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    元スレ武内P「起きたらひどい事になっていました」

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    801 = 783 :

    魔王蘭子「あ、会いたいってあ、あの、あっ、あ……///」

    魔王蘭子「きゅ、急にそんな事言われても、えっと……///」

    魔王蘭子「そんな、勇者……ぷっ、ぷぷぷ……///」


    「……『こいかぜ』、きいてるね」

    美嘉「……アタシ、魔王やればよかったカモ」


    魔王蘭子「ぷっぷプロプロ……プロヴァンスの風!」

    武内P「巡る……こいかぜ!」

    魔王蘭子「恋!?///」


    魔王蘭子「あ……う……///」

    ピシャーン! ゴロゴロゴロ!


    凛・美嘉「『まおうは にげだした!』」

    802 :

      ・  ・  ・

    武内P「魔王神崎さん……とても、強大な相手のようです」


    凛・美嘉「どこが?」


    武内P「……しかし」

    武内P「『こいかぜ』をフルで歌う羽目になるとは……思ってもみませんでした」

    「悪くなかったよ。ううん、かなり良かったと思う」

    美嘉「アンタ、プロデュ……勇者よりも、そっちの方が向いてるんじゃない?★」

    武内P「いえ、そんな事はありません」

    武内P「私には、アイドルの皆さんを笑顔にする、プロデュ……勇者が一番です」

    「天職なので、転職する気は無い、と?」

    武内P「はい。転職する――」


    「『こいかぜ』っ♪」

    ぽわぽわ~ん!


    武内P「――踏み出す力下さい!」

    武内P「……やめてください!」



    おわり

    803 = 802 :

    寝ます
    おやすみなさい

    804 :


    タケウチシリーズ面白いな

    805 :

    絶対に武内Pから引き離そうとする専務(もしくは部長)VS絶対に引き離されない楓さん
    見たいな!!!

    806 :

    武内くんをアイドルからNTRしようとする専務さんVS部長さんの仁義なき戦い?

    807 :

    サンダ対ガイラが何だって?

    808 = 802 :

    >>805
    書きます

    809 = 802 :


    「キミ達の距離感について話したい」


     彼女専用の執務室に、押し殺したような声が響いた。
     震える彼女の肩から察するに、そうとうお冠のようだ。
     だが、大声を張り上げないだけ、彼女も成長したのだろう。
     年若い頃から知っている身からすれば、なんとも嬉しいものだ。


    「私達の……距離感ですか?」


     自分が、何を言われているかわからないといった様子の男。
     不器用なこの男は、事態の深刻さを理解していないようだ。
     己が誠実だからと言って、他もそうとは限らないのだよ、キミ。


    「……」


     私は、男の横に立つ高垣くんに目を向けた。
     真剣な表情の男とは対照的に、その顔には押し殺したような笑みが。
     ……そう、高垣くんは、笑いをこらえながら、


    「……」


     彼の後頭部にいつも在る、チョロリと立った寝癖を人差し指で弄んでいる。
     まるで、じゃれつく猫のような高垣くんは、彼女の方を一度も見ていない。
     それが、ことさらに怒りを刺激するのだろう。

    「……!」


     鋭い目から放たれる眼光は凄みを増し、哀れな男はその余波に晒されている。


     青ざめる男と、怒る女に、微笑む女。


    「……やれやれ」


     そして、巻き込まれた、哀れな私。

    810 = 802 :


    「そうだ。キミ達は、プロデューサーと……」


     彼女が、男に視線を向ける。
     その視線を受け、男は居住まいを正し直立不動。
     背筋を伸ばした彼は、元から長身なのも相まってより、大きく見える。


    「……アイドルだろう……!?」


     彼女が、高垣くんに視線を向ける。


    「……♪」


     が、高垣くんはそれを無視。
     寝癖を弄ぶ指の動きは激しさを増し、そしてリズミカルに。
     パンチングボールを叩くボクサーのようなその姿は、無邪気な子供そのもの。


    「……?」


     先程から何も言葉を発しない高垣くんを不審に思ったのか、
    男はチラリと横目で彼女の方を見た。


    「――はい、その通りです」


     早い。
     そして、速い。
     今の高垣くんは、両手を前で組み、とても美しい姿勢で専務に目を向けている。
     凛としたその表情には、先程の無邪気さはどこにも見当たらない。


    「……」


     男が、少し高垣くんに見惚れたのがわかった。
     が、それはプロデューサーとして正しいことではないと思ったのか、
    かぶりをふって、また専務の方に視線を戻す。


    「……♪」


     そして、また寝癖弄りが再開された。

    811 = 802 :


    「……!」


     彼女の額に、青筋がクッキリと浮かび上がった。
     眉間に寄せられた皺、引き締められた唇。
     瞳の奥に見える炎は、正に怒りの化身。


    「……!?」


     普段の彼女だったならば、詩的な表現で男と会話していただろう。
     だが、今の彼女は明らかに冷静さを欠いている。
     原因は、言うまでもなく、


    「……♪」


     高垣くんだ。
     ……しかし、彼の寝癖を弄ぶのはそこまで楽しいのかね?
     なんだか、私もやってみたくなってしまったじゃあないか。


    「……」


     厳しい視線に晒され、男は右手を首筋にやり、困った顔をした。
     彼も、随分と表情が豊かになったものだ。
     これもアイドルの――プロジェクトの、彼女達の影響かね?


    「~♪」


     はっはっは、高垣くん。
     彼の右腕が作った空間は、キミの手をスポスポと通すための場所じゃあないよ。
     いやはや、あまり大きな空間では無いのに、器用に手を通すじゃないか。
     うんうん、やめようね? 本当に。


    「……!」


     電流は通っていないが、それはイライラ棒だよ、高垣くん!

    812 = 802 :


    「……いい加減にしなさい……!」


     人が感情だけで他者を害せる生き物だったならば、
    恐らく私達は今頃物言わぬ躯になっていた事だろう。
     その怒りを高垣くんも察したのか、手をスポスポするのをやめた。
     が、


    「……」


     左の手を首筋にやり、男と鏡の様に対象な姿勢を取った。


    「っぶふっ!?」


     それはずるいよ、高垣くん!
     そんなの、笑うに決まってるじゃあないか、ええ!?


    「……部長?」


     男が、不審げに私を見る。


    「……」


     高垣くんが、ニッコリとドヤ顔で私を見る。


    「笑っている場合ですか……!?」


     ハハハ、そうだろうね。
     こんな時に笑ったら、いくらキミでも爆ギレするというものだろう。


    「いや、すまなかった」


     ゴホンと咳払いをし、今のは笑ったのでは無いとアピールする。
     それを信じたのは……悲しいかな、不器用な男だけだった。

    814 = 802 :


    「……私は、専務の仰っている事が、よくわかりません」


     そりゃそうだろう。
     だって、キミは気付いていないんだから。


    「はい……私も、ビックリしています」


     私はね、キミがビックリした事にビックリしたよ?


    「ですが……誤解を招くような事があったのならば、今後は気をつけます」
    「はい。私も、彼と同じ気持ちです」
    「ほう……!」


     二人の真剣な表情とぶつかり合う、専務の怒り。


    「……!」


     勝ったのは、


    「……良いでしょう。今後は気をつけたまえ」


     不器用だが、誠実な男と、美しく、神秘的な女だった。
     専務のその言葉を聞き、


    「――はい」


     男は、深々とお辞儀をした。


    「――はいっ」


     高垣くんは、そんな男の背中に両手を付き、馬跳びの要領で跳んだ。

    815 = 802 :


     フワリ、と、そう表現するのが的確だろう。
     高垣くんは、女性にしては身長が高い方だが、とても軽い。
     長い手足も相まって、それは跳ぶと言うよりも、飛んでいるように見えた。


    「……」


     カツンッ、と、高垣くんが履いていたサンダルが音を立てた。


    「……」


     誰も、言葉を発さない。
     高垣くんは、やり遂げた顔をしている。
     専務は、あまりの怒りで絶句している。
     男は……さすがに気付いたのか、顔を上げられずにいる。


    「……」


     全く、彼女は本当に仕方ない子だね。
     こんな状況じゃ、私が尻拭いをせざるを得ないじゃないか。



    「――いやぁ、懐かしいね! 私も子供の頃はよくやったものだよ!」



     張り詰める場の空気を切り裂くように、努めて明るく、大声で。
     一斉に私に視線が集中するが、それを受け流して男の元へと向かう。


    「ぶ、部長……?」


     何をする気ですか? と、男が視線で問いかけてくる。
     良いから合わせろ! と、私は視線で彼に命令する。


    「――どうぞ」


     男は、両手を膝にやり、馬跳びの馬の体勢を取った。

    816 = 802 :


    「……♪」


     ワクワクと、動向を見守る高垣くん。


    「……!」


     イライラと、動向を睨んでいる専務。


    「……」


     ハラハラと、流されるがままの男。


     正に、三者三様。
     そんな彼らを前にして、私が出来る事などほんのちっぽけなものだ。


    「ふむ……これは、少し助走が必要だな」


     手を膝にやって腰を曲げている男を見ながら、つぶやく。
     そして、距離を測るように少しずつ後ろ歩きを。
     あと少し……もう少しで――


     ――ドアに辿り着く!


    「……!」


     ドキドキと、逃げるチャンスを伺う私!

    817 = 802 :


     ……すまない、出来る事なら彼女の怒りを和らげてやりたかった。
     だけどほら、見てみたまえ。


    「……!」


     専務の顔、とても人間とは思えない程歪んでいるよ。
     無理だよ、私には。
     尻拭いをしようと思ったけれど、出来ないものは出来ない。
     だってね、彼女の視線を浴びただけで思考が停止してしまったんだ。


    「……!」


     ――よし、ドアまで辿り着いた。
     あとは、後ろ手でノブを回し、ドアを開けて――


     ガチャリッ。


    「……!?」


     ――開かない!?
     何故!? どうしてだ!


    「……♪」


     高垣くん?
     なんだい、その笑みは?
     とても、良い笑顔じゃないか。
     ふむ……何をしたかわからないが、キミが何かしたんだね。


    「……」


     良いだろう、私も腹をくくった。
     本気を……出そうじゃないか!



     結局、あの後専務の怒りが爆発する事は無かった。
     何故かって?
     馬跳びに失敗した私の足が、彼の側頭部にモロに入ってそれ所じゃなくなったからさ。



    おわり

    818 = 802 :

    これ違うな!?
    明日>>805もう一回書きます
    寝ます
    おやすみなさい

    819 :

    アイドルが陰無営業し始めましたお休み

    820 :

    ありがてぇ!

    821 :

    >>805
    書きます



    武内P「この手は離せません」

    822 = 821 :

    専務「いいえ、今すぐ離しなさい」

    武内P「私も、そうしたいのは山々なのですが……」

    「その話、お受け出来ません」

    ぎゅうう!

    武内P「……離してくれないのです」

    「お話することは、ありません」

    専務「……」

    823 = 821 :

    専務「キミ達は、プロデューサーとアイドルだろう」

    武内P「はい、その通りです」

    「それが、何か?」

    専務「手を繋ぎ続けるというのは、許されない」

    武内P「はい、私もそう思います」

    「……腕を組めと、そう、仰るんですか?」

    専務「違う。そうではありません」

    824 = 821 :

    専務「イメージに傷がつくだろう」

    武内P「本当に、その通りだと思います」

    「まあ……私、傷物にされてしまうんですか?」

    専務「そういう意味では無い」

    武内P「アイドルが男性と手を繋ぎ続けるのは良い事ではありません」

    「そんな……握手会も、やってはいけないんですか?」

    武内P「そういう意味ではありません」

    825 = 821 :

    専務「そもそも……何故、キミ達が手を繋いでいる?」

    武内P「私にも、よくわかりません」

    「とても大きい手で、握っていると安心出来ます」

    専務「彼の手の感想を聞いているのではない」

    武内P「高垣さんの手は……とても柔らかいと、そう思います」

    「……///」

    専務「イチャつくのはやめなさい」

    826 = 821 :

    専務「いつからだ?」

    「わかりません……気付いていたら、でしょうか」

    専務「高垣くんは黙っていたまえ」

    武内P「お互い専務に用があると話していて、気付いたら……」

    専務「手を繋がれていた、と」

    「貴女のおかげです」

    専務「私のせいにするのはやめなさい」

    827 = 821 :

    専務「まあ良い、強引にでも引き離しなさい」

    武内P「待ってください! それは――!」

    専務「キミの意見は聞いていない」

    「貴女とは、目指す場所が違う」

    専務「キミの意見はもっと聞いていない」

    武内P「……わかりました。努力は、してみます」

    「!?」

    専務「よろしい」

    828 = 821 :

    武内P「高垣さん、手を離してください」

    「その話、お受け出来ません」

    武内P「……!」

    ぐいぐいっ!

    「一緒に階段を登っていきたいんです!」

    バシバシッ!

    武内P「ぶっ!? へぶっ!? 顔は! 顔は叩かないでください!」

    「笑顔で!」

    武内P「……と、このようになるのです」

    専務「笑顔どころか、涙目ではないか」

    829 = 821 :

    専務「なるほど……事態は、理解できた」

    武内P「わかって、いただけましたか」

    専務「顔を叩かれても我慢しなさい」

    武内P「待ってください! それでも――」

    専務「キミの意見は聞いていない」

    「お仕事に、大きいも小さいもありません」

    専務「今、その話は全く関係が無い」

    830 = 821 :

    武内P「高垣さん、手を離してください……!」

    ぐいぐいっ!

    「笑顔! 笑顔!」

    バシバシッ!

    武内P「うぐぐっ……!」

    …ぱっ!

    専務「よし、手は離れましたね」

    「一緒に!」

    ぎゅううっ!

    武内P「い、いけません! 抱きつかないでください! いけません!」

    専務「ふむ、状況が悪化するとは思わなかった」

    831 = 821 :

      ・  ・  ・

    武内P「……おわかり、いただけましたか」

    専務「よくわかった。彼女は、キミから離れる気がないらしい」

    「おわかり、いただけましたか」

    専務「ぶっとばすぞ」

    武内P「手を繋いだ状態が一番マシと、そう、考えます」

    専務「……そのようですね」


    ガチャッ

    「――待って」


    専務「渋谷凛くん、ノックぐらいしなさい」

    832 = 821 :

    「この状況は何なの? 説明して」

    専務「今は大事な話をしている。出ていきなさい」

    武内P「渋谷さん、今は……」

    「アンタが私のプロデューサー」

    ぎゅっ!

    武内P「あの……何故、手を握ってくるのですか?」

    「ふーん。悪くないかな」

    専務「良くありません」

    833 = 821 :

    専務「キミ達は何だ? 仲良し三人組か?」

    武内P「誤解です!」

    「はい、それは誤解です」

    「うん。仲良し二人組が二つあるだけ」

    楓・凛「ねー」

    専務「私は、あまり気が長い方ではない」ギロッ!

    武内P「あの、私を睨むのは何故ですか!?」

    834 = 821 :

    専務「三人で、ユニットデビューでもするつもりか?」

    武内P「待ってください! それは、あまりにも!」

    「私と貴女の進む道は違う」

    「だけど……分かり合えることは出来る」

    「共に、歩んでいこうと思います」

    「私達三人から、目を離さないでよね」

    武内P「乗り気にならないでください!」

    835 = 821 :

    専務「しかし、キミ達も理解しているはずだ」

    楓・凛「?」

    専務「彼は、両手が塞がってしまっている」

    武内P「途轍もなく不便だと、そう、思います」

    専務「キミ達は、彼を困らせたいのか?」

    楓・凛「……」

    専務「ようやく、話が通じるようになりましたね」

    836 = 821 :

    専務「選びなさい」

    専務「彼を困らせ続けるか……」

    楓・凛「……」

    専務「自らその手を離し、困らせるのを辞めるか」

    楓・凛「……どっち?」

    武内P「私が、選ぶのですか……!?」

    楓・凛「どっちを選ぶ?」

    武内P「これは……どっちの手を離すか選ばせていますね!?」

    楓・凛「……」

    武内P「……!」

    837 = 821 :

    武内P「……とりあえず、利き手が自由になった方が」

    「ふ、ふーん?」

    武内P「……申し訳ありません、手を離して頂けますか」

    「アンタ……私と手を繋ぐの、嫌なんだ」

    武内P「あっ、いえ! そういう訳では!」

    「そういう事でしょ? それ以外考えられない」

    武内P「そ、そうではなく……!」

    「良いよ、わかった。手、手を……は、離せば、い、良いんでしょ!」グスッ!

    武内P「……!?」

    838 = 821 :

    武内P「あ、あの……渋谷さん、話を!」

    「話すことなんかない!」

    「――そうよ、離すことなんかないわ」

    「楓さん……?」

    「自分に正直に、しっかりと握らないと」

    「うふふっ、手を離すのは、悪手だと思うの♪」

    「……うん、そうだね」

    ぎゅううっ!

    武内P「……申し訳ありません、恋人繋ぎにされました」

    専務「まさか、状況が悪化するとは私も思っていなかった」

    839 = 821 :

    専務「……仕方がない」

    武内P「この状況を見過ごす、と?」

    楓・凛「……」

    ぎゅううっ!

    専務「そうではない。だが、時間が解決してくれるだろう」

    武内P「そう、でしょうか?」

    専務「考えてもみたまえ」

    武内P・楓・凛「?」

    専務「トイレに行く時は、どうする?」

    武内P・楓・凛「!」

    840 = 821 :

    武内P「成る程……それなら、手を離さざるを得ないですね」

    専務「手を離した瞬間、その場から離れなさい」

    武内P「わかりました。専務の、仰る通りにします」

    楓・凛「……」


    「ちゃんと見ててよね。手を離したら、承知しないから」


    武内P「何を言ってるんですか!?」


    「一緒に……笑顔で!」


    武内P「あの、さすがにそれは! 落ち着いて下さい、お二人とも!」

    武内P「わかりました! 逃げませんから!」


    武内P「離れませんから、手を離してください!」



    おわり

    841 :

    変態っぽそうで変態っぽくない、ちょっと変態なしぶりん

    842 :

    凛凛蝉
    主にプロデューサーにくっつき、匂いを嗅ぎながら「ふーん。ふーん。」と鳴いて求愛行動をとる

    843 = 821 :

    >>841-842
    書きます


    武内P「渋谷さんの様子がおかしい?」

    844 = 821 :

    未央「そうなんだよ!」

    武内P「様子がおかしいとは……どのように、ですか?」

    卯月「なんと言うか……とにかくおかしいんです!」

    武内P「!……まさか」

    未央「! 何か、心当たりがるの、プロデューサー!?」

    武内P「いえ……凛凛蝉は、時期外れなので……」

    未央・卯月「……」

    未央・卯月「は?」

    845 = 821 :

    未央「待って……今、何て?」

    武内P「時期外れ、ですか?」

    卯月「その前です!」

    武内P「凛凛蝉、ですか?」

    未央・卯月「そう、それ!」

    武内P「凛凛蝉は夏の風物詩ですか……それが、何か?」

    未央・卯月「……」

    未央・卯月「は?」

    846 = 821 :

    未央「夏の風物詩って、あの、どゆこと?」

    武内P「毎年、夏になると渋谷さんがなる症状ですね」

    卯月「症状って……凛ちゃん、病気なんですか!?」

    武内P「似たようなもの、でしょうか」

    未央・卯月「……!?」


    ガチャッ!


    「ふーん」


    武内P「! 渋谷さん……まさか、本当に凛凛蝉に!?」

    未央・卯月「……」

    847 = 821 :

    「ふーん、ふーん」

    武内P「待ってください! 渋谷さん、今は冬です!」

    「ふーん、ふーん」

    ぷぃぃぃん!

    武内P「凛凛蝉の季節ではありません! 渋谷さん!」

    「ふーん、ふーん」

    ぴとっ

    武内P「くっ……! 本当に、凛凛蝉のようですね……!」

    未央「ねえ……緊迫した空気を出されても、その」

    卯月「はい……ちょっと、困っちゃいます」

    848 = 821 :

    武内P「まさか……冬にも凛凛蝉の症状が出るとは……!」

    「ふーん、ふーん」

    すりすりっ

    武内P「これは……今日の予定をキャンセルするしか、ありませんね」

    未央「あの……引き剥がせばよくない?」

    武内P「いえ、それは出来ません」

    卯月「えっと……どうしてですか?」

    武内P「以前そうした所、オシッコを撒き散らしてギャン泣きしたからです」

    未央・卯月「!?」

    「ふーん、ふーん」

    849 = 821 :

    武内P「恐らく、今も引き剥がしたら同じ事をすると、そう、思います」

    「ふーん、ふーん」クンクンッ

    未央「しぶりん、プロデューサーの匂い嗅いでない?」

    武内P「はい。それも、凛凛蝉の症状の一つですね」

    「ふーん、ふーん」クンクンッ

    すりすりっ

    卯月「ああ、あのっ! ほっぺたスリスリしてますよ!?」

    武内P「はい。それも、凛凛蝉の症状の一つですね」

    未央・卯月「……!?」

    「ふーん、ふーん」

    850 :

    >>842で充分なのにこの上>>841まで混ぜ込んでるとか意味があるのか無いのか分からんな


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