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    元スレ武内P「起きたらひどい事になっていました」

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    201 = 192 :

    非武内P書きます、申し訳ない


    オレP「早苗さんの尻にしかれたい」

    202 = 192 :

    ちひろ「それは、姉さん女房的な意味ですか?」

    オレP「いいえ、物理的な意味ですよ?」

    ちひろ「……えっと」

    オレP「こう、ですね? 顔の上に、バフッと座る感じで」

    ちひろ「……警察、呼びますね?」

    オレP「何故!?」

    ちひろ「何故!?」

    203 = 192 :

    オレP「急に警察だなんて、頭おかしいでしょう!?」

    ちひろ「アナタに頭おかしいとは言われたくないですよ!」

    オレP「あっ、もしかして」

    ちひろ「?」

    オレP「エッチな意味にとらえちゃいました?」

    ちひろ「……それ意外、何があるって言うんですか?」

    オレP「いやー、参ったなー! ちひろさん、やーらしー!」

    ちひろ「は……腹立つ……!」

    204 = 192 :

    オレP「良いですか、血液は酸素を全身に運んでるんです」

    ちひろ「急に、何を」

    オレP「つまりですね、早苗さんの尻にしかれるでしょう?」

    ちひろ「……はあ」

    オレP「そこで呼吸をしたら、早苗さんの尻が全身を巡ると言っても――」

    オレP「――過言では、無いッ!」カッ

    ちひろ「はい、通報しますねー」

    オレP「待って待って、落ち着いて!」

    205 = 192 :

    オレP「オレだってね、無理矢理座ってもらおうとは思いませんよ」

    ちひろ「安心しました。早苗さんは、無事なんですね」

    オレP「だから、皆にも相談したんです」

    ちひろ「……皆?」

    オレP「ええ。人に夢を与えるのがアイドル……でしょう?」

    ちひろ「アイドルの子達に相談したんですか!?」

    オレP「そう! LiPPSと、炎陣にね!」

    ちひろ「なんですかその人選は!?」

    206 = 192 :

    オレP「彼女達は、とても素晴らしいアイドルですから」

    ちひろ「……アイドルにする話ではないと思います」

    オレP「拓海にも同じことを言われ、ブン殴られましたよ」

    ちひろ「それは、良い鉄拳制裁ですね」

    オレP「でもね――守りに入るのが正しいと言えるのか?」

    オレP「――危険を知りつつも向かっていくのが、自分を通すって事じゃないのか?」

    オレP「――お前はどう思うよ、特攻隊長さんよぉ!」

    オレP「……って煽ったら、協力を取り付けられましたよ、ハハッ!」

    ちひろ「もう! なんでそんなに単純なんですか!?」

    207 = 192 :

    ちひろ「美嘉ちゃんなんか、軽蔑してきたんじゃないですか?」

    オレP「ええ、ゴミを見るような目で見られましたよ」

    ちひろ「そうですよね、当然の反応です」

    オレP「だから――あっ、出口はそっちだから」

    オレP「――一応さ、声だけはかけなきゃと思っただけだから」

    オレP「――ゴメンな? なんか呼び出しちゃって」

    オレP「……って正直に言ったら、協力してくれるって。別に良いのに」

    ちひろ「別に良いのにとか、思ってても言わないでくださいよ!」

    208 = 192 :

    ちひろ「夏樹ちゃんとか、反応が読めませんね」

    オレP「アイツ、面白そうじゃんって笑ってましたよ」

    ちひろ「……あー、なんとなくわかります」

    オレP「でもね――悪い、オレは真剣なんだ」

    オレP「――遊び気分で、こんな事を話したりはしない」

    オレP「――この熱い気持ちに名前をつけるなら、ロックになるのかね」

    オレP「……ってそれっぽく言ったら、協力するぜと、真剣に」

    ちひろ「それっぽくで、人の気持ちを弄ばないでください!」

    209 = 192 :

    ちひろ「奏ちゃんは……」

    オレP「ご褒美のキスは要らないって言ってましたよ」

    ちひろ「そりゃそうですよね」

    オレP「だから――ああ、オレの唇はもう先約があるんだ」

    オレP「――喋るためじゃなく、早苗さんの尻のために」

    オレP「――ケツにキスするために、咲いている」

    オレP「……って本音を語ったら、協力するわと、オーラを放って」

    ちひろ「『Tulip』の歌詞っぽく欲望を語らないでくださいよ!」

    210 = 192 :

    ちひろ「里奈ちゃんは、ああ見えて常識がありますから……」

    オレP「そうですね、アタシバカだけど良くないと思うよー、って」

    ちひろ「見た目はチャラっとしてるけど、良い子ですよね」

    オレP「だから――オレはバカだから、正直にしか行動出来ない」

    オレP「――自分に正直に生きるってのは、とっても難しいよな」

    オレP「――だけど、バカ正直に生きるのは、悪い事じゃないさ」

    オレP「……って誤魔化したら、協力するぽよー! ぽよぽよー!」

    ちひろ「良い子なのを利用しないでくださいよ!」

    211 :

    まだ絡んだことのないアイドルと武内Pの話を読んでみたい

    212 = 192 :

    ちひろ「志希ちゃんも……反応が読めませんね」

    オレP「アイツ、お尻の匂いが嗅ぎたいのかにゃ~って」

    ちひろ「ああ、あの子だったらそういう反応ですよね」

    オレP「だから――わかってるんだろ、そんな単純な話じゃないって」

    オレP「――オレは、お前のギフテットとしての力に期待してる」

    オレP「――天才のお前なら、こんな事もあろうかと、って言うはずだ」

    オレP「――顔面騎乗! カオニスワリタクナール、だよ!」

    ちひろ「ストーップ! アナタ、本当に怒られますよ!?」

    オレP「まだ出来てないらしいので、開発、待ってます」

    ちひろ「やろめっつってんでしょうが!」

    213 = 192 :

    ちひろ「涼ちゃんは……普通に説教されたんじゃないですか?」

    オレP「はい。ガチで凹みました」

    ちひろ「だけど、諦めないんですね」

    オレP「当然――お前の言う事も一理ある」

    オレP「――だけど、理屈だけじゃ片付かない、感情ってもんがある」

    オレP「――お前は、その熱い思いを歌に乗せてるんだろう?」

    オレP「――オレは、言葉に乗せてみたんだが……届いたか?」

    オレP「……って聞いたら、協力するよ、って渋々承諾してくれました」

    ちひろ「なんでそこで物分りが良くなっちゃったの!」

    214 :

    ちひろ「フレデリカちゃんは……もう! LiPPSって反応が読めない!」

    オレP「その個性のぶつかり合いが、彼女達の良い所ですよ」

    ちひろ「急にプロデューサーぶらないでください」

    オレP「だから――BGMは、どんなのが良いかな?」

    オレP「――あんまり壮大すぎても良くないと思うんだよね」

    オレP「――ちょっとポップな……あ、ヒップホップで!」

    オレP「――頼んだぞ、新曲、楽しみにしてる」

    オレP「……って言ったら、協力するするー、って二つ返事でした」

    ちひろ「相談の形がちょっと違ってるじゃないですか!」

    215 = 214 :

    ちひろ「亜季ちゃんは成人してますから、きっと!」

    オレP「ところがどっこい、そうでもない」

    ちひろ「……乗せられやすそうですもんね」

    オレP「そりゃ――大和! 貴様に、特殊任務を言い渡す!」

    オレP「――対象、片桐早苗の尻にしかれるための工作任務だ!」

    オレP「――彼女に気付かれる事なく、オレの印象を操作しろ!」

    オレP「――尻にしいても良いと思えるようにだ! わかったか!」

    オレP「……って命令したら、サーイエッサー! って、チョロチョロでしたよ」

    ちひろ「その任務、難易度が高すぎませんか!?」

    216 = 214 :

    ちひろ「周子ちゃんには、何の相談をしたんですか?」

    オレP「おっ、彼女も相談の質が違うのがわかりますか」

    ちひろ「はい、悲しいですけど」

    オレP「ははは――なあ、渡す菓子折りはどんなのが良いと思う?」

    オレP「――ビール詰め合わせも良いんだけどさ、違うのも良いじゃん?」

    オレP「――可愛いお菓子とか、似合うと思うんだよね」

    オレP「――桃の和菓子とか……って、これじゃ桃尻か!」

    オレP「……って聞いたら、協力するよー、って実家に聞いてみてくれるって」

    ちひろ「あの、菓子折り持って行く気ですか!?」

    217 = 214 :

    オレP「……とまぁ、こんな感じで相談した訳です」

    ちひろ「……見事に協力を取り付けてますね」

    オレP「オレはプロデューサー、一人では何も出来ません」

    オレP「アイドルが居るからこそ、力を発揮する事が出来る」

    オレP「お互いが支え合い、協力して高め合える」

    オレP「それが、理想的な関係だと、思いませんか?」

    ちひろ「詐欺師に向いてますよ、プロデューサーさん」

    オレP「よく言われます」

    218 = 214 :

    ちひろ「その調子で、本人に言ったら良いんじゃないですか?」

    オレP「なっ、何言ってるんですか!?」

    ちひろ「あの、何故慌てる必要が?」

    オレP「そんな……ちょ、直接言うだなんて……」

    ちひろ「?」

    オレP「恥ずかしくて……出来ないよぅ///」イヤイヤン

    ちひろ「アナタのこれまでの行動の方が恥ずかしいですよ」

    219 = 214 :

    オレP「良いんです、オレは果報は寝て待つタイプなんです」

    ごろんっ

    ちひろ「ソファーに寝転がって、何を?」

    オレP「早苗さんがオレの上に座るのを待ってるんです」

    ちひろ「聞かなきゃ良かったです」

    オレP「あっ、ちひろさんは座らないでくださいね?」

    ちひろ「座りませんよ!」

    オレP「良かった、オレの上に座るちひろさんは居ないんだ」

    ちひろ「そんなつもりは全然無いのに、無性に腹が立ちますね!」

    220 = 214 :

      ・  ・  ・

    オレP「はっは、結局顔面をボコボコに殴られて終わりでしたよ」

    ちひろ「あの、ジャガイモみたいな顔になってますよ?」

    オレP「早苗さんお手製の、ポテトボーイです」

    ちひろ「……物は言いようですね」

    オレP「……ま、この結果には物言いを付けたいですけどね」

    ちひろ「まだ、諦めないんですか?」

    オレP「女のケツを追いかけるのは、男の性ですからね」

    ちひろ「悲しい習性ですね、それって」

    オレP「ハハッ……あー……」


    オレP「早苗さんの尻にしかれたい」



    おわり

    221 = 214 :

    思いついたら書かないと次が書けないので、非武内Pの時があります申し訳ない

    絡んだことのないアイドル、明日以降やってみます
    TPとか新曲良かったですし、上にも出てましたから

    では、おやすみなさい

    223 = 214 :

    書きます


    武内P「トライアドの皆さんと、ですか」

    224 = 214 :

    「うん、収録について来て欲しい」

    加蓮「って、奈緒がどうしてもって」

    奈緒「あたし!?」

    武内P「そう、なのですか?」

    奈緒「違うから! ああいや、違うけどそうじゃなくて……!?」

    凛・加蓮「……」ニヤニヤ

    奈緒「お前らなー!」

    225 = 214 :

    「まあ、奈緒をからかうのはこのくらいにして」

    加蓮「居てくれると助かるなー、って思って」

    奈緒「あたし達、こういう収録って初めてでさ……」

    「私はニュージェネでやった事ある仕事だけど、ね」

    加蓮「お願い、出来ますか?」

    奈緒「お願いしますっ! どうしても、成功させたいんだ!」

    武内P「……わかりました。スケジュールを調整してみます」

    226 = 214 :

    武内P「収録は、歌番組でしたね」

    「うん。だから、プロデューサーが鼻をかんでくれないと困る」

    加蓮・奈緒「……ん?」

    武内P「確かに、その通りです」

    「でないと、歌声がネバネバになっちゃうから」

    加蓮「あの……凛?」

    奈緒「なんか……おかしくないか?」

    「? 何が?」

    加蓮・奈緒「……!?」

    227 = 214 :

    加蓮「あのさ……いつも鼻をかんでもらってるの?」

    「そんなわけないでしょ」

    奈緒「だ、だよな! あたし達の聞き間違いだよな!」

    「歌う前だけ。そこまで迷惑かけられないし」

    加蓮・奈緒「!?」

    武内P「私は、迷惑だと思ったことはありませんが……」

    「……そう?」

    武内P「はい」

    加蓮・奈緒「……」

    228 = 214 :

    加蓮「鼻をかむって……えっと、何かの例え?」

    「例え?」

    奈緒「ほ、ほら! 鼻の通りを良くするための、何かとか!」

    「? 普通に、こう、チーンってかんでもらってるけど?」

    加蓮「……冗談じゃ」

    「無いってば。もう、しつこいよ二人共」

    奈緒「なんでそんなに当たり前の事みたいに振る舞えるんだよ!?」

    「えっ? だって、普通の事でしょ」

    加蓮・奈緒「……!?」

    229 = 214 :

    加蓮「あの……本当にやってるんですか?」

    武内P「はい。渋谷さんが歌う前は、いつも」

    奈緒「いつもあたしをからかう割に、そんな事してたのかー!」

    「当たり前でしょ。アイドルなんだから」

    加蓮・奈緒「……は?」

    武内P「ファンの前でアイドルが輝けるようにするのが、プロデューサーですから」

    加蓮・奈緒「……」

    加蓮・奈緒「……はい?」

    230 = 214 :

    加蓮「もしかして、シンデレラプロジェクトでは……」

    奈緒「そんなのが、当たり前に行われてる……?」

    武内P「はい、勿論です」

    加蓮・奈緒「勿論です!?」

    「二人も、何かしてもらったら?」

    加蓮「えっと……何かって、何?」

    奈緒「あたしも鼻をかんでもらえって!? ヤだよ!」

    武内P「そうですね……お二人の場合でしたら……」

    加蓮・奈緒「!?」

    231 = 214 :

    武内P「まず、北条さんの場合ですが――」

    加蓮「えっ……ええっ?」

    武内P「あまり、体が強くない方だと聞いています」

    加蓮「そ、そう……だけど」

    武内P「なので、当日までの体調管理は勿論ですが」

    加蓮「……」

    武内P「当日も、すぐに支えられるように控えていようと思います」

    加蓮「それは……うん、ちょっと良いかも」

    「でしょ?」

    奈緒「……」

    232 = 214 :

    奈緒「そ、それじゃあ、あたしの場合は?」

    武内P「そうですね、神谷さんの場合ですが――」

    奈緒「……」

    武内P「髪の毛のセットが乱れやすそうなので、その点のケアを」

    奈緒「おお……それはちょっと嬉しいな」

    武内P「当日は、より一層キリリと力強い眉毛になるようサポートしたいと思います」

    奈緒「なんだそのサポート!?」

    「ふーん。悪くないかな」

    加蓮「やったじゃん、奈緒」

    奈緒「やってないからな!?」

    233 = 214 :

    奈緒「眉毛のサポートって、何!?」

    武内P「それは……言葉で説明するのは、難しいですね」

    「今、実際にやってあげたら良いんじゃない?」

    奈緒「は!?」

    加蓮「あー、それは先に見ておいた方がいいかもね」

    奈緒「おい! 他人事だと思ってテキトーな事言うなよな!?」

    武内P「……わかりました。お二人が、そう仰るのでしたら」

    奈緒「あたしの意見を聞いてなくない!?」

    234 = 214 :

    武内P「それでは神谷さん、目をつぶっていただけますか?」

    奈緒「目をつぶるって……な、何する気だよ!?」

    武内P「眉を触るので、目を開けていては危険ですから」

    奈緒「ま、眉を触るって……」

    「奈緒、言う通りにした方が良いよ」

    奈緒「で、でも……!?」

    加蓮「ほら、早く」

    奈緒「……くっそー! 覚えてろよな!?」

    235 = 214 :

    奈緒「……は、はい。目、つぶったけど」

    武内P「では、失礼します」

    さわさわっ…

    奈緒「う……うぅ……///」

    「奈緒、顔が真っ赤だよ」

    加蓮「大丈夫、キスされる訳じゃないんだし」

    奈緒「余計な事言うなって!///」

    武内P「――では、行きます」

    奈緒「……へっ?」


    武内P「プロデュゥゥゥス!」


    シャランラ~

    236 = 214 :

    加蓮「えっと……今の掛け声、何?」

    「大丈夫、いつもの事だから」

    加蓮「……」


    武内P「……どうですか、神谷さん」

    武内P「……いえ、」


    神谷13「……どう、って言われても」キリリッ


    武内P「神谷13(サーティーン)さん」


    「凄いね奈緒……いや、神谷13。これなら、仕事は失敗しなさそう」

    加蓮「……」

    加蓮「!?」

    237 = 214 :

    神谷13「そ、そうか? 自分では、よくわからないんだけど……」キリリッ

    加蓮「髪型をセットって言うか、角刈りにセットされてるよ!?」

    神谷13「? 何言ってるんだよ、前からだろ?」キリリッ

    加蓮「!?」

    神谷13「お礼は……スイス銀行に振り込めばいいのかな?」

    武内P「いえ、お気持ちだけ頂いておきます」

    神谷13「そっか……じゃあ、一回だけ後ろに立っても見逃す事にするよ!」

    武内P「はい、ありがとうございます」

    加蓮「……!?」

    238 = 214 :

    「……ついでだから、私も鼻をかんでもらおうかな」

    武内P「渋谷さん?」

    神谷13「おいおい凛~? まさか、独占欲か~?」

    「違うから。そんなんじゃないって」

    加蓮「待って凛! 鼻をかむのは、普通なんだよね……!?」

    「普通じゃない鼻の噛み方って、何それ」ケラケラ

    加蓮「そう、だよね……」

    武内P「――では、失礼します」

    「……んっ」


    武内P「プロデュゥゥゥス!」


    シャランラ~

    239 = 214 :

    加蓮「また……あの掛け声……!?」

    「……」

    加蓮「凛、大丈夫なの……!?」

    「……あ」


    「あ~~~……!」ガクガクッ!

    ズルリッ!…ボトッ!


    加蓮「い、いい、いやあああ!? 何それ!? 何それ!?」

    武内P「鼻水です」

    加蓮「量がおかしい! なんか体が痙攣してるし!?」

    武内P「しかし、これで彼女の歌声はより美しくなります」

    加蓮「……!?」

    240 = 214 :

    「……うん、スッキリした」

    加蓮「ほっ、本当にちょっと声が綺麗になってる……!?」

    「でしょ?」

    奈緒「……あれ? あたし、何でここに居るんだっけ?」

    加蓮「! 奈緒、正気に戻ったの!?」

    武内P「今回は試し、という事で時間は短めにしておきましたから」

    加蓮「……!?」

    「奈緒、どうだった?」

    奈緒「なんだかよくわからないけど……調子が良い気がする!」

    加蓮「……!?」

    241 = 214 :

    奈緒「おい、どうしたんだよ加蓮!? 顔が真っ青だぞ!?」

    加蓮「いや、これは……」

    武内P「!? いけません! すぐ、ソファーに横に!」

    「プロデューサー! 膝枕して!」

    加蓮「それはいらない! って……ああ、大声出したら……」

    武内P「どうぞ、北条さん!」

    加蓮「……はい、失礼します」

    奈緒「大丈夫か、加蓮……」

    加蓮「……悔しいけど、案外悪くない」

    242 = 214 :

    「……プロデューサー、お願いがあるんだけど」

    武内P「はい、何でしょうか」

    奈緒「加蓮にも、さっきあたし達みたいにした風に!」

    加蓮「……やめて……! 本当にやめて……!」

    武内P「ですが……」

    「逃げないでよ! アンタ、プロデューサーでしょ!?」

    武内P「!」

    奈緒「お願いします!」

    武内P「……わかりました。お二人が、そう仰るのでしたら」

    加蓮「……いや……! やめ――」


    武内P「プロデュゥゥゥス!」


    シャランラ~

    243 = 214 :

      ・  ・  ・

    専務「先日の収録の付き添い、ご苦労だった」

    武内P「いえ、当然のことをしたまでです」

    専務「結果的には、成功だったと言えるでしょう」

    武内P「何か、ご不満が?」

    専務「神谷奈緒くんが、報酬はスイス銀行に振り込むよう言ってきました」

    武内P「良い、狙撃です」

    専務「北条加蓮くんが、報酬は全てプロテインでと言ってきました」

    武内P「良い、筋肉です」

    専務「彼女達の個性を伸ばし、欠点を補った、と言う事ですね」

    武内P「はい。皆さん、とても良い笑顔でした」

    専務「……」


    専務「優秀過ぎるのも考えものだな」



    おわり

    244 = 214 :

    休憩

    245 :


    人妻というか未亡人が漏れそうな三船さんとかどうすか

    246 :

    プロデューサーって凄い、ぼくは色んな意味でそう思った

    247 = 214 :

    346プロのTさんか、やってみます

    248 = 214 :


     私には、悩みがあります。
     結婚をしていた事も無いのに、未亡人の様に扱われるのです。
     プロデューサーさんには、「儚げな色気がある」と言われます。
     けれど、初めて出会った大切だと思える人にそう思われるのは、とても、複雑です。


    「あっ、あそこに居るの、アイドルの三船美優さんじゃない?」
    「ホントだ。まるで、ここまで未亡人の儚げな色気が漂ってくるみたいだ」


     街を歩くと、いつもこう言われてしまいます。
     褒められているのはわかっているし、悪気は無いともわかるんです。
     ……それでも、未亡人扱いされるのは、悲しいです。
     だって、私の大切な人は、今も生きて、私に笑いかけてくれているのに……!


    「笑顔です!!」


     唇を噛み締め俯いていた私は、突然かけられた低い男性の声にハッと顔をあげました。
     この方は、確かシンデレラプロジェクトの、プロデューサーの……。
     それに、今の言葉は、一体?


    「貴女の大切な方に……そして、ファンの方達に向けるのは、その表情で良いのでしょうか?」


     私は、ハッとなりました。
     確かに、私は未亡人の色気があるとも言われますが、あの人にいつも褒められるのは、笑顔。
     あの人と一緒に居ると自然に出る、笑顔を褒められていたと、思い出しました。
     そんな大切な事を思い出させてくれた男性は、警察の方から職務質問を受けています。
     私はまず、その男性に向けて、思い出させてくれた笑顔を向けました。


    「良い、未亡人の様な笑顔です」


     やっぱりプロデューサーって凄い、私は改めてそう思いました。

    249 :


    「はぁ……」


     いつになったら、スプーン曲げ以外の超能力が身につくんだろう。
     サイキックアイドルとして売り出しているのに、このままじゃ駄目だ。
     今の状態が続けば、エスパーユッコじゃなく、スプーンユッコと呼ばれてしまう。


    「ムムム……!」


     離れた所にあるスプーンに向けてサイキックを飛ばしてみる。
     だけど、何度練習してもスプーンが浮き上がる事はない。
     今度こそは、今度こそはと思っているのに。


    「これが成功しなかったら……」


     もう、サイキックアイドルは卒業しよう。
     これからは、スプーン曲げアイドルとしてやっていこう。
     そう思い、サイキックを飛ばした瞬間、ドアが物凄い勢いで開き、大柄な男性が!
     あの人は、シンデレラプロジェクトの、プロデューサーさん!


    「笑顔です!!」


     プロデューサーさんはそう叫ぶと、スプーンを手に取り、真っ二つに引きちぎりました。


    「堀さん。私は、貴女のサイキックアイドルとしての輝きは素晴らしいと、そう考えます」


     私の目の前に、コトリ、コトリと二つに分かれたスプーンが置かれました。
     これは……私の超能力が、この超筋力を呼び寄せたという事ですね!?


    「良い、さいきっく笑顔です」


     やっぱりプロデューサーは凄い、サイキックそう思いました。

    250 = 249 :

    寝ていたので、寝ます
    おやすみなさい


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