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    元スレ提督「安価でいくどもみんなと遊ぶ」

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    801 :

    ―峠―

    提督「うーん、さすが最新モデル。この駆動が気持ちいいな」

    アークロイヤル「いきなり連れて来られて何かと思えば、ドライブか」

    提督「いやだったか?」

    アークロイヤル「いや、日本の空気にも慣れてきたところだ。こうして外を見てみたかった気持ちはある」

    提督「なら、丁度良かったかな」

    アークロイヤル「ここの峠は景色が良いな」

    提督「だろう。ところでこの車なんだがな」

    アークロイヤル「ああ……」

    802 = 801 :

    提督「V12ヴァンテージ。素晴らしいのはそのエンジンでな」

    アークロイヤル「……」

    提督「何といっても馬力が段違いで、最近の物では500を超えるものも実現しているんだ」

    アークロイヤル「……」

    提督「また本体の軽量化も図り、実にその時速330。これは世界でも上位の速度を記録しているんだ」

    アークロイヤル「……」

    提督「日本では珍しいこのV型12気筒は……聞いてる?」

    アークロイヤル「いい景色だな」

    提督「聞いてないじゃないか! マーリンに使われている機構だぞ!」

    アークロイヤル「悪いが、ソードフィッシュの方が好きでな」

    提督「絶対V12の方がいいのに」

    アークロイヤル「ところで、後ろから走ってくる車の操縦者に見覚えがあるのだが」

    提督「なんだって?」

    803 = 801 :

    那珂「ここからのくだりが気持ちいいんだよね!」

    川内「さっすが私の妹! あのコースを走り抜けただけはある!」

    神通「お、お願いですから事故にだけは気を付けるように……」

    ブゥン

    アークロイヤル「あれはフェアレディだったか。あれも速いじゃないか」

    提督「くっ、せっかくエンジンの良さを語っていたというのに、これでは台無しじゃないか!」グイッ

    アークロイヤル「お、おい、それ以上のスピードは」

    提督「負けるかぁああああああああ!!」

    那珂「提督? 残念だけど、ここは那珂ちゃんの庭。機体だけの提督には負けないよ」

    提督「ぐうう、なぜ引き離されていく!」

    那珂「じゃあね提督。レースで勝負するのは車じゃないの。那珂ちゃん達なんだよ。性能じゃなくて、走り方を考えなきゃ」

    ブォン

    提督「フェアレディに……負けた、だと。しかも名言っぽいこと吐いて行った」

    アークロイヤル「その、アドミラルだって直線だったら勝っていただろう。だからそう気を落とすな」

    提督「フォロー、感謝する……」

    804 = 801 :

    ―執務室―

    提督「アークロイヤルにV12の良い所を見せてやろうと思ったのに……というか川内達は何処に向かっているのだ……」

    提督「しかもアークロイヤルはどちらかと言うと性能を気にしないタイプなのに。完全に気を使われただけなんだが……」

    ↓2

    806 :

    加古とだらだら執務

    807 :

    よく考えたらソードフィッシュよりヴァンテージの方が速い…

    808 :

    提督「加古ー、寝るなら自分の部屋に行けよ」

    加古「ハンモックがあったらそりゃだらだらするでしょ」

    提督「ならせめて手伝え。片付けるぞ」

    加古「えー、しょうがないなぁ」

    提督「それじゃあ、この書類を秘書官に届けてくれ」

    加古「りょーかい」

    提督「ついでに自作のアイスもあげるからやる気を出せ」

    加古「おっ、まじで。ふとっぱらだねぇ」

    809 = 808 :

    ~~~~~~~~

    加古「てーとく、なんか面白いものない?」

    提督「陳情書とか面白いぞ」

    加古「何それ」

    提督「要望とか書いてくる奴がいるんだけどな、ほら、これとか」

    加古「んー? へー、トレーニング器具の導入ね」

    提督「まあこういうのはいいんだけど、これとか」

    加古「昼寝時間の導入……いいじゃん!」

    提督「駄目に決まっているだろう」

    加古「えー」

    提督「というか、わかっててお前混ぜただろう」

    加古「シラナイナー」

    提督「まったく……」

    810 = 808 :

    加古「うーん、暇だからゲームしない」

    提督「仕事中だって」

    加古「ボードゲーム系ならいいでしょ」

    提督「んー、まあいいか」

    加古「じゃあ提督からね」

    提督「電鉄か……あー、久々だな」

    加古「その間まとめておくから」

    提督「おーう」


    古鷹「……これは、止めるべきでしょうか? でも、一応お手伝いはしているみたいだし」

    「加古さん基準ならそうかもしれないけれど、止めるべきですよ」

    古鷹「……わ、私も手伝うことでどうか一つ」

    「加古さんには甘いですね……」

    811 = 808 :

    ~~~~~~~~

    提督「遊びながらやったし終わらないかと思っていたが、意外と終わったな」

    提督「加古もなんやかんや優秀な気がする」

    下2

    812 :

    なんやかんやー
    ksk

    813 :

    隼鷹が泣いて懇願するまで断酒指示

    814 :

    最近鬼の秘書官が優しい…と思ったら読者に鬼がいた

    815 :

    ―飛鷹型の部屋―

    提督「隼鷹、お前断酒な」

    隼鷹「!?」

    提督「それじゃあ」

    隼鷹「ちょ、ちょちょっと待って! どうして断酒なんだ!?」

    提督「それを俺の口から言わせるのか」

    隼鷹「……し、しらないなー」

    提督「倉庫のお酒、勝手に開けただろう」

    隼鷹「あ、あたしだっていう証拠は?」

    提督「指紋を採取した。最近は素人でも簡単にとったりすることができるんだ」

    隼鷹「うぐ……」

    816 = 815 :

    提督「というわけで断酒な」

    隼鷹「や、やめてくれよぉ。ほら、飲みすぎだっていうなら控えるからさ」

    提督「いいや、今回は許さん」

    隼鷹「わ、わかった! 酔拳覚えるから!」

    提督「覚えてどうするんだよ」

    隼鷹「酔っていると強くなる」

    提督「アホか。しかも本来の酔拳は泥酔状態じゃないぞ」

    隼鷹「なら、自分で作るからさ」

    提督「合法内ですむか?」

    隼鷹「……いやー」

    提督「なら駄目だ」

    817 = 815 :

    隼鷹「……うううっ、ぐすっ……」

    提督「!?」

    隼鷹「いいじゃねぇかよぉ……楽しみなんだよぉ……」

    提督「な、泣くほどか!?」

    隼鷹「酒好き舐めすぎだ……ずびっ」

    提督「えぇー……完全にアル中のそれだな……」

    隼鷹「焼酎でいいから飲ませてくれよぉ……」

    提督「それ遠慮してないからな。はぁ……まあ直接被害にあった妙高に謝れよ」

    隼鷹「……妙高?」

    提督「珍しく楽しみにしていたようだからな。まあ許してほしいなら本人に……なにをつかんでいる?」

    隼鷹「一緒に謝って」

    提督「お前……」

    818 = 815 :

    ―執務室―

    提督「なぜか知らんが俺まで怒られた。ついでに壁に穴が開いた」

    提督「罰を与えた程度で済ませようかと思ったのに……しかし、怒ると本当に怖いんだな……」

    下2

    819 :

    風邪を引いたので、霞に看病してもらう(してくれる)

    820 :

    少し遅れたけど、択捉と松輪着任祝い

    821 :

    泣きべそ隼鷹きゃわわ

    822 :

    ―択捉型の部屋―

    択捉「司令、松輪の着任を祝ってくれてありがとうございます」

    提督「怪談は怖がらせただけみたいだったしな」

    択捉「本人は少し申し訳なくなっていましたが……」

    提督「いきなり気絶したからな……まあ普通に祝ってやらないとかわいそうだ」

    択捉「それでも、松輪のために、こんな料理まで」

    提督「なんか一時期当たり前のようなことを褒められると照れくさいな」

    択捉「そろそろ松輪が戻ってくる頃ですが、どうしますか?」

    提督「クラッカーは驚かせるだけだろうから、さりげなくおめでとうとありがとうを言っておけばいいぞ」

    択捉「はい!」

    提督(ただでさえ避けられている節があるのに、これ以上驚かせるのはアカン)

    823 = 822 :

    松輪「あの……戻りました」

    択捉「松輪!」

    松輪「は、はい……?」

    択捉「着任してくれて、ありがとう!」

    松輪「ど、どういたしまして……でいいのかな……」

    提督「着任祝いだ。無礼講で楽しめ」

    松輪「司令……」

    提督「うーん、後ずさりされるほどひどいことはしていないと思うんだがなぁ」

    松輪「す、すみません……その、あの時のことを思い出して……」

    択捉「そんなに司令の話は怖かったの?」

    松輪「うん……」

    824 = 822 :

    提督「あれでも歓迎会のつもりだったんだ。すまん」

    松輪「い、いえ。わ、わたしも……気にしないようにしますから……」

    提督「そうしてくれたら嬉しい」

    択捉「これで丸く収まりましたね! 松輪、わからないことがあったら何でも聞いてね?」

    松輪「わかった、択捉お姉ちゃん……」

    提督「……」

    択捉「どうかしましたか?」

    提督「いや、こんな素直な子の相手をするのはいつぶりかなと思って」

    択捉「素直、ですか?」

    松輪「松輪も……?」

    提督「これは純真だわ」

    825 = 822 :

    ―執務室―

    提督「近くの奴に聞いたら提督のせいで変わった人もいるといわれた。どういう意味だ」

    提督「でも、海防艦は占守型があれだから、バランスが取れているのか」

    下2

    826 :

    加速もしておこう

    827 :

    空母のみんなと海水浴へ

    828 :

    ―海水浴場―

    提督「海に来たぞ!」

    加賀「普段からすぐそこにありますが」

    提督「海水浴場と海は違うんだよ。こう、気分的に」

    飛龍「わかる! こう、遊びに来たって感じがする!」

    「実際に遊びに来ているわけだしね」

    提督「そもそも、泳ぐこと自体は殆ど無いだろう」

    加賀「そうですが」

    赤城「まあまあ加賀さん。せっかくなんですし、楽しみましょう」

    加賀「赤城さんがそういうのであれば……」

    瑞鶴「翔鶴姉、いこ!」

    翔鶴「ちゃんと準備体操をしてからよ、瑞鶴」

    瑞鶴「はーい」

    829 = 828 :

    雲龍「私は……」

    葛城「ビーチバレーするわよ!」

    天城「もう一人いなければいけませんね」

    雲龍(日焼けしようと思ったんだけど……)

    グラーフ「ビーチバレーか。私も参加しよう」

    アクィラ「アクィラも参加しまーす」

    雲龍(四人になったし、日焼けできそう)

    葛城「じゃあ、雲龍姉は審判ね!」

    雲龍「……」

    提督「やっぱり海は人のテンションをあげるんだな」

    サラトガ「見ているくらいなら手助けしてあげればよかったのでは……」

    提督「雲龍も嫌なことは嫌というし、あれはあれで納得しているだろう」

    830 = 828 :

    アークロイヤル「ここはいつもこんな感じ?」

    サラトガ「そうですね。サラももう慣れましたけど、最初はみんなそんな感じです」

    アークロイヤル「そうなの……この国の言葉で、郷に入ってはみたいな言葉があるみたいだし、貴女のようになりたいものね」

    提督「ふむ? まあ、とにかくこっちも何かしようか。普通に海で泳ぐか?」

    アークロイヤル「何か訓練になりそうなものが良いわ」

    提督「海に来てまで訓練か……」

    サラトガ「あはは……なにかありますか?」

    提督「ならビーチフラッグだな。瞬発力と走力などが試されるぞ」

    アークロイヤル「オーケイ。それにしましょう」

    提督「合図は時計でいいから、審判無しでサラトガも参加して貰おうか」

    サラトガ「サラもですか? はい、一緒します」

    831 = 828 :

    ―執務室―

    提督「それぞれ思い思いに楽しんだ。が、時折ビーチバレーの流れ弾が俺に当たったのは何かの狙いなのか」

    提督「そういえば空母勢の水着はあまり見る機会ないからレアのような……」

    ↓2

    832 :

    ksk見たいよね空母の水着

    833 :

    遠心式、軸流式ジェットエンジン談義

    834 :

    普通に爆撃とか砲撃とかされる人が、今更ビーチボールなぞ気にせんでも

    835 :

    ―工廠―

    夕張「やっぱり遠心式のほうがいいですよ。量産するのであればなおさらです」

    明石「あくまで研究目的なんだから、軸流式のほうがいいって」

    夕張「ですけど、まずは遠心式からのほうが費用もかかりませんし」

    明石「でも、どうせ研究するなら後々多用できそうなもののほうがよくない?」

    夕張「実戦投入は最終的に妖精さんに委ねられますけどね」

    明石「それはそうだけど……」

    提督「何を話しているんだ?」

    夕張「提督。それがジェットエンジンのことですけど」

    提督「前作っただろ?」

    夕張「まあそうなんですけど、それとは別に研究をしてみようと思いまして」

    提督「今更!?」

    836 = 835 :

    明石「最近は工廠でもこれといったことはしていないですよね」

    提督「ああ、装備は十分にあるし、出番としては減ってはいるな」

    夕張「ですから、空いた時間を使って一段上の艦載機でも考えてみたいんです」

    提督「つまり暇だと」

    夕張「身も蓋もない言い方ですね……」

    提督「だから遠心式と軸流式。圧縮機の話か」

    夕張「私としてはコストも少なくてすんで、扱いやすい遠心式がいいと思うんです」

    明石「それより高出力も可能で、大きな成果が出そうな軸流式がいいと思います」

    提督「どっちにも利点があるから、どっちがいいとはいえんな……」

    夕張「提督、どっちもはなしです!」

    明石「そうです、バシッと決めてください!」

    提督「巻き込まれただけなのに怒られるのは理不尽じゃね」

    837 = 835 :

    夕張「実は昨日からずっとここで止まっていて、申請書もなかなかかけないんです!」

    明石「このままじゃ今日一日も終わりますよ!」

    提督「知らんがな……つか、それなら両方ともでいいんじゃないか」

    夕張「優柔不断!」

    明石「八方美人!」

    提督「当たりキツイな! お前ら本当は自分の推している圧縮機を選んでほしいだけだろ!」

    夕張「ひゅーひゅー」

    明石「夕張、口笛へた」

    夕張「お、お約束だからやっただけですし」

    提督「はぁ……だから作るなら複合機でいいだろう。最近だと珍しくはない」

    夕張「そうなんですか?」

    提督「遠心式の利点は見逃せないが、そこから高出力をしようとなると必然的に軸流式も使うことになる。どうせ実践で使えるかどうかは妖精さんの気分次第なんだし、どっちもやっていて損はないだろう」

    夕張「……久しぶりにまともな意見を聞いた気がします」

    明石「調子が悪いならきちんと寝ていなきゃだめですよ」

    提督「お前らだって普段より幾分まともだろうが」

    838 = 835 :

    ―執務室―

    提督「真面目に話しているなら真面目に返してくれてもいいだろうに……」

    提督「でも、よく考えたら工廠に行くときは大抵変な思い付きを実行しようとしているときだから、二人の態度もおかしくないような気がしてきた」

    下2

    839 :

    日頃の行いがモノを言う
    ksk

    840 :

    クッキー、クッキーババアが、とうなされながらダウンしている赤城を見舞いに

    841 :

    加賀「赤城さんが寝込んでいるから、今日は私が代わりに出撃します」

    提督「赤城がねぇ……え、大丈夫なのか」

    加賀「『クッキー』、『ババア』と口にしていたのは聞きました」

    提督「赤城がクッキー? 赤城に限って食べ過ぎってことはないと思うが……」

    加賀「昨日はパソコンに向かっていた姿を見ましたが」

    提督「パソコン? なんとなくわかったような……」

    加賀「心配であればお見舞いに行ってはいかがですか」

    提督「様子も気になるしそうするか。後で見舞いに行くと伝えておいてくれ」

    加賀「了解しました」

    提督(正直、心覚えがあるんだよなぁ)

    842 = 841 :

    ― 一航戦の部屋 ―

    提督「で、ババアがどうしたって」

    赤城「て、提督……」

    提督「本当に寝たきりとは、なんか予想以上にダメージ受けてるな……」

    赤城「実は、私のクッキーが……全て……消えてしまったのです……」

    提督「消える?」

    赤城「データが……」

    提督「消えたのか……まあブラウザに保存されるタイプのゲームだから、消えることもおかしくないが」

    赤城「どこが可笑しいんですか!」

    提督「そういう意味ではない!」

    赤城「うぅ……私のババアが……」

    提督「赤城の口からババアはなんかギャップがあるな……つか、エクスポートとかしていないのか」

    赤城「えくす……?」

    提督「なんとなくセーブデータが絶望的だということは伝わった」

    843 = 841 :

    赤城「実績も全部集めて、世界中がクッキーに満たされたと思ったのに……」

    提督「実績を? まさかと思っていたが、赤城、お前……」

    赤城「実はミニゲームもすでに……」

    提督「ガチ勢かよぉ! それならなおさら外部にセーブを残しておけよ!」

    赤城「こういうものには疎いんですからしょうがないじゃないですか!!」

    提督「本気で怒るとは思わなかったすまん!」

    赤城「どうせ、提督に私の気持ちはわからないんですよ……大切なクッキーを失った気持ちは……」

    提督「ゲームのセーブデータを失う気持ちはすごくわかるが、そこまでメンタルはやられなかったぞ……」

    赤城「……すみません、しばらくはそっとしてください……」

    提督「わかった……落ち着いたら好きなお菓子作ってやるからな?」

    赤城「クッキー以外でお願いします……」

    844 = 841 :

    ―執務室―

    提督「一年半前に話していたゲームをいまだにやっていたのか……いや、最近更新したって聞いたからそれか?」

    提督「なんにしても、あの様子なら復活するまであと二三日はかかりそうだな」

    下2

    845 :

    赤城さんかわいそう
    ksk

    846 :

    >>284
    曙と大縄回しを特訓して再度縄跳びに挑戦!

    847 :

    赤城かわいすぎる……

    848 :

    ―庭―

    提督「曙、わかってるな」

    「たぶんね」

    提督「ふふっ、やはり俺と曙の意見は一致か」

    「ふん、別にクソ提督のためじゃないわ。ただ、あれで終わりたくないだけ」

    提督「やはり同意見ではないか」

    「とにかく! やるわよ」

    提督「ああ」

    「まず、私の声に合わせて回してちょうだい」

    提督「いやここは……っと、そんなことを言っているからあんなことになったんだよな」

    「だから、まずは私に合わせなさい」

    提督「了解。なら、こっちは訂正点を考えてみる」

    849 = 848 :

    「わかったわ。じゃあ、いくわよ……っ」

    提督「……」

    「……ちゃんと回しなさいよ!」

    提督「えっ、まずは勢いをつけるところからだろう」

    「はあっ? ……いえ、確かにそうね。それに関してはクソ提督の言う通りだわ」

    提督「なんだ、素直じゃないか」

    「ミスはミスだからよ! それに、クソ提督だって合図より早いじゃないの」

    提督「む、そうか、なら少し遅くしようか」

    「それじゃ、次……せーの、いーち、にー……」

    提督「ちょ、ちょっと、速いぞ!」

    「何がよ」

    提督「縄のスピードだ。それじゃあ飛ぶのがきつくないか」

    「……そうね。潮とか引っかかりそうだわ」

    提督「だが、回すのに心配はなくなってきた。ここから練習をして、止まらないようにするぞ!」

    「ええ!」

    850 = 848 :

    ~~~~~~~~

    「いーち、にー、さーん……」

    「おっ、ぼのたん、上手に、なりましたなぁ」

    「もしかして、提督と、練習したの?」

    「あれじゃあ納得かなかっただけよ!」

    「曙ちゃん、らしいね」

    「べ、別に!」

    綾波「あっ、す、すみません、引っかかってしまいました」

    提督「いや、綾波のせいじゃない。曙、縄の速度が上がっていたぞ」

    「う、そうね、ちょっとムキになっていたみたい」

    提督「いや、俺もフォローしきれなかった。気を取り直して次行くぞ」

    「ええ。じゃあ、せーの……」

    (曙ちゃんが素直なの、珍しい……)

    (素直なの、多分集中しているからだよね)

    (後でからかうと面白くなりそう!)


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