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    元スレ提督「安価でいくどもみんなと遊ぶ」

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    551 = 548 :

    ―執務室―

    提督「うむ、これならリテイクはないだろう」

    提督「さて、この後長波のところにもいかないとな。炒飯のレシピ教えてもらおう」

    下2

    553 :

    神通と新婚さんごっこ

    554 :

    >>533

    555 :

    神通「失礼します、提督」

    提督「来たか。今日呼んだのは他でもない、七夕についてだ」

    神通「七夕……?」

    提督「そう、あれは匿名で書かれているものの、お前達の筆記の癖で解き明かすのはたやすい。つまり!」

    ガシャン ゴゴゴゴゴ

    神通「執務室が!」

    バン

    提督「新婚セットを用意した!」

    神通「また夕張さんや明石さんに頼みましたね」

    提督「まあ模様替えの一種だし? 問題は無い筈」

    神通「はあ……それでこのセットと何の関係が?」

    提督「おいおい、まだ隠すつもりか? お前だろう、七夕に新婚生活と書いたのは」

    神通(違いますけど)

    提督「まあ恥ずかしがる気持ちは分かる。相手はレンタル彼氏を使おうと思ったが秘書官に止められてしまったので俺が相手をしよう」

    神通(レンタル彼氏とは……斜め下の方向に行きましたね)

    提督「じゃあ、今日一日俺とお前は夫婦な」

    神通(そうして有無を言わせない展開ですね)

    556 = 555 :

    ~~~~~~~~

    提督「じーんつう」ダキッ

    神通「きゃっ、もう提督、突然抱き付いてこないでください」

    提督「おいおい、新婚なのに態度が冷たいぞ」

    神通「あっ……えっと、なんですか、提督?」

    提督「神通に触れたくなってな」

    神通「もう、甘えん坊ですね」

    提督「いいじゃないか。こうして一緒に居ることが何よりも幸せなんだ」

    神通「お仕事はどうするんですか?」

    提督「うーん、神通分を補給したら頑張る」

    神通「はいはい、頑張ってください、提督」

    557 = 555 :

    提督「……でも、こうしていたらお前を愛する気持ちが止められなくなりそうだ」

    神通「その、提督?」

    提督「神通、今は夫婦だろう? もっと適した呼び方があるんじゃないか」

    神通「あ、あなた……?」

    提督「照れた顔の神通も可愛いな。本当、いつものギャップがそそる」

    神通「あ、ちょっと、それ以上は……」

    提督「駄目か?」

    神通「……す、少しだけですよ」

    提督「残念だが男は狼だ。そんなガードが甘いと、食べたくなる」

    神通「今の私達は、その……夫婦、ですから」

    提督「じゃあ、少しだけ可愛がっちゃう」

    神通「あ――」

    558 = 555 :

    ~~~~~~~~

    提督「うーん、参考にする漫画、間違えたかなぁ」

    提督「神通は顔を真っ赤にして止まったし。神通もまだまだ新婚までは程遠いな」

    下2

    559 :

    霧島ネキのFX講座

    560 :

    神風と夏祭りに行く

    561 :

    ―夏祭り―

    神風「やっぱり原価が一番高いチョコバナナよね」

    提督「そんなこと言いながらチョコバナナを食べる奴初めてみた」

    神風「なによ、いいじゃない。気になるのよ」

    提督「秋月型じゃあるまいに」

    神風「あの子たちは節制しているだけでケチなわけじゃないわよ」

    提督「今ケチだって認めたな!」

    神風「別に私がケチだって言ってるわけじゃないわよ」

    提督「ああ言えばこう言う……なら、型抜きでもやるか」

    神風「型抜きねぇ。いいんじゃないかしら」

    提督「ならやってみるか」

    562 = 561 :

    ~~~~~~~~

    神風「やっぱり綺麗にできないわね……」

    提督「子供は評価がぬるくなるからマシだろう」

    神風「子供じゃないわよ! というより、上手ね……」

    提督「祭り好き舐めるなよ。おかげで一部の型抜き屋は出禁だ」

    神風「手加減しなさい!」

    提督「さて、いくらか稼いだし、今度はくじ屋を潰しにかかるか」

    神風「まさか全部引く気?」

    提督「たまにやると嫌がられて楽しいんだこれが。おかげで一部からは出禁に」

    神風「ほとんど嫌がらせしかしていないじゃない!」

    提督「じゃあ射的」

    神風「どうせ出禁でしょ」

    提督「……食べ物回るか!」

    神風「図星なのね」

    563 = 561 :

    提督「今年はいろいろな屋台増えたよな」

    神風「屋台自体は減っているような気がするのに不思議ね」

    提督「きゅうり売ってるぞきゅうり」

    神風「お祭りに来てきゅうりって……揚げアイスなんてものもあるわね」

    提督「神戸牛にメロンって、普通に店に行くぞ……こう見たことない屋台があると、逆に買ってみたくなってきた」

    神風「いいんじゃないかしら」

    提督「ほう素直だな。どれどれ、神風の視線の先は……」

    神風「ちょ、ちょっと」

    提督「スティックワッフルか。神風が見とれるだけあっておいしそうだ」

    神風「見とれていたわけじゃないから!」

    提督「ははは、まあ今日はおごりだ。遠慮するな」

    神風「ふん。なら、春風たちの分も合わせて思いっきり買うんだから」

    提督「おう、どんどん買ってこい。……あ、神戸牛に行くのはやめて。一つ二つじゃないだろう」

    564 = 561 :

    ―執務室―

    提督「りんごあめとか見なかったなぁ。それ以外にもお面屋とかなくなってた気がする」

    提督「屋台は入れ替わりも激しいな……」

    下2

    566 :

    睦月型の干物妹、望月を観察する

    567 :

    ―睦月型の部屋―

    提督「ちーっす、なんか面白いものない?」

    望月「えぇ、ダル……そこの本棚適当に見ていいぞー」

    提督「ほーい。ふーん、少女漫画ばかりかと思ったら意外といろいろあるな」

    望月「意外とってわけじゃないと思うけど……」

    提督「もっちーなら確かに」

    望月「じゃあ、ここでゲームしながらゴロゴロしとくね~」

    提督「うむ、ゆっくりしておけ」

    望月「ここあたしの部屋なんだけど……」

    568 = 567 :

    ~~~~~~~~

    望月「ふわぁ……あー、この時間帯は強い奴いないなー」

    提督「……」ジー

    望月「……なに?」

    提督「干物妹ってもっちーにも言えるよな」

    望月「漫画の影響?」

    提督「まあ。でも見ていたらそんな感じがして」

    望月「ふーん。でも全然違うけど」

    提督「なぜだ? だらだらゴロゴロしているところはまさに一緒じゃないか」

    望月「……いや、そうなんだけど。うーむ……微妙な心境だわ……」

    提督「褒め言葉じゃないし」

    望月「それもそっか」

    569 = 567 :

    提督「で、これとは違うとは?」

    望月「立てば芍薬歩けば牡丹歩く姿は百合の花」

    提督「?」

    望月「あると思うか?」

    提督「あー、違うな」

    望月「だから、それとは違うんだって。はぁ、自分でこんな否定するなんてさー」

    提督「もっちーは美人より可愛いからな。その言葉には確かに当てはまらないか」

    望月「……なに、ギャルゲーでもやってきた?」

    提督「どういうこと!?」

    望月「はぁ、ま、いいけどさ」

    提督「? よくわからんな」

    望月「もうわからなくていいぞー……ゲーム、一緒にやるか?」

    提督「これの最後まで読んでから」

    望月「やっぱわかれ」

    570 = 567 :

    ―執務室―

    提督「機嫌がころころ変わって……やっぱりあの漫画のキャラっぽかったぞ」

    提督「まあ、もっちーはダルダル系だからなんかちょっと違う感じはする。ゲームは上手いけど」

    下2

    571 :

    鎮守府の空調が壊れた!
    優待券があったので、プールで非番のフラット5とオーバーヒート気味の霞と遊ぶ

    573 :

    ―プール―

    瑞鳳「プールです! 広いですね!」

    提督「懸賞に送ったら当たったので適当な面子を連れてきたが……」

    大鳳「? なんですか、こっちを見て」

    提督「いや、なんか寂しいなって」

    龍驤「それはうちに向かっていっとるんか? お?」

    瑞鶴「誰に言っていたとしても爆撃ね」

    葛城「艦載機はここですよ」

    提督「ちょ、待てよ。もうちょっと人数を連れて来たかったってだけだ。他意はない」

    龍驤「ギルティ」

    提督「!?」

    「何でも良いから早く入るわよ!! あー!」ドパーン

    <トビコミハオヤメクダサイ

    574 = 573 :

    瑞鳳「な、なんだか荒れてますね」

    提督「まあ、風通しのほとんどない部屋でずっと書類と格闘してたから……」

    大鳳「そ、それは大変ですね……提督は?」

    提督「秘書官の仕事部屋よりも風通しはいいからな。それに、執務の時間が違う」

    瑞鶴「霞ちゃんじゃないけどクズね」

    葛城「部下の扱いが最悪すぎるわ」

    提督「大丈夫って言って意地張ったの秘書官のほうなんだが……」

    瑞鳳「ま、まあまあその辺りにして、そろそろ私たちも泳ごう?」

    大鳳「そうね。もう準備体操も終わったから……」

    提督「だな、よし、俺も秘書官みたいに……」

    瑞鳳「提督がやったら本気で怒られますよ!」

    575 = 573 :

    ~~~~~~~~

    「頭が冷えたわ」

    提督「お、おう」

    「早く私を解体して」

    提督「それはさすがに行きすぎだろ」

    瑞鶴「そ、そうよ。あんまり暑いと頭のねじが取れることくらいあるから!」

    大鳳「ほら、提督はいつもあんな感じでしょう?」

    「頭のねじが取れていた上にあんなんと比べられるのね……最悪だわ……」

    提督「あんなん!?」

    龍驤「当然の扱いやな」

    瑞鳳「あ、ほら、かき氷もあるよ! 元気出して?」

    「ありがとう……」

    葛城「でも、帰ったらまたあのサウナ鎮守府に戻ると思ったら嫌よね……」

    「……今日はここで仕事をするわ」

    提督「まだ治ってないじゃないか」

    龍驤「そもそもキミがやればいい話やないか」

    提督「さーて、帰ったときのことは忘れて泳ぐか!」

    576 = 573 :

    ―執務室―

    提督「冷風機を五台くらい秘書官にあげることにした」

    提督「あと、あのメンバーに気にしていることを突っ込みすぎるのはやめよう。命にかかわる」

    下2

    577 :

    >>512

    578 :

    時津風と色んな物や事を叩いてみよう

    579 :

    ―陽炎型の部屋二号室―

    提督「物を叩くというのには他の意味がある」

    時津風「他の意味? というよりしれー、突然何?」

    提督「普通に殴るだけではなく侮辱する意味合いもある」

    時津風「それが?」

    提督「だから早速叩くぞ!」

    時津風「こっちの疑問には何も答えてくれないんだねー、こっちとしてはしれーのその態度を叩きたいかな」

    提督「まず第一に青葉新聞だ」

    時津風「あー、いろいろ困らされてるもんね」

    提督「ああ。最近はそうでもないが、一時期はプライベートなんてないに等しかったからな」

    時津風(今も一面じゃないだけでこまごまと書かれているんだけど、黙っていた方がいっか)

    580 = 579 :

    提督「第二に明石だな」

    時津風「明石さんに何か問題ってあるの?」

    提督「仕入れが趣味に走りすぎる点だな」

    時津風「あー……確かにそうかも」

    提督「それで世話になることもあるが、なんとなくあいつの収入になるのは気に入らん」

    時津風「買わなきゃいいんじゃない?」

    提督「面白いものや珍しいものがあると買っちゃうだろ、男なら!」

    時津風「女だからわかんない」

    提督「とにかく、好き勝手やっているのは気に食わない! 売店を自分の者にしているようだ!」

    時津風(でもあれってちゃんと許可をとっているんじゃなかったっけ……)

    581 = 579 :

    提督「第三にこの鎮守府の雰囲気だだ」

    時津風「へー、どこか嫌な要素でもあるの?」

    提督「俺が突拍子もないことを言ってもおかしくないと思われている点だ!」

    時津風「自分で突拍子もないって言っている時点でねー」

    提督「いや、これは威厳の問題だ!」

    時津風「あー、じゃあこっちからもいい?」

    提督「お、なんだ?」

    時津風「しれーが必要以上に自分に威厳があると思っている事」

    提督「!?」

    582 = 579 :

    ―執務室―

    提督「俺ってもしかして威厳がない……?」

    提督「いや、自分で言うのもなんだけど敬われているとは思うんだけど……」

    下2

    583 :

    空母達に特製夏野菜カレーを振る舞う

    584 :

    漣、春日丸と川の中にある石を拾いに行く

    585 :

    ―河川敷―

    提督「ここからの夕日は最高なんだぞ」

    「それ二度目ですよ、ご主人様」

    大鷹「前みたいなことは勘弁してくださいね……?」

    提督「前?」

    大鷹「あの時……」

    ~数週間前~

    提督「ここからの夕日は最高なんだぞ」

    春日丸「あ、本当ですね……」

    「川も綺麗ですなー」

    提督「だからこそ鏡のように販社をしてキラキラしているように……お」

    春日丸「どうかしましたか?」

    提督「川の中に石がある」

    「……ほほう」

    586 = 585 :

    提督「拾いに行ってくる」

    春日丸「えっ、な、なぜですか?」

    「ご主人様はきれいな意思を集めるのが趣味ですもんね」

    提督「その通りだ」

    春日丸「そうなんですか? でも、そんな話……」

    提督「じゃあ、行ってくる」

    「いってらー」

    春日丸「気を付けてくださいね?」

    提督「このくらい…………あっ、この川、深い! ガボッ!」

    (早い)

    提督「ゴボボボボ……! っぷあ! ブボボボ!」

    (でも演技はすごい上手い)

    春日丸「提督! も、もしかして!?」

    提督「ゴボッ! ぷふぁっ! だずげっ! ながさブブブ!」

    春日丸「すぐに助けに行きます!」

    「でも春日丸さん、ご主人様でおぼれるくらいですから、春日丸さんが行っても!」ガシッ

    春日丸「ですが提督が!」

    (ご主人様は多分余裕ですよ)

    587 = 585 :

    提督「たすけ……! ふぶきっ! たすっ! ぶはっ! いなづま! むらくも! さざなみ!」

    春日丸「助けを呼んでいます! だから離してください!」

    (いやー、これで漣としては本気でおぼれていないって確信できるんですがー)

    提督「たすけて! ブボボボボ! ひしょかん!」

    (そこくらいは名前で呼んであげれば……いや、これはこれで面白いからいっか)

    春日丸「もう我慢できません!」ダッ

    「あっ」

    春日丸「提督、今助けます!」ダッ

    提督「まだ死に……おっと」ガシッ

    春日丸「……? あれ、どうして私は提督に横抱きに……?」

    提督「漣ー、もうちょっと抑えておけよ」

    「すみませーん。でも、ご主人様も趣味悪いですよ」

    提督「改装前にドッキリをしたくて」

    春日丸「あの、提督? 溺れていたのでは……」

    提督「うん? いや、海を遠泳するような人物が河川敷の川くらいでおぼれるわけないだろ?」

    春日丸「……何か言うことは?」

    提督「え、えーと……この川、深いから深い」

    バシーン

    ~~~~~~~~

    提督「いやー、同じようなことはしないって」

    大鷹「絶対ですよ」

    (実は次は足がつったバージョンもするつもりだったらしいですけどね)

    588 = 585 :

    ―執務室―

    提督「流石に泣くほど心配されたらもうやらない」

    提督「実際におぼれている人を助けるときは何も準備なしに飛び込むのはやめた方がいいぞ。引き込まれる危険もあるしな」

    下2

    590 :

    間宮、鳳翔、龍鳳と市販されてる中で一番美味しいティッシュを探す

    591 :

    ―食堂―

    提督「ティッシュの食べ比べをしてみようと思う」

    間宮「……ティッシュですか?」

    提督「そうだ」

    鳳翔「聞き間違えではないのですね……」

    龍鳳「ティッシュって食べられるんですか?」

    間宮「食べ物ではないです」

    提督「食べ物ではない。確かにそうだ。だが、だからこそあえて食べてみたいと思わないか」

    鳳翔「いえ……」

    間宮「食べ物ではないですし……」

    龍鳳「私も遠慮したいです……」

    592 = 591 :

    提督「むむ、料理人のくせに食材を差別するとは」

    間宮「食材ではないですよね」

    鳳翔「区別ですよね」

    提督「その通りだ」

    龍鳳「認めるんですね」

    提督「ふん、お前らが食べないなら一人で食べるからな。モグモグ」

    龍鳳「本当に食べました!」

    間宮「だ、大丈夫ですか?」

    提督「……ティッシュだこれ!」

    鳳翔「エリエールのスタンダードですね。食べるものではないので当然だと思うのですが」

    提督「しかし、この硬さは癖になるな。噛みごたえだけなら悪くないかもしれん」

    龍鳳「悪くないんですか……」

    593 = 591 :

    提督「さて、ここで一つ置いたところで、最もおいしいと有名な鼻セレブを試してみよう」

    間宮「最もおいしい……ですか」

    鳳翔「ティッシュがおいしいってあるんですか?」

    提督「だから試してみるんだろう。モグモグ」

    間宮「ためらいもなく口に入れるのはすごいと思いますが……」

    提督「……本当に甘い!」

    龍鳳「えっ!」

    提督「まじまじ。ちょっと食べてみろよ」

    鳳翔「そういわれましても……」

    提督「いや本当、騙されたと思って」

    龍鳳「……提督が言うのであれば、行きます!」

    鳳翔「龍鳳さん?」

    龍鳳「飲むこむわけではないですし、確かめてみます。ムグッ」

    鳳翔「……龍鳳さんだけというわけにはいきませんしね。私もいただいてみますね」

    間宮「仕方ないですね……では、いただきます」

    提督「……どうだ?」

    龍鳳「……本当に甘みがあります」

    鳳翔「少し驚きですね」

    提督「だろう!」

    間宮「ですけど、ティッシュですね」

    提督「まあな」

    594 = 591 :

    ―執務室―

    提督「甘いといっても、食べるほどではないんだよなぁ」

    提督「実際に飲み込むと消化されないらしいから、飲み込むのはやめた方がいいしその方がいいかもだが」

    下2

    596 :

    一日だけ秘書官を霞と呼んでみる

    597 :

    「はい、今月の報告のまとめよ」

    提督「おお、すまないな」

    「ファイリングは任せるから、ちゃんとしておきなさいよ」

    提督「覚えていたらな」

    「一発ほしいみたいね」

    提督「冗談だ」

    「はあ……」

    提督「そうだ霞、ちょっと相談があるんだが」

    「……」

    提督「霞?」

    「……続けてちょうだい。相談って何かしら」

    提督「相談といっても大したことではないのだが、売店の品ぞろえを変えようと思ってな」

    「夏真っ盛りだものね。いいわ、こっちで調整しておく」

    598 = 597 :

    提督「そうか。……そろそろ昼だな。霞、一緒に昼食はどうだ」

    「構わないわ。こっちも一段落しているし」

    提督「なら、向かうか」


    ―食堂―

    提督「あそこで霞が邪魔しなければなぁ」

    「変なメニューを追加しようとするからよ」

    朝潮「あ、霞……と司令官。一緒に食事ですか?」

    提督「見ての通りだな。朝潮もどうだ?」

    朝潮「い、いいんですか?」

    「本人がいいといっているのだし、遠慮しなくても大丈夫よ」

    朝潮「では、失礼します」

    提督「それで、さっき霞に邪魔された話をしていたんだが」

    「それを話しても朝潮が味方になることはないわよ」

    提督「む、そうか」

    599 = 597 :

    朝潮「……? あれ、なんだかいつもと違うような……」

    提督「なら、霞の恥部になりそうな話を……」

    「どう考えてもあんたのほうが恥部が多いんだからあきらめなさい」

    朝潮「……! あっ、司令官、霞のことを名前で呼んでいます!」

    提督「まさか朝潮が最初に気が付くとは!」

    「いや、わかっていて流していたんだけれど」

    提督「え、なんで?」

    「それをネタに茶化してくる未来しか見えないからよ」

    提督「バレてただと!?」

    朝潮「あの、そういえば、どうして司令官は霞のことを名前で呼ばないんですか?」

    提督「そりゃ……なんでだっけ」

    「冗談で言い始めてから定着したんでしょ。別に深い意味はないんじゃない」

    朝潮「そうなの……」

    600 = 597 :

    ―執務室―

    提督「反応がないのつまらん!」

    提督「呼ばれなれない名前で顔を赤くするとか、そういう初々しい反応をするかと思っていたんだが……いや、今更想像できないわ」

    下2


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