタタ!!

    兵1「もう限界だ!!これ以上待ってたら俺達まで殺される!!」

    「そいつのいう通りだ!!もう離陸するぞ!!」

    兵2「とっとと出せ!!」

    兵3「このままじゃ皆殺しになるぞ!?女だって自分の為に皆を危険にさらす事は望んじゃいない!!」

    「そんな……」

    「テメェらそれでもマリーンかッ!?もういい!!勝手にしろ!!」ダッ

    103 = 100 :

    兵2「なっ!?軍曹!!」

    「畜生!!いかれてやがる!!もう出すぞ!!」

    ――チャキ

    「やってみろ…テメェのオツムを吹っ飛ばすぞ……!!」

    兵1「へ…?そんなまさか…?」

    「お前ら、軍曹を援護しろッ!!全力射撃だ!!」タタタタ…!!

    兵2「クッソオオオオオオ!!もうどにでもなりやがれ!!」タタタタタン…!!

    兵3「畜生!!畜生!!畜生オォォォ!!」タタタタタタ…!!

    「おっ、お前ら……!!」





    タタタン…パラ……タタタ!!

    「ハァッ!!ハァッ!!」

    (なっ…!?軍曹……!?)

    「肩につかまれ!!」ガシッ

    「わっ…私のことは放ってお」

    「黙れ!!馬鹿野郎ッ!!」

    「ぐ…軍曹……」

    104 = 100 :

    タタタン…パラ……タタタ!!

    「よし!!あともう少しだ!!」タタタタタン…!!

    兵1「ヒィイィイイィィイィィィ!!」タタタタ…!!



    「ぐ、軍曹!!もう大丈夫です…!!自分で走れます……!!」

    「そうか!!よしヘリまで走るぞ…!!」



    V「………」ジリジリ…



    タタタン…パラ……タタタ!!

    「ハァッ!!ハァ…ハァ!!」

    「ハァ…ハァ…!!よしもうそこがゴール…」

    V「○×○△!!」ヒュ

    ――カラン

    「ッ!!」ドンッ

    「ぐ、軍曹なにを――」

    105 = 100 :

    「ぐああああ!!クソッ!腕がぁッ――!!」ジュウゥゥ…

    「なっ…」

    V「ダーイ○○□△!!」バッ


    「糞ッ…!!もうすぐソコだ!!軍曹を背負ってくる!!援護しろ!!」





    「ぐっ…うがあああっ…!!」ジュウゥゥゥ…

    「貴様アアァァァァァ!!」ダッ!!

    ――ガシィッ!!

    V「ッ!?○×△△!!」ドサッ

    「ハアッ!!死ねっ!!ハァッ…ハァッ…!!」ギュウゥゥゥ

    V「○△…!!…□○○…ヘ…ヘル…プ……」

    「ハアッ…ハアッ!!畜生ッ!!畜生がッ!!」ギュウウゥゥ

    V「…□×…おっ………」

    「畜生ッ!!ハアッ…!!ハァッ!!――ッ!?」ギュウウゥ

    「…お…俺…だよ……おん…な…ちゃ…」ガクッ

    「―――――!!!!!」

    106 = 100 :


    「うわあああああああああ!!!」ガバッ


    「テメェ!!毎晩毎晩なんなんだ!!?いい加減にしやがれ!!」ドンドンドン


    「ハァッ…ハァ…」(ゆ、夢か…また…)

    (またあの時の…トンプソンと会った日からずっとだ……)

    (わっ、私はいつになったら悪夢から……ぐっ軍曹…私を――)

    (私を許してください……)

    ガサッ

    (も、もう耐えられない……一服…一服だけなら……)

    (男に…迷惑だって……)

    107 = 100 :

    「よう、男」ツヤツヤ

    「あ…おはよう。なんか最近元気そうだね」(おまけに酒臭くないし…)

    「ああ。ぐっすり眠れるようになってな。昨日なんて5時間半も寝たぞ」

    「そ、そう…よかった」(5時間半『も』?)

    「フフフ…こんなにゆっくり眠れたのはナムから帰ってきて初めてだ」




    「……」プルプル

    (う…また震えてる……)

    「こうしてローマは共和せ」

    「先生!!」バッ

    「はい…早くね……」

    「rog」



    ガラガラッ

    「ただいま帰還しました」

    (やっぱり酒くさくない…ホントにトイレなのか?にしては毎日、毎日……)

    108 = 100 :

    「やっべぇ遅刻した……おはよう、女ちゃ――ってアレ?」

    「女さんならまだ来てないわよ」

    「え…でももう三時間目……」(初めて話しかけられたな…)

    「この分じゃ今日は休みじゃないからしら?で頼みたいことがあるんだけど」

    (そんな…今まで一回も休んだことなんて……)

    「ちょっと聞いてる?この手紙を女さんの家にいって渡しといてほしいのよ。月曜までに出してほしいから」

    「は、はい」(ついでに女ちゃんの様子もみれるな…それにあの話もできるし……)

    「ありがと」(よかった…女さんおっかなそうなんだもん)







    「え~と…確かこの辺だったな…」キョロキョロ

    「お…ここだ」トントントン

    (2階の何号室だったっけ?ん?)

    (これは…明らかに……女ちゃんの――)

    ゴンッ!!

    「痛っ!?」

    109 = 100 :

    「なっ…お、男?どうしてココに…」

    「痛てて…てっ手紙届けに来たのと…一つお話が…」

    「すっ、すまん。寝坊して寝過してしまっててな…」

    (女ちゃんが寝坊!?)

    「と、とりあえず中に――いや待った!!そこで待っててくれ!!」

    バタンッ

    (アレを隠さないとな)





    (フフ、女ちゃんも女の子だな…今頃必死に部屋の片づけしてるんだろうな)

    「もういいぞー!!」

    (早っ!?)

    ガラッ

    「おじゃましま――」

    「どうした?」

    「え…片づけてたんじゃ…」

    「だから片づいてるだろ」

    (部屋中にゴミと暴れまわった跡らしき穴が……)

    110 = 100 :

    「さっきはすまなかった。いきなり起きて制服も着ずに慌てて部屋を飛び出してしまったんだ」

    「え…まさかその格好のままで寝てるの?」(軍服…)

    「私服はこれしかなくてな、それにナムには寝巻きなんてモン無かったからな。もう慣れた」

    「……」

    「そんな顔をするな。ベットで寝れるだけで満足だ私は。街頭で寝てる戦友だって多いんだからな…」

    「そう…」

    「よし、とっておきの酒を持ってきてやろう」




    ドンッ

    「フフ、家にある唯一の高級品だ」

    「はあ…」(そういえば家にも意外とお酒とか転がって無いしまず酒臭くないな)

    「ぷはぁー!!ひさしぶりにこっちもいいもんだな!!」グビッ

    「へ?『こっち』って?」

    「いっ、いやなんでもない…どうした?なんかさっきから元気ないぞ」

    「あ…あのさ…表の張り紙って…」

    111 = 100 :

    「ああ、帰還兵専門の高利貸しにちょっと金をな…」

    「なっ…」

    「安心しろ。たいした額じゃない。」

    「でっ…でも前は戦傷手当でなんとかやってけてるって」(たいした額じゃないのに『金返せ泥棒!』とか張られるもんなのか…?)

    「ウッ…い、いや贅沢するようになったからというか……」オロオロ

    「どのへんが前より贅沢なの…?」(むしろ酒も減ってるつか飲んでないくさいし…)

    「うっ、うるさいな!!なんだっていいだろ」




    「とっ…とりあえずお前も飲め!!」

    「うん…」

    「どうした?まだなんかあるのか?」

    「他にも扉に『ベビーキラー』とか『人殺し』って…」

    「ああ…そいつは自称平和主義者のクソガキ共の仕業だ、高利貸しとは関係ない」

    「そんな…」

    「それに事実といえば事実だからな、何、気にしてないさ……」

    112 = 100 :

    「でっ、でも女さんは義務を果たしただけだろ!?なのに…こんな…」

    「私みたいな階層の人間が徴兵されてナムにいったって志願したのと同じことだ。逃げようと
      思えば簡単にできたんだからな。もっとも今の私は当時志願してた連中と同じかそれ以下だが…」

    「しッ志願した人だってみんなのかわりに戦ったのに…!!」

    「そいつは違うな。ヤツらに言わりゃ人殺しをしたくてナムにいったキチガイ野郎共だ。だから――」

    「……」

    「たとえ帰還兵の内、戦死者の2倍もの人間がホームレスになり、3倍もの人間が自殺しようが、全部自業自得。自己責任って訳だ」

    (こっ…これが……女ちゃんを取り巻く…現実なのか……)





    「……」ポロポロ

    「おっ…男?」(まさか…泣いてる…のか?)

    「こっ、こんなの……酷過ぎるよ…」ポロポロ

    「だ…だからってなにもお前が泣くことは……私は…」(こんなに…こんなに私のことを…心配してくれて…)

    「うぅ…ひっく…」ポロポロ

    「私は大丈夫だ…だって私には……お前が――」ソッ…

    「うっ……おっ…女ちゃん……」グスッ

    「―――お前が……い、いてくれるんだからな///」ナデナデ

    「……///」

    113 = 100 :

    「フフフ…あの頃もこうやっていじめられて泣いてたお前をよく……懐かしいな」ナデナデ

    「うっ、言うなよ……//」

    「ところで…お話ってなんだ……?」ナデナデ

    「あっそうだ…忘れてた」

    「?」ナデナデ

    「……ってもう頭撫でてくれてなくていいよ。泣いてないよ…」

    「いいではないか」ナデナデ

    「くぅ…」(なんで俺が慰められてるみたいに…)




    「その…これ…」サッ

    「ん?映画のチケット…これがどうかしたのか?」

    「いや、俺とさ…」(に、鈍いなオイ…)

    「俺と?」

    「2人で行かない?」

    「……」

    「お、女さん…?」

    114 = 100 :

    「これって…その…もしかして……」プルプル

    「え…」

    「デ…デデデ、デートだったり……するのか///?」カアアァァァァ

    「ま、まあそうなるかな」

    (や、やっぱり……)

    (え…なにこの沈黙……)

    「…あ…あり」(やっぱり男も私のことを……こんな…私のことを……)

    「ちょ…女さん?」

    「ありがとう…本当に…うぅ……ありがとう…」グスッ

    「ど、どういたしまして」(んな大袈裟な…)




    「明日で大丈夫かな?」

    「大丈夫だ!!例え7.62mm弾で恥骨を撃ち抜かれようとも絶対にいく!!」

    「むっ…無茶しないでね?」(なんだ、その下品な例え)

    「Rog!!」

    「えーと時間は…9時に駅前でいい?」

    「0900時駅前集合だな!!rog!!」ビシッ!!

    「う、うん…」(テンション高いな…)

    (フフ、男とデートかぁ♪)

    115 = 100 :

    (明日は男との初デート!!絶対に今日みたいな遅刻は許されん!!)

    (今日は徹夜、ショイントも抜きだな。何、ベトナムでは一睡もとらないなんてザラにあったことだ!!)



    (うぅ…ドキドキして全然眠くはならないが……暇だな…)

    (よし!!明日の作戦を考え――とはいっても服だってコレ一着しかないしプランも男がもう考えてるんだろうな…)

    (じゃ…じゃあ目標を決めるか!!あ…明日は…デートが終わるまでに……き…キキキ///)

    (いやいやいやいや!!あっ焦りすぎだぞ…女よ……戦いにおいて焦りは一番の敵だ)ブンブンブン!!

    (よっ…よし…手だ、テートが終わるまでに手をつないでみせる…フフ…これなら妥当な目標だな)





    (ああああああ!!!!やることねええぇぇ!!)

    (こうなったらもう待ち合わせ場所にいっておくか!!あ、明日の下見をかねて!!)

    ※現在の時刻午後11時



    (待ち合わせ場所にでっかいダンボールハウスが…昨日までなかったのに……)

    「おお!!男、早いな!!!まだ20分前だぞ!!」ガサッ

    「待ったかな…?」

    「いや少し前(8時間40分前)に来たばかりだ!!」

    「そ、そう…」(明らかに一晩中いた形跡が…)

    116 :

    「あんなヤツ、殺してやりたいといつも思っている。」
    危険な発言だ。ミツオはひやりとして周りを見渡す。誰もいない。あるのは静寂だけだ。
    「ただ」 ジャンの目の色が変わった。ギラリと鋭く光ったようにも見える。
    「あのロボット野郎は保身のために様々なパーツを継ぎ足してバケモンになった。
    強さを窮めている。あんなヤツに戦いを挑んだ所で、勝ち目なんてあるわけがない。」
    目の鋭さに反比例して、ジャンの言葉はため息交じりだった。
    やはりあれはバードマンの素顔ではなかったようだ。コピーの帝王は、自らが最強で
    居続けるためにあんな不気味な妖獣の姿になっていたのだ。
    思えば、哀れな敵である。反乱後の征服。何のためにどこへ向かおうとしているのか。
    複雑な表情を浮かべるミツオ。ジャンは強引に彼の関心を自分に戻そうとした。
    「そこで俺は何を考えたと思う?」
    ジャンが時折見せる諧謔的な語り口。言葉は珍しく熱気を帯び、興奮が感じ取れた。
    「俺は、自分と自分の大切な人間を守るためにこの道を選んだんだ。」
    「えっ?」 ミツオの顔が疑問符だらけになった。すぐには状況が理解できなかった。
    「いいか。俺たちは生き続けるんだ。いつかチャンスは来る。その責めはみな俺が負う。」
    目が怖い、と思った。ギラギラと光り、獣のようだ。そしてその目はあの目と一緒に見えた。
    「昨日のバードマン」

    ジャンよ。
    キミは僕を守るためにその体をケダモノに委ねたというのか。
    それは美談なのか。
    僕はその話に感動して泣かなければいけないのか。
    少なくともボクはキミの考えについていけない。
    キミはボクにその状況を知らせるために秘密の通路さえ教えたんだろう。あざといよ。

    失われた信頼…… それは伝えまい。ボクを守ったつもりのキミを傷つけたくないから。

    でも、見つめてくる目線からは顔をそむけたい。そうさせてくれ。
    「・・・・・・・。えっ?」
    そのときだった。
    キミの唇・・・・・・ボクの唇を奪おうとした。
    ああ!何なんだよ!!

    ミツオは駆けた。草むらを必死に駆けた。夢の中のように、脚が重く、動かない。進まない。

    それでも駆けた。君の歪んだ愛情は受け入れられない。ボクには大事な人がいるのだから。

    117 = 100 :

    「ハハ、お互い随分早めに来ちゃったね」

    「ああ!!」

    「じゃ…じゃあまず映画館いこっか」

    「Rog!!」

    「ハハハ…」(相変わらずテンション高いなぁ…)

    「~♪」

    (でも勇気を出して誘ってよかった…こんな明るい女ちゃんあの頃以来だ……)

    (フフ…映画館か……手をつなぐ絶交のチャンスだな…いきなり目標制圧か?)




    映画館内~上映中

    「……」

    「……」チラッ

    「…おっ」

    (くそぅ…男が気になって映画に集中できん……)

    「……ん」ガサゴソ

    (まだ…だよな?こういうのは盛り上がってきた時に――)ガソゴソ

    コツン

    「あッ…ご、ごめん…」

    「わっ、私こそ……///」

    118 :

    あれ、VIPにあったんじゃなかったっけ?

    119 = 100 :

    「はあ~おもしろかったね。途中ちょっと泣いちゃったよ、ハハ」

    「そ、そうだな…」(結局目標達成ならず…か。なに、まだ先がある…!!)

    「女ちゃんはどうだった?こういう映画弱かったよね?」

    「ん…いや…向こうから帰ってきてから余り泣けなくなってな」

    「でも俺まだ女ちゃんって結構よく泣くイメージなんだけど…」

    「そっ…それは…お前が――」

    「お、俺?」

    「…お前が……関わった時だけだ」ボソッ

    「え?最後なんて?」

    「うっ、うるさい///!!それより次!!次はどこにいくんだ!?」







    「じゃあさ、ご飯食べに行かない?」

    「おお!!」

    「なんか食べたいモノある?」

    「ん、ベトナム料理以外ならなんだっていいぞ!!――あっ」

    「どうかした?」

    「そ…その、お金が…できたら安い所が……」

    「じゃあ俺が払うよ」

    「いやそんな…悪い…」

    「こういう時は男が払うもんだよ」

    「っ…いや…でも…」



    >>118 VIPで張るつもりだったけどあんまり規制長いからこっちに貼ってたら
       規制解除されちゃって…途中まで貼って放置じゃさすがに無責任かなぁと
       思い一応こっちにも全部張るつもりです

    120 :

    マクド

    「ほんとにいいのに…」

    「すまん…」


    「フフ♪次はどこにいくの?」

    「この近くにおいしい店があるからそこにいこう」

    「うんっ!!」ギュッ


    「はぁ…」(デートのプラン立ててきたんだけどなぁ…)

    (うっ…カップルをじっとみてる……男もやっぱりあんなデートをしたいんだろうな…)






    「でっ、でもマックも結構おいしよね!!」(やべっ…女ちゃんのテンションが…)

    「ああ…」

    (MサイズポテトとSサイズのコーヒー…そんなにお金が……)

    「うぷ…」

    「食欲ないの?」(しかももてあましてるっぽいし…)

    「ナムから帰ってから余り食欲がな…まあ毎日ピーナッツバターサンドだったから胃が小さくなったんだろうな」

    「そう…」

    121 = 120 :

    モブ「ちょっとあの子見た?」 「軍服着てるぞ…」 「髪ボサボサだし傷だらけだわ…なんか怖い」ヒソヒソ


    「……」

    (うっ…俺達の周りだけ人が誰も……)

    「……」グスッ

    「つ、次どこいくか話そうか…!!」(やばい、やばい、やばい!!今絶対泣きかけてた!!)

    「…ああ」(ん?今はいってきた男…でかい鞄を店の入り口のテーブルの下に…)

    「でさ~」

    (出口のテーブルの下にも荷物が…)




    (しかもはいってきた男…荷物を置いたらすぐ奥のトイレに入った……これは――)

    「ん?」

    (ベトナム……67年8月3日……サイゴン………)

    「女…ちゃん?」

    「ハァ…ハァッ…ハアッ……」(チョロン地区……ジェームズ伍長……デイビス上等兵………)

    「だっ…大丈夫?」(目が…)

    「ハァッ…ハアッ……ハアッ…!!」ブルブル

    (女ちゃんの目が……あっあの時の――)


    122 :

    VIPで支援してました

    ところで加筆とかしてくれるのかい?

    123 = 120 :


    「伏せろオオオオオオ!!!!」ガバッ

    「なっ…!?」

    ガッシャアアアアン


    モブ「なッ、何今の声!?」「あ、あそこの子がいきなり…」「ありゃイカレてるな」ザワザワ


    「ハアッ…!!ハァ…!!ハァッ!!」

    「お…女ちゃ……苦ふぃいでふ…」(胸が顔に…)

    「――――ッ!?」バッ




    「痛つつ……」ムクッ

    「すっ、すまん!!つい!!」(おっ、男を押し倒してしまった……)

    「いいよ…俺を守ろうとしてくれたんだろ?それに――」

    (しっ、しかも…男の顔が……むっ…胸に///)

    「いやなんでもないです…」(危っぶね…危うく変態発言をしそうに…)

    「……///」

    「……///」

    ザワザワ… ヒソヒソ…

    「出ようか…」

    「ああ…」



    >>122 お世話になりました う~ん…基本はそのままですが言い回しとか
        セリフを増やしたりはするかもです

    124 = 120 :

    「……」ズルズル


    「フフ♪見てこの服!!新しく買ったの!!似合う?」

    「あっ、それ新しい服?」

    「んもー!!それくらい気づけー!!」ポカポカ

    「ハハ、痛てぇよ」


    「で、でさ次に行く所なんだけど」

    「な…なぁ…もう帰ってもいいんだぞ……」ズルズル

    「え、そんななんで…」

    「だっ、だってさっきも…私は……男に…迷惑を……」ズルズル

    「別にあんなことくらい気にしてないよ、今だってすごい楽しいしさ」

    「男…」ズルズル

    「だからさ、俺に付き合ってくれよ」

    「うっ…」グスッ

    「ホラ、やっぱり女ちゃんよく泣くじゃん」

    「うっ…うるさい…泣いてなど……いない…」(なんで…なんでこんなに……優しいんだよ…コイツは…)

    125 = 120 :



    ザワザワ… ヒソヒソ…

    「……」

    「う~ん…」


    「ねぇねぇ!!これカ男に似合うんじゃない!?」

    「え~俺はコッチのがいいな」


    (なんて…なんて華やかな世界なんだ……なのに…)

    「こっちの方がいいかなぁ…」

    (なのに…鏡に移ってる私の姿は……)

    「いや、やっぱこっちも…」

    (醜い浮浪者?それとも化け物か?フフ、場違いにも程があるな……)




    「……」グスッ

    「こっこれ着て見てくれない?」ドッサリ

    「なっ…」(山のように服が…)

    「絶対似合うと思うからさ!!」

    「いっ、いや別にこれなら体に当ててみるだけで!!」

    「ホラホラ、更衣室はあっちですよ~」グイグイ

    「うぅ…」ズルズル

    126 = 120 :


    「じゃ、じゃあ着てくるから……終わったら声を…かける」

    「う、うん!!前のソファーでまってるから!!」


    (うっ…こんな服着るのなんて何年ぶりだろう…ワンピースってこんなにヒラヒラしてたっけ…)ヌギヌギ

    (私なんかに…こんなモノ着せて似合うはずないのに……)ヌギヌギ

    パサッ

    (あらためてこうやって見ると…酷い身体だな……ここにも傷が…)

    「…うぅ……」グスッ

    (仕方ない…着るか……)




    (き、着終わったけど…むっ……胸元まで空いてるぞ…肩もだしてて…)

    (…これじゃあ傷が全部丸見えだ……それに…)

    (こんなに軽いモノだったか…?…スースーして…なんか頼りない感じ…)


    「女ちゃん遅いなぁ…」


    (うぅ…こんな姿を見せるのか……///)


    「女ちゃんまだー!?」

    127 :

    ―――カラカラカラ

    「……///」カアァァァァ

    「……っ」

    (フフ…言葉もでない程アレか…いっそ笑ってくれ……)

    「……」プルプル

    (だから嫌だといったんだ……)

    「っごい!!すっごい!!似合ってるよ!!」

    「…えっ?」

    「まっ、まさかここまで似合うなんて…!!」




    「そっ、そんな無理しないでくれ……!!別に今さら傷ついたりなど――」

    「何いってんだよ女ちゃん!!目ぇ大丈夫!?」

    「お、お前……」

    「女ちゃん痩せてるし黒い長髪が白いワンピースに映えてすっごい可愛いよ!!」

    「なッ!?わっ…私が……かっかかか可愛い///!!?」カアァァァァ

    「うんうん!!」

    (男…ありがとう……たとえそれが言葉だけだとしても私には…)

    128 = 127 :

    「じゃ、じゃあこれ買おうよ!!」

    「いっ…いや値札をみたが私にはとても……」

    「俺が払う!!俺が払うからさ!!!」

    「だっ…それはだめだ……私なんかにお金を…返せるあてもないし…」(だめだ…)

    「返さなくていいよ!!これを普段着てくれるだけでさ!!」

    「でっ…でも……」(だめだ…男に甘えたら……男は優しいから……)

    「本当にだいじょ」

    「いいっていってんだろ!!!」




    (ッ!?いっ、いきなり声が!?そっ…そんなどうして…)

    「なっ…」

    「ちっ、違!!すまん!!怒鳴るつもりなんて!!急に声が出てしまって……!!」

    「い…いや…謝らなくていいよ……無理に勧めたのが悪かったね…ハハ…」

    「そっ、そんなこと…」

    「……」シュン…

    「か、買えはしないけど他にも男が持ってきた服あるだろ!?きっ、着てくる!!」ダッ

    129 :

    (ばっ…馬鹿野郎…!!なんで怒鳴ったりなんか…!!)

    「ぅ…うぅ……ひっく…」(わっ、私は…うぅ…嬉しかったのに……可愛いって言われて…)

    「…ぐすっ…ふぇ…ふえぇぇぇ」(嬉しかったのに!!)


    (滅茶苦茶泣き声が聞こえてくる……)


    「ふぇっ…ふえぇぇぇぇ……」(声がっ!?声が抑えられない!?どっどうして…)

    「…うぅ…ふぇぇぇ……ひっく…」(泣くな!!泣くんじゃない!!これ以上男に心配を……!!)

    「ふえぇぇ…ぐすっ……」(やっやだ…こんな…ふっ…震えが……震えが止まらない)


    「女ちゃん、全然気にしてないよ。だから泣かなくても…」

    「だっ、黙れ!!!泣いてなどいない!!」ブルブル

    「……」

    (なっ…また怒鳴って……)ブルブル

    「女ちゃん…」

    カララッ!!

    「す、すまん…便所にいってくる!!」ダッ

    「おっ女ちゃん、上!!上まだ下着だけだよ!!」





    バタンッ

    「ハアッ…ハッ…ハアッ!!」ガサガソ

    「ハァ…!!ハアッ…!!」(こっ、こいつだ!!昨日からこれをまだ一服もしてないから…)

    「クッ!!ハァッ…ハアッ…!!」(一服、一服だけ…!!)

    スゥーハァー

    「ハァッ…ハァッ……」

    「フゥ…」(震えが…治まった……)

    130 :

    官憲につかまったりしないだろうか

    131 :

    女子トイレ前

    (こっ、ここにいるのか?鍵しまってないけど…明らかに誰かいる感じだし)

    (女ちゃん…あんな格好で……泣いてるのを聞かれたくなかったのかな?)

    (でも…だとしたらなんで泣き声が聞こえてこないんだ?もしかして女ちゃんじゃない?)


    「へへ…フフフ…」


    (いや…女ちゃんの声だ……でもなんで笑って…ン?)

    (煙が天井に…それにこの変な匂いはまさか――)



    ――バンッ

    「なっ、おっ男!?」

    「……女ちゃんソレは何?」

    「こっ…これはタバコというか、その…」

    「いっ…いくら俺でもソレがタバコじゃないことくらいわかるよ」

    「……」

    「やっとわかったよ…」

    「何で急にお酒を飲まなくなったかも、眠れるようになったかも、お金を借りてるのかも――」

    132 = 131 :

    「なっ…何が悪い!?良い事だって…!!」

    「良い訳ねぇだろ!!!」

    「ッ…!!」ビクッ

    「なっ…なんで俺に……俺にッ!!」ポロポロ

    「……」

    ガシィ

    「こんな!!こんなものッ!!」グシャア

    「――――ッ!!貴様アァァァァ!!」


    ―――バキイイイイィィィ!!!


    「ぐわぁッ!!」

    ガッシャアアアアアン

    「ぐぅ…ぁが……!!」ゴロゴロ

    「あ…ぁ……」

    「…ぐっ…げふっ…!!」ゴロゴロ

    「…う…ぁ…ひっ……」



    「うわあああああああぁぁぁ!!!!!」ダッ


    >>130だから細けぇことは(以下略

    133 = 131 :

    (次の日から女ちゃんは学校には来るが、ずっと机に突っ伏してるようになった。俺を無視
      するためか寝たふりをしてるつもりみたいだ。ただ震えが激しくってとても見れたもんじゃない)

    (例のトイレにもいかないようになったし段々震えも小さくなっていった。どうやらマリファナを断とうとしてるみたいだ……だけど)

    (そんな学校生活が続く内に少しづつだが女ちゃんは学校をよく休むようになっていった……)



    女宅

    (うぅ…昨日も一睡もできなかった……もう登校の時間か…でも)

    (でも行きたくない…男が隣にいるのに……寝たふりしてないといけないなんて…)

    (もう3日連続になるけど……興奮したら何をするか…自分でも…)

    「……」グスッ

    「…こんなの」

    「こんなの地獄だ……いっそあの時――」



    グウゥゥゥ

    (そういえば…もう2日前からなんも食ってないな……死んでしまうぞ…)

    (フフフ…それもいいかもな……)

    (だがまあ……わざわざ餓死ってのもな……コンビニいくか…)

    「…ッ」ヨタッ

    (くっ…クソッ、まともに歩けん……)ヨタヨタ

    134 :

    (眩しいな……こんなに太陽が…)フラフラ

    モブ「ヒッ!?」

    (フフ……こういう反応にも…もう何も感じないな………)フラフラ

    ワイワイ、ガヤガヤ

    (豊かな国だな…ナムとは違って……もうベトナムなんて単語は
      ヤツらにとってはノスタルジーの対象でしかないんだろうな……)フラフラ


    「~」

    「~♪」


    (ん?あそこにいるのは…)




    「――」

    「~~」


    (あれは男…?隣にいるのは――)

    (――女の子だ……しかもすごい可愛い…こっ、これって……)ブルブル

    (ち、違う…!!そんなハズはない!!これはなにかワケが……!!)


    「♪」

    「~♪」


    (二人とも……服をみてるのか………?)

    (…服を身体にあわせて……すごい楽しそうだ…い……)ブルブル

    (いっ、いや…嫌だ…こんなの嫌だ…違う……おっ…男だって…私を…私のことを……!!)ポロポロ

    ―――ハッ

    135 = 134 :

    (…なんだ?この鏡に映ってるやつれた女は?髪はボサボサ、服は土にまみれ、傷だらけの死人のような顔をした……)

    (向こうの女ときたらどうだ?髪は綺麗で服は洒落てて、傷ひとつないなめらかな肌…女の子らしい笑顔…)

    (そうだ。そうだよな。わかりきってた事じゃないか。当たり前だ。至極当然。)

    (私が勘違いしていただけなんだ。)

    (フフ、そうか。勘違いか…)ブルブル

    (滑稽だな…こんなにも長い間私は――)ブルブル

    (私は―――)

    136 = 134 :

    女宅

    「……」ゴトン

    (思い残すことはない)

    (いじめもなくなった今男はああやってちゃんと彼、いや友達を…)

    (フフフ、このごに及んでまだ私はつまらない意地を張るか……まあでも)

    (充分幸せだったな、私は。祖国にも、軍にも、国民にも見捨てられても私の傍には)

    (――お前がいた。)




    (勘違いだったとはいえ、いい夢を見れた)

    (さてと、そろそろいくかな。軍曹やジェームズ達も待ってるだろうしな)

    (フフ『Once a Marine, Always a Marine.』か、死んだらどうなんだろな?)

    (まあ海兵隊だろうとなかろうと、私はどうせ地獄行きだ)

    (むこうでもお前に会いたかったが……まあお前にゃどうせ無理だろうな、フフ)

    (これで今度こそ……今度こそ―――)

    (―――サヨナラだ。)ジャキッ




    ※Once a Marine, Always a Marine. 一度なったら、常に海兵 
     つまり退役しても海兵隊としての誇りをもてと

    137 = 134 :

    「…ハァッ…ハァ……ッ!!」キチチ…

    「ハァッ…ハアッ……!!」キキ…

    ――バサッ

    「ッ!?」

    ダダダダッ

    「なっ…!?よ、よせッ!!来るな!!」







    ズガアアァァァァン

    「な…なんで……」

    「なんで…だと?」ポタポタ

    「……」

    「それはこっちの台詞だ!!!」

    「ッ!!」ビクッ

    「何でっ…!!何でこんなことを……!?」

    138 :

    「お、男……腕から血が…」

    「うるせえっ!!掠っただけだ!!しっ…質問に答えろ!!」

    「……」

    「答えろ!!答えてくれ!!頼む……!!」

    「……」

    「…頼む」

    「とっ、止めたのは――」









    「―――私の事が好きだからか?」

    「あっ、当たり前だろ!!好きな人に死んで欲しくない奴がこの世いるかよ!!」

    「その好きというのはどういう『好き』だ?」

    「えっ…そ、それはその…」

    「……」

    「……友達とかじゃなく…おっ…女の人として…」

    139 :

    「――嘘をつくなっ!!」

    「なっ…!?」

    「そっ、そんなハズがないだろう!?私は見たんだ!!お前が他の女の子と買い物をしてる所を!!」

    「いっ」

    「お前がッ!!お前が私に一回も見せたことのない笑顔で!!お前たちはっ…!!」

    「そっ、それは違う!!アレは…!!」

    「もう…いいんだ……わっ、私はお前を責めてるつもりはない……」






    「当たり前の事だ…むしろせいせいしてる……」

    「な、なにを…」

    「だってそうだろ…?こっちはアル中でシャブ中で人殺しで障害持ちの兵隊崩れ……向こうは可愛い女の子……」

    「向こうが好きで当然だ…むしろ好きじゃなきゃおかしい……違うか?」

    「……」

    「だけどな……私はお前が…好きだったんだ……」



    もうみんなだいたいVIPで見たのかな

    140 = 139 :

    「マヌケな私は…お前が私といてくれるのを…お前が映画館に誘ってくれたのも……」

    「おっ…お前も私のことを…すっ…好きだなんて……うぅ…」グスッ

    「……」

    「知ってたのにな…フフ……お前が優しい人間だって…バカがつくほど優しい人間だって――」

    「ずっとずっと前から……知ってたのにな……」

    「……」



    「私はナムにいって変わった……さっきいったようなことだけじゃない…」

    「幾つもの眠りの無い夜を過ごし、幾つもの死線を越えていく内に……お前に対する気持ちに…気づいたんだ……」

    「例え離れていても…お前がいたから……私は……っ」

    「……」

    「もうっ…もう耐えられないんだよ……」

    「お前が『優しい』から…私と一緒にいることにもう耐えられないんだよ!!」




    こっちでリアルタイムで見てくれている人いますか?

    142 :

    俺もいるぜ

    144 :

    「お前ともういたくないんだ……お前に同情や憐憫の念でやさしくされるのは私にとって死っ……」グスッ

    「…死ぬより……辛いんだ……」ポロポロ

    「……」

    「うぅ…ぐすっ…うええぇぇ……」ポロポロ

    「…ざけんな」ボソッ





    「ふざけんなッ!!!」ガッ

    ―――ドサッ

    「なっ!?」

    「なんで!!なんで信じてくれないんだ!?俺がッ!?俺が優しさなんかでデートいったり一緒に飯くったりする人間だと!?」

    「お前は…!!俺のことなんもわかっちゃくれてなかったのか!!?」

    「でっ、でもっ…!!」

    「好きだからに決まってるだろ…愛してるからに決まってるだろ……!!お前がいうような優しい人間なら――」

    「俺はこんなに弱っちくなんかねぇ!!!お前に守られて俺はッ!!俺はただそれに甘えていただけだ!!」

    「おっ…男…」



    ありがとうございます、やっぱ見てくれてるってのがわかるとうれしいです

    145 :

    ベトナム戦争時のPTSD調べていたらこんなのでるとはw

    続き期待。

    146 = 145 :

    ごめん更新してなかったwww

    良い味でてるよー

    147 = 144 :


    「なっ…なんで…私には傷だって…それに…」

    「そんなもんで…そんなもんで俺を信じれなかったのか……!?たかがこんなモンで!!?」

    「おっ…お前を殺しかけ……」

    「ハッ!?あれが殺しかけた!!?いくら弱っちぃからってあんなもんで俺が!?俺をなめるんじゃねぇ!!」

    「おっ…男……」

    「……」ゼェゼェ

    「そっ、それでも……それでも私は……私はどうしたってお前を………」





    「…お前を信じれないんだよ」

    「こんな…こんな……私を…愛してくれるなんて………」グスッ

    「……」

    「ナムで私は何をしたと思う?きゅ…9歳かそこらの子を…撃ってきたとはいえ……」ブルブル

    「殺したんだぞ…しかもジャミングをおこして抵抗できない状態で……」

    「……」

    「そんな人間がっ…一番大切な人から愛されるなんてこと……あるはずがないじゃないか……」

    「男……私はな…」

    「私は68年1月3日のダナンで…死ぬハズだったんだ……」



    >>145すまんwwwこんなわけわからん新ジャンルがひっかかってwww

    148 :

    「だけどな、死に損なった…生き延びてしまった……」

    「……」

    「フフ、でも世の中そう都合よくはいかないんだな……だから私の代わりに軍曹は……」グスッ

    「因果なんだ……分不相応な出来事はどこかで割り引かれる……私には私にあった幸せがある…… …」

    「酔いに任せてマスターにくだをまく…これくらいが私に与えられるべき最大限の幸せだ……」

    「……」

    「楽しかった…お前と一緒にいれて……だけどな、楽しすぎた…そのツケをお前に払わせることなんかできない……」

    149 :

    状態がまた戦場に戻ってたかもなぁ<彼女

    150 = 149 :

    >>149
    状態が良かったらまた戦場に戻ってたかもの間違いでした


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