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    元スレ新ジャンル「空中人魚」

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    301 :

    >>299
    なぜだかとらふぐと読めた

    302 :

    「あんたがそこまで惚れた男さんってどんな人間なの?」

    「そうだなぁ。一言で言うと、変な人かな」

    「変な人ねぇ……それのどこに惚れる要素があるの?」

    「分かんない。分かんないけど、気付かないうちに好きになってた」

    「ふーん、そんなに人間っていいものかなぁ」

    「会えば私の言ったこと、全部分かると思うよ」

    「それは望み薄だと思うけどね」

    「まぁね、今の状況じゃあね」

    303 = 302 :

    「ほら、私たちって、上の世代の人たちから『人間とは残忍で非道な生物だ』って教えられてきたじゃない?」

    「そうね。あんたのお姉さんですらそうだもんね。まぁあの人は、実体験からそうなっちゃったんだろうけど」

    「そのイメージが、いい意味でも悪い意味でも覆されたっていうか」

    「ますます気になるわね、あんたの価値観をそこまで変えた人間がどんな人なのか」

    「それを確かめるには、実際に会ってみるのが一番だとは思わない?」

    「それで懐柔してるつもり? 甘い甘い、お姉さんの許しが出るまで、あんたの誘いには乗らないわよ」

    「うっ……固いなぁ友ちゃんは……」

    「残念でした。御愁傷様」

    304 = 302 :

    「魚、取ってきたわよ」

    「あ、姉さん」

    「ちっす。お邪魔してます」

    「あら、友さんがいるってことは、あんたやっぱり逃げようとしてたのね」

    「そんなの当たり前よ、姉さんの好きになんかさせないんだから」

    「でも、今のところは私の作戦勝ちみたいね」

    「……今のところはね。けど、午後からもこのままだとは思わないで」

    「ふふん、楽しみにしてましょうかね」

    「あのー……姉妹喧嘩するなら帰っていいですか?」

    「あら、ごめんなさい。ゆっくりしていっていいのよ?」

    「いや、私もなんかあるまで外で待ってますから」

    「ふふふ、友さんって本当にいい子ねぇ」

    「友ちゃん……」

    「じゃあね」ふわっ

    305 = 302 :

    「夕焼ーけwwwwこやけーのwwwwwww赤トーンーボーwwww」

    「待ちに待ってついに夕方になっちまったwwwwこりゃ今日はもう人魚こねぇかなwwwwwwwwwwww」

    「仕方ねっかwwwそう毎回人魚も暇じゃなかろうしwwwwwwwww」

    「それともまた熱がぶり返したかwwwwwwwwww
      だとしたらwwww俺は酷い罪悪感を覚えるwwww」

    「まぁwwこっちから連絡の取りようがないからwwwwすれ違うこともあるわなwwwwwwww」

    「そうだwwww俺が来た印にマグロの刺身置いていこwwwwwwww」

    「どうせこんなカピカピの刺身wwww持ってても食えたもんじゃねーしwwwwwwww」

    「こうして石を重石にして……出来たwwwwww」

    「んじゃまwwww帰って寝るかwwwwwwww」

    すたすた

    306 = 302 :

    ~翌日・早朝~

    「今日はあの男はまだ来てないみたいね。早く妹のこと諦めないかしら」

    「……あら? 何かしらあれ」すぃー

    「ゴミ?……にしては何か、生臭いわね」

    「『カジキマグロ100gご奉仕品』……しかも中身入り」

    「……あいつね。こんなとこにこんな物捨てるのは」

    「一体どういうつもりなのかしら、まったく……海は人間だけの物じゃないのに」

    「なんか、ますますあいつのことが嫌いになったわ」プリプリ

    自分の預かり知らぬところで、要らぬ誤解を増やす男であった。

    307 = 302 :

    その後、女はなんとか逃げ出そうとするが姉と友に阻まれ続け、

    呑気に待ち続けた男も、三日間何の音沙汰もない辺りからやや焦り始め

    しかしながら二人ともどうすることも出来ず、一週間が過ぎた……。

    308 = 302 :

    「……」ぐったり

    「この一週間、あがきにあがき続けてようやく音を上げたわね」

    「しつこかったですねー、まぁ、私とお姉さんの鉄壁ラインを相手によく頑張った方かしら」

    「疲れたよぅ…空飛びたいよぅ…体が鈍るよぅ…」シクシク

    「泣き真似なんて、四日も前に試したでしょうが」

    「あの時は嘘泣きだったけど、一週間も外出なかったらさすがに体を動かしたいよ……」

    「ごめんね女、ほとぼりが冷めたら好きなだけ外に出してあげるから」

    「姉さんの言うほとぼりって、男さんがいなくなったらって意味じゃない!」

    「そうよ、人間と付き合うなんて、人魚の常識からしたらとんでもないことだもの」

    「前は好きにしろって言ったのにーーー!」

    「あんたのことを思えばこそでしょ!」

    ----ぎゃーぎゃー

    「あーあ、また始まった……日を追うごとに喧嘩の頻度も上がってくんだから……」

    309 = 302 :

    「お姉さん、喧嘩するなら私ゃ出ていきますよー?」

    「大体姉さんはエゴイストなのよ! つまらない意地で私を縛らないでちょうだい!」

    「あんたは人間の本性を知らないからそんなこと言えるの!」

    「駄目だ、聞いちゃいないや……」

    「この程度の言い争いなら、あと三十分てとこかしらね」

    「お姉さん、私ちょっと外回ってきますんでー」すぃー

    「意地っ張り! ケチんぼ!」

    「根性なし! ガキんちょ!」

    「……ま、勝手にさせてもらうかぁ」

    310 :

    人魚がもう限界だw

    311 = 302 :

    「はぁー……ああまでいざこざが絶えないと、お姉さんに協力するのもダレてくんなぁ」

    「女も可哀想になってきたし、そろそろ逃がしてやろっかなぁ」

    他人魚「あ! 友人魚。大変大変!」

    「ん? どうしたんですか、他人魚さん」

    「のんびりしてる場合じゃないわよ、沖合いに人間の船が来てるの!」

    「本当ですか!?」

    「マジよ、マジ! みんな海岸に集まってるわよ!」

    「こんなとこまで殺されに来るなんて、どんな酔狂な人間なんだろ」

    「本当よねぇ! ねぇ、ちょっとだけ私たちも見に行かない?」

    「そうね、どうせ女んとこ行っても喧嘩してる最中だろうし、暇潰しに見に行こっかな」

    「行こう行こう!」

    312 = 302 :

    ざわざわ……

    「うわ、すごい人だかり。今どうなってるのかな……」

    「すいませーん。沖合いから人間が来たって聞いたんですけど、今どうなってるんですか?」

    モブ1「それが、なんか変なことになってるみたい」

    「と、いうと?」

    モブ2「なんか今、船から一人だけ人間が飛び込んだんだけど、
      船自体はこっちに近づくでもなく沖でうろうろしてるの」

    「……人間の、船遊びっすかねぇ」

    モブ1「それにしては、船が人間の漁船っぽいのよね」

    「ふーん…なんか気になるなぁ」

    313 = 302 :

    「あれ? 船が帰っていく……」

    モブ1「なぁんだ、結局私たちに用があった訳じゃないのね」

    「でも、一人海中に置き去りにしてるよ?」

    モブ2「人間程度の泳力じゃ、ほっといてもそのうち死ぬでしょ」

    「でももしここまで泳ぎ着いたらヤバくない?」

    モブ1「そう思うなら、友がここで人間を見張っておけばいいじゃない」

    「そうだね……そうしようかな」

    モブ2「本気? あんたも変わってるわねぇ」

    「だって、どんな事情があるのか気になるじゃん」

    モブ1「好きにすればいいんじゃない? 私たちはもう帰るけど」

    「分かった、じゃあ人間と話ができたら報告する」

    モブ2「別にしなくてもいいけど……そんじゃ、頑張って」

    314 = 310 :

    まさか…まさか…

    315 = 310 :

    いやまさかじゃないな
    これは絶対男だな

    316 = 302 :

    数時間後……

    「人間、来ないな…やっぱり溺れちゃったかな?」

    「ぶはあああっ!!」ザバァァァァァッ

    「きゃああああっ!?」

    「あーヤバかったwwww死ぬかと思ったwwwwww途中で足つった
      時はマジで人生詰んだかと思ったwwwwwwwwwwww」

    「……おや?wwwwそこにおわすはまさか、人魚さんでは?wwwwwwww」

    「そ、そうだけど……あんた、私たちを見ても驚かないの?」

    「ということはwwwwやっぱりここが人魚の住む島だったんだwwwwwwww」

    「待ってろよ女wwwwww今すぐ会いにいくからなwwww」

    「あの、聞いてます? 人の話し」

    「あwwwごめんwwwww今はリアルにスルーしてたわwwwwwwww」

    「な、なんなのこいつ……」

    317 = 310 :

    やっぱりwwwwww

    318 = 302 :

    「助かったwwww1km以上も遠泳して無人島だったらwwwwww俺ガチで泣いてたと思うwwwwww」

    「……」サッ

    「どうしたのwwwwお姉さんwwそんなに身を隠さなくてもwwwwwwww」

    「……それ」

    「ああwwwこの銛ねwwww心配しなくても、これで
      あんたらを刺す気はないから安心汁wwwwwwww」

    「俺の事前情報ではwwwwあんたらって人間を問答無用でぶち殺すって
      聞いたからwwwwww自衛のために一応ねwwwwwwwwww」

    「わ、私はそこまではしないけど、いざ危なくなったら刺す覚悟は出来てるよ?」

    「ノーwwwwワターシwwwwwソンナニアブナクwwwアリマーセーンwwwwwww」

    「な、なんで片言?」

    「無人島といったらwwロビンソン漂流記だろ?wwwwだからwwwwwww」

    「つっても人魚にwwww世界の名作文学が分かる訳ねーかwwwwうははははwwww」

    「なんて脈絡のない人なの……火星人と会話したら、こんな気分になるのかな」

    319 :

    「よーしwwww俄然やる気が出てきたぞwwwwwwww」

    「あとは女を探すだけだwwwwwwww手がかりないけどなwwwwwwww」

    「…ねぇ、さっきからあんたが口にしてる女って、もしかして顔立ち綺麗な敬語人魚のこと?」

    「その通りwwwwwwwまさかあんたww女を知ってるのか?wwwwwwwww」

    「知ってるも何も、女と私は友達なんですけど」

    「ちょwwwwなんという好都合wwwwwwこれは
      間違いなくwww主人公補正wwwwwwwwww」

    「てことはあんたが、男さん?」

    「そうですwwww私がwww変なおじさんですwwwwwwwww」

    「な、なんていうか、掴み所のない人ね……」

    「褒め言葉として受け取っておこうwwwwwwwwwwww」

    「どんだけポジティブなのよ……」

    320 :

    これはフラグ立ったな

    321 :

    友フラグか

    322 :

    あれ?男ハンマーじゃなかったっk

    323 = 319 :

    >>322

    前に溺れさせた時明記してなかったけど、
    男があの時溺れたのは着衣泳だったため

    ほんとはある程度なら泳げます

    どっかで書かなと思いつつスルーしてしまってた

    後付け臭いがそれで了承ヨロ

    324 = 322 :

    成る程~
    そう言えば着衣水泳だたねw

    325 = 319 :

    「んで、女どこ?wwwwwwww」

    「今は自宅に軟禁されてるけど、行かない方がいいよ」

    「なんで?wwww俺は今すぐwwwあいつに会いたいのにwwwwwwww」

    「お姉さんと喧嘩の真っ最中だけど、そこに顔出す勇気があるなら好きにすれば?」

    「うはwwwwマジかwwwその喧嘩の原因wwwwww俺なんですけどwwwwwwwwwwww」

    「知ってる。大体の話しはお姉さんからも本人からも聞いた」

    「どうしようかなwwwなりを潜めようにもwwwwこんなところじゃ安心して昼寝もできねぇwwwwwwwwwwww」

    「良かったら、ほとぼりが冷めるまで私んち来る?」

    「いいのか?wwwwほんじゃwwwお言葉に甘えてwwwwwwww」

    「ちょうど私も、人間に興味あったしね。日が暮れるころには喧嘩にも収拾ついてるでしょ」

    326 = 319 :

    ~友人魚んち~

    「いらっしゃ~い。男の人がここに入るのは初めてだよ」

    「ここwwww家なのか?wwwwwwwただの洞穴じゃんwwwwwwwwwww」

    「人魚の住みかなんて、みんな似たり寄ったりなもんよ。人間の価値観を押し付けないで欲しいね」

    「すまんwwww少々無神経だったかwwwwwwww」

    「私ゃ気にしないけど、女のお姉さんの前でそれ言ったら駄目だよ? あの人プライド高いから」

    「ああwwwwそれなんか分かるわwwwwww俺もそのせいでwwwww
      一週間も女に会えなかったしなwwwwwwwwwwww」

    「なんであのお姉さんを、挑発するようなこと言ったわけ?」

    「馬鹿に徹することこそがwwwwwwwVIPEERのならいなればwwwwwwww」

    「びっぱー? なにそれ」

    「簡単に言えばwwww俺の性格の根源かなwwwwwwww」

    「よく分かんないけど、あんたが普通じゃないのだけはよく分かったよ」

    327 :

    友のコミュニケーションスキルに惚れそうだ

    328 = 319 :

    「でも今回の件でほんと懲りたわwwwwwwwwもう人を馬鹿にするの止めるwwwwwwww」

    「そのせいでwwwww一週間も好きな奴に会えなかったらたまらんわいwwwwwwwwwww」

    「そういえば、あんたはなんでこの島に人魚がいるって分かったの?
      一応うちらもそれなりに隠れてるはずなんだけど」

    「それはひとえにwwwwwwww仲間の助力があったればこそwwwwwwww」

    「仲間?」

    「そうwwww話せば長くなることだがwwwwwwww」

    (※以下、本当に長かったので割愛、要約)

    ・男、人魚のことが心配になり、何かしら連絡を取りたいと思う

    ・しかし、一人の力には限界があり、かといって借金のせいで人間関係が破綻しているので頼れる相手がいない

    「そうだ、質屋なら事情を知ってるから協力してくれるかも」

    ・質屋、最初は非協力的だったが断るのも怖いので引き受ける

    ・情報収集難航。しかし、女の姉が恋人に襲撃を受けた話を思いだし、そこから何か引き出せないか画策する

    ・姉の恋人と仲間数名が失踪した(本当は人魚に殺されてる)とされてる場所がこの島だった

    「んじゃあダメ元で行ってみようかい」←今ここ

    「……という訳なんだwwwwwwww」

    「へー」

    329 = 319 :

    「でも、あんたのお仲間はもう帰っちゃったみたいよ?」

    「なぬwwwwマジスカwwwwwwww」

    「沖の方、見てみなさいよ。船なんて影も形もなくなってるはずだから」

    「本当だwwwwwwwヤベェwwwwwwwwwww」

    「そういえばwwwwここまで連れてきてくれた漁師もwwwwwwwwあんま気乗りしてない風だったわwwwwwwww」

    「きっと質屋にwwwwwwwそそのかされたんだwwwwまさにwwww外道wwwwwwwwwwww」

    「どーすんの、船なかったら陸まで帰れないじゃん。これって人間の言葉で言うサツジンミスイって奴なんじゃないの?」

    「まあいいやwwww今は女に会うことだけ考えることにするwwwwwwww」

    「いいのかよ」

    「希望むくむくwwww股間もむくむくwwwwwおっとwwwwwww下ネタ自重wwwwwwwww」

    「……」

    330 = 319 :

    「…いいなぁ、なんか女が羨ましい」

    「ぬ?wwww何がだ?wwwwww」

    「私もそんな風に、人間に愛されてみたかった」

    「人間てwwwwあんたら人間のこと毛嫌いしてんじゃなかったのか?wwwwwww」

    「九割九分九厘までの人魚は人間を嫌ってるね。ていうか、人間と親しくなりたがる人魚なんて私と女くらいかな」

    「そうなのかwwwwじゃあ、上陸早々あんたに会えた俺は運が良かったんだなwwwwwwwwwwww」

    「そうだね、私以外のが海岸で待ち伏せてたらちょっちまずかったかもね」

    「ラッキーwwwwクッキーwwwww洗濯機wwwwwwなんつってwwwwwwwwwww」

    「なにそれ。なんかのおまじない?」

    「ラッキーマン知らないのかwwwwwこれぞwwwwwwジェネレーションギャップwwwwwwwwww」

    「いや、人魚相手にジェネレーションギャップとか言われても……」

    331 = 319 :

    「でもさwwww人魚にも男はいるんだろ?wwwwwww別に人間にこだわる必要なくね?wwwwwwww」

    「駄目駄目、人魚のオスは極端な怠け者なんだから」

    「その話しwwwwwwwwkwskwwwwwwwwwww」

    「詳しくも何も、あいつら住みかを作るのと自分のご飯の確保くらいしかしないのよ」

    「それはwwwなんで?wwwwwww教えて博士wwwwwwwwww」

    「博士って……まぁ、ライオンを想像したら分かるかもね。群れを統率するのがメスで、オスはそのオマケって感じ」

    「だから、求愛行動も鳥より淡白だし、意思の疎通ができるのにろくに会話も交わさないわけよ」

    「なるほどwwwwwwそれで人間みたいな恋がしたいとwwwwwww」

    「そ、憧れるわぁ。好きだー私もーみたいなベタなラブドラマ」

    「お前wwwwライオンの生態とかベタなラブドラマとかwwwwwwwwどっから仕入れてきたんだwwwwwwwwwww」

    「海は海洋投棄されたゴミで知識の宝庫になってるのよ、反省しなさい人間」

    332 = 319 :

    「でも、実際お兄さんみたいな人間の男に会える確率なんて低いんだろうね」

    「俺は天才を超越した馬鹿だからなwwwwwwwwここまでになれる人間は確かにそうはいまいwwwwwwww」

    「あーあ、こんなことなら私も、女と一緒に外海に出掛けとけば良かったな」

    「今からでも遅くないじゃん?wwwwwwww夢あきらめんなよ!wwwwwwもっと熱くなれよ!wwwwwwwwBy松岡修造wwwwwww」

    「……ふふっ。あんたって、つくづく変な男だねぇ」

    「そこが人魚に好かれる由縁なのかなwwwwwwww」

    「そーゆーこと、自分で言わない方がいいよ? 反感買っても知らないから」

    「忠告トンクスwwwwwww以降注意するwwwwwwww」

    333 = 319 :

    「とか言ってる間に、いいぐらいの時間帯だね。そろそろ女んとこ連れてってあげてもいいころかな」

    「明かりがないからwwwwwww薄暗いwwwwwwwwww」

    「妖しいのうwwwww妖しいのうwwwwwww」

    「…お兄さん、さっきふざけるのに懲りたって言ったばっかじゃなかったっけ?」

    「そうだったwwwwwwwやっぱり俺まだwww懲りてないのかもwwwwwwww」

    「そういう時にはね、『スデンタンポンアデケヌマハシタワ』って唱えると、悪戯の虫が押さえられるんだよ」

    「なにそれwwwwwww人魚のまじないか何かか?wwwwwwww」

    「そんなもん。女んちに着くまでの間に、気が向いたら唱えてみなよ」

    「そうするwwwwwwwwwww」

    「……」クスクス

    335 = 319 :

    道中……

    「足元暗いから、気を付けなよ」

    「スデンタンポンアデケヌマハシタワwwwwスデンタンポンアデケヌマハシタワwwww」ブツブツ

    「なあに、気に入ったのそれ?」

    「うんwwwwなんかいいわこれwwww口につくというかwwww唱えてると落ち着くような気がするwwwwwwww」

    「(いつ気づくかな……クスクス)っと、そんなこと言ってる間についたわよ。ここが女んち」

    「……」ゴクリ

    「どしたの? 早く入ればいいのに」

    「なぁwwww悪いけど、中から女呼んできてくれないか?wwwwwwww」

    「なんで? もしかして、緊張でもしてるの?」

    「そうじゃないけどwwwwwww義姉ちゃんとはさすがに顔会わせづらいからwwwwwwwww」

    「意外に小心者だね、いいわ。女をここまで呼んでくればいいのね?」
    ふわっ

    336 = 319 :

    「すかぽんたん! 嫉妬しい! 粘着気質!」ハァハァ

    「分からず屋! 男狂い! 恩知らず!」ゼェゼェ

    「……お二人さん、まだ喧嘩なんかしてたのね」

    「友は黙ってて! 今言っとかないと姉さんは、永遠に理解なんかしてくれないんだから!」

    「こっちこそ、あんたが目を覚ますまで止める気はないわよ!」

    「別にほっといてもいいんだけどね、あんたにお客さん来てるから」

    「誰!? 今取り込んでるんだから帰ってもらってよ!」

    「そうは行かないからわざわざ呼びに来たんじゃない。なるだけ急いで外に出てきなさい」

    「もー、一体誰なのよこんな時間にー!」

    「ふふふ、きっとビックリするわよぉ」

    337 = 320 :

    まだ喧嘩してたんかw

    338 = 319 :

    「全くもう、ちょうど私が押してたところだったのに!」プリプリ

    「いや、見たところ同等くらいだったと思うけど」

    「そんなことないよ。絶対私の方が押してたもん!」

    「カリカリしない。それより、ほら。あんたに会いたい人がそこにいるわよ?」

    「……どこ?」

    「……ありゃ?」

    「まさか、喧嘩止めさすために嘘ついたんじゃないでしょうね?」

    「そんなはずは……そこら辺にいない?」

    「もういいわよ、なんだか探すのもめんどくさ……」

    「だーれだ?wwwwwwwwwwww」がばっ

    「ひゃっ!?」

    「あっ」

    339 = 319 :

    「よう女wwww久しぶりだなwwwwwww」

    「この声もしかして、男さんですか!?」

    「イエスwwwwアイアムwwwwwwwwお前の愛しい男さんですよwwwwwwwwwww」

    「なんで、なんでこんなところに男さんが……」

    「お前に会うために決まってんじゃんwwwwこちとらお前の熱がぶり返してないかとか心配しまくってたんだぜ?wwwwwwww」

    「風邪はもう大丈夫ですけど……本当に、男さんですか?」

    「疑うならwwww振り向いて顔拝んでみろよwwwwwwww」

    「……はい」
    くるっ

    340 = 320 :

    疑う人魚かわええ

    342 :

    「……よっ」

    「……男さんだ。本当に、男さんだぁっ……」

    ぎゅっ

    「ふぇ……ふえぇぇっ……」ポロポロ

    「ちょwwww何故泣くwwwwwwww」

    「だって、だって私のためにわざわざこんなところまで……」

    「お前泣かすくらいだったらwwww俺来ない方が良かったのかなwwwwwwww」

    「そんな馬鹿なこと、言わないで下さい……」

    「……すまんかった、女」

    「ううん、もういいです。こうしてまた会えただけで」



    「……いいなぁ、ロマンスだなぁ」

    343 :

    人魚かわいいのう

    344 = 342 :

    「ごめんな、俺がふざけたせいで義姉ちゃんに軟禁されてたらしいな。大丈夫だったか?」

    「うわぁ……ニヤけてない男さんの顔、初めて見ました」

    「俺だって、本気で謝る時は真面目な顔するんだぜ?」

    「なんだか、すごく新鮮です。カッコいいです」

    「でも、真面目な顔ってむつかしいな。こっちのが落ち着くわwwwwwwww」ニカッ

    「うん、私も、そっちのが男さんらしいと思います」

    「そっかwwwwwwwじゃあやっぱwwwこっちの顔にしとくwwwwwwww」

    「それがいいです」

    「さて、感動の再開を果たしたはいいけど、これからどうする?」

    「そんなの、愛の逃避行に決まってるじゃない!」

    「そうだなwwww俺もwwwwww義姉ちゃんに謝るのはww明日以降がいい気がするwwwwwwww」

    「早く謝った方がいい気もするけど、とりあえずお姉さんはスルーして私んちに避難しますか」

    「賛成ー!」

    「それにしてもこの女wwwwwwwwノリノリであるwwwwwwwwwww」

    345 = 342 :

    ~友んち~

    「さて、帰って早々何だけど、寝床の準備しなくちゃね」

    「ちょwwww早くね?wwwwwまだ日が暮れてそんなに時間経ってないんだがwwwwwwwwwwww」

    「することがなければそんなものですよ、人魚の生活なんて」

    「夜間飛行とか行くなら別だけど、そんな酔狂な人魚なんてこの子くらいだしね」

    「そうだったのかwwwwなんかwww夢も希望もないなwwwwwwww」

    「生身の生き物に幻想を抱かれても困ります」

    「そりゃそーね。それより、お兄さんの寝床どうしよっか?」

    「外から厚手の葉っぱ持ってこようか」

    「そうだね、ちょっとごわごわするだろうけど、それが無難かもね」

    「人魚と同衾wwwwwwwわっふるわっふるwwwwwwww」

    346 = 342 :

    そして……

    「よし、こんなもんかな。チクチクするのは我慢してね」

    「草の布団wwwwwwwwなんかすげぇサバイバルしてる感じがするなwwwwwwww」

    「私、男さんの隣で寝るー!」もふっ

    「ちょ、ちょっと女。人んちで何言ってるのよ」

    「だって、一週間ぶりに会えたんだもん。それくらい見逃してくれても」

    「分別なしかよ、この困ったちゃんめ」

    「俺は別に構わんぜwwwwwwwwあんたさえ嫌でなければだけどwwwwwwwwww」

    「はぁ……まぁ、好きにしなさいよ。バカップル」

    「わーい♪」

    347 = 342 :

    「男さん、疲れたでしょ? 今夜はいっしょにゆっくり寝ましょうね?」

    「違うだろwwwwwwそれを言うならwwwww今夜は寝かさない、だwwwwwwwwwww」

    「やだ、男さんったらそんなこと言って……」

    「お兄さん、人んちであんまり変なことしないでね」

    「冗談だってばwwwwwwwいけねwwwwまた悪いクセが出たwwwwwwwww」

    「でも、なんかいいなぁあんたら」

    「何が?」

    「男さんには言ったんだけどさ、私も相手のために馬鹿になれるような恋がしたかったってことよ」

    「そうなの……でも、男さんは絶対にあげないからね?」

    「ハイハイ」クスクス

    348 = 342 :

    「じゃ、お休みね。私は邪魔しないから好きなようにイチャイチャすればいいわ」

    「ちょいと待たれよwwwwwお姉さんwwwwww」

    「何? 布団の具合でも悪かった?」

    「そうじゃないけどwwwwwwwどうせならあんたも一緒に寝ないか?wwwwwwww」

    「はぁ?」

    「な、何言ってるんですか男さん!?」

    「だってこの人魚wwwwwwww俺とお前を引き合わせてくれた恩人じゃん?wwwwwwww」

    「恋がしたいと嘆く恩人に報いるためにwwwwwww疑似でもいいから人の
      ヌクモリティを味わわしてあげようという俺なりの配慮ですよwwwwww」

    「駄目です、絶対に駄目!」

    「そうは言うけどさwwwwwwwお前だって俺を恩知らずにはしたくないだろ?wwwwwwww」

    「だからって、せっかくの二人の時間を潰さなくても……」

    「二人きりにならいつでもなれるさwwwwww俺とお前は愛しあってるんだし?wwwwwwwwww」

    「……分かりました、そんなに言うなら今晩だけは我慢します」

    「マ、マジかい……」

    349 = 342 :

    「という訳であとはwwwwwwwあんたの心一つだぜwwwwwwww」

    「……女、本当にいいの?」

    「男さんがどうしてもって言うから、本当は嫌だけど今日だけ許してあげる」

    「じゃあ、遠慮なく……」もぞ

    「うはwwww両手に花ktkrwwwwwwww」

    「男さん!」

    「すまんwwwwまたまた悪いクセがwwwwで、どうよ。人の温もりってやつはよwwwwwwwwwwww」

    「……うん、悪くないよ」

    「そうかwwww悪くないかwwwwwwww」

    「男さん、そっち向かないで下さい!」ぐいっ

    「おうふwwwwwww首が吊るwwwwwwww」

    「ははは…」

    350 = 342 :

    「男さん、今日は仕方なしに友ちゃんを隣に寝かせるけど、浮気なんかしたら絶対許しませんからね?」

    「ダイジョブダイジョブーwwwwwてか、そんなに不安か?wwwwwwwwwww」

    「不安ですよ! だって男さんそんな性格だし、友ちゃんも可愛いか可愛くないかって言ったらそりゃ可愛いし……」

    「私にはそんなつもりないけどね」

    「うはwwww可愛い奴めwwwwwそんなお前にはwwwwwこうしてやるwwwwwwwwwww」

    ムチュッ(でこちゅー)

    「なっ……!」

    「わあお」

    「どうよwwwwこれで許してくれるか?wwwwwww」

    「あう、あう……」プシュー

    「女、ショートしたわね」

    「女終了のお知らせwwwwwwwwwww」


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