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元スレたしかあったジャンル「ベトナム帰還兵」
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女「……」ズルズル
女(やっと、やっと帰ってきたんだな……この町に…随分と
随分と変わったもんだ…あいつの家はたしかこのあたりに…)
モブ「ねぇちょっと見てあの子…」「酷い傷…」「やだ、なにあの格好……軍服?」ヒソヒソ
女「……っ」ズルズル
女(故郷に来ても見る目は同じ、か…ん?あいつは…)
男「~」
女(男だ…何年ぶりなんだろう、変わってない、変わってないな。
フフ、頼りなげなあのころのまま……それに比べて私は――)
女(やっと、やっと帰ってきたんだな……この町に…随分と
随分と変わったもんだ…あいつの家はたしかこのあたりに…)
モブ「ねぇちょっと見てあの子…」「酷い傷…」「やだ、なにあの格好……軍服?」ヒソヒソ
女「……っ」ズルズル
女(故郷に来ても見る目は同じ、か…ん?あいつは…)
男「~」
女(男だ…何年ぶりなんだろう、変わってない、変わってないな。
フフ、頼りなげなあのころのまま……それに比べて私は――)
日 学校
先「今日は新しい転校生を紹介する、女さんだ。ホラ自己紹介して」
女「女です。よろしく」(まさか男がいるクラスとは……男は私のこと気づいてるのか?)
生徒達「おい見たか…頬にある傷……」「なんか雰囲気やばくね?」「暗いし怖そう…」ザワザワ
女「……」
男(まさか…嘘だろ……たしかにめずらしくはない名前だが…名字まで…)
先「ずっ、随分シンプルな自己紹介だな。じゃああそこが空いてるから座ってくれ。視力とか大丈夫か?」
女「大丈夫です」ズルズル
女(クラスが一緒の上、隣の席……フフ、どうやら悪運にだけは恵まれてるようだな私は)
生徒達「おい」「ああ足が…」「なんだ?あのリュック…」ヒソヒソ
男(俺の隣の席か…足悪いみたいだし…別人……だよな?)
先「今日は新しい転校生を紹介する、女さんだ。ホラ自己紹介して」
女「女です。よろしく」(まさか男がいるクラスとは……男は私のこと気づいてるのか?)
生徒達「おい見たか…頬にある傷……」「なんか雰囲気やばくね?」「暗いし怖そう…」ザワザワ
女「……」
男(まさか…嘘だろ……たしかにめずらしくはない名前だが…名字まで…)
先「ずっ、随分シンプルな自己紹介だな。じゃああそこが空いてるから座ってくれ。視力とか大丈夫か?」
女「大丈夫です」ズルズル
女(クラスが一緒の上、隣の席……フフ、どうやら悪運にだけは恵まれてるようだな私は)
生徒達「おい」「ああ足が…」「なんだ?あのリュック…」ヒソヒソ
男(俺の隣の席か…足悪いみたいだし…別人……だよな?)
男「女さんもしかして昔会った事ある?」
ザワザワ ヒソヒソ
女「……」
男「女さん?」
女「知らんな」
男「そう」(澄んでるけど落ち着いた低いトーンの声、少し変ってはいるが確かに俺のよく知ってる人の声…だけど――)
女(バッ、バカ野郎……なぜそうだと言えんのだ、私は…昨日だって……)
ザワザワ ヒソヒソ
女(いや…でも今の私では…男に……)ギリッ
男(――だけど…俺の知ってる女ちゃんはこんな悲しそうな瞳してない……)
ザワザワ ヒソヒソ
女「……」
男「女さん?」
女「知らんな」
男「そう」(澄んでるけど落ち着いた低いトーンの声、少し変ってはいるが確かに俺のよく知ってる人の声…だけど――)
女(バッ、バカ野郎……なぜそうだと言えんのだ、私は…昨日だって……)
ザワザワ ヒソヒソ
女(いや…でも今の私では…男に……)ギリッ
男(――だけど…俺の知ってる女ちゃんはこんな悲しそうな瞳してない……)
キーンコーン
屋上
男(どうしよう、俺がいっつも食べてる場所なんだけど…
ていうか転校生なのに初日からこんなとこで一人弁当…)
女「……」ガソコソ
男(まあ俺だって人の心配できるような立場じゃないけど…ん?)
女「……ごくっ」
男(薬のんでるのか?)
女「……」ゴトッ
男(さっ、酒!?)
女「…んぐっ、んぐっ」
男(もしかして女さんも不良ってやつ?)
見てる人がいてネタ思いついたなら支援SSお願い…書き溜めてないし一応新ジャンルなんで
屋上
男(どうしよう、俺がいっつも食べてる場所なんだけど…
ていうか転校生なのに初日からこんなとこで一人弁当…)
女「……」ガソコソ
男(まあ俺だって人の心配できるような立場じゃないけど…ん?)
女「……ごくっ」
男(薬のんでるのか?)
女「……」ゴトッ
男(さっ、酒!?)
女「…んぐっ、んぐっ」
男(もしかして女さんも不良ってやつ?)
見てる人がいてネタ思いついたなら支援SSお願い…書き溜めてないし一応新ジャンルなんで
男(え、寝ちゃってる?お酒抱きかかえたまま…)
女「クカー、クカー」
男(マジかよ…見つかったらやばいぞ……)
女「クカー、クカー」
男(おいおい、寝てるとこまで来てどうするつもりだ俺?起こすわけにも…しかし…)
女「クカー、クカー」
男(こうして見ると…もう随分長いことたったし、大きな傷もあるけど…この顔はやっぱり――)
根性なくてすいません明日も続けたいです おやすいみー
女「クカー、クカー」
男(マジかよ…見つかったらやばいぞ……)
女「クカー、クカー」
男(おいおい、寝てるとこまで来てどうするつもりだ俺?起こすわけにも…しかし…)
女「クカー、クカー」
男(こうして見ると…もう随分長いことたったし、大きな傷もあるけど…この顔はやっぱり――)
根性なくてすいません明日も続けたいです おやすいみー
女「ッ!!ハァッ!!ハアッ!!ハァッ!!ジョンソン!!」ガッ
男「なっ!?」
女「よせっ!!やめろ!!そいつはVCだ!!」ハァハァ
男(ジョ、ジョンソン!?うなされてるのか!?)
女「糞ッ!!誰か、誰かいないのか!!コンタクト!!」ハアハア
男(すごい苦しそうだ…汗が滝みたいに……)
女「畜生、畜生ッ!!チョッパーはまだか!?ぶっ殺してやる!!」ハァハァ
男(こッ…殺すって…こういう時って
やっぱ起こしたほうがいいのか!?)コツ
女「ハァ…糞…糞ッ…ナンバーテンだ…畜生…」ハァハァ
男(睡眠薬…さっき飲んでた薬ってこれか……)
男「なっ!?」
女「よせっ!!やめろ!!そいつはVCだ!!」ハァハァ
男(ジョ、ジョンソン!?うなされてるのか!?)
女「糞ッ!!誰か、誰かいないのか!!コンタクト!!」ハアハア
男(すごい苦しそうだ…汗が滝みたいに……)
女「畜生、畜生ッ!!チョッパーはまだか!?ぶっ殺してやる!!」ハァハァ
男(こッ…殺すって…こういう時って
やっぱ起こしたほうがいいのか!?)コツ
女「ハァ…糞…糞ッ…ナンバーテンだ…畜生…」ハァハァ
男(睡眠薬…さっき飲んでた薬ってこれか……)
男(落ち着いてきたと思ったら)
女「うぅ…ひっく…うぇえええ…」
男(今度は泣きだした…)
ガタッ
不良1「お?なんだ?男の弁当箱があるぞwwww?」
不良2「マジかよwwあいつ最近昼見ねぇと思ったら屋上にいたのかwwww」
男(や、やべっ!!隠れないと)
女「う…ぐすっ……うぅぅ…畜生ぉ…」
男「……」
女「うぅ…ひっく…うぇえええ…」
男(今度は泣きだした…)
ガタッ
不良1「お?なんだ?男の弁当箱があるぞwwww?」
不良2「マジかよwwあいつ最近昼見ねぇと思ったら屋上にいたのかwwww」
男(や、やべっ!!隠れないと)
女「う…ぐすっ……うぅぅ…畜生ぉ…」
男「……」
男「先輩そのシャツ格好いいと思って前あけてんですか?」
不良1「あ?」
男「だっさいから閉じたほうがいいと思いますよ」
不良2「おいおいwwwどうしたの男ぉwwww?反抗期www?」
不良1「へぇ~クソなめたこと言ってくれんじゃん。おい、便所いくべ、便所」
男(くそっ…でも昼食わなくて良かったか…)
キーンコーン
男「うぅ…」(女さんちゃんと教室に戻ってるな、よかった…にしても痛ってぇ…)
女「……」
男(うぷ…滅茶苦茶酒くさい……)
女「おい」
男「えっ、おっ俺?」
女「その傷どうかしたのか?」
男「あーいや、階段で転んじゃってね。ハハハ…」(我ながらベタな言い訳だな)
女「そうか」
男(もしかして俺のこと…心配してる…?)
女「……」
男「あっ、あのさ」(やっぱり…この子は――)
女「なんだ?」
男「……」
女「……」
男「いや…なんでもない」(よそう…俺なんかと話してたら女さんまで……)
女(むぅ…せっかくもっと会話するチャンスだったのに……にしてもその傷…)
校門前
女(はぁ……私は一体なにをしたいんだ?自分で自分が嫌になってくる…違うとはっきり言った
のに…私は男が気づいてくれるのを心のどこかで期待して…今だって校門の前でやつを――)
男「~」テクテク
女(きっ、来た!!ってなぜ隠れるんだ私…)
男(ん?アレもしかして女さんか?なにやってるんだ、あんなとこで?)
女(ぐ、偶然を装って…タイミング合わせて帰るか……家の方向は知ってるし…)
男(こっちの様子窺ってる?もしかして俺のこと待ってるとか……)
女(止まった?うっ…こっち見てる……ばれたか…?)
男「~」サッ
女(なっ!?そんな…避けられた?こっちからじゃないと相当遠回りに…)
男(俺のこと待ってたとしたらごめん、女さん……俺なんかと一緒に帰ってるとこみられたら女さんにまで…)
女(そうか…そうだよな……私は変わったんだ…昔とは
違う…昔の私はもうとっくにあのナムのジャングルで――)
男(なんて自意識過剰だよな…ハハ、でも…もしあれが女ちゃんなら…俺は――)
女(やっぱり、やっぱり…私は…うぅ……帰ってきちゃ…いけなかったんだ…)ポロポロ
男(俺は――)
誰かぁ…もしかしてここにいるの俺だけ?
翌日
キーンコーン
女(うぅ…今日も一日なにも話さなかった……やっぱり避けられてるんだな私…)ズルズル
不良1「うらあっ!!」バキィ
男「ぐあっ…」
女(ん…?今なんか用具室で人の声が聞こえたような……)
不良3「へへ…次は俺にやらせろよ…ふんっ」ドスッ
男「がはぁっ…」
女(これは…もしかして男の声?そのれにこのにぶい音……
耳にこびりつくまでハノイ・ヒルトンで聞かされた――)
男「ぐふぅ…」
キーンコーン
女(うぅ…今日も一日なにも話さなかった……やっぱり避けられてるんだな私…)ズルズル
不良1「うらあっ!!」バキィ
男「ぐあっ…」
女(ん…?今なんか用具室で人の声が聞こえたような……)
不良3「へへ…次は俺にやらせろよ…ふんっ」ドスッ
男「がはぁっ…」
女(これは…もしかして男の声?そのれにこのにぶい音……
耳にこびりつくまでハノイ・ヒルトンで聞かされた――)
男「ぐふぅ…」
ガラガラガラ
不良1「ッ!?んだテメェ!?」
不良3「誰だこいつ?こんな奴うちのガッコにいたか?」
男「なっ!?女さん…ばっ馬鹿…はやく逃げ――」ゼェハァ
女「…………」
男(なっ…なんて目をしてるんだ……まるで…まるで感情のない獣みたいな…)
不良1「なにガンつけてんだよ?おいコラ」ピシャッ
不良3「女だからっていい気になってんじゃねえぞ、おい」グリッ
男「ぐあぁっ…!!」(やばい…扉をふさがれた……どうにかして女さんだけでも…)
>>17サンクス、最初そう思ったんだが一応新ジャンルというか思いついたらSS書いてもらいたんで
汎用性の高い男と女でいこうかなと
不良1「ッ!?んだテメェ!?」
不良3「誰だこいつ?こんな奴うちのガッコにいたか?」
男「なっ!?女さん…ばっ馬鹿…はやく逃げ――」ゼェハァ
女「…………」
男(なっ…なんて目をしてるんだ……まるで…まるで感情のない獣みたいな…)
不良1「なにガンつけてんだよ?おいコラ」ピシャッ
不良3「女だからっていい気になってんじゃねえぞ、おい」グリッ
男「ぐあぁっ…!!」(やばい…扉をふさがれた……どうにかして女さんだけでも…)
>>17サンクス、最初そう思ったんだが一応新ジャンルというか思いついたらSS書いてもらいたんで
汎用性の高い男と女でいこうかなと
女「………」ワナワナ
不良3「おい見ろよコイツwww震えてるぜwwwww」
不良1「あんま無理すんなwwじっくり可愛がってやるからよwwww」
男(この構図……どこかで…随分前にも……あの時はそう…たしか……)
女「……けろ」ボソッ
不良3「あ?」
不良1「なにいってんのコイツwww?」
女「その汚ねぇ足を男からどけろっつってんだよ!!!!!!」ヒュ
バキイイイィィィ
不良3「ぎゃああああああっっ!!!!!」ゴロゴロ
男(なっ…!?金的をいきなり!?)
不良1「てっ、てめぇ!!ぶっころ」
ガキイイイィィィ
不良1「うぎゃああああっ!!!」ゴロゴロ
男(今度はみぞおちを!!なんて動きだ、まったく容赦が…)
女「――ッ!!ハアッ!!ハアッ!!このっ…!!この…ッ!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1「ごぼっ…!!」
不良3「ひっ…ひぃ…!!」
男(こっこれじゃあ、まるで――)
バキイイイィィィ
不良3「ぎゃああああああっっ!!!!!」ゴロゴロ
男(なっ…!?金的をいきなり!?)
不良1「てっ、てめぇ!!ぶっころ」
ガキイイイィィィ
不良1「うぎゃああああっ!!!」ゴロゴロ
男(今度はみぞおちを!!なんて動きだ、まったく容赦が…)
女「――ッ!!ハアッ!!ハアッ!!このっ…!!この…ッ!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1「ごぼっ…!!」
不良3「ひっ…ひぃ…!!」
男(こっこれじゃあ、まるで――)
女「うす汚ねぇ!!グークが…ッ!!ハァッ!!ハァッ!!死…ッ!!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1「……」ドクドク
不良3「…ぁが……だ…誰か…たす…」ゼェゼェ
男(――まるで女さんが一人、戦争の中にいるみたいだ……)
女「ハァッ!!死…ねッ!!ハァ!!ハァッ!!くたばりやがれ!!」ガキィィィィバキィイィィ
男「や、やめて女さん、それ以上は死ぬ!!死んじゃうよ!!」ガシッ
女「ハァッ…!!ハァッ…!!なせッ…!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1&3「……」ドクドク
男「女ちゃん!!」ガバッ
女「――ッ!?」
男「やめろっ…もう…やめて……くれ…頼む…」ズルズル
女「おっ、男……」
不良1「……」ドクドク
不良3「…ぁが……だ…誰か…たす…」ゼェゼェ
男(――まるで女さんが一人、戦争の中にいるみたいだ……)
女「ハァッ!!死…ねッ!!ハァ!!ハァッ!!くたばりやがれ!!」ガキィィィィバキィイィィ
男「や、やめて女さん、それ以上は死ぬ!!死んじゃうよ!!」ガシッ
女「ハァッ…!!ハァッ…!!なせッ…!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1&3「……」ドクドク
男「女ちゃん!!」ガバッ
女「――ッ!?」
男「やめろっ…もう…やめて……くれ…頼む…」ズルズル
女「おっ、男……」
男(女ちゃんの左足から血が…)
女「フフフ……」
男(女ちゃん…)
女「ハハ……ハハハ…ハハハハハハ!!アハハハハハハ!!!」ポロポロ
男(あの日以来…女さんは席についてる時もずっと
そっぽむいて、俺が話かけても無視するようになった…)
男(連中のプライドがこんな小さな女の子に半殺しにされた事実を
よしとしないのは明らかだから、表立った問題にはならなかった…でも)
校門前
女「なっ…」
男「女さん…」
女「……ふん」ズルズル
男「ま、待ってよ女さん!!」
女「……」ズルズル
男「女ちゃん!!」
女「……」ピタッ
男「ねぇ…やっぱり女ちゃん……なんだよね?」
女「ち、違う」
男「この前は…その…ありがとう…」
女「……自分の身を守るためにやったことだ、あそこにはたまたまはいっただけで」
男「そんなこといってさ……昔もよくいじめられてた俺を助けてくれたよね?」
女「……」
男「俺は覚えてるよ……いつも俺を助けてくれた優しいけど不器用な女の子の事…」
女「そいつと私は違う。何度言わせる」
男「なぁ、一体なにがあったんだ?」
女「……」
男「女ちゃんが消えたあの日から今日までの間に一体」
女「その名で私をよぶなっ!!」
人いねええぇぇぇ!!
女「おっ、お前のことが――」ブルブル
男「……」
女「――お前のことが大好きだった、世の中の右も左もわからないような世間知らずの女ちゃんは…
あっ、あのベトナムの泥沼の中でくたばったんだ……っ!!もうっ、もう死んだんだよ!!!」
男「ベッ、ベトナム…?ベトナムに行ってたの?旅行かなん」
女「ああ、旅行だ…普通のソレと違うところは鉄砲担いで人殺しをする事くらい――」
男「なっ…」
女「殺したり殺されたり…楽しい、楽しい殺人ツアーだったよ……」
男「そっ…その足も…顔の傷も…ベトナムで?」
女「…ああ」
男「なっ…なあ、女ちゃんがベトナムでどんな思いをしたのかは知らない…だけど」
女「……」
男「女ちゃんは女ちゃんだろ…違うのか?」
女「……あの時の私を見ただろう」
男「え?」
女「人殺しの私を…お前があの時止めてくれなかったら……私はあの
2人を殺してた…きっとナムでやっきたように一辺の容赦もなく―――」
男「で、でもそれは俺を助けてくれるためで!!」
女「違うッ!!」
女「…ああ」
男「なっ…なあ、女ちゃんがベトナムでどんな思いをしたのかは知らない…だけど」
女「……」
男「女ちゃんは女ちゃんだろ…違うのか?」
女「……あの時の私を見ただろう」
男「え?」
女「人殺しの私を…お前があの時止めてくれなかったら……私はあの
2人を殺してた…きっとナムでやっきたように一辺の容赦もなく―――」
男「で、でもそれは俺を助けてくれるためで!!」
女「違うッ!!」
女「私は楽しんでたんだ…!!殺しを……!!暴力を…!!ただのいじめをやめさせるためにあそこまでする必要はなかった…!!」
男「女ちゃん…」
女「だからっ…だから私に構うな……私の両手はガキ共や女の血で汚れてるんだ……」
男「でも!!ほっとけないよ、女ちゃんが倒した奴らの仲間はこの界隈にいっぱいいる…」(お前もまだガキで女だろ…)
女「私にはマリーンで叩きこまれた徒手格闘術がある…あんなヤツらが何匹かかってこようが…」
男「じゃ、じゃあ俺は!?俺だって奴らに狙われるかも知れないんだよ!?」
女「ぐ…」
男「それに…女さんだって一人じゃあ無理だよ……自分でもいったろ?もしかしたら加減できなくて――」
女「うっ、うるさい!!助けられるまでずっと…!!ずっと私のこと避けてたくせに……!!」グスッ
男「へ?」(声が震えてる……)
26>>すごい見てみたいんだが近くのレンタルビデオ店しょぼすぎておいてない……
男「な、なにを…?」
女「わっ私が…ぐすっ…こんな醜い面してるから避けたんだろっ…!?それとも…こっ…こんな……っ!!」ポロポロ
男「ちっ違う!!俺に構ったらあいつらにからまれると思って!!」
女「嘘だ…ひっく……こんなんになった私をみて…どうせお前も…お前も…あいつらみたいに…うぅ…」ポロポロ
男「おっ、女さんは醜くなんてないよ!!そのへんの女の子なんかよりずっと綺麗だ!!!」
女「なっ…///」
>>28おいらのイメージとしては強いというか加減がない感じ 暴力を抑制する
タガがはずれてる
女「そっ、そんな見え透いた嘘なんかに…ひっく…騙されると思ってるのか…うぅ…」グスッ
男「さっき女ちゃんは…俺のことを大好きだったていってくれた……」
女「あっ、あれは昔の話だ……」グスッ
男「俺は違う…女ちゃんがいない間も…俺はずっと女ちゃんのことを――」
女「男…おまえ……」
男「今だってそうだ…俺の知ってる女ちゃんはベトナムの泥沼の中で死んでなんかいない!!今ここに立ってる!!」ガシッ
女「おっ、おまえ、今自分が…!!その空っぽのオツムで何処で何を大声叫んでるのかわかっ」
男「――わかってる!!」
男「わかってるよ!!学校でハブられてる俺が通学路で、気持ち悪い大声張り上げて
女ちゃんが好きだって叫んでんだよ!!周囲の視線が痛いよ!!でも――」
女「……」
男「でも女ちゃんとまた仲良くなれるなら!!こんなことくらい俺は!!」
女「……ぅ」プルプル
男「……」
女「…うぅ…ひっく……」ポロポロ
男「女ちゃ…」
――――――ガシィッ!!
男「ぶふッ!?」
女「うわあああああ!!!!!男おぉぉぉ!!男ぉ!!私っ…!!私!!うぅっ…!」ポロポロ
男「ハハハ、いっ痛いよ…女ちゃんこそココどこだかわかってる…?」(これが…海兵隊仕込みのタックルか……やべぇ腰が…)
女「…ぐすっ…うっ、うるさい!!お前は…ひっく…黙って胸を貸してればいいんだ…うぅ…ふえ……ふえぇぇ///」ポロポロ
男「…落ち着いた?」
女「うぅ…まあな……はっ恥ずかしいからこっち見ないでくれ///」
男「ごっ、ごめん…」(よく考えたら俺すごいこといってたな……今頃こっちまで恥ずかしくなってきた…///)
男「……///」テクテク
女「……///」ズルズル
男「あっ…ごめん、歩くの早かったね」
女「気にするな……」ズルズル
男「ねぇ…なんで…なんで急にベトナムなんかに?」
女「うぅ…まあな……はっ恥ずかしいからこっち見ないでくれ///」
男「ごっ、ごめん…」(よく考えたら俺すごいこといってたな……今頃こっちまで恥ずかしくなってきた…///)
男「……///」テクテク
女「……///」ズルズル
男「あっ…ごめん、歩くの早かったね」
女「気にするな……」ズルズル
男「ねぇ…なんで…なんで急にベトナムなんかに?」
女「……」ズルズル
男「べっ、別に答えたくないなら無理には……」
女「召集令状が来た…」ズルズル
男「へ?」(ていうか女さん日本人だよね?)
女「学生も召集されるようになってな――だがまあ大抵のやつは適当な理由をつけて徴兵を逃れた」ズルズル
>>35 べっ、別に見てくれてる人がいて嬉しいとか思ってないんだからね///!!
男「じゃあ女さんはなんで…」(学生つってもソレ大学生だろ…)
女「ホントになんでだろうな?中流以上の家庭、しかも学生ならいくらでも逃れる術はあった。でも多分あの頃はまだ――」ズルズル
男「まだ…?」
女「――まだ正義だとかそういう青臭いモンを信じてたんだ、悪逆非道の
コミュニスト共からベトナム人を解放する……!!なんつってな…ハハハ…」ズルズル
男(お前何歳だよ……)
女「それにな…兵隊にいくのは殆どが貧乏人のガキで……徴兵制とはいって
も実質、行き場のないそういうヤツらの志願で軍隊がもってたようなもんだ」ズルズル
男「……」
女「私にはそれが耐えられなかったし、臆病者にもなりたくなかった……自分から志願しようとまでは思わなかったが」ズルズル
男「……」
女「召集令状が来た時決めたんだ……私は逃げない、と」ズルズル
>>37すいませんリアリティは皆無です 細けぇこたあいいんだよ!!
女「無論みんなと離れ離れになるのは辛かった…そっその…お前とか……な///」ズルズル
男「……」
女「でも…徴兵だし…それにTVではこの戦争はもう終わりがけで…あと半年もしない内に終わるだろうって……」ズルズル
男「……」
女「だから私は…長くても一年……一年でベトナムから帰ってこれるだろうと思ってたんだ」ズルズル
男「……」
女「フフ、男…ここは笑う所だぞ……私がもう少し世間ってやつを知ってたら……」ズルズル
女「いくら当時でもベトナムの実情なんて簡単にわかったはずだ…だがお前がもう知ってる通りベトナムは――」ズルズル
男「……」ゴクッ
女「――最悪の戦場だった」ズルズル
>>40ありがとう…うぅ…
女「……で男は?」ズルズル
男「え?」ドキッ
女「男は私がいなかった数年間どうしてたんだ?」ズルズル
男「どうって普通にしてただけだけど」
女「じゃ、じゃあその…なんでヤツらに…」ズルズル
男「ああ…前あいつ等にいじめられてる子がいてね」ズルズル
女「……」ズルズル
男「クラスは違うし噂で聞いただけで、実際にいじめがあったのかどうか俺もよくわからなかった」
女「……」ズルズル
男「でもある日…見ちゃったんだ……校舎裏でその子がボコボコにされてるとこ…それで思わず」
女「――飛び出しちゃったってか?」ズルズル
根性なくてごめんね 今日は寝ます ネタ思いついたらぜひ書いてください
男「え?」ドキッ
女「男は私がいなかった数年間どうしてたんだ?」ズルズル
男「どうって普通にしてただけだけど」
女「じゃ、じゃあその…なんでヤツらに…」ズルズル
男「ああ…前あいつ等にいじめられてる子がいてね」ズルズル
女「……」ズルズル
男「クラスは違うし噂で聞いただけで、実際にいじめがあったのかどうか俺もよくわからなかった」
女「……」ズルズル
男「でもある日…見ちゃったんだ……校舎裏でその子がボコボコにされてるとこ…それで思わず」
女「――飛び出しちゃったってか?」ズルズル
根性なくてごめんね 今日は寝ます ネタ思いついたらぜひ書いてください
ソバをすすってる音だろ…押井守的に考えて。
ベトナム帰還兵のあれこれはランボーに詳しいが、あえてエピソードを拾うとするとだ、
ベト戦中のアメリカ軍は徴兵制だったが、このせいで戦後「殺人術を身につけた、限りなく無職に近い若者」
で街が溢れかえる結果となった。一時期はガチで社会問題になったとかかんとか。
湾岸戦争で大勝利を収めた米国内で「従軍した兵士全員に勲章を」とか言う話題が出た際、ベトナム帰還兵は
「俺達には(負け戦だったから)何もしてくれなかったくせに」とふてくされたとか言う。
ベトナム帰還兵のあれこれはランボーに詳しいが、あえてエピソードを拾うとするとだ、
ベト戦中のアメリカ軍は徴兵制だったが、このせいで戦後「殺人術を身につけた、限りなく無職に近い若者」
で街が溢れかえる結果となった。一時期はガチで社会問題になったとかかんとか。
湾岸戦争で大勝利を収めた米国内で「従軍した兵士全員に勲章を」とか言う話題が出た際、ベトナム帰還兵は
「俺達には(負け戦だったから)何もしてくれなかったくせに」とふてくされたとか言う。
男「……うん、それで次の日から標的が俺にかわって…その子はしばらくしたら転校しちゃった」
女「プフッ」ズルズル
男「なっ、なにがおかしいんだよ!?」
女「いや…だってお前…フフ、本当にあの頃から変わってないんだと思ってな」ズルズル
男「む…」
女「あの頃からお前は……弱っちぃくせに正義感と優しさだけは人一倍あって…フフ」ズルズル
男「るせぇな…」
女「いらんことに頭つっこんで…結局いっつもお前が
ピーピー泣いてるところを私が助けてやって…」ズルズル
男「……」
女「フフ……」グスッ
男「女ちゃん…」
女「なっ、なんでもない………」プイッ
>>43びっこひいてるんです 杖つかなきゃいけないほどじゃないけど
左足引きずってる感じ
女「プフッ」ズルズル
男「なっ、なにがおかしいんだよ!?」
女「いや…だってお前…フフ、本当にあの頃から変わってないんだと思ってな」ズルズル
男「む…」
女「あの頃からお前は……弱っちぃくせに正義感と優しさだけは人一倍あって…フフ」ズルズル
男「るせぇな…」
女「いらんことに頭つっこんで…結局いっつもお前が
ピーピー泣いてるところを私が助けてやって…」ズルズル
男「……」
女「フフ……」グスッ
男「女ちゃん…」
女「なっ、なんでもない………」プイッ
>>43びっこひいてるんです 杖つかなきゃいけないほどじゃないけど
左足引きずってる感じ
翌日 学校
女「よう…」
男「おお、普通に話しかけてきてくれるようになったか」
女「なっ…なにいってるんだバカ野郎。で、でもいいのか?」
男「ん?」
女「私なんかと話してて…」
男「ま~だいってんのか。そりゃお互い様だろ」
女「フフ、そうだな」
生徒達「あいつら仲良いな」「え、お前昨日あいつらが通学路で何してたか知らんの?」「え…ウソ、マジで?」ザワザワ
>>46許してくださいとしか…
先生「え~したがってここの解は」
女「……」ブルブル
男(さっきからずっと女ちゃんの手が震えてるんだけど…)
女「せっ、先生!!」ガタッ
先生「はい?なんですか?」
女「ちょっとトイレに――」
先生「まだ休み時間終わったばかりじゃないですか…すぐ戻ってきてくださいね」
女「Rog」ズルズル
先生(え?何?今の返事?)
>>48ありがとん 安価のつけかたも最近覚えた新参なものでwww
女「ただいま…げふっ…帰還しました……」ズルズル
男(うわ…絶対こいつ飲んできたな……)
キーンコーン
男「う、やべ寝てた…」チラ
男(あれ?女ちゃんどこいったんだ?一緒に昼食おうと思ってたのに…)
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